JP6658375B2 - レーザレーダ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザレーダ装置に関し、特に、物体までの距離を算出する技術に関する。
レーザレーダ装置は、装置外部に存在する物体までの距離をレーザの投光から受光までの時間で測定する。そのため、物体までの距離を測定する際には、レーザ光を投光する投光部に対する信号の伝達時間や、受光部からの信号の伝達時間など、演算処理において生じる遅延時間を考慮する必要があるが、遅延時間は、温度特性などの影響を受けて動的に変化する。そのため、物体までの距離を測定している際にも遅延時間の変動を計測し、遅延時間の変動に基づいて物体までの距離を算出する式を補正する。
特許文献1では、レーザダイオードが生成したレーザ光の進行方向を回転ミラーで偏向して装置外部に照射している。また、特許文献1のレーザレーダ装置は、窓(特許文献1では光透過板)は、ケースの周方向の全部には設けられていないため、レーザ光の進行方向がケースに向かう方向になるときがある。
そこで、特許文献1では、レーザ光がケースに向かう方向になるときにレーザ光を反射する反射部材をケース内に設け、レーザ光がこの反射部材で反射して生じた反射光を検出するまでの検出時間を計測する。反射部材で反射して生じた反射光の光路長は既知であることから、検出時間の変動は上記遅延時間の変動に対応する。よって、反射部材で反射して生じた反射光の検出時間をもとに、物体までの距離を算出する式を補正する。
特開2010−203820号公報
投光部が投光したレーザ光を走査するために、特許文献1で用いられている回転ミラーではなく、MEMSミラーなどの揺動ミラーを用いることが考えられる。揺動ミラーを用いると、レーザ光を、水平方向だけでなく上下方向にも走査することができる。加えて、揺動ミラーを用いると、投光部が投光したレーザ光の走査方向を、全部、窓に向かう方向にすることができる。よって、物体検出周期を短くすることもできる。
しかし、走査方向を全部、窓に向かう方向にすることは、レーザ光の進行方向がケースに向かう方向になることがないことを意味する。よって、特許文献1の技術を適用して、ケース内部で反射光を生じさせることができない。そのため、走査方向が全部、窓に向かう方向になっている場合には、どのようにして、物体までの距離を算出する式を補正するかが問題となる。
レーザ光が窓を通過する際には、全ての光が窓を透過することなく一部の光は窓で反射され、少しは反射光が生じる。外部の物体を検出する際には、窓での反射で生じる反射光を受光部が検出して、受光部が飽和してしまわないようにする必要がある。そのため、外部の物体を検出する際には、窓での反射で生じる反射光が受光部に入る時間帯の受光ゲインを低くして、窓での反射で生じる反射光を検出しないようにし、その時間帯を過ぎた後に受光ゲインを高くすることが考えられる。
これに対して、仮に、窓での反射で生じる反射光が受光部に入る時間帯の受光ゲインを高くすれば、投光部から窓までの光路長は既知であることから、窓での反射で生じる反射光の検出時間をもとに、物体までの距離を算出する式を補正できる。
しかし、窓での反射で生じる反射光を検出する場合、その反射光を生じさせるためのレーザ光の照射方向については、外部の物体を検出することが困難になる。よって、物体までの距離を算出する式を補正するために、窓での反射で生じる反射光の検出時間を用いる場合、物体検出性能が低下する恐れがある。
本発明は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、レーザ光の走査方向の全部が窓に向かう方向となっているレーザレーダ装置において、物体検出性能の低下を抑制しながらも、物体までの距離を算出する式を補正することにある。
上記目的は独立請求項に記載の特徴の組み合わせにより達成され、また、下位請求項は、発明の更なる有利な具体例を規定する。特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するための請求項1に係る発明は、
パルス状にレーザ光を投光する投光部(10)と、
投光部が投光したレーザ光を走査する走査部(20)と、
走査部が走査したレーザ光が外部へ照射される際に通過する窓(40)と、
レーザ光が物体で反射して生じた反射光を受光する受光部(30)と、
