JP2001282578A - プログラムテスト支援装置、方法、および該方法に係るプログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents
プログラムテスト支援装置、方法、および該方法に係るプログラムを記憶した記憶媒体Info
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- JP2001282578A JP2001282578A JP2000097394A JP2000097394A JP2001282578A JP 2001282578 A JP2001282578 A JP 2001282578A JP 2000097394 A JP2000097394 A JP 2000097394A JP 2000097394 A JP2000097394 A JP 2000097394A JP 2001282578 A JP2001282578 A JP 2001282578A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】比較対象外とする部分を自動で設定することに
より、設定漏れと手間をなくし、比較の差分表示が、被
テストプログラムの仕様上のものでなく、不良を原因と
するものであることを容易に把握できるようにしてプロ
グラムテストを行う。 【解決手段】被テストプログラムに対するテスト操作手
順とその操作手順に対する被テストプログラムの出力結
果を記録する。また同じ被テストプログラムに対して、
前記記録したテスト操作手順を再生し、その出力結果と
前記記録した出力結果との差分を取り、これを比較除外
データとして設定する。前記被テストプログラムを改正
した後、その改正後被テストプログラムに対して、前記
記録したテスト操作手順を再生し、その出力結果と前記
記録した出力結果との差分を取り、さらに前記比較除外
データに存在しない差分を真の差分として出力する。
より、設定漏れと手間をなくし、比較の差分表示が、被
テストプログラムの仕様上のものでなく、不良を原因と
するものであることを容易に把握できるようにしてプロ
グラムテストを行う。 【解決手段】被テストプログラムに対するテスト操作手
順とその操作手順に対する被テストプログラムの出力結
果を記録する。また同じ被テストプログラムに対して、
前記記録したテスト操作手順を再生し、その出力結果と
前記記録した出力結果との差分を取り、これを比較除外
データとして設定する。前記被テストプログラムを改正
した後、その改正後被テストプログラムに対して、前記
記録したテスト操作手順を再生し、その出力結果と前記
記録した出力結果との差分を取り、さらに前記比較除外
データに存在しない差分を真の差分として出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プログラムのテス
ト方式に関し、特に、改正後の被テストプログラムに対
し、変更を加えていない機能が、改正前の被テストプロ
グラムの機能と同一であることを確認するプログラムテ
スト支援装置に関する。
ト方式に関し、特に、改正後の被テストプログラムに対
し、変更を加えていない機能が、改正前の被テストプロ
グラムの機能と同一であることを確認するプログラムテ
スト支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、改正後の被テストプログラムの変
更を加えていない機能が、改正前の被テストプログラム
の機能と同一であることを確認するテストは、改正前の
被テストプログラムと改正後の被テストプログラムに対
して、同一の入力操作を行い、画面、帳票及びファイル
などの被テストプログラムの出力結果を記録し、改正前
被テストプログラムの出力結果と改正後被テストプログ
ラムの出力結果とを比較することで行っていた。
更を加えていない機能が、改正前の被テストプログラム
の機能と同一であることを確認するテストは、改正前の
被テストプログラムと改正後の被テストプログラムに対
して、同一の入力操作を行い、画面、帳票及びファイル
などの被テストプログラムの出力結果を記録し、改正前
被テストプログラムの出力結果と改正後被テストプログ
ラムの出力結果とを比較することで行っていた。
【0003】これを支援する技術として、例えば、特開
平11−296407号公報及び特開平6−26632
6公報に記載の技術、並びに、市販ツールの技術が知ら
れている。
平11−296407号公報及び特開平6−26632
6公報に記載の技術、並びに、市販ツールの技術が知ら
れている。
【0004】特開平11−296407号公報記載の技
術は、被テストプログラムへの入力操作を記録し、それ
を編集して、被テストプログラムの出力結果を取得する
コマンドを挿入する。その後、変更した被テストプログ
ラムに対して、記録した入力操作と挿入したコマンドを
逐次実行することで、比較を含めたテストの自動化を実
現するものである。
術は、被テストプログラムへの入力操作を記録し、それ
を編集して、被テストプログラムの出力結果を取得する
コマンドを挿入する。その後、変更した被テストプログ
ラムに対して、記録した入力操作と挿入したコマンドを
逐次実行することで、比較を含めたテストの自動化を実
現するものである。
【0005】また、特開平6−266326号公報記載
の技術は、画面のハードコピーを時系列の差分で記録
し、画面情報を記録するための記憶領域を少なくするも
のである。画面の復元は、最初の画面情報に差分情報を
合成していくことで行うことができ、時間経過に沿った
画面情報を復元することができる。これにより、テスト
を支援するものである。
の技術は、画面のハードコピーを時系列の差分で記録
し、画面情報を記録するための記憶領域を少なくするも
のである。画面の復元は、最初の画面情報に差分情報を
合成していくことで行うことができ、時間経過に沿った
画面情報を復元することができる。これにより、テスト
を支援するものである。
【0006】また、プログラムテスト支援を行うツール
として市販されているものとしては、記録した入力操作
内に、画面比較確認用のコマンドを挿入し、再実行時に
比較を含めてテストを自動実行するというものがある。
として市販されているものとしては、記録した入力操作
内に、画面比較確認用のコマンドを挿入し、再実行時に
比較を含めてテストを自動実行するというものがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
11−296407号公報に記載の技術は、入力操作を
再現し、かつ被テストプログラムの情報を取得するコマ
ンドによってテスト実行しているものの、出力結果取得
