JP6459239B2 - レーザレンジファインダ - Google Patents

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Description

本発明は、レーザレンジファインダに関する。
ロボットが自律移動する時の障害物を検知するためのセンサ、あるいは、人物を検知するためのセンサには、例えば、レーザレンジファインダ(Laser Range Finder、LRF)がある。
レーザレンジファインダは、レーザ光が出力されてから、レーザ光が物体に当たって反射した反射光が返ってくるまでの時間の測定を行い、測定結果から物体までの距離を算出する。レーザレンジファインダは、レーザ光を出力する方向を水平方向および垂直方向に変化させることで、距離の測定を行う範囲(以下、「走査範囲」と称する)の全体において物体までの距離の測定を行う。
具体的には、レーザレンジファインダは、例えば、レーザ光を出力するレーザダイオード(Laser Diode、LD)と、レーザ光の出力方向を調整するミラーと、物体からの反射光を受光する受光素子と、信号処理部とを備えている。レーザ光の出力方向を調整するミラーには、例えば、回転機構に取り付けられたミラー、ポリゴンミラー、MEMS(Micro Electro Mechanical System)ミラー等がある。信号処理部は、レーザダイオードにレーザ光を出力させる出力信号を出力し、受光素子からの受光信号を受け付ける。信号処理部は、レーザダイオードから出力されるレーザ光の位相と受光素子が受光した反射光の位相との差から、物体までの距離を測定する。
レーザレンジファインダによる距離の測定を精密に行うためには、物体を検出したときの水平方向の角度および垂直方向の角度をより正確に求めることが望まれている。
垂直方向の角度を求める方法としては、例えば、垂直方向の走査範囲の端部の各々に受光素子を追加し、受光素子がレーザ光を検出したタイミングから振幅の範囲を求める方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−77288号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、複数の受光素子を設ける必要があることから、製造コストが増大するという問題がある。
本発明は上述の課題を解決するためになされたものであり、製造コストの増大を抑えながら、レーザ光が出力される方向をより正確に求めることができるレーザレンジファインダを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係るレーザレンジファインダは、レーザ光を出力する光源と、前記レーザ光を出力する方向を変化させる走査部と、前記レーザ光が出力された方向に応じて、前記光源から前記レーザ光が照射された位置までの光路の距離が変化する反射面を有する反射部材と、前記レーザ光が前記反射部材により反射された第一反射光を受光する受光部と、前記受光部が受光した前記第一反射光を用いて前記光源から前記反射面までの距離を算出し、前記距離を用いて前記レーザ光が出力された方向を算出する信号処理部とを備える。
上記構成のレーザレンジファインダは、レーザ光が出力された方向に応じて光源からの光路の距離(走査部からの距離)が変化する反射面を有する反射部材を設けたので、光源と反射面との間の光路の距離を測定することにより、レーザ光が出力された方向を求めることができる。また、光源と反射面との間の光路の距離の算出方法は、光源と物体との間の光路の距離と同じであるため、装置構成を簡素化することが可能である。
また、上記構成のレーザレンジファインダは、受光素子等と比較して安価な反射部材を用いる構成であるため、製造コストの増大を抑えることができる。
例えば、前記走査部は、前記レーザ光の光路上に向けられ、前記反射面は、長方形状の平面であり、前記走査部から前記長方形の短辺の一方までの距離が、前記走査部から前記長方形の短辺の他方までの距離よりも小さくなるように配置されていても良い。
上記構成のレーザレンジファインダは、反射面が長方形状であるため、反射部材の形状を簡単な形状にすることができる。
また、前記反射部材は、前記走査部と前記反射部材の端部とを結ぶ線と、前記反射面の長辺とが平行になるように配置されていても良い。
上記構成のレーザレンジファインダは、走査部と反射部材の端部とを結ぶ線と、反射面の長辺とが平行になるように配置したので、レーザ光が反射面を跨ぐ時間を、全ての第一方向の角度において略同じにすることが可能になる。これにより、第二方向の角度の算出を良好に行うことが可能になる。
また、前記反射部材は、前記走査部と前記筐体の開口部とを結ぶ線よりも内側に配置されていても良い。
上記構成のレーザレンジファインダは、反射部材が走査部と筐体の開口部とを結ぶ線よりも内側に配置されているため、外光の影響を抑えることが可能になる。
また、前記走査部は、前記レーザ光を出力する方向を第一方向および前記第一方向と交差する第二方向に変化させるように構成され、第一方向の角度を維持した状態で前記第二方向の角度を変化させ、その後、前記第二方向の角度を変化させることにより、二次元的にレーザ光を出力させる方向を変化させても良い。前記受光部は、さらに、前記レーザ光が物体により反射された第二反射光を受光し、前記信号処理部は、前記受光部が前記第二反射光を受光したときの前記第二方向の角度が維持された状態において、前記第一反射光を用いて前記光源から前記反射部材までの距離を算出し、前記距離を用いて前記第一反射光を受光したときの前記第一方向の角度を、前記第二反射光を受光したときの前記レーザ光の前記第一方向の角度として算出しても良い。