投光部がレーザ光を投光してからレーザ光が外部の物体で反射して生じた反射光を受光するまでの時間に基づいて外部の物体までの距離を算出する距離算出式を用いて、外部の物体までの距離を算出する距離算出部(65)とを備え、
走査部によるレーザ光の走査方向の全部が窓に向かう方向であるレーザレーダ装置(1)であって、
走査順序が連続する3つのレーザ光のうちの1つ目のレーザ光が予め設定された最大検知距離において形成するスポットと、3つ目のレーザ光が最大検知距離において形成するスポットとの間の距離が、予め設定された検出対象物体のサイズ以下となる場合の、2つ目のレーザ光を内部反射測定用レーザ光とし、内部反射測定用レーザ光の照射方向を記憶している記憶部(54)と、
走査部によるレーザ光の照射方向が、記憶部に記憶されている内部反射測定用レーザ光の照射方向である場合、反射光を検出する検出レベルを、内部反射光を検出できるレベルとする一方、走査部によるレーザ光の照射方向が、内部反射測定用レーザ光の照射方向とは異なる場合、検出レベルを、内部反射光で受光部が飽和しないレベルとする検出レベル設定部(63)と、
内部反射測定用レーザ光を投光部が投光してから、内部反射測定用レーザ光が窓で反射して生じた反射光を受光部が受光するまでの時間である内部反射光検出時間を測定する時間測定部(64)と、
時間測定部が測定した内部反射光検出時間に基づいて、距離算出式を補正する補正部(66)とを備える。
本発明によれば、内部反射測定用レーザ光の照射方向を記憶部に記憶している。そして、走査部によるレーザ光の照射方向が、内部反射測定用レーザ光の照射方向である場合、検出レベル設定部は、内部反射光を検出できる検出レベルとする。これにより、時間測定部は、内部反射光検出時間を測定でき、補正部は内部反射光検出時間に基づいて距離算出式を補正できる。
また、検出レベル設定部は、レーザ光の照射方向が、内部反射測定用レーザ光の照射方向とは異なる場合、検出レベルを、内部反射光で受光部が飽和しないレベルとする。これにより、レーザ光の照射方向が内部反射測定用レーザ光の照射方向と異なる場合には、受光部が飽和することなく、外部からの反射光を受光できる。
加えて、内部反射測定用レーザ光は、走査順序が連続する3つのレーザ光のうちの2つ目のレーザ光であり、1つ目のレーザ光が最大検知距離において形成するスポットと、3つ目のレーザ光が最大検知距離において形成するスポットとの間の距離は検出対象物体のサイズ以下である。
そのため、2つ目のレーザ光により外部の物体が検出できないとしても、そのレーザ光の照射方向に存在する外部の物体が検出できなくなる走査方向の長さは、検出対象物体のサイズ以下である。よって、2つ目のレーザ光を内部反射測定用レーザ光とすることにより、2つ目のレーザ光により外部の物体の検出ができなくなっても、物体検出性能の低下を抑制できる。
請求項2に係る発明では、内部反射測定用レーザ光は、走査順序が連続する3つのレーザ光のうちの2つ目のレーザ光が最大検知距離において形成するスポットが、1つ目のレーザ光が最大検知距離において形成するスポット、および、3つ目のレーザ光が最大検知距離において形成するスポットと、少なくとも一部において重なる場合の2つ目のレーザ光である。
このようにすれば、3つのレーザ光が最大検知距離において形成するスポットが互いに重ならい場合に比較して、2つ目のレーザ光により外部の物体の検出ができなくなることによる物体検出性能の低下を抑制することができる。
請求項3に係る発明では、内部反射測定用レーザ光は、走査順序が連続する3つのレーザ光のうちの1つ目のレーザ光が最大検知距離において形成するスポットと、3つ目のレーザ光が最大検知距離において形成するスポットとが、少なくとも一部において重なる場合の2つ目のレーザ光である。
このようにすれば、2つ目のレーザ光を外部の物体を検出するために用いなくても、レーザ光の走査方向においては、2つ目のレーザ光を外部の物体を検出するために用いた場合と同等の物体検出性能となるので、物体検出性能の低下を特に抑制できる。
請求項4に係る発明では、投光部は、一定周期でレーザ光を投光し、走査部は、揺動ミラー(22)を備え、揺動ミラーによりレーザ光を走査する。
