JP6454204B2 - 連続鋳造用タンディッシュ、及びそのタンディッシュを用いた連続鋳造方法 - Google Patents

連続鋳造用タンディッシュ、及びそのタンディッシュを用いた連続鋳造方法 Download PDF

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Description

本発明は、注入室とストランド室とを仕切る仕切堰に、注入室からストランド室へ溶鋼を流通させる湯道(湯道)が設けられた連続鋳造用のタンディッシュ、及びそのタンディッシュを用いた連続鋳造方法に関する。
従来より、連続鋳造設備では、転炉や二次精錬設備等から出鋼された溶鋼を取鍋によってタンディッシュまで搬送し、搬送された取鍋内の溶鋼をタンディッシュへ注入後、このタンディッシュから鋳型へ溶鋼を供給することで、溶鋼を連続的に鋳造している。
連続鋳造を効率よく操業を行うためには、例えばタンディッシュ内において、注入室からストランド室へ溶鋼をスムーズに流通させることが必要となる。
このようなタンディッシュ内の溶鋼をスムーズに流通させるための手段として、特許文献1、2に開示されているものがある。
特許文献1は、注入室とストランド室とが仕切堰で仕切られ、この注入室とストランド室とを、仕切堰に設けられた湯道(孔)で繋いだタンディッシュが開示されている。
特許文献2は、注入室とストランド室が仕切堰で仕切られ、その仕切堰に設けられた湯道が底部で注入室とストランド室とを繋ぎ、さらに仕切堰に加熱装置を備えているタンディッシュにおいて、仕切堰に設けられた湯道が、ストランド室側に向かって下方を向くことが開示されている。
特開2005−957号公報 特開平5−104212号公報
ところで、操業中のタンディッシュにおいては、ストランド室内の溶鋼の湯面上にスラグなどが、浮上している。ストランド室内で浮上したスラグは、溶鋼の保温、酸化防止の役割を果たしているものの、溶鋼中に巻き込まれた場合、製品の品質を低下させることになる。
さて、鍋を交換する連々鋳においては、成分混じりを少なくするために前チャージの溶鋼をできる限り鋳造してから後チャージの溶鋼を注入している。特に、前チャージと後チャージの成分が異なる(異鋼種連々)場合には、成分混じりを極めて少なくして、クロップ(鋳片同士の接続部分で成分が規定値を満たさず、廃棄せざるを得ない部分)を可能なかぎり少なくするために、前チャージの溶鋼が可能な限り少なくなるまで鋳造してから後チャージの溶鋼を注入している。
例えば、特許文献1、2に開示されているようなタンディシュを用いても、溶鋼が注入口を通過して鋳型に装入されるに従って湯面が降下する際に、湯面上のスラグが、注入室側とストランド室とを貫通する孔内を逆流して、注入室内に浸入してしまう虞がある。このように、逆流したスラグが注入室に残存した状態で、後チャージの溶鋼を注入すると、注入室内でスラグが溶鋼に巻き込まれて微細に分散し、介在物性欠陥となってしまうという虞がある。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、異鋼種連々時に前チャージにおいて、ストランド室内における溶鋼の湯面を降下させる際に、溶鋼の湯面上のスラグが注入室に入って残ることを抑制することができるタンディッシュと、そのタンディッシュを用いた連続鋳造方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明においては以下の技術的手段を講じた。
本発明にかかるタンディッシュは、取鍋からの溶鋼が注入される注入室と、前記溶鋼を鋳型に装入する注入口を有するストランド室と、前記注入室と前記ストランド室とを仕切る仕切堰と、前記仕切堰に設けられた湯道と、を備えたタンディッシュであって、前記湯道は、前記注入室から前記ストランド室へ直線状に貫通し且つ前記注入室からストランド室に向けて下方に移行する第1湯道と、前記注入室からストランド室に向けて上方に移行する第2湯道とを有し、前記第1湯道の出口と繋がる前記ストランド室の底部は、前記第1湯道の出口の下端以下に位置し、且つ、式(1)〜式(11)を満たしている。
0.08≦D1 (円相当径) [m] ・・・(1)
0.08≦D2 (円相当径) [m] ・・・(2)
d1≦0.3 [m] ・・・(3)
d3≦0.3 [m] ・・・(4)
(x1 2+y1 2)0.5≦1 [m] ・・・(5)
