JP6460916B2 - 車載用電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、車載用の電子機器に関するものであり、特にその電子回路基板の固定構造にに関する。
従来、車両の走行経路を案内するナビゲーション装置、及び、音声データを再生するオーディオ装置などの車載用電子機器が普及している。これらの電子機器は、SDメモリーカードなどの電子媒体に記憶された地図データ又は音声データなどの各種情報を用いるものもあり、物理ボタン又はタッチパネルなどの操作入力部を設けた面(以下「前面」という。)に電子媒体を挿入するソケット(以下「メディアソケット」という。)が設けられている。
メディアソケットなどの電子部品が実装された電子回路基板(以下「インタフェース基板」という。)を、ナビゲーション装置又はオーディオ装置などの電子機器本体の機能を果たす電子回路が実装された電子回路基板(以下「メイン基板」という。)と別体に構成した電子機器も開発されている。インタフェース基板とメイン基板間は、FFC(Flexible Flat Cable)、FPC(Flexible Printed Circuit)又は基板対基板コネクタにより電気的に接続される。インタフェース基板をメイン基板と別体にすることで、メイン基板を固定したシャーシ(以下「メインシャーシ」という。)に対するインタフェース基板の配置の自由度、特に高さ方向の配置の自由度が向上する。
インタフェース基板をメイン基板と別体に構成した従来の電子機器(以下単に「従来の電子機器」という。)は、メイン基板の基板面に段状の支持金具(以下「ブラケット」という。)をネジ止めし、ブラケットにインタフェース基板をネジ止めすることでインタフェース基板を固定していた。または、従来の電子機器は、メイン基板の基板面とメインシャーシの前面側の端辺部との両方にブラケットをネジ止めしていた。これらの固定構造は以下のような問題があった。
すなわち、従来の電子機器は、ブラケット及びブラケット固定用のネジにより部品点数が増加する。また、ブラケットをネジ止めする工程により組立時間が増加する。また、メイン基板の基板面にブラケットをネジ止めする領域を確保するために、メイン基板の回路実装面積が減少し、回路設計の制約条件が増える。
ブラケットは機械的な強度が低いため、電子媒体を挿抜するときにブラケットが撓む。この結果、ブラケットに固定されたインタフェース基板も撓み、インタフェース基板にストレスがかかる。
一般に、電子回路基板を金属製のシャーシに固定することで、電子部品に発生した静電気を電子回路基板からシャーシに逃がすことができる。しかしながら、従来の電子機器は、インタフェース基板とメインシャーシ間にブラケットが介在してインピーダンスが高くなるため、電子媒体からメディアソケット経由でインタフェース基板に入った静電気をメインシャーシに逃がし難い。この静電気により、インタフェース基板に実装したメディアソケット以外の電子部品が故障したり、メイン基板に実装した電子回路が故障したりする。
また、メディアソケットを電子機器の前面に配置するためには、ブラケット及びインタフェース基板をできる限り前面に配置するとともに、メインシャーシも前面側に延長させることが好ましいが、通常前面側にはスペースが少なく、メインシャーシを延長することができない。したがって、ブラケット及びインタフェース基板をメインシャーシ及びメイン基板よりも前面側に突出させることになるが、その場合、ブラケットの前面側の先端部はメイン基板及びメインシャーシのいずれにも固定されず、いわゆる「片持ち梁」の状態となる。この場合、電子媒体の挿抜時にブラケット及びインタフェース基板の撓み幅が大きくなり、車両走行時にブラケット及びインタフェース基板の振れ幅も大きくなる。
これに対し、特許文献1及び特許文献2には、ブラケットを用いない固定構造が開示されている。特許文献1の電子機器は、バネ支持機構により副回路基板の延出部を弾性的に支持している。特許文献2の機構部支持機構は、シャーシ底板から切り起こした立ち上がり舌片に機構部を締着している。
特開2011−82219号公報 特開2002−185164号公報
特許文献1の電子機器は、バネ支持部材及びバネ支持部材の固定ピンにより部品点数が増加する課題があった。また、副回路基板と筐体間にバネ支持部材が介在するため、ブラケットを用いた従来の構造と同様に副回路基板の撓みを抑制することはできず、電子媒体の挿抜時に副回路基板にストレスがかかる課題があった。また、インピーダンスが高くなり、静電気を逃がすことができない課題があった。