上記構成のレーザレンジファインダは、第一方向の角度を維持した状態で、レーザ光を出力する方向を第二方向に変化させるので、物体が検出されたときの第一方向の角度を維持した状態で受光部が反射部材からの第一反射光を受光することが可能になる。つまり、物体が検出されたときの第一方向の角度を維持した状態で受光部が検出した第一反射光から第一方向の角度は、物体が検出されたときの第一方向の角度と同じである。従って、上記構成のレーザレンジファインダは、受光部が検出した第一反射光から第一方向の角度を求めることで、物体が検出されたときの第一方向の角度を求めることができる。
また、前記信号処理部は、前記レーザ光の位相と前記受光部が受光した光の位相との間の位相差から距離を算出しても良い。
また、前記信号処理部は、前記受光部が前記第一反射光を受光したタイミングと、前記物体が検出された時間とを用いて、前記物体が検出されたときの前記水平方向の角度を算出しても良いし、前記信号処理部は、前記物体が検出されたタイミングを取得し、前記受光部が前記第一反射光を受光したタイミングから前記レーザ光が前記反射部材を通過する時間の間隔を検出し、当該間隔と前記反射部材の設置された方向とを用いて、時間に対する前記レーザ光の方向の変位を示す正弦波を算出し、前記正弦波と前記物体が検出されたタイミングとを用いて前記レーザ光の方向を算出しても良い。
上記構成のレーザレンジファインダは、第二方向の角度を精度良く算出することが可能になる。
本発明によると、製造コストの増大を抑えながら、レーザ光が出力される方向をより正確に求めることができる。
実施の形態におけるレーザレンジファインダの構成の一例を示す斜視図である。 実施の形態におけるレーザレンジファインダの構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態におけるレーザレンジファインダの各構成の位置関係の一例を示す図である。 実施の形態におけるMEMSミラーの構成の一例を示す図である。 実施の形態におけるレーザ光の方向の変化を示す図である。 実施の形態におけるレーザ光のX軸方向の変化を示す図である。 実施の形態における反射部材の構成の一例を示す図である。 変形例における反射部材の構成の一例を示す図である。 変形例における反射部材の構成の一例を示す図である。 変形例における反射部材の構成の一例を示す図である。 実施の形態におけるレーザ光の軸A1に対するY軸方向の角度と、MEMSミラーと反射面との間の距離との関係を示す図である。 実施の形態における信号処理部の処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態におけるレーザ光の波形の一例と受光部が受光した光の波形の一例とを示す波形図である。 実施の形態における距離の算出結果の一例を示すグラフである。 実施の形態における角度と検出タイミングとの関係を示す正弦波の一例を示すグラフである。 実施の形態における物体の角度の導出方法の一例を示すグラフである。 実施の形態における物体の角度の導出結果の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、各図は、必ずしも各寸法あるいは各寸法比等を厳密に図示したものではない。
また、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。本発明は、特許請求の範囲によって特定される。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、本発明の課題を達成するのに必ずしも必要ではないが、より好ましい形態を構成するものとして説明される。
(実施の形態)
本実施の形態のレーザレンジファインダについて、図1〜図13を基に説明する。
[1.レーザレンジファインダの構成]
図1は、本実施の形態におけるレーザレンジファインダ10の構成の一例を示す斜視図である。なお、図1において、Z軸はレーザレンジファインダの軸AZ(基準方向)に平行な軸であり、X軸およびY軸は、対物レンズ12および接眼レンズ(図示せず)に平行な軸である。
本実施の形態では、単眼のレーザレンジファインダ10を例に説明するが、これに限るものではない。物体に出力するレーザ光が出力されるレンズと物体からの反射光を受けるレンズとが別に構成されていても構わない。
図2は、本実施の形態におけるレーザレンジファインダ10の構成の一例を示すブロック図である。なお、図2では、電気信号の経路を実線の矢印で示し、光の進路を一点鎖線の矢印で示している。
図3は、本実施の形態におけるレーザレンジファインダ10のレーザダイオード21、有孔ミラー22、MEMSミラー23、受光部25および反射部材27の位置関係の一例を示す図である。なお、図3において、軸A1は、XZ平面に平行な軸であって、MEMSミラー23と反射部材27とを通る軸である。
レーザレンジファインダ10は、図1〜図3に示すように、筒状の筐体11と、底面に形成された円形の開口部に配置された接眼レンズ(図示せず)と、上面に形成された円形の開口部に配置された対物レンズ12とを備えている。