(x2 2+(y3-y1)2)0.5≦1 [m] ・・・(6)
y2≦0 y2=d1(1+y1 2/x1 2)0.5-y1 [m] ・・・(7)
y4≧0 y4=y3-y1-d3(1+(y3-y1)2/x2 2)0.5 [m] ・・・(8)
y1/x1≦1 [-] ・・・(9)
(y3-y1)/x2≦1 [-] ・・・(10)
0.03≦w≦0.25 [m] ・・・(11)
D1:第1湯道の円相当径
D2:第2湯道の円相当径
d1:第1湯道の縦径
d3:第2湯道の縦径
x1第1湯道に関して、注入室側の入口とストランド室側の出口との水平投影距離
y1第1湯道の出口の下端と第1湯道の入口の下端との高低差
x2第2湯道に関して、注入室側の入口とストランド室側の出口との水平投影距離
y2第1湯道の出口の上端を起点とした第1湯道の入口の下端までの高低差
y3第1湯道の出口の下端を起点とした第2湯道の出口の下端までの高低差
y4第2湯道の出口の下端を起点とした第2湯道の入口の上端までの高低差
w:第1湯道と第2湯道との内接距離
本発明にかかる連続鋳造方法は、連続鋳造用のタンディッシュを用いて連続鋳造を行うに際し、前記ストランド室側の溶鋼の湯面が前記第2湯道の上端より上方に位置しているときに、前チャージの溶鋼を注入室に注入することを終了し、前記前チャージにおける溶鋼の湯面を、前記第1湯道の傾斜高さy以下に低下させた後、後チャージの溶鋼におけ
る前記注入室への注入を開始する。
本発明によれば、異鋼種連々時に前チャージにおいて、ストランド室内における溶鋼の湯面を降下させる際に、溶鋼の湯面上のスラグが、注入室に入って残ることを抑制することができる。
本発明の連続鋳造用タンディッシュが適用される連続鋳造装置の概念図である。 本発明の連続鋳造用タンディッシュの平面図である。 ストランド室の底部の形状を示す第1図である。 ストランド室の底部の形状を示す第2図である。 本発明のタンディッシュに形成された湯道の形状を示した図である。 仕切堰の湯道を直線状にした場合の状態を示した図である。 仕切堰の湯道を途中で屈曲した場合の状態を示した図である。 本発明の連続鋳造用タンディッシュの第1例を示す側方断面図である。 上からの投影図であって、第1湯道及び第2湯道の長さについて説明する説明図である。 湯面の下降時におけるスラグの流れを説明する第1の説明図である。 湯面の下降時におけるスラグの流れを説明する第2の説明図である。 湯面の下降時におけるスラグの流れを説明する第3の説明図である。 注入室の底部の形状を示す図である。 本発明の連続鋳造用タンディッシュを用いた連続鋳造方法を示した図である。 水モデルのタンディッシュを示す図である。 スラグが残った様子を示す図である。 スラグの残った場合によるクロップ等を示す図である。 湯道よりも上方で後チャージの溶鋼を注入した図である。 前チャージと後チャージとの混合よるクロップ等を示す図である。
以下、図面に示した実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
図1は、連続鋳造を行う連続鋳造装置の全体図である。まず、連続鋳造装置の構造について説明する。連続鋳造装置は、例えば、二次精錬処理後の溶鋼を連続的に鋳造する装置である。
図1に示すように、連続鋳造装置1は、取鍋2内の溶鋼3が注入されるタンディッシュ4と、当該タンディッシュ4内の溶鋼3を鋳込む鋳型5と、鋳型5によって形成された鋳片6を支持するサポートロール7を備えている。
図1,2に示すように、タンディッシュ4は、溶鋼3を鋳型5に装入する注入口10が設けられた底部11と、底部11の周縁から立ち上がる周壁12とを備えている。また、タンディッシュ4は、取鍋2内の溶鋼3を注入する注入室13と、溶鋼3を鋳型5に鋳込むストランド室14とに仕切る仕切堰15を有している。注入室13は、注入口10が設けられていない底部11aと、周壁12と、仕切堰15とで囲まれた部分で構成されている。また、ストランド室14は、注入口10が設けられた底部11bと、周壁12と、仕切堰15とで囲まれた部分で構成されている。図2には、平面視でT字状のタンディッシュ4aと、I型のタンディッシュ4b,4cが示されているが、本発明のタンディッシュ4の平面視の形状は限定されず、図2に示したいずれのタンディッシュ4a、4b、4cでもよいし、その他の形状のタンディッシュであってもよい。また、タンディッシュ4のストランド数についても限定されない。また、連続鋳造装置1で鋳造される鋳片6の形状は、限定されず、スラブ、ブルーム、ビレット等であってもよい。
