JP6453813B2 - 平面スイッチ - Google Patents

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Description

本発明は平面スイッチに関する。
壁に埋め込まれた状態で取付けて使用するとともに、壁から取外してリモコンとしても使用可能な照明用スイッチが知られている(特許文献1参照)。
特許文献1の照明用スイッチでは、静電容量センサを用いてスイッチを構成しているのでスイッチ部分が平面である。
特開2012−059580号公報
特許文献1のような静電容量センサを用いたスイッチの場合、スイッチ面を平らに構成することが可能である。
このため、例えば、建物の壁に設置する場合、スイッチ面を壁と面一(例えば、スイッチ面と壁面が同一平面状)になるように設置できれば、スイッチ面が突出しないため、部屋等の美観を高めることが可能である。
しかしながら、建物の内壁と外壁との間の距離寸法は建物ごとに様々であるため、スイッチ面が平らであったとしても、スイッチを内壁に取付けたときに、必ずしも、スイッチ面が外壁と面一になるとは言えない。
このように、スイッチ面が外壁から突出しないように設置することは、スイッチ面が平らであったとしても、簡単に行えるものではないという問題がある。
したがって、スイッチの設置自由度が高く、例えば、スイッチ面を開口部とほぼ面一にするといったスイッチの設置状態を簡単に実現できるスイッチの出現が望まれる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、開口部に埋め込まれる平面スイッチであって、簡単に、平面スイッチを開口部に対して適切に配置することができる平面スイッチを提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、以下の構成によって把握される。
(1)本発明の平面スイッチは、前面板に設けられた開口部より奥側に配置される複数の支持部と、前記支持部に支持され、前記開口部に対して位置決め配置されるスイッチ部と、を備え、前記支持部は、前記スイッチ部を受ける支持部本体と、前記支持部本体を前記開口部側に付勢する本体付勢部と、前記本体付勢部の付勢力に抗して前記支持部本体を前記開口部より奥側に位置するように係留する係留部と、前記支持部本体に設けられ、前記支持部本体から前記開口部側に向かって延在する位置決め部と、を備え、前記位置決め部が前記前面板の裏面に当接して、前記支持部本体が前記前面板に対して位置決めされる。
(2)上記(1)の構成において、前記支持部本体には、前記支持部本体が前記係留部に対して回動する範囲に対応したガイド孔が設けられており、前記係留部は、前記ガイド孔を貫通するように配置される棒状本体部と、前記棒状本体部の一端側に設けられ、前記支持部本体が摺動可能に前記ガイド孔に係合するヘッド部と、を備えており、前記支持部本体が、前記係留部に対して回動して前記位置決め部を前記前面板の裏面に当接させることで、前記支持部本体が前記前面板に対して位置決めされる。
(3)上記(2)の構成において、複数の前記支持部が配置され、前記開口部の奥に位置する奥面に固定されるベース部を備え、前記本体付勢部が前記ベース部上に配置されるとともに、前記係留部の前記棒状本体部の他端側が前記ベース部に固定されている。
(4)上記(1)から(3)のいずれか1つの構成において、前記支持部を3個以上備えている。
(5)上記(1)から(4)のいずれか1つの構成において、前記支持部は、前記支持部本体上に設けられ、前記スイッチ部を前記支持部本体から前記開口部側に付勢するスイッチ付勢部と、前記スイッチ付勢部の付勢力に抗して前記支持部本体に対して前記スイッチ部を位置決めするスイッチ位置決め部と、を備え、前記スイッチ部が前記スイッチ付勢部を介して前記支持部本体に受けられている。
(6)上記(5)の構成において、前記スイッチ位置決め部は、ネジと、前記支持部本体に設けられ、前記ネジを螺合させるネジ固定穴と、で構成され、前記スイッチ部が、前記ネジを通すネジ孔を有しており、前記ネジの前記ネジ固定穴に対する螺合量によって、前記スイッチ部の前記支持部本体に対する位置決めが行われる。
(7)上記(5)又は(6)の構成において、前記スイッチ付勢部は圧縮コイルばねであり、前記支持部本体は、前記圧縮コイルばねからなる前記スイッチ付勢部の他端側を収容する第1凹部を有している。
