JP6460079B2 - Mi磁気センサ - Google Patents

Mi磁気センサ Download PDF

Info

Publication number
JP6460079B2
JP6460079B2 JP2016216770A JP2016216770A JP6460079B2 JP 6460079 B2 JP6460079 B2 JP 6460079B2 JP 2016216770 A JP2016216770 A JP 2016216770A JP 2016216770 A JP2016216770 A JP 2016216770A JP 6460079 B2 JP6460079 B2 JP 6460079B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amorphous wire
pulse
current
magnetic sensor
current source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2016216770A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017040663A (ja
Inventor
剛健 河野
剛健 河野
均 青山
均 青山
道治 山本
道治 山本
英男 荒川
英男 荒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Steel Corp
Original Assignee
Aichi Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=58206234&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP6460079(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Aichi Steel Corp filed Critical Aichi Steel Corp
Priority to JP2016216770A priority Critical patent/JP6460079B2/ja
Publication of JP2017040663A publication Critical patent/JP2017040663A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6460079B2 publication Critical patent/JP6460079B2/ja
Ceased legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、アモルファスワイヤにパルス電流あるいは高周波電流を通電し、前記アモルファスワイヤ周辺の外部磁界に対応する電圧を出力するMI(マグネトインピーダンス)磁気センサに関するものである。
高感度の磁気センサとして、アモルファスワイヤを感磁体とするMI磁気センサ(マグネトインピーダンス磁気センサ)がある。
前記MI磁気センサは、地磁気のように5万nTレベルの磁場測定に多くが利用されているが、非常に小型高感度の検出が可能であるため、特に高感度仕様としたMI磁気センサは、たとえば特許文献1に示すように、食品中の鉄系異物検出などにも利用されている。
近年、より微小な異物検出の期待が高まり、検出するべき磁場の強さが数nT(T:テスラの10の9乗分の1)あるいはそれ以下のレベルの検出について、より精度良く測定可能とすることに対する要望が高まっている。
一方、前記MI磁気センサの中でも特に高感度仕様としたMI磁気センサは、ノイズは数十〜数百pT(T:テスラの10の12乗分の1)の低いレベルのランダムノイズであるため、上記の要望を満たすことが十分可能であるが、使用するアモルファスワイヤの個々の特性によっては、これよりも大きい数nT〜数十nTに相当するレベルのパルスノイズを断続的に生じることがあった。
このノイズは、上述した5万nTレベルの地磁気測定であれば全く問題とはならないが、例えばベルトコンベアで被検査体を移動させながら異物検査をするラインにおいて、食品中に微小異物が混入しているときの磁気信号と比較すると、強度レベルが似ているため、誤った判定をするおそれがあった。
特開2008−134236号公報
そのため微小磁気検出における信頼性を高め、より小さな異物の検査を誤検出なく可能にするという技術的課題を解決するため、本発明者らは、このnTレベルのパルスノイズを生じないようにするか、あるいは問題の無いレベルまで抑制することが必要であるという技術的知見に到達した。
本発明者らは、前記技術的課題を解決するために、アモルファスワイヤにパルス電流あるいは高周波電流を通電し、前記アモルファスワイヤ周辺の外部磁界に対応する電圧を出力するMI磁気センサにおいて、前記アモルファスワイヤにnTレベルのパルスノイズの発生の抑制を可能にする直流電流を通電して、前記アモルファスワイヤに通電される前記パルス電流あるいは高周波電流に対してバイアス電流を重畳させるという本発明の第1の技術的思想に着眼するとともに、上記重畳させたバイアス電流を通電することにより、アモルファスワイヤの内部の周回方向における磁化を偏らせることにより、不安定な後述する周回磁化フリー状態(以下、フリー状態と記す。)を回避するという本発明の第2の技術的思想に着眼した。