図3A及び図3Bは、注入室及びストランド室の断面図である。図3Aに示すように、タンディッシュ4の仕切堰15には、注入室13とストランド室14とを連通させる複数の湯道16が形成されている。湯道16は、注入室13からストランド室14に向かうにしたがって徐々に下方に移行する下向きの湯道(第1湯道)16aと、注入室13からストランド室14に向かうにしたがって徐々に上方に移行する上向きの湯道(第2湯道)16bとを有している。第1湯道16aと第2湯道16bとは、後述するように、幅方向に離れている。
ここで、ストランド室14の底部11bであって、第1湯道16aのストランド室側の出口18aと繋がる底部11bを見たとき、当該底部11bの内面は、第1湯道16aの出口18aの下端以下に位置している。言い換えれば、第1湯道16aの出口18aと繋がるストランド室14の底部11bは、第1湯道16aの出口18aの最下端部と同じ高さ、或いは、第1湯道16aの出口18aの最下端部よりも低い位置である。
図3Bに示すように、タンディッシュ4の仕切堰15に第1湯道16aを形成した場合であって、第1湯道16aの出口18aと繋がる底部11bを見たとき、当該底部11bが、第1湯道16aの出口18aの下端よりも上方に位置する場合があるが、本発明のタンディッシュ4では、このような構造のタンディッシュは対象としていない。つまり、ストランド室14の底部11bが第1湯道16aの出口18aの最下端部よりも高いのは対象としていない。
図4は、仕切堰15を幅方向で且つ垂直に断面した場合(図2のA−A断面)の断面図である。図4に示すように、仕切堰15に形成する湯道16の個数(第1湯道16a及び第2湯道16bの個数)は、1個、或いは、複数(例えば、2個、3個)であってもよく個数は限定されない。仕切堰15の幅方向に複数の湯道16を設ける場合は、仕切堰15を正面視した場合に幅方向に並べて配置することが望ましい。また、図4に示すように、断面視の湯道16の形状(第1湯道16a及び第2湯道16bの形状)は、円形であっても、楕円形であっても、四角形であってもよい。
図5A及び図5Bは、仕切堰15を奥行方向で且つ垂直に断面した場合(図2のB−B断面)であって、第1湯道16aの形状を示している。図5Aに示すように、本発明のタンディッシュ4の第1湯道16aは、注入室13からストランド室14へ直線状に貫通する形状であって、図5Bに示すように、途中で屈曲した形状ではない。図5A及び図5Bに示すように、タンディッシュの整備を行う際は、タンディッシュを略90度傾動させた後、第1湯道16aにパイプを挿入して、パイプから酸素等を吹き込むことにより、湯道16に付着した地金等を燃焼熱によって溶融し、地金を除去する。図5Aに示すように、第1湯道16aが直線状である場合には、パイプを問題無く湯道16に挿入することができるが、図5Bに示すように、第1湯道16aが途中で屈曲している場合は、パイプを湯道16の全体に挿入することができない。場合によっては、第1湯道16a及び仕切堰15を溶損させてしまう虞がある。したがって、第1湯道16aは、仕切堰15内を注入室13からストランド室14へ直線的に貫通することが必要である。なお、図5A及び図5Bでは、第1湯道16aについて説明したが、第2湯道16bも第1湯道16aと同様に仕切堰15内を注入室13からストランド室14へ直線的に貫通する必要がある。つまり、本発明のタンディッシュ4においては、湯道16(第1湯道16a及び第2湯道16b)は仕切堰15内を注入室13からストランド室14へ直線的に貫通するものを対象としている。
以下、さらに、タンディッシュの構成について詳しく説明する。
第1湯道16aの内径(円相当径)Dは、式(1)に示すように、0.08m以上である。また、第2湯道16bの内径(円相当径)Dも、式(2)に示すように、0.08m以上である。
0.08≦D1(円相当径) [m] ・・・(1)
0.08≦D2 (円相当径) [m] ・・・(2)
湯道(第1湯道16a及び第2湯道16b)の内径が0.08m未満の場合は、鋳造中に第1湯道16a及び第2湯道16b内に介在物等が詰まってしまい鋳造できなくなる可能性がある。なお、上述したように、第1湯道16a及び第2湯道16bは、楕円形や四角形も含むため、式(1)及び式(2)で示したように湯道16の内径は、円に換算したときの円相当径である。