用のコマンドを一つ一つ手作業で入力するため手間がか
かる。また、出力結果情報を取得するだけでなく、比較
確認を自動化するためには、さらに比較を行うためのコ
マンドを記述しなければならないため、時間がかかると
いう問題がある。
11−296407号公報に記載の技術は、入力操作を
再現し、かつ被テストプログラムの情報を取得するコマ
ンドによってテスト実行しているものの、出力結果取得
用のコマンドを一つ一つ手作業で入力するため手間がか
かる。また、出力結果情報を取得するだけでなく、比較
確認を自動化するためには、さらに比較を行うためのコ
マンドを記述しなければならないため、時間がかかると
いう問題がある。
【0008】また、特開平6−266326号公報に記
載の技術は、画面ハードコピーの差分表示はするもの
の、その差分がプログラムの不良が原因であるのか、も
しくは、日付や時刻表示など、プログラムの仕様上のも
のであるのか(例えば、ある欄の表示情報が実行時の日
付により変化する仕様になっている場合がある)を人間
の目で判定しなければならない。従って、比較確認に時
間がかかり、比較判定を誤る場合があるという問題があ
る。
載の技術は、画面ハードコピーの差分表示はするもの
の、その差分がプログラムの不良が原因であるのか、も
しくは、日付や時刻表示など、プログラムの仕様上のも
のであるのか(例えば、ある欄の表示情報が実行時の日
付により変化する仕様になっている場合がある)を人間
の目で判定しなければならない。従って、比較確認に時
間がかかり、比較判定を誤る場合があるという問題があ
る。
【0009】また、上述の市販ツールの技術も同様に、
比較して差分があった場合、プログラムの不良が原因で
あるものか、仕様上のものであるのかを人間の目で判定
する必要がある。また、画面の一部を比較の対象外とし
て設定できるツールも存在するが、画面のハードコピー
の一枚ずつに対して設定する必要があり、手間と時間が
かかり、また設定漏れの可能性があるという問題があ
る。
比較して差分があった場合、プログラムの不良が原因で
あるものか、仕様上のものであるのかを人間の目で判定
する必要がある。また、画面の一部を比較の対象外とし
て設定できるツールも存在するが、画面のハードコピー
の一枚ずつに対して設定する必要があり、手間と時間が
かかり、また設定漏れの可能性があるという問題があ
る。
【0010】本発明の目的は、比較対象外とする部分を
自動で設定することにより、設定漏れと手間をなくし、
比較の差分表示が、被テストプログラムの仕様上のもの
でなく、不良を原因とするものであることを容易に把握
できるプログラムテスト支援装置、方法、および該方法
に係るプログラムを記憶した記憶媒体を提供することに
ある。
自動で設定することにより、設定漏れと手間をなくし、
比較の差分表示が、被テストプログラムの仕様上のもの
でなく、不良を原因とするものであることを容易に把握
できるプログラムテスト支援装置、方法、および該方法
に係るプログラムを記憶した記憶媒体を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、被テストプログラムのテストを支援する
プログラムテスト支援装置および方法であって、前記被
テストプログラムに対するテスト操作手順を記録し、前
記テスト操作手順記録の際に、その操作手順に対する前
記被テストプログラムの出力結果を記録し、前記出力結
果を記録したのと同じ被テストプログラムに対して、前
記記録したテスト操作手順を再生し、その出力結果を記
録し、前記テスト操作手順記録時と前記再生時とで記録
した出力結果の差分を取り、これを比較除外データとし
て設定し、前記被テストプログラムを改正した後、その
改正後被テストプログラムに対して、前記テスト操作手
順を再生し、改正後被テストプログラムの出力結果を記
録し、前記テスト操作記録時の改正前被テストプログラ
ムの出力結果と、前記改正後被テストプログラムの出力
結果との差分を取り、前記比較除外データに存在しない
差分を真の差分として出力することを特徴とする。
に、本発明は、被テストプログラムのテストを支援する
プログラムテスト支援装置および方法であって、前記被
テストプログラムに対するテスト操作手順を記録し、前
記テスト操作手順記録の際に、その操作手順に対する前
記被テストプログラムの出力結果を記録し、前記出力結
果を記録したのと同じ被テストプログラムに対して、前
記記録したテスト操作手順を再生し、その出力結果を記
録し、前記テスト操作手順記録時と前記再生時とで記録
した出力結果の差分を取り、これを比較除外データとし
て設定し、前記被テストプログラムを改正した後、その
改正後被テストプログラムに対して、前記テスト操作手
順を再生し、改正後被テストプログラムの出力結果を記
録し、前記テスト操作記録時の改正前被テストプログラ
ムの出力結果と、前記改正後被テストプログラムの出力
結果との差分を取り、前記比較除外データに存在しない
差分を真の差分として出力することを特徴とする。
【0012】また、ある時点の被テストプログラムの出
力結果に対して比較除外を設定すると、別の時点の被テ
ストプログラムの出力結果の同一と思われる部分(例え
ば、同一の画像領域、同一の文字列、同一のコントロー
ル)を比較除外として自動で設定することを特徴とす
る。
力結果に対して比較除外を設定すると、別の時点の被テ
ストプログラムの出力結果の同一と思われる部分(例え
ば、同一の画像領域、同一の文字列、同一のコントロー
ル)を比較除外として自動で設定することを特徴とす
る。
【0013】さらに、本発明に係る被テストプログラム
のテストを支援するプログラムテスト支援方法に係るプ
ログラムを記憶した記憶媒体は、上述のプログラムテス
ト方法に係るプログラムを記憶したものである。
のテストを支援するプログラムテスト支援方法に係るプ
ログラムを記憶した記憶媒体は、上述のプログラムテス
ト方法に係るプログラムを記憶したものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施する場合の一
形態を、図面を参照して具体的に説明する。
形態を、図面を参照して具体的に説明する。
【0015】図1は、本発明の実施の一形態に係るプロ
グラムテスト支援装置の概略構成を示すブロック図であ
る。本プログラムテスト支援装置101は、操作記録部
106、操作再生部107、出力結果記録部109、出
力結果比較部110、および比較除外設定部114を備
えている。
グラムテスト支援装置の概略構成を示すブロック図であ
る。本プログラムテスト支援装置101は、操作記録部
106、操作再生部107、出力結果記録部109、出
力結果比較部110、および比較除外設定部114を備
えている。
【0016】操作記録部106は、マウスやキーボード