以上の結果得られた本発明(請求項1に記載の第1発明)のMI磁気センサは、
パルス電流あるいは高周波電流を通電するパルス電流源あるいは高周波電流源、前記パルス電流源あるいは高周波電流源からパルス電流あるいは高周波電流が通電されると、周辺の外部磁界に対応する電圧を出力することにより、被検査体中に混入している微小異物を検出するアモルファスワイヤ(捻りを与えている場合を除く)と、前記パルス電流源あるいは高周波電流源に対して並列に接続され、前記アモルファスワイヤに直流電流を通電する直流電流源とから成るMI(マグネトインピーダンス)磁気センサにおいて、前記直流電流源から前記アモルファスワイヤにnTレベルのパルスノイズの発生の抑制を可能にする直流電流を通電して、前記アモルファスワイヤに通電される前記パルス電流あるいは高周波電流に対してバイアス電流を重畳させることにより、前記アモルファスワイヤの内部の周回方向における磁化を強制するものは無いフリー状態を避けることを特徴とするものである。
本発明(請求項2に記載の第2発明)のMI磁気センサは、
前記第1発明において、
前記アモルファスワイヤの一方の電極に対して、直流電流源から正または負の直流電流を通電するものである。
本発明(請求項3に記載の第3発明)のMI磁気センサは、
前記第1発明または前記第2発明において、
前記アモルファスワイヤの2つの電極の間に生じる交流電圧に基づいて前記アモルファスワイヤ周辺の外部磁界に対応する磁気信号を検出し電圧として出力するものである。
本発明(請求項4に記載の第4発明)のMI磁気センサは、
前記第1発明または前記第2発明において、
前記アモルファスワイヤの周囲に巻回した検知コイルの2つの電極の間に生じる交流電圧に基づいて、前記アモルファスワイヤ周辺の外部磁界に対応する磁気信号を検出して電圧として出力するものである。
上記構成より成る第1発明のMI磁気センサは、パルス電流あるいは高周波電流を通電するパルス電流源あるいは高周波電流源、前記パルス電流源あるいは高周波電流源からパルス電流あるいは高周波電流が通電されると、周辺の外部磁界に対応する電圧を出力することにより、被検査体中に混入している微小異物を検出するアモルファスワイヤ(捻りを与えている場合を除く)と、前記パルス電流源あるいは高周波電流源に対して並列に接続され、前記アモルファスワイヤに直流電流を通電する直流電流源とから成るMI(マグネトインピーダンス)磁気センサにおいて、前記直流電流源から前記アモルファスワイヤにnTレベルのパルスノイズの発生の抑制を可能にする直流電流を通電して、前記アモルファスワイヤに通電される前記パルス電流あるいは高周波電流に対してバイアス電流を重畳させることにより、前記アモルファスワイヤの内部の周回方向における磁化を強制するものは無いフリー状態を避けることによって、前記nTレベルのパルスノイズの発生を抑制し、実用的には前記パルスノイズの影響を実質的にゼロと等価にすることにより、高感度な磁気検出を可能にするとともに、前記被検査体中に混入している微小異物の検査を誤検出なく可能にするという効果を奏する。
上記構成より成る第2発明のMI磁気センサは、前記第1発明において、前記アモルファスワイヤの一方の電極に対して、直流電流源から正または負の直流電流を通電することにより、一方を電極を介して前記アモルファスワイヤに対して正または負の直流電流が、前記アモルファスワイヤに通電される前記パルス電流あるいは高周波電流に対して重畳されることから、前記アモルファスワイヤに対して通電がゼロになるフリー状態を避けることによって、前記nTレベルのパルスノイズの発生を抑制し、実用的にはパルスノイズの影響を実質的にゼロと等価にすることにより、高感度な磁気検出を可能にするという効果を奏する。
上記構成より成る第3発明のMI磁気センサは、前記第1発明または前記第2発明において、前記アモルファスワイヤの2つの電極の間に生じる交流減衰振動電圧に基づいて前記アモルファスワイヤ周辺の外部磁界に対応する磁気信号を検出し電圧として出力するので、出力された電圧の振幅に相当する磁気信号電圧に変換されるため、高感度な磁気検出を可能にするとともに、前記nTレベルのパルスノイズの発生を抑制し、実用的にはパルスノイズの影響を実質的にゼロと等価にするという効果を奏する。
上記構成より成る第4発明のMI磁気センサは、前記第1発明または前記第2発明において、前記アモルファスワイヤの周囲に巻回した検知コイルの2つの電極の間に生じる交流電圧に基づいて、前記アモルファスワイヤ周辺の外部磁界に対応する磁気信号を検出して電圧として出力するので、出力された電圧の振幅に相当する磁気信号電圧に変換されるので、前記第3発明に比べて、より高感度な磁気検出を可能にするとともに、前記nTレベルのパルスノイズの発生を抑制し、実用的にはパルスノイズの影響を実質的にゼロと等価にするという効果を奏する。
