JP6459944B2 - シリコン単結晶の製造方法 - Google Patents

シリコン単結晶の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6459944B2
JP6459944B2 JP2015241321A JP2015241321A JP6459944B2 JP 6459944 B2 JP6459944 B2 JP 6459944B2 JP 2015241321 A JP2015241321 A JP 2015241321A JP 2015241321 A JP2015241321 A JP 2015241321A JP 6459944 B2 JP6459944 B2 JP 6459944B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
single crystal
silicon single
product region
bmd density
silicon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015241321A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017105675A (ja
Inventor
和幸 江頭
和幸 江頭
正夫 斉藤
正夫 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumco Corp
Original Assignee
Sumco Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumco Corp filed Critical Sumco Corp
Priority to JP2015241321A priority Critical patent/JP6459944B2/ja
Priority to CN201611129253.4A priority patent/CN106906514A/zh
Publication of JP2017105675A publication Critical patent/JP2017105675A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6459944B2 publication Critical patent/JP6459944B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C30CRYSTAL GROWTH
    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
    • C30B15/00Single-crystal growth by pulling from a melt, e.g. Czochralski method
    • C30B15/36Single-crystal growth by pulling from a melt, e.g. Czochralski method characterised by the seed, e.g. its crystallographic orientation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C30CRYSTAL GROWTH
    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
    • C30B29/00Single crystals or homogeneous polycrystalline material with defined structure characterised by the material or by their shape
    • C30B29/02Elements
    • C30B29/06Silicon

Description

本発明は、チョクラルスキー法(以下、CZ法という)によるシリコン単結晶の製造方法に関し、特に、窒素がドープされたシリコン単結晶の製造方法に関するものである。
半導体デバイスの基板材料としてエピタキシャルシリコンウェーハが広く使用されている。エピタキシャルシリコンウェーハは、バルクシリコンウェーハ(ポリッシュドウェーハ)上に単結晶シリコン薄膜を気相成長させたものであり、結晶の完全性が高いという特長を有している。
エピタキシャルシリコンウェーハ中の重金属不純物は、半導体デバイスの特性不良の原因となるため極力低減させる必要がある。重金属不純物の影響を低減させる技術として、シリコンウェーハ内に酸素析出物(BMD:Bulk Micro Defect)を形成し、そこに重金属不純物を捕らえさせるイントリンシックゲッタリング(IG)が知られている。近年は、ウェーハ内のBMD密度が1×10個/cm以上のエピタキシャルシリコンウェーハの要求が高まっている。
