JP2021056545A - 情報処理装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】文書データに付された付箋をユーザーがより容易に識別できるようにする。【解決手段】文書データを表示部に表示する情報処理装置は、文書データに含まれる複数のページを重ねて表示しかつ複数のページの中に付箋オブジェクトが配置されたページが含まれる場合、付箋オブジェクトの一部がページ領域からはみ出して表示されるように描画する描画手段を有する。描画手段は、最前面に表示するページ以外のページに付された付箋オブジェクトを、所定の描画方法と異なる第1の描画方法で描画する。【選択図】図5

Description

本発明は、文書データに含まれるページにオブジェクトを配置する技術に関するものである。
文書編集アプリケーションを用いることによって、文書データを構成する各ページに対して描画オブジェクトを配置できる。描画オブジェクトとは、ビットマップなどの画像データや文字列などのテキストデータ、四角形や線などのグラフィックデータなどのことである。これらの描画オブジェクトの殆どはページ内に収まるように配置されるが、その中でも電子付箋(または付箋)と呼ばれる描画オブジェクトは、描画オブジェクトの一部をページからはみ出した状態で配置できる。その結果、紙の付箋の場合と同様に、電子付箋においても特定のページに目印やメモを添付する事ができる。
特許文献1には、ページからはみ出して配置される電子付箋を開示しており、表示状態のページ以外に配置された電子付箋に対してカーソルを重ねると、対応する電子付箋に記載された文字列を確認できる手法を開示している。また、特許文献2には、電子付箋の表示方法を、電子付箋を登録したときのコンテキスト情報と現時点のコンテキスト情報を比較して、変更する技術が開示されている。
特開2011−43895号公報 特開2010−79534号公報
ところで、電子付箋をページからはみ出して表示する形態においては、複数のページを重ねて表示する場合、それぞれの電子付箋がどのページのものであるかが識別しにくい場合がある。例えば、特許文献1に開示された手法では、カーソルが重ねられている電子付箋以外は、現在表示しているページ以外に配置されているのか否かを確認することが出来ない。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、文書データにおける電子付箋をユーザーがより容易に識別可能とする技術を提供することを目的としている。
上述の問題点を解決するため、本発明に係る情報処理装置は以下の構成を備える。すなわち、文書データを表示部に表示する情報処理装置は、
前記文書データに含まれる複数のページを重ねて表示しかつ該複数のページの中に付箋オブジェクトが配置されたページが含まれる場合、付箋オブジェクトの一部がページ領域からはみ出して表示されるように描画する描画手段を有し、
前記描画手段は、最前面に表示するページ以外のページに付された付箋オブジェクトを、所定の描画方法と異なる第1の描画方法で描画する。
本発明によれば、文書データにおける電子付箋をユーザーがより容易に識別可能とする技術を提供することができる。
第1実施形態に係る文書編集装置のハードウェア構成を示す図である。 第1実施形態に係る文書編集装置のソフトウェア構成を示す図である。 文書データのデータ構造を説明する図である。 注釈オブジェクトのデータ構造を説明する図である。 第1実施形態におけるページプレビュー表示に係る処理のフローチャートである。 ユーザーインターフェースの一例を示す図である。 ページプレビュー表示の一例を示す図である。 第2実施形態におけるページプレビュー表示に係る処理のフローチャートである。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでするものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(第1実施形態)
本発明に係る情報処理装置の第1実施形態として、文書編集装置を例に挙げて以下に説明する。ここでは、文書編集装置の全ての機能をソフトウェアプログラムにより実装し、一般的な情報処理装置(PC)上で当該プログラムを実行することによって実現する形態について説明する。
<装置構成>
図1は、第1実施形態に係る文書編集装置のハードウェア構成を示す図である。特に、図1に示される構成は一般的なPCのハードウェア構成図に相当するものである。
CPU100は、ROM102内のプログラム用ROMに記憶された、或いは外部メモリ109(HD,FDなど)からRAM101にロードされたオペレーティングシステム(OS)やアプリケーション等のプログラムを実行する。後述する各フローチャートの処理はCPU100がプログラムを実行することにより実現される。
RAM101は、CPU100の主メモリ、ワークエリア等として機能する。キーボードコントローラ103は、キーボード/マウス108など、図示しないポインティングデバイスからの入力を制御する。ディスプレイコントローラ104は、表示部であるディスプレイ107の表示を制御する。ディスクコントローラ105は、各種データを記憶する外部メモリ109におけるデータアクセスを制御する。外部メモリ109は、例えば、ハードディスク(HD)やフロッピー(登録商標)ディスク(FD)等である。NC106は、ネットワークに接続され、当該ネットワークに接続された他の機器との通信制御処理を実行する。