(8)上記(1)から(7)のいずれか1つの構成において、前記本体付勢部は圧縮コイルばねであり、前記支持部本体は、前記圧縮コイルばねからなる前記本体付勢部の一端側を収容する第2凹部を有している。
(9)上記(1)から(8)のいずれか1つの構成において、前記スイッチ部は、前記支持部に支持される制御ユニットと、前記開口部側に配置され、前記制御ユニット上に設けられるセンサユニットと、を備えており、前記センサユニットが静電容量式である。
本発明によれば、開口部に埋め込まれる平面スイッチであって、簡単に、平面スイッチを開口部に対して適切に配置することができる平面スイッチを提供することができる。
本発明に係る実施形態の平面スイッチが部屋等の壁内に埋め込まれて設置されている状態を示す斜視図である。 図1のA方向から見た平面図である。 本発明に係る実施形態の平面スイッチだけを示した図であり、(a)は平面スイッチの斜視図であり、(b)は平面スイッチを横から見た平面図である。 本発明に係る実施形態の平面スイッチを設置する作業を説明する図であり、外壁に開口部を形成するところを説明する斜視図である。 本発明に係る実施形態の平面スイッチを設置する作業を説明する図であり、外壁に開口部を形成したところを示した斜視図である。 本発明に係る実施形態の平面スイッチを設置する作業を説明する図であり、内壁にベース部を取り付けるネジ固定孔を形成するところを説明するための斜視図である。 本発明に係る実施形態のベース部上に複数の支持部を取り付けた支持ユニットを示す平面図である。 本発明に係る実施形態の平面スイッチを設置する作業を説明する図であり、支持ユニットを内壁に固定するところを説明するための斜視図である。 本発明に係る実施形態の支持ユニットを示す斜視図である。 本発明に係る実施形態のスイッチ部を示す斜視図である。 本発明に係る実施形態のセンサユニットの静電容量式のセンサ部分の構成を説明するための断面図であり、(a)はスイッチの操作が行われていない状態を示す図であり、(b)はスイッチの操作が行われている状態を示す図である。 本発明に係る実施形態の平面スイッチを設置する作業を説明する図であり、スイッチ部を支持部に取り付けるところを説明するための斜視図である。 本発明に係る実施形態の支持部を、直接、内壁に取り付けた場合を示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という)を、添付図面に基づいて詳細に説明する。
なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
図1は本発明に係る実施形態の平面スイッチ1が部屋等の壁内に埋め込まれて設置されている状態を示す斜視図であり、図2は図1のA方向から見た平面図である。
図1及び図2では、外壁W1と内壁W2の一部だけを示すようにしており、以降の図でも外壁W1や内壁W2を図示する場合には、一部だけを図示する。
また、以降の図において、内壁W2だけが図示されている場合は、外壁W1が省略されている図である。
なお、図2に示すような平面スイッチ1のユーザがスイッチ操作を行う面に直交する方向を平面スイッチ1の横と呼ぶ場合がある。
また、図3は平面スイッチ1だけを示した図であり、図3(a)は平面スイッチ1の斜視図であり、図3(b)は平面スイッチ1を横から見た平面図である。
なお、図3(b)は図2と反対側になる平面スイッチ1の横側を図示したものになっている。
例えば、平面スイッチ1は、照明装置等の操作を行うためのスイッチであり、図2に示すように、平面スイッチ1は、図示しないスイッチ操作のための各部品や外壁W1に設けられた開口部2(図2では図示せず)が見えないようにするために、開口部2を覆うように設けられるカバー10を備えている。
また、平面スイッチ1は、図2に示すように、外壁W1に設けられた開口部2(図2では図示せず)の奥に位置する奥面を構成する内壁W2に固定されるベース部20と、ベース部20上に配置される複数の支持部30と、支持部30に支持され、開口部2(図2では図示せず)に対して位置決め配置されるスイッチ部40と、を備えており、上述した開口部2(図2では図示せず)を覆うように設けられるカバー10は、後述のように、スイッチ部40に取り付けられるようになっている。
以下、具体的に、平面スイッチ1を設置する作業について説明しながら併せて平面スイッチ1の各部について説明を行う。