本発明の実施形態のMI磁気センサにおけるアモルファスワイヤに正または負のパルス電流が通電された時または電流が通電されていない時におけるアモルファスワイヤ内部の周方向における磁化の状態を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態のMI磁気センサにおいて、正または負の直流電流をアモルファスワイヤの一方の電極に通電する例の要部を示す要部ブロック回路図である。 本発明の第2実施形態のMI磁気センサにおいて、外部磁界に対応する交流電圧に基づいて信号処理する要部を示す要部ブロック図である。 本発明の第3実施形態のMI磁気センサにおいて、アモルファスワイヤの周囲に巻回した検出コイルから出力される交流電圧に基づいて信号処理する要部を示す要部ブロック図である。 本発明の第1実施例のMI磁気センサの詳細を示す詳細回路図およびアモルファスワイヤの2つの電極の間に生ずる交流電圧の振幅が外部磁場に対応することを示す線図である。 本発明の第2実施例のMI磁気センサの詳細を示す詳細回路図およびアモルファスワイヤに通電するパルス電流、検知コイルによって検出された交流電圧およびサンプルホールド回路のスイッチをオンにするパルスをそれぞれ示す線図である。 比較例におけるアモルファスワイヤのフリー状態に基因するパルスノイズを示す線図である。 本第2実施例における直流電流を重畳させることによるパルスノイズ抑制効果を確認した結果を示す線図である。 本第2実施例における直流電流とパルスノイズの大きさの関係を示す線図である。
以下、本発明の最良の実施の形態について、実施形態および実施例に基づき、図面を用いて説明する。
実施形態
本実施形態のMI磁気センサは、図1(a)ないし(c)に示されるようにアモルファスワイヤ1にパルス電流あるいは高周波電流を通電することにより、アモルファスワイヤ1にMI効果を発現させ、これにより生じる外部磁場すなわちアモルファスワイヤが置かれている周囲の磁場に対応して出力される交流電圧信号を信号処理して、磁気あるいは磁場信号電圧として検出するものである。
すなわちMI磁気センサは、たとえば図1(a)に示されるように電流源2によりアモルファスワイヤ1に正のパルス電流あるいは高周波電流iを流すと、アンペアの右ねじの法則によって前記アモルファスワイヤ1の内部の周回方向に磁化uが生じ、これにともなうMI効果によって前記外部磁場Heに付勢されたアモルファスワイヤ1の内部の磁化wの大きさに対応する交流電圧信号が生ずるものである。この交流電圧信号は、前記外部磁場Heの磁気情報を含んでいるので、磁気検出が出来るのである。
一方図1(b)に示されるようにアモルファスワイヤ1に負のパルス電流あるいは高周波電流−iを流すと、アンペアの右ねじの法則によって、アモルファスワイヤ1の内部の周回方向に磁化vが生じるが、前記周回方向の磁化uと方向が逆になるだけで、これにともなうMI効果による磁気検出の過程は上述の図1(a)に示したものと同じである。
さらに図1(c)に示されるように電流源2からのパルス電流または高周波電流が通電されなくてゼロのときには、周回方向に磁化を強制するものは無いので、前記磁化u、vは同量と考えられ、原則的にはいずれかの方向に偏ることは無く、フリーの状態である。
本実施形態は前記アモルファスワイヤ1に通電(駆動)するパルス電流あるいは高周波電流に重畳させて直流バイアス電流を流し、アモルファスワイヤ1の内部の周回方向における磁化を偏らせて、上述したフリーの状態を避け、パルスノイズの発生を抑制し、実用的には実質的にゼロと等価に出来ることを実験的に確認したものである。
本実施形態における実験的な確認において、前記アモルファスワイヤへの通電が解除され、通電電流がゼロである場合は前記アモルファスワイヤの周方向の磁化u、vは同量であり、いずれかの方向に偏ることは無い不安定なフリーの状態と考えられるが、温度および応力の変化等により前記アモルファスワイヤの一部において部分的に前記磁化u、vが同量で無い部分が瞬間的に生ずることが考えられ、そのためパルスノズルが発生するのではないかと考えることも可能である。すなわち前記アモルファスワイヤに対して通電される電流の向きに応じて、原則的には周方向の磁化u、vの向きが変化するのであるが、時には一部において、磁化の向きが部分的に変化しないまたは戻らない状態がランダムに発生することに起因するのではないかと考えることもできる。
実施形態1
第1実施形態のMI磁気センサは、図2(a)、(b)に示される様にアモルファスワイヤ1の2つの電極11および12に前記パルスあるいは高周波電流を出力する発振器手段2を接続するとともに、図3に示す直流電流源手段3に対応する正(図2(a)図示)又は負(図2(b)図示)の直流電流を流す電流源33又は34を接続することにより、前記アモルファスワイヤ1に直流電流を流し、これにより右ねじの法則によるアモルファスワイヤ1内部の周回方向に磁化の偏りu(図2(a)図示)又は偏りv(図2(b)図示)を生じさせるものであり、そして、いずれの場合もパルスノイズの発生を抑制するという作用効果を奏するものである。
実施形態2
第2実施形態のMI磁気センサは、前記第1実施形態において、図3に示されるように前記MI効果により交流電圧信号が生じるアモルファスワイヤ1の両端すなわち一方の電極11ともう一方の電極12と信号処理手段4の2つの入力端を接続するものである。
第2実施形態のMI磁気センサは、前記発振器手段2から通電されるパルスあるいは高周波電流により、前記アモルファスワイヤにMI効果を発現させるとともに、前記アモルファスワイヤ1に直流電流を流すことにより、右ねじの法則によるアモルファスワイヤ1の内部の周方向の磁化に偏りを生じさせることにより、前記アモルファスワイヤの両端の電極との間に生じる前記外部磁場に対応する交流電圧信号中に、パルスノイズが発生することを抑制した結果、例えば微小異物検出のような数nTレベルの磁気変動を正確に測定可能にするという作用効果を奏するものである。
