JP6455010B2 - 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
ウェブアプリケーションに関するテストケースおよびテストデータを自動的に生成する技術の一例が特許文献1に記載されている。このテストケース生成装置は、画面遷移定義情報からテストケース生成の対象画面を取得し、画面構成情報からテスト対象カラムを取得し、データ定義情報からテスト対象カラムに対する制約を取得し、テスト対象カラムに対する制約とテストケーステンプレートをマッチングさせ、テストケースとテストデータを生成する。そして、テスト結果を表示した画面のイメージがビットマップファイルとして出力される。
特開2006−260390号公報
ところで、ウェブアプリケーション等のプログラム開発途中で、仕様変更やバグの修正等によってプログラムを改変した場合に、意図しない部分に、その改変の影響が及んでしまうことがある。たとえば、画面表示等において、微細な修正によって、大きくフォーマットが崩れてしまったり、表示されるべき項目が消えてしまうといった不具合も起こりうる。このような不具合を早期に発見するためには、プログラムの改変前と後との対応する表示画面間の比較を行うことが有効である。しかしながら、上述の文献では、表示画面間を比較することは想定されていない。
画面を比較して差分を検出する手法として、画素毎に比較して、画素単位の差分を検出する手法が考えられる。この手法では、画素単位の差分が厳密に検出される。一方で、画素単位の厳密な差分よりも、或る程度の大きさを持った差分を把握したい場面があり得る。たとえば、上述のようなプログラム改変後の表示画面の不具合の検出には、画素単位の厳密な差分よりも、或る程度意味のある表示要素単位の差分の把握がより重要となる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、画像間の差分を適切な精度で提示する情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムを提供することにある。
本発明の各側面では、上述した課題を解決するために、それぞれ以下の構成を採用する。
第一の側面は、情報処理装置に関する。
第一の側面に係る情報処理装置は
第1の画像と第2の画像を比較して、所定の許容範囲を超える差分を検出する差分検出手段と、
前記差分検出手段により検出された前記差分に対応する、画像領域を示す差分画像を表示する差分表示手段と、
アプリケーションを動作させて、その動作するアプリケーションにより表示される画面の画像を記録する記録手段と、
前記アプリケーションの、異なるバージョンでの各動作時に、前記記録手段により記録された画像に基づいて、前記異なるバージョン間で対応画面が存在するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により対応画面が存在しないと判定された画面に関する情報と、前記差分検出手段により検出された前記差分に関する情報とをリスト表示する比較結果表示手段と、を有し、
前記差分検出手段は、
前記アプリケーションの、異なるバージョンでの各動作時に、前記記録手段により記録された、対応する画面に関する前記第1の画像および前記第2の画像を比較する。
第二の側面は、少なくとも1つのコンピュータにより実行される情報処理方法に関する。第二の側面に係る情報処理方法は、情報処理装置が
第1の画像と第2の画像を比較して、所定の許容範囲を超える差分を検出し、
検出された前記差分に対応する、画像領域を示す差分画像を表示し、
アプリケーションを動作させて、その動作するアプリケーションにより表示される画面の画像を記録し、
前記アプリケーションの、異なるバージョンでの各動作時に、記録された画像に基づいて、前記異なるバージョン間で対応画面が存在するか否かを判定し、
前記対応画面が存在しないと判定された画面に関する情報と、検出された前記差分に関する情報とをリスト表示し、
前記差分を検出する際、
前記アプリケーションの、異なるバージョンでの各動作時に、記録された、対応する画面に関する前記第1の画像および前記第2の画像を比較する、ことを含む。
なお、本発明の他の側面としては、上記第二の側面の方法を少なくとも1つのコンピュータに実行させるプログラムであってもよいし、このようなプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体であってもよい。この記録媒体は、非一時的な有形の媒体を含む。
このコンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されたとき、コンピュータに、情報処理装置上で、その情報処理方法を実施させるコンピュータプログラムコードを含む。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
また、本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
また、本発明の方法およびコンピュータプログラムには複数の手順を順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の手順を実行する順番を限定するものではない。このため、本発明の方法およびコンピュータプログラムを実施するときには、その複数の手順の順番は内容的に支障のない範囲で変更することができる。
さらに、本発明の方法およびコンピュータプログラムの複数の手順は個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。このため、ある手順の実行中に他の手順が発生すること、ある手順の実行タイミングと他の手順の実行タイミングとの一部ないし全部が重複していること、等でもよい。
上記各側面によれば、画像間の差分を適切な精度で提示する情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る情報処理装置の構成を論理的に示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置を実現するコンピュータのハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置の情報処理方法における処理手順を示すフローチャートである。 本実施形態の情報処理装置による画像比較処理を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置の構成を論理的に示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置の情報処理方法における処理手順を示すフローチャートである。 本実施形態の情報処理装置による画像比較処理を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置を利用するアプリケーション開発システムの構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置を利用する開発装置によって開発されたアプリケーションを動作させるシステムの構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置の構成を論理的に示す機能ブロック図である。 本実施形態の情報処理装置において画像比較対象となる記録画像を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置の情報処理方法における処理手順を示すフローチャートである。 本実施形態の情報処理装置における画像比較ツールの画像比較実行画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置の構成を論理的に示す機能ブロック図である。 本実施形態の情報処理装置において画像比較対象となる記録画像を説明するための図である。 本実施形態の情報処理装置の比較結果表示部により出力される比較結果リストの一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置の情報処理方法における処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置の構成を論理的に示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置の構成を論理的に示す機能ブロック図である。 本実施形態の情報処理装置の比較結果表示部により出力される比較結果リストの一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置の情報処理方法における処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置の要部構成を論理的に示す機能ブロック図である。 本実施形態の情報処理装置における画像比較による差分画像の例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置の構成を論理的に示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置の情報処理方法における処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る情報処理装置、情報処理方法およびプログラムについて、以下説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る情報処理装置100の構成を論理的に示す機能ブロック図である。
情報処理装置100は、第1の画像120と第2の画像122を比較して、所定の許容範囲を超える差分を検出する差分検出部102と、差分検出部102により検出された差分に対応する、画像領域を示す差分画像124を表示する差分表示部104と、を備える。
さらに、本実施形態の情報処理装置100は、差分検出部102により検出された差分に対応する、第1の画像の画像領域を抽出する領域抽出部106をさらに備える。
差分表示部104は、領域抽出部106により抽出された画像領域を他の画像領域と区別可能に示す画像要素を第1の画像120に付した画像を、差分画像124として表示する。
本実施形態の情報処理装置100により比較される画像(第1の画像120および第2の画像122)は何ら制限されない。当該画像は、たとえば、アプリケーションによって表示装置に表示される画面をスクリーンショットして取得される画面キャプチャの画像ファイルであってもよいし、アプリケーションによって印字出力される帳票をファイル形式で出力して取得される画像ファイルであってもよいし、描画ツールによって描画されたり、撮像装置によって撮像されたりして取得される画像ファイルであってもよい。
画像のファイル形式も特に限定されないが、たとえば、JPEG(Joint Photographic Experts Group)、BMP(Bit MaP)、PNG(Portable Network Graphics)、TIFF(Tagged Image File Format)等が例示される。比較される画像どうしで異なるファイル形式である場合には、情報処理装置100は、少なくとも一方の画像のファイル形式を変換することもできる。
以下、差分検出部102における、比較処理における許容範囲の設定方法について、例示するが、これに限定されない。これらの方法は、適宜矛盾のない範囲で組み合わせてもよい。
(a1)周囲画素を含めた比較
差分検出部102は、画素単位の比較の際に、1画素分の比較結果を採用するのではなく、周囲の画素を含めた比較結果を用いて画素の差異を分析して、画像間の差分を検出してもよい。
本実施形態の情報処理装置100において、差分検出部102は、第1の画像と第2の画像を画素単位で比較し、差異が検出された対象画素を基準とする所定範囲に含まれる複数画素の中で、対象画素を含む差異が検出された画素の数が所定数未満の場合、対象画素の差異を差分に含めない。
より詳細には、差分検出部102は、画像を画素単位で比較する際、画像間に差異が検出された対象画素(x1, y1)について、その対象画素を基準とする所定範囲に含まれる複数の画素を特定する。本実施形態では、対象画像の周囲の8つの画素を含めた9つの画素(x1, y1)、(x1-1, y1+1)、(x1-1, y1)、(x1-1, y1-1)、(x1, y1+1)、(x1, y1-1)、(x1+1, y1+1)、(x1+1, y1)、(x1+1, y1-1)が特定される。そして、差分検出部102は、これらの対象画素を含む複数の画素の中で、差異が検出された画素の数を計数する。そして、差分検出部102は、計数された画素の数が、所定数(たとえば、3)未満の場合、対象画素(x1, y1)の差異を画像間の差分に含めない。つまり、先に検出された差異の判定を覆して、差異がないとする。
一方、差分検出部102は、計数された画素の数が、所定数(たとえば、3)未満でない場合(たとえば、計数された画素の数が2の場合)、対象画素(x1, y1)の差異を画像間の差分に含める。