しかし、エピタキシャル膜の成膜過程において、シリコンウェーハは1000〜1200℃の高温に晒され、この高温熱処理によってウェーハ中の微小な酸素析出核が縮小または消滅し、その後のデバイスプロセスにおいてBMDを十分に誘起させることができない。特に最近は、半導体デバイスの微細化に伴ってデバイスプロセスが低温化してきており、BMD密度の低下が顕著である。
このようなBMD密度の低下の問題を解決するため、エピタキシャルシリコンウェーハの基板材料として窒素がドープされたシリコン単結晶が好ましく用いられている。窒素がドープされたシリコンウェーハには、エピタキシャル工程における高温熱処理を受けても消滅し難い熱的に安定なBMDが単結晶インゴットの結晶育成段階で形成されるため、ゲッタリング能力を向上させることができる。
客先のデバイスプロセスの違いによって要求される品質に違いはあるが、シリコンウェーハ中のBMD(Bulk Micro Defect)密度に対する要求は厳しくなる一方である。そのため、従来であれば1本の単結晶インゴットからロスなく得られていた特定の客先に対するウェーハ製品が部分的に規格外となり、単結晶インゴット全体を同一のウェーハ製品として取得できないという問題が出てきている。
シリコン単結晶中のBMD密度は、シリコン単結晶中の窒素濃度が高くなるほど高くなることが知られている。窒素がドープされたシリコン単結晶の引き上げ工程において、シリコン単結晶中の窒素濃度は引き上げ開始時に所定の濃度となるように調整され、引き上げが進むにつれて徐々に上昇する。窒素濃度とBMD密度との間には密接な関係があり、窒素濃度が高いほどシリコン単結晶中のBMD密度は高くなる。単結晶中の窒素濃度は偏析によって引上げ開始から徐々に増加するので、BMD密度も結晶成長方向に徐々に増加する。その結果、例えば引き上げ工程の後半または終盤においてBMD密度が客先の要求範囲を超える結晶部分が育成されることになる。
特許文献1には、シリコン単結晶の軸方向における酸素濃度分布を推定し、該酸素濃度分布に応じた量の窒素をシリコン融液中に予め添加しておくことにより、シリコン単結晶の軸方向において均一なBMD密度を得る方法が記載されている。また特許文献2には、CZ法によるシリコン単結晶インゴットの製造方法において、窒素濃度の増加に応じて酸素濃度を低下させることが記載されている。また、特許文献3には、単結晶の引き上げ過程において、トップ側からボトム側まで酸素濃度を均一に保ったまま、BMD密度の不均一を改善するため、単結晶のボトム側の酸素析出核形成温度領域での滞在時間を、単結晶のトップ側の酸素析出核形成温度領域での滞在時間の1/8〜1/4倍の範囲内になるように単結晶の引き上げ速度を調整してアフターヒート工程を行う方法が記載されている。
特開2002−255683号公報 特開2001−68477号公報 特開2010−208894号公報
上記のように、シリコン単結晶中の窒素濃度およびBMD密度は結晶成長方向に増加するため、引き上げ工程の後半においてBMD密度が高い結晶部分が育成される。単結晶中の酸素濃度を結晶成長方向に低下させてBMD密度の増加を抑えることも考えられるが、酸素濃度を下げるのにも限界があり、1本の単結晶インゴット全体を特定の客先向けのエピタキシャルウェーハ製品として取得することができず、改善が望まれている。
したがって、本発明の目的は、BMD密度の製造仕様が大きく異なる2以上の単結晶製品を1本の単結晶インゴットから効率よく製造することが可能なシリコン単結晶の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明によるシリコン単結晶の製造方法は、窒素がドープされたシリコン融液からシリコン単結晶を引き上げるチョクラルスキー法によるシリコン単結晶の製造方法であって、シリコン単結晶のトップ側に位置する第1の製品領域を育成する工程と、前記第1の製品領域よりも前記シリコン単結晶のボトム側に位置し、前記第1の製品領域とはBMD密度の製造仕様が異なる第2の製品領域を育成する工程とを含み、前記第2の製品領域におけるBMD密度の製造仕様の上限値および下限値は、前記第1の製品領域におけるBMD密度の製造仕様の上限値および下限値よりもそれぞれ大きく、前記第1の製品領域を育成する工程では、前記第1の製品領域におけるBMD密度の製造仕様の範囲内に収まるように、前記シリコン単結晶中の酸素濃度を制御し、前記第2の製品領域を育成する工程では、前記第2の製品領域におけるBMD密度の製造仕様の範囲内に収まるように、前記シリコン単結晶中の酸素濃度を制御することを特徴とする。