図2は、第1実施形態に係る文書編集装置のソフトウェア構成を示す図である。すなわち、PC110にインストールされている文書編集アプリケーション200の機能構成を示している。文書編集アプリケーション200は文書データを読み込み、それを編集するための機能を利用者に提供する。ここでは、文書編集アプリケーション200の全ての機能は、PC110上で実行されるプログラムによって実現されることを想定する。
文書編集アプリケーション200は、グラフィックユーザーインターフェース(GUI)部201、入力制御部202、文書編集部203、保存/更新部204、データ解析部205を有する。
GUI部201は、PC110のディスプレイ107上に表示された画面を介して、キーボード/マウスなどの入力デバイスからの入力を受け付ける。
入力制御部202は、ユーザーのキーボード/マウス108の操作をGUI部201で検知し、検知した操作に応じて文書データの編集、ファイルの保存などを指示する。文書編集部203は、入力制御部202からの編集指示に従い、文書編集アプリケーション200で編集中の文書データに対して各種編集処理を制御する。保存/更新部204は、入力制御部202からの編集指示に従い、文書データの保存・更新を指示する。データ解析部205は、文書編集部203の制御に応じて、文書データを解析して、描画オブジェクトを生成する。以下の説明では、描画オブジェクトの1例として注釈オブジェクト(付箋オブジェクトなど)を用いて説明するがもちろん、原稿オブジェクトなどの他の描画オブジェクトであっても良い。
図6は、ユーザーインターフェースの一例を示す図である。具体的には、文書編集アプリケーションのGUI部201によってディスプレイ107に表示されるメインウィンドウ601の一例を示している。メインウィンドウ601は、メニュー/ツールバー602、ページプレビューペイン603、オブジェクトペイン604を含む。
メニュー/ツールバー602には、文書編集アプリケーション200が有する各種機能を行うためのコントロールが配置されている。例えば、文書データをファイルとして保存するコントロール605、表示するページを前のページにするコントロール607、表示するページを次のページにするコントロール608などが存在する。
ページプレビューペイン603は、文書データの内容が描画される領域であり、図6では、文書データ611の先頭ページが描画された状態を示している。先頭ページ以外のページは、先頭ページから少しずらした状態(例えば、2ページ目のページ612)で表示されている。
ページプレビューペイン603に表示された文書データには、付箋609および付箋610がページからはみ出した状態で表示されている。付箋は、オブジェクトペイン604に含まれる該当の項目を操作することによって任意のページに配置できる。ここでは説明の都合上、注釈オブジェクトのうち、一部領域がページ領域からはみ出した状態で表示される描画オブジェクトを「付箋」と称する。ただし、はみ出さないようにページ領域内部に付与する形態でもよい。
オブジェクトペイン604には、注釈オブジェクトの挿入や編集を行うための各種コントロールが配置されている。例えば各種注釈オブジェクトを挿入するコントロール613や注釈オブジェクトの色や太さなどの属性変更を行うためのコントロール614が存在する。
<データ構造>
図3は、文書データのデータ構造を説明する図である。文書データは紙媒体を模擬した構造を有する。文書データには、文書データ全般に係る属性(文書属性)、および文書編集アプリケーションで定義された各ページのページ属性が定義されている。一つの文書データ300は複数のページを含むことができる。
図3に示す文書データは、ページ毎のデータ(原稿データや注釈データなど)を含む。具体的には、文書データ300には、文書データ全体の属性である文書属性が定義されている(不図示)と共に、3つのページデータ302A,302B,302Cがリンクされている。各ページデータには、ページ属性が定義され、各ページの実体である原稿データと注釈データが含まれている。
図4は、注釈オブジェクトのデータ構造を説明する図である。文書内のページに含まれるそれぞれの注釈オブジェクトに関するデータ(注釈データ)には注釈IDが含まれている。注釈IDを参照することで注釈オブジェクトリストに含まれる注釈オブジェクトの属性情報を特定することができる。
注釈オブジェクトリスト400は1以上の注釈オブジェクト情報410を含むリストである。注釈オブジェクト情報410には、注釈ID401、注釈種類402、座標情報403、作成/更新日時404、ユーザー名405、ページ番号406、注釈固有情報407が含まれる。注釈種類402は、注釈オブジェクトの種類を示し、当該注釈オブジェクトの生成の際にコントロール613により指定されたものである。座標情報403は、注釈オブジェクトの位置を示す情報である。
注釈種類が「長方形」である場合、注釈固有情報407aが参照される。注釈固有情報407aは、例えば、線の種類411、線の色と透明度の情報である線の色412、塗りつぶしの色と透明度の情報である塗りつぶし色413を保持している。
