JP6459636B2 - 亜鉛系合金めっき溶接h形鋼及びその製造方法 - Google Patents

亜鉛系合金めっき溶接h形鋼及びその製造方法 Download PDF

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本発明は、耐食性に優れる亜鉛系合金めっき溶接H形鋼とその製造方法に関する。
ウェブ材とフランジ材とを高周波抵抗溶接して製造された溶接H形鋼は、熱間圧延によって製造された圧延H形鋼と比較して、ウェブ高さやフランジ幅の選択範囲が広く、より軽量の製品で、高い断面二次モーメントが得られる。また、溶接H形鋼は、寸法精度が高い鋼帯を素材とするため、高寸法精度が容易に得られる。このような利点があることから、溶接H形鋼は、軽量鉄骨系住宅の床や屋根の梁材等に賞用されている。
ところで、耐食性が要求される用途に使用される溶接H形鋼には、熱間圧延ままの鋼帯を素材として製造し、需要家が使用に際してめっき等の表面処理を行うものと、めっき鋼帯を素材とするものとがある。従来の軽量鉄骨系住宅等に使用する溶接H形鋼には、溶融亜鉛めっき鋼帯を素材としたものが採用される。
溶融亜鉛めっき鋼帯を素材とし、高周波抵抗溶接によって製造された溶接H形鋼の溶接部には、色合わせのための塗装など、補修が施されることがある。なお、溶接後、塗装を施す前に、ロール等によってビード部を成形することがある。このとき、溶接部に残存物が付着していると、補修後に塗膜が剥離することがあった。このような溶接部の塗膜の剥離を防止するために、ビード部を成形し、めっきカスを除去してから塗装する方法が提案されている(例えば、特許文献1、参照)。
また、溶融亜鉛めっき鋼帯をフランジ材及びウェブ材の素材として用いる場合、給電子をフランジ材及びウェブ材に当接させて加熱する際に、当接部のめっき層が消失することがある。めっき層が消失すると耐食性が低下するので、この部分に溶射皮膜を形成する方法が提案されている(例えば、特許文献2、参照)。また、当接部のめっき層が消失しないように、小型の2つ以上の給電子をフランジ材及びウェブ材に当接させる方法が提案されている(例えば、特許文献3、参照)。
特開平07−009151号公報 特開2002−001530号公報 特開2005−028433号公報
近年、耐食性等をさらに向上させるため、AlやMgを含む亜鉛系合金めっき鋼帯を素材として溶接H形鋼を製造することが試みられている。高周波抵抗溶接によって製造される亜鉛系合金めっき溶接H形鋼の給電子が当接した部位(当接部)は、例えば図1に示すように、3本の線状痕となる。図2に示すように、給電子の当接部の近傍の断面には、めっき層に2つの凹部が見られる。すなわち、給電子が当接した部位は、図1に示す3本の線状痕の間の部分(めっき層の凹部)であり、線状痕は給電子の当接部の両側に形成されためっき層の凸部である。
ところで、溶接部には色合わせ塗装が施されるが、通常は、給電子の当接部には補修等を施さない。しかし、亜鉛めっきや亜鉛系合金めっき溶接H形鋼の場合、給電子の当接によって形成されためっき層の凹部(摺動痕という。)は、めっき層が薄くなっているため、他の部位に比べて耐食性が劣化するという問題が生じた。また、摺動痕の近傍に色合わせ塗装を施した場合であっても、耐食性が不均一であると、摺動痕の局部的な腐食が問題になる場合がある。なお、製造装置の仕様によっては、1本の摺動痕の両端に2本の線状痕が形成される場合もあるが、摺動痕の耐食性の劣化という問題は同様に生じる。
そこで、本発明は、このような実情に鑑み、給電子との当接によって形成される摺動痕及びその近傍が、溶接部を除く一般部(高周波抵抗溶接の際に加熱、冷却が施されない部分)と同等の耐食性を維持する、亜鉛系合金めっき溶接H形鋼とその製造方法の提供を課題としてなされたものである。
本発明者らは、上記課題を解決するための手法について、鋭意検討した。