特許文献2の機構部支持機構は、シャーシ底板のうちの機構部をネジ止めする部位のみをそれぞれ切り起こしている。この機構をインタフェース基板の固定に用いた場合、メディアソケットを機器前面に配置するためにインタフェース基板をシャーシの前面側から突出させたとき、インタフェース基板が片持ち梁の状態となるため、電子媒体の挿抜時にインタフェース基板が撓んでストレスがかかり、車両走行時にインタフェース基板の振れが生じる課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、メイン基板と別体のインタフェース基板をメインシャーシの前面側に配置した車載用電子機器において、部品点数を削減するとともに、電子媒体の挿抜時にインタフェース基板の撓みを抑制することを目的とする。
本発明の車載用電子機器は、メインシャーシと、メインシャーシに固定されたメイン基板と、メインシャーシの端辺部Z曲げ状に折り曲げられていることにより、メインシャーシにおけるメイン基板の固定面と平行に形成されたベース面部と、ベース面部に固定され、かつ、メイン基板と電気的に接続されたインタフェース基板と、インタフェース基板に実装されたメディアソケットと、を備えるものである。
本発明の車載用電子機器は、メインシャーシの端辺部を折り曲げることでベース面部を形成し、このベース面部にインタフェース基板を固定している。これにより、従来のブラケット及びブラケット固定用のネジを不要にして部品点数を削減することができる。また、従来のブラケットと比べてベース面部の機械的な強度が高いため、電子媒体の挿抜時にインタフェース基板の撓みを抑制することができる。
本発明の実施の形態1に係るメインシャーシの斜視図である。 図1に示すベース面部を拡大した斜視図である。 図2に示す位置決め部を拡大した斜視図である。 本発明の実施の形態1に係るメインシャーシ、メイン基板及びインタフェース基板を組み立てる前の状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係るメインシャーシ、メイン基板及びインタフェース基板を組み立てた後の状態を示す斜視図である。 図5に示すベース面部、インタフェース基板及びメディアソケットを底面から見た説明図である。 図5に示すベース面部、インタフェース基板及びメディアソケットを側面から見た説明図である。 本発明の実施の形態1に係る電子機器の要部を示す斜視図である。 図8に示す電子機器の要部を示す平面図である。 図9に示すA−A’線に沿う断面図である。 本発明の実施の形態2に係るメインシャーシの斜視図である。 本発明の実施の形態2に係るベース面部、インタフェース基板及びメディアソケットを底面から見た説明図である。 本発明の実施の形態2に係るベース面部、インタフェース基板及びメディアソケットを側面から見た説明図である。 本発明の実施の形態3に係るベース面部の斜視図である。 本発明の実施の形態3に係る他のベース面部の斜視図である。
実施の形態1.
図1〜図3は、メインシャーシ1を示している。図4は、メインシャーシ1、メイン基板3及びインタフェース基板4を組み立てる前の状態を示している。図5〜図7は、メインシャーシ1、メイン基板3及びインタフェース基板4を組み立てた後の状態を示している。図8〜図10は、メイン基板3とインタフェース基板4間をFFC6で接続した状態を示している。図1〜図10を参照して、実施の形態1の電子機器100について説明する。
まず、図1〜図3を参照して、メインシャーシ1について説明する。
メインシャーシ1は、底面部11の両側端部に側壁部12a,12bをそれぞれ立設した有底状である。メインシャーシ1は、例えば、板金加工により製造されたものである。
底面部11は、電子機器100の前面に配置される端辺部のうち、側壁部12a側の一部がメインシャーシ1の外側に向けて延伸されている。この延伸された端辺部は、いわゆる「Z曲げ」によりメインシャーシ1の外側に向けて1段の階段状に折り曲げられており、底面部11と平行なベース面部2が形成されている。なお、本発明における「平行」とは、2面が厳密に平行な状態だけでなく、略平行な状態をも含むものである。
ベース面部2は、凸状のネジ締結部21a〜21cを有している。図1〜図3は、ベース面部2の端部に3個のネジ締結部21a〜21cを設けた例を示している。ネジ締結部21a〜21cは、例えば、ベース面部2を構成する板金の一部に絞り加工を施すことで形成されたものである。