注釈種類が「付箋」(付箋属性)である場合、注釈固有情報407bが参照される。注釈固有情報407bは、例えば、線の種類421、線の色422、テキスト423、フォント424、文字配置425、文字配置領域426、塗りつぶし色427を保持している。テキスト423は、配置される文字列の情報である。フォント情報424は、文字列を描画する際に使用するフォントの情報である。文字配置425は、文字列を付箋の中でどのように配置するかを示す情報である。文字配置領域426は、付箋の全領域のうち文字列を配置可能な領域を示す情報である。
例えば、文字配置情報425には、ページに対して4つの方向(左、右、上、下)の配置が存在する。一つのページに対して異なる方向に付箋が付与されている場合には、文字配置情報425はそれぞれの配置に関する情報を組み合わせた情報(例えば左上)となる。
ここでは、注釈の種類として「長方形」と「付箋」とを区別して記載している。区別する理由としては、注釈の種類が「長方形」である場合のオブジェクトと、「付箋」である場合のオブジェクトとで振る舞いが異なる形態を想定しているからである。ページに「長方形」のオブジェクトを配置する場合、ページからはみ出すようにしてオブジェクトを配置できない。一方、ページに「付箋」のオブジェクトを配置する場合、ページからはみ出すようにオブジェクトを配置できる。「長方形」のオブジェクトについてははみ出した部分が非表示になる形態であってもよく、オブジェクトの種類によってページに配置した際の振る舞いを変えなくても良い。文書編集アプリケーションの種類によって各オブジェクトの振る舞いや区別形態を変えても良い。
<装置の動作>
図5は、第1実施形態におけるページプレビュー表示に係る処理のフローチャートである。ここでは、ページプレビューペイン603で最前面に表示するページを変更した際の表示更新を行うための処理を示している。ただし、文書編集アプリケーション203を起動した際にも実行され得る。
キーボード/マウス108の操作を介してコントロール607やコントロール608が押下されると、GUI部201は、入力制御部202に対して操作に応じた指示を行う。指示を受けた入力制御部202は、操作に応じてページプレビューペイン603に表示する内容を描画する指示を文書編集部203へ行う。指示を受けた文書編集部203は、表示する内容の描画処理を開始することで図5のフローが開始される。
ステップS501では、文書編集部203は、文書データの総ページ数を取得し、Nに代入する。例えば、文書データが全5ページで構成されている場合、Nには5が代入される。ステップS502では、文書編集部203は、ページプレビューペイン603で最前面に表示するページ(以下「表示ページ」と呼ぶ)の番号を取得し、Cに代入する。例えば、ユーザー操作によって、先頭から3番目のページを表示する操作を受け付けた場合、Cには3が代入される。
ステップS503では、文書編集部203は、表示ページの番号に該当するページデータ(ページ302)を取得する。ステップS504では、文書編集部203は、表示ページの原稿データおよび注釈データを参照し、ページ内容の描画を行い、GUI部201を通してページプレビューペイン603に表示する。
ステップS505では、文書編集部203は、表示ページ以外のページ(以下「背面ページ」と呼ぶ)のページ番号iに、表示ページCの次のページであるC+1を代入する。以下のS506〜S517のループ処理は、背面ページを順次描画する処理である。表示ページの次のページから最終ページまで順次描画され、続けて先頭ページから表示ページの前のページまでが描画される。例えば、5ページの文書データにおいて3ページ目が表示ページである場合、背面ページは、4→5→1→2ページの順で配置、描画されることになる。
ステップS506では、文書編集部203は、処理対象の背面ページiと総ページ数Nとを比較し、iがN以下であればステップS509に進み、iがNより大きい場合はステップS507に進む。ステップS507では、文書編集部203は、(i−N)が表示ページ番号Cより小さいか否かを判定し、小さい場合にはステップS508に進み、小さくない場合には本処理フローを終了する。
ステップS508では、文書編集部203は、背面ページとして第(i−N)ページ目のページデータを取得する。ここで第(i−N)ページ目とは、文書データの先頭ページから表示ページの前のページまでの何れかである。ステップS509では、文書編集部203は、背面ページとして第iページ目のページデータを取得する。ここで第iページ目とは、表示ページの次のページから文書データの最終ページまでの何れかである。
ステップS510では、文書編集部203は、S508またはS509で取得した背面ページを表示ページから少しずらした状態で背面に描画する。なお、背面ページの描画方法としては、ずらして描画することは必須ではなく、背面にページが完全に重なるよう描画してもよい。
ステップS511では、文書編集部203は、処理対象の背面ページの注釈データおよび注釈情報リスト400を参照し、処理対象の背面ページに存在する全ての付箋の注釈オブジェクト情報410を取得する。