その結果、亜鉛系合金めっき鋼帯を素材とするH形鋼の製造において、溶接後に所定の時間以内に、給電子による摺動痕を含む部位を所定の冷却速度以上で冷却すると、摺動痕の耐食性が他の部位と同等となることが判明した。この原因は、高周波抵抗溶接時に加熱された亜鉛系合金めっきが、一旦、溶融し、凝固する際に急速冷却によって微細な凝固組織となり、他の部位との電位差が軽減されて耐食性が向上するためであると推定される。
本発明は、上記知見に基づいてなされたもので、その要旨は以下のとおりである。
(1)Zn−Al−Mg−Si系合金めっき、Zn−Al−Mg系合金めっき及びZn−Al系合金めっきの何れか1種からなるめっき層を備えた亜鉛系合金めっき鋼帯をウェブ材及びフランジ材とし、前記ウェブ材と前記フランジ材の一方又は両方に形成される高周波抵抗溶接用給電子の摺動痕の前記めっき層の析出相組織が、粒径10μm以下の共晶組織であることを特徴とする亜鉛系合金めっき溶接H形鋼。
(2)前記亜鉛系合金めっき鋼帯の母材が、質量%で、C:0.01〜0.3%、Si:0.01〜2.0%、Mn:0.1〜3.0%、S:0.015%以下、P:0.030%以下、Al:0.001〜0.5%、Ti:0.001〜0.5%、N:0.0005〜0.006%を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなることを特徴とする前記(1)に記載の亜鉛系合金めっき溶接H形鋼。
(3)前記亜鉛系合金めっき鋼帯の母材が、更に、質量%で、B:0.0003〜0.0040%を含有することを特徴とする前記(2)に記載の亜鉛系合金めっき溶接H形鋼。
(4)前記Zn−Al−Mg−Si系合金めっきが、質量%で、Al:2〜19%、Mg:1〜10%、Si:0.01〜2%を含有し、残部がZn及び不可避的不純物であることを特徴とする前記(1)〜(3)の何れかに記載の亜鉛系合金めっき溶接H形鋼。
(5)前記Zn−Al−Mg系合金めっきが、質量%で、Al:2〜19%、Mg:0.5〜10%を含有し、残部がZn及び不可避的不純物であることを特徴とする前記(1)〜(3)の何れかに記載の亜鉛系合金めっき溶接H形鋼。
(6)前記Zn−Al系合金めっきが、質量%で、Al:0.18〜5%を含有し、さらにMg:0.01〜0.5%、La:0.001〜0.5%、Ce:0.001〜0.5%の何れか1種又は2種以上を含有し、残部がZn及び不可避的不純物であることを特徴とする前記(1)〜(3)の何れかに記載の亜鉛系合金めっき溶接H形鋼。
(7)Zn−Al−Mg−Si系合金めっき、Zn−Al−Mg系合金めっき及びZn−Al系合金めっきの何れか1種からなるめっき層を備えた亜鉛系合金めっき鋼帯をウェブ材及びフランジ材とし、前記ウェブ材と前記フランジ材とを高周波抵抗溶接する亜鉛系合金めっきH形鋼の製造方法であって、前記高周波抵抗溶接の終了後、30秒以内に、少なくとも前記高周波抵抗溶接の加熱に用いられる給電子の当接及び摺動によって形成される前記ウェブ材、前記フランジ材の一方又は両方の摺動痕を800℃/秒以上の冷却速度で急速冷却することを特徴とする亜鉛系合金めっき溶接H形鋼の製造方法。
(8)前記亜鉛系合金めっき鋼帯の母材が、質量%で、C:0.01〜0.3%、Si:0.01〜2.0%、Mn:0.1〜3.0%、S:0.015%以下、P:0.030%以下、Al:0.001〜0.5%、Ti:0.001〜0.5%、N:0.0005〜0.006%を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなることを特徴とする前記(7)に記載の亜鉛系合金めっき溶接H形鋼の製造方法。
(9)前記亜鉛系合金めっき鋼帯の母材が、更に、質量%で、B:0.0003〜0.0040%を含有することを特徴とする前記(8)に記載の亜鉛系合金めっき溶接H形鋼の製造方法。