第1湯道の縦径d1は、式(3)に示すように、0.3m以下である。第2湯道の縦径dも、式(4)に示すように、0.3m以下である。
d1≦0.3 [m] ・・・(3)
d3≦0.3 [m] ・・・(4)
第1湯道の縦径d1及び第2湯道の縦径dが0.3mを超えている場合、取鍋2のノズルの開口時に当該ノズルから落下した砂等の大部分が湯道16(第1湯道16a及び第2湯道16b)を通ってストランド室14に流入し易くなる。取鍋2の開口時における多量の砂がストランド室14に入ってしまうと、介在物性欠陥になり易い。つまり、湯道の縦径d1及び第2湯道の縦径dを0.3m以下にすることによって、ストランド室14ではなく注入室13側で砂を浮上させることができる。なお、第1湯道の縦径d1及び第2湯道の縦径dは、図4に示すように、湯道16を垂直に断面した場合の垂直方向の径である。
さて、図6に示すように、第1湯道16aに関して、注入室13側の端部である入口17aと、ストランド室14側の端部である出口18aとの水平距離(第1湯道の水平方向の長さ)を「x1」、出口18aと入口17aとの高低差(第1湯道の上下方向の高さ)を「y1」としたとき、第1湯道16aの長さである「(x1 2+y1 2)0.5」は、式(5)を満
たしている。
(x1 2+y1 2)0.5≦1 [m] ・・・(5)
第1湯道16aの長さ((x1 2+y1 2)0.5)が、式(5)の上限値を上回る場合、第1湯道16aが長すぎるために、鋳造中等に第1湯道16aが詰まる虞がある。特に、第1湯道の内径(円相当径)Dが小さい場合には、顕著になる。なお、上述した「y1」は、第2湯道16bの上下方向の高さ、即ち、出口18aと入口17bとの高低差も示している。つまり、y1は、第1湯道16aの上下方向の高さだけでなく、第2湯道16bの上下方向の高さも示すパラメータであって、第1湯道16aの上下方向の高さ及び第2湯道16bの上下方向の高さを示している。
また、図6に示すように、第2湯道16bに関して、注入室13側の端部である入口17bと、ストランド室14側の端部である出口18bとの水平距離(第2湯道の水平方向の長さ)を「x、第1湯道16aの出口18aの下端から第2湯道16bの出口18bの下端までの高低差を「y」としたとき、第2湯道16の長さである「(x2 2+(y3-y1)2)0.5)」は、式(6)を満たしている。
(x2 2+(y3-y1)2)0.5≦1 [m] ・・・(6)
第2湯道16bの長さ((x2 2+(y3-y1)2)0.5)が、式(6)の上限値を上回る場合、第2湯道16bが長すぎるために、鋳造中等に第2湯道16bが詰まる虞がある。特に、第2湯道の内径(円相当径)Dが小さい場合には、顕著になる。
なお、図7に示すように、第1湯道の水平方向の長さx1と第2湯道の水平方向の長さx2とが一致する場合、或いは、第1湯道16aと第2湯道16bの水平方向に対する角度が異なることによって、第1湯道の水平方向の長さx1と第2湯道の水平方向の長さx2とが異なる場合がある。
さて、図6に示すように、第1湯道16aの出口18aの上端から第1湯道16aの入口17aの下端までの高低差(第1湯道の上下方向の重なり度合)を「y2」としたとき、式(7)を満たしている。
y2≦0 y2=d1(1+y1 2/x1 2)0.5-y1 [m] ・・・(7)
図8に示すように、湯面を下降させている状況を考える。図8のQ1に示すように、ストランド室14側のスラグは、第2湯道16bに入った後、図8のQ2に示すように、注入室13に入ることになる。このような状況下においては、第2湯道16bを介して注入室13にスラグが入ったとしても、湯面が下降中に、当該スラグが第1湯道16aから抜けることができればよい。
ここで、図8のQ2に示すように、第1湯道の上下方向の重なり度合がプラス(第1湯道16aの出口18aの上端よりも第1湯道16aの入口17aの下端が下方)である場合(y2>0)、湯面が下降中に、ストランド室側の湯面と注入室側の湯面との繋がりが長くなる。そのため、第2湯道16bを介して注入室13に入ったスラグは、ストランド室14から第1湯道16aを介して注入室13へと逆流する別のスラグ等によって、第1湯道16aへの排出が阻害されてしまう。それゆえ、式(7)で表される第1湯道の上下方向の重なり度合がy2≦0(出口18aの上端と入口17aの下端が同じ高さ、或いは、入口17aの下端が出口18aの上端よりも上方)であることが必要である。