などの入力装置102と被テストプログラム103との
間に割り込んだフック部105から、入力情報を取得
し、操作手順データファイル108に記録する。また、
操作記録部106は、特定のキーを押すなどの入力装置
102の操作により、ある時点での被テストプログラム
103の情報を取得するコマンドを、操作手順データフ
ァイル108に記録する。
などの入力装置102と被テストプログラム103との
間に割り込んだフック部105から、入力情報を取得
し、操作手順データファイル108に記録する。また、
操作記録部106は、特定のキーを押すなどの入力装置
102の操作により、ある時点での被テストプログラム
103の情報を取得するコマンドを、操作手順データフ
ァイル108に記録する。
【0017】操作再生部107は、操作手順データファ
イル108に従って、被テストプログラムに対して入力
操作を再現する。出力結果記録部109は、画面やファ
イルなどの被テストプログラム103のある時点の出力
結果を取得し、出力結果111に格納する。出力結果1
11は、入力操作記録後、比較元マスタ112となる。
イル108に従って、被テストプログラムに対して入力
操作を再現する。出力結果記録部109は、画面やファ
イルなどの被テストプログラム103のある時点の出力
結果を取得し、出力結果111に格納する。出力結果1
11は、入力操作記録後、比較元マスタ112となる。
【0018】比較除外設定部114は、改正前の被テス
トプログラム103に対して操作記録時に作成した比較
元マスタ112と、操作記録時と同一の改正前被テスト
プログラム103を操作手順データファイル108に従
って操作再生部107で再生したときに作成した出力結
果111とを比較し、差分を求める。差分が存在した場
合は、この差分は仕様上の差分であるとして、比較元マ
スタ112の比較除外データ113にする。ここでは、
同一の被テストプログラム103を2回実行し、それら
の出力結果に差分があるときには、その差分は仕様上の
差分であることを前提としている。
トプログラム103に対して操作記録時に作成した比較
元マスタ112と、操作記録時と同一の改正前被テスト
プログラム103を操作手順データファイル108に従
って操作再生部107で再生したときに作成した出力結
果111とを比較し、差分を求める。差分が存在した場
合は、この差分は仕様上の差分であるとして、比較元マ
スタ112の比較除外データ113にする。ここでは、
同一の被テストプログラム103を2回実行し、それら
の出力結果に差分があるときには、その差分は仕様上の
差分であることを前提としている。
【0019】出力結果比較部110は、改正(修正)が
加えられた被テストプログラム103から取得した出力
結果111と、入力操作記録時に取得した比較元マスタ
112との差分を取り、比較除外データ113に存在し
ないものを被テストプログラムの不良による差分とし
て、出力装置104に出力する。
加えられた被テストプログラム103から取得した出力
結果111と、入力操作記録時に取得した比較元マスタ
112との差分を取り、比較除外データ113に存在し
ないものを被テストプログラムの不良による差分とし
て、出力装置104に出力する。
【0020】図2は、本実施の形態のシステムの動作を
説明するためのフロー図である。まず、入力装置208
を使用し、改正前被テストプログラム210に対して
入力操作を行う。フック部209は、入力操作内容を入
力操作記録部213に渡し、操作手順データ214に記
録する。また、改正前被テストプログラム210の出
力結果は、出力結果記録部211が比較元マスタ212
に記録する。このようにして、テスト操作手順と改正前
被テストプログラムの出力結果を記録する(ステップ
201)。
説明するためのフロー図である。まず、入力装置208
を使用し、改正前被テストプログラム210に対して
入力操作を行う。フック部209は、入力操作内容を入
力操作記録部213に渡し、操作手順データ214に記
録する。また、改正前被テストプログラム210の出
力結果は、出力結果記録部211が比較元マスタ212
に記録する。このようにして、テスト操作手順と改正前
被テストプログラムの出力結果を記録する(ステップ
201)。
【0021】その後、改正前被テストプログラムをデ
バッグなどで改正(修正・変更)し、改正後被テストプ
ログラム222を作成する(ステップ202)。改正
後被テストプログラム222をテストする前に、例え
ば、日付表示部分など、被テストプログラムの出力結果
の一部を比較除外データとして設定する(ステップ20
3)。このステップ203は、改正前被テストプログラ
ムを使用し、以下のように本システムが自動で行う。
まず、入力操作再生部215が、記録してある操作手順
データ214を読み込み、改正前被テストプログラム
216を自動実行する。出力結果記録部217は、改正
前被テストプログラム216の出力結果を記録し、比
較除外作成用出力結果218として記録する。その後、
比較除外作成部219は、比較元マスタ212と比較除
外作成用出力結果218との差分を取り、比較除外デー
タ220を自動で作成する。
バッグなどで改正(修正・変更)し、改正後被テストプ
ログラム222を作成する(ステップ202)。改正
後被テストプログラム222をテストする前に、例え
ば、日付表示部分など、被テストプログラムの出力結果
の一部を比較除外データとして設定する(ステップ20
3)。このステップ203は、改正前被テストプログラ
ムを使用し、以下のように本システムが自動で行う。
まず、入力操作再生部215が、記録してある操作手順
データ214を読み込み、改正前被テストプログラム
216を自動実行する。出力結果記録部217は、改正
前被テストプログラム216の出力結果を記録し、比
較除外作成用出力結果218として記録する。その後、
比較除外作成部219は、比較元マスタ212と比較除
外作成用出力結果218との差分を取り、比較除外デー
タ220を自動で作成する。
【0022】比較除外データ220を作成した後、改正
後被テストプログラム222をテストする(ステップ
204)。このステップも、以下の手順で本システムが
自動で行う。まず、入力操作再生部221が、操作手順
データ214を読み込み、改正後被テストプログラム
222を自動実行する。出力結果記録部223は、改正
後被テストプログラム222の出力結果をテスト用出
力結果224として記録する。比較部225は、比較元
マスタ212とテスト用出力結果224との差分を取
り、その差分のうち、比較除外データ220に存在しな
いものを出力装置226に出力する。これにより、日付
などの仕様による差分は除外された差分が出力される。
後被テストプログラム222をテストする(ステップ