さらに、レーザレンジファインダ10は、筐体11の内部に、変調信号出力部20、レーザダイオード21、有孔ミラー22、MEMSミラー23、ミラー駆動部24、受光部25、および、信号処理部30を備えている。
[1−1.変調信号出力部、レーザダイオードおよび有孔ミラー]
変調信号出力部20は、レーザダイオード21にレーザ光を出力させるための変調信号を生成する。
レーザダイオード21は、レーザ光を出力する光源の一例であり、変調信号出力部20から出力される変調信号に従ってレーザ光を出力する。レーザダイオード21は、筐体11の内部に配置され、レーザ光をMEMSミラー23に向けて出力する。
レーザダイオード21から出力されたレーザ光は、有孔ミラー22の孔を通って、MEMSミラー23において反射される。レーザ光は、MEMSミラー23において反射された後、レーザレンジファインダ10の筐体11の開口部に設けられた対物レンズ12から外側に向けて出力される。あるいは、レーザ光は、MEMSミラー23において反射された後、レーザレンジファインダ10の筐体11内に設けられた反射部材27により反射される。
レーザ光が物体40により反射された第一反射光は、筐体11の開口部に設けられた対物レンズ12において集光される。対物レンズ12により集光された第一反射光は、MEMSミラー23において有孔ミラー22に向けて反射される。第一反射光は、さらに、有孔ミラー22において受光部25に向けて反射される。また、反射部材27により反射された第二反射光は、MEMSミラー23において有孔ミラー22に向けて反射される。有孔ミラー22により反射された第一反射光および第二反射光は、受光部25により受光される。
有孔ミラー22は、図3に示すように、レーザダイオード21から出力されたレーザ光をそのまま通過させ、MEMSミラー23からの光(物体40からの第一反射光および反射部材27からの第二反射光)を反射させる部材である。有孔ミラー22は、レーザダイオード21とMEMSミラー23との間のレーザ光の光路上に配置されている。
より詳細には、有孔ミラー22は、MEMSミラー23からの光を受光部25に向けて反射させる反射面を備える板状部材を備えて構成されている。当該板状部材には、レーザダイオード21から出力されたレーザ光をそのまま通過させる孔が形成されている。有孔ミラー22を通過するレーザ光は集束された光であるため、孔の断面の面積は非常に小さく形成することが可能である。物体40からの反射光はレーザ光に比べて強度が弱いことから、反射面の面積を確保するため、孔の断面積は小さくすることが好ましい。
[1−2.MEMSミラーおよびミラー駆動部]
MEMS(micro electro mechanical system)ミラー23は、レーザダイオード21から出力されるレーザ光を出力する方向を変化させる走査部の一例である。MEMSミラー23は、電子回路を形成するシリコン基板上に、微小な機械部品であるミラーを形成して構成される。
図4は、本実施の形態におけるMEMSミラー23の構成の一例を示す図である。
なお、以下、説明のため、X軸方向を水平方向、Y軸方向を垂直方向として説明するが、当該方向はレーザレンジファインダ10が理想的な姿勢で利用されるときの方向であり、X軸方向は必ずしも水平方向に平行である必要はない。同様に、Y軸方向は必ずしも垂直方向に平行である必要はない。
MEMSミラー23は、図4に示すように、ミラー部23aとミラー揺動器23bとを備えている。
ミラー部23aは、レーザダイオード21から出力されたレーザ光を反射する反射面を有し、ミラー部23aの中央部分を通る軸AYを中心に反射面をX軸方向に揺動する機構を備える。ミラー部23aは、ミラー駆動部24から供給される電圧により、共振周波数で水平駆動される。これにより、MEMSミラー23は、高速で水平走査することができる。
ミラー揺動器23bは、軸AYに直交する軸AXを中心にミラー部23a全体を揺動させることにより、ミラー部23aをY軸方向に駆動する。ミラー揺動器23bは、ミラー部23aがX軸方向に一往復揺動する毎に一ライン分、ミラー部23aを垂直駆動させる。つまり、ミラー揺動器23bによる垂直駆動は、ミラー部23aにおける水平駆動に比べて低速である。
なお、MEMSミラー23のX軸方向およびY軸方向の走査範囲は、筐体11の上面に形成された開口部の大きさよりも若干大きくなるように設計されている。
ミラー駆動部24は、揺動器駆動部24aと振動器駆動部24bとを備えている。
揺動器駆動部24aは、ミラー揺動器23bを垂直駆動するための垂直駆動電流を生成し、ミラー揺動器23bに対して出力する。また、揺動器駆動部24aは、後述する信号処理部30の減算部36からY軸方向の走査範囲の幅を受け付け、当該幅に応じて垂直駆動電流の振幅を調整する。
振動器駆動部24bは、ミラー部23aを水平駆動するための水平駆動電流を生成し、ミラー部23aに対して出力する。また、振動器駆動部24bは、後述する信号処理部30の第二角度算出部37から物体40が検出されたときのX軸方向の角度を受け付け、当該X軸方向の角度に応じて水平駆動電流の振幅を調整する。
図5Aは、本実施の形態におけるレーザ光の方向の変化を示す図である。図5Bは、本実施の形態におけるレーザ光のX軸方向の変化を示す図である。なお、以下の説明において、レーザ光が出力される範囲を走査範囲と称する。X軸方向の走査範囲は+θHn〜−θHnであり、Y軸方向の走査範囲は+θVn〜−θVnである。