なお、対象画素を基準とする複数画素の所定範囲は、画像比較に要求される精度や、画像のサイズ、画質、解像度、色数(階調)、ファイルの種別、画像の内容等に応じて、適宜決定することができる。
(a2)周囲画素の平均値で比較
差分検出部102は、画素単位の比較の際に、1画素の明るさや色等の情報だけで比較するのではなく、周囲の画素の情報を用いてもよい。
本実施形態の情報処理装置100において、差分検出部102は、第1の画像と第2の画像を画素単位で比較する際に、比較対象を基準とする所定範囲に含まれる複数画素の平均画素値を算出し、算出された平均画素値で、第1の画像と第2の画像を比較する。
画素値とは、画素の明るさや色を示す値であり、ここでは、RGB値を用いた例を説明する。
より詳細には、差分検出部102は、画像を画素単位で比較する際、基準となる対象画素(x1, y1)と、その対象画素を基準とする所定範囲に含まれる複数の画素を特定する。本実施形態では、対象画像の周囲の8つの画素を含めた9つの画素(x1, y1)、(x1-1, y1+1)、(x1-1, y1)、(x1-1, y1-1)、(x1, y1+1)、(x1, y1-1)、(x1+1, y1+1)、(x1+1, y1)、(x1+1, y1-1)が特定される。そして、差分検出部102は、これらの対象画素を含む複数の画素について、RGBの各値の平均値をそれぞれ算出する。差分検出部102は、画像毎に、算出されたRGBの各値の平均値を用いて、第1の画像と第2の画像を比較する。
なお、対象画素を基準とする複数画素の所定範囲は、画像比較に要求される精度や、画像のサイズ、画質、解像度、色数(階調)、ファイルの種別、画像の内容等に応じて、適宜決定することができる。
また、さらに、差分検出部102は、各画素のRGBの各値の平均値の画像間の差が、許容範囲を超える場合に画像間の差分を検出し、許容範囲内の場合は画像間の差分を検出しない構成としてもよい。
(a3)比較値に許容範囲を設定
差分検出部102は、画素単位の比較の際に、画像加工処理等により、画像の明るさやコントラストが調整されたような画像間の差分は検出しない構成としてもよい。
本実施形態の情報処理装置100において、差分検出部102は、第1の画像と第2の画像を画素単位で比較する際に、対象画素の画素値(たとえば、RGB値)の差が所定範囲以内であれば、その対象画素について、第1の画像と第2の画像間で差異はないとする。
より詳細には、差分検出部102は、たとえば、画素のRGBの各値について、第1の画像と第2の画像間で比較し、各値の差の絶対値の合計を算出する。たとえば、第1の画像のある画素のRGB値が255:0:0で、第2の画像の対応する画像のRGB値が254:0:0の場合、差分検出部102は、各値の差は(255-254=1):(0-0):(0-0)となり、各値の絶対値の合計は、1+0+0=1となる。一方、第1の画像のある画素のRGB値が255:0:0で、第2の画像の対応する画像のRGB値が253:1:0の場合、差分検出部102は、各値の差は(255-253=2):(0-1=-1):(0-0)となり、各値の絶対値の合計は、2+1+0=3となる。
差分検出部102は、算出された合計が許容範囲内(たとえば、3未満)であれば、当該画素について、第1の画像と第2の画像間で差異はないとする。一方、差分検出部102は、算出された合計が許容範囲を超える場合は、当該画素について、第1の画像と第2の画像間で差異があるとする。上記の例では、前者の画素は、算出された合計が1で許容範囲内であるので、差分検出部102は、当該画素について、第1の画像と第2の画像間で差異はないと判定する。一方、後者の画素は、算出された合計が3で、許容範囲内に入らないので、差分検出部102は、当該画素について、第1の画像と第2の画像間で差異があるとする。
あるいは、画像の明るさ調整、コントラスト調整、カラーバランス(値、色合い、鮮やかさ)調整、レベル補正(中間色、ハイライト、シャドウ)、トーンカーブ補正等の画像加工処理によって生じる程度の画像間の差分は検出しないよう上記許容範囲を設定してもよい。上記の例では、各値の差の絶対値の合計で判別しているが、画像加工処理によって生じるような差異を判別する場合には、処理内容によって各値の変化の相関関係が異なる場合が考えられるため、処理内容に適した値を算出し、処理内容に適した許容範囲を用いて判別するのが好ましい。
(a4)画面全体のズレを許容
差分検出部102は、画像全体が1画素分だけずれているような場合には、ずれによる差分は検出しない構成としてもよい。この構成は、たとえば、画像を画面表示させるJavaScript(登録商標)等のバージョンの違いによって画面内の画像が1画素分だけずれてしまうような場合への適用が考えられる。
すなわち、本実施形態では、差分検出部102は、第1の画像と第2の画像との比較基準点を所定量以内ずらすことで解消される差分を差分とみなさない。
本実施形態では、以下に示す2つの方法で、画像全体のずれを許容する構成が考えられる。
(a4−1)比較基準点を検出して位置合わせ
本実施形態の差分検出部102は、第1の画像と第2の画像に共通して含まれる所定のオブジェクトを検出し、そのオブジェクトの各画像内の位置のずれが所定範囲内であれば、2つの画像のオブジェクトの位置合わせをした状態で、第1の画像と第2の画像を画素単位で比較する。
画像に共通して含まれる所定のオブジェクトとは、たとえば、アプリケーションの画面のキャプチャ画像を例にすると、画面上にOS(Operating System)やアプリケーション等によって標準的に表示されている、ツールバーや操作ボタン、ウインドウの枠やタイトルバー、閉じるボタン、最小化ボタン、最大化ボタン、スクロールバーのスクロールボタン等や、固定位置に表示される日時情報、タイトル、アイコン等が考えられる。あるいは、予め各画像内の所定の位置に配置される特定画像としてもよい。そして検出されたオブジェクトの中心や端点を比較基準点として位置合わせしてもよい。
オブジェクトが何かを、予め定めておき、差分検出部102が、特定のオブジェクトを検出する構成としてもよい。または、差分検出部102が、2つの画像を比較して、共通に含まれる、同一のオブジェクトを検出し、検出されたものを所定のオブジェクトとしてもよい。後者の場合、各画像内の所定範囲内に含まれるオブジェクトを検出するようにするのが好ましい。
差分検出部102は、第1の画像と第2の画像内で、それぞれ所定のオブジェクトを検出する。そして、差分検出部102は、所定のオブジェクトを元に、比較基準点を特定し、2つの画像の比較基準点を一致させるように位置合わせを行う。
そして、差分検出部102は、位置合わせ時のずれ幅が狭く、所定範囲内であれば、2つの画像の原点を位置合わせした状態で、第1の画像と第2の画像を画素単位で比較する。このケースでは、もし画像全体が数画素分ずれているだけであれば、画像間の差分は検出されない。
なお、差分検出部102は、画像間のずれが所定範囲を超えて大きい場合には、画像間の差分を検出する。ここで検出されるのは、画像全体の位置ずれを示す情報(ずれ方向、ずれ幅、およびこれらを示すベクトル)であってもよい。
あるいは、差分検出部102は、画像間のずれが所定範囲を超えて大きい場合には、位置合わせを解除して元の位置に戻し、各画像の全体を比較対象として、差分を検出してもよい。
また、画像間の比較基準点のずれが所定範囲内であり、画像間の比較において差分が検出されなかった場合であっても、位置合わせをする前のいずれかの画像の端部に目視で確認できる程度の白い線が出ているような差異があれば、検出されるのが好ましい。したがって、差分検出部102は、画像の位置合わせ時のずれ幅が、所定範囲内であって、かつ、画像間の比較において差分が検出されなかった場合であっても、画像をずらしたことで比較対象とならなかった、各画像の端部について、たとえば、所定画素数以上の幅の白または黒等の背景色の線が出ている場合には、画像間の差分を検出してもよい。
(a4−2)所定の割合以上の差分検出時に位置合わせ
画像全体がずれている場合、画像比較を画素単位で行うと、画像の全体にわたって差分が検出される可能性が高い。したがって、画像比較した際に、所定の割合以上の領域にわたって差分が検出された場合に、画像全体がずれている可能性があると判定し、画像を縦または横方向にずらして位置合わせをした後で、画像比較するのが好ましい。
差分検出部102は、第1の画像と第2の画像を画素単位で比較し、画像のほぼ全体を占めるような、所定の割合以上の領域に差異が検出された場合、縦または横方向に、2つの画像を画素単位でずらし、画像比較を行う。画像間のずれが所定量(たとえば、3画素)以上になるまで、画像の位置をずらす処理と、画像比較の処理を繰り返す。
差分検出部102は、所定量以内で画像をずらして画像比較を行った結果、画像のほぼ全体を占めていた差異が、急激に減少し、その減少率が閾値以上の場合、または、差異がほとんどなくなった場合、2つの画像の位置合わせが完了したものと判定する。そして、もし画像全体が数画素分ずれているだけであれば、差分検出部102により、画像間の差分は検出されない。また、所定量以上、画像をずらしても、差異が減少しない場合は、差分検出部102により最初に検出された差分を採用する。
以上、差分検出部102における画素単位の比較時の許容範囲の設定方法について説明した。
なお、上記の各方法において、周囲の画素数や、所定数は、パラメータとして、設定変更できる構成とするのが好ましい。また、上記の各方法では、画素の色を表記する値としてRGBモデルを用いているが、これに限定されない。他のモデル、RGBA(Red Green Blue Alpha color model)、HSV(Hue Saturation Value color model)、CMY(Cyan Magenta Yellow color model)、CMYK(Cyan Magenta Yellow Key plate color model)等で示される値を用いてもよい。
また、差分検出部102における画像比較処理は、上述した、第1の画像120と第2の画像122を画素単位でマッチング処理を行う以外にも考えられる。
たとえば、文字列の比較を文字または単語単位で行ってもよい。差分検出部102が、画像内の文字をOCR(Optical Character Reader)ツール等を用いて読み取り、読み取った文字列を比較してもよい。
本発明において、差分検出部102は、複数(多数)組の第1の画像120と第2の画像122について、対応する画像同士の比較処理が自動的に行えるのが望ましい。たとえば、比較処理対象の組の第1の画像120と第2の画像122は少なくとも一部が同じであるファイル名を付し、それぞれ異なるフォルダ(第1のフォルダと第2のフォルダ)(不図示)に格納されているとよい。さらに、差分画像124も同様なファイル名を付してもよく、差分画像124は第1のフォルダと第2のフォルダとは異なるフォルダ(第3のフォルダ)に格納されてもよい。
このようにすれば、複数組の画像を効率よく比較することができる。たとえば、差分検出部102は、第1のフォルダと第2のフォルダ内の同じファイル名を有する画像ファイルを第1の画像120および第2の画像122として選択して画像比較処理を行う。そして、差分表示部104により生成される差分画像124にも同じファイル名を付して第3のフォルダに格納できる。フォルダ内の各ファイルについて同様に処理を繰り返せば、複数組の画像について比較処理を行うことができる。
なお、画像のファイル名の付け方や比較対象画像の格納先は、上記に限定されない。比較対象画像を特定できればよく、所定の規則に従って識別情報を含んでファイル名またはパス名を生成してもよい。
差分表示部104が抽出領域と他の領域とを区別可能に示すために、画像画素を付す方法について以下に例示するが、これらに限定されない。また、以下の方法を矛盾のない範囲で適宜組み合わせてもよい。なお、画像画素が付された後、抽出領域の内容が分からなくならない程度に処理を施すのが好ましい。
(b1)少なくともいずれか一方の領域を色(模様)付け、または背景色とする。両方の領域を色(模様)付けする場合には、異なる色(模様)を用いる。
(b2)少なくともいずれか一方の領域に強調表示等の特殊効果処理を施す。両方の領域に特殊効果を施す場合には、異なる効果処理を施す。強調表示とは、たとえば、対象領域の輝度を上げて表示したり、点滅表示したり、3D(3-dimensional)表示させたりすることを指す。
(b3)少なくともいずれか一方の領域を枠で囲む。両方の領域を囲む場合には、異なる線種または色を用いる。
図2は、本発明の実施の形態に係る情報処理装置100を実現するコンピュータ60のハードウェア構成を示すブロック図である。