204)。このステップも、以下の手順で本システムが
自動で行う。まず、入力操作再生部221が、操作手順
データ214を読み込み、改正後被テストプログラム
222を自動実行する。出力結果記録部223は、改正
後被テストプログラム222の出力結果をテスト用出
力結果224として記録する。比較部225は、比較元
マスタ212とテスト用出力結果224との差分を取
り、その差分のうち、比較除外データ220に存在しな
いものを出力装置226に出力する。これにより、日付
などの仕様による差分は除外された差分が出力される。
【0023】さらに、被テストプログラム222を修
正・変更し、改正後被テストプログラム235を作成
した場合(ステップ205)のテスト手順を次に示す。
まず、改正後被テストプログラム235をテストする
前に、改正前被テストプログラム228と、比較元マ
スタ212と、比較除外データ220とを使用し、比較
除外データ220を更新する(ステップ206)。この
ステップ206は、以下のようにして本システムが自動
で行う。まず、入力操作再生部227が、操作手順デー
タ214を読み込み、改正前被テストプログラム22
8を自動実行する。出力結果記録部229は、改正前被
テストプログラム228の出力結果を比較除外作成用
出力結果230として記録する。比較除外更新部231
は、比較元マスタ212と比較除外作成用出力結果23
0との差分を取り、比較除外データ220に足りないデ
ータを、比較除外データ232に追加する。これによ
り、比較除外データは、次々と更新され、より精度の高
い比較を自動で行うことができる。その後、改正後被テ
ストプログラムをテストする(ステップ207)。こ
のステップ207では、まず、入力操作再生部234
が、操作手順データ214を読み込み、改正後被テスト
プログラム235を自動実行する。自動実行して得ら
れる出力結果を出力結果記録部236がテスト用出力結
果237として記録する。比較部233は、比較元マス
タ212とテスト用出力結果237との差分を取る。比
較除外データ232に存在しない差分を、被テストプロ
グラムの不良を原因とする差分として、出力装置226
に出力する。
正・変更し、改正後被テストプログラム235を作成
した場合(ステップ205)のテスト手順を次に示す。
まず、改正後被テストプログラム235をテストする
前に、改正前被テストプログラム228と、比較元マ
スタ212と、比較除外データ220とを使用し、比較
除外データ220を更新する(ステップ206)。この
ステップ206は、以下のようにして本システムが自動
で行う。まず、入力操作再生部227が、操作手順デー
タ214を読み込み、改正前被テストプログラム22
8を自動実行する。出力結果記録部229は、改正前被
テストプログラム228の出力結果を比較除外作成用
出力結果230として記録する。比較除外更新部231
は、比較元マスタ212と比較除外作成用出力結果23
0との差分を取り、比較除外データ220に足りないデ
ータを、比較除外データ232に追加する。これによ
り、比較除外データは、次々と更新され、より精度の高
い比較を自動で行うことができる。その後、改正後被テ
ストプログラムをテストする(ステップ207)。こ
のステップ207では、まず、入力操作再生部234
が、操作手順データ214を読み込み、改正後被テスト
プログラム235を自動実行する。自動実行して得ら
れる出力結果を出力結果記録部236がテスト用出力結
果237として記録する。比較部233は、比較元マス
タ212とテスト用出力結果237との差分を取る。比
較除外データ232に存在しない差分を、被テストプロ
グラムの不良を原因とする差分として、出力装置226
に出力する。
【0024】図3から図6は、上記各ステップごとの具
体例を示す。ここでは、被テストプログラムとして「商
品確認システム」を例に説明する。
体例を示す。ここでは、被テストプログラムとして「商
品確認システム」を例に説明する。
【0025】図3は、ステップ201での入力操作の記
録の様子を示す。商品確認システム301は、被テスト
プログラム103の一例である。商品確認システム30
1は、商品コードを入力後、検索ボタンを押下される
と、その商品コードに対応する商品名と単価を表示する
ものである。まず、入力装置102で、商品コードに
「K109」と入力し、検索ボタンを押下する操作を行う。
すると操作記録部106は、この入力操作をフック部1
05から取得し、操作手順データファイル108に格納
する。この内容を、図3の操作手順データファイル30
2に示す。
録の様子を示す。商品確認システム301は、被テスト
プログラム103の一例である。商品確認システム30
1は、商品コードを入力後、検索ボタンを押下される
と、その商品コードに対応する商品名と単価を表示する
ものである。まず、入力装置102で、商品コードに
「K109」と入力し、検索ボタンを押下する操作を行う。
すると操作記録部106は、この入力操作をフック部1
05から取得し、操作手順データファイル108に格納
する。この内容を、図3の操作手順データファイル30
2に示す。
【0026】図4は、ステップ201での被テストプロ
グラム103の出力結果記録の様子を示す。入力装置1
02は、操作記録部106に対して被テストプログラム
103の出力結果を取得するよう指示を出す。指示を受
けた操作記録部106は、出力結果記録部109に被テ
ストプログラム103の出力結果を記録するよう指示を
出し、また被テストプログラム103の情報を取得する
コマンドを操作手順データファイル108に格納する。
操作手順データファイル402は、商品確認システム4
01で、出力画面を記録する場合の例である。操作記録
部106から指示を受けた出力結果記録部109は、被
テストプログラム103から出力結果を記録し、出力結
果111に格納する。出力結果403は、商品確認シス
テム401での、出力画面を記録した例である。テスト
操作記録終了後、出力結果111を、比較元マスタ11
2にする。
グラム103の出力結果記録の様子を示す。入力装置1
02は、操作記録部106に対して被テストプログラム
103の出力結果を取得するよう指示を出す。指示を受
けた操作記録部106は、出力結果記録部109に被テ
ストプログラム103の出力結果を記録するよう指示を
出し、また被テストプログラム103の情報を取得する
コマンドを操作手順データファイル108に格納する。
操作手順データファイル402は、商品確認システム4
01で、出力画面を記録する場合の例である。操作記録
部106から指示を受けた出力結果記録部109は、被
テストプログラム103から出力結果を記録し、出力結
果111に格納する。出力結果403は、商品確認シス
