JP6459993B2 - ハイブリッド自動車 - Google Patents

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Description

本発明は、ハイブリッド自動車に関し、詳しくは、エンジンと第1モータと第2モータと遊星歯車機構とを備えるハイブリッド自動車に関する。
従来、この種のハイブリッド自動車としては、エンジン,第1モータ,第2モータが遊星歯車機構のキャリア,サンギヤ,リングギヤに接続されたハイブリッド自動車において、エンジンが正方向に回転するとフリーとなりエンジンが逆方向に回転しようとするとロックするワンウェイクラッチを備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このハイブリッド自動車では、エンジンを停止した状態でモータ走行する際に第2モータからのトルクが不足する場合には、第1モータからのトルクで補うものとしている。
特開平8−295140号公報
しかしながら、上述のハイブリッド自動車では、第2モータの高負荷の駆動が多くなることから、第2モータの温度が高くなり、第2モータの保護のために駆動制限が課せられる場合が生じる。この場合、駆動力不足となり、運転者が要求するトルクにより走行することができなくなる。
本発明のハイブリッド自動車は、第2モータの過熱を抑制すると共に運転者の要求するトルクを出力して走行することを主目的とする。
本発明のハイブリッド自動車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のハイブリッド自動車は、
エンジンと、
第1モータと、
第2モータと、
3つの回転要素に前記エンジンと前記第1モータと前記第2モータおよび車軸に連結された駆動軸とが接続された遊星歯車機構と、
前記エンジンの回転を規制可能な回転規制機構と、
前記第1モータおよび前記第2モータと電力のやりとりを行なうバッテリと、
前記エンジンの回転を規制した状態として前記第1モータおよび前記第2モータからのトルクによって走行する両駆動モードのときに、前記駆動軸に要求される要求トルクが閾値未満のときには前記第2モータから前記要求トルクが前記駆動軸に出力されるように前記第1モータと前記第2モータとを制御し、前記要求トルクが閾値以上のときには前記第1モータおよび前記第2モータから前記要求トルクが前記駆動軸に出力されるように前記第1モータと前記第2モータとを制御する駆動制御手段と、
を備えるハイブリッド自動車であって、
前記第2モータの温度が高いときには低いときに比して小さい値を前記閾値として設定する閾値設定手段、
を備えることを特徴とする。
この本発明のハイブリッド自動車では、エンジンの回転を規制する規制状態として第1モータおよび第2モータからのトルクによって走行する両駆動モードで走行しているときには、第2モータの温度が高いときには低いときに比して小さい値を、第2モータから要求トルクを駆動軸に出力するか第1モータおよび第2モータから要求トルクを駆動軸に出力するかの判定の閾値に設定する。即ち、第2モータの温度が低いときには、要求トルクが比較的大きな値の閾値以上のときに第1モータを駆動し、第2モータの温度が高いときには、要求トルクが比較的小さな値の閾値以上のときに第1モータを駆動するのである。これにより、第2モータの温度が高いときには、第2モータの負荷を小さくすることができると共に要求トルクを出力して走行することができる。この結果、第2モータの過熱を抑制することができると共に運転者の要求するトルクを出力して走行することができる。ここで、閾値は、第2モータの温度が高いほど小さくなるように設定するものとしてもよいし、第2モータの温度が所定温度未満のときには第1の値を設定とすると共に第2モータの温度が所定温度以上のときには第1の値より小さい第2の値を設定するものとしてもよい。
本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 モータ両駆動モードのときに実行される両駆動開始用閾値設定処理の一例を示すフローチャートである。 駆動軸36の回転数Npとトルクとの関係の一例を示す説明図である。 モータ両駆動モードで走行しているときの共線図の一例を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図1に示すように、エンジン22と、プラネタリギヤ30と、ワンウェイクラッチC1と、モータMG1,MG2と、インバータ41,42と、バッテリ50と、ハイブリッド用電子制御ユニット(以下、「HVECU」という)70と、を備える。
エンジン22は、ガソリンや軽油などを燃料として動力を出力する内燃機関として構成されている。エンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、「エンジンECU」という)24によって運転制御されている。
エンジンECU24は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。
エンジンECU24には、エンジン22を運転制御するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートから入力されている。各種センサからの信号の一部として、エンジン22のクランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ23からのクランク角θcrや、スロットルバルブのポジションを検出するスロットルバルブポジションセンサからのスロットル開度THを挙げることができる。