図5Aに示すように、MEMSミラー23は、レーザ光を出力する方向を、Y軸方向(第一方向の一例)と、Y軸方向と交差するX軸方向(第二方向の一例)とに変化させる。MEMSミラー23は、Y軸方向の角度を維持した状態でレーザ光のX軸方向の角度を変化させる。X軸方向の角度の変化の範囲は、例えば、図5Bに示す走査範囲R1またはR2のように、筐体11の開口部を跨ぐ範囲となる。走査範囲は、温度変化あるいは経年劣化等により変化する。MEMSミラー23は、その後、X軸方向の角度(+θHnまたは−θHn)を維持した状態でレーザ光のY軸方向の角度を1ライン分変化させる。同様の操作を繰り返すことにより、MEMSミラー23は、二次元的にレーザ光を出力させる方向を変化させる。
なお、X軸方向の走査範囲は、温度変化あるいは経年劣化等により変化する。つまり、図5Bに示すように、θHnは、θR1〜θR2の間で変化する。
より具体的には、図3、図5Aおよび図5Bに示すように、Y軸方向の角度+θVnを維持した状態で、X軸方向の角度を−θHn(=−θR1または−θR2)〜+θHn(=+θR1または+θR2)まで変化させる。その後、X軸方向の角度を維持した状態でレーザ光のY軸方向の角度を1ライン分変化させる。さらに、Y軸方向の角度+θv(n−1)を維持した状態で、X軸方向の角度を+θHn〜−θHnまで変化させる。同様の制御を、Y軸方向の角度が−θVnとなるまで繰り返すことにより、二次元的にレーザ光を出力させる方向を変化させる。なお、図3および図5Aでは、物体40のX軸方向の角度をθHd、Y軸方向の角度をθVdとしている。また、反射部材27のX軸方向の角度をθH0としている。
[1−3.受光部]
受光部25は、有孔ミラー22からの光を受光する受光素子を備えて構成されている。受光素子は、ガラス面で構成された受光面を備える。受光部25は、レーザ光が物体40により反射され変調された第二反射光、および、レーザ光が反射部材27により反射された第一反射光を受光する。受光部25は、受光した光の強度が大きいほど電圧値が大きい出力信号を信号処理部30の距離算出部31に対して出力する。
なお、MEMSミラー23からのレーザ光は物体40において反射散乱されるため、レーザレンジファインダ10内に戻ってくる第二反射光の強度はレーザ光に比べて非常に小さくなる。このため、受光部25の後段、信号処理部30の前段にアンプを設け、受光部25の出力信号を増幅しても構わない。
[1−4.反射部材]
反射部材27は、レーザ光が出力された方向に応じてレーザダイオード21からレーザ光が照射された位置までの光路の距離、本実施の形態では、MEMSミラー23からの距離が変化する反射面28を有する部材である。反射部材27は、図5Aに示すように、筐体11内の開口部の近傍であって、反射面28がMEMSミラー23によるレーザ光の走査範囲内に位置するように配置されている。反射面28は、例えば、白色等の塗料が塗られて形成されていても構わない。
図6Aは、本実施の形態における反射部材27の構成の一例を示す図である。図6Aに示すように、反射部材27は、直方体状の部材で構成されており、本実施の形態では、上面が反射面28となっている。本実施の形態の反射部材27は、4つの側面のうち、軸A1(図3参照)と交差しない2つの側面の形状が、台形状に形成されている。当該台形の所謂上辺および底辺がY軸方向に平行となっている。つまり、反射部材27の上面(反射面28)は、台形の側辺に接し、Y軸方向に対して傾けられている。
図7は、本実施の形態におけるレーザ光の軸A1に対するY軸方向の角度と、MEMSミラー23と反射面との間の距離との関係を示す図である。軸A1は、図3に示す軸AZと同じである。具体的には、軸A1は、XZ平面に平行かつXY平面に交わる軸であって、MEMSミラー23と反射部材27とを通る軸である。
図5Aおよび図7に示すように、レーザ光のY軸方向の角度は、MEMSミラー23により、+θVn〜−θVnの間で変化する。MEMSミラー23と反射面との間の距離r1〜r2nの各々は、レーザ光のY軸方向の角度−θVn〜+θVnの各々に対応する。図7から分かるように、距離r1〜r2nは、レーザ光のY軸方向の角度が大きいほど距離が大きくなっている。
反射部材27は、長辺が軸A1に略平行となるように配置されている。反射部材27は、図3に示すように、MEMSミラー23と筐体11の開口部とを結ぶ線A2よりも内側に配置されている。
[1−5.信号処理部]
信号処理部30は、図2に示すように、距離算出部31、反射部材検出部32、第一角度算出部33、最小値検出部34、最大値検出部35、減算部36、および、第二角度算出部37を備えて構成されている。なお、信号処理部30は、システムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)、あるいは、IC(Integrated Circuit)を用いて構成されていてもよい。あるいは、信号処理部30は、マイクロコントローラにより構成されていても構わない。なお、信号処理部30により算出される距離は、例えば、レーザダイオード21から物体40あるいは反射部材27までの直線距離ではなく、光路の長さである。
距離算出部31は、レーザダイオード21から物体40までの距離およびレーザダイオード21から反射部材27までの距離を算出する。