テム401での、出力画面を記録した例である。テスト
操作記録終了後、出力結果111を、比較元マスタ11
2にする。
【0027】図5は、被テストプログラム103を修正
・変更した(ステップ202)後に、比較除外データを
設定する(ステップ203)様子を示す。商品確認シス
テム501は、ステップ201で操作記録及び被テスト
プログラムの情報を取得したときに実行したものと同一
のもの(修正・変更は加えていない)である。この被テ
ストプログラム103に対して、操作手順データファイ
ル402を操作再生部107で再生する。操作再生部1
07は、操作手順データファイル108に記述されたコ
マンドが入力操作再生の場合、フック部105に入力装
置102が発する情報と同一の情報を発し、被テストプ
ログラム103に、手作業で入力操作した場合と同一の
入力操作を再現させる。また、操作再生部107は、操
作手順データファイル108に記述されたコマンドが被
テストプログラム情報取得コマンドの場合、出力結果記
録部109に被テストプログラムの情報を取得するよう
に指示する。指示を受けた出力結果記録部109は、被
テストプログラム103から被テストプログラムの情報
(画面情報など)を取得し、出力結果111に格納す
る。
・変更した(ステップ202)後に、比較除外データを
設定する(ステップ203)様子を示す。商品確認シス
テム501は、ステップ201で操作記録及び被テスト
プログラムの情報を取得したときに実行したものと同一
のもの(修正・変更は加えていない)である。この被テ
ストプログラム103に対して、操作手順データファイ
ル402を操作再生部107で再生する。操作再生部1
07は、操作手順データファイル108に記述されたコ
マンドが入力操作再生の場合、フック部105に入力装
置102が発する情報と同一の情報を発し、被テストプ
ログラム103に、手作業で入力操作した場合と同一の
入力操作を再現させる。また、操作再生部107は、操
作手順データファイル108に記述されたコマンドが被
テストプログラム情報取得コマンドの場合、出力結果記
録部109に被テストプログラムの情報を取得するよう
に指示する。指示を受けた出力結果記録部109は、被
テストプログラム103から被テストプログラムの情報
(画面情報など)を取得し、出力結果111に格納す
る。
【0028】ここでは、操作再生時の被テストプログラ
ム103は入力操作記録時のものと同一であり、この場
合、再生時に、比較除外設定を行う。比較除外設定部1
14が、取得した出力結果111と比較元マスタ112
とを比較し、比較除外データ113を作成する。商品確
認システム501の場合、入力操作記録時での被テスト
プログラム401の情報である比較マスタ403(図
4)と、今回取得した出力結果502とでは、日付を表
す項目1のラベルが異なっている。そこで、比較除外デ
ータ503に、項目1を登録する。これは、日付という
仕様上の差分であり、被テストプログラム501に不良
が存在することを原因としない。また、ここでの作業は
人手を必要としないため、従来、記録した画面一つ一つ
に対して比較除外データを設定していた手間を省くこと
ができる。
ム103は入力操作記録時のものと同一であり、この場
合、再生時に、比較除外設定を行う。比較除外設定部1
14が、取得した出力結果111と比較元マスタ112
とを比較し、比較除外データ113を作成する。商品確
認システム501の場合、入力操作記録時での被テスト
プログラム401の情報である比較マスタ403(図
4)と、今回取得した出力結果502とでは、日付を表
す項目1のラベルが異なっている。そこで、比較除外デ
ータ503に、項目1を登録する。これは、日付という
仕様上の差分であり、被テストプログラム501に不良
が存在することを原因としない。また、ここでの作業は
人手を必要としないため、従来、記録した画面一つ一つ
に対して比較除外データを設定していた手間を省くこと
ができる。
【0029】図6は、改正後の被テストプログラムに対
して、修正・変更を加えていない部分の動作がそのまま
であることを確認するテスト(ステップ204)の様子
を示す。商品確認システム601は、改正後の被テスト
プログラム103である。操作再生部107は、図5で
説明した動作と同様に、操作手順データファイル108
を読み込み、被テストプログラム103に対して入力操
作を再現し、出力結果記録部109を指示して出力結果
111に情報を格納する。操作再生時の被テストプログ
ラム103が、入力操作記録時のものと異なる場合、こ
の再生時に、被テストアプリケーションの情報を比較す
る。すなわち、出力結果比較部110が、出力結果11
1と比較元マスタ112との差分をとり、比較除外デー
タ113に登録された項目については差分を無視して、
出力装置104に差分結果を出力する。
して、修正・変更を加えていない部分の動作がそのまま
であることを確認するテスト(ステップ204)の様子
を示す。商品確認システム601は、改正後の被テスト
プログラム103である。操作再生部107は、図5で
説明した動作と同様に、操作手順データファイル108
を読み込み、被テストプログラム103に対して入力操
作を再現し、出力結果記録部109を指示して出力結果
111に情報を格納する。操作再生時の被テストプログ
ラム103が、入力操作記録時のものと異なる場合、こ
の再生時に、被テストアプリケーションの情報を比較す
る。すなわち、出力結果比較部110が、出力結果11
1と比較元マスタ112との差分をとり、比較除外デー
タ113に登録された項目については差分を無視して、
出力装置104に差分結果を出力する。
【0030】商品確認システム601の場合、被テスト
プログラムの不良により、出力結果602の項目3の商
品名および項目4の単価が、期待する結果である比較元
マスタ403(図4)での項目3の商品名および項目4
の単価と異なっている。また、日付を示す項目1のラベ
ルも異なっているが、これは比較除外データ503に登
録されているので、出力結果603には出力せず、項目
3の商品名の相違と項目4の単価の相違のみを出力す
る。これにより、テスト担当者は、出力された差分結果
から即座に、被テストプログラムに不良が存在すると判
断することができ、また、ここでの作業も人手を必要と
しないため、テスト作業にかかっていた手間を省略する
ことができる。
プログラムの不良により、出力結果602の項目3の商
品名および項目4の単価が、期待する結果である比較元
マスタ403(図4)での項目3の商品名および項目4
の単価と異なっている。また、日付を示す項目1のラベ
ルも異なっているが、これは比較除外データ503に登
録されているので、出力結果603には出力せず、項目