(10)前記Zn−Al−Mg−Si系合金めっきが、質量%で、Al:2〜19%、Mg:1〜10%、Si:0.01〜2%を含有し、残部がZn及び不可避的不純物であることを特徴とする前記(7)〜(9)の何れかに記載の亜鉛系合金めっき溶接H形鋼の製造方法。
(11)前記Zn−Al−Mg系合金めっきが、質量%で、Al:2〜19%、Mg:0.5〜10%を含有し、残部がZn及び不可避的不純物であることを特徴とする前記(7)〜(9)の何れかに記載の亜鉛系合金めっき溶接H形鋼の製造方法。
(12)前記Zn−Al系合金めっきが、質量%で、Al:0.18〜5%を含有し、さらにMg:0.01〜0.5%、La:0.001〜0.5%、Ce:0.001〜0.5%の何れか1種又は2種以上を含有し、残部がZn及び不可避的不純物であることを特徴とする前記(7)〜(9)の何れかに記載の亜鉛系合金めっき溶接H形鋼の製造方法。
本発明によれば、給電子との当接によって形成される摺動痕及びその近傍においても、一般部と同等の耐食性が確保された、亜鉛系合金めっき鋼帯を素材とする溶接H形鋼(亜鉛系合金めっき溶接H形鋼)及びその製造方法を提供することができる。また、本発明によれば、摺動痕及びその近傍を補修する必要がなく、冷却装置の追加配置のみで製造することができるので、製造コストを大幅に上昇させることもない。したがって、本発明は、利用価値の高いものである。
亜鉛系合金めっき溶接H形鋼のウェブに形成された線状痕の一例を示す図である。 給電子の当接及び摺動によって形成された摺動痕の一例を示す図である。 亜鉛系合金めっき溶接H形鋼に形成された摺動痕の断面の一例を示す図である。 亜鉛系合金めっき溶接H形鋼の一般部の断面の一例を示す図である。 溶融めっき溶接H形鋼に形成された摺動痕の断面の一例を示す図である。 溶融亜鉛めっき溶接H形鋼の一般部の断面の一例を示す図である。 本発明に係る溶接H形鋼製造装置の一例を示す概略図である。
本発明者らは、亜鉛系合金めっき鋼帯を素材として溶接H形鋼を製造する際に、高周波抵抗溶接機の直後に配置した冷却水スプレーによって、給電子による摺動痕部分を種々の条件で冷却し、摺動痕のめっき層の組織と耐食性との関係について検討を行った。前述のように、図1に示す3本の線状痕の断面は、図2に示すように、給電子の摺動痕が2つの凹部を形成している。
図3は、高周波抵抗溶接の直後に急速冷却した亜鉛系合金めっき溶接H形鋼の、摺動痕のめっき層の組織の一例であり、図2の凹部を走査型電子顕微鏡で観察し、撮影した組織の反射電子像写真である。一方、図4は、比較のために示した、亜鉛系合金めっき溶接H形鋼の一般部のめっき層の組織である。なお、亜鉛系合金めっきは、Zn−Al−Mg−Si系合金めっきであり、図3及び4において、最下層の均一なグレー部分は、亜鉛系合金めっき溶接H形鋼の母材であり、その上がめっき層である。
亜鉛系合金めっきH形鋼の摺動痕では、高周波抵抗溶接の加熱によってめっき層が溶融し、溶接後の急速冷却によって凝固し、凝固相組織が形成される。図3に示すように、反射電子像では、摺動痕の亜鉛系合金めっき層は、明るい色調の相とやや暗い色調の相とが交ざり合った、微細な凝固相組織になっている。ここで、明るい色調はZn相であり、やや暗い色調は、Zn−Mg合金相中にZn相及びAl相が混在した相(合金相という。)である。
他の組成の亜鉛系合金めっきH形鋼についても同様の調査を行った結果、溶接直後に急速冷却された摺動痕の亜鉛系合金めっき層の凝固相組織は、粒径10μm以下の共晶組織であることがわかった。また、摺動痕の亜鉛系合金めっき層の凝固相組織には、図3に示したデンドライド状の組織以外に、ラメラー構造を呈する場合がある。更に、亜鉛系合金めっき成分によっては、初晶Zn、初晶Alが含まれる場合がある。初晶Zn、初晶Al凝固相は反射電子像の350倍での観察においては、外周を除いてほぼ均一な凝固相として観察されるため、明瞭に区別可能である。凝固相組織の粒径は、走査型電子顕微鏡(SEMという。)の反射電子像によって350倍での観察を行い、コントラスト差として識別できるデンドライドのアーム間、ラメラー層組織の層間長さ、初晶Al又は初晶Znの長径を測定し、これらの最大値で評価する。