また、図6に示すように、第2湯道16bの出口18bの下端から第2湯道16bの入口17bの上端までの高低差(第2湯道の上下方向の重なり度合)を「y」としたとき、式(8)を満たしている。
y4≧0 y4=y3-y1-d3(1+(y3-y1)2/x2 2)0.5 [m] ・・・(8)
図9に示すように、第2湯道の上下方向の重なり度合がマイナス(第2湯道16bの出口18bの下端よりも第2湯道16bの入口17bの上端が上方)である場合(y4<0)、Q10及びQ11に示すように、湯面の下降時において、ストランド室14側の湯面と、注入室13側の湯面とが繋がり易くなる。そのため、第2湯道16bを介してストランド室14から注入室13へ入るスラグ量は、第2湯道16bの水平断面積以上となり、一端、注入室13へ入ったスラグを、第1湯道16aからストランド室13へ戻すことが難しくなる。それゆえ、式(8)に示したように、第2湯道の上下方向の重なり度合がy4≧0(出口18bの下端と入口17bの上端が同じ高さ、或いは、入口17bの上端が出口18bの下端よりも下方)であることが必要である。
つまり、y2≦0,y4≧0である場合、図10に示すように、湯面を降下させる状況下において、図10のQ20に示すように、第2湯道16bから注入室13へ流れるスラグを当該第2湯道16bによって止めることができる。第2湯道16bへ入るスラグ量(水平断面で見た時の量)は、最大でも第2湯道16bの水平断面積である。
そして、図10のQ21に示すように、一旦、第2湯道16bから注入室13にスラグが入ったとしても、図10のQ22に示すように、第1湯路16aから排出することができる。
また、第1湯道16aの傾きを表す「y1/x1」は、式(9)を満たしている。また、第2湯道16bの傾きを表す「(y3-y1)/x2」は、式(10)を示している。
y1/x1≦1 [-] ・・・(9)
(y3-y1)/x2≦1 [-] ・・・(10)
第1湯道16aの傾き(y1/x1)が式(9)の上限値を上回ったり、第2湯道16bの傾き((y3-y1)/x2)が式(10)の上限値を上回った場合、第1湯道16a及び第2湯道16bを構成する仕切堰15の端部P1、P2(図6参照)が鋭利になり過ぎて、鋭利になった部分が欠損する虞がある。式(9)及び式(10)の上限値を、湯道の角度に変換すると、45degである。
図6に示すように、第1湯道16aと第2湯道16bとは幅方向に離れている。注入室13側の第1湯道16aを構成する壁面の端部と、第2湯道16bを構成する壁面の端部の水平距離、即ち、第1湯道と第2湯道との入口の内接距離を「w」としたとき、内接距離wは、式(11)を満たしている。
0.03≦w≦0.25 [m] ・・・(11)
内接距離wが式(11)の下限値を下回る場合、第1湯道16aと第2湯道16bとは近すぎて、第1湯道16aと第2湯道16bとの間の壁面(耐火物)が欠けやすくなる。一方、内接距離wが式(11)の上限値を上回る場合、第1湯道16aと第2湯道16bとは離れすぎているため、第2湯道16bから注入室13へ入ったスラグが第1湯道16aに到達し難くなる。即ち、上述したように、湯面を降下させたときに、第2湯道16bを通ったスラグが第1湯道16aに入ってストランド室14へ抜けにくくなる。
以上、本発明のタンディッシュ4によれば、タンディッシュ4を、式(1)〜式(11)を満たす構造にすれば、例えば、異鋼種連々鋳造の前チャージにおいて、ストランド室14内における溶鋼の湯面を降下させる場合に、溶鋼の湯面上に存在するスラグが、注入室13に残ることを防止することができる。
なお、本発明のタンディッシュにおいては、注入室13の底部11は、どのような形状であってもよい。例えば、図11に示すように、注入室13の底部11が水平方向に平坦な平坦部11aであっても、第1湯道16aから離れるにしたがって徐々に上方に移行する傾斜部11aであってもよい。
さて、上述したタンディッシュ4を異鋼種連々鋳造に用いることによって、前チャージと後チャージの切替時におけるスラグが注入室に残ることを抑制することができるが、より、下記の方法で連続鋳造することによって、よりスラグの残存を防止することができる。