ベース面部2は、凸状の位置決め部22a,22bを有している。図1〜図3は、ベース面部2の端部に2個の位置決め部22a,22bを設けた例を示している。一方の位置決め部22aは、例えば、ベース面部2を構成する板金の一部を切り起こすことで形成されたものである。他方の位置決め部22bは、例えば、ベース面部2の端辺部から延伸した舌片をL字状に折り曲げることで形成されたものである。2個の位置決め部22a,22bは、互いの面が直交する向きに設けられている。
位置決め部22aの側部には、段差部23が形成されている。ベース面部2の平坦面から段差部23の段差面までの高さL1は、ネジ締結部21a〜21cの高さL2と同等の値に設定されている。
ベース面部2は、一対のバネ部24a,24bを有している。バネ部24a,24bは、ベース面部2を構成する板金の一部を切り起こした板バネにより構成されている。また、ベース面部2は、一対の凸部25a,25bを有している。凸部25a,25bは、ベース面部2を構成する板金の一部に、いわゆる「ダボ加工」を施すことで形成されたものである。凸部25a,25bの高さL3は、バネ部24a,24bの高さL4と同等の値に設定されている。
ベース面部2と底面部11とを連結する側壁部26には、ネジ穴27a,27bが貫通している。側壁部26の高さL5は、メインシャーシ1を図示しない筐体に収容した状態において、筐体の前面開口部から筐体とベース面部2間にトルクドライバなどの工具を挿入できる程度に大きい値に設定されている。これにより、電子機器100の前面側から筐体とベース面部2間にトルクドライバなどの工具を挿入して、ネジ穴27a,27bをネジ止めできるようになっている。
次に、図4〜図7を参照して、メインシャーシ1、メイン基板3及びインタフェース基板4を組み立てた状態について説明する。
メインシャーシ1の底面部11に、メイン基板3が載置されて固定されている。メイン基板3は、ネジ穴31a〜31eが貫通しており、図示しないネジを用いて底面部11にネジ止めされている。また、メイン基板3には図示しない電子回路が実装されている。電子機器100は、この電子回路により、ナビゲーション装置又はオーディオ装置などの機能を果たすものである。
メインシャーシ1のベース面部2に、インタフェース基板4が載置されて固定されている。インタフェース基板4は、ネジ穴41a〜41cが貫通しており、図示しないネジを用いてネジ締結部21a〜21cにネジ止めされている。
インタフェース基板4は、位置決め部22a,22bと対応した位置に孔部42a,42bが貫通している。孔部42a,42bに位置決め部22a,22bの先端部を通すことで、ベース面部2に対してインタフェース基板4が位置決めされている。このとき、段差部23の段差面の高さL1がネジ締結部21a〜21cの高さL2と同等であるため、インタフェース基板4の基板面が段差部23の段差面に当接し、インタフェース基板4がネジ締結部21a〜21cに加えて位置決め部22aによっても支持されている。
インタフェース基板4は、ベース面部2と対向した基板面にメディアソケット5が実装されている。メディアソケット5は、例えば、SDメモリーカード用のメディアソケットである。ネジ締結部21a〜21cの高さL2は、メディアソケット5の肉厚よりも大きい値に設定されている。すなわち、メディアソケット5は、ネジ締結部21a〜21cによりベース面部2とインタフェース基板4間に形成された間隙部に配置されている。また、インタフェース基板4に実装されたメディアソケット5以外の電子部品もこの間隙部に配置されている。
メディアソケット5は、インタフェース基板4のうち、ベース面部2のバネ部24a,24b及び凸部25a,25bと対向する位置に実装されている。ベース面部2にインタフェース基板4を固定した状態において、バネ部24a,24bとメディアソケット5間及び凸部25a,25bとメディアソケット5間には所定幅(例えば0.2ミリメートル)の間隔L6が設けられている。
次に、図8〜図10を参照して、メイン基板3とインタフェース基板4間を電気的に接続した状態について説明する。
メイン基板3とインタフェース基板4間は、FFC6により電気的に接続されている。これにより、メイン基板3に実装された電子回路は、メディアソケット5に挿入されたSDメモリーカードなどの電子媒体に記憶された情報を用いて、ナビゲーション装置又はオーディオ装置の処理を実行するようになっている。
