JP6457213B2 - 油性化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、油性化粧料に関し、更に詳しくはパウダリーな感触を感じ、かつ塗布時の延び広がりが軽く、ぼかしやすい油性化粧料に関する。
油性化粧料は、エモリエント感が高く、化粧効果の持続性に優れている。特にメークアップ化粧料では、固形や半固形のものが、携帯のしやすさや使用の簡便さから好まれている。しかし、油性化粧料は油剤が主成分である為、仕上がりにべたつきを感じたり、固形油で油剤を固めた固形や半固形のものでは、着手時のとれが悪かったり、塗布時の延び広がりが重くなる傾向がある。
これまでにも、べたつきや、延び広がりの重さを軽減する為に、種々の検討がなされてきた。例えば、特定の粒子径と特定の比重を有する中空樹脂粉体を含有した、べたつきのない、延び広がりのよい油性化粧料の技術(特許文献1)、多孔質粉体と油分を特定量配合した、べたつきがなく、しっとり感に優れる固形化粧料の技術(特許文献2)等がある。
特開2003−313105号公報 特開平9−221404号公報
しかしながら、これらの技術では塗布膜のべたつきのなさや、延び広がりのよさはあるものの、塗布時のパウダリー感が十分でなかったり、延び広がりの軽さだけではなく、特にメークアップ化粧料に要求されるぼかしやすさや、化粧料使用の際の指やパフへの液状のような滑らかなとれを十分に有するものではなかった。
本発明は、着手時のとれが良く、塗布時の延び広がりが軽く、ぼかしやすく、仕上がりにべたつきを感じないパウダリーな感触を有する油性化粧料の提供を目的とする。
かかる実情において、本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、特定の粒子径と吸油量の小さい中空無機粉体と、融点が55℃以上の油剤と、20℃で液状又は半固形の油剤を含有した油性化粧料が、着手時のとれが良く、塗布時には延び広がりが軽く、ぼかしやすく、べたつきのないパウダリーな感触を有することができる。すなわち、着手時は液状様で指やパフにしっかりととれるが、塗布時には、さらさらなパウダリーな感触を有する新規な感触となることを見出し、本発明を完成させた。
本発明の油性化粧料は、着手時のとれがよく、塗布時の延び広がりが軽く、ぼかしやすく、べたつきのないパウダリーな感触を有する。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に使用される成分(a)の球状中空無機粉体は、外周部がシリカ等の無機物質からなる殻であり中心部が中空の構造をもち、平均粒子径が3〜25μm、吸油量が80ml/100g以下のものである。外周部の無機物質はシリカ、硼珪酸ガラスやアルミナ珪酸塩等があげられる。成分(a)は内部に空洞を有するが、吸油量が少ない無機粒子である。吸油量が80ml/100gを超えるものであると、化粧料中の油分を吸収し、延び広がりの軽さや、着手時に滑らかな液状様なとれが得られなくなる。この点において、無孔質、もしくは比表面積50m/g以下、更には30m/g以下、更に好ましくは10m/g以下であると好適である。成分(a)は、比重が軽いものがよく、例えば、比重が0.6以下や、空隙率が70%以上のものであると延び広がりの軽さを演出することができ好ましい。また、吸油量は20ml/100g以上であることが好ましい。成分(a)の平均粒径は3〜25μmであるが、好ましくは5〜20μm、更に好ましくは10〜20μmである。粒子径が25μmを超えるとパウダリーな感触が得られず、延び広がりが重く、ぼかしにくくなり、3μm未満であると、パウダリーな感触が得られにくい。
本発明の成分(a)は、好ましくは粒径の揃ったミクロンオーダーの粒径を有する中空シリカ粒子が好ましい。このような粒子は、ゾル―ゲル法などの周知の方法で調整することも出来るが、市販品を使用してもよい。このような市販品としては日揮触媒化成社のSILICA MICRO BEAD BA-1(平均粒子径16μm、吸油量70ml/100g、空隙率82%、比表面積2m/g、真比重0.4)があげられる。
本発明の油性化粧料における成分(a)の含有量は化粧料全体に対して1〜30質量%(以下「%」と略す)であるが、好ましくは3%以上、更には5%以上を含有し、20%以下、更には15%以下であることが好ましい。この範囲であると、着手時のとれが良く、塗布時の延び広がりが軽く、べたつきのないパウダリーな感触を有する。