本発明によれば、揺動ミラーによりレーザ光を走査していることから、レーザ光の走査角度範囲の縁部で走査方向が大きく変化する。仮に、走査方向が完全に反対方向になる場合を考えると、走査方向が反転するときには揺動ミラーの速度は一時的に0になる。このことから分かるように、走査方向が変化する付近では、揺動ミラーの速度が低下する。また、本発明では、一定周期でレーザ光を投光している。したがって、本発明によれば、走査角度範囲の縁部において、レーザ光の照射角度ピッチが小さくなるので、走査角度範囲の縁部に、内部反射測定用レーザ光の照射方向を設定することができる。
レーザレーダ装置によって物体監視をする場合、走査角度範囲の中心付近を最も監視が必要なエリアに設定することが普通であり、走査角度範囲の縁部は、相対的に監視の重要性が低い。そのため、内部反射測定用レーザ光の照射方向を走査角度範囲の縁部に設定することで、より物体検出性能の低下を抑制することができる。
実施形態のレーザレーダ装置1の内部構成を示す図である。 図1の回路部50の構成を詳しく示す図である。 図2の制御部60の構成を詳しく示す図である。 走査ミラー22が走査するレーザ光Lの照射方向を説明する図である。 図3の検出レベル設定部63が実行する処理を示すフローチャートである。 3つのレーザ光Lが形成するスポットP1、P2、P3の間隔を示す図である。 図6よりもスポットP1、P2、P3の間隔が狭い状態を示す図である。 図7よりもさらにスポットP1、P2、P3の間隔が狭い状態を示す図である。 図5のS3で実行する外部反射光検出ゲイン制御を説明する図である。 図5のS4で実行する内部反射光検出ゲイン制御を説明する図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[レーザレーダ装置1のハードウェア構成]
図1に示すレーザレーダ装置1は、投光部10、走査部20、受光部30、窓40、回路部50を備えている。これらのうち、投光部10、走査部20、受光部30、回路部50は、図示しない筐体に収容されており、直接あるいは間接的に筐体に固定されている。一方、窓40は筐体の開口に取り付けられている。
投光部10は、光源であるレーザダイオード11と、投光コリメート部12を備える。レーザダイオード11は、パルス状のレーザ光Lを発生させる部品である。なお、レーザダイオード11に代えて発光ダイオードを用いることもできる。レーザダイオード11が発生させるレーザ光Lの波長には特に制限はなく、可視光でもよく、また、赤外光でもよい。
投光コリメート部12には、たとえばコリメートレンズを用いる。この構成により、投光部10は、略平行なレーザ光Lを発生させて、そのレーザ光Lを投光する。投光コリメート部12を通過したレーザ光Lの光束は、詳しくは、わずかに拡散するように調整される。これにより、最大検知距離におけるレーザ光Lのスポットサイズを大きくして、最大検知距離において、あるレーザ光Lのスポットと、そのレーザ光Lに続いて照射されるレーザ光Lのスポットとの間の隙間を狭くすることができる。
後に詳しく説明する図4に示すように、本実施形態では、レーザ光Lの照射方向の角度ピッチは一定ではない。したがって、上記隙間の大きさは、レーザ光Lの照射方向の変化により変化する。
この隙間は、レーザ光Lの照射方向の角度ピッチと、最大検知距離におけるレーザ光Lのスポットサイズとにより定まる。レーザ光Lの照射方向の角度ピッチが最も大きくなったときに隙間が最も大きくなる。このときにも、隙間が検出対象物体のサイズ以下となるように、最大検知距離におけるレーザ光Lのスポットサイズは調整されている。検出対象物体の具体例は人であり、検出対象物体が人である場合の検出対象物体のサイズは、胸から背中方向における人体の長さを考慮して、たとえば20cmとされる。また、最大検知距離は、レーザレーダ装置1が検出対象物体を検出できる距離として規定するカタログ上の最大距離であり、たとえば30mである。ただし、最大検知距離は、装置仕様により広範に設定され、15mに設定されることもあれば、100mに設定されることもある。
走査部20は、偏向ミラー21と走査ミラー22とを備えている。偏向ミラー21は固定型ミラーであり、偏向ミラー21のミラー面に、投光部10が投光したレーザ光Lが入射する。偏向ミラー21は、入射したレーザ光Lを走査ミラー22に向けて反射する。