本実施形態において、図1の情報処理装置100の各構成要素は、図2に示される任意のコンピュータ60のハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現される。コンピュータ60は、CPU(Central Processing Unit)62、メモリ64、メモリ64にロードされた本図の構成要素を実現するプログラム80、そのプログラム80を格納するハードディスクなどの記憶ユニット(ストレージ66:補助記憶装置)、I/O(Input/Output)68、ネットワーク接続用インタフェース(通信I/F(InterFace:インタフェース)70)を備える。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。以下に説明する各機能ブロック図は、ハードウェア単位の構成ではなく、機能単位の論理的なブロックを示している。
また、以下の各図において、本発明の本質に関わらない部分の構成については省略してあり、図示されていない。
本実施形態において、情報処理装置100は、たとえば、サーバコンピュータ、パーソナルコンピュータ、またはそれらに相当するコンピュータにより実現することができる。情報処理装置100を実現するコンピュータ60は、たとえば、キーボードやマウス等の入力装置72、ディスプレイ等の表示装置74、入力装置72と表示装置74が一体となったタッチパネル(不図示)、マイクやスピーカ等の音声入出力装置(不図示)、または、プリンタ等の出力装置(不図示)と接続される。
コンピュータ60の各要素は、バス69を介して互いに接続され、CPU62により各要素とともに情報処理装置100全体が制御される。コンピュータ60のCPU62が、ストレージ66に記憶されるプログラム80をメモリ64に読み出して実行することにより、情報処理装置100の図1の各ユニットの各機能を実現することができる。なお、以下の各実施形態においても同様であり、各実施形態の情報処理装置の各ユニットの各機能は、コンピュータ60のCPU62が各実施形態に対応するプログラム80を実行することにより実現される。
本実施形態のコンピュータプログラム80は、情報処理装置100を実現させるためのコンピュータ60に、第1の画像と第2の画像を比較して、所定の許容範囲を超える差分を検出する手順、検出された差分に対応する、第1の画像の画像領域を抽出する手順、抽出された画像領域を他の画像領域と区別可能に示す画像要素を第1の画像に付した画像を生成する手順、生成された画像を、検出された差分に対応する、画像領域を示す差分画像を表示する手順、を実行させるように記述されている。
本実施形態のコンピュータプログラム80は、コンピュータ60で読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。記録媒体は特に限定されず、様々な形態のものが考えられる。また、プログラム80は、記録媒体からコンピュータ60のメモリ64にロードされてもよいし、ネットワーク3を通じてコンピュータ60にダウンロードされ、メモリ64にロードされてもよい。または、プログラム80は、記録媒体からコンピュータ60のストレージ66に読み込まれて格納された後、メモリ64にロードされてもよい。
コンピュータプログラム80を記録する記録媒体は、非一時的な有形のコンピュータ60が使用可能な媒体を含み、その媒体に、コンピュータ60が読み取り可能なプログラムコードが埋め込まれる。コンピュータプログラム80が、コンピュータ60上で実行されたとき、コンピュータ60に、情報処理装置100を実現する以下の制御方法を実行させる。
このように構成された本実施形態の情報処理装置100の情報処理方法について、以下説明する。
図3は、本発明の実施の形態に係る情報処理装置100の情報処理方法における処理手順を示すフローチャートである。
本発明の実施の形態に係る情報処理装置100の情報処理方法は、情報処理装置100が、第1の画像と第2の画像を比較して、所定の許容範囲を超える差分を検出し(ステップS101)、検出された差分に対応する、第1の画像の画像領域を抽出し(ステップS103)、抽出された画像領域を他の画像領域と区別可能に示す画像要素を第1の画像に付した画像を生成し(ステップS105)、生成された画像を、検出された差分に対応する、画像領域を示す差分画像を表示する(ステップS107)。
以下、図3および図4を用いてさらに詳細に説明する。
図4は、本実施形態の情報処理装置100による画像比較処理を説明するための図である。
まず、差分検出部102が、図4(a)の画像p1と画像p2を比較し、差分を検出する(ステップS101)。
図4(a)の例では、画像p1の文字列「ABC」が小文字なのに対して、画像p2では文字列「abc」と小文字になっている。また、画像p1の表T1は3列なのに対して、画像p2では表T2は4列になっている。
差分検出部102によりこれらの差分が検出され、領域抽出部106が、差分検出部102により検出された差分に対応する第1の画像の画像領域を抽出する(ステップS103)。たとえば、図4(a)に示すように、画像p1において、領域r11と領域r12の2箇所が抽出される。
差分表示部104が、領域抽出部106により抽出された画像領域(図4(a)の領域r11と領域r12)を、他の領域と区別可能に示す画像要素(図4(b)のハッチング領域)を付した画像を生成し(ステップS105)、図4(b)のような差分画像dp1として表示する(ステップS107)。
あるいは、領域抽出部106が、差分検出部102により検出された差分に対応する画像p2の画像領域(図4(a)の領域r21と領域r22)を抽出してもよい。そして、差分表示部104が、領域抽出部106により抽出された画像領域(図4(a)の領域r21と領域r22)を、他の領域と区別可能に示す画像要素(図4(c)のハッチング領域)を付した画像を生成し、図4(c)のような差分画像dp2として表示する。
図4(b)または図4(c)の例では、差分画像dp1または差分画像dp2は、2つの画像p1および画像p2の差分に対応する抽出領域(r11またはr21、およびr12またはr22)以外の他の領域内の画像画素に所定の色を付けて、差分に対応する抽出領域だけが見えるようにしている。
以上説明したように、本実施形態の情報処理装置100において、差分検出部102が第1の画像および第2の画像を比較して、所定の許容範囲を超える差分を検出し、差分表示部104が検出された差分に対応する第1の画像の画像領域を抽出する。そして、差分表示部104が、抽出された画像領域を他の画像領域と区別可能に示す画像要素を第1の画像に付した画像を、検出された差分に対応する、画像領域を示す差分画像として表示する。
このように、本発明の実施の形態に係る情報処理装置100によれば、画像間の差分を適切な精度で提示することができる。また、比較対象の画像間で検出された差分に対応する画像領域を抽出し、抽出された領域を、他の領域と区別して示す差分画像を表示できるので、画像間の差異が分かりやすい。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態に係る情報処理装置および情報処理方法について、以下説明する。なお、本実施形態のプログラムは、上記実施形態と同様に、情報処理装置の情報処理方法を少なくとも1つのコンピュータに実行させるものであり、本実施形態での詳細な説明は省略する。
図5は、本発明の実施の形態に係る情報処理装置200の構成を論理的に示す機能ブロック図である。
本実施形態の情報処理装置200は、上記実施形態の情報処理装置100とは、さらに、差分を検出する対象から除外する領域を指定して画像比較を行う構成を有する点で相違する。
本実施形態の情報処理装置200は、上記実施形態の情報処理装置100と同様な差分表示部104と、領域抽出部106と、を備えるとともに、さらに、除外領域取得部202と、差分検出部204と、を備える。本実施形態の差分検出部204は、上記実施形態の情報処理装置100の差分検出部102と同様な機能を有するとともに、さらに、以下に説明する機能を有する。
本実施形態の情報処理装置200は、上記実施形態の情報処理装置100の構成との組み合わせを例に説明するが、以下に説明する他の実施形態の構成と適宜矛盾のない範囲で組み合わせることもできる。
本実施形態の情報処理装置200は、第1の画像または第2の画像上で、差分検出部204による比較対象から除外する領域の情報を取得する除外領域取得部202をさらに備える。
差分検出部204は、除外領域取得部202が取得した除外領域に対応する部分は、比較対象から除外する。
本実施形態では、たとえば、日時情報を含んでいる画面を異なる時刻にキャプチャして得られた画像を比較対象としたような場合に、表示されている日時情報が画像間で違っているのが正しいため、画像間の差異として検出しないようにするために、画像上で日時情報が含まれている領域を、比較対象から除外する。
除外領域は、ユーザにより指定できる構成が望ましい。たとえば、画像を表示した画面上でGUI(Graphical User Interface)を用いて日時情報の領域を矩形で囲むことで、除外領域を指定することができる。除外領域取得部202は、指定された除外領域の画像上での位置情報を取得する。
除外領域の指定は、第1の画像および第2の画像の少なくともいずれか一方で行うことができる。
差分検出部204は、除外領域取得部202が取得した除外領域に対応する部分は比較対象から除外し、第1の画像と第2の画像を比較して差分を検出する。
このように構成された本実施形態の情報処理装置200の情報処理方法について、以下説明する。
図6は、本発明の実施の形態に係る情報処理装置200の情報処理方法における処理手順を示すフローチャートである。
本実施形態の情報処理装置200の情報処理方法は、図4の上記実施形態の情報処理装置100のフローチャートと同様なステップS103〜ステップS107を有するとともに、さらに、ステップS201〜ステップS203を含む。
本実施形態の情報処理装置200の情報処理方法は、情報処理装置200が、第1の画像または第2の画像上で、差分検出部による比較対象から除外する領域の情報を取得し(ステップS201)、除外領域に対応する部分は比較対象から除外して、第1の画像と第2の画像を比較して差分を検出する(ステップS203)。
以下、図6および図7を用いてさらに詳細に説明する。
図7は、本実施形態の情報処理装置200による画像比較処理を説明するための図である。
より詳細には、情報処理装置200において、除外領域取得部202が、第1の画像または第2の画像上で、差分検出部による比較対象から除外する領域の情報を取得する(ステップS201)。図7(a)の画像p21と画像p22を比較する際に、ユーザが、画像p22において、日付情報の表示領域を矩形(破線)で囲んで除外領域raとして指定する。除外領域取得部202は、ユーザが指定した除外領域raの画像p22上の位置情報を取得する。
差分検出部204が、除外領域raに対応する部分は比較対象から除外して、画像p21と画像p22を比較して差分を検出する。図7(a)の例では、画像p21の文字列「ABC」が小文字なのに対して、画像p22では文字列「abc」と小文字になっている。また、画像p21の表T1は3列なのに対して、画像p22では表T2は4列になっている。また、日付情報が各画像には含まれていて、画像p21では、2014年7月1日で、画像22では、2014年7月2日と日付が異なるが、除外領域raとして日付情報の領域が指定されているため、この領域は差分として検出されない。
領域抽出部106が、差分検出部204により検出された差分に対応する画像p22の画像領域を抽出する(ステップS103)。たとえば、図7(b)に示すように、画像p22において、領域r21と領域r22の2箇所が抽出され、除外領域raは抽出されない。そして、差分表示部104が、領域抽出部106により抽出された画像領域(図7(a)の領域r21と領域r22)を、他の領域と区別可能に示す画像要素(図7(b)のハッチング領域)を付した画像を生成し(ステップS105)、図7(b)のような差分画像dp21として表示する(ステップS107)。
なお、除外領域を指定しなかった場合は、図7(c)に示すように、日付の領域r23も差分として抽出され、領域r23も含めた領域を、他の領域と区別可能に示す画像要素(図7(c)のハッチング領域)を付した画像を生成し(ステップS105)、図7(c)のような差分画像dp22として表示する(ステップS107)。
以上説明したように、本実施形態の情報処理装置200において、除外領域取得部202が第1の画像または第2の画像上で、比較対象から除外する領域の情報を取得し、差分検出部204が除外領域に対応する部分を比較対象から除外して、第1の画像と第2の画像を比較して差分を検出する。
このように、本発明の実施の形態に係る情報処理装置200によれば、画像比較で差分を検出する際に、日付表示等、変更されていてもよい領域を指定でき、指定された領域を除外して比較できるので、無駄な処理を行わなくてよい。また、不要な情報は表示されないので、画像の差分の確認が容易であり、画像間の差異の検出効率や精度が向上する。
(第3の実施の形態)
本実施形態の情報処理装置300は、上記実施形態の情報処理装置100とは、画像比較機能をアプリケーションのテストに適用する点で相違する。
本実施形態の情報処理装置300は、図8に示すような、アプリケーション開発システム1において、開発装置20の一部の機能として組み込むことができる。