一方、図4に示すように、一般部(高周波抵抗溶接の際に加熱、冷却が施されない部分)の亜鉛系合金めっき層の組織では、20〜30μm程度の暗い色調の相がマトリックス中に粗く分散している。一般部のめっき層の組織は、めっき浴から引き上げられた際の冷却によって形成されたものである。図4に示す暗い色調の相は、初晶Alが20〜30μm程度の結晶粒となったものであり、マトリックスはAl、Zn、Zn−Mg合金の共晶組織である。このような、一般部に比して、結晶粒が微細化された亜鉛系合金めっき層は、地鉄層(母材)との密着性が向上し、かつ凝固相組織間の電位差が軽減され、腐食促進性が緩和されており、その厚さを減じても一般部と同等の耐食性(防錆性)を確保している。また、亜鉛系合金めっき溶接H形鋼の製造において、高周波抵抗溶接後の冷却速度が遅い場合、摺動痕の亜鉛系合金めっき層の凝固相組織は、一般部と同様の組織になることがわかった。
さらに、比較のために、従来の溶融亜鉛めっき溶接H形鋼について、高周波抵抗溶接の直後に急速冷却した摺動痕及び一般部のめっき層の組織を調査した。図5は摺動痕のめっき層の組織であり、図6は一般部のめっき層の組織である。図5と図6とを比較しても、めっき層はほぼ純亜鉛単相であり、両者の形態に顕著な相違は見られない。このように、溶融亜鉛めっき溶接H形鋼では、冷却速度を制御しても摺動痕の凝固相組織は変化せず、めっき層の厚みの低減により、耐食性が劣化することが判明した。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の亜鉛系合金めっき溶接H形鋼は、亜鉛系合金めっき鋼帯をウェブ材及びフランジ材とし、ウェブ材とフランジ材とを高周波抵抗溶接して製造される。このとき、高周波抵抗溶接の加熱に用いられる給電子の当接及び摺動によって、ウェブ材、フランジ材の一方又は両方に摺動痕が形成される。摺動痕のめっき層は、溶融及び急速冷却によって形成された凝固相組織になっており、凝固相組織は粒径10μm以下の共晶組織である。凝固相組織は、デンドライド、ラメラー構造の一方又は両方の形態を示し、初晶Zn、初晶Alの一方又は両方を含む場合がある。凝固相組織の粒径は、SEMの反射電子像によって350倍での観察を行い、コントラスト差として識別できるデンドライドのアーム間、ラメラー層組織の層間長さ、初晶Al又は初晶Znの長径を測定し、これらの最大値で評価する。
凝固相組織の粒径は、地鉄層(母材)との密着性及び耐食性に影響を及ぼし、微細であることが好ましい。凝固相組織の粒径を10μm以下にすることにより、優れた密着性が得られるとともに、めっき相組織間の電位差(Zn相と合金相との電位差)による腐食促進性が緩和され、優れた耐食性をも得ることができる。凝固相組織の粒径は微細であるほど好ましいが、1μm以上であってもよい。高周波抵抗溶接後、30秒以内に摺動痕を800℃/秒で急速冷却することにより、凝固相組織の粒径を10μm以下にすることができる。
亜鉛系合金めっき溶接H形鋼の母材は、いずれも、主に低炭素鋼を用いるが、必要に応じて中炭素鋼、高炭素鋼、合金鋼などを用いることができる。母材に用いる低炭素鋼の成分は、好ましくは、以下のとおりとする。なお、以下に示す成分の残部はFe及び不可避的不純物であり、不可避的不純物とは、原材料に含まれる成分や、製造の過程で混入される成分であって、母材に意図的に含有させた成分ではない成分をいう。
C:所定の引張強さを確保するために下限を0.01%とすることが好ましい。Cの過剰の添加は溶接HAZ部を硬化させ、曲げ性能低下や遅れ割れの発生につながるため、C含有量の上限を0.3%とすることが好ましい。