走査ミラー22には、偏向ミラー21が反射したレーザ光Lが入射し、そのレーザ光Lを窓40の方向に偏向する。また、走査ミラー22は、偏向方向を三次元的に走査する。したがって、レーザ光Lは、出射方向が三次元的に走査されつつ、窓40を通過して、レーザレーダ装置1の外部へ出射される。
本実施形態の走査ミラー22は、ミラー面が平面となっており、2軸駆動可能なMEMSミラーであり、揺動することによりレーザ光Lを走査するミラーである。つまり、この走査ミラー22は揺動ミラーである。また、走査ミラー22の駆動方式は、本実施形態では電磁駆動方式であるとする。電磁駆動方式では、ミラーの周囲に、永久磁石とコイルとが配置されており、コイルに流す電流を変化させることでミラーの角度を変化させる。走査ミラー22の走査制御は回路部50が行う。
この走査ミラー22には、レーザ光Lが外部の物体で反射して生じた反射光である外部反射光Roも入射する。外部反射光Roが走査ミラー22に入射すると、外部反射光Roはレーザ光Lが走査ミラー22に入射した方向、すなわち、偏向ミラー21の方向に反射される。
受光部30は、走査ミラー22により反射された外部反射光Roの進行方向において、偏向ミラー21よりも走査ミラー22から遠い側に位置する。この受光部30は、受光レンズ31と、受光器であるフォトダイオード32とを備える。
受光レンズ31は、走査ミラー22が反射した外部反射光Roをフォトダイオード32に集光する。フォトダイオード32は、たとえば、アバランシェフォトダイオードなどであり、このフォトダイオード32に入射する外部反射光Roの光量を示す信号を出力する。
なお、図1に示しているZ軸は、走査ミラー22により三次元的に走査されるレーザ光Lの仰俯角方向の走査中心である。また、Z軸は、レーザレーダ装置1の正面方向でもある。レーザレーダ装置1の正面方向は、たとえば、レーザレーダ装置1の底面に対して平行であって、レーザ光Lの走査範囲の左右方向中心となる方向である。また、レーザレーダ装置1の正面方向は、レーザレーダ装置1の上下方向軸に垂直であって、レーザ光Lの走査範囲の左右方向中心となる方向と考えてもよい。Y軸は、Z軸に直交する上下方向の軸である。X軸は、Z軸およびY軸に直交する軸である。
窓40は、光透過性部材であり、レーザ光Lの走査範囲よりも広い範囲に形成されている。したがって、走査ミラー22により走査されるレーザ光Lの照射方向は、全部、窓40に向かう方向である。しかし、照射方向毎の各レーザ光Lの一部は窓40で反射して装置内部へ向かう。レーザ光Lが窓40で反射した光を内部反射光Riとする。
窓40の設置角度は、走査ミラー22が揺動した際に、走査ミラー22の角度によらず、レーザ光Lが垂直に入射しない角度に設定されている。走査ミラー22からのレーザ光Lが窓40に垂直に入射すると、ガウス分布状に強度が分布する内部反射光Riにおいて最大強度となる内部反射光Riが走査ミラー22に入射してしまうからである。具体的には、本実施形態では、窓40は、窓40が上側ほどZ軸方向において走査ミラー22から離隔する傾斜となっている。
しかし、内部反射光Riはガウス分布状に強度が分布することから、内部反射光Riの一部は、走査ミラー22で反射されて受光レンズ31を介してフォトダイオード32に入射してしまう。そこで、フォトダイオード32の受光ゲインは、外部の物体までの距離を測定する場合には、内部反射光Riがフォトダイオード32に入射する時間を過ぎるまで低い値に設定される。
[回路部50の詳細構成]
回路部50は、図2に示すように、LD駆動回路51、増幅器52、ミラー駆動回路53、記憶部54、制御部60を備えている。LD駆動回路51は、レーザダイオード11を駆動させる回路である。増幅器52は、フォトダイオード32が出力した電気信号を増幅して制御部60に出力する。ミラー駆動回路53は、走査ミラー22が備えるコイルに電流を流して走査ミラー22を揺動させる回路である。記憶部54は、書き換え可能な構成であり、内部反射測定用レーザ光の照射方向が記憶されている。
内部反射測定用レーザ光とは、内部反射光Riを測定するためのレーザ光Lであり、レーザ光Lの照射方向が内部反射測定用レーザ光の照射方向である場合、制御部60は、内部反射光Riを検出できるように受光ゲインを制御する。
制御部60は、CPU、ROM、RAM、ASIC、CPLD、コンパレータ等の回路を備えている。制御部60は、たとえば、CPUが、RAMの一時記憶機能を利用しつつ、ROMに記憶されているプログラムを実行するなど、回路の一部または全部を使用して、種々の機能を実行する。