距離算出部31は、より詳細には、受光部25が受光した第一反射光を用いてレーザダイオード21から反射部材27までの第一距離を算出し、受光部25が受光した第二反射光を用いてレーザダイオード21から物体40までの第二距離を算出する。第一距離の算出方法と第二距離の算出方法は同じである。
レーザダイオード21から物体40までの距離の算出は、例えば、レーザダイオード21から出力されたレーザ光の位相と受光部25が受光した第一反射光との位相差から、レーザ光がレーザダイオード21から出力されてから受光部25により第一反射光が受光されるまでの時間を算出する。この時間は、レーザ光がレーザダイオード21から物体40までを往復するのにかかる時間である。当該時間の1/2に光の速さを乗算することにより、距離を求めることができる。同様に、レーザダイオード21から反射部材27までの距離を、レーザダイオード21から出力されたレーザ光の位相と受光部25が受光した第二反射光との位相差から求める。
また、距離算出部31による距離の算出は、制御クロックのタイミング(カウンタの計数のタイミング)で行われる。カウンタの計数値が時間に対応する。
反射部材検出部32は、距離算出部31により算出された距離が、物体40までの距離であるか反射部材27までの距離であるかを判定する。反射部材検出部32は、距離が閾値Thrよりも大きい場合は、物体40までの距離であると判定し、外部に当該距離を出力する。反射部材検出部32は、閾値Thr以下の場合は反射部材27までの距離であると判定し、第一角度算出部33に当該距離を出力する。閾値Thrは、例えば、レーザダイオード21から筐体11の開口部までの距離である。閾値Thrは、レーザダイオード21と反射部材27の反射面28との間の距離よりも大きく、レーザダイオード21と対物レンズ12の外側の面までの距離よりも小さい値に設定する。
第一角度算出部33は、反射部材検出部32からMEMSミラー23と反射面28との距離を取得し、当該距離を用いてレーザ光が出力された方向を算出する。第一角度算出部33は、本実施の形態では、物体40が検出されたときのY軸方向の角度θVdを算出する。第一角度算出部33は、距離と物体40が検出されたときのY軸方向の角度との関係式を記憶した記憶部を備えている。なお、関係式ではなく、距離と物体40が検出されたときのY軸方向の角度との関係を示すテーブル等であっても構わない。
最小値検出部34は、第一角度算出部33におけるY軸方向の角度の算出結果から、最小値(極小値)θVminを検出する。最大値検出部35は、第一角度算出部33におけるY軸方向の角度の算出結果から、最大値(極大値)θVmaxを検出する。減算部36は、最大値検出部35において検出された最大値θVmaxから最小値検出部34において検出された最小値θVminを減算し、その結果をミラー駆動部24の揺動器駆動部24aに対して出力する。
第二角度算出部37は、受光部25が受光した光のタイミングを用いて物体40が検出されたときのX軸方向の角度を算出する。
[2.信号処理部の動作]
信号処理部30の動作について、図8〜図13を用いて説明する。
図8は、本実施の形態における信号処理部30の処理手順の一例を示すフローチャートである。信号処理部30は、本実施の形態では、開口部から物体40までの距離を測定する距離測定処理と、検出対象の物体40のX軸方向の角度を検出する第二角度算出処理と、検出対象の物体40のY軸方向の角度を検出する第一角度算出処理とを実行する。
[2−1.距離測定処理]
距離算出部31は、上述したように、レーザダイオード21から物体40までの第二距離またはレーザダイオード21から反射部材27までの第一距離を算出する(S11)。
図9は、本実施の形態におけるレーザ光の波形W0の一例と受光部25が受光した光の波形W1の一例とを示す波形図である。図8に示すように、波形W0と波形W1との間には、位相差PhDがある。距離算出部31は、本実施の形態では、位相差PhD×光の速さから距離を算出する。なお、本実施の形態では、時間的に連続したレーザ光を出力するため、位相差を用いて距離を算出しているが、これに限るものではない。例えば、レーザ光を点滅させ、レーザ光を点灯させた開始とレーザ光を受光した時間の差を時間差として用いてもよい。
反射部材27により反射された第一反射光を受光している期間における位相差PhDから、レーザダイオード21と反射面28との間の第一距離が算出される。また、物体40により反射された第二反射光を受光している期間における位相差PhDから、レーザダイオード21から物体40までの第二距離が算出される。ただし、第一距離または第二距離を同じアルゴリズムで算出し、演算結果が第一距離であるか第二距離であるかは区別していない。
図10は、本実施の形態における距離の算出結果の一例を示すグラフである。本実施の形態では、極小値となるタイミングが第一距離または第二距離を求めるタイミングとなる。図10において、時間t1〜t3、時間t6〜t8、・・・、時間t(1+5n)〜時間t(3+5n)は反射面28からの第一反射光を受光している時間である。従って、時間t1およびt3における距離の算出結果r1、時間t6およびt8における距離の算出結果r2、・・・、時間t(1+5n)および時間t(3+5n)における距離の算出結果r2n(図10の点線部分)が、反射部材27までの距離の算出結果となる。また、図10において、時間t4の前後は物体40からの第二反射光を受光している時間であり、時間t4における距離の算出結果r0が、物体40までの距離の算出結果となる。図10において、時間t5はレーザ光がX軸方向に折り返す時点である。