3の商品名の相違と項目4の単価の相違のみを出力す
る。これにより、テスト担当者は、出力された差分結果
から即座に、被テストプログラムに不良が存在すると判
断することができ、また、ここでの作業も人手を必要と
しないため、テスト作業にかかっていた手間を省略する
ことができる。
【0031】図7は、ある時点における一つ画面に対し
て、比較除外部分を設定すると、複数の時点での画面に
対する比較除外部分を自動で設定する様子を示す。ある
時点の商品確認システム画面701で、商品コードに
「K109」を入力し、検索ボタンを押下すると、被テスト
プログラムである商品確認システムは、次の時点の画面
702で、商品名「日本語109キーボード」および単価
「5,000」を出力する。また、その次の時点の画面70
3で、商品コードに「K106」を入力し、検索ボタンを押
下すると、さらに次の時点の画面704で、商品名「日
本語106キーボード」および単価「3,000」を出力する。
画面701は、被テストプログラム情報データ705と
して記録され、同様に、画面702は出力結果706と
して、画面703は出力結果707として、画面704
は出力結果708として、それぞれ記録される。
て、比較除外部分を設定すると、複数の時点での画面に
対する比較除外部分を自動で設定する様子を示す。ある
時点の商品確認システム画面701で、商品コードに
「K109」を入力し、検索ボタンを押下すると、被テスト
プログラムである商品確認システムは、次の時点の画面
702で、商品名「日本語109キーボード」および単価
「5,000」を出力する。また、その次の時点の画面70
3で、商品コードに「K106」を入力し、検索ボタンを押
下すると、さらに次の時点の画面704で、商品名「日
本語106キーボード」および単価「3,000」を出力する。
画面701は、被テストプログラム情報データ705と
して記録され、同様に、画面702は出力結果706と
して、画面703は出力結果707として、画面704
は出力結果708として、それぞれ記録される。
【0032】ここで画面701の一部分である画像領域
709の範囲を比較除外として設定すると、比較除外設
定部114は、同じ時系列にある同一の部分710、部
分711、および部分712を自動で比較除外データに
設定する。これにより、画面一枚ずつに対して比較除外
領域を設定する手間を必要とせず、一度の設定で複数の
比較除外領域を設定することができる。また、比較除外
の設定の方法は、画像領域だけでなく、文字列や、コン
トロールなども可能である。例えば、出力結果705内
の文字列713、すなわち「19」を比較除外として設
定すると、比較除外設定部114は、自動で、文字列7
14、文字列715、および文字列716を比較除外に
する。さらに、コントロール717を比較除外に設定す
ると、比較除外設定部114は、自動で、同一のコント
ロール718を比較除外に設定する。また、自動で設定
された比較除外部分は、手動で解除することもでき、柔
軟な比較除外の設定を可能とする。
709の範囲を比較除外として設定すると、比較除外設
定部114は、同じ時系列にある同一の部分710、部
分711、および部分712を自動で比較除外データに
設定する。これにより、画面一枚ずつに対して比較除外
領域を設定する手間を必要とせず、一度の設定で複数の
比較除外領域を設定することができる。また、比較除外
の設定の方法は、画像領域だけでなく、文字列や、コン
トロールなども可能である。例えば、出力結果705内
の文字列713、すなわち「19」を比較除外として設
定すると、比較除外設定部114は、自動で、文字列7
14、文字列715、および文字列716を比較除外に
する。さらに、コントロール717を比較除外に設定す
ると、比較除外設定部114は、自動で、同一のコント
ロール718を比較除外に設定する。また、自動で設定
された比較除外部分は、手動で解除することもでき、柔
軟な比較除外の設定を可能とする。
【0033】図8は、改正前の被テストプログラムに対
して、テスト操作を再生し、比較除外データファイルを
作成する処理のフロー図である。これは、図2のステッ
プ203を詳細にしたものである。また、この処理の具
体例が図5である。まず、操作手順データファイルを読
み込み(ステップ801)、比較元マスタを作成したと
きと同一の被テストプログラムに対して操作を再生し、
出力結果を記録する(ステップ802)。その後、比較
元マスタと今回記録した出力結果とを比較する(ステッ
プ803)。同一プログラムに対して、同一の操作を行
ったにもかかわらず差分が存在した場合、この差分を仕
様上の差分として、比較除外データに設定する(ステッ
プ804)。このような差分の例として、日付表示など
がある。
して、テスト操作を再生し、比較除外データファイルを
作成する処理のフロー図である。これは、図2のステッ
プ203を詳細にしたものである。また、この処理の具
体例が図5である。まず、操作手順データファイルを読
み込み(ステップ801)、比較元マスタを作成したと
きと同一の被テストプログラムに対して操作を再生し、
出力結果を記録する(ステップ802)。その後、比較
元マスタと今回記録した出力結果とを比較する(ステッ
プ803)。同一プログラムに対して、同一の操作を行
ったにもかかわらず差分が存在した場合、この差分を仕
様上の差分として、比較除外データに設定する(ステッ
プ804)。このような差分の例として、日付表示など
がある。
【0034】図9は、改正後の被テストプログラムをテ
ストする処理のフロー図である。これは、図2のステッ
プ204を詳細にしたものである。また、この処理の具
体例が図6である。まず、操作手順データファイルを読
み込み(ステップ901)、改正後の被テストプログラ
ムに対して操作を再生し、出力結果を記録する(ステッ
プ902)。その後、比較元マスタと今回記録した出力
結果とを比較する(ステップ903)。改正後のプログ
ラムに対して、同一の操作を行った際に発生した差分
は、プログラムの不良による差分と、仕様上の差分の二
通りがある。ステップ903で得た差分のうち、比較除
外データに含まれない差分をプログラムの不良による差
分として出力結果に出力する(ステップ904)。
ストする処理のフロー図である。これは、図2のステッ
プ204を詳細にしたものである。また、この処理の具
体例が図6である。まず、操作手順データファイルを読
み込み(ステップ901)、改正後の被テストプログラ
ムに対して操作を再生し、出力結果を記録する(ステッ
プ902)。その後、比較元マスタと今回記録した出力
結果とを比較する(ステップ903)。改正後のプログ
ラムに対して、同一の操作を行った際に発生した差分
は、プログラムの不良による差分と、仕様上の差分の二