エンジンECU24からは、エンジン22を運転制御するための種々の制御信号が出力ポートを介して出力されている。種々の制御信号の一部として、スロットルバルブのポジションを調節するスロットルモータへの駆動制御信号や、燃料噴射弁への駆動制御信号,イグナイタと一体化されたイグニッションコイルへの駆動制御信号を挙げることができる。
エンジンECU24は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。このエンジンECU24は、HVECU70からの制御信号によってエンジン22を運転制御する。また、エンジンECU24は、必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをHVECU70に出力する。エンジンECU24は、クランクポジションセンサ23からのクランク角θcrに基づいてエンジン22の回転数Neを演算している。
プラネタリギヤ30は、外歯歯車のサンギヤ31と、内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31およびリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34と、を有するシングルピニオン式の遊星歯車機構として構成されている。サンギヤ31には、モータMG1の回転子が接続されている。リングギヤ32には、駆動輪39a,39bにデファレンシャルギヤ38およびギヤ機構37を介して連結された駆動軸36が接続されている。キャリア34には、ダンパ28を介してエンジン22のクランクシャフト26が接続されている。
ワンウェイクラッチC1は、キャリア34と車体に固定されたケース21とに取り付けられている。ワンウェイクラッチC1は、ケース21に対してキャリア34のエンジン22の正回転方向への回転だけを許容している。
モータMG1は、例えば同期発電電動機として構成されている。このモータMG1は、上述したように、回転子がプラネタリギヤ30のサンギヤに接続されている。モータMG2は、例えば同期発電電動機として構成されている。このモータMG2は、回転子が減速ギヤ35を介して駆動軸36に接続されている。インバータ41,42は、バッテリ50と共に電力ライン54に接続されている。電力ライン54には、平滑用のコンデンサ57が取り付けられている。モータMG1,MG2は、モータ用電子制御ユニット(以下、「モータECU」という)40によって、インバータ41,42の図示しない複数のスイッチング素子がスイッチング制御されることにより、回転駆動される。
モータECU40は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。
モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。各種センサからの信号の一部として、モータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの回転位置θm1,θm2や、モータMG1,MG2の各相に流れる電流を検出する電流センサからの相電流を挙げることができる。また、モータMG2の温度を検出する温度センサ45からのモータ温度THm2も挙げることができる。モータECU40からは、インバータ41,42の図示しないスイッチング素子へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。
モータECU40は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。このモータECU40は、HVECU70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御する。また、モータECU40は、必要に応じてモータMG1,MG2の駆動状態に関するデータをHVECU70に出力する。モータECU40は、回転位置検出センサ43,44からのモータMG1,MG2の回転子の回転位置θm1,θm2に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2を演算している。
バッテリ50は、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成されている。このバッテリ50は、上述したように、インバータ41,42と共に電力ライン54に接続されている。このバッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、「バッテリECU」という)52によって管理されている。
バッテリECU52は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。各種センサからの信号の一部として、バッテリ50の端子間に設置された電圧センサ51aからの電池電圧Vbや、バッテリ50の出力端子に取り付けられた電流センサ51bからの電池電流Ib(バッテリ50から放電するときが正の値),バッテリ50に取り付けられた温度センサ51cからの電池温度Tbなどを挙げることができる。
バッテリECU52は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。このバッテリECU52は、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータをHVECU70に出力する。バッテリECU52は、電圧センサ51aからの電池電圧Vbと電流センサ51bからの電池電流Ibとの積として充放電電力Pbを演算している。また、バッテリECU52は、電流センサ51bからの電池電流Ibの積算値に基づいて蓄電割合SOCを演算している。蓄電割合SOCは、バッテリ50の全容量に対するバッテリ50から放電可能な電力の容量の割合である。