実施形態3
第3実施形態のMI磁気センサは、前記第1実施形態において、図4に示されるようにアモルファスワイヤ1の周囲に検知コイル13を巻回し、検知コイル13の両端すなわち一方の電極131ともう一方の電極132と信号処理手段4の2つの入力端をそれぞれ接続するものである。
第3実施形態のMI磁気センサは、上記構成により、前記発振器手段2から通電されるパルスあるいは高周波電流により、前記アモルファスワイヤにMI効果を発現させるとともに、前記アモルファスワイヤ1に直流電流を流すことにより、右ねじの法則によるアモルファスワイヤ1の内部の周方向の磁化に偏りを生じさせることにより、前記検知コイルの2つの電極の間に前記MI効果により生じる交流電圧信号中に、パルスノイズが発生することを抑制した結果、例えば微小異物検出のような数nTレベルの磁気変動を正確に測定可能にするという作用効果を奏するものである。
第1実施例のMI磁気センサは、前記第1および第2実施形態に基づくもので、図5(A)に示されるようにアモルファスワイヤ1に正弦波を印加する正弦波発振器21と、アモルファスワイヤ1に重畳電流として直流電流を印加する直流電流電源手段3と、前記正弦波発振器21からの正弦波が印加され、MI効果を発現するアモルファスワイヤ1と、該アモルファスワイヤ1の2つの電極間にMI効果により出力された交流電圧信号を信号処理する信号処理手段4とからなるものである。
前記アモルファスワイヤ1は、FeCoSiB系合金より成り、前記正弦波発振器21による正弦波の印加に基づき、図5(B)に示されるようにMI(マグネトインピーダンス)効果によりアモルファスワイヤの周囲の外部磁場に対応する振幅を有する交流電圧信号Vacを両端の電極11および12より出力するように構成されている。
前記アモルファスワイヤに前記MI効果を発現させるためのパルス電流または高周波電流を通電印加する発振器手段2は、正弦波電流を出力する正弦波発振器21によって構成され、図5(A)に示されるように前記アモルファスワイヤ1の一端の電極11に接続され前記アモルファスワイヤ1に通電する電流を調整するための電流調整用の抵抗器r21を介して、前記アモルファスワイヤ1に正弦波を通電するように構成されている。
前記直流電流電源手段3は、図5(A)に示されるようにプラス極が接地された負の電源33と、一端が前記アモルファスワイヤ1の一端の電極11に接続され、他端が前記負の電源33のマイナス極に接続され、負の電流を前記アモルファスワイヤ1に流す際の電流調整用の抵抗器r33とから成り、所定レベルの負の直流電流が前記アモルファスワイヤ1の前記一端の電極11に対して通電印加されるように構成されている。
前記信号処理手段4は、図5(A)に示されるようにカソードが前記アモルファスワイヤ1の一端の電極11に接続されたダイオードDと、該ダイオードDのアノードに一端が接続されるとともに他端が接地されたコンデンサCと、前記ダイオードDのアノードに一端が接続されるとともに他端が接地された抵抗Rとによって形成される検波回路43によって構成され、前記アモルファスワイヤ1によって出力された正弦波の交流電圧信号をその振幅に対応する電圧に変換する回路である。
前記アモルファスワイヤ1の両端の電極11と12の間には、図5(B)に示されるように振幅が前記アモルファスワイヤ1が置かれた外部磁場に対応する正弦波の交流電圧信号Vacが出力され、該交流電圧信号Vacの振幅に相当する磁気信号電圧Vdcに変換される。
そして、該検波回路43によって変換された抵抗Rの両端の直流電圧を所定の倍率で増幅し、外部磁場に相当する電圧Voとして出力する増幅器41を備えている。
上記構成より成る第1実施例のMI磁気センサは、前記発振器手段2を構成する前記正弦波発振器21によって、前記抵抗器r21を介して、前記アモルファスワイヤ1に対して正弦波が通電印加されるとともに、前記直流電流電源手段3を構成する前記負の電源33によって、前記抵抗器r33を介して前記アモルファスワイヤ1の前記電極11、12に対して通電印加される。
前記アモルファスワイヤ1は、前記正弦波発振器21によって正弦波が印加されるので前記MI効果が発現され、両極11、12の間には、図5(B)に示されるような振幅がアモルファスワイヤ1が置かれた周囲の外部磁場に対応する正弦波の交流電圧信号Vacが生ずる。
信号処理手段4は、前記アモルファスワイヤ1の電極12に接続されたダイオードDとコンデンサCおよび抵抗器Rによって構成された検波回路43によって、前記アモルファスワイヤ1の前記電極11と12の間に図5(B)に示されるように前記外部磁場に対応する交流電圧信号Vacが生ずるので、当該交流電圧信号Vacの振幅に相当する磁気信号電圧Vdcに変換され、変換された電圧Vdcは、前記増幅器41により所定の倍率に増幅され、外部磁場に対応する電圧Voとして出力される。
本第1実施例のMI磁気センサは、上述したようにアモルファスワイヤ1に対して前記負の電源33から負の直流電流を通電して、アモルファスワイヤの内部に磁化を偏らせることにより、高感度の磁気検出を困難にするパルスノイズの発生を抑制し実質上パルスノイズの無い高感度な磁気検出が可能になるという効果を奏する。
また本第1実施例のMI磁気センサは、パルスノイズの発生の抑制により、ランダムノイズ以上であって、かつ前記パルスノイズ以下のレベルの微小磁気検出が可能であるという作用効果を奏する。