ステップS512では、文書編集部203は、S511で取得した背面ページに存在する全ての付箋の注釈オブジェクト情報410から未処理の1つの付箋の注釈オブジェクト情報を取得する。
ステップS513では、文書編集部203は、S512で取得した注釈オブジェクト情報の注釈固有情報から塗りつぶし色を取得する。
ステップS514では、文書編集部203は、S513で取得した塗りつぶし色に基づいて、修正後の塗りつぶし色を算出する。例えば、元の色(S513で取得した塗りつぶし色(所定の描画方法))に対して明度を下げた色を修正後の塗りつぶし色として算出する。例えば、塗りつぶし色がRGB(赤、緑、青)カラーモデルの値で示される場合には、HSV(色相、彩度、明度)色空間に変換し、Vの値を一定量下げた値として算出するとよい。なお、ここでは明度を下げる例について説明しているが、色を変化させるものであればよく、好適には、ユーザーにとって元の色より目立たない色であればよい。
ステップS515では、文書編集部203は、S514で算出した塗りつぶし色を用いて、S512で取得した付箋の描画を行う。例えば、ページからはみ出している部分についての描画を行う。
ステップS516では、文書編集部203は、ステップS511で取得した全ての付箋の描画処理が完了したか否かを判定する。完了していればS517に進み、完了していなければS512に戻る。
ステップS517では、文書編集部203は、iをインクリメント(iに対してi+1を代入)し、S506に戻る。
<効果>
上述の処理により、複数のページを重ねて文書データを表示する際、表示ページ以外(つまり背面ページ)の付箋は、表示ページの付箋に比較して明度が落ちた状態で描画されるようになる。
図7は、ページプレビュー表示の一例を示す図である。具体的には、全5ページの文書データに対して、第1ページ目を表示ページとして図5に示すフローを実行した場合のページプレビューを示している。
表示ページであるページ711が付箋712を含めて描画されている。さらに背面ページであるページ713、714、715、716が描画されている。また、ページ714、716に配置されている付箋717、718は明度をさげた状態で描画されている。そのため、ユーザーは、表示ページの付箋712と背面ページの付箋717,718とを容易に区別することができる。
以上説明したとおり第1実施形態によれば、複数のページを重ねて表示する際に、表示ページ以外のページ(背面ページ)の付箋の色を修正する。それにより、複数のページに付された付箋をユーザーがより容易に識別することが可能となる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、付箋の色の他の変更手法について説明する。一般に、GUIにおいてページプレビューを行う場合、ページプレビューの画像の周囲には背景領域が存在する(例えば、ページプレビューペイン603の背景部分)。そのため、付箋の明度を下げた場合に背景領域の色と同化してしまう場合がある。そこで、背景領域の色との同化を防止する描画手法について説明する。
<装置の動作>
図8は、第2実施形態におけるページプレビュー表示に係る処理のフローチャートである。第1実施形態と同様に、ページプレビューペイン603で最前面に表示するページを変更した際の表示更新を行うための処理を示している。なお、第1実施形態(図5)と同一の参照符号が付されているステップは、処理内容も同様である。以下では、図5と異なる処理について説明する。
ステップS801では、文書編集部203は、ページプレビューペイン603の背景色を取得し、S501の処理に進む。そして、S514において、塗りつぶし色を算出した後、S802に進む。
ステップS802では、文書編集部203は、S801で取得した背景色とS514で算出した塗りつぶし色との間の色差が所定値以下であるか否かを判定する。色差の値が小さい場合は、修正後の付箋が背景領域に同化しやすく、ユーザーによる視認性が悪くなる可能性がある。そこで、所定値以下である場合はS803に進み、所定値より大きい場合はS515に進む。すなわち、修正後の付箋が背景と同化してしまうおそれがある場合にS803に進む。
なお、所定値は、文書編集アプリケーション203が固定値として保持するような形態でも良いし、ユーザーインターフェース(不図示)などを介してユーザーが指定できるようにしてもよい。なお、背景領域の色を(R1,G1,B1)、修正後の付箋の色を(R2,G2,B2)とした場合、以下の式により求めることが可能である。
色差=√((R2−R1)+(G2−G1)+(B2−B1)
ただし、2つの色が同化するか否かの判定は、色差による方法に限らず、色が近似しているか否かを判定可能な別の方法を利用してもよい。たとえば、背景領域の色が予め決まっているような場合には、どの色の範囲が同化する色となりうるかを予め保持するようにしてもよい。そして、修正後の付箋の色が予め保持した色の範囲に入っているか否かで判定してもよい。
ステップS803では、文書編集部203は、表示ページ以外(すなわち背面ページ)の付箋の塗りつぶし色に対して透明度を一定割合付与して描画する。すなわち、S515における明度を下げる描画方法(第1の描画方法)とは異なる第2の描画方法で描画を行う。