Si:Siは母材の脱酸のために必要であり、その含有量の下限値は0.01%が好ましい。また、Siは固溶強化作用の作用があり、下記のMnとともに母材強度の調整に用いることができる。なお、過剰のSi添加は鋼材製造時の酸化スケールの増加につながるため、その含有量の上限は2.0%が好ましい。
Mn:Mnは鋼材の熱間脆性の原因となる鋼中の不可避的不純物のSをMnSとして固定して無害化するため、その含有量の下限値を0.1%とすることが好ましい。一方、Mnの過剰の添加は溶接HAZ部を硬化させ曲げ性能低下や遅れ割れの発生につながるため、その含有量の上限を3.0%とすることが好ましい。
S:Sは鋼材の熱間加工性を低下させる元素であり、上限値を0.015%とすることが好ましい。
P:Sと同様に熱間加工性を低下させる元素であり、上限値を0.03%とすることが好ましい。
Al:Alは鋼の脱酸元素として0.001%以上添加することが好ましい。一方、過剰に添加すると粗大な非金属介在物を生成して鋼材の靭性等の性能を低下させることがあるので、上限値は0.5%が好ましい。
Ti:Tiは鋼中のNを窒化物として固定し、Bが窒化物として析出するのを防ぐ効果があり、下限値は0.001%が好ましい。一方、0.5%を超えて添加してもその効果は飽和するので、上限値は0.5%が好ましい。
N:Nは鋼材の強度を上昇させる一方で、多大なNの添加は鋼材の靭性を低下させるとともに、Bを窒化物として析出させ、Bによる割れ低減効果も損ねることがあるため、上限値は0.006%が好ましい。Nは少ないほど好ましいが0.0005%以下にすることはコストの増加を招くため、下限値を0.0005%としてもよい。
更に、溶接H形鋼を他の部材に溶接する場合や、溶接H形鋼同士を溶接する場合は、上記の成分に加えて、母材にBを添加することが好ましい。
B:Bは溶接時の800℃以上のオーステナイト域で粒界偏析・濃化して溶融状態の亜鉛系合金めっきの粒界への浸入を防止する作用があり、また、低温域で熱収縮による引っ張り応力発生の際に溶接HAZ部の粒界強化による応力集中部の塑性歪低減効果がある。その効果を得るためには0.0003%以上添加することが好ましい。一方、過度な添加は溶接部の靭性劣化を招くことがあるため、上限値は0.0040%が好ましい。
亜鉛系合金めっき溶接H形鋼のめっき層には、耐食性向上の観点で、Zn−Al−Mg−Si系合金めっき、Zn−Al−Mg系合金めっき、及び、Zn−Al系合金めっきの何れか1種のめっきが用いられる。
Zn−Al−Mg−Si系合金めっきは、好ましくは、質量%で、Al:2〜19%、Mg:1〜10%、Si:0.01〜2%を含有し、残部がZn及び不可避的不純物であるものを用いる。
Alの含有量を2〜19%とした理由は、2%未満では、優れた耐食性を実現することができない場合があるとともに、母材との間で優れた密着性を実現することができない場合があるためであり、19%超では、耐食性向上の効果が認められなくなる場合があるからである。
Mgの含有量を1〜10%とした理由は、1%未満では優れた耐食性を実現することができない場合があり、一方、10%超では、めっき層が脆くなって母材との間で優れた密着性を実現できない場合があるためである。
Siの含有量を0.01〜2%とした理由は、0.01%未満ではめっき層中のAlと母材中のFeとが反応し、めっき層が脆くなって母材との間で優れた密着性を実現できない場合があるためであり、2%超では、上記密着性の向上効果が認められなくなる場合があるからである。
次に、Zn−Al−Mg系合金めっきは、好ましくは、質量%で、Al:2〜19%、Mg:0.5〜10%を含有し、残部がZn及び不可避的不純物であるものを用いる。なお、Al、Mgの含有量の限定理由は、上記のZn−Al−Mg−Si系合金めっきの場合と同じである。