反射部材検出部32は、算出した距離が、物体40までの距離であるか反射部材27までの距離であるかを判定する(S12)。
反射部材検出部32は、本実施の形態では、算出された距離が閾値Thrよりも大きい場合は、算出された距離が物体40までの距離であると判定し、算出された距離が閾値Thr以下である場合は、算出された距離が反射面28までの距離であると判定する。閾値Thrは、上述したように、例えば、レーザダイオード21から筐体11の開口部までの距離である。
反射部材検出部32は、算出された距離が物体40までの距離であると判定した場合は(S12の物体40までの距離)、算出結果を外部に出力する(S13)。さらに、反射部材検出部32は、物体40が検出された時間を第二角度算出部37および第一角度算出部33に対して出力する。
例えば、図10の場合、時間t4の距離r0は、閾値Thrよりも大きいため、物体40までの距離であると判定される。反射部材検出部32は、物体40が検出された時間t4を第二角度算出部37および第一角度算出部33に対して出力する。
反射部材検出部32は、算出された距離が反射面28までの距離であると判定した場合は(S12の反射面までの距離)、第二角度算出部37および第一角度算出部33に対し、距離の算出結果と当該距離が測定された時間を出力する。
例えば、図10の場合、時間t1およびt3の距離r1、時間t6およびt8の距離r2、・・・、時間t(1+5n)および時間t(3+5n)の距離r2n(図10の点線部分参照)は、閾値Thrよりも小さいため、反射面28までの距離であると判定される。反射部材検出部32は、反射面28が検出された時間t1およびt3、時間t6およびt8、・・・、時間t(1+5n)および時間t(3+5n)と、各々の時間における距離の算出結果r1〜r2nとを第二角度算出部37および第一角度算出部33に対して出力する。
なお、時間t1およびt3の距離r1は、MEMSミラー23から反射部材27までの第一距離が最も小さくなる距離である。時間t(1+5n)および時間t(3+5n)の距離r2nは、MEMSミラー23から反射部材27までの第一距離が最も大きくなる距離である。
[2−2.第二角度算出処理(X軸方向の角度)]
第二角度算出部37は、反射部材検出部32から距離の算出結果が出力されると、物体40が検出されたときのX軸方向の角度を算出する第二角度算出処理を実行する(S20)。
なお、レーザ光は反射面28を跨いでX軸方向に折り返すため、図10に示すように、距離の算出結果のグラフには、レーザ光が反射面28を跨ぐときに同じ値の2つの極小値からなる極小値の組が連続して現れる。この極小値の組は、レーザ光が反射面28を跨ぐたびに繰り返し現れる。本実施の形態では、物体40が検出された直後の極小値の組を用いてX軸方向の角度を算出するが、これに限るものではない。例えば、物体40が検出された前後の二組の極小値の各々からX軸方向の角度を算出し、その平均値を物体40が検出されたときのX軸方向の角度として算出しても構わない。あるいは、物体40が検出された時間により近い時間に現れた2つの極小値を用いてX軸方向の角度を算出しても構わない。
第二角度算出部37は、図10に示す距離の算出結果から受光部25が第一反射光を受光したタイミングを求め、角度と検出タイミングとの関係を示す正弦波のグラフを導出する(S21)。
第二角度算出部37は、図10に示す距離の算出結果から、2つの極小値が現れた時間の間隔Δtを求める。例えば、Δt=t(3+5n)−t(1+5n)である。第二角度算出部37は、間隔Δtと、反射部材27の軸AZに対するX軸方向の角度θ(図3参照)とから、正弦波を算出する。
これらの条件から、第二角度算出部37は、角度と時間との関係を示す正弦波のグラフを求める。より具体的には、第二角度算出部37は、角度θの直線との交点の間隔(極小値を含む部分の長さ)が、間隔Δtとなるような正弦波を求める。
以下、説明のため、図5Bに示すように、レーザ光のX軸方向の振れ幅が異なる2つの走査範囲R1(実線部分)と走査範囲R2(破線部分)について、正弦波の導出方法を説明する。走査範囲R1のときの2つの極小値の間隔をΔt1、走査範囲R2のときの2つの極小値の間隔をΔt2とする。なお、図10では、説明のため、走査範囲R1の場合における距離の算出結果を示している。走査範囲R2の場合、極大値が現れるタイミングが、t2に近くなると考えられる。つまり、走査範囲R2の場合、1つ目の極大値は、t1よりもt2に近いタイミングで現れ、2つ目の極大値は、t3よりもt2に近いタイミングで現れると考えられる。
図11は、本実施の形態における角度と検出タイミングとの関係を示す正弦波の一例を示すグラフである。図11では、図5Bの走査範囲R1およびR2に対応する正弦波を例示している。
第二角度算出部37は、図8に示すように、ステップS21において求めた正弦波のグラフを用いて、物体40が検出されたときのX軸方向の角度を算出する(S22)。
図12は、本実施の形態における物体40のX軸方向の角度の導出方法の一例を示すグラフである。第二角度算出部37は、物体40が検出された時間t4(図10参照)と正弦波との交点から、物体40が検出されたときの角度を求める。図3の走査範囲R1およびR2において、検出タイミングが同じt4である場合、走査範囲R1の場合には角度がθH1であると導出され、走査範囲R2の場合には角度がθH2であると導出される。