通りがある。ステップ903で得た差分のうち、比較除
外データに含まれない差分をプログラムの不良による差
分として出力結果に出力する(ステップ904)。
【0035】図10から図12は、ある時点での被テス
トプログラムの出力結果に対して、ユーザが比較除外デ
ータを設定すると、異なる時点の被テストプロプログラ
ムの出力結果に対して、自動で比較除外データを設定す
る例のフロー図である。この具体例が図7である。図1
0は、ユーザが設定する比較除外データが、文字列の場
合の例である。まず、ユーザは、ある時点のウィンドウ
の出力結果に対して、特定の文字列を比較除外として設
定する(ステップ1001)。本システムは、別時刻の
同一ウィンドウの出力結果に対して、ユーザの指定した
文字列を検索する(ステップ1002)。ユーザの指定
した文字列が存在した場合は、その文字列を比較除外デ
ータとして設定する(1003)。
トプログラムの出力結果に対して、ユーザが比較除外デ
ータを設定すると、異なる時点の被テストプロプログラ
ムの出力結果に対して、自動で比較除外データを設定す
る例のフロー図である。この具体例が図7である。図1
0は、ユーザが設定する比較除外データが、文字列の場
合の例である。まず、ユーザは、ある時点のウィンドウ
の出力結果に対して、特定の文字列を比較除外として設
定する(ステップ1001)。本システムは、別時刻の
同一ウィンドウの出力結果に対して、ユーザの指定した
文字列を検索する(ステップ1002)。ユーザの指定
した文字列が存在した場合は、その文字列を比較除外デ
ータとして設定する(1003)。
【0036】図11は、ユーザが設定する比較除外デー
タが、矩形領域の場合の例である。まず、ユーザは、あ
る時点のウィンドウの出力結果に対して、特定の矩形領
域を比較除外として設定する(ステップ1101)。本
システムは、別時刻の同一ウィンドウの出力結果に対し
て、ユーザの指定した矩形領域を比較除外データとして
設定する(ステップ1102)。
タが、矩形領域の場合の例である。まず、ユーザは、あ
る時点のウィンドウの出力結果に対して、特定の矩形領
域を比較除外として設定する(ステップ1101)。本
システムは、別時刻の同一ウィンドウの出力結果に対し
て、ユーザの指定した矩形領域を比較除外データとして
設定する(ステップ1102)。
【0037】図12は、ユーザが設定する比較除外デー
タが、ラベルやテキストボックスなどのコントロールの
場合の例である。まず、ユーザは、ある時点のウィンド
ウの出力結果に対して、特定のコントロールを比較除外
として設定する(ステップ1201)。本システムは、
別時刻の同一ウィンドウの出力結果に対して、ユーザの
指定したコントロールを検索する(ステップ120
2)。ユーザの指定したコントロールが存在した場合
は、そのコントロールを比較除外データとして設定する
(ステップ1203)。
タが、ラベルやテキストボックスなどのコントロールの
場合の例である。まず、ユーザは、ある時点のウィンド
ウの出力結果に対して、特定のコントロールを比較除外
として設定する(ステップ1201)。本システムは、
別時刻の同一ウィンドウの出力結果に対して、ユーザの
指定したコントロールを検索する(ステップ120
2)。ユーザの指定したコントロールが存在した場合
は、そのコントロールを比較除外データとして設定する
(ステップ1203)。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
改正後の被テストプログラムにおける変更を加えていな
い部分がそのまま動作することを確認するテストにおい
て、仕様上の差分を無視して、被テストプログラムの不
良を原因とする差分のみを表示することができる。これ
により、テスト担当者が、差分情報からテストの成功・
失敗の判定をすることが容易になる。さらに、比較対象
外とする箇所の設定を自動で行うことで、手作業を必要
としない、もしくは少しの作業で、多くの比較除外を設
定することができる。よって、設定漏れや設定のために
時間がかかるといった問題を解消することが可能とな
る。
改正後の被テストプログラムにおける変更を加えていな
い部分がそのまま動作することを確認するテストにおい
て、仕様上の差分を無視して、被テストプログラムの不
良を原因とする差分のみを表示することができる。これ
により、テスト担当者が、差分情報からテストの成功・
失敗の判定をすることが容易になる。さらに、比較対象
外とする箇所の設定を自動で行うことで、手作業を必要
としない、もしくは少しの作業で、多くの比較除外を設
定することができる。よって、設定漏れや設定のために
時間がかかるといった問題を解消することが可能とな
る。
【図1】本発明の実施の一形態に係るプログラムテスト
支援装置の概略構成を示すブロック図
支援装置の概略構成を示すブロック図
【図2】実施の形態のシステムの動作を説明するための
フロー図
フロー図
【図3】入力操作記録時の動作の様子を示す図
【図4】被テストプログラムの情報を取得する時の動作
の様子を示す図
の様子を示す図
【図5】比較除外を設定するときの動作の様子を示す図
【図6】改正後の被テストプログラムのテストの様子を
示す図
示す図
【図7】一部の比較除外の設定が複数のデータに対して
自動で設定される様子を示す図
自動で設定される様子を示す図
【図8】改正前の被テストプログラムに対してテスト操
作を再生し比較除外データファイルを作成する処理のフ
ロー図
作を再生し比較除外データファイルを作成する処理のフ
ロー図
【図9】改正後の被テストプログラムをテストする処理
のフロー図
のフロー図
【図10】自動で比較除外データを設定する例のフロー
(その1)図
(その1)図
【図11】自動で比較除外データを設定する例のフロー
(その2)図
(その2)図
【図12】自動で比較除外データを設定する例のフロー
(その3)図
(その3)図
101…プログラムテスト支援装置、106…操作記録
部、107…操作再生部、109…出力結果記録部、1
10…出力結果比較部、114…比較除外設定部。
部、107…操作再生部、109…出力結果記録部、1
10…出力結果比較部、114…比較除外設定部。
フロントページの続き (72)発明者 渡邊 浩樹 神奈川県横浜市中区尾上町6丁目81番地 日立ソフトウエアエンジニアリング株式会 社内 (72)発明者 田中 康一郎 神奈川県横浜市中区尾上町6丁目81番地 日立ソフトウエアエンジニアリング株式会 社内 Fターム(参考) 5B042 HH12 HH26 HH49
Claims (6)
- 【請求項1】被テストプログラムのテストを支援するプ
ログラムテスト支援装置であって、 前記被テストプログラムに対するテスト操作手順を記録