電子機器100は、メインシャーシ1、メイン基板3、インタフェース基板4、メディアソケット5、FFC6、メインシャーシ1を収容した図示しない筐体、及び、筐体の前面開口部に設けられた図示しないフロントパネルなどにより構成されている。
次に、電子機器100の要部の組立方法について説明する。
メイン基板3には電子回路が予め実装されており、インタフェース基板4にはメディアソケット5などの電子部品が予め実装されている。
まず、メイン基板3をメインシャーシ1の底面部11に載置し、底面部11にネジ止めして固定する。次いで、位置決め部22a,22bを孔部42a,42bに通してインタフェース基板4をベース面部2に載置し、ネジ締結部21a,21bにネジ止めして固定する。次いで、メイン基板3とインタフェース基板4間をFFC6で接続する。
次に、電子機器100の効果について説明する。
インタフェース基板4を固定するベース面部2は、メインシャーシ1を構成する板金のZ曲げにより側壁部26とともにメインシャーシ1と一体的に形成されている。このため、ベース面部2の機械的な強度が高く、電子媒体の挿抜時にベース面部2が撓むこともないためインタフェース基板4が撓むのを抑制して、インタフェース基板4にかかるストレスを低減することができる。また、ベース面部2がメインシャーシ1と一体であるため、メインシャーシ1に対するインタフェース基板4の固定を強固にして、インタフェース基板4を安定して固定することができる。
ここで、インタフェース基板4及びメディアソケット5は、電子媒体の挿抜時にユーザにより力が加えられる。メディアソケット5はインタフェース基板4に半田付けされており、単にインタフェース基板4をメインシャーシ1に強固に固定した状態で力が加わると、インタフェース基板4に対するメディアソケット5の振れが生じてメディアソケット5に負荷がかかる。
そこで、実施の形態1の電子機器100は、仮にインタフェース基板4に対するメディアソケット5の振れが発生しても、振れ幅が間隔L6を超えるとメディアソケット5がバネ部24a,24b及び凸部25a,25bに接触するため、振れ幅が間隔L6以下に抑えられる。これにより、電子媒体の挿抜時にメディアソケット5に負荷がかかるのを防ぐことができる。
さらに、バネ部24a,24b及び凸部25a,25bとメディアソケット5間に間隔L6を設けている。間隔L6を適切な値に設定することで、インタフェース基板4又はメディアソケット5の振れが生じていない状態において、メディアソケット5がバネ部24a,24b及び凸部25a,25bに接触してメディアソケット5に負荷がかかるのを防ぐことができる。また、電子機器100を搭載した車両の走行によりインタフェース基板4の振れが生じた場合でも、メディアソケット5がバネ部24a,24b及び凸部25a,25bに接触して異音が発生するのを防ぐことができる。
また、従来の電子機器のようにメインシャーシ1と別体のブラケットを介した片持ち梁の構造ではなく、メインシャーシ1と一体のベース面部2にインタフェース基板4を固定するものであるため、電子機器100を搭載した車両の走行により電子機器100が振動したときも、インタフェース基板4の振れを抑制することができる。
また、従来の電子機器のようにブラケットをネジ止めする必要がないため、部品点数及び組立時間を削減することができる。また、メイン基板3の基板面にブラケットをネジ止めする領域が不要であるため、メイン基板3の回路実装面積を増やすことができる。
また、インタフェース基板4をメインシャーシ1の板金に直接固定しているため、インタフェース基板4とメインシャーシ1間のインピーダンスを低くして、電子媒体からメディアソケット5を介してインタフェース基板4に入った静電気をメインシャーシ1に逃がし易くすることができる。
なお、ネジ締結部21a〜21cは、高さL2の凸状であれば良く、絞り加工に限定されるものではない。例えば、ネジ締結部21a〜21cは、ベース面部2を構成する板金の一部にZ曲げなどの曲げ加工を施すことで形成されたものであっても良い。
また、ネジ締結部21a〜21cの個数は3個に限定されるものではなく、ネジ締結部21a〜21cの配置はベース面部2の端部に限定されるものではない。一般に、インタフェース基板4はメディアソケット5以外に実装する電子部品が少なく、小型化が要求される。また、メイン基板3などの他の電子回路基板とのいわゆる「共取り」で製造されることも多く、形状も限られている。ネジ締結部21a〜21cの個数及び配置は、インタフェース基板4の大きさ及び形状に応じて設定される。