ここで、製造仕様とは、シリコン単結晶の製造前に客先仕様に基づいて予め設定される単結晶の品質に関わる仕様のことであり、シリコン単結晶を製造するにあたって、シリコン単結晶の品質として許容される範囲を言う。BMD密度の製造仕様とはシリコン単結晶のBMD密度に関する許容範囲であり、一般的に、BMD密度の製造仕様は、その上限値と下限値が定められ、その範囲内のBMD密度になるようにシリコン単結晶が製造される。その範囲内のBMD密度の単結晶部分は合格品であり、他の品質条件を満たせば、その後の加工によりウェーハ製品となり出荷されるが、その範囲外のBMD密度の単結晶部分は不合格品でありウェーハ製品とならない。
本発明によれば、第1の製品領域の育成工程により育成される結晶部分を所定の客先のウェーハ製品として提供することができ、第2の製品領域の育成工程により育成される結晶部分を別の客先のウェーハ製品として、あるいは同じ客先の異なるウェーハ製品として提供することができ、シリコン単結晶中の結晶成長方向のBMD密度分布が客先仕様に基づいた製造仕様内に収まるように制御することができる。したがって、1本の単結晶インゴットから取れる2種類のウェーハ製品に必要な量のシリコン単結晶インゴットを効率よく生産することが可能となる。さらに、第3、第4といった複数の製品領域の育成工程を含めることも可能であり、この場合、1本の単結晶インゴットから取れる3種類以上のウェーハ製品に必要な量のシリコン単結晶インゴットを効率よく生産することも可能である。
本発明において、前記第2の製品領域におけるBMD密度の下限値は、前記第1の製品領域におけるBMD密度の製造仕様の中央値以上であることが好ましい。あるいは、前記第2の製品領域におけるBMD密度の製造仕様の下限値は、前記第1の製品領域におけるBMD密度の製造仕様の上限値以上であってもよい。これによれば、BMD密度の製造仕様が大きく異なる2以上の単結晶製品を1本の単結晶からさらに効率よく取得することができる。
本発明において、前記第2の製品領域における酸素濃度の下限値は、前記第1の製品領域における酸素濃度の上限値以上であることが好ましい。このように、第2の製品領域の酸素濃度は第1の製品領域の酸素濃度以上となるように制御されるので、第2の製品領域のBMD密度を第1の製品領域のBMD密度以上にすることができる。また、この場合、シリコン単結晶を育成する前に引き上げられる単結晶における前記第1の製品領域と第2の製品領域等の製品領域を予め設定した上で、酸素濃度を制御する必要がある。
本発明において、前記酸素濃度の制御では、前記シリコン融液を支持する石英ルツボの回転速度、前記シリコン融液を加熱するヒーターのパワー、炉内雰囲気圧の少なくともいずれか1つを調整することが好ましい。このような引き上げ条件の制御によりシリコン融液中の酸素濃度並びに当該シリコン融液から引き上げられるシリコン単結晶中の酸素濃度を調整することができ、これによりシリコン単結晶中の結晶成長方向のBMD密度分布を調整することができる。さらに、BMD密度分布を制御することにより、1本の単結晶インゴットから取れる2種類のウェーハ製品の割合を概ね均等にすることが可能となる。
本発明において、前記第2の製品領域を育成する工程では、窒素の偏析現象により前記シリコン単結晶中に取り込まれる窒素濃度の増大に伴い結晶成長方向に形成されるBMD密度の増加を抑制するように、前記シリコン単結晶中の酸素濃度を低下させることが好ましい。このように、結晶成長方向における窒素の偏析を考慮して酸素濃度を制御することにより、シリコン単結晶中のBMD密度をその製造仕様の範囲内に確実に収めることができる。
本発明によるシリコン単結晶の製造方法は、前記第1の製品領域の育成後に前記石英ルツボの回転速度を増大させて前記シリコン融液中の酸素濃度を一旦上昇させた後、前記第2の製品領域を育成することが好ましい。このようにすることで、第2の製品領域を育成する工程の最初からシリコン融液中の酸素濃度を十分に高めることができ、第2の製品領域におけるBMD密度をその製造仕様の範囲内に確実に収めることができる。
本発明によれば、BMD密度の製造仕様が大きく異なる2以上の単結晶製品を1本の単結晶インゴットから効率よく製造することが可能なシリコン単結晶の製造方法を提供することができる。
図1は、シリコン単結晶を製造するための単結晶引き上げ装置の概略構成を示す断面図である。 図2は、シリコン単結晶の製造工程を示すフローチャートである。 図3は、シリコン単結晶インゴットの形状を示す略断面図である。 図4は、単結晶引き上げ工程中の酸素濃度制御ステップを説明するためのフローチャートである。 図5(a)は、シリコン単結晶中の酸素濃度の結晶成長方向の分布を示すグラフであり、図5(b)はシリコン単結晶中のBMD密度の結晶成長方向の分布を示すグラフである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、シリコン単結晶を製造するための単結晶引き上げ装置の概略構成を示す断面図である。