図12を用いて、異鋼種連々鋳造における前チャージと後チャージとの切替について説明する。まず、異鋼種連々鋳造においては、前チャージの溶鋼3と、後チャージの溶鋼3との成分が異なるため、溶鋼3同士が混ざることによる成分変化を防止するため(成分まじりを防止するために、前チャージの溶鋼3を出来る限り少なくしてから後チャージの溶鋼3を注入する。
鋳造をそのまま続ける稀釈鋳造では、前チャージの溶鋼3の注入終了は、図12のS1に示すように、タンディッシュ4内の湯面がストランド室14の第2湯道16bよりも上方で行う。即ち、ストランド室14側の溶鋼の湯面が第2湯道16bの上端より上方に位置しているときに、前チャージの溶鋼を注入室13に注入することを終了する。
図12のS2に示すように、前チャージの溶鋼3の注入終了後も、タンディッシュ4内の溶鋼3は鋳型5に供給するため、湯面は次第に低下し、湯面は第1湯道16よりも低くなる。図12のS1からS2になる過程で、ストランド室14のスラグの一部が第2湯道16bを通過して、注入室13に入ることがかるが、図12のS3に示すように、注入室13のスラグは、第1湯道16aを通過して、ストランド室14へ戻る。そして、前チャージにおける溶鋼の湯面を、第1湯道16aの傾斜高さy以下に低下させる。湯面を湯道16の傾斜高さy以下まで低下させた後は、後チャージの溶鋼を注入室13に注入する。即ち、後チャージの注入を開始する。
なお、鋳造を一端停止する鋳造でも、前チャージの溶鋼3の注入終了は、稀釈鋳造と同じである(図12のS4)。次に、図12のS5に示すように、湯面を湯道16の傾斜高さy以下まで低下させた後は、シーケンスブロックを鋳型に挿入した後(図12のS5)、後チャージの溶鋼を注入室13に注入する(図12のS6)。
以上、連続鋳造方法によれば、ストランド室14側の溶鋼の湯面が第2湯道16bの上端より上方に位置しているときに、前チャージの溶鋼を注入室13に注入することを終了し、前チャージにおける溶鋼の湯面を、第1湯道16aの傾斜高さy以下に低下させた後、後チャージの溶鋼における注入室13への注入を開始している。このようにすることによって、前チャージと後チャージとの切替において、注入室13へスラグが残ることを防止することができる。
表1,2は、本発明の連続鋳造用タンディッシュ、及びそのタンディッシュを用いた連続鋳造方法を用いた実施例と、本発明とは異なるタンディッシュ及び連続鋳造方法を用いた比較例とを示している。なお、実施例及び比較例は、水モデルによる結果を実機に換算したものである。この水モデルの実験は、1/3のスケールで行った。
まず、水モデル実験について説明する。
水モデル実験では、実機を相似的に1/3にした1/3モデルで実験を行った。水モデルのタンディッシュは、図13に示すT型タンディッシュとした。ストランド数は5ストランドとした。また、水モデルのタンディッシュにおいて、仕切堰15に設けた第1湯道16a及び第2湯道16bは、ストランド室14から注入室13へ向けて延びる直線状とし
た。第1湯道16aの出口18aと繋がるストランド室14の底部11aは、湯道16の出口下端以下に位置させた。
図13の1/3モデルのタンディッシュの仕切堰15は、水の流れが分かるように、透明のアクリル樹脂を用いた。水モデルでは、水を溶鋼とし、オイルをスラグとして実験を行った。水及び溶鋼の流体の物性の関係は、表3に示す通りである。また、オイル及びスラグの物性の関係は、表4に示す通りである。
水モデルでは、タンディッシュ内に水を満たし、ストランド室14側の水面には、スラグのモデルであるオイルを成層させた。一定の流量で水をストランド室14のノズルから抜き、その様子をタンディッシュ4の上方に設けたビデオカメラで撮像した。ビデオカメラの撮像では、オイルが第2湯道16bから注入室13へ入る様子、オイルが注入室13に入った後の様子等を中心に撮像した。そして、その後の様子を含めて鋳造を終了するまでオイルの状態を撮像した。注入室へのオイルの残存の有無を確認した。
実機のスループットと水モデルの水流量の換算は、フルード数近似で換算した。フルード数Frは式(a)で表される。
Fr=(U2/Xg)0.5 ・・・(a)
ただし、U:水のTD内平均速度[m/s]、X:代表長さ[m]、g:重力加速度[m/s2]である。ここで流量Q[m3/s]は、Q=UX2で表され、式(a)に代入すると、式(b)となる。