[制御部60の機能]
図3に制御部60が実行する機能を示す。図3に示すように、制御部60は、発光制御部61、走査制御部62、検出レベル設定部63、時間測定部64、距離算出部65、補正部66として機能する。
発光制御部61は、LD駆動回路51に発光指令を出力して、レーザダイオード11にレーザ光Lをパルス状に発生させる。この発光指令には、駆動電圧値を指示する情報が含まれており、LD駆動回路51は、発光指令により定まる駆動電圧値でレーザダイオード11からレーザ光Lを発生させる。駆動電圧値の変化をパルス状とすることで、レーザダイオード11からパルス状のレーザ光Lが発生する。発光制御部61は、一定周期で、パルス状にレーザ光Lを発生させる。
走査制御部62は、ミラー駆動回路53に与える電圧を所定の周波数で変化させることで、走査ミラー22を、X方向およびY方向に所定の走査角度範囲で変化させる。これにより、レーザ光Lは、X方向およびY方向に所定の角度範囲で走査される。
図4は、本実施形態におけるレーザ光Lの照射方向を説明する図である。図4に示す各点が照射方向である。図4に示すように、本実施形態では、リサージュ曲線を描くようにしてレーザ光Lの照射方向を走査することで、走査角度範囲内を走査する。よって、走査制御部62は、走査ミラー22を、リサージュ曲線を描くように揺動させる。
図4から分かるように、本実施形態では、レーザ光Lの照射方向は、走査角度範囲の中央付近では相対的に疎になり、縁部では相対的に密になり、隅部では特に密になる。このように、レーザ光Lの照射方向に疎密が生じる理由は、レーザ光Lは一定周期で照射されている一方で、走査ミラー22がリサージュ曲線を描く用に揺動させられることで、走査角度範囲の縁部では、走査ミラー22の揺動速度が低下するからである。
なお、実際のレーザ光Lのスポット形状は、図4に示す各点を中心とする略円形である。円のサイズは、前述のように、投光コリメート部12により平行とされる程度により調整されている。
検出レベル設定部63は、レーザ光Lの照射方向が、記憶部54に記憶されている内部反射測定用レーザ光の照射方向である場合、検出レベルを、内部反射光Riを検出できる検出レベルとする。一方、レーザ光Lの照射方向が、内部反射測定用レーザ光の照射方向ではない場合には、検出レベルを、内部反射光Riでフォトダイオード32が飽和しない検出レベルとする。フォトダイオード32が飽和するとは、フォトダイオード32の出力電流値が一定になってしまうことを意味する。検出レベルの設定は、具体的には、増幅器52の受光ゲインを制御することで行う。
図5に検出レベル設定部63が実行する処理をフローチャートで示す。検出レベル設定部63は、レーザ光Lの走査が行われている間、図5に示す処理を周期的に実行する。ステップ(以下、ステップを省略する)S1では、走査ミラー22の角度を決定する。本実施形態では、走査ミラー22の角度は、原点となった時点からの経過時間で検出する。前述のように、ミラー駆動回路53に与える電圧を所定の周波数で変化させることで、走査ミラー22を揺動させているので、走査ミラー22の角度が原点となってからの経過時間から、走査ミラー22の角度が決定できるのである。なお、走査ミラー22が原点となったことは、たとえば、走査ミラー22の周囲の磁場に基づいて検出する。走査ミラー22の角度により、走査ミラー22の周辺の磁場が変化するからである。走査ミラー22の周辺の磁場は、たとえば、磁気センサなどを用いて検出する。
S2では、S1で決定した走査ミラー22の角度に基づいて定まる、次のレーザ光Lの照射方向が、記憶部54に記憶されている内部反射測定用レーザ光の照射方向であるか否かを判断する。
ここで、記憶部54に記憶されている内部反射測定用レーザ光の照射方向について説明する。図6、図7、図8には、走査順序が連続する3つのレーザ光Lの最大検知距離におけるスポットP1、P2、P3を示している。図6、図7、図8の違いは、各スポットP1、P2、P3の間隔である。ただし、図6、図7、図8ともに、スポットP2が内部反射測定用レーザ光である。
図4から分かるように、走査順序が連続する3つのレーザ光Lの間隔は、レーザ光Lの走査に伴って変化する。図6の例では、3つのレーザ光LのスポットP1、P2、P3は、互いに接触していない。ただし、スポットP1とスポットP3との間の距離dsは、最大許容距離dmaxよりも短い。この最大許容距離dmaxは、スポット間の距離として許容される最大距離であり、前述の検出対象物体のサイズを意味する。