HVECU70は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。
HVECU70には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。各種センサからの信号の一部として、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号や、シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSPを挙げることができる。また、アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accや、ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなども挙げることができる。
HVECU70は、上述したように、エンジンECU24,モータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されている。このHVECU70は、エンジンECU24,モータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20では、ハイブリッド走行モード(HV走行モード),電動走行モード(EV走行モード)により走行する。HV走行モードは、エンジン22とモータMG1とモータMG2とからの動力を用いて走行する走行モードである。EV走行モードは、エンジン22を運転停止すると共に少なくともモータMG1とモータMG2とからの動力を用いて走行する走行モードである。なお、EV走行モードでは、モータMG1からトルクを出力せずにモータMG2からのトルクだけにより走行するモータ単駆動モードと、モータMG1からのトルクとモータMG2からのトルクとにより走行するモータ両駆動モードとがある。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に、モータ両駆動モードにより走行している最中において、モータMG1の駆動を開始する際の動作について説明する。図2は、HVECU70により実行される両駆動開始用閾値設定処理の一例を示すフローチャートである。両駆動開始用閾値は、モータ両駆動モードの際にモータMG1の駆動を開始する閾値である。
両駆動開始用閾値設定処理が実行されると、HVECU70は、モータMG2のモータ温度THm2を入力する処理を実行する(ステップS100)。モータ温度THm2は、温度センサ45により検出されたものをモータECU40から通信により入力することができる。
モータ温度THm2を入力すると、モータ温度THm2が高いほど小さくなるように、言い換えれば、モータ温度THm2が低いほど大きくなるように、両駆動開始用閾値を設定し(ステップS110)、本処理を終了する。図2のステップS110のマップにおいて、右上のラインはモータMG2の定格トルクであり、その下方の2つのラインがモータ温度THm2によって定められる両駆動開始用閾値の一例である。両駆動開始用閾値は、要求トルクが閾値を超えたときにモータMG1からのトルク出力を開始する閾値である。したがって、両駆動開始用閾値は、モータMG2の定格トルクより小さく設定される。
こうして設定された両駆動開始用閾値は駆動制御の際に用いられる。駆動制御は、モータ両駆動モードでは、まず、運転者のアクセルペダル83の踏み込み量に応じたアクセル開度Accと車速V(駆動軸36の回転数Np)とに基づいて要求トルクTr*を設定する。設定した要求トルクTr*が回転数Npに応じた両駆動開始用閾値未満のときには、モータMG2から駆動軸36に要求トルクTr*が出力されるようにインバータ42をスイッチング制御する。一方、要求トルクTr*が回転数Npに応じた両駆動開始用閾値以上のときには、モータMG2から駆動軸36に両駆動開始用閾値に応じたトルクが出力されるようにインバータ42をスイッチング制御すると共にモータMG1から駆動軸36に要求トルクTr*から両駆動開始用閾値に応じたトルクを減じたトルクが出力されるようにインバータ41をスイッチング制御する。
図3に駆動軸36の回転数Npとトルクとの関係の一例を示す。図中、一点鎖線の閾値AはモータMG2のモータ温度THm2が低いときの両駆動開始用閾値を示し、二点鎖線の閾値BはモータMG2のモータ温度THm2が高いときの両駆動開始用閾値を示す。モータ温度THm2が低いときには、要求トルクTr*が閾値A以上になるとモータMG1からトルクの出力が行なわれる。このとき、モータMG2からは閾値Aに応じたトルクが駆動軸36に出力され、モータMG1からは要求トルクTr*から閾値Aに応じたトルクを減じたトルクが駆動軸36に出力される。モータ温度THm2が高いときには、要求トルクTr*が閾値Aより小さい閾値B以上になるとモータMG1からトルクの出力が行なわれる。このとき、モータMG2からは閾値Bに応じたトルクが駆動軸36に出力され、モータMG1からは要求トルクTr*から閾値Bに応じたトルクを減じたトルクが駆動軸36に出力される。