図1に示すように、単結晶引き上げ装置1は、チャンバ10と、チャンバ10内においてシリコン融液2を支持する石英ルツボ11と、石英ルツボ11を支持するグラファイト製のサセプタ12と、石英ルツボ11の周囲に設けられたヒーター13と、石英ルツボ11の上方に設けられたシリコン単結晶3の引き上げ軸であるワイヤ14と、ワイヤ巻き取り機構15を備えている。ワイヤ14の下端にシードチャック16を介して種結晶を取り付け、種結晶をシリコン融液2に着液させた後、ワイヤ14を引き上げて種結晶を徐々に上昇させることにより、種結晶と同一の結晶方位を持つシリコン単結晶3が成長する。
単結晶引き上げ装置1は、サセプタ12を支持するシャフト17と、シャフト17を回転および昇降駆動するシャフト駆動機構18とを備えており、サセプタ12、シャフト17およびシャフト駆動機構18は石英ルツボ11の回転昇降機構を構成している。単結晶の引き上げ工程中、石英ルツボ11は所定の回転速度で回転しており、シリコン融液2の対流を発生させることでシリコン融液2中の熱分布の均一化が図られている。
図2は、シリコン単結晶の製造工程を示すフローチャートである。また図3は、シリコン単結晶インゴットの形状を示す略断面図である。また、図4は、シリコン単結晶の引き上げ工程中の酸素濃度制御ステップを説明するためのフローチャートである。
図2および図3に示すように、シリコン単結晶3の製造では、石英ルツボ11内の固体のシリコン原料を加熱してシリコン融液2を生成する原料融解工程S11と、種結晶をシリコン融液に着液させる着液工程S12と、結晶直径が細く絞られたネック部3aを形成するネッキング工程S13と、規定の直径(例えば約300mm)を得るために結晶直径が徐々に広げられたショルダー部3bを形成するショルダー部育成工程S14と、規定の直径に維持されたボディー部3cを形成するボディー部育成工程S15と、引き上げ終了のため結晶直径を細く絞り、単結晶を液面から切り離すテール部育成工程S16が順に実施される。以上により、ネック部3a、ショルダー部3b、ボディー部3cおよびテール部3dを有するシリコン単結晶インゴットが完成する。
シリコン単結晶の引き上げ工程(ステップS13〜S16)では、シリコン単結晶3の結晶成長方向の酸素濃度分布を調整することでシリコン単結晶3中のBMD密度を制御する。図4に示すように、ボディー部育成工程S15は、ボディー部3cの育成開始からボディー部3cが所定の長さ(例えば目標長さの半分)に達するまでの前半の期間において、単結晶中のBMD密度が第1のBMD密度範囲内に収まるように単結晶中の酸素濃度を制御する第1の酸素濃度制御ステップS21と、前半の期間の終了後からボディー部3cの育成終了までの後半の期間において、単結晶中のBMD密度が第1のBMD密度範囲とは異なる第2のBMD密度範囲内に収まるように単結晶中の酸素濃度を制御する第2の酸素濃度制御ステップS22とを有する。
第1の酸素濃度制御ステップS21は、図3に示す第1の製品領域3c(第1の結晶部分)を育成する工程であり、第2の酸素濃度制御ステップS22は、第2の製品領域3c(第2の結晶部分)を育成する工程である。第2の製品領域3cにおけるBMD密度の製造仕様の上限値および下限値は、第1の製品領域3cにおけるBMD密度の製造仕様の上限値および下限値よりも大きくなるように設定される。より好ましくは、第2の製品領域3cにおけるBMD密度の製造仕様の下限値は、第1の製品領域3cにおけるBMD密度の製造仕様の中央値以上となるように設定され、あるいは、第1の製品領域3cにおけるBMD密度の製造仕様の上限値以上となるように設定される。第2の製品領域3cにおけるBMD密度の製造仕様の下限値が第1の製品領域3cにおけるBMD密度の製造仕様の上限値以上となるためには、第2の製品領域における酸素濃度の下限値が第1の製品領域における酸素濃度の上限値以上となることが好ましい。
こうして育成されたシリコン単結晶3のボディー部3cは、図3に示すように、結晶成長方向の中央付近に設定された境界よりもトップ側(ショルダー部3b側)の第1の製品領域3cと、境界よりもボトム側(テール部3d側)の第2の製品領域3cとを有し、第1の製品領域3cは、BMD密度がある客先(客先A)の仕様を満たす製品となり、第2の製品領域3cは、BMD密度が別の客先(客先B)の仕様を満たす製品となる。
上記のように、シリコン単結晶3中の窒素濃度は偏析によって結晶成長方向に増加するため、シリコン単結晶3のBMD密度も結晶成長方向に増加し、引き上げ工程の後半ではBMD密度が客先Aの要求範囲を超えてしまう。BMD密度が客先Aの要求範囲内に収まるように、シリコン単結晶3中の酸素濃度を結晶成長方向に減少させた場合でも、BMD密度の要求範囲が非常に狭くなってきているのでその効果は限定的であり、BMD密度を要求範囲内に収めることができないだけでなく、酸素濃度を非常に低くしなければならず、酸素濃度の制御が非常に難しい。