Fr=Q/(X5g)0.5 ・・・(b)
実機スケールの水モデル流量をQk[L/min]として、1/3スケールの水モデル流量をQn[L/min]および代表長さをX/3とし、式(b)によりFr数が等しくなるように換算すると、式(c)となる。
Qn=0.0642Qk ・・・(c)
実機スループットをQs[t/min]として溶鋼の比重を7とすると、Qs=7Qk/1000であるために式(c)は、式(d)のように変形される。
Qs=7Qn/64.2 ・・・(d)
オイルの厚さについては、高橋らによって導出された式(e)を参考にした。式(e)は、油膜の広がりに対する液体の物性値の影響を考慮した油膜の広がり距離Sに関する実験式である。
S=1.19M(1.25+μLU)0.5(t/T)0.7 ・・・(e)
ただし、 M=5d2b/4(2(σLUUL)/ρU(1-ρUL)g)0.5
T=(8.3ρU(1-ρUL)g(d2b)2LμL)0.5/16(σLUUL)2)2/3
g:重力加速度
t:時間
なお、式(e)は、「高橋照男ら:化学工学論文集、第5巻第5号(1979)pp.526-531)」に記載されている。
ここで、実機を下付き[k]とし、水モデルを下付き[n]で表すこととし、物性値を代入すると、M、T、M、Tは、次のようになる。
Mk=551d2bk、Tk=98901(d2bk)4/3
Mn=338d2bn/3、Tn=119057(d2bn/3)4/3
なお、M、T、M、Tを求めるに際して、水モデルは、実機の1/3スケールのため、各パラメータの数値を実機に対して1/3の値を採用した。
そして、3Sn=Skとなるオイル厚さbn、実機のスラグ厚bに関して、式(e)、M、T、M、Tにより式を整理すると、式(f)となる。
3Mn(1.25+μLnUn)0.5(3-0.5t/Tn)0.7=Mk(1.25+μLkUk)0.5(t/Tk)0.7
=「257.7bn(1/Tn)0.7=622.6bk(1/Tk)0.7
=「bnTk 0.7=2.4bkTn 0.7
=bn=2.4bk(Tn/Tk)0.7
=bn=0.73bk ・・・(f)
なお、水モデルの時間tには、1/3スケールのため、3−0.5をかけている。ここで、実機でのスラグ厚は、約15mmであるため、bn=10mmとして、水モデル実験を行った。
実施例及び比較例では、スラグ残存抑制、操業性の2項目について評価を行った。表には評価として、良好「○」、不良「×」を示した。全ての項目について良好である場合は、総合評価の欄に良好を示す「○」を示した。
図14に示すように、前チャージの鋳造終了後、湯面を降下させた場合にストランド室14のスラグが第2湯道16bを通って注入室13に入ってしまう。ここで、第2湯道16bを通って注入室13に入ったスラグが第1湯道16aを通ってストランド室14側へ排出できなかった場合、スラグと後チャージの溶鋼3とが混ざってしまう。即ち、スラグ叩き込みが発生する。スラグ叩き込みが発生した場合、図15に示すように、稀釈連続鋳造であってもシーケンスブロックを挿入する鋳造であっても、前チャージと後チャージとを繋ぐ鋳片では、スラグ系介在物による増加した長いクロップが発生する。
このように、多くのスラグが注入室13で残ってしまった場合、長いクロップが発生するため、スラグ残存抑制の評価は不良「×」となる。一方、スラグが第2湯道16bから注入室13へ入ったものの、第1湯道16aからストランド室14側へ排出できた場合は、図15に示すように、稀釈連続鋳造であってもシーケンスブロックを挿入する鋳造であっても、前チャージと後チャージとを繋ぐ鋳片の一部は、成分規格外れクロップが発生するものの、スラグ系介在物によるクロップよりも長さは非常に短い。この場合は、スラグが残存しないため、スラグ残存抑制の評価は良好「〇」となる。操作性の不良とは、湯道の詰まり等が発生する虞があり、耐火物の耐久性が低下すること、取鍋2の砂がストランド室14へ流出することなどを示している。
なお、図16に示すように、前チャージと後チャージとの切替において、前チャージの湯面を低くせずに、即ち、湯面を第2湯道16bに到達させる前に溶鋼を注入した場合、図17に示すように、稀釈連続鋳造であってもシーケンスブロックを挿入する鋳造であっても、前チャージの溶鋼と後チャージの溶鋼とが大量に混ざり成分が規格から外れる長いクロップが発生する。