図4にモータ両駆動モードで走行しているときの共線図の一例を示す。図中、左端のS軸はサンギヤ31の回転数であると共にモータMG1の回転数Nm1を示し、C軸はキャリア34の回転数であると共にエンジン22の回転数Neを示し、R軸はリングギヤ32の回転数であると共に駆動軸36の回転数Npを示し、右端のM軸は減速ギヤ35の減速前のギヤの回転数であると共にモータMG2の回転数Nm2を示す。また、S軸の実線矢印と破線矢印はモータMG1から出力しているトルクを示し、M軸の実線矢印と破線矢印はモータMG2から出力しているトルクを示し、R軸の2つの実線矢印と破線矢印はモータMG1,MG2から出力されて駆動軸36に作用するトルクを示す。実線矢印はモータ温度THm2が低いときを示し、破線矢印がモータ温度THm2が高いときを示す。「ρ」はプラネタリギヤ30のギヤ比(サンギヤ31の歯数/リングギヤ32の歯数)であり、「Gr」は減速ギヤ35のギヤ比である。モータ温度THm2が低いときには、実線矢印で示すように、モータMG2から出力するトルクの駆動軸36に出力される全トルク(要求トルクTr*)の割合が大きくなる。一方、モータ温度THm2が高いときには、破線矢印で示すように、モータMG2から出力するトルクの駆動軸36に出力される全トルク(要求トルクTr*)の割合が小さくなる。このため、モータMG2の過熱を抑制することができる。また、図示するように、モータ温度THm2の温度に拘わらずに、駆動軸36には要求トルクTr*が出力される。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20では、モータ両駆動モードで走行しているときには、モータMG2のモータ温度THm2が高いときには低いときに比して小さくなるように、モータMG1からのトルク出力を開始する両駆動開始用閾値を設定する。そして、運転者が要求する要求トルクTr*が両駆動開始用閾値未満のときには、モータMG2から要求トルクTr*が駆動軸36に出力されるようにモータMG2のインバータ42をスイッチング制御する。一方、要求トルクTr*が両駆動開始用閾値以上のときには、モータMG2から両駆動開始用閾値に応じたトルクが駆動軸36に出力されるようにモータMG2のインバータ42をスイッチング制御すると共にモータMG1から要求トルクTr*から両駆動開始用閾値に応じたトルクを減じたトルクが駆動軸36に出力されるようにモータMG1のインバータ41をスイッチング制御する。これにより、モータMG2の過熱を抑制することができると共に駆動軸36に要求トルクTr*を出力して走行することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、減速ギヤ35を備えるものとしたが、減速ギヤ35を備えず、モータMG2が駆動軸36に直接取り付けられているものとしてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「エンジン」に相当し、モータMG1が「第1モータ」に相当し、モータMG2が「第2モータ」に相当し、プラネタリギヤ30が「遊星歯車機構」に相当し、ワンウェイクラッチC1が「回転規制機構」に相当し、バッテリ50が「バッテリ」に相当し、HVECU70とモータECU40とが「駆動制御手段」に相当し、図2の両駆動開始用閾値設定処理を実行するHVECU70が「閾値設定手段」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、ハイブリッド自動車の製造産業などに利用可能である。
20 ハイブリッド自動車、21 ケース、22 エンジン、23 クランクポジションセンサ、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 プラネタリギヤ、31 サンギヤ、32 リングギヤ、33 ピニオンギヤ、34 キャリヤ、35 減速ギア、36 駆動軸、37 ギヤ機構、38 デファレンシャルギヤ、39a,39b 駆動輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、45 温度センサ、50 バッテリ、51a 電圧センサ、51b 電流センサ、51c 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、57 コンデンサ、70 ハイブリッド用電子制御ユニット(HVECU)、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、C1 ワンウェイクラッチ、MG1,MG2 モータ。

Claims (1)

  1. エンジンと、
    第1モータと、
    第2モータと、
    3つの回転要素に前記エンジンと前記第1モータと前記第2モータおよび車軸に連結された駆動軸とが接続された遊星歯車機構と、
    前記エンジンの回転を規制可能な回転規制機構と、
    前記第1モータおよび前記第2モータと電力のやりとりを行なうバッテリと、
    前記エンジンの回転を規制した状態として前記第1モータおよび前記第2モータからのトルクによって走行する両駆動モードのときに、前記駆動軸に要求される要求トルクが閾値未満のときには前記第2モータから前記要求トルクが前記駆動軸に出力されるように前記第1モータと前記第2モータとを制御し、前記要求トルクが閾値以上のときには前記第2モータから前記閾値に相当するトルクが出力されると共に前記第1モータから前記要求トルクから前記閾値を減じたトルクが出力されることにより前記第1モータおよび前記第2モータから前記要求トルクが前記駆動軸に出力されるように前記第1モータと前記第2モータとを制御する駆動制御手段と、
    を備えるハイブリッド自動車であって、
    前記第2モータの温度が高いときには低いときに比して小さい値を前記閾値として設定する閾値設定手段、
    を備えることを特徴とするハイブリッド自動車。
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