そこで本実施形態では、引き上げ工程の後半でBMD密度が客先Aの要求範囲を超えることを許容しつつ酸素濃度が過度に減少しないように調整して、第2の製品領域3cのBMD密度を客先Bの要求範囲内に収めるようにしたものである。引き上げ工程の前半では客先Aの要求範囲を満たす第1の製品領域3cを育成し、引き上げ工程の後半では客先Bの要求範囲を満たす第2の製品領域3cを育成することにより、1本の単結晶インゴットから取得する客先Aに対する製品(製品A)と客先Bに対する製品(製品B)の取り分のバランスを改善することができる。
本実施形態においては、窒素の偏析によりシリコン単結晶中に取り込まれる窒素濃度の増大に伴うBMD密度の増加を抑制するように、シリコン単結晶中の酸素濃度を低下させてもよい。このように、窒素の偏析を考慮して酸素濃度を制御することにより、シリコン単結晶中のBMD密度をその製造仕様の範囲内に確実に収めることができる。
シリコン単結晶のBMD密度の測定方法の一例を以下に示すが、これに限定されるものでない。BMD密度の測定では、まずシリコン単結晶のインゴットから1〜2mm厚のサンプルウェーハを採取し、このサンプルウェーハに対して窒素雰囲気中で650〜900℃×30分の熱処理を施した後、酸化雰囲気中において、780℃×3時間および1000℃×16時間の熱処理を行う。次に、熱処理で形成された熱酸化膜を除去した後、ウェーハを劈開し、BMDを顕在化させるための選択エッチングを行う。選択エッチングにはクロム酸を含むライトエッチング液を用い、ウェーハの劈開面から深さ5μm程度のエッチング量とする。このような選択エッチングを行った後に光学顕微鏡にてウェーハの劈開面におけるBMD密度を測定する。BMD密度は面積密度であってもよく、あるいは体積密度であってもよい。またウェーハ面内におけるBMD密度の測定位置は特に限定されず、ウェーハの中心位置、ウェーハの中心からR/2(Rは半径)の位置、およびウェーハ外周部分の3箇所の平均値、あるいはウェーハの中心位置のみを対象とすることもできる。
シリコン単結晶3中の酸素濃度の制御は、主に石英ルツボ11の回転速度、ヒーター13のパワー、あるいは炉内雰囲気圧を変えることによって行うことができる。石英ルツボ11の回転速度を速くした場合、ヒーター13のパワーを強くした場合には、シリコン融液2中の熱対流が増加して石英ルツボ11の内表面の溶損量が多くなるので、シリコン融液2中の酸素濃度が上昇し、このシリコン融液2から引き上げられるシリコン単結晶3中の酸素濃度も高くなる。また炉内雰囲気圧を高くした場合にはシリコン融液の飽和溶存酸素量を多くすることができる。逆に石英ルツボ11の回転速度を遅くした場合およびヒーター13のパワーを弱くした場合には、石英ルツボ11の内表面の溶損量が少なくなるので、シリコン融液2から引き上げられるシリコン単結晶3中の酸素濃度も低くなる。また炉内雰囲気圧を低くした場合にはシリコン融液の飽和溶存酸素量を少なくすることができる。このようにして、引き上げ条件を調整することでシリコン単結晶3中の酸素濃度を調整することができる。
本実施形態においては、第1の製品領域3cの育成工程が終了した後に例えば石英ルツボ11の回転速度を増大させてシリコン融液2中の酸素濃度を一旦上昇させた後、第2の製品領域3cの育成工程を開始してもよい。このようにすることで、第2の製品領域3cの育成工程の最初からシリコン融液2中の酸素濃度を十分に高めることができ、第2の製品領域3cにおけるBMD密度をその製造仕様の範囲内に確実に収めることができる。
なお第1および第2の製品領域3c,3cの結晶成長方向の酸素濃度分布は、引き上げ条件を一定に維持して酸素濃度を意図的に制御しなければ、引き上げ工程の進行とともに徐々に低下する。これは、シリコン融液2の消費によってシリコン融液2が石英ルツボ11と接触する面積が減少し、石英ルツボ11の溶損量が徐々に減少することによるものである。
以上説明したように、本実施形態によるシリコン単結晶の製造方法は、第1の酸素濃度制御ステップS21により育成される第1の製品領域3cを特定の客先のウェーハ製品として提供することができ、第2の酸素濃度制御ステップS22により育成される第2の製品領域3cを別の客先のウェーハ製品として提供することができ、シリコン単結晶3中の結晶成長方向のBMD密度分布が客先仕様に基づいた製造仕様内に収まるように制御することができる。したがって、1本の単結晶インゴットから2種類のウェーハ製品を取得することができ、2種類のウェーハ製品に必要な量のシリコン単結晶インゴットを効率よく生産することが可能となる。さらに、第3、第4といった複数の製品領域の育成工程を含めることも可能であり、この場合、1本の単結晶インゴットから3種類以上のウェーハ製品を取得することができ、3種類以上のウェーハ製品に必要な量のシリコン単結晶インゴットを効率よく生産することも可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