尚、本発明における成分(a)の特性は、特に限定されないが、次のような方法で確認することができる。平均粒子径は、例えばレーザー型乾式粒度分布測定装置(セイシン企業社製PRO7000S等)を用い、体積平均粒子径(D50)として測定可能である。吸油量は、例えば顔料試験方法JIS−K5101に準拠した精製あまに油を用いた測定で求めることができる。比表面積は、例えば比表面積測定法(BET法)により求めることができる、空隙率は、例えば粒子のTEM写真を測定し、50個の粒子について粒子径を測定し、その平均値として平均粒子径を測定し、次に、粒子を1/2に破断し、50個の破断切片について空洞部の直径を測定して空洞部の平均直径を求め、計算により求めることができる。
本発明の成分(b)は、融点55℃以上を有する油剤であり、通常化粧料に用いられるものであれば特に制限はなく、これらを1種又は2種以上用いることができる。具体的には、ポリエチレンワックス、フィッシャートロプシュワックス、マイクロクリスタリンワックス、パラフィンワックス、オゾケライトワックス、セレシンワックス、(エチレン/プロピレン)コポリマー、キャンデリラワックス、キャンデリラロウエステルズ、カルナバワックス、ライスワックス等があげられる。
本発明の油性化粧料における成分(b)は、油性化粧料中に3%以上、更には5%以上含有することが好ましく、多くても15%以下、更には10%以下であることが好ましい。この範囲で用いた場合、着手時のとれが良く、塗布時の延び広がりが軽く、べたつきのないパウダリーな感触を有する。
本発明の成分(c)は、20℃において、液状、半固形状の油剤であり、通常化粧料に用いられるものであれば、特に制限はなく、これらを1種又は2種以上用いることができる。
特に限定されないが、例えば20℃において液状の油剤としては、流動パラフィン、スクワラン、α−オレフィンオリゴマー、ポリイソブチレン、ポリブテン等の炭化水素類、オリーブ油、ヒマシ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油、メドウフォーム油、サフラワー油、ホホバ油、ビタミンE油等、トリオクタン酸グリセリル、モノイソステアリン酸ポリグリセリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、トリイソステアリン酸ポリグリセリル、トリベヘン酸グリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、2−エチルヘキサン酸セチル、イソノナン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル、テトラオクタン酸ペンタエリスリチル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ダイマージリノール酸ジリノレイル、トリメリト酸トリトリデシル、炭酸ジアルキル等のエステル類、メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等のシリコーン類、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤類、液状ラノリン等が、半固形状の油剤としては、ワセリン、(カプリル/カプリン/ミリスチン/ステアリン酸)トリグリセリル、ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル、ステアリン酸硬化ヒマシ油、カカオ脂、シア脂、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステイル、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル)、高重合メチルポリシロキサン等があげられる。
本発明の油性化粧料における成分(c)の含有量が、油性化粧料中に50%以上、好ましくは70%以上、更に好ましくは75%以上、また90%以下、更に好ましくはは80%以下であるとよい。この範囲で用いると着手時のとれが良く、塗布時の延び広がりが軽く、べたつきのないパウダリーな感触を有する油性化粧料が得られるため好ましい。
成分(c)は、20℃における粘度が500mPa・s以下である低粘度油を含むと、本発明の油性化粧料の効果を奏する点において好ましい。このような低粘度油は、延び広がりやパウダリー感の点で、20℃における粘度が300mPa・s以下であると好ましく、100mPa・s以下であると更に好ましい。これらの低粘度油は、成分(c)全量中に80〜100%であることが好ましい。使用される低粘度油としては、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、テトラオクタン酸ペンタエリスリチル、2−エチルヘキサン酸セチルが好適に挙げられる。