図8は、本発明の実施の形態に係るアプリケーション開発システム1の構成の一例を示すブロック図である。
本実施形態の開発装置20は、図2で示したコンピュータ60と同様な構成を有する、サーバコンピュータ、パーソナルコンピュータ、またはそれらに相当するコンピュータにより実現することができる。
本発明の実施の形態に係るアプリケーション開発システム1において、開発装置20は、端末40がブラウザ42を経由してインターネット等のネットワーク3を介して利用する、ウェブサーバ30で動作するウェブアプリケーション32の開発を行う装置である。
ウェブアプリケーション32は、たとえば、端末40のブラウザ42上に画面を表示させ、画面上での入力および操作を受け付け、入力操作に基づく処理を実行し、必要に応じてデータベース(DB:DataBase)24を参照し、結果得られたデータに基づき形成される画面を端末40のブラウザ42上に表示させる。本実施例では、ウェブアプリケーション32を例として説明するが、本発明の開発対象となるアプリケーションはウェブアプリケーションに限定されるものではない。たとえば、サーバ、データベース、および端末の全てがユーザ側に含まれる、企業内のシステム等も開発対象となり得る。
開発装置20は、設計情報と、プログラムのソースコード等を設計情報リポジトリ22に記憶し、これらの情報を元に、仕様書や設計書を作成し、プログラムを生成し、テストを行い、ウェブアプリケーション32を生成する。
生成されたウェブアプリケーション32は、たとえば、図9に示すように、ウェブサーバ30上で動作し、端末40(図では、複数の端末40a、40bを示す。特に、区別する必要がない場合は、端末40と呼ぶ。)にてブラウザ42経由で利用される。
なお、ブラウザ42の種類は、特に限定されず、端末40毎に異なる種類のブラウザ42を用いてもよい。また、端末40の種類、たとえば、OS等の種類も限定されず、異なる種類のOSで動作する端末40が混在してもよい。
図8および図9のウェブサーバ30および端末40は、図2で示したコンピュータ60と同様な構成を有する、サーバコンピュータ、パーソナルコンピュータ、またはそれらに相当するコンピュータにより実現することができる。
なお、図では、ウェブアプリケーション32は、ウェブサーバ30上にのみ存在するように示されているが、端末40とウェブサーバ30とが協働してウェブアプリケーション32を動作させる。
具体的には、端末40のブラウザ42からインターネット等のネットワーク3を介してウェブサーバ30のウェブページを表示させた時、ウェブアプリケーション32に含まれる一部のプログラムが端末40にダウンロードされる。この一部のプログラムは、ブラウザ42上で動作する、Java(登録商標)言語等のプログラミング言語で記述される。そして、その一部のプログラムが、端末40のブラウザ42上で、ウェブサーバ30上のウェブアプリケーション32と協働して動作する。
端末40からブラウザ42経由で利用されるウェブアプリケーション32のウェブサーバ30上で動作等は公知であり、本発明の本質に関わらないので詳細な説明は省略する。
開発装置20で開発されたウェブアプリケーション32は、テストされた後、実機のウェブサーバ30に配備され、利用することができる。
本発明において、ウェブアプリケーション32は、業務用アプリケーションを含むことができる。業務アプリケーションとは、企業の情報システムにおいて、企業活動の業務内容と直接関連のある販売、在庫管理、受注、流通、経費管理、資金管理、人財管理、書類管理などの情報処理やサービスを扱うシステムを実現するアプリケーションプログラムである。
図10は、本発明の実施の形態に係る情報処理装置300の構成を論理的に示す機能ブロック図である。
本実施形態の情報処理装置300は、上記実施形態の情報処理装置100と同様な差分表示部104と、領域抽出部106と、を備えるとともに、さらに、画像記録部302と、差分検出部304と、画像記憶部306と、を備える。本実施形態の差分検出部304は、上記実施形態の情報処理装置100の差分検出部102と同様な機能を有するとともに、さらに、以下に説明する機能を有する。
なお、図10では、本実施形態の情報処理装置300の構成を、図1の情報処理装置100の構成との組み合わせを例に示してあるが、図5の情報処理装置200の構成と組み合わせることもできる。あるいは、後述する他の実施形態の構成と適宜矛盾のない範囲で組み合わせてもよい。
本実施形態の情報処理装置300は、アプリケーションを動作させて、その動作するアプリケーションにより表示される画面の画像を記録する画像記録部302をさらに備える。
差分検出部304は、アプリケーションの、異なるバージョンでの各動作時に、画像記録部302により記録された、対応する画面に関する第1の画像および第2の画像を比較する。
より詳細には、情報処理装置300は、図8のウェブサーバ30にテスト用のウェブアプリケーション32を配備し、端末40からブラウザ42経由で動作させる。このとき、たとえば、画面操作と画面遷移をシミュレーションするテストシーケンスに従ってウェブアプリケーション32を動作させるテスト用プログラムを用いる。このテスト用プログラムは、テストシーケンスに従ってウェブアプリケーション32を動作させながら、動作するアプリケーションでの画面操作および画面遷移に関する情報を記録する処理を行う機能を実現する。
具体的には、テスト用プログラムは、画面操作をシミュレーションするプログラムコードと、遷移後の画面のスクリーンショットをとるプログラムコードと、が埋め込まれている。このテスト用プログラムは、図2のプログラム80に含むことができ、本実施形態の情報処理装置300の少なくとも一部の機能、たとえば、画像記録部302を実現する。
図11は、本実施形態の情報処理装置300において画像比較対象となる記録画像を説明するための図である。
図11に示すように、たとえば、異なるバージョンのアプリケーション(図では、バージョン1.0とバージョン1.1)を動作させた場合、画像記録部302は、それぞれ別のフォルダに各画面の画像ファイルを記憶する。
バージョン1.0のプログラムでは、メニュー画面から、「選択」ボタンの操作により画面Aに遷移し、「実行」ボタンの操作により画面Bに遷移する。また、バージョン1.1のプログラムでは、メニュー画面から、「選択」ボタンの操作により画面Aに遷移し、「実行」ボタンの操作により、画面Bから仕様変更された画面B′に遷移する。
上述したテスト用プログラムは、メニュー画面から各画面操作を実行させるコードと、各画面操作により遷移する各画面のスクリーンショットを取得するコードとが埋め込まれている。テスト用プログラムを実行すると、各画面のキャプチャ画像がバージョン毎に異なるフォルダにそれぞれ記録される。
図11の例では、バージョン1.0のプログラムを動作させて得られた各画像は、フォルダ名が「Folder 1.0」のフォルダに格納される。バージョン1.1のプログラムを動作させて得られた各画像は、フォルダ名が「Folder 1.1」のフォルダに格納される。このとき、対応する画面のキャプチャ画像は、異なるバージョンで同じファイル名を付すのが好ましい。
たとえば、バージョン1.0のプログラムでメニュー画面から選択ボタンの操作により遷移する画面Aのキャプチャ画像ファイルと、バージョン1.1のプログラムで同様にメニュー画面から選択ボタンの操作により遷移する画面Aのキャプチャ画像ファイルには、同じファイル名「a.jpg」を付す。さらに、バージョン1.0のプログラムでメニュー画面から実行ボタンにより遷移する画面Bのキャプチャ画像ファイルと、バージョン1.1のプログラムで同様にメニュー画面から実行ボタンの操作により遷移する画面B′のキャプチャ画像ファイルには、同じファイル名「b.jpg」を付す。
なお、図11では、省略しているが、メニュー画面のキャプチャ画像ファイルも取得してもよい。
同じファイル名にすることで、差分検出部304により画像比較の際に、比較対象となる画像ファイルを1つ1つ対応付けて指定する必要がなくなる。比較対象の画像が格納されているフォルダを指定すれば、各フォルダ内の複数の画像ファイルを、同じファイル名を有するもの同士で比較処理を行えば済むことになる。
差分検出部304は、アプリケーションの、異なるバージョンでの各動作時に、画像記録部302により記録された、対応する画面に関する第1の画像および第2の画像を比較する。
ここで、「対応する画面」とは、異なるバージョンのアプリケーションの動作において、たとえば、基準となる画面で同じ画面操作を行った場合に、異なるバージョンのアプリケーションでそれぞれ遷移する画面を指す。
本実施形態において、アプリケーションの異なるバージョンとは、開発中のアプリケーションの仕様変更に伴うソースコードの改変や改造等により、プログラムのバージョンが変更になるケースと、さらに、バグや微細な修正またはOSや言語のパッチ適用等、プログラムのソースコードは変更にならない為、プログラムのバージョンは変更にならないケースとを含む。
後者のケースでは、それらのプログラム変更により、アプリケーションの動作に悪い影響を与えていないかどうか(デグレード:degrade)の検査を行う。
このように構成された本実施形態の情報処理装置300の情報処理方法について、以下説明する。
図12は、本発明の実施の形態に係る情報処理装置300の情報処理方法における処理手順を示すフローチャートである。
本実施形態の情報処理装置300の情報処理方法は、図4の上記実施形態の情報処理装置100のフローチャートと同様なステップS103〜ステップS107を有するとともに、さらに、ステップS301〜ステップS305を含む。
本実施形態の情報処理装置300の情報処理方法は、情報処理装置300が、アプリケーションを動作させて(ステップS301)、その動作するアプリケーションにより表示される画面の画像を記録し(ステップS303)、アプリケーションの、異なるバージョンでの各動作時に、記録された、対応する画面に関する第1の画像および第2の画像を比較し、差分を検出する(ステップS305)。
以下、図11〜図13を用いてさらに詳細に説明する。
本実施形態の情報処理装置300の処理は、大きく分けて2つある。1つは、比較対象となる画像を準備するための処理である。もう1つは、記録された画像を比較し差分を検出する処理である。前者は、ステップS301〜ステップS303の手順により実行され、後者は、ステップS305、ステップS103〜ステップS107の手順により実行される。また、前者は、テスト用のプログラムにより実現され、後者は、画像比較用のプログラムにより実現される。
まず、比較対象画像の準備処理の手順について説明する。
画像記録部302が、テスト用プログラムにより各バージョンのアプリケーションを動作させる(ステップS301)。そして、画像記録部302が、各バージョンの動作するアプリケーションでの画面操作および画面遷移に関する情報をそれぞれ画像記憶部306に記録する(ステップS303)。
なお、このステップS301およびステップS303は、異なるバージョンのアプリケーションが作成された後のテスト時に、それぞれ実行される。すなわち、バージョン毎に異なるタイミングで実行されてよい。
図11に示すように、バージョン1.0のプログラムを動作させた結果として、フォルダ「Folder 1.0」に画面Aの画像ファイル「a.jpg」と画面Bの画像ファイル「b.jpg」が格納される。また、バージョン1.1のプログラムを動作させた結果として、フォルダ「Folder 1.1」に画面Aの画像ファイル「a.jpg」と画面B′の画像ファイル「b.jpg」が格納される。
次に、画像比較処理の手順について説明する。
本実施形態では、図2のコンピュータ60にインストールされるプログラム80に画像比較ツールのプログラムをさらに含み、この画像比較ツールを実行させて、情報処理装置300の差分検出部304および差分表示部104の機能を実現させる。
図13は、本実施形態の情報処理装置300における画像比較ツールの画像比較実行画面の一例を示す図である。
画像比較実行画面350は、比較対象となる画像ファイルが格納されている2つのフォルダと、比較結果として得られる差分画像のファイルが格納されるフォルダとを指定する指定欄352を含む。
コンピュータ60において、画像比較ツールを起動すると、図13の画像比較実行画面350が表示される。そして、比較対象の画像ファイルが格納されている2つのフォルダと、比較結果として得られる差分画像ファイルが格納されるフォルダをそれぞれ指定する。そして、実行ボタン354を押下すると、画像比較用のプログラムが実行される。
ここでは、画像比較実行画面350でフォルダ1とフォルダ2に指定された各フォルダ内で、同じファイル名を有する画像を、差分検出部304が比較し、差分を検出する(ステップS305)。
そして、領域抽出部106が、検出された差分に対応する、第1の画像の画像領域を抽出する(ステップS103)。そして、領域抽出部106が、抽出された画像領域を他の画像領域と区別可能に示す画像要素を第1の画像に付した画像を生成し、図13で指定された結果フォルダに格納する(ステップS105)。そして、差分表示部104は、検出された差分に対応する、画像領域を示す差分画像として表示する(ステップS107)。