シリコン単結晶の育成前に、第1の製品領域を単結晶直胴部200mm(直胴部の始端から200mmの意、以下同じ)〜800mmの間の範囲とし、第2の製品領域を単結晶直胴部800mm〜2000mmの間の範囲と設定して、窒素がドープされた直径300mm、結晶長2000mmのシリコン単結晶インゴットをCZ法により育成した。その際、シリコン単結晶インゴットのトップから800mmの位置以降で単結晶中の酸素濃度がそれまでよりも高くなるように石英ルツボの回転速度およびヒーターのパワーを途中で変更して単結晶の引き上げを実施した。
次に、シリコン単結晶インゴットを加工して多数枚のポリッシュドウェーハを製造すると共に、シリコン単結晶インゴットのトップから200mm、500mm、800mm、1000mm、1400mm、1700mm、および2000mmの位置における合計7枚のシリコンウェーハをサンプルウェーハとしてピックアップした。
次にこれらのサンプルウェーハの窒素濃度をSIMS(Secondary Ion Mass Spectroscopy:二次イオン質量分析法)によって測定したところ、シリコン単結晶インゴットのトップ側からボトム側に向かって当該シリコン単結晶中の窒素濃度が偏析により増加しており、さらにシリコン単結晶インゴットのボトムの位置において窒素濃度が6×1013atoms/cmであることが確認された。
次にこれらのサンプルウェーハの酸素濃度を測定した。酸素濃度はASTM F−121(1979)に規格されたFT−IR(フーリエ変換赤外分光光度法)による測定値であり、ウェーハの中心から半径方向に1mmピッチで行い、その平均値を求めた(以下、酸素濃度値は特定の酸素濃度に対する相対値で表示)。その結果を図5(a)に示す。
図5(a)から明らかなように、単結晶のトップから200mm以上800mm以下の範囲(第1の製品領域内)では酸素濃度が1.9〜2.0(相対値)であり、結晶成長方向に向かって非常に緩やかに低下しているが、単結晶のトップから1000mm以上2000mm以下の範囲(第2の製品領域内)では酸素濃度が2.2〜2.9(相対値)であり、第1の製品領域よりも酸素濃度が高くなっていることが確認された。
次に、サンプルウェーハのBMD密度を測定した。BMD密度の測定では、まずサンプルウェーハに対して窒素雰囲気中で650〜900℃×30分の熱処理を行い、次にシリコンウェーハに酸化雰囲気中で780℃×3時間および1000℃×16時間の2段階の熱処理を行った。次に、熱処理で形成された熱酸化膜を除去し、ウェーハを劈開し、クロム酸を含むライトエッチング液を用いて劈開面に深さ5μmの選択エッチングを行い、BMDを顕在化させた。その後、ウェーハの劈開面を光学顕微鏡に観察し、100μm角エリア内のエッチピットをBMD密度として測定した(以下、BMD密度は特定のBMD密度に対する相対値で表示)。その結果を図5(b)に示す。
図5(b)から明らかなように、BMD密度は単結晶のボトム側に近づくほど高くなり、特に単結晶のトップから800mm以上1000mm以下の領域でBMD密度は大きく変化した。そして、単結晶のトップから200mm以上800mm以下の第1の製品領域内では、BMD密度の上限値および下限値が相対値で1.4および1.3となり、第1の製品領域のBMD密度の製造仕様の上限値(2.0)から下限値(1.0)までの範囲内に収まった。また単結晶のトップから1000mm以上2000mm以下の第2の製品領域内では、BMD密度の上限値および下限値が相対値で2.8および2.1となり、第1の製品領域内におけるBMD密度の上限値および下限値をそれぞれ上回ると共に、第2の製品領域のBMD密度の製造仕様の上限値(3.0)から下限値(2.0)までの範囲内に収まった。
また図5(b)のグラフにおいて、他の第2の製品領域は、BMD密度の製造仕様の下限値を1.5まで引き下げたものであり、他の第2の製品領域におけるBMD密度の製造仕様の範囲は、第1の製品領域におけるBMD密度の製造仕様の範囲と部分的に重なっている。そのため、他の第2の製品領域におけるBMD密度の製造仕様の下限値(1.5)は、第1の製品領域におけるBMD密度の製造仕様の上限値(2.0)よりも低く、当該第1の製品領域におけるBMD密度の中央値(1.5)と等しい。第2の製品領域に対してこのようなBMD密度の製造仕様が設定された場合でも、単結晶のBMD密度を第1および第2の製品領域の両方の製造仕様内に収めることができた。