スポットP1とスポットP3との間の距離dsが最大許容距離dmaxよりも短い場合、検出対象物体が、スポットP1とスポットP3との間の隙間に収まってしまうことはない。したがって、スポットP2が生じるレーザ光Lに起因する外部反射光Roを検出できないとしても、検出対象物体が検出できなくなることはない。よって、図6に示すスポットP2を内部反射測定用レーザ光とすれば、レーザレーダ装置1の物体検出性能の低下を抑制できる。
なお、図6の例では、最大許容距離dmaxは、スポットP2の直径よりも大きい。よって、スポットP2のサイズは検出対象物体のサイズ以下である。図7、図8の例でも、スポットP2のサイズは検出対象物体のサイズ以下である。
図7の例では、図6と同じく、スポットP1とスポットP3は接触していない。しかし、スポットP2は、スポットP1、P3と部分的に重なっている。このようになっているスポットP2を内部反射測定用レーザ光とすれば、図6に示すスポットP2を内部反射測定用レーザ光とするよりも、よりレーザレーダ装置1の物体検出性能の低下を抑制できる。
図8の例では、スポットP1とスポットP3は1点において重なっている、つまり、スポットP1とスポットP3は互いに接触している。このようになっているスポットP2を内部反射測定用レーザ光とする場合、各スポットPの中心を通る方向、すなわち、図4に示すリサージュ曲線上においては、物体検出性能は全く低下しない。
なお、図示していないが、図8よりもさらにスポットP1とスポットP3が接近するような照射範囲もある。たとえば、図4に示す照射角度範囲の角では、スポットP1とスポットP3が大きく重なる。
内部反射測定用レーザ光は、スポットP1とスポットP3との間の距離dsが最大許容距離dmaxよりも短くなるという条件を満たすスポットP2であり、その内部反射測定用レーザ光の照射方向が記憶部54に記憶されている。図6、図7、図8は、いずれもこの条件を満たしているが、できるだけスポットP1とスポットP3との距離が近くなっている場合のスポットP2を選択して、内部反射測定用レーザ光に設定する。本実施形態では、図4に示すように、レーザ光Lを走査することから、走査角度範囲の縁部、特に隅部に内部反射測定用レーザ光に設定することになる。
上記条件を満たす範囲で、どのレーザ光Lを内部反射測定用レーザ光とするか、また、内部反射測定用レーザ光の数をいくつにするかは、適宜、設定すればよい。
説明を図5に戻す。S2の判断がNO、すなわち、次のレーザ光Lの照射方向が、内部反射測定用レーザ光の照射方向でない場合にはS3に進み、外部反射光検出ゲイン制御を行う。一方、S2の判断がYES、すなわち、次のレーザ光Lの照射方向が、内部反射測定用レーザ光の照射方向である場合にはS4に進み、内部反射光検出ゲイン制御を行う。外部反射光検出ゲイン制御、内部反射光検出ゲイン制御ともに、レーザ光Lを投光後の受光ゲインを時間経過に伴い変化させる。
図9は外部反射光検出ゲイン制御を説明する図である。外部反射光検出ゲイン制御では、発光制御部61がパルス状に投光パワーを変化させることでパルス状のレーザ光Lが投光された後、一定期間は、受光ゲインを低いままにする。一定期間は、内部反射光Riがフォトダイオード32に受光される時点を経過する期間に設定されている。このようにすることで、内部反射光Riでフォトダイオード32が飽和しないようにできる。この一定期間を経過後は、徐々に受光ゲインを増加させて、距離に応じて低下する外部反射光Roを検出できるようにしている。
これに対して、S4で実行する内部反射光検出ゲイン制御では、図10に示すように受光ゲインを時間変化させる。すなわち、発光制御部61がパルス状に投光パワーを変化させた直後から受光ゲインを高くし、内部反射光Riがフォトダイオード32に受光される時点を経過するまでは、高い受光ゲインを維持する。
なお、図10では、受光ゲインは垂直に立ち上がっているが、必ずしも垂直に立ち上げる必要はなく、内部反射光Riを検出できるように受光ゲインを高くすればよい。ただし、できるだけ立ち上がり速度が速い方が、内部反射光Riの検出波形の立ち上がりが急峻になり、その結果、内部反射光Riの検出時間を精度よく決定できるので、好ましい。