図4は、外壁W1に開口部2を形成するところを説明する斜視図である。
なお、図4では、内壁W2の図示を省略している。
図4に示すように、外壁W1の外面3に治具50を配置し、治具50の外周50aに沿って外壁W1を切断することで、図5に示すような矩形状の開口部2を外壁W1に形成する。
そして、治具50の対向する側壁に設けられた一対のつまみ部51を指でつまむようにして治具50を手で持って、図6に示すように、治具50を内壁W2に当接するところまで開口部2から開口部2の奥に挿入し、治具50に設けられているガイド孔52に、図示しないネジ固定孔形成具を挿入し、内壁W2に対してネジ固定孔を形成する。
次に、図7に示すように、ベース部20上に複数の支持部30を取り付けた支持ユニットを作製する。
具体的には、図6に示した治具50を用いて開口部2を形成したのと同様に、板材からベース部20となる開口部2とほぼ同じサイズの板材を切り出す。
そして、その切り出した板材に対して治具50を当てたまま、治具50のガイド孔52にドリルツールを挿入し、板材に内壁W2に形成したネジ固定孔に対応する貫通孔22(図7参照)を形成する。
この貫通孔22は、ベース部20を内壁W2のネジ固定孔にネジ固定するときのネジ22a(図8参照)を通す孔となる。
また、図6に示すように、治具50には、四隅にガイド孔53が設けられており、引き続き、治具50を切り出した板材に当てたまま、ガイド孔53に図示しないネジ固定孔形成具を挿入し、ベース部20となる板材の四隅にネジ固定孔を形成することで、ベース部20が作製される。
この四隅に形成されたネジ固定孔(図示せず)を利用して、後述する4つの支持部30が、図7に示すように、ベース部20上に固定され、支持ユニットが完成する。
なお、図7に示すベース部20上に複数の支持部30を取り付けた支持ユニットは、外壁W1に開口部2を形成する前に作製しておいてもよい。
そして、開口部2からこの支持ユニットを挿入して、図8に示すように、支持ユニットの貫通孔22が、先に形成した内壁W2のネジ固定孔に対して位置が合うように支持ユニットを内壁W2上に配置し、ネジ22aで支持ユニットを内壁W2に固定する。
図9は支持ユニットを示す斜視図であり、主に、図3、図7及び図9を参照しながら、支持部30の構成について説明すると、図9に示すように、支持部30は、スイッチ部40(図3参照)を受ける支持部本体31と、支持部本体31を開口部2側に付勢する本体付勢部32と、本体付勢部32の付勢力に抗して支持部本体31を開口部2より奥側に位置するように係留する係留部33と、支持部本体31に設けられ、支持部本体31から開口部2側に向かって延在する位置決め部34と、を備えている。
また、支持部30は、図3(b)に示すように、支持部本体31の開口部2側の支持部本体31上に設けられ、スイッチ部40を支持部本体31から開口部2側に付勢する圧縮コイルばねからなるスイッチ付勢部39を備えている。
そして、図9に示すように、支持部本体31は、開口部2側に設けられた圧縮コイルばねからなるスイッチ付勢部39の開口部2側と反対側となる他端側を収容する第1凹部39aを有しており、図3(b)を見るとわかるとおり、スイッチ部40はスイッチ付勢部39を介して支持部本体31に受けられている。
さらに、支持部本体31には、図7及び図9に示すように、支持部本体31が係留部33に対して回動する範囲に対応したガイド孔35が設けられている。
このガイド孔35は、ベース部20側よりも開口部2側となるほうが、幅が広く形成されており、図7に示すように、係留部33のヘッド部33bを受けるフランジ35aを有するようになっている。
一方、係留部33は、図9に示すように、支持部本体31のガイド孔35を貫通するように配置される棒状本体部33aと、棒状本体部33aの開口部2側となる一端側に設けられ、支持部本体31のガイド孔35のフランジ35aに受けられるようにして係合するヘッド部33b(図7参照)と、を備えている。
そして、係留部33はフランジ35aにヘッド部33bが接触していることで支持部本体31を本体付勢部32の付勢力に抗してベース部20側に係留しているだけであるため、支持部本体31は係留部33に対して摺動可能である。
このため、上述のように、支持部本体31がガイド孔35の範囲で係留部33に対して回動できるようになっている。