図13は、物体40の角度の導出結果の一例を示す図である。
第二角度算出部37は、角度の算出結果(θH1またはθH2)をミラー駆動部24の振動器駆動部24bにフィードバックさせる(S23)。振動器駆動部24bは、レーザ光のX軸方向の走査角、つまり、レーザ光のX軸方向における単位時間当たりの角度の変化量が一定になるように、フィードバック結果に応じてMEMSミラー23に出力する水平駆動信号を調整する。
このように構成することにより、レーザ光のX軸方向の振れ幅が変化した場合でも、物体40が検出されたときのX軸方向の角度を正確に求めることが可能になる。また、レーザ光のX軸方向の振れ幅の調整を行うことが可能になる。
[2−3.第一角度算出処理]
第一角度算出部33、最小値検出部34、最大値検出部35および減算部36は、物体40が検出されたときのレーザ光のY軸方向の角度、および、レーザ光のY軸方向の振れ幅を算出する第一角度算出処理を実行する(S30)。
第一角度算出部33は、予め記憶されている反射面28までの距離と角度との関係から、物体40が検出されたときの角度を算出する(S31)。第一角度算出部33は、物体40が検出されたときのY軸方向の角度が維持された状態において、レーザ光が反射面28を跨いだときの第一反射光を用いて、レーザダイオード21から反射面28までの距離を算出する。さらに、第一角度算出部33は、算出された距離を用い、予め記憶されている反射面28までの距離と角度との関係から第一反射光のY軸方向の角度を求める。上述したように、第一反射光のY軸方向の角度と、物体40が検出されたときのY軸方向の角度とは同じである。したがって、第一反射光のY軸方向の角度を求めることで、物体40が検出されたときのY方向の角度を算出することができる。
最小値検出部34、最大値検出部35および減算部36は、レーザ光のY軸方向における振れ角の範囲を導出する(S32)。振れ角の算出は、2次元的な走査の度に行う。具体的には、先ず、最小値検出部34により、第一角度算出部33におけるY軸方向の角度の算出結果から、最小値を検出する。同様に、最大値検出部35により、第一角度算出部33におけるY軸方向の角度の算出結果から、最大値(極大値)を検出する。
さらに、減算部36により、最大値検出部35において検出された最大値から最小値検出部34において検出された最小値を減算する。減算部36の演算結果が、レーザ光のY軸方向の振れ幅となる。
減算部36は、レーザ光のY軸方向における振れ幅の算出結果をミラー駆動部24の揺動器駆動部24aに対してフィードバックさせる(S33)。揺動器駆動部24aは、レーザ光のY軸方向の走査角、つまり、レーザ光のY軸方向における単位時間当たりの角度の変化量が一定になるように、フィードバック結果に応じてMEMSミラー23に出力する垂直駆動信号を調整する。
このように構成することにより、レーザ光のY軸方向の振れ幅が変化した場合でも、物体40が検出されたときのX軸方向の角度を正確に求めることが可能になる。また、レーザ光のY軸方向の振れ幅の調整を行うことが可能になる。
[3.効果等]
本実施の形態のレーザレンジファインダ10は、レーザ光のY軸方向の角度に応じてレーザダイオード21から反射面28までの距離が変化する反射面28を有する反射部材27を設けたので、レーザダイオード21から反射部材27までの距離を求めることで、レーザ光が出力された方向(Y軸方向の角度)を求めることが可能になる。
さらに、本実施の形態のレーザレンジファインダ10は、MEMSミラー23から反射面28までの距離とY軸方向の角度との関係を示す関係式あるいはテーブルを備えるので、簡単な方法でレーザ光が出力された方向(Y軸方向の角度)を求めることができる。
なお、レーザ光は、Y軸方向の角度が維持された状態でX軸方向に変化されるため、物体40が検出されたときのY軸方向の角度が維持された状態で反射部材27を跨いだレーザ光の第一反射光を用いることで、物体40が検出されたときのY軸方向の角度を求めることができる。
また、反射部材27により反射された第一反射光が受光部25により受光されたタイミングから、X軸方向の角度を求めることが可能になる。
また、本実施の形態のレーザレンジファインダ10は、反射部材27以外の構成は従来の構成を利用でき、反射部材27は比較的安価に設けることができるため、製造コストの増大を抑えることができる。
[4.変形例]
変形例について、図6B〜図6Dを用いて説明する。
本変形例では、上記実施の形態とは、反射部材27の形状が異なる場合について説明する。
図6B〜図6Dは、変形例における反射部材27A〜27Cの形状の一例を示す図である。
図6Bに示す反射部材27Aは、反射面28aが湾曲した形状となっている。図6Cに示す反射部材27Bは、一組の側面の形状が三角形となっている。図6Cにおける反射面28bの形状は、図6Aに示す反射面28と同じである。
図6Dに示す反射部材27は、板状部材で構成されている。図6Dにおける反射面28cの形状は、図6Aに示す反射面28と同じである。図6Dの(b)は、図6Dの(a)のA3における断面図を示している。図6Dの(b)に示すように、反射部材27Cは、レーザ光のY軸方向の角度に応じてMEMSミラー23からの距離が変化するように、反射面28cがY軸方向に対して傾けられて取り付けられている。