本第2実施例のMI磁気センサは、前記第1および第3実施形態に基づくもので、前記アモルファスワイヤのMI効果により生じる交流電圧を該アモルファスワイヤの周囲に巻回した検知コイル13によって検出する点が、前記第1実施例との相異点であり、図6(A)に示されるように両端の電極11および12の間にMI(マグネトインピーダンス)効果を発現するとともに、検知コイル13を備えたアモルファスワイヤ1と、該アモルファスワイヤ1にパルス電流を通電印加するパルス発振器22と、前記アモルファスワイヤ1に対して重畳電流として正の直流電流を印加する直流電流電源手段3と、前記検知コイル13の両端の電極131よび132の間にMI効果により出力された交流電圧信号を信号処理する信号処理手段4とから成るものである。
前記アモルファスワイヤ1は、FeCoSiB系合金より成り、図6(B)に示されるようにMI効果によりアモルファスワイヤの周囲の外部磁場に対応する振幅を有する交流電圧信号Vacを前記アモルファスワイヤ1の周囲に巻回された検知コイル13の両端の電極131,132より出力するように構成されている。
前記アモルファスワイヤに前記MI効果を発現させるためのパルス電流を通電印加する発振器手段2は、パルス電流P1およびP2を出力するパルス発生器22によって構成され、図6(A)に示されるように前記アモルファスワイヤ1の他端11に接続され前記アモルファスワイヤ1に通電する電流を調整するための電流調整用の抵抗器r22を介して、前記アモルファスワイヤ1にパルス電流を通電するように構成されている。前記パルス電流P1およびP2は、図6(B)の(a)および(b)に示されるように所定の電圧で所定時間オン状態になり、立ち上がり時間に一定の差があるとともに所定の繰り返し時間Tに設定されている。
前記直流電流電源手段3は、図6(A)に示されるようにマイナス極が接地された正の電源34と、一端が前記アモルファスワイヤ1の他端11に接続され、他端が前記正の電源34のプラス極に接続され、正の電流を流す抵抗器r34とから成り、所定レベルの正の直流電流が前記アモルファスワイヤ1に対して通電印加されるように構成されている。
前記信号処理手段4は、図6(A)に示されるように一端が前記アモルファスワイヤ1の周囲に巻回された検知コイルの一端132に接続されたアナログスイッチSWと、該アナログスイッチSWの他端に一端が接続されるとともに他端が接地されたホールドコンデンサChとによって形成されるサンプルホールド回路44によって構成され、前記検知コイル13によって出力された前記所定の時間Tで繰り返す交流電圧信号Vmをその振幅に対応する電圧に変換する回路である。前記検知コイル13の両端の両電極131と132の間には、図6(B)の(b)に示されるように振幅が前記アモルファスワイヤ1が置かれた外部磁場に対応する正弦波の交流電圧信号Vmが出力されており、サンプルホールドされた該交流電圧信号Vmの振幅に相当する磁気信号電圧Vhに変換される。該サンプルホールド回路44によって変換された直流電圧が所定の倍率で増幅され、外部磁場に相当する電圧Voとして出力する高入力インピーダンスの増幅器42を備えている。
上記構成より成る第2実施例のMI磁気センサは、前記発振器手段2を構成する前記パルス発振器22によって、前記抵抗器r22を介して、前記アモルファスワイヤ1に対して図6(B)の(a)に示されるパルス電流P1が通電印加されるとともに、前記直流電流電源手段3を構成する前記正の電源34によって、前記抵抗器r34を介して前記アモルファスワイヤ1の前記電極11に対して通電印加される。
前記アモルファスワイヤ1は、前記電極11を介して前記パルス発振器22によってパルス電流が印加されるので、前記MI効果が発現され、前記検知コイル13の両極131、132の間には、図6(B)に示されるような振幅がアモルファスワイヤ1が置かれた周囲の外部磁場に対応する前記所定の時間Tで繰り返す交流電圧信号Vmとして生ずる。
前記アモルファスワイヤ1の電極11および12には直流電流源手段3として抵抗器r34と正の電源34からなる正の電流源回路が接続されており、これにより前記アモルファスワイヤ1に正の直流電流iが流れるので、アモルファスワイヤ1の内部の周回方向に磁化の偏りuを生じ、その結果微小磁場の検出を困難にするパルスノイズの発生が抑制され、高精度の磁気検出が可能になる。
さらに前記アモルファスワイヤ1は、一方の電極11を介して前記発振器手段2として2つの出力端子を備えるパルス発生器22の一方の出力端子に接続され、所定の電圧および所定のオン(ON)時間、所定の繰り返し時間TのパルスP1が抵抗器r22を介して印加されることにより、繰り返し時間Tの周期でMI効果が繰り返されることになる。
すなわち、前記アモルファスワイヤ1の周囲に巻回された前記検知コイル13の2つの電極131,132間には、前記所定の時間Tで繰り返すMI効果による交流電圧Vmが誘起される。この交流電圧Vmは、減衰振動であり、その大きさは前記アモルファスワイヤ1が置かれた外部磁場に対応する。
このMI効果による減衰振動は、図6(B)の(b)に示されるように上記パルスP1の立ち上がり時と立ち下がり時に生じるが、本第2実施例においては、一例として立ち上がり時の減衰振動にもとづいて信号処理する例を示す。