また、凸部25a,25bは、高さL3の凸状であればよく、ダボ加工に限定されるものではない。例えば、電子機器100のベース面部2を構成する板金の一部に絞り加工又は曲げ加工を施すことで形成されたものであっても良い。
また、メイン基板3とインタフェース基板4間は、FFC6に代えてFPC又は基板対基板コネクタにより電気的に接続されたものであっても良い。基板対基板コネクタを用いる場合、電子機器100の要部を組み立てるとき、メイン基板3及びインタフェース基板4をメインシャーシ1にネジ止めするより先に、メイン基板3とインタフェース基板4間を基板対基板コネクタで接続する。
また、位置決め部22aは、板金の一部を切り起こして側部に段差部23を設けた形状に限定されるものではない。先端部を孔部42aに通すことでインタフェース基板4を位置決めし、かつ、インタフェース基板4の基板面に当接してインタフェース基板4を支持するものであれば、如何なる形状であっても良い。同様に、位置決め部22bは、舌片をL字状に折り曲げた形状に限定されるものではない。先端部を孔部42bに通すことでインタフェース基板4を位置決めするものであれば、如何なる形状であっても良い。
また、バネ部24a,24bに代えて又は加えて、インタフェース基板4の基板面と間隔を設けて対向したバネ部を設けたものでも良い。凸部25a,25bに代えて又は加えて、インタフェース基板4の基板面と間隔を設けて対向した凸部を設けたものでも良い。車両の走行により電子機器100が振動してインタフェース基板4の振れが発生したときでも、インタフェース基板4の基板面がバネ部又は凸部に接触することで振れ幅を抑えることができる。
また、インタフェース基板4の振れが生じていない状態において、バネ部はインタフェース基板4の基板面を押圧するものでも良く、凸部はインタフェース基板4の基板面に当接したものでも良い。これにより、インタフェース基板4の振れの発生自体を抑制することができる。
また、ベース面部2は、電子機器100の前面に対応するメインシャーシ1の端辺部のうちの少なくとも一部に形成されたものであれば良く、底面部11の側壁部12a側の位置に限定されるものではない。メインシャーシ1におけるベース面部2の配置は、電子機器100の前面におけるメディアソケット5の配置に応じて設定される。
また、メイン基板3に実装された電子回路が果たす機能は、ナビゲーション装置及びオーディオ装置の機能に限定されるものではない。SDメモリーカードなどの電子媒体に記憶された情報を用いる車載用電子機器の機能であれば、如何なる機能を果たす回路であっても良い。
また、メディアソケット5は、SDメモリーカード用のメディアソケットに限定されるものではない。地図データ又は音声データなどの車載用電子機器が用いる情報を記憶する電子媒体であれば、如何なる電子媒体用のメディアソケットであっても良い。
以上のように、実施の形態1の電子機器100は、メインシャーシ1と、メインシャーシ1に固定されたメイン基板3と、メインシャーシ1の端辺部をZ曲げ状に折り曲げて、メインシャーシ1におけるメイン基板3の固定面(底面部11)と平行に形成されたベース面部2と、ベース面部2に固定され、かつ、メイン基板3と電気的に接続されたインタフェース基板4と、を備える。これにより、従来のようなブラケットのネジ止めを不要にして、部品点数及び組立時間を削減することができる。メインシャーシ1に対するインタフェース基板4の固定を強固にして、インタフェース基板4を安定して固定することができる。インタフェース基板4の撓みを抑制して、電子媒体の挿抜時にインタフェース基板4にかかるストレスを低減することができる。インタフェース基板4とメインシャーシ1間のインピーダンスを低くして、電子媒体からメディアソケット5を介してインタフェース基板4に入った静電気をメインシャーシ1に逃がし易くすることができる。メイン基板3の基板面にブラケットをネジ止めする領域を不要にすることで、メイン基板3の回路実装面積を増やすことができる。
また、ベース面部2は凸状のネジ締結部21a〜21cを有し、インタフェース基板4はネジ締結部21a〜21cに固定されている。これにより、インタフェース基板4とベース面部2間に高さL2の間隙部を形成し、この間隙部にメディアソケット5などの電子部品を配置することができる。