以上説明したように、本実施形態の情報処理装置300において、画像記録部302が異なるバージョンのアプリケーションをそれぞれ動作させて、その動作するアプリケーションにより表示される画面の画像を画像記憶部306に記録し、差分検出部304が、アプリケーションの、異なるバージョンでの各動作時に記録された、対応する画面に関する第1の画像と第2の画像を比較して差分を検出し、差分画像を結果フォルダに格納し、差分表示部104が、差分に対応する、画像領域を示す差分画像として表示する。
これにより、本実施形態の情報処理装置300によれば、テスト過程でプログラム(仕様)を変更した際に、変更による画面への影響を検出できる。
また、特に、プログラムの修正との関連性が低い箇所で、画面のフォーマットが大きく崩れてしまったり、表示されるべき項目が消えてしまうといった不具合が起きてしまうと、その発見は容易ではない。さらに、条件によって不具合の出現の有無が変わるようなケースでは、さらにその発見が困難になってしまう。
このようなケースにおいて、プログラムの改変前と後の対応する画面の画像比較を行うことで、プログラム改変による不具合を効率よく検出するという発想は、上述した文献記載の技術にはなかった。
本実施形態の情報処理装置300によれば、上記のような不具合の発見も容易になる。たとえば、ソースコード等の変更等により、その影響が画面上の思わぬ箇所に表出する場合があるが、本実施形態の情報処理装置300によれば、それらを機械的に検査することができる。このように、検査工程の処理負荷を軽減し、検査工程にかかる時間も短縮できる。
(第3の実施の形態の変形態様)
第3の実施の形態の変形態様1の情報処理装置について以下に説明する。
図14は、本実施形態の情報処理装置320の構成を論理的に示す機能ブロック図である。
本実施形態の情報処理装置320は、図10の情報処理装置300とは、画像比較の結果として、差分検出部304に検出された差分に関する情報をリスト表示する構成を有する点で相違する。
情報処理装置320は、図10の情報処理装置300と同様な差分表示部104と、領域抽出部106と、画像記録部302と、差分検出部304と、画像記憶部306と、を備えるとともに、さらに、判定部322と、比較結果表示部324と、を備える。
本実施形態の情報処理装置320において、判定部322は、アプリケーションの、異なるバージョンでの各動作時に、画像記録部302により記録された画像に基づいて、異なるバージョン間で対応画面が存在するか否かを判定する。
比較結果表示部324は、判定部322により対応画面が存在しないと判定された画面に関する情報と、差分検出部304により検出された差分に関する情報とをリスト表示する。
図15は、本実施形態の情報処理装置320において画像比較対象となる記録画像を説明するための図である。
たとえば、図15に示すように、たとえば、異なるバージョンのアプリケーション(図では、バージョン2.0とバージョン2.1)を動作させた場合、画像記録部302は、それぞれ別のフォルダ(Folder 2.0およびFolder 2.1)に各画面の画像ファイルを記憶する。
バージョン2.0のプログラムでは、メニュー画面での画面操作により、画面Aと画面Bに遷移し、さらに、画面Aでの画面操作により画面Cに、画面Bでの画面操作により画面Dに遷移する。そして、仕様変更後のバージョン2.1のプログラムでは、メニュー画面での画面操作により、画面A、画面Bから変更となった画面B′、および新たに追加された画面Eに遷移する。さらに、画面Aでの画面操作により画面Cに遷移する。また、変更前のバージョン2.0では、画面Bから画面Dに遷移していたものが、画面Dではなく画面Cに遷移するように変更になっている。
そして、画像記録部302によって、バージョン2.0のプログラムを動作させた場合には、フォルダFolder 2.0に、画面A、画面B、画面Cおよび画面Dのキャプチャ画像ファイル(a.jpg、b.jpg、c.jpg、およびd.jpg)がそれぞれ格納される。一方、バージョン2.1のプログラムを動作させた場合には、画像記録部302によって、フォルダFolder 2.1に、画面A、画面B′、画面Cおよび画面Eのキャプチャ画像ファイル(a.jpg、b.jpg、c.jpg、およびe.jpg)がそれぞれ格納される。
図14に戻り、判定部322は、異なるバージョンでの各動作時に記録された画像について、異なるバージョン間で対応する画面が操作するか否かを判定する。本実施形態では、異なるバージョンで記録された画像は、それぞれ異なるフォルダに格納されている。そして、対応する画面には、同じファイル名が付与されている。図15の例では、判定部322は、フォルダFolder 2.0とフォルダFolder 2.1内で、それぞれ同じファイル名を有する画像ファイルの存在の有無を判定する。
図15に示すように、フォルダFolder 2.0に含まれていた画面Dの画像ファイルd.jpgがフォルダFolder 2.1には含まれていない。さらに、フォルダFolder 2.1には、フォルダFolder 2.0には含まれていなかった画面Eの画像ファイルe.jpgが含まれている。また、フォルダFolder 2.0に含まれている画面Aの画像ファイルa.jpgと画面Cの画像ファイルc.jpgはフォルダFolder 2.1に含まれている。さらに、フォルダFolder 2.0に含まれている画面Bの画像ファイルは、フォルダFolder 2.1に画面B′の画像ファイルb.jpgとして含まれている。
そして、判定部322は、これらの判定結果を比較結果表示部324に受け渡す。
比較結果表示部324は、判定部322により対応画面が存在しないと判定された画面に関する情報(画面の追加または削除)と、差分検出部304により検出された差分に関する情報(差分の有無)とをリスト表示する。
ここで、判定された画面に関する情報とは、たとえば、変更により追加された画面であることや、変更により削除された画面であることを示す情報や、変更前およびは変更後の画像ファイルが格納されるフォルダのいずれか一方にのみ含まれる画像であることを示す情報等を指す。
また、差分に関する情報とは、差分があるか否かを示す情報を指す。たとえば、「同じ」または「異なる」等のメッセージでもよい。
図16は、本実施形態の情報処理装置320の比較結果表示部324により出力される比較結果リスト330の一例を示す図である。
比較結果リスト330は、差分検出部304により比較される画像ファイルのファン名(パス)を、プログラムのバージョン毎に列挙して含む。このとき、比較結果リスト330では、対応する画面の画像ファイル(第1の画像と第2の画像)が同一行に配置される。
図16に示すように、たとえば、バージョン2.0のプログラムの画面Aに対応するバージョン2.1のプログラムの画面Aの画像ファイルが各バージョンの列の同一行に含まれ、差分検出部304による比較結果として、「同じ」であることが示されている。また、バージョン2.0のプログラムの画面Bに対応するバージョン2.1のプログラムの画面B′の画像ファイルが各バージョンの列の同一行に含まれ、差分検出部304による比較結果として、「異なる」ことが示されている。
さらに、バージョン2.0のプログラムの画面Dに対応するバージョン2.1のプログラムの画面の画像ファイルは存在しないため、バージョン2.1のプログラムのカラムには画像ファイル名は含まれず、さらに、比較結果の列には、「フォルダ1のみ存在」と示されている。
また、バージョン2.0のプログラムでは存在しなかった、バージョン2.1のプログラムの新たな画面Eの画像ファイルが追加となっているため、バージョン2.0のプログラムのカラムには画像ファイル名は含まれず、さらに、比較結果の列には、「フォルダ2のみ存在」と示されている。
このように構成された本実施形態の情報処理装置320の情報処理方法について、以下説明する。
図17は、本発明の実施の形態に係る情報処理装置320の情報処理方法における処理手順を示すフローチャートである。
本実施形態の情報処理装置320の情報処理方法は、情報処理装置320において、判定部322が、アプリケーションの、異なるバージョンでの各動作時に、画像記録部302により記録された画像に基づいて、異なるバージョン間で対応画面が存在するか否かを判定する(ステップS321)。そして、判定部322により対応画面が存在しないと判定された場合(ステップS321のNO)、比較結果表示部324が、画面に関する情報として、画像が存在するフォルダ名を比較結果リスト330に表示する(ステップS329)。たとえば、図16の例では、バージョン2.0のプログラムの画面Dの画像ファイルd.jpgは、フォルダ1にのみ含まれているので、比較結果表示部324が、比較結果リスト330に、比較結果として、「フォルダ1のみ存在」と表示する。
また、判定部322により対応画面が存在すると判定された場合(ステップS321のYES)、比較結果表示部324が、差分検出部304により、異なるバージョン間で対応画面の画像の差分が検出されたか否かを判定する(ステップS323)。差分有りと判定された場合(ステップS323のYES)、比較結果表示部324が、比較結果リスト330の比較結果の欄に、「異なる」と表示する(ステップS327)。また、差分なしと判定された場合(ステップS323のNO)、比較結果表示部324が、比較結果リスト330の比較結果の欄に、「同じ」と表示する(ステップS327)。
以上説明したように、本実施形態の情報処理装置320において、判定部322が、異なるバージョンの動作時に記録された画像について、異なるバージョン間での対応画面の有無を判定し、比較結果表示部324が、判定結果とともに、差分検出部304により検出された差分の情報を比較結果リスト330に表示する。
これにより、本実施形態の情報処理装置320によれば、異なるバージョンのアプリケーションの動作時の各画面の差異の有無とともに、画面が追加されたことや、画面がなくなったことを検出してリスト表示できる。
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態に係る情報処理装置および情報処理方法について、以下説明する。なお、本実施形態のプログラムは、上記実施形態と同様に、情報処理装置の情報処理方法を少なくとも1つのコンピュータに実行させるものであり、本実施形態での詳細な説明は省略する。
図18は、本発明の実施の形態に係る情報処理装置400の構成を論理的に示す機能ブロック図である。
本実施形態の情報処理装置400は、上記実施形態の情報処理装置320とは、画像比較する際に、画面に含まれる表示項目で、除外する領域を指定して特定する構成を有する点で相違する。
本実施形態の情報処理装置400は、上記実施形態の情報処理装置320と同様な領域抽出部106と、画像記録部302と、差分検出部304と、画像記憶部306と、判定部322と、比較結果表示部324と、を備えるとともに、さらに、除外項目取得部402と、除外領域特定部404と、差分検出部406と、を備える。
また、本実施形態の情報処理装置400は、図14の情報処理装置320の構成との組み合わせを例に説明するが、他の実施形態の情報処理装置の構成と矛盾のない範囲で組み合わせることもできる。
本実施形態の情報処理装置400において、除外項目取得部402は、差分検出部304による比較対象から除外する、アプリケーションの各画面に含まれる表示項目の情報を取得する。
除外領域特定部404は、各画面における表示項目の表示位置に関する画面設計情報を参照し、除外項目取得部402が取得した除外項目に対応する表示領域を除外領域として特定する。
差分検出部406は、除外項目取得部402により特定された除外領域に対応する部分は、比較対象から除外する。
上記実施形態の情報処理装置200では、除外領域取得部202が、除外領域の情報を取得していた。たとえば、ユーザが画面(画像)上で、GUIを用いて除外したい領域を囲んで指定した除外領域の位置情報を除外領域取得部202が取得していた。
本実施形態の情報処理装置400では、たとえば、画面設計書等に記載される、画面(画像)に含まれる表示項目の情報に基づいて、除外項目取得部402が、除外項目を表示項目名で取得する。画面設計書等の各種設計書内に記載されている表示項目名を、情報処理装置400を実現するプログラムにより選択画面に表示項目一覧を表示して、GUIを用いてユーザに選択してさせてもよいし、所定の設定ファイルに複数の除外項目を記載して指定できてもよい。このようにして指定された除外項目の情報を除外項目取得部402が取得する。
また、除外項目の情報とは、表示項目名、変数名の少なくとも一部を示す情報を指す。
除外領域特定部404は、除外項目取得部402が取得した除外項目に対応する表示領域を除外領域として特定する。画面設計書には、各画面における、表示項目の表示位置に関する情報が含まれている。除外領域特定部404は、画面設計書を参照して、各画面について、除外項目に対応する表示領域を除外領域として特定する。