前記信号処理手段4において、前記アナログスイッチSWの制御端子には前記パルス発生器22のもう一方の出力端子が接続されており、図6(B)に示されるようにパルスP2がオン期間のみ前記アナログスイッチSWが「閉」すなわち導通状態になるので、前記検知コイル13の両方の電極131および132間に現れる減衰振動である交流電圧Vmが、前記アナログスイッチSWにおける「閉」の期間のみ前記ホールドコンデンサChに伝えられる。
そして、前記パルスP2がパルス幅に対応してオンの状態を保つ時間は、前記交流電圧Vmの周期(周波数の逆数)に比べてきわめて短いので、前記交流電圧Vmの瞬時値、たとえばピーク電圧をサンプルホールドコンデンサChに電圧としてサンプルホールドする。また前記パルスP1とP2は、一定の位相差で同期しているので、所定の時間Tで繰り返される交流電圧は、毎回所定のタイミングでサンプルホールドされることになる。
前記交流電圧Vmの大きさは、前記のごとく前記アモルファスワイヤ1が置かれた外部磁場の強さに対応しているので、ここで前記交流電圧Vmのサンプルホールドした瞬時値Vhも外部磁場の強さに対応している。
そして、前記増幅器42は、前記サンプルホールドされた電圧Vhを所定の倍率で増幅し、磁気信号電圧Voとして出力するものである。
本第2実施例のMI磁気センサは、前記したごとく前記アモルファスワイヤ1に対して直流電流を通電印加しているので、アモルファスワイヤ1の内部に磁化の偏りを生じさせることにより、微小磁場変動の正確な測定を困難にするパルスノイズの発生を抑制して、実質上パルスノイズの無い磁気の検出が実現可能になるという作用効果を奏する。
更に、本第2実施例のMI磁気センサにおいて磁化の偏りによりノイズの発生が抑制された効果を確認するために実験を行った結果について以下に示す。
本実験では、外部から侵入する地磁気成分や地磁気以外の磁場成分の影響によって実験結果に影響が出ないようにするために、パーマロイ製の3重シールドボックス内にMI磁気センサを設置して、実験を行った。これにより、外部磁場を原因とする磁気センサの出力をほぼ完全に0とすることができる。なお、使用したMI磁気センサのアモルファスワイヤの直径は10μm、長さは1mmである。以下に、その結果を説明する。
直流電流がゼロで、通電されていない比較例の場合には、縦軸にパルスノイズの振幅(nT)をとり横軸に時間(t)をとった図7に示されるように複数回のパルスノイズの発生がみられ、最大で3nT相当の出力に相当するパルスノイズの発生が見られた。上述した通り、本実験は、外部磁場の影響を完全に排除する条件で実験していることから、このパルスノイズは、実際に3nTの磁場が生じていないにもかかわらず出力されたもので、このような出力の存在は、精度低下の大きな原因となる。しかし、前記アモルファスワイヤ11に6mAの直流電流を通電すると、図7と同一スケールで縦軸にパルスノイズの振幅(nT)をとり横軸に時間(t)をとった図8に示したように上記比較例におけるパルスノイズが、無くなり、実質的には数百pTすなわち±0.5nT相当のランダムノイズのみになることが確認できた。なお、図7と図8の縦軸は同じスケールで記載したものである。また図7および図8には、直流電流の値の推移もあわせて記載した。
図9は、前記アモルファスワイヤ1に対して、通電印加されるパルス電流の重畳電流として通電する直流電流を変化させて制御されたパルスノイズの最大の大きさとの関係について、縦軸にパルスノイズの大きさをとり、横軸に直流電流をとった線図である。図9から明らかなように、本第2実施例の条件では直流電流5mAまではパルスノイズの振幅が略放物線に沿って低下し、直流電流6mA以上ではパルスノイズの大きさは、ほぼゼロに収束することが確認できた。但し、パルスノイズを抑制可能な直流電流の絶対値は、アモルファスワイヤ1および検出コイル13の仕様等で変化すると考えられるため、上記の仕様に応じて、適切な大きさの直流電流が重畳されるように設定すればよいと考えられる。
以上の結果より、本第2実施例のMI磁気センサは、数nT相当のパルスノイズの発生を抑制することができ、数nTあるいはそれ以下のレベルの磁気検出を行う際の測定精度を大きく向上させるという作用効果を奏する。
以上説明した通り、本第2実施例のMI磁気センサでは、前記パルス発生器22によって前記アモルファスワイヤ1に対してパルス電流を印加する際に適切な大きさの直流電流を重畳させることにより、パルスノイズを抑制することができるため、ランダムノイズ以上であって、抑制前のパルスノイズ以下の出力を誤検出なく検出可能にするという効果を奏する。
上述の実施例は、説明のために例示したもので、本発明としてはそれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記載から当業者が認識することができる本発明の技術的思想に反しない限り、変更および付加が可能である。
本発明は、地磁気のような比較的大きな磁気測定にも勿論利用が可能であるが、マグマ活動、地震予知、太陽放射などの研究装置の磁気検出、理化学研究における高精度磁気測定装置、磁気障害計測装置などの高精度磁気検出、食品内異物検出、セキュリティーゲートならびに磁気カードなどの磁気パターンの読み取り、紙幣の磁気パターンの検査等のうち特にnTレベルの微小磁場の変化を見落とすことなく検出しなければならない用途に適用する場合に、効果的に利用できる。
1 アモルファスワイヤ
2 発振器手段
4 信号処理手段
13 検知コイル
22 パルス発生器
34 正の電源
42 増幅器
44 サンプルホールド回路