本発明における粘度は、ブルックフィールド型粘度計を使用して測定した。ブルックフィールド型粘度計は、例えば単一円筒型回転粘度計ビスメトロン(登録商標)(芝浦システム社製)などがあげられる。測定方法は、測定試料を外径45mm、内径38mm、高さ82mmのガラス製ビンにエアスペースが生じないように充填し、ふたをして20℃恒温槽にて一昼夜放置する。翌日、単一円筒型回転粘度計ビスメトロン(登録商標)(芝浦システム社製)にて、付属の1〜4号ローターを用い、6〜30回転で1分後の測定値を読み取り、各々の乗数を乗し、粘度値を得ることができる。
本発明の油性化粧料は上記(a)〜(c)成分の他に、通常油性化粧料に用いられる成分を本発明の効果を妨げない範囲で、適宜配合することができる。例えば、粉体、防腐剤、酸化防止剤、界面活性剤、油性ゲル化剤、薬効成分、保湿剤、紫外線吸収剤、香料、水性成分等があげられる。
具体的には、成分(a)以外の粉体としては、通常、化粧料に用いられる粉体であれば、特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、ラメ類、有機粉体類、色素粉体類、複合粉体類等を用いることができる。具体的には、雲母、雲母、セリサイト、タルク、カオリン、酸化チタン、黒酸化チタン、コンジョウ、群青、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、無水ケイ酸、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、酸化クロム、水酸化クロム、カーボンブラック、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、炭化珪素、硫酸バリウム、ベントナイト、スメクタイト、窒化硼素等の無機粉体類、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆合成金雲母、酸化鉄被覆雲母、酸化鉄被覆雲母チタン、無水ケイ酸被覆雲母チタン、紺青処理雲母チタン、有機顔料被覆雲母チタン、酸化鉄被覆無水ケイ酸、魚鱗箔、酸化チタン被覆ガラス末、酸化鉄酸化チタン被覆ガラス末、無水ケイ酸酸化チタン被覆ガラス末、アルミニウムパウダー等の光輝性粉体類、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末等の樹脂積層末のラメ剤、ナイロンパウダー、ポリメチルメタクリレートパウダー、アクリロニトリル−メタクリル酸共重合体パウダー、塩化ビニリデン−メタクリル酸共重合体パウダー、ポリエチレンパウダー、ポリスチレンパウダー、ポリウレタンパウダー、ウールパウダー、シルクパウダー、結晶セルロースパウダー等の有機粉体類、赤色201号、赤色202号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号等の有機顔料粉体類、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料粉体類、アルミニウム粉、金粉、銀粉等の金属粉体類、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有無水ケイ酸、酸化亜鉛含有無水ケイ酸等の複合粉体等があげられ、これらを1種又は2種以上を用いることができる。尚、これらの粉体は、フッ素化合物、シリコーン化合物、金属石ケン、ロウ、界面活性剤、油脂、炭化水素、水性高分子等の通常公知の処理剤により表面処理を施して用いても良い。
酸化防止剤としては、α−トコフェロール、アスコルビン酸等、紫外線吸収剤としては、ベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系、サリチル酸系、ベンゾイルメタン、オキシベンゾン等、保湿剤としては、タンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン、ケラチン、ビタミン類、消炎剤、生薬等、防腐剤としてはパラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール、1,2ペンタジオール等があげられる。水性成分としては水、低級アルコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等があげられる。
本発明の油性化粧料は、油剤を主成分とし、水の含有量が1%以下の実質的に水を含まないものである。また、(b)の融点55℃以上の油剤を含有ものであり、溶融充填時の化粧料の流動性の良さ、また着手時とれの点においても半固形状、特に固形状の化粧料において効果が奏され好ましい。また、発明品は延び広がりが良く、パウダリーな感触で塗布膜をぼかしやすいものであり、チークカラー、口紅、アイカラー、、アイブロウ、ファンデーション、コンシーラー、特にアイカラー、チークカラーに適している。