さらに、Zn−Al系合金めっきは、好ましくは、質量%で、Al:0.18〜5%を含有し、さらにMg:0.01〜0.5%、La:0.001〜0.5%、Ce:0.001〜0.5%の1種又は2種以上を含有し、残部がZn及び不可避的不純物であるものを用いる。なお、Alの含有量の限定理由は、上記のZn−Al−Mg−Si系合金めっきの場合と同じである。Mg、La、Ceは、めっきのアルミニウムに起因する保護作用と亜鉛に起因する犠牲防食作用とを共に強化する元素であり、耐食性を更に向上させるために、上記のとおりの下限値を設定することが好ましい。これに対し、Mg、La、Ceを過度に含ませても、耐食性の向上が見込めないため、上記のとおりの上限値を設定してもよい。
めっき層には、さらに、質量%で、In:0.01〜1%、Bi:0.01〜1%、Sn:1〜10%、Ca:0.01〜0.5%、Be:0.01〜0.2%、Ti:0.01〜0.2%、Cu:0.1〜1.0%、Ni:0.01〜1.0%、Co:0.01〜0.3%、Cr:0.01〜0.2%、Mn:0.01〜0.5%、Fe:0.01〜3.0%、Sr:0.01〜0.5%の少なくとも1種を含有させることができる。
In、Bi、Snについては、それぞれ、耐食性を向上させるために含有させるが、過度に含有させると、めっき後の外観が粗雑になる場合があるので、それぞれ、上記のとおりの下限値及び上限値を設定することが好ましい。
一方、Ca、Be、Ti、Cu、Ni、Co、Cr、Mn、Fe、Srについては、塗装後の耐食性を高めるためであるが、過度に含有させると、めっき後の外観が粗雑になる場合があるので、それぞれ、上記のとおりの下限値及び上限値を設定することが好ましい。
なお、Fe、Pb、Sn、Sb等の不可避的不純物は、総量を0.5%以下に制限するとともに、Pbを0.1%以下、Sbを0.1%以下に制限することが好ましい。不純物の総量を0.5%以下に制限する理由は、当該総量が0.5%超となると、めっきの密着性が十分に発揮されないためである。このような観点から、特に、Pb含有量及びSb含有量の各上限値を、上記のとおりに設定することが好ましい。
次に、本発明の亜鉛系合金めっき溶接H形鋼の製造方法について説明する。
図7に示すように、本発明の亜鉛系合金めっき溶接H形鋼10の製造装置は、高周波抵抗溶接機2(以下、溶接機2と略する)の出側に、摺動痕及びその近傍(摺動痕部ということがある。)を急速冷却する冷却装置4を備えることを最大の特徴とする。亜鉛系合金めっき鋼帯からなるフランジ材12及びウェブ材13は、溶接機2の入り側に設置された給電子1によって高周波誘導加熱される。
冷却装置4は、溶接H形鋼10の溶接ビード部11を成形する圧潰ローラ・ユニット3の直後に設置されている。具体的には、冷却装置4は圧潰ローラ・ユニット3の0.1〜3m後方に設置されており、摺動痕部は、高周波溶接終了後、30秒以内に急速冷却される。摺動痕部の温度が400℃以上である状態で急速冷却が開始され、摺動痕部には、800℃/秒以上の冷却速度で冷却されるように、冷却水ノズル41から冷却水が噴射される。
摺動痕部の急速冷却の開始が、高周波溶接終了後、30秒を超えると、摺動痕のめっき層に20〜30μm程度のAl初晶が生じて、耐食性が劣化する。また、冷却速度が800℃/秒未満であると、摺動痕のめっき層の凝固相組織の粒径が10μmを超えて、めっき層の密着性及び耐食性が劣化する。
溶接H形鋼10の溶接ビード部11は、圧潰ローラ・ユニット3によって成形され、整形後の溶接ビード部11には、塗装装置5によって色合わせ塗装が施される。
以下、本発明の効果を実施例により具体的に説明する。なお、本発明は、以下の実施例で用いた条件に限定されるものではない。試験番号3〜4、6は本発明の範囲内の亜鉛系合金めっき溶接H形鋼であり、試験番号1〜2、5、7は本発明の範囲外の溶接H形鋼である。
亜鉛系合金めっき鋼帯をウェブ材及びフランジ材とし、ウェブ材とフランジ材とを高周波抵抗溶接して亜鉛系合金めっき溶接H形鋼を製造した。高周波抵抗溶接は銅製の給電子を用いて、接合部の加熱温度が1300℃となるように、高周波電源の周波数を360kHzとし、給電子と鋼帯との当接部の寸法を15mm×20mmとして行った。