する手段と、 前記テスト操作手順記録の際に、その操作手順に対する
前記被テストプログラムの出力結果を記録する手段と、 前記出力結果を記録したのと同じ被テストプログラムに
対して、前記記録したテスト操作手順を再生し、その出
力結果を記録する手段と、 前記テスト操作手順記録時と前記再生時とで記録した出
力結果の差分を取り、これを比較除外データとして設定
する手段と、 前記被テストプログラムを改正した後、その改正後被テ
ストプログラムに対して、前記テスト操作手順を再生
し、改正後被テストプログラムの出力結果を記録する手
段と、 前記テスト操作記録時の改正前被テストプログラムの出
力結果と、前記改正後被テストプログラムの出力結果と
の差分を取り、前記比較除外データに存在しない差分を
真の差分として出力する手段とを備えたことを特徴とす
るプログラムテスト支援装置。 - 【請求項2】請求項1に記載のプログラムテスト支援装
置において、 ある時点での被テストプログラム出力結果に対して、比
較除外データを設定すると、異なる時点の被テストプロ
グラム出力結果に対して、比較除外データを自動で設定
する手段を、さらに備えたことを特徴とするプログラム
テスト支援装置。 - 【請求項3】被テストプログラムのテストを支援するプ
ログラムテスト支援方法であって、 前記被テストプログラムに対するテスト操作手順を記録
するステップと、 前記テスト操作手順記録の際に、その操作手順に対する
前記被テストプログラムの出力結果を記録するステップ
と、 前記出力結果を記録したのと同じ被テストプログラムに
対して、前記記録したテスト操作手順を再生し、その出
力結果を記録するステップと、 前記テスト操作手順記録時と前記再生時とで記録した出
力結果の差分を取り、これを比較除外データとして設定
するステップと、 前記被テストプログラムを改正した後、その改正後被テ
ストプログラムに対して、前記テスト操作手順を再生
し、改正後被テストプログラムの出力結果を記録するス
テップと、 前記テスト操作記録時の改正前被テストプログラムの出
力結果と、前記改正後被テストプログラムの出力結果と
の差分を取り、前記比較除外データに存在しない差分を
真の差分として出力するステップとを備えたことを特徴
とするプログラムテスト支援方法。 - 【請求項4】請求項3に記載のプログラムテスト支援方
法において、 ある時点での被テストプログラム出力結果に対して、比
較除外データを設定すると、異なる時点の被テストプロ
グラム出力結果に対して、比較除外データを自動で設定
するステップを、さらに備えたことを特徴とするプログ
ラムテスト支援方法。 - 【請求項5】被テストプログラムのテストを支援するプ
ログラムテスト支援方法に係るプログラムを記憶した記
憶媒体であって、 該プログラムは、 前記被テストプログラムに対するテスト操作手順を記録
するステップと、 前記テスト操作手順記録の際に、その操作手順に対する
前記被テストプログラムの出力結果を記録するステップ
と、 前記出力結果を記録したのと同じ被テストプログラムに
対して、前記記録したテスト操作手順を再生し、その出
力結果を記録するステップと、 前記テスト操作手順記録時と前記再生時とで記録した出
力結果の差分を取り、これを比較除外データとして設定
するステップと、 前記被テストプログラムを改正した後、その改正後被テ
ストプログラムに対して、前記テスト操作手順を再生
し、改正後被テストプログラムの出力結果を記録するス
テップと、 前記テスト操作記録時の改正前被テストプログラムの出
力結果と、前記改正後被テストプログラムの出力結果と
の差分を取り、前記比較除外データに存在しない差分を
真の差分として出力するステップとを備えたものである
ことを特徴とする記憶媒体。 - 【請求項6】請求項5に記載のプログラムテスト支援方
法に係るプログラムを記憶した記憶媒体において、 前記プログラムは、ある時点での被テストプログラム出
力結果に対して、比較除外データを設定すると、異なる
時点の被テストプログラム出力結果に対して、比較除外
データを自動で設定するステップを、さらに備えたこと
を特徴とする記憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000097394A JP2001282578A (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | プログラムテスト支援装置、方法、および該方法に係るプログラムを記憶した記憶媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000097394A JP2001282578A (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | プログラムテスト支援装置、方法、および該方法に係るプログラムを記憶した記憶媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001282578A true JP2001282578A (ja) | 2001-10-12 |
Family
ID=18612023
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000097394A Pending JP2001282578A (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | プログラムテスト支援装置、方法、および該方法に係るプログラムを記憶した記憶媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001282578A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2012127729A1 (ja) * | 2011-03-24 | 2012-09-27 | 株式会社日立製作所 | 移行テスト支援システム、移行テスト支援プログラム、移行テスト支援方法 |
JP2012185599A (ja) * | 2011-03-04 | 2012-09-27 | Encourage Technologies Co Ltd | 情報処理システム、プログラム改修装置、プログラム改修方法、及びプログラム |
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-
2000
- 2000-03-31 JP JP2000097394A patent/JP2001282578A/ja active Pending
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