また、ベース面部2は凸状の位置決め部22a,22bを有し、位置決め部22a,22bがインタフェース基板4を貫通した孔部42a,42bに通されている。これにより、ベース面部2に対してインタフェース基板4を位置決めすることができる。
また、ベース面部2は、メディアソケット5と間隔を設けて対向したバネ部24a,24bが形成されている。電子媒体の挿抜時にメディアソケット5の振れが発生した場合でも、メディアソケット5がバネ部24a,24bに接触することで振れ幅が抑えられ、メディアソケット5にかかる負荷を低減することができる。
また、ベース面部2は、メディアソケット5と間隔を設けて対向した凸部25a,25bが形成されている。電子媒体の挿抜時にメディアソケット5の振れが発生した場合でも、メディアソケット5が凸部25a,25bに接触することで振れ幅が抑えられ、メディアソケット5にかかる負荷を低減することができる。
また、ベース面部2は、インタフェース基板4と間隔を設けて対向し又はインタフェース基板4を押圧するバネ部が形成されている。車両走行時にインタフェース基板4の振れが発生したときでも、インタフェース基板4の基板面がバネ部に接触することで振れ幅を抑えることができる。また、バネ部がインタフェース基板4の基板面を押圧する構成とすることで、振れの発生自体を抑制することができる。
また、ベース面部2は、インタフェース基板4と間隔を設けて対向し又はインタフェース基板4に当接した凸部が形成されている。車両走行時にインタフェース基板4の振れが発生したときでも、インタフェース基板4の基板面が凸部に接触することで振れ幅を抑えることができる。また、凸部がインタフェース基板4の基板面に当接した構成とすることで、振れの発生自体を抑制することができる。
また、位置決め部22aは、インタフェース基板4を支持する形状である。例えば、位置決め部22aの側部に形成した段差部23の段差面がインタフェース基板4の基板面に当接することで、インタフェース基板4を支持することができる。
また、ベース面部2とメイン基板3の固定面(底面部11)とを連結する側壁部26にネジ穴27a,27bを設け、側壁部26の高さは、ベース面部2とメインシャーシ1を収容した筐体との間にネジ穴27a,27bをネジ止めする工具を挿入自在な値に設定している。これにより、電子機器100の前面側から筐体とベース面部2間にトルクドライバなどの工具を挿入して、ネジ穴27a,27bをネジ止めすることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、ベース面部2に一対のバネ部24a,24bと一対の凸部25a,25bとを設けた例を示したが、バネ部及び凸部の個数及び配置はこれに限定されるものではない。実施の形態2では、バネ部を除去して凸部の個数を増やした電子機器100について説明する。なお、実施の形態2において、実施の形態1と同様の構成部材には同一符号を付して説明を省略する。
図11は、実施の形態2のメインシャーシ1を示している。図12及び図13は、実施の形態2のメインシャーシ1、メイン基板3及びインタフェース基板4を組み立てた状態におけるベース面部2、インタフェース基板4及びメディアソケット5を示している。図11〜図13に示す如く、実施の形態2の電子機器100は、実施の形態1のバネ部24a,24bに代えて、凸部25a,25bと同様の凸部25c,25dが設けられている。
凸部25c,25dの形状及び機能は、凸部25a,25bと同様である。すなわち、ベース面部2にインタフェース基板4を固定した状態において、凸部25c,25dとメディアソケット5間には所定幅(例えば0.2ミリメートル)の間隔L6が設けられている。
メディアソケット5に電子媒体を挿抜するとき、ユーザにより力が加えられ、インタフェース基板4に対するメディアソケット5の振れが生じてメディアソケット5に負荷がかかる。このとき、振れ幅が間隔L6を超えるとメディアソケット5が凸部25a,25bと同様に凸部25c,25dにも接触するため、メディアソケット5の振れ幅が間隔L6以下に抑えられる。これにより、メディアソケット5にかかる負荷を低減することができる。
間隔L6を適切な値に設定することで、インタフェース基板4又はメディアソケット5の振れが生じていない状態において、メディアソケット5が凸部25a〜25dに接触してメディアソケット5に負荷がかかるのを防ぐことができる。電子機器100を搭載した車両の走行によりインタフェース基板4の振れが生じた場合でも、メディアソケット5が凸部25a〜25dに接触して異音が発生するのを防ぐことができる。
実施の形態3.