本発明の範囲内の亜鉛系合金めっき溶接H形鋼を製造する際には、高周波抵抗溶接後、30秒以内に、冷却速度が800℃/秒以上になる条件で水冷を行った。一方、本発明の範囲外の亜鉛系合金めっき溶接H形鋼を製造する際には、高周波抵抗溶接後、水冷を行わないか、ラインスピードを調整して、120秒後に水冷を行った。水冷の条件は、予め、表面の温度変化を測定しながら高周波抵抗溶接及び水冷を行った試験結果に基づいて設定した。
なお、各試験例(試験番号1〜7)の母材及びめっき成分は表1〜2に示すとおりである。また、各試験例の亜鉛系合金めっき溶接H形鋼の寸法については、ウェブの鉛直方向寸法を200mm、両フランジの水平方向寸法を100mm、ウェブの水平方向寸法(厚み)を3.2mm、両フランジの鉛直方向寸法(厚み)を4.5mmとした。
次に、各試験例について、摺動痕及びその近傍のめっき相組織評価と耐食性に関する評価を行った。
(摺動痕及びその近傍のめっき相組織に関する評価)
亜鉛系合金めっき溶接H形鋼の給電子の摺動痕近傍から小片を切り出し、観察面が溶接方向に垂直な板厚方向の断面となるように樹脂包埋後、研磨して断面出しを行い、めっき層の組織をSEMの反射電子像で観察した。めっき層の組織の観察位置は、給電子の摺動痕中央部から両側に1.5mmの位置までの摺動痕近傍部とした。一方、摺動痕の無いフランジ側を一般部とした。得られた断面視野350倍で、凝固相組織の粒径を測定し、10μm以下を合格(○)とした。ここで凝固相組織の粒径は、反射電子像の350倍の観察でコントラスト差として識別できるデンドライドのアーム間、ラメラー層組織の層間長さ、初晶Al又は初晶Znの長径の最大値とした。その結果を表3に併記する。
(耐食性に関する評価)
亜鉛系合金めっき溶接H形鋼の給電子による摺動痕を含むフランジ部の耐食性を評価した。亜鉛系合金めっき溶接H形鋼を960時間の塩水噴霧試験に供試し、給電子による摺動部からの赤錆発生長さ率が10%以下であれば合格(○は5%超10%以下、◎は5%以下)とした。その結果を表3に併記する。
表3によれば、本発明の技術的範囲に属する(めっき成分にAlやMgを含有する高耐食めっきで、かつ溶接後の水冷が溶接後30秒以内に行われた)発明例の亜鉛系合金めっき溶接H形鋼については、いずれも、本発明の技術的範囲に属しない比較例の溶接H形鋼に対して、めっき層の凝固相組織が微細となり、耐食性が確保されていることが判る。
1 給電子1
2 高周波抵抗溶接機2
3 圧潰ローラ・ユニット3
4 冷却装置
41 冷却水ノズル
5 塗装装置
10 亜鉛系合金めっき溶接H形鋼
11 溶接ビード部
12 フランジ材
13 ウェブ材

Claims (12)

  1. Zn−Al−Mg−Si系合金めっき、Zn−Al−Mg系合金めっき及びZn−Al系合金めっきの何れか1種からなるめっき層を備えた亜鉛系合金めっき鋼帯をウェブ材及びフランジ材とし、前記ウェブ材と前記フランジ材の一方又は両方に形成される高周波抵抗溶接用給電子の摺動痕の前記めっき層の析出相組織が、粒径10μm以下の共晶組織であることを特徴とする亜鉛系合金めっき溶接H形鋼。
  2. 前記亜鉛系合金めっき鋼帯の母材が、質量%で、
    C:0.01〜0.3%、
    Si:0.01〜2.0%、
    Mn:0.1〜3.0%、
    S:0.015%以下、
    P:0.030%以下、
    Al:0.001〜0.5%、
    Ti:0.001〜0.5%、
    N:0.0005〜0.006%
    を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなることを特徴とする請求項1に記載の亜鉛系合金めっき溶接H形鋼。
  3. 前記亜鉛系合金めっき鋼帯の母材が、更に、質量%で、
    B:0.0003〜0.0040%
    を含有することを特徴とする請求項2に記載の亜鉛系合金めっき溶接H形鋼。