また、この棒状本体部33aのベース部20側となる他端側の先端部は、先ほどベース部20の四隅に形成されたネジ固定孔に螺合するネジ部(図示せず)が形成されている。
このため、この係留部33の他端側の先端部に設けられたネジ部(図示せず)をベース部20の四隅に設けられたネジ固定部(図示せず)に螺合させて固定することで、図9に示すように、圧縮コイルばねからなる本体付勢部32によって支持部本体31が開口部2側(ベース部20から離れる側)に付勢されても、ベース部20から外れることなく、支持部本体31はベース部20に係留される。
また、支持部本体31には、圧縮コイルばねからなる本体付勢部32の開口部2側(ベース部20から遠い側)となる一端側を収容する第2凹部(図示せず)を有しており、本体付勢部32は、一端側が第2凹部に収容されるとともに、他端側がベース部20に当接し、支持部本体31を開口部2側(ベース部20から離れる側)に付勢している。
そして、本体付勢部32は、支持部本体31の第2凹部(図示せず)に一端側が収容されていることで、上述したように、係留部33に対して回動できる支持部本体31を係留部33に対して回動させたときに、支持部本体31とともに回動するようになっている。
一方、図7を見るとわかるように、上述した、支持部本体31から開口部2側に向かって延在する位置決め部34は、係留部33に対して支持部本体31を回動させると、ベース部20の外側に位置するように支持部本体31に一体に形成されている。
そして、ベース部20は、外壁W1の開口部2とほぼ等しい外形を有していることから、係留部33に対して支持部本体31を回動させ、ベース部20の外側に位置決め部34を位置させると、位置決め部34は、外壁W1の外面3の反対側に位置する裏面4(図2参照)に対向する位置に位置することになる。
このため、図8に示したように、ベース部20上に複数の支持部30を取り付けた支持ユニットをネジ22aで内壁W2に固定した後に、矢印で示すように、係留部33(図7参照)を基準として、支持部本体31を約90度回転させて、位置決め部34をベース部20の外側(開口部2の外側)の位置に位置させるようにすると、図2に示すように、位置決め部34が外壁W1の裏面4に対向する位置に位置し、本体付勢部32の付勢力によって、位置決め部34の先端が外壁W1の裏面4に当接した状態となる。
したがって、この位置決め部34によって、支持部本体31が外壁W1に対して位置決めされるようになっている。
つまり、本実施形態の支持部30は、支持部本体31が、係留部33に対して回動して位置決め部34を外壁W1の裏面4に当接させることで、支持部本体31が外壁W1に対して一定の距離の位置に位置するように位置決めされる構成になっている。
このようにして、支持部本体31が外壁W1に対して一定の距離の位置に位置するようにしたら、次に、スイッチ部40を開口部2に対して位置決めするように支持部30に支持させる。
具体的に、支持部30にスイッチ部40を支持させる作業を説明する前に、スイッチ部40の構成について簡単に説明しておく。
図10はスイッチ部40を示す斜視図である。
図3(b)及び図10に示すように、スイッチ部40は、支持部30(図3(b)参照)に支持される制御ユニット41と、開口部2側に配置され、制御ユニット41上に設けられるセンサユニット42と、を備えている。
制御ユニット41は、ケース41aと、ケース41a用の蓋41bと、ケース41a内に収容される、図示しない電源部や制御回路(回路基板)を有しており、蓋41bには、センサユニット42と制御回路(回路基板)とを接続する図示しないコネクタ部が設けられる開口41baが形成されている。
また、図2に示すように、ケース41aの側壁の一部には、開口41aaが設けられており、ケース41a内に収容される電源部等からのコードが外部に引き出せるようになっている。
一方、センサユニット42は、ユーザがスイッチ操作を行うときに操作部となる部分であり、本実施形態では、静電容量式のセンサで構成されている。
図11を参照して簡単にセンサユニット42のセンサの構成を説明すると、スイッチ操作のためにユーザが指Fを近付けるセンサ基板43の部分には、図11(a)に示すように、操作側となる前面43a側にドライブライン61及びセンターライン62が設けられ、センサ基板43の後面43e側にグランド63が設けられている。