1 単結晶引き上げ装置
2 シリコン融液
3 シリコン単結晶
3a シリコン単結晶のネック部
3b シリコン単結晶のショルダー部
3c シリコン単結晶のボディー部
3c 第1の製品領域
3c 第2の製品領域
3d テール部
10 チャンバ
11 石英ルツボ
12 サセプタ
13 ヒーター
14 ワイヤ
15 ワイヤ巻き取り機構
16 シードチャック
17 シャフト
18 シャフト駆動機構

Claims (7)

  1. 窒素がドープされたシリコン融液からシリコン単結晶を引き上げるチョクラルスキー法によるシリコン単結晶の製造方法であって、
    シリコン単結晶のトップ側に位置する第1の製品領域を育成する工程と、
    前記第1の製品領域よりも前記シリコン単結晶のボトム側に位置し、前記第1の製品領域とはBMD密度の製造仕様が異なる第2の製品領域を育成する工程とを含み、
    前記第2の製品領域におけるBMD密度の製造仕様の上限値および下限値は、前記第1の製品領域におけるBMD密度の製造仕様の上限値および下限値よりもそれぞれ大きく、
    前記第1の製品領域を育成する工程では、前記シリコン単結晶中の酸素濃度が徐々に低下するように結晶引き上げ条件を制御し、
    前記第1の製品領域と前記第2の製品領域との境界付近では、前記シリコン単結晶中の酸素濃度が一旦上昇するように結晶引き上げ条件を制御し、
    前記第2の製品領域を育成する工程では、前記シリコン単結晶中の酸素濃度が徐々に低下するように結晶引き上げ条件を制御することを特徴とするシリコン単結晶の製造方法。
  2. 前記第1及び第2の製品領域を育成する工程では、窒素の偏析現象により前記シリコン単結晶中に取り込まれる窒素濃度の増大に伴い結晶成長方向に形成されるBMD密度の増加を抑制するように、前記シリコン単結晶中の酸素濃度を低下させる、請求項1に記載のシリコン単結晶の製造方法。
  3. 前記酸素濃度の制御では、前記シリコン融液を支持する石英ルツボの回転速度、前記シリコン融液を加熱するヒーターのパワー、炉内雰囲気圧の少なくともいずれか1つを調整する、請求項1又は2のシリコン単結晶の製造方法。
  4. 前記第1の製品領域と前記第2の製品領域との境界付近では、前記石英ルツボの回転速度を増大させて前記シリコン融液中の酸素濃度を一旦上昇させる請求項3に記載のシリコン単結晶の製造方法。
  5. 前記第2の製品領域におけるBMD密度の製造仕様の下限値は、前記第1の製品領域におけるBMD密度の製造仕様の中央値以上である、請求項1ないし4のいずれか一項に記載のシリコン単結晶の製造方法。
  6. 前記第2の製品領域におけるBMD密度の製造仕様の下限値は、前記第1の製品領域におけるBMD密度の製造仕様の上限値以上である、請求項1ないし4のいずれか一項に記載のシリコン単結晶の製造方法。
  7. 前記第2の製品領域における酸素濃度の下限値は、前記第1の製品領域における酸素濃度の上限値以上である、請求項1ないし6のいずれか一項に記載のシリコン単結晶の製造方法。
JP2015241321A 2015-12-10 2015-12-10 シリコン単結晶の製造方法 Active JP6459944B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015241321A JP6459944B2 (ja) 2015-12-10 2015-12-10 シリコン単結晶の製造方法
CN201611129253.4A CN106906514A (zh) 2015-12-10 2016-12-09 单晶硅的制造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015241321A JP6459944B2 (ja) 2015-12-10 2015-12-10 シリコン単結晶の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017105675A JP2017105675A (ja) 2017-06-15
JP6459944B2 true JP6459944B2 (ja) 2019-01-30

Family

ID=59058705

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015241321A Active JP6459944B2 (ja) 2015-12-10 2015-12-10 シリコン単結晶の製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6459944B2 (ja)