高いゲインを維持する期間の終了時点は、温度変化等を考慮しても、内部反射光Riがフォトダイオード32に検出される時点を経過していることが確実であれば、いつでもよい。内部反射光Riを検出するための受光ゲインの高さは、たとえば、外部反射光検出制御における受光ゲインの最大値と同じにする。ただし、内部反射光Riが検出できれば、それよりも低くてもよい。
説明を図3に戻す。時間測定部64は、レーザダイオード11がレーザ光Lを投光してから、フォトダイオード32が反射光を検出するまでの時間である反射光検出時間を測定する。レーザダイオード11がレーザ光Lを投光する時点としては、発光制御部61がLD駆動回路51に発光指令を出力した時点を用いる。フォトダイオード32が反射光を検出する時点としては、フォトダイオード32が出力した電気信号を増幅器52を介して取得し、その電気信号が所定の反射光検出閾値を超えた時点とする。
反射光には、前述したように、内部反射光Riと外部反射光Roがある。反射光が内部反射光Riである場合の反射光検出時間を内部反射光検出時間とし、反射光が外部反射光Roである場合の反射光検出時間を外部反射光検出時間とする。
距離算出部65は、内部反射光検出時間と、記憶部54に予め記憶されている距離算出式とを用いて、物体までの距離を算出する。距離算出式は、光速に反射光検出時間を乗じて光伝播距離を算出し、その光伝播距離に補正係数を乗じた式となる。補正係数は演算処理において生じる遅延時間を補正するためである。なお、光伝播距離から、レーザレーダ装置1の内部の光路長を減算した値に補正係数を乗じてもよい。
補正部66は、記憶部54に記憶されている距離算出式の補正係数を補正する。この補正には、時間測定部64が測定した内部反射光検出時間を用いる。内部反射光Riは、レーザ光Lが窓40で反射した光であるので光路長は既知である。したがって、時間測定部64が測定した内部反射光検出時間の変化は、演算処理の遅延時間の変化に対応する。よって、時間測定部64が測定した内部反射光検出時間に基づいて補正係数を補正できるのである。
[実施形態のまとめ]
以上、説明した本実施形態では、内部反射測定用レーザ光の照射方向を記憶部54に記憶している。そして、レーザ光Lの照射方向が内部反射測定用レーザ光の照射方向である場合、内部反射光Riを検出できる検出レベルとし、レーザ光Lが窓40で反射した光である内部反射光Riを検出する。これにより、内部反射光検出時間を測定でき、補正部66は内部反射光検出時間に基づいて距離算出式を補正できる。
内部反射測定用レーザ光は、走査順序が連続する3つのレーザ光Lのうちの2つ目のレーザ光Lである。そのため、2つ目のレーザ光Lでは外部反射光Roを検出しない。しかし、1つ目のレーザ光Lが最大検知距離において形成するスポットP1と、3つ目のレーザ光Lが最大検知距離において形成するスポットP3との間の距離は検出対象物体のサイズ以下である。
したがって、2つ目のレーザ光Lにより外部の物体の検出を行わないとしても、そのレーザ光Lの照射方向に存在する外部の物体の検出が困難になる走査方向の長さは、検出対象物体のサイズ以下である。よって、2つ目のレーザ光Lを内部反射測定用レーザ光とすることにより、物体検出性能の低下を抑制できる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、次の変形例も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。なお、以下の説明において、それまでに使用した符号と同一番号の符号を有する要素は、特に言及する場合を除き、それ以前の実施形態における同一符号の要素と同一である。また、構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分については先に説明した実施形態を適用できる。
<変形例1>
たとえば、前述の実施形態では、リサージュ曲線を描くようにしてレーザ光Lの照射方向を走査していた。しかし、直線を順次移動させる、ラスタースキャンによりレーザ光Lの照射方向を走査してもよい。
<変形例2>
前述の実施形態のレーザレーダ装置1は、走査ミラー22に照射される反射光の進行方向に受光部30を配置した、同軸系のレーザレーダ装置であった。しかし、本発明は、非同軸系のレーザレーダ装置にも適用できる。