図6B〜図6Dの何れも、レーザ光のY軸方向の角度に応じてMEMSミラー23からの距離が変化するので、Y軸方向の角度を正確に求めることが可能になる。
(他の実施の形態)
以上、本発明の実施の形態に係るレーザレンジファインダについて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
単眼のレーザレンジファインダではなく、物体40に出力するレーザ光が出力されるレンズと物体40からの反射光を受けるレンズとが別に構成されているレーザレンジファインダに適用しても構わない。
さらに、上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしても良い。
上記実施の形態は、物体の距離を検出するレーザレンジファインダに適用可能である。
10 レーザレンジファインダ
11 筐体
12 対物レンズ
20 変調信号出力部
21 レーザダイオード
22 有孔ミラー
23 MEMSミラー
23a ミラー部
23b ミラー揺動器
24 ミラー駆動部
24a 揺動器駆動部
24b 振動器駆動部
25 受光部
27、27A、27B、27C 反射部材
28、28a、28b、28c 反射面
30 信号処理部
31 距離算出部
32 反射部材検出部
33 第一角度算出部
34 最小値検出部
35 最大値検出部
36 減算部
37 第二角度算出部
40 物体
R1、R2 走査範囲
W0、W1 波形

Claims (6)

  1. レーザ光を出力する光源と、
    前記レーザ光を出力する方向を変化させる走査部と、
    前記レーザ光が出力された方向に応じて、前記光源から前記レーザ光が照射された位置までの光路の距離が変化する反射面を有する反射部材と、
    前記レーザ光が前記反射部材により反射された第一反射光を受光する受光部と、
    前記受光部が受光した前記第一反射光を用いて前記光源から前記反射面までの距離を算出し、前記距離を用いて前記レーザ光が出力された方向を算出する信号処理部とを備え、
    前記走査部は、
    前記レーザ光を出力する方向を第一方向および前記第一方向と交差する第二方向に変化させるように構成され、
    前記第一方向の角度を維持した状態で前記第二方向の角度を変化させ、その後、前記第二方向の角度を変化させることにより、二次元的にレーザ光を出力させる方向を変化させ、
    前記受光部は、さらに、前記レーザ光が物体により反射された第二反射光を受光し、
    前記信号処理部は、前記受光部が前記第二反射光を受光したときの前記第一方向の角度が維持された状態において、前記第一反射光を用いて前記光源から前記反射部材までの距離を算出し、前記距離を用いて前記第一反射光を受光したときの前記第一方向の角度を、前記第二反射光を受光したときの前記レーザ光の前記第一方向の角度として算出する、
    レーザレンジファインダ。
  2. 前記走査部は、前記レーザ光の光路上に向けられ、
    前記反射面は、長方形状の平面であり、前記走査部から前記長方形の短辺の一方までの距離が、前記走査部から前記長方形の短辺の他方までの距離よりも小さくなるように配置されている、
    請求項1に記載のレーザレンジファインダ。
  3. 前記反射部材は、前記走査部及び前記反射部材を上面視した場合に、前記走査部と前記反射部材とを結ぶ線と、前記反射面の長辺とが平行になるように配置されている、
    請求項2に記載のレーザレンジファインダ。
  4. 前記レーザレンジファインダは、さらに、前記光源、前記走査部、前記反射部材、前記受光部及び前記信号処理部を内部に配置した筐体を備え、
    前記反射部材は、前記走査部と前記筐体の開口部とを結ぶ線よりも内側に配置されている、
    請求項1または2に記載のレーザレンジファインダ。
  5. 前記信号処理部は、前記レーザ光の位相と前記受光部が受光した光の位相との間の位相差から距離を算出する、
    請求項1〜4の何れか1項に記載のレーザレンジファインダ。
  6. レーザ光を出力する光源と、
    前記レーザ光を出力する方向を変化させる走査部と、
    前記レーザ光が出力された方向に応じて、前記光源から前記レーザ光が照射された位置までの光路の距離が変化する反射面を有する反射部材と、
    前記レーザ光が前記反射部材により反射された第一反射光を受光する受光部と、
    前記受光部が受光した前記第一反射光を用いて前記光源から前記反射面までの距離を算出し、前記距離を用いて前記レーザ光が出力された方向を算出する信号処理部とを備え、
    前記信号処理部は、前記受光部が前記第一反射光を受光したタイミングと、前記物体が検出された時間とを用いて、前記物体が検出されたときの水平方向の角度を算出し、
    前記信号処理部は、
    前記物体が検出されたタイミングを取得し、
    前記受光部が前記第一反射光を受光したタイミングから、前記レーザ光が前記反射部材の前記反射面を跨ぐ際に、前記受光部が前記第一反射光を受光している時間を検出し、
    当該時間と前記反射部材の設置された方向とを用いて、時間に対する前記レーザ光の方向の変位を示す正弦波を算出し、
    前記正弦波と前記物体が検出されたタイミングとを用いて前記レーザ光の方向を算出する、
    レーザレンジファインダ。
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