  4. 前記Zn−Al−Mg−Si系合金めっきが、質量%で、
    Al:2〜19%、
    Mg:1〜10%、
    Si:0.01〜2%
    を含有し、残部がZn及び不可避的不純物であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の亜鉛系合金めっき溶接H形鋼。
  5. 前記Zn−Al−Mg系合金めっきが、質量%で、
    Al:2〜19%、
    Mg:0.5〜10%
    を含有し、残部がZn及び不可避的不純物であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の亜鉛系合金めっき溶接H形鋼。
  6. 前記Zn−Al系合金めっきが、質量%で、
    Al:0.18〜5%
    を含有し、さらに
    Mg:0.01〜0.5%、
    La:0.001〜0.5%、
    Ce:0.001〜0.5%
    の何れか1種又は2種以上を含有し、残部がZn及び不可避的不純物であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の亜鉛系合金めっき溶接H形鋼。
  7. Zn−Al−Mg−Si系合金めっき、Zn−Al−Mg系合金めっき及びZn−Al系合金めっきの何れか1種からなるめっき層を備えた亜鉛系合金めっき鋼帯をウェブ材及びフランジ材とし、前記ウェブ材と前記フランジ材とを高周波抵抗溶接する亜鉛系合金めっきH形鋼の製造方法であって、
    前記高周波抵抗溶接の終了後、30秒以内に、少なくとも前記高周波抵抗溶接の加熱に用いられる給電子の当接及び摺動によって形成される前記ウェブ材、前記フランジ材の一方又は両方の摺動痕を800℃/秒以上の冷却速度で急速冷却することを特徴とする亜鉛系合金めっき溶接H形鋼の製造方法。
  8. 前記亜鉛系合金めっき鋼帯の母材が、質量%で、
    C:0.01〜0.3%、
    Si:0.01〜2.0%、
    Mn:0.1〜3.0%、
    S:0.015%以下、
    P:0.030%以下、
    Al:0.001〜0.5%、
    Ti:0.001〜0.5%、
    N:0.0005〜0.006%
    を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなることを特徴とする請求項7に記載の亜鉛系合金めっき溶接H形鋼の製造方法。
  9. 前記亜鉛系合金めっき鋼帯の母材が、さらに、質量%で、
    B:0.0003〜0.0040%
    を含有することを特徴とする請求項8に記載の亜鉛系合金めっき溶接H形鋼の製造方法。
  10. 前記Zn−Al−Mg−Si系合金めっきが、質量%で、
    Al:2〜19%、
    Mg:1〜10%、
    Si:0.01〜2%
    を含有し、残部がZn及び不可避的不純物であることを特徴とする請求項7〜9の何れか1項に記載の亜鉛系合金めっき溶接H形鋼の製造方法。
  11. 前記Zn−Al−Mg系合金めっきが、質量%で、
    Al:2〜19%、
    Mg:0.5〜10%
    を含有し、残部がZn及び不可避的不純物であることを特徴とする請求項7〜9の何れか1項に記載の亜鉛系合金めっき溶接H形鋼の製造方法。
  12. 前記Zn−Al系合金めっきが、質量%で、
    Al:0.18〜5%
    を含有し、さらに
    Mg:0.01〜0.5%、
    La:0.001〜0.5%、
    Ce:0.001〜0.5%
    の何れか1種又は2種以上を含有し、残部がZn及び不可避的不純物であることを特徴とする請求項7〜9の何れか1項に記載の亜鉛系合金めっき溶接H形鋼の製造方法。
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