次に実施例をあげて本発明をさらに説明するが、本発明はこれによって何ら限定されるものではない。
実施例1〜6及び比較例1〜6 油性チークカラー(固形)
表1に示す組成の油性チークカラーを下記方法により調整し、「着手時のとれ」「延び広がりのよさ」、「塗布時のパウダリー感」「ぼかしやすさ」の各項目について以下に示す評価方法及び判断基準により官能評価を行なった。結果を表1に併記した。
Figure 0006457213
(製造方法)
A:成分(7)〜(19)を100℃に加熱溶解し混合する
B:Aに成分(1)〜(6)及び(20)〜(23)を加えて均一に分散する。
C:Bを加熱し、脱泡する。
D:Cを再び加熱溶解し、金皿に充填、冷却して、油性固形チークカラーを得た。
(評価方法)
化粧品専門パネル20名に前記実施例及び比較例の油性チークカラーを使用してもらい、「着手時のとれ」は化粧料を指やパフで使用したときに、液状化粧料様にしっかりととれるかどうか、「塗布時のパウダリー感」は肌に使用時及び仕上がりの塗布膜がベタツキのないパウダリー感があるかどうか、「延び広がりのよさ」、「ぼかしやすさ」は使用時に肌上で延び広がりがよく、塗布膜がきれいにぼかされているかどうかについて、各自が以下の基準に従って絶対評価を行ない、更に全パネルの評点の平均点を以下の判定基準に従って判定した。
<評価基準>
(評点):(評価)
6点 : 非常に良好
5点 : 良好
4点 : やや良好
3点 : 普通
2点 : 悪い
1点 : 非常に悪い
<判定基準>
(判定):(評点の平均点)
◎ : 5点を超える
○ : 3点を超える5点以下
△ : 2点を超える3点以下
× : 2点以下
表1の結果に示すとおり、本発明品の実施例は、全ての項目で優れたものであった。成分(a)の代わりに外殻が多孔質であり吸油量が多い球状中空シリカを含有した比較例2、中空ではない球状シリカを含有した比較例3及び4、吸油量が多く中空でないシリカを含有した比較例5、吸油量も粒子径も大きく中空ではないシリカを含有した比較例6は、いずれも着手時のとれ、ぼかしやすさで特に満足するものではなかった。また、成分(a)を多く含有する比較例1も着手時のとれに劣るものであった。
実施例7:油性ファンデーション(固形)
成分 (%)
(1)球状中空シリカ※1 14
(2)キャンデリラワックス(融点70℃) 3
(3)セレシンワックス(融点76℃) 2
(4)メチルポリシロキサン(粘度10mPa・s) 15
(5)エチルヘキサン酸セチル(粘度20mPa・s) 21
(6)流動パラフィン(粘度26700mPa・s) 5
(7)スクワラン(粘度35mPa・s) 5
(8)トリイソステアリン酸ジグリセリル(粘度448mPa・s) 5
(9)球状シリコーン粉体※7 3
(10)球状ポリメタクリル酸メチル粉体※8 4
(11)タルク 5
(12)酸化チタン 12
(13)酸化亜鉛 5
(14)セリサイト 残量
(15)マイカ 3.5
(16)ベンガラ 0.3
(17)黒色酸化鉄 0.1
(18)黄色酸化鉄 1.6
(19)アスコルビン酸 0.0001
(20)ローズ水 0.3
(21)香料 0.1
※7:KSP−101(信越化学工業社製)
※8:マツモトマイクロスフェア M−101(松本油脂製薬社製)
(製造方法)
A:成分(2)〜(8)を100℃に加熱し、均一溶解する。
B:Aに成分(1)及び(9)〜(21)を加え、均一に分散する。
C:Bを金皿に流し込み、冷却固化して油性ファンデーションを得た。
実施例7のファンデーションは着手時のとれが良く、塗布時の延び広がりが軽くぼかしやすい、仕上がりにべたつきを感じないパウダリーな感触を有するを有する優れたものであった。
実施例8:油性アイカラー(ペースト状)
成分 (%)
(1)球状中空シリカ※1 10
(2)フィッシャートロプシュワックス(融点81℃) 1
(3)オゾケライトワックス(融点90℃) 2
(4)メチルポリシロキサン(粘度100mPa・s) 15
(5)ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグルコール(粘度19mPa・s) 25
(6)スクワラン(粘度35mPa・s) 13
(7)マイカ 20
(8)セリサイト 残量
(9)タルク 5
(10)赤色202 1
(11)赤色226 0.5
(12)青色404 1
(13)ベンガラ被覆雲母チタン 5
(14)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(15)香料 0.2