上記実施形態の情報処理装置200のように、除外領域取得部202が画面上の除外領域を指定した情報を取得する場合には、比較対象の画面の組み合わせ毎に、除外領域を指定した情報を取得する。しかし、本実施形態では、除外項目取得部402が表示項目名で指定される情報を取得するので、比較対象の全ての画面の組み合わせにおいて、指定された表示項目を含む画面について、一括して除外項目を適用できる。
差分検出部406は、除外領域特定部404により特定された除外領域を比較対象から除外して第1の画像と第2の画像を比較し、差分を検出する。
たとえば、アプリケーションの各動作によって表示される画面に含まれる現在の日時情報は、画面が表示される時刻によって必ず変更になる情報である。一方、現在の日時情報の表示が、OS等によって行われていて、アプリケーションのバージョンや動作に影響されないような場合には、たとえ表示されている日時情報に変更があったとしても、プログラムの検査時には、その変更は検出する必要はないケースも考えられる。
そのようなケースでは、画面のキャプチャ画像を比較画像とする場合、現在の日時情報の部分は比較対象が除外するのが処理効率向上の観点から好ましい。そこで、ユーザが設定画面などで表示項目名である「現在日時」を除外項目として指定することで、除外項目取得部402が指定された表示項目名を取得し、除外領域特定部404が指定された表示項目に対応する表示領域を各画面について除外領域として特定する。そして、差分検出部406が、各画面について、除外領域特定部404により特定された除外領域を比較対象から除外し、差分を検出する。
このように、本実施形態の情報処理装置400によれば、日付表示等、画面上で変更されていてもよいところを表示項目名で指定でき、指定された項目に対応する領域を各画面で共通して除外して比較できる。
(第5の実施の形態)
次に、本発明の第5の実施の形態に係る情報処理装置および情報処理方法について、以下説明する。なお、本実施形態のプログラムは、上記実施形態と同様に、情報処理装置の情報処理方法を少なくとも1つのコンピュータに実行させるものであり、本実施形態での詳細な説明は省略する。
図19は、本発明の実施の形態に係る情報処理装置500の構成を論理的に示す機能ブロック図である。
本実施形態の情報処理装置500は、上記実施形態の情報処理装置400とは、比較で検出された差分が、仕様変更によるものであることを通知する構成を有する点で相違する。
本実施形態の情報処理装置500は、上記実施形態の情報処理装置320と同様な、差分表示部104と、領域抽出部106と、画像記録部302と、差分検出部304と、画像記憶部306と、判定部322と、比較結果表示部324と、を備えるとともに、さらに、画面仕様情報取得部502と、仕様変更画面特定部504と、仕様変更情報表示部506と、を備える。
また、本実施形態の情報処理装置500は、図14の情報処理装置320の構成との組み合わせを例に説明するが、他の実施形態の情報処理装置の構成と矛盾のない範囲で組み合わせることもできる。
本実施形態の情報処理装置500において、画面仕様情報取得部502は、アプリケーションの、異なるバージョンについて、画面および画面遷移に関する仕様情報をそれぞれ取得する。仕様変更画面特定部504は、仕様情報に基づいて、アプリケーションの異なるバージョン間で、画面または画面遷移の仕様変更を検出し、仕様変更により変更がある画面を特定する。仕様変更情報表示部506は、仕様変更画面特定部504により特定された変更画面について、仕様変更に関する情報を、比較結果表示部324にさらに表示させる。
図20は、本実施形態の情報処理装置500の比較結果表示部324により出力される比較結果リスト530の一例を示す図である。
たとえば、仕様変更画面特定部504が、仕様情報に基づいて、バージョン2.0のプログラムからバージョン2.1のプログラムの間で、画面Bが画面B′に変更されたことを検出する。そして、差分検出部304により、画面Bと画面B′の差異が検出された場合に、仕様変更情報表示部506は、比較結果表示部324に、比較結果リスト530の画面Bと画面B′のキャプチャ画像ファイルであるファイルb.jpgの比較結果の欄に、「異なる。但し、仕様も変更された。」とのメッセージを表示させる。
また、仕様変更画面特定部504は、バージョン2.0では存在していた画面Dがバージョン2.1では削除されていることを仕様情報に基づいて、検出する。仕様変更情報表示部506は、比較結果表示部324に、比較結果リスト530の画面Dのキャプチャ画像ファイルであるファイルd.jpgの比較結果の欄に、「フォルダ1のみ存在、但し、仕様も変更された」と表示させる。
なお、仕様変更があったはずなのに、反映されていない場合にもその旨を表示してもよい。
たとえば、仕様変更画面特定部504が、仕様情報に基づいて、異なるバージョンのアプリケーションの動作の対応する画面に仕様変更を検出し、かつ、差分検出部304により対応画面の比較において、差分が検出されなかった場合、その旨を通知してもよい。仕様変更情報表示部506は、比較結果表示部324に、比較結果リスト530の比較結果の欄に、「同じ。但し、仕様は変更された」と表示させる。
なお、本実施形態では、仕様変更画面特定部504が比較結果リスト530の比較結果の欄に、仕様変更の有無を表示する構成について説明した。他の例では、仕様変更があった画面と比較結果のみを含むリストを表示してもよい。また、リストは表示だけでなく、印刷出力できてもよい。
このように構成された本実施形態の情報処理装置500の情報処理方法について、以下説明する。
図21は、本発明の実施の形態に係る情報処理装置500の情報処理方法における処理手順を示すフローチャートである。
本実施形態の情報処理装置500の情報処理方法は、情報処理装置500において、画面仕様情報取得部502が、アプリケーションの、異なるバージョンについて、画面および画面遷移に関する仕様情報をそれぞれ取得する(ステップS501)。そして、仕様変更画面特定部504が、ステップS501で取得した仕様情報に基づいて、異なるバージョン間で画面または画面遷移の仕様変更があるか否かを判定する(ステップS503)。仕様変更があった場合(ステップS503のYES)、仕様変更画面特定部504が、仕様変更に対応する画面を特定する(ステップS505)。仕様変更がなかった場合(ステップS503のNO)、本処理を終了する。この場合、比較結果リスト530の比較結果の欄には、「異なる」、「同じ」、「フォルダ1(またはフォルダ2)にのみ存在」等の情報が含まれている。
そして、仕様変更画面特定部504が、さらに、ステップS505で特定された対応画面の画像間について、差分検出部304が差分を検出しているか否かを判定する(ステップS507)。差分が検出されている場合(ステップS507のYES)、仕様変更情報表示部506が、比較結果リスト530の比較結果の欄に「異なる。但し、仕様も変更された」との情報を追加し、比較結果表示部324に表示させる(ステップS509)。
また、差分が検出されなかった場合(ステップS507のNO)、仕様変更情報表示部506が、比較結果リスト530の比較結果の欄に「同じ。但し、仕様は変更された」との情報を追加し、比較結果表示部324を表示させる(ステップS511)。
このように、本実施形態の情報処理装置500によれば、仕様変更によって画面に変更があった場合、比較結果の差分(や画面追加や削除)が仕様変更によるものであることを比較結果リスト530等で通知できる。
また、仕様変更があったにもかかわらず、対応画面の画像で差分が検出されなかった場合には、仕様変更がプログラムに反映されていない可能性が高い。本実施形態の情報処理装置500では、そのような場合にも比較結果リスト530等で通知できる。
(第5の実施の形態の変形態様1)
第5の実施の形態の変形態様1の情報処理装置について以下に説明する。
図22は、本実施形態の情報処理装置520の要部構成を論理的に示す部分機能ブロック図である。
本実施形態の情報処理装置520は、図19の情報処理装置500とは、差分画像に仕様変更された領域を識別可能に表示する構成を有する点で相違する。
情報処理装置520は、図19の情報処理装置500と同様な領域抽出部106と、画像記録部302と、差分検出部304と、画像記憶部306と、判定部322と、比較結果表示部324と、画面仕様情報取得部502と、仕様変更画面特定部504と、仕様変更情報表示部506と、の構成に加え、さらに、変更領域特定部522と、対応判定部526と、差分表示部528とを備える。なお、図22において、図19の情報処理装置500と同様な構成は一部省略してあり、図示されていない。また、本実施形態の差分表示部528は、上記実施形態の差分表示部104の機能を有するとともに、さらに、下記の機能を有する。
情報処理装置520において、変更領域特定部522は、仕様変更画面特定部504により特定された変更画面について、アプリケーションの、異なるバージョンでの各動作時に、変更画面に対応する画面に関する第1の画像において変更される画像領域を特定する。
領域抽出部106は、差分検出部304により検出された、アプリケーションの、異なるバージョンでの各動作時に、画像記録部302により記録された、対応する画面に関する第1の画像および第2の画像の、差分に対応する、第1の画像の画像領域を抽出する。
対応判定部526は、領域抽出部106により抽出された第1の画像の画像領域が、変更領域特定部522により特定された変更画面の変更画像領域に対応するか否かを判定する。
差分表示部528は、対応判定部526により変更画面の変更画像領域に対応すると判定された第1の画像の画像領域を、他の画像領域と区別可能に示す画像要素を第1の画像に付した画像を、差分画像として表示する。
図23は、本実施形態の情報処理装置520における画像比較による差分画像の例を示す図である。
図23(a)の例では、画像p1の文字列「ABC」が小文字なのに対して、画像p2では文字列「abc」と小文字になっている。また、画像p1の表T1は3列なのに対して、画像p2では表T2は4列になっている。
ここで、仕様変更画面特定部504により、表T2の列の追加は、仕様変更による変更であることが検出されたとする。そこで、仕様変更画面特定部504は、画像p2の表T2の追加になった列に対応する領域r22を特定する。
一方、差分検出部304が、画像p1と画像p2の差分を検出し、領域抽出部106が、画像p2の画像領域(領域r21と領域r22)を抽出する。
そして、対応判定部526は、領域抽出部106により抽出された各領域が、仕様変更画面特定部504により特定された領域に対応するか否かを判定する。図23(a)の例では、領域r21は対応せず、領域r22が仕様変更による変更領域に対応すると判定される。
差分表示部528は、領域抽出部106により抽出された領域r21および領域r22を、上記実施形態と同様に、他の領域(ハッチングで示す)と区別して表示する。
さらに、本実施形態では、差分表示部528は、対応判定部526により仕様変更による変更画像領域に対応すると判定された画像p2の領域r22を、他の画像領域と区別する画像要素(図23(b)の破線で示す矩形)を付して差分画像dp52として表示する。
差分表示部528による差分画像の他の例として、図23(c)に示すように、検出された差分に対応する領域を、仕様変更による変更画像領域と特定された領域(r22)と、その他の画像領域(r21)とに分けて、それぞれ異なる差分画像(dp53とdp54)として表示してもよい。
以上説明したように、本実施形態の情報処理装置520において、変更領域特定部522が仕様情報を元に仕様変更による変更画面の変更画像領域を特定し、対応判定部526が、差分が検出された画像領域と変更領域特定部522により特定された変更画像領域の対応を判定し、差分が検出された画像領域が仕様変更による変更画像領域に対応する場合、差分表示部528がその画像領域を他の領域と区別して表示する。
これにより、本実施形態の情報処理装置520によれば、仕様変更により変更になった画像領域と、仕様変更によらない差異がある画像領域を区別して表示できるので、仕様変更による変更の確認も、それ以外のデグレード検査の確認も、容易になる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
(情報処理装置の最小構成例)
たとえば、本発明の実施の形態に係る情報処理装置600は、図24に示すように、少なくとも差分検出部102と、差分表示部104と、を備えることができる。
そして、本実施形態の情報処理装置600の情報処理方法は、図25に示すように、情報処理装置600が、第1の画像と第2の画像を比較して、所定の許容範囲を超える差分を検出するステップS101と、検出された差分に対応する、画像領域を示す差分画像を表示するステップS601と、を少なくとも含むことができる。
この構成によれば、差分検出部102が第1の画像および第2の画像を比較して、所定の許容範囲を超える差分を検出し、差分表示部104が、検出された差分に対応する画像領域を示す差分画像を表示するので、画像間の差分を適切な精度で提示することができる。
(比較領域の指定)