<変形例3>
前述の実施形態では、受光ゲインを変化させることで内部反射光Riを検出できる検出レベルとするか否かを切り替えていた。しかし、受光ゲインを変化させることに代えて、あるいは受光ゲインを変化させることに加えて、投光パワーを変化させることで、内部反射光Riを検出できる検出レベルとするか否かを切り替えてもよい。
<変形例4>
前述の実施形態では、一定周期でレーザ光Lを投光していたが、レーザ光Lの投光周期は一定でなくてもよい。
1:レーザレーダ装置 10:投光部 11:レーザダイオード 12:投光コリメート部 20:走査部 21:偏向ミラー 22:走査ミラー 30:受光部 31:受光レンズ 32:フォトダイオード 40:窓 50:回路部 51:LD駆動回路 52:増幅器 53:ミラー駆動回路 54:記憶部 60:制御部 61:発光制御部 62:走査制御部 63:検出レベル設定部 64:時間測定部 65:距離算出部 66:補正部 L:レーザ光 P:スポット Ri:内部反射光 Ro:外部反射光

Claims (4)

  1. パルス状にレーザ光を投光する投光部(10)と、
    前記投光部が投光した前記レーザ光を走査する走査部(20)と、
    前記走査部が走査した前記レーザ光が外部へ照射される際に通過する窓(40)と、
    前記レーザ光が物体で反射して生じた反射光を受光する受光部(30)と、
    前記投光部が前記レーザ光を投光してから前記レーザ光が外部の物体で反射して生じた前記反射光を受光するまでの時間に基づいて前記外部の物体までの距離を算出する距離算出式を用いて、前記外部の物体までの距離を算出する距離算出部(65)とを備え、
    前記走査部による前記レーザ光の走査方向の全部が前記窓に向かう方向であるレーザレーダ装置(1)であって、
    走査順序が連続する3つの前記レーザ光のうちの1つ目の前記レーザ光が予め設定された最大検知距離において形成するスポットと、3つ目の前記レーザ光が前記最大検知距離において形成するスポットとの間の距離が、予め設定された検出対象物体のサイズ以下となる場合の、2つ目の前記レーザ光を内部反射測定用レーザ光とし、前記内部反射測定用レーザ光の照射方向を記憶している記憶部(54)と、
    前記走査部による前記レーザ光の照射方向が、前記記憶部に記憶されている前記内部反射測定用レーザ光の照射方向である場合、前記反射光を検出する検出レベルを、内部反射光を検出できるレベルとする一方、前記走査部による前記レーザ光の照射方向が、前記内部反射測定用レーザ光の照射方向とは異なる場合、前記検出レベルを、前記内部反射光で前記受光部が飽和しないレベルとする検出レベル設定部(63)と、
    前記内部反射測定用レーザ光を前記投光部が投光してから、前記内部反射測定用レーザ光が前記窓で反射して生じた前記反射光を前記受光部が受光するまでの時間である内部反射光検出時間を測定する時間測定部(64)と、
    前記時間測定部が測定した前記内部反射光検出時間に基づいて、前記距離算出式を補正する補正部(66)とを備えるレーザレーダ装置。
  2. 請求項1において、
    前記内部反射測定用レーザ光は、走査順序が連続する3つの前記レーザ光のうちの2つ目の前記レーザ光が前記最大検知距離において形成するスポットが、1つ目の前記レーザ光が前記最大検知距離において形成するスポット、および、3つ目の前記レーザ光が前記最大検知距離において形成するスポットと、少なくとも一部において重なる場合の2つ目の前記レーザ光であるレーザレーダ装置。
  3. 請求項2において、
    前記内部反射測定用レーザ光は、走査順序が連続する3つの前記レーザ光のうちの1つ目の前記レーザ光が前記最大検知距離において形成するスポットと、3つ目の前記レーザ光が前記最大検知距離において形成するスポットとが、少なくとも一部において重なる場合の2つ目の前記レーザ光であるレーザレーダ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、
    前記投光部は、一定周期で前記レーザ光を投光し、
    前記走査部は、揺動ミラー(22)を備え、前記揺動ミラーにより前記レーザ光を走査するレーザレーダ装置。
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