Claims (4)

  1. パルス電流あるいは高周波電流を通電するパルス電流源あるいは高周波電流源
    前記パルス電流源あるいは高周波電流源からパルス電流あるいは高周波電流が通電されると、周辺の外部磁界に対応する電圧を出力することにより、被検査体中に混入している微小異物を検出するアモルファスワイヤ(捻りを与えている場合を除く)と、
    前記パルス電流源あるいは高周波電流源に対して並列に接続され、前記アモルファスワイヤに直流電流を通電する直流電流源とから成るMI(マグネトインピーダンス)磁気センサにおいて、
    前記直流電流源から前記アモルファスワイヤにnTレベルのパルスノイズの発生の抑制を可能にする直流電流を通電して、前記アモルファスワイヤに通電される前記パルス電流あるいは高周波電流に対してバイアス電流を重畳させることにより、前記アモルファスワイヤの内部の周回方向における磁化を強制するものは無いフリー状態を避ける
    ことを特徴とするMI磁気センサ。
  2. 前記請求項1において、
    前記アモルファスワイヤの一方の電極に対して、直流電流源から正または負の直流電流を通電することを特徴とするMI磁気センサ。
  3. 前記請求項1または前記請求項2において、
    前記アモルファスワイヤの2つの電極の間に生じる交流電圧に基づいて前記アモルファスワイヤ周辺の外部磁界に対応する磁気信号を検出し電圧として出力することを特徴とするMI磁気センサ。
  4. 前記請求項1または前記請求項2において、
    前記アモルファスワイヤの周囲に巻回した検知コイルの2つの電極の間に生じる交流電圧に基づいて、前記アモルファスワイヤ周辺の外部磁界に対応する磁気信号を検出して電圧として出力することを特徴とするMI磁気センサ。
JP2016216770A 2016-11-04 2016-11-04 Mi磁気センサ Ceased JP6460079B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016216770A JP6460079B2 (ja) 2016-11-04 2016-11-04 Mi磁気センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016216770A JP6460079B2 (ja) 2016-11-04 2016-11-04 Mi磁気センサ