図14及び図15を参照して、ベース面部2の位置決め部22aを設けた部位に弾性を持たせた電子機器100について説明する。なお、実施の形態3において、実施の形態1と同様の構成部材には同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態1で説明したとおり、位置決め部22aは段差部23を有している。インタフェース基板4の基板面が段差部23の段差面に当接することで、インタフェース基板4が位置決め部22aにより支持されている。
ここで、実施の形態3のベース面部2は、位置決め部22aを設けた部位の板金の一部を除去するか、又は当該部位の板金の肉厚を薄くすることで、当該部位に弾性を持たせている。
例えば、図14に示す如く、ベース面部2の板金を除去することで、位置決め部22aを切り起こした孔部28と連続した2本のスリット29a,29bを形成する。スリット29a,29b間の板金が板バネの機能を果たすことで、ベース面部2の位置決め部22aを設けた部位に弾性を持たせる。
または、図15に示す如く、ベース面部2の板金を除去することで、位置決め部22aを切り起こした孔部28に加えてさらに孔部30a,30bを設ける。除去せずに残した部位の板金を撓ませるか、又は位置決め部22aを含む領域の板金を撓ませることで、ベース面部2の位置決め部22aを設けた部位に弾性を持たせる。
ベース面部2の位置決め部22aを設けた部位が弾性変形することで、段差部23の段差面がインタフェース基板4の基板面を押圧する。これにより、電子機器100を搭載した車両が走行して電子機器100が振動したとき、インタフェース基板4の振れをさらに抑制することができる。
以上のように、実施の形態3の電子機器100は、ベース面部2が、位置決め部22aを設けた部位に弾性を有する。当該部位の弾性力により、段差部23の段差面がインタフェース基板4の基板面を押圧することで、インタフェース基板4の振れをさらに抑制することができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 メインシャーシ、2 ベース面部、3 メイン基板、4 インタフェース基板、5 メディアソケット、11 底面部、12a,12b 側壁部、21a,21b,21c ネジ締結部、22a,22b 位置決め部、23 段差部、24a,24b バネ部、25a,25b 凸部、25c,25d 凸部、26 側壁部、27a,27b ネジ穴、28 孔部、29a,29b スリット、30a,30b 孔部、31a,31b,31c,31d,31e ネジ穴、41a,41b,41c ネジ穴、42a,42b 孔部、100 電子機器。

Claims (11)

  1. メインシャーシと、
    前記メインシャーシに固定されたメイン基板と、
    前記メインシャーシの端辺部Z曲げ状に折り曲げられていることにより、前記メインシャーシにおける前記メイン基板の固定面と平行に形成されたベース面部と、
    前記ベース面部に固定され、かつ、前記メイン基板と電気的に接続されたインタフェース基板と、
    前記インタフェース基板に実装されたメディアソケットと、
    を備える車載用電子機器。
  2. 前記ベース面部は凸状のネジ締結部を有し、前記インタフェース基板は前記ネジ締結部に固定されていることを特徴とする請求項1記載の車載用電子機器。
  3. 前記ネジ締結部により前記インタフェース基板と前記ベース面部との間に間隙部が形成されており、前記メディアソケットが前記間隙部に配置されていることを特徴とする請求項2記載の車載用電子機器。
  4. 前記ベース面部は凸状の位置決め部を有し、前記位置決め部が前記インタフェース基板を貫通した孔部に通されていることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の車載用電子機器。
  5. 前記ベース面部は、前記メディアソケットと間隔を設けて対向したバネ部が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の車載用電子機器。
  6. 前記ベース面部は、前記メディアソケットと間隔を設けて対向した凸部が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の車載用電子機器。
  7. 前記ベース面部は、前記インタフェース基板と間隔を設けて対向し又は前記インタフェース基板を押圧するバネ部が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載の車載用電子機器。
  8. 前記ベース面部は、前記インタフェース基板と間隔を設けて対向し又は前記インタフェース基板に当接した凸部が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれか1項記載の車載用電子機器。
  9. 前記位置決め部は、前記インタフェース基板を支持する形状であることを特徴とする請求項4記載の車載用電子機器。
  10. 前記ベース面部は、前記位置決め部を設けた部位が弾性を有することを特徴とする請求項9記載の車載用電子機器。
  11. 前記ベース面部と前記メイン基板の前記固定面とを連結する側壁部にネジ穴設けられており
    前記側壁部の高さは、前記ベース面部と前記メインシャーシを収容した筐体との間に前記ネジ穴をネジ止めする工具を挿入自在な値に設定されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項10のうちのいずれか1項記載の車載用電子機器。
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