第2の描画方法としては透明度を付与する方法に限らず別の描画方法をとっても良い。たとえば、対象の付箋に関しては元の塗りつぶし色のままにしてもよい。さらには、塗りつぶし色ではなく、背景領域の色を変更するよう制御してもよい。また、付箋の枠線を描画することにより、背景領域と付箋との識別が容易になるよう構成してもよい。すなわち、S803における具体的な描画処理は、付箋の存在を視認できる任意の方法でよく、特定の描画方法には限定されない。
<効果>
上述の処理により、複数のページを重ねて文書データを表示する際、背面ページの付箋は、表示ページの付箋に比較して明度が落ちた状態で描画されるようになる。また、背面ページの付箋の修正後の色がページプレビューペイン603の背景色と同化することを防止することが出来る。
以上説明したとおり第2実施形態によれば、複数のページを重ねて表示する際に、表示ページ以外のページ(背面ページ)の付箋を第1の描画方法により描画する。また、背景領域の色と同化してしまう場合には、第1の描画方法とは異なる第2の描画方法により描画する。これにより、複数のページに付された付箋をユーザーがより容易に識別することが可能となる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
200 文書編集アプリケーション; 201 GUI部; 202 入力制御部; 203 文書編集部; 204 保存/更新部; 205 データ解析部

Claims (11)

  1. 文書データを表示部に表示する情報処理装置であって、
    前記文書データに含まれる複数のページを重ねて表示しかつ該複数のページの中に付箋オブジェクトが配置されたページが含まれる場合、付箋オブジェクトの一部がページ領域からはみ出して表示されるように描画する描画手段を有し、
    前記描画手段は、最前面に表示するページ以外のページに付された付箋オブジェクトを、所定の描画方法と異なる第1の描画方法で描画する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記文書データは、ページ毎に原稿データ及び注釈データが定義され、
    前記注釈データは、注釈オブジェクトに関する注釈オブジェクト情報を含み、
    前記付箋オブジェクトは、前記注釈オブジェクト情報において付箋属性が付された注釈オブジェクトである
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記付箋属性は、ページ領域からはみ出して配置可能であることを示す属性である
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記所定の描画方法は、前記注釈オブジェクト情報において指定された描画方法である
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1の描画方法は、前記所定の描画方法に比較して明度を下げて描画する描画方法である
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記第1の描画方法により描画した付箋オブジェクトの色と該付箋オブジェクトの周囲に存在する背景領域の色とが近似する色であるか否かを判定する判定手段を更に有し、
    前記描画手段は、前記判定手段により近似する色であると判定された場合、前記所定の描画方法とも前記第1の描画方法とも異なる第2の描画方法で描画する
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記判定手段は、前記第1の描画方法により描画した付箋オブジェクトの色と該付箋オブジェクトの周囲に存在する背景領域の色との色差が所定値以下である場合に、近似する色であると判定する
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記第2の描画方法は、前記所定の描画方法に対して更に透明度を付与して描画する描画方法である
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の情報処理装置。
  9. 前記第2の描画方法は、前記所定の描画方法に対して更に枠線を付与して描画する描画方法である
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の情報処理装置。
  10. 文書データを表示部に表示する情報処理装置の制御方法であって、
    前記文書データに含まれる複数のページを重ねて表示しかつ該複数のページの中に付箋オブジェクトが配置されたページが含まれる場合、付箋オブジェクトの一部がページ領域からはみ出して表示されるように描画する描画工程を含み、
    前記描画工程では、最前面に表示するページ以外のページに付された付箋オブジェクトを、所定の描画方法と異なる第1の描画方法で描画する
    ことを特徴とする制御方法。
  11. 請求項1乃至9の何れか1項に記載の情報処理装置の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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