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015045224A Division JP2016164532A (ja) 2015-03-06 2015-03-06 Mi磁気センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017040663A JP2017040663A (ja) 2017-02-23
JP6460079B2 true JP6460079B2 (ja) 2019-01-30

Family

ID=58206234

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016216770A Ceased JP6460079B2 (ja) 2016-11-04 2016-11-04 Mi磁気センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6460079B2 (ja)

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000030921A (ja) * 1998-07-15 2000-01-28 Japan Science & Technology Corp Co系非晶質金属細線とその製造方法
JP2002162453A (ja) * 2000-09-12 2002-06-07 Aichi Steel Works Ltd 磁場検出装置
GB0102602D0 (en) * 2001-02-01 2001-03-21 Plymouth Entpr Partnerships Lt Magnetic field detector and a current monitoring device including such a detector
JP4565072B2 (ja) * 2001-03-21 2010-10-20 株式会社産学連携機構九州 磁界センサ
JP3572457B2 (ja) * 2001-10-12 2004-10-06 アイチ・マイクロ・インテリジェント株式会社 磁気検出装置
JP4209114B2 (ja) * 2002-01-21 2009-01-14 株式会社産学連携機構九州 磁界センサ
JP2005326373A (ja) * 2004-05-17 2005-11-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁気検出素子及びこれを用いた磁気検出器
JP5116433B2 (ja) * 2006-10-25 2013-01-09 愛知製鋼株式会社 変動磁場検出用磁気検出器
JP5811210B2 (ja) * 2014-02-20 2015-11-11 愛知製鋼株式会社 磁気検出器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017040663A (ja) 2017-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5924503B2 (ja) 磁気検出器
JP6249206B2 (ja) 電流を測定するための電流変換器
JP5116433B2 (ja) 変動磁場検出用磁気検出器
JP6178961B2 (ja) 磁場計測装置及びこの磁場計測装置を用いた非破壊検査装置
JP2017062122A (ja) 磁界検出装置
EP2878945A1 (en) Conductive foreign material detecting apparatus
JP6149542B2 (ja) 磁気検査装置および磁気検査方法
US10989768B2 (en) Ultra high-sensitivity micro magnetic sensor
JP5811210B2 (ja) 磁気検出器
WO2016143504A1 (ja) Mi磁気センサ
JP6460079B2 (ja) Mi磁気センサ
JP2009186433A (ja) 渦電流式試料測定方法と、渦電流センサと、渦電流式試料測定システム
US9784800B2 (en) Inspection circuit for magnetic field detector, and inspection method for the same
JP6422012B2 (ja) 磁気検出装置
Ripka et al. AMR proximity sensor with inherent demodulation
JP2005315812A (ja) 磁界センサ
JP6398830B2 (ja) 磁気インピーダンスセンサ
JP2013205180A (ja) 信号検出回路、及び電子方位計、電流センサ
JP2011053160A (ja) 磁気検出センサ
JP2002286821A (ja) 磁場検出装置
JP6701995B2 (ja) 磁界測定装置
JP2009047463A (ja) 磁気検出装置
JP6952986B2 (ja) 勾配磁界センサ
STANĚK et al. Experimental Gaussmeter For Circular Magnetization
EP3428661A1 (en) Device for average current measurements of pulsed electrical signals

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171123

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20180302

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181017

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6460079

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

RVOP Cancellation by post-grant opposition