また、上記第2の実施形態または上記第4の実施形態では、情報処理装置は、除外領域取得部202または除外項目取得部402を備え、差分検出部が、除外項目に対応した、または除外領域取得部202が取得した除外領域に対応する部分は、比較対象から除外して、画像間の差分を検出する構成について説明した。他の実施形態において、情報処理装置は、第1の画像または第2の画像上で、差分検出部による比較対象となる領域の情報を取得する比較領域取得部(不図示)をさらに備えてもよい。比較領域取得部は、除外領域取得部202または除外項目取得部402と同様に、GUIを用いたユーザによる指定を受け付けて取得してもよいし、設定ファイルから、比較対象の領域または項目の情報を取得してもよい。比較対象の項目の情報を取得する場合は、情報処理装置は、除外領域特定部404と同様な、項目に対応する領域を特定する比較領域特定部(不図示)をさらに備えてもよい。そして、差分検出部は、比較領域取得部が取得した比較対象領域に対応する部分について、画像間の差分を検出してもよい。
この構成によれば、バグ修正等の軽微な修正の確認検査を簡易に行いたい場合等に、検査箇所を指定することができるので、効率がよい。
以上、実施形態および実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
なお、本発明において利用者に関する情報を取得、利用する場合は、これを適法に行うものとする。
以下、参考形態の例を付記する。
1. 情報処理装置が、
第1の画像と第2の画像を比較して、所定の許容範囲を超える差分を検出し、
検出された前記差分に対応する、画像領域を示す差分画像を表示する、
情報処理装置の情報処理方法。
2. 1.に記載の情報処理装置の情報処理方法において、
前記情報処理装置が、さらに、
前記第1の画像または前記第2の画像上で、前記差分を検出する際の比較対象から除外する領域の情報を取得し、
前記差分を検出する際、取得した除外領域に対応する部分は、比較対象から除外する、
情報処理装置の情報処理方法。
3. 1.または2.に記載の情報処理装置の情報処理方法において、
前記情報処理装置が、さらに、
検出された前記差分に対応する、前記第1の画像の画像領域を抽出し、
抽出された前記画像領域を他の画像領域と区別可能に示す画像要素を前記第1の画像に付した画像を、前記差分画像として表示する、
情報処理装置の情報処理方法。
4. 1.乃至3.いずれか一つに記載の情報処理装置の情報処理方法において、
前記情報処理装置が、さらに、
アプリケーションを動作させて、その動作するアプリケーションにより表示される画面の画像を記録し、
前記差分を検出する際、前記アプリケーションの、異なるバージョンでの各動作時に、記録された、対応する画面に関する前記第1の画像および前記第2の画像を比較する、
情報処理装置の情報処理方法。
5. 4.に記載の情報処理装置の情報処理方法において、
前記情報処理装置が、さらに、
前記差分を検出する際に比較対象から除外する、前記アプリケーションの各画面に含まれる表示項目の情報を取得し、
各画面における前記表示項目の表示位置に関する画面設計情報を参照し、取得した除外項目に対応する表示領域を除外領域として特定し、
前記差分を検出する際、特定された前記除外領域に対応する部分は、比較対象から除外する、
情報処理装置の情報処理方法。
6. 4.または5.に記載の情報処理装置の情報処理方法において、
前記情報処理装置が、さらに、
前記アプリケーションの、異なるバージョンでの各動作時に、記録された画像に基づいて、前記異なるバージョン間で対応画面が存在するか否かを判定し、
対応画面が存在しないと判定された画面に関する情報と、検出された前記差分に関する情報とをリスト表示する、
情報処理装置の情報処理方法。
7. 6.に記載の情報処理装置の情報処理方法において、
前記情報処理装置が、さらに、
前記アプリケーションの、異なるバージョンについて、画面および画面遷移に関する仕様情報を取得し、
前記仕様情報に基づいて、前記アプリケーションの異なるバージョン間で、前記画面または前記画面遷移の仕様変更を検出し、前記仕様変更により変更がある画面を特定し、
特定された変更画面について、前記仕様変更に関する情報を、前記リスト表示にさらに表示する、
情報処理装置の情報処理方法。
8. 7.に記載の情報処理装置の情報処理方法において、
前記情報処理装置が、さらに、
特定された変更画面について、前記アプリケーションの、異なるバージョンでの各動作時に、前記変更画面に対応する画面に関する前記第1の画像において変更される画像領域を特定し、
検出された、前記アプリケーションの、異なるバージョンでの各動作時に、記録された、対応する画面に関する前記第1の画像および前記第2の画像の、前記差分に対応する、前記第1の画像の画像領域を抽出し、
前記第1の画像の前記画像領域が、特定された変更画面の変更画像領域に対応するか否かを判定し、
前記差分画像を表示する際、
前記変更画面の変更画像領域に対応すると判定された前記第1の画像の前記画像領域を、他の画像領域と区別可能に示す画像要素を前記第1の画像に付した画像を、前記差分画像として表示する、
情報処理装置の情報処理方法。
9. 1.乃至8.いずれか一つに記載の情報処理装置の情報処理方法において、
前記情報処理装置が、さらに、
前記差分を検出する際、
前記第1の画像と前記第2の画像を画素単位で比較し、差異が検出された対象画素を基準とする所定範囲に含まれる複数画素の中で、前記対象画素を含む差異が検出された画素の数が所定数未満の場合、前記対象画素の差異を前記差分に含めない、
情報処理装置の情報処理方法。
10. 1.乃至9.いずれか一つに記載の情報処理装置の情報処理方法において、
前記情報処理装置が、さらに、
前記差分を検出する際、
前記第1の画像と前記第2の画像を画素単位で比較する際に、比較対象の画素を基準とする所定範囲に含まれる複数画素の平均画素値を算出し、算出された前記平均画素値で、前記第1の画像と前記第2の画像を比較する、
情報処理装置の情報処理方法。
11. 1.乃至10.いずれか一つに記載の情報処理装置の情報処理方法において、
前記情報処理装置が、さらに、
前記差分を検出する際、
前記第1の画像と前記第2の画像を画素単位で比較する際に、対象画素の画素値の差が所定範囲以内であれば、その対象画素について、前記第1の画像と前記第2の画像間で差異はないとする、
情報処理装置の情報処理方法。
12. コンピュータに、
第1の画像と第2の画像を比較して、所定の許容範囲を超える差分を検出する手順、
検出された前記差分に対応する、画像領域を示す差分画像を表示する手順、
を実行させるためのプログラム。
13. 12.に記載のプログラムにおいて、
前記第1の画像または前記第2の画像上で、前記差分を検出する手順における比較対象から除外する領域の情報を取得する手順をさらにコンピュータに実行させ、
前記差分を検出する手順において、
前記除外領域を取得する手順で取得した除外領域に対応する部分は、比較対象から除外する手順、
をさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
14. 12.または13.に記載のプログラムにおいて、
前記差分を検出する手順により検出された前記差分に対応する、前記第1の画像の画像領域を抽出する手順をさらにコンピュータに実行させ、
前記差分を表示する手順において、
前記画像領域を抽出する手順により抽出された前記画像領域を他の画像領域と区別可能に示す画像要素を前記第1の画像に付した画像を、前記差分画像として表示する手順、
をさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
15. 12.乃至14.いずれか一つに記載のプログラムにおいて、
アプリケーションを動作させて、その動作するアプリケーションにより表示される画面の画像を記録する手順をさらにコンピュータに実行させ、
前記差分を検出する手順において、
前記アプリケーションの、異なるバージョンでの各動作時に、前記画像を記録する手順により記録された、対応する画面に関する前記第1の画像および前記第2の画像を比較する手順、
をさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
16. 15.に記載のプログラムにおいて、
前記差分を検出する手順による比較対象から除外する、前記アプリケーションの各画面に含まれる表示項目の情報を取得する手順、
各画面における前記表示項目の表示位置に関する画面設計情報を参照し、前記除外項目の情報を取得する手順が取得した除外項目に対応する表示領域を除外領域として特定する手順、
をさらにコンピュータに実行させ、
前記差分を検出する手順において、前記除外領域を特定する手順により特定された前記除外領域に対応する部分は、比較対象から除外する手順、
をさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
17. 15.または16.に記載のプログラムにおいて、
前記アプリケーションの、異なるバージョンでの各動作時に、前記画像を記録する手順により記録された画像に基づいて、前記異なるバージョン間で対応画面が存在するか否かを判定する手順、
前記対応画面が存在しないと判定された画面に関する情報と、前記差分を検出する手順により検出された前記差分に関する情報とをリスト表示する手順、
をさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
18. 17.に記載のプログラムにおいて、
前記アプリケーションの、異なるバージョンについて、画面および画面遷移に関する仕様情報を取得する手順、
前記仕様情報に基づいて、前記アプリケーションの異なるバージョン間で、前記画面または前記画面遷移の仕様変更を検出し、前記仕様変更により変更がある画面を特定する手順、
前記仕様変更により変更がある画面を特定する手順により特定された変更画面について、前記仕様変更に関する情報を、前記リスト表示にさらに表示させる手順、
をさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
19. 18.に記載のプログラムにおいて、
前記仕様変更により変更がある画面を特定する手順により特定された変更画面について、前記アプリケーションの、異なるバージョンでの各動作時に、前記変更画面に対応する画面に関する前記第1の画像において変更される画像領域を特定する手順、
前記差分を検出する手順により検出された、前記アプリケーションの、異なるバージョンでの各動作時に、前記画像を記録する手順により記録された、対応する画面に関する前記第1の画像および前記第2の画像の、前記差分に対応する、前記第1の画像の画像領域を抽出する手順、
前記画像領域を抽出する手順により抽出された前記第1の画像の前記画像領域が、前記変更される画像領域を特定する手順により特定された変更画面の変更画像領域に対応するか否かを判定する手順、
をさらにコンピュータに実行させ、
前記差分画像を表示する手順において、
前記変更画面の変更画像領域に対応すると判定された前記第1の画像の前記画像領域を、他の画像領域と区別可能に示す画像要素を前記第1の画像に付した画像を、前記差分画像として表示する手順、
をさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
20. 12.乃至19.いずれか一つに記載のプログラムにおいて、
前記差分を検出する手順において、
前記第1の画像と前記第2の画像を画素単位で比較し、差異が検出された対象画素を基準とする所定範囲に含まれる複数画素の中で、前記対象画素を含む差異が検出された画素の数が所定数未満の場合、前記対象画素の差異を前記差分に含めない手順、
をさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
21. 12.乃至20.いずれか一つに記載のプログラムにおいて、
前記差分を検出する手順において、
前記第1の画像と前記第2の画像を画素単位で比較する際に、比較対象の画素を基準とする所定範囲に含まれる複数画素の平均画素値を算出し、算出された前記平均画素値で、前記第1の画像と前記第2の画像を比較する手順、
をさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
22. 12.乃至21.いずれか一つに記載のプログラムにおいて、
前記差分を検出する手順において、
前記第1の画像と前記第2の画像を画素単位で比較する際に、対象画素の画素値の差が所定範囲以内であれば、その対象画素について、前記第1の画像と前記第2の画像間で差異はないとする手順、
をさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
23. 第1の画像と第2の画像を比較して、所定の許容範囲を超える差分を検出する差分検出手段と、
前記差分検出手段により検出された前記差分に対応する、画像領域を示す差分画像を表示する差分表示手段と、
を備える情報処理装置。
24. 23.に記載の情報処理装置において、
前記第1の画像または前記第2の画像上で、前記差分検出手段による比較対象から除外する領域の情報を取得する除外領域取得手段をさらに備え、