(製造方法)
A:成分(2)〜(6)を100℃に加熱し、均一溶解する。
B:Aに成分(1)及び(7)〜(15)を加え、均一に分散する。
C:Bをジャーボトルに流し込み、冷却固化して油性アイカラーを得た。
実施例8のアイカラーは着手時のとれが良く、塗布時の延び広がりが軽くぼかしやすい、仕上がりにべたつきを感じないパウダリーな感触を有するを有する優れたものであった。
実施例9:油性口紅(固形)
成分 (%)
(1)球状中空シリカ※1 5
(2)(エチレン/プロピレン)コポリマー(融点95℃) 10
(3)ポリエチレンワックス(融点88℃) 2
(4)マイクロクリスタリンワックス(融点80℃) 2
(5)炭酸ジアルキル(粘度36mPa・s) 15
(6)イソノナン酸イソノニル(粘度7mPa・s) 20
(7)トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル(粘度30mPa・s) 残量
(8)ホホバ油(粘度46mPa・s) 10
(9)トリイソステアリン酸ジグリセリル(粘度448mPa・s) 7
(10)重質流動パラフィン(粘度26700mPa・s) 5
(11)ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/
フィトステリル/ベヘニル)(半固形状) 5
(12)煙霧状シリカ※9 1
(13)マイカ 4
(14)セリサイト 3
(15)酸化チタン 5
(16)赤色202 1
(17)フェノキシエタノール 0.3
(18)香料 0.1
※9:AEROSIL R−976S(日本アエロジル社製)
(製造方法)
A:成分(2)〜(11)を100℃に加熱し、均一溶解する。
B:Aに成分(1)及び(12)〜(18)を加え、均一に分散する。
C:Bを100℃で加熱溶解し、脱泡後、スティック状スティック状容器に流し込み、冷却固化して口紅を得た。。
実施例9の口紅は着手時のとれが良く、塗布時の延び広がりが軽くぼかしやすい、仕上がりにべたつきを感じないパウダリーな感触を有するを有する優れたものであった。
実施例10:練香水(ペースト状)
成分 (%)
(1)球状中空シリカ※1 15
(2)(エチレン/プロピレン)コポリマー(融点95℃) 5
(3)パラフィンワックス(融点58℃) 2
(4)メチルポリシロキサンシリコーン(粘度100mPa・s) 5
(5)イソノナン酸イソトリデシル(粘度11mPa・s) 20
(6)トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル(粘度30mPa・s) 残量
(7)スクワラン(粘度35mPa・s) 10
(8)トリイソステアリン酸ジグリセリル(粘度448mPa・s) 10
(9)重質流動パラフィン(粘度26700mPa・s) 5
(10)ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/
セチル/ステアリル/ベヘニル)(半固形状) 3
(11)酸化チタン 1
(12)赤色202 0.5
(13)フェノキシエタノール 0.1
(14)香料 7
(製造方法)
A:成分(2)〜(10)を100℃に加熱し、均一溶解する。
B:Aに成分(1)及び(11)〜(14)を加え、均一に分散する。
C:Bを容器に流し込み、冷却固化して練香水を得た。
実施例10の練香水は着手時のとれが良く、塗布時の延び広がりが軽くぼかしやすい、仕上がりにべたつきを感じないパウダリーな感触を有するを有する優れたものであった。

Claims (5)

  1. 次の成分(a)〜(c);
    (a)平均粒子径が3〜25μmであり、吸油量が20〜80ml/100gある球状中空無機粉体 1〜30質量%;
    (b)融点が55℃以上の油剤;
    (c)20℃において、液状及び半固形状の油剤から選ばれる1種以上の油剤;
    を含有し、
    前記成分(c)が、20℃における粘度が500mPa・s以下の油剤を、前記成分(c)全量中に80〜100質量%含有する油性化粧料。
  2. 前記成分(a)がシリカである請求項1に記載の油性化粧料。
  3. 前記成分(a)の含有量が化粧料全体に対して5〜20質量%である請求項1又は2に記載の油性化粧料。
  4. 前記成分(c)の含有量が化粧料全体に対して50〜90質量%である請求項1〜3のいずれか一項に記載の油性化粧料。
  5. 前記成分(a)の比表面積が50m 2 /g以下である請求項1〜4のいずれか一項に記載の油性化粧料。
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