実施例では、タンディッシュは、式(1)〜式(11)を全て満たしているため、スラグ残存抑制及び操作性も良好であった。一方、比較例1では、式(7)を満たしておらず、比較例10では、式(8)を満たしていない。また、比較例3及び4では、内接距離wが式(11)の上限値を上回ると共に下限値を下回っている。比較例5では、式(1)を満たしておらず、比較例6では、式(3)及び式(4)を満たしておらず、比較例7では、式(2)を満たしていない。比較例8では、式(5)及び式(6)を満たしておらず、比較例9では、式(10)を満たしておらず、比較例10では、式(9)を満たしていない。したがって、比較例1〜3及び10では、スラグ残存抑制が不良であり、比較例4〜9では、操業性が不良であった。
以上、本発明によれば、タンディッシュの形状や連続鋳造の鋳造方法を適正に設定する
ことにより、操業性を確保しつつ、スラグが注入室に残ることを抑制することができる。
なお、今回開示された実施形態において、明示的に開示されていない事項、例えば、運転条件や操業条件、各種パラメータ、構成物の寸法、重量、体積などは、当業者が通常実施する範囲を逸脱するものではなく、通常の当業者であれば、容易に想定することが可能な事項を採用している。
1 連続鋳造装置
2 取鍋
3 溶鋼
4、4a、4b、4c タンディッシュ
5 鋳型
6 鋳片
7 サポートロール
10 注入口
11 底部
12 周壁
13 注入室
14 ストランド室
15 仕切堰
16 湯道
16a 第1湯道
16b 第2湯道
17a 第1湯道の入口
17b 第2湯道の入口
18a 第1湯道の出口
18b 第2湯道の出口

Claims (2)

  1. 取鍋からの溶鋼が注入される注入室と、前記溶鋼を鋳型に装入する注入口を有するストランド室と、前記注入室と前記ストランド室とを仕切る仕切堰と、前記仕切堰に設けられ且つ前記注入室から前記ストランド室へ直線状に貫通する湯道と、を備えたタンディッシュであって、
    前記湯道は、前記注入室からストランド室に向けて下方に移行する第1湯道と、前記注入室からストランド室に向けて上方に移行する第2湯道とを有し、
    記第1湯道の出口と繋がる前記ストランド室の底部は、前記第1湯道の出口の下端以下に位置し、且つ、式(1)〜式(11)を満たしていることを特徴とする連続鋳造用のタンディッシュ。
    0.08≦D1 (円相当径) [m] ・・・(1)
    0.08≦D2 (円相当径) [m] ・・・(2)
    d1≦0.3 [m] ・・・(3)
    d3≦0.3 [m] ・・・(4)
    (x1 2+y1 2)0.5≦1 [m] ・・・(5)
    (x2 2+(y3-y1)2)0.5≦1 [m] ・・・(6)
    y2≦0 y2=d1(1+y1 2/x1 2)0.5-y1 [m] ・・・(7)
    y4≧0 y4=y3-y1-d3(1+(y3-y1)2/x2 2)0.5 [m] ・・・(8)
    y1/x1≦1 [-] ・・・(9)
    (y3-y1)/x2≦1 [-] ・・・(10)
    0.03≦w≦0.25 [m] ・・・(11)
    D1:第1湯道の円相当径
    D2:第2湯道の円相当径
    d1:第1湯道の縦径
    d3:第2湯道の縦径
    x1第1湯道に関して、注入室側の入口とストランド室側の出口との水平投影距離
    y1第1湯道の出口の下端と第1湯道の入口の下端との高低差
    x2第2湯道に関して、注入室側の入口とストランド室側の出口との水平投影距離
    y2第1湯道の出口の上端を起点とした第1湯道の入口の下端までの高低差
    y3第1湯道の出口の下端を起点とした第2湯道の出口の下端までの高低差
    y4第2湯道の出口の下端を起点とした第2湯道の入口の上端までの高低差
    w:第1湯道と第2湯道との内接距離
  2. 請求項1に記載された連続鋳造用のタンディッシュを用いて連続鋳造を行うに際し、
    前記ストランド室側の溶鋼の湯面が前記第2湯道の上端より上方に位置しているときに、前チャージの溶鋼を注入室に注入することを終了し、前記前チャージにおける溶鋼の湯面を、前記第1湯道の傾斜高さy以下に低下させた後、後チャージの溶鋼における前記注入室への注入を開始することを特徴とする連続鋳造方法。
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