前記差分検出手段は、前記除外領域取得手段が取得した除外領域に対応する部分は、比較対象から除外する、
情報処理装置。
25. 23.または24.に記載の情報処理装置において、
前記差分検出手段により検出された前記差分に対応する、前記第1の画像の画像領域を抽出する領域抽出手段をさらに備え、
前記差分表示手段は、
前記領域抽出手段により抽出された前記画像領域を他の画像領域と区別可能に示す画像要素を前記第1の画像に付した画像を、前記差分画像として表示する、
情報処理装置。
26. 23.乃至25.のいずれか一つに記載の情報処理装置において、
アプリケーションを動作させて、その動作するアプリケーションにより表示される画面の画像を記録する記録手段、
をさらに備え、
前記差分検出手段は、
前記アプリケーションの、異なるバージョンでの各動作時に、前記記録手段により記録された、対応する画面に関する前記第1の画像および前記第2の画像を比較する、
情報処理装置。
27. 26.に記載の情報処理装置において、
前記差分検出手段による比較対象から除外する、前記アプリケーションの各画面に含まれる表示項目の情報を取得する除外項目取得手段と、
各画面における前記表示項目の表示位置に関する画面設計情報を参照し、前記除外項目取得手段が取得した除外項目に対応する表示領域を除外領域として特定する除外領域特定手段と、
をさらに備え、
前記差分検出手段は、前記除外領域特定手段により特定された前記除外領域に対応する部分は、比較対象から除外する、
情報処理装置。
28. 26.または27.に記載の情報処理装置において、
前記アプリケーションの、異なるバージョンでの各動作時に、前記記録手段により記録された画像に基づいて、前記異なるバージョン間で対応画面が存在するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により対応画面が存在しないと判定された画面に関する情報と、前記差分検出手段により検出された前記差分に関する情報とをリスト表示する比較結果表示手段と、
をさらに備える情報処理装置。
29. 28.に記載の情報処理装置において、
前記アプリケーションの、異なるバージョンについて、画面および画面遷移に関する仕様情報を取得する画面仕様情報取得手段と、
前記仕様情報に基づいて、前記アプリケーションの異なるバージョン間で、前記画面または前記画面遷移の仕様変更を検出し、前記仕様変更により変更がある画面を特定する仕様変更画面特定手段と、
前記仕様変更画面特定手段により特定された変更画面について、前記仕様変更に関する情報を、前記比較結果表示手段にさらに表示させる仕様変更情報表示手段と、
をさらに備える情報処理装置。
30. 29.に記載の情報処理装置において、
前記仕様変更画面特定手段により特定された変更画面について、前記アプリケーションの、異なるバージョンでの各動作時に、前記変更画面に対応する画面に関する前記第1の画像において変更される画像領域を特定する変更領域特定手段と、
前記差分検出手段により検出された、前記アプリケーションの、異なるバージョンでの各動作時に、前記記録手段により記録された、対応する画面に関する前記第1の画像および前記第2の画像の、前記差分に対応する、前記第1の画像の画像領域を抽出する領域抽出手段と、
前記領域抽出手段により抽出された前記第1の画像の前記画像領域が、前記変更領域特定手段により特定された変更画面の変更画像領域に対応するか否かを判定する対応判定手段と、
をさらに備え、
前記差分表示手段は、
前記対応判定手段により前記変更画面の変更画像領域に対応すると判定された前記第1の画像の前記画像領域を、他の画像領域と区別可能に示す画像要素を前記第1の画像に付した画像を、前記差分画像として表示する、
情報処理装置。
31. 23.乃至30.のいずれか一つに記載の情報処理装置において、
前記差分検出手段は、
前記第1の画像と前記第2の画像を画素単位で比較し、差異が検出された対象画素を基準とする所定範囲に含まれる複数画素の中で、前記対象画素を含む差異が検出された画素の数が所定数未満の場合、前記対象画素の差異を前記差分に含めない、
情報処理装置。
32. 23.乃至31.のいずれか一つに記載の情報処理装置において、
前記差分検出手段は、
前記第1の画像と前記第2の画像を画素単位で比較する際に、比較対象の画素を基準とする所定範囲に含まれる複数画素の平均画素値を算出し、算出された前記平均画素値で、前記第1の画像と前記第2の画像を比較する、
情報処理装置。
33. 23.乃至32.のいずれか一つに記載の情報処理装置において、
前記差分検出手段は、
前記第1の画像と前記第2の画像を画素単位で比較する際に、対象画素の画素値の差が所定範囲以内であれば、その対象画素について、前記第1の画像と前記第2の画像間で差異はないとする、
情報処理装置。
3 ネットワーク
60 コンピュータ
64 メモリ
66 ストレージ
68 I/O
69 バス
70 通信I/F
80 プログラム
100 情報処理装置
102 差分検出部
104 差分表示部
106 領域抽出部
120 第1の画像
122 第2の画像
124 差分画像
200 情報処理装置
202 除外領域取得部
204 差分検出部
300 情報処理装置
302 画像記録部
304 差分検出部
306 画像記憶部
320 情報処理装置
322 判定部
324 比較結果表示部
330 比較結果リスト
400 情報処理装置
402 除外項目取得部
404 除外領域特定部
406 差分検出部
500 情報処理装置
502 画面仕様情報取得部
504 仕様変更画面特定部
506 仕様変更情報表示部
520 情報処理装置
522 変更領域特定部
526 対応判定部
528 差分表示部
530 比較結果リスト
600 情報処理装置
T1、T2 表
dp21、dp22、dp52、dp53、dp54 差分画像
p1、p2、p21、p22 画像
r21、r22 領域
ra 除外領域

Claims (10)

  1. 第1の画像と第2の画像を比較して、所定の許容範囲を超える差分を検出する差分検出手段と、
    前記差分検出手段により検出された前記差分に対応する、画像領域を示す差分画像を表示する差分表示手段と、
    アプリケーションを動作させて、その動作するアプリケーションにより表示される画面の画像を記録する記録手段と、
    前記アプリケーションの、異なるバージョンでの各動作時に、前記記録手段により記録された画像に基づいて、前記異なるバージョン間で対応画面が存在するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により対応画面が存在しないと判定された画面に関する情報と、前記差分検出手段により検出された前記差分に関する情報とをリスト表示する比較結果表示手段と、
    を備え、
    前記差分検出手段は、
    前記アプリケーションの、異なるバージョンでの各動作時に、前記記録手段により記録された、対応する画面に関する前記第1の画像および前記第2の画像を比較する情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記第1の画像または前記第2の画像上で、前記差分検出手段による比較対象から除外する領域の情報を取得する除外領域取得手段をさらに備え、
    前記差分検出手段は、前記除外領域取得手段が取得した除外領域に対応する部分は、比較対象から除外する、
    情報処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載の情報処理装置において、
    前記差分検出手段により検出された前記差分に対応する、前記第1の画像の画像領域を抽出する領域抽出手段をさらに備え、
    前記差分表示手段は、
    前記領域抽出手段により抽出された前記画像領域を他の画像領域と区別可能に示す画像要素を前記第1の画像に付した画像を、前記差分画像として表示する、
    情報処理装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
    前記アプリケーションの、異なるバージョンについて、画面および画面遷移に関する仕様情報を取得する画面仕様情報取得手段と、
    前記仕様情報に基づいて、前記アプリケーションの異なるバージョン間で、前記画面または前記画面遷移の仕様変更を検出し、前記仕様変更により変更がある画面を特定する仕様変更画面特定手段と、
    前記仕様変更画面特定手段により特定された変更画面について、前記仕様変更に関する情報を、前記比較結果表示手段にさらに表示させる仕様変更情報表示手段と、
    をさらに備える情報処理装置。
  5. 請求項に記載の情報処理装置において、
    前記仕様変更画面特定手段により特定された変更画面について、前記アプリケーションの、異なるバージョンでの各動作時に、前記変更画面に対応する画面に関する前記第1の画像において変更される画像領域を特定する変更領域特定手段と、
    前記差分検出手段により検出された、前記アプリケーションの、異なるバージョンでの各動作時に、前記記録手段により記録された、対応する画面に関する前記第1の画像および前記第2の画像の、前記差分に対応する、前記第1の画像の画像領域を抽出する領域抽出手段と、
    前記領域抽出手段により抽出された前記第1の画像の前記画像領域が、前記変更領域特定手段により特定された変更画面の変更画像領域に対応するか否かを判定する対応判定手段と、
    をさらに備え、
    前記差分表示手段は、
    前記対応判定手段により前記変更画面の変更画像領域に対応すると判定された前記第1の画像の前記画像領域を、他の画像領域と区別可能に示す画像要素を前記第1の画像に付した画像を、前記差分画像として表示する、
    情報処理装置。
  6. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
    前記差分検出手段は、
    前記第1の画像と前記第2の画像を画素単位で比較し、差異が検出された対象画素を基準とする所定範囲に含まれる複数画素の中で、前記対象画素を含む差異が検出された画素の数が所定数未満の場合、前記対象画素の差異を前記差分に含めない、
    情報処理装置。
  7. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
    前記差分検出手段は、
    前記第1の画像と前記第2の画像を画素単位で比較する際に、比較対象の画素を基準とする所定範囲に含まれる複数画素の平均画素値を算出し、算出された前記平均画素値で、前記第1の画像と前記第2の画像を比較する、
    情報処理装置。
  8. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
    前記差分検出手段は、
    前記第1の画像と前記第2の画像を画素単位で比較する際に、対象画素の画素値の差が所定範囲以内であれば、その対象画素について、前記第1の画像と前記第2の画像間で差異はないとする、
    情報処理装置。
  9. 情報処理装置が、
    第1の画像と第2の画像を比較して、所定の許容範囲を超える差分を検出し、
    検出された前記差分に対応する、画像領域を示す差分画像を表示し、
    アプリケーションを動作させて、その動作するアプリケーションにより表示される画面の画像を記録し、
    前記アプリケーションの、異なるバージョンでの各動作時に、記録された画像に基づいて、前記異なるバージョン間で対応画面が存在するか否かを判定し、
    前記対応画面が存在しないと判定された画面に関する情報と、検出された前記差分に関する情報とをリスト表示し、
    前記差分を検出する際、
    前記アプリケーションの、異なるバージョンでの各動作時に、記録された、対応する画面に関する前記第1の画像および前記第2の画像を比較する、
    情報処理装置の情報処理方法。
  10. コンピュータに、
    第1の画像と第2の画像を比較して、所定の許容範囲を超える差分を検出する手順、
    検出された前記差分に対応する、画像領域を示す差分画像を表示する手順、
    アプリケーションを動作させて、その動作するアプリケーションにより表示される画面の画像を記録する手順、
    前記アプリケーションの、異なるバージョンでの各動作時に、前記記録する手順において記録された画像に基づいて、前記異なるバージョン間で対応画面が存在するか否かを判定する手順、
    前記判定する手順により対応画面が存在しないと判定された画面に関する情報と、前記差分を検出する手順により検出された前記差分に関する情報とをリスト表示する手順、を実行させ、
    前記差分を検出する手順において、
    前記アプリケーションの、異なるバージョンでの各動作時に、前記記録する手順により記録された、対応する画面に関する前記第1の画像および前記第2の画像を比較する手順、
    を実行させるためのプログラム。
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