CN (1) CN106906514A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113862777B (zh) * 2021-09-30 2023-05-16 西安奕斯伟材料科技股份有限公司 一种用于制造单晶硅棒的拉晶炉、方法及单晶硅棒

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0421585A (ja) * 1990-05-16 1992-01-24 Osaka Titanium Co Ltd 単結晶引上方法
JP3564830B2 (ja) * 1995-10-09 2004-09-15 信越半導体株式会社 シリコン単結晶中の酸素濃度制御方法
JPH11278983A (ja) * 1998-03-27 1999-10-12 Sumitomo Metal Ind Ltd 結晶切断方法
JP2001068477A (ja) * 1999-08-27 2001-03-16 Komatsu Electronic Metals Co Ltd エピタキシャルシリコンウエハ
JP2001240485A (ja) * 2000-02-29 2001-09-04 Mitsubishi Materials Silicon Corp 単結晶引上方法及び単結晶引上装置
JP2002234794A (ja) * 2001-01-31 2002-08-23 Mitsubishi Materials Silicon Corp シリコン単結晶引上方法及びシリコンウェーハ
JP2013030723A (ja) * 2011-06-24 2013-02-07 Covalent Materials Corp シリコンウェーハの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN106906514A (zh) 2017-06-30
JP2017105675A (ja) 2017-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101389058B1 (ko) 실리콘 웨이퍼 및 그 제조방법
CN108368638B (zh) 由单晶硅制成的半导体晶片及其生产方法
WO2002002852A1 (fr) Plaquette en silicium monocristallin et procede de fabrication
US9777394B2 (en) Method of producing silicon single crystal ingot
JP5163459B2 (ja) シリコン単結晶の育成方法及びシリコンウェーハの検査方法
JP2010040587A (ja) シリコンウェーハの製造方法
TWI428481B (zh) 矽晶圓及其製造方法
TWI548785B (zh) 矽晶圓及其製造方法
KR102095597B1 (ko) 실리콘 단결정의 제조 방법
KR20120024970A (ko) 실리콘 웨이퍼의 열처리 방법
KR101001981B1 (ko) 에피텍셜 성장용 실리콘 웨이퍼 및 에피텍셜 웨이퍼 및 그제조방법
KR20060028425A (ko) 단결정 제조방법 및 단결정
JP6459944B2 (ja) シリコン単結晶の製造方法
WO2005001170A1 (ja) 単結晶の製造方法及び単結晶
JP2007284324A (ja) 半導体単結晶の製造装置及び製造方法
JP2005015290A (ja) 単結晶の製造方法及び単結晶
TWI621182B (zh) 磊晶矽晶圓
JP6729411B2 (ja) シリコン単結晶の製造方法
JP2007284323A (ja) 半導体単結晶の製造装置及び製造方法
JP6135818B2 (ja) シリコン単結晶製造方法
TWI828442B (zh) 磊晶晶圓
US20230243062A1 (en) Silicon wafer and method for producing silicon wafer
TWI671440B (zh) 矽單結晶的製造方法、矽單結晶及矽晶圓
JP5136252B2 (ja) シリコン単結晶の育成方法
JP4577319B2 (ja) シリコン単結晶の育成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180801

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180814

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180918

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6459944

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250