そして、図11(a)では、電界の様子を電気力線として矢印で示しているが、ドライブライン61とセンターライン62及びグランド63との間には電界が生じるようになっている。
この状態のところに、図11(b)に示すように、ユーザの指Fが近づくと電気力線が指F側に引っ張られ、センターライン62への電気力線の本数が減少する。
この電気力線の減少、つまり、静電容量の変化を検知することで、スイッチの操作が行われたか否かを検出するようになっている。
なお、センサユニット42を、その他一般的な他の構成からなる静電容量式のセンサで構成するようにしてもよいが、本実施形態のように、電気力線の変化を検知する構成の場合、センサの表面から指Fが離れていても、指Fが近づくだけで検知することが可能であるため、例えば、図1に示したカバー10等を設けたりしても良好なスイッチ操作の検知が可能である。
このため、センサユニット42は、電気力線の変化を検知するタイプの静電容量式のセンサで構成されることが好ましい。
そして、図10に示すように、制御ユニット41及びセンサユニット42には、四隅にネジを通すネジ孔45が形成されている。
一方、図7及び図9に示すように、支持部30の支持部本体31のスイッチ部40側には、ネジを固定するネジ固定穴38が設けられている。
したがって、図3(b)に示すように、制御ユニット41が圧縮コイルばねからなるスイッチ付勢部39を介して支持部本体31に受けられた状態となるように、支持部30上にスイッチ部40を配置した後、図12に示すように、ネジ孔45にネジ38aを通して支持部本体31のネジ固定穴38(図7及び図9参照)にネジ38aを螺合させることで、支持部30に支持された状態にスイッチ部40を支持部30に取り付けることができる。
ここで、スイッチ部40は、図3(b)に示すように、圧縮コイルばねからなるスイッチ付勢部39を介して支持部本体31に受けられているため、図12に示したネジ38aのネジ固定穴38(図7及び図9参照)に対する螺合量を調節することで、スイッチ部40を支持部本体31に近い位置に位置させたり、遠い位置に位置させるように、支持部本体31に対してスイッチ部40の位置を調節できるようになっている。
つまり、本実施形態は、スイッチ付勢部39の付勢力に抗して支持部本体31に対してスイッチ部40を位置決めする、ネジ38aとネジ38aを螺合させる支持部本体31に設けられたネジ固定穴38とで構成されるスイッチ位置決め部を備えたものになっている。
このため、支持部本体31に対するスイッチ部40の位置を調整することで、スイッチ部40の外側となる表面が外壁W1の外面3とほぼ面一に位置するように、スイッチ部40を開口部2に対して位置決め配置することができるようになっている。
そして、図10に示すように、スイッチ部40のセンサユニット42の外周部には、カバー10を係合させるほぼL字状の係合溝46が設けられており、一方、図3(b)に示すように、カバー10には、その係合溝46に係合するほぼL字状の係合部11が設けられている。
したがって、スイッチ部40を開口部2に対して位置決めした後、カバー10の係合部11を、スイッチ部40のセンサユニット42の係合溝46に係合させるようにしてカバー10の取り付けを行い、図1に示すように、開口部2(図示せず)を覆うようにカバー10を配置させることができるようになっている。
以上のような構成からなる平面スイッチ1は、まず、外壁W1と内壁W2の間の距離が変わったとしても、スイッチ部40を支持する支持部30の支持部本体31が外壁W1に対して一定の距離に保たれるようになっている。
一般に、外壁W1に使用される板材には、厚みに関する規格があることから、支持部本体31が外壁W1に対して一定の距離に保たれるようにしている位置決め部34(図2参照)の長さを、この外壁W1の厚みを見込んでスイッチ部40を支持部30に支持させたときに、スイッチ部40が外壁W1の外面3とほぼ面一になるようにすることができる。
このため、スイッチ部40が外壁W1の外面3とほぼ面一になるように、簡単に、スイッチ部40を外壁W1の開口部2に対して適切な位置に配置することができる。
一方、外壁W1に使用される板材の厚みに関する規格は、流通する建材としての規格であり、法律上の規定ではない。
このため、異なる厚みの外壁W1も存在するが、本実施形態では、ネジ38aとネジ38aを螺合させる支持部本体31に設けられたネジ固定穴38とで構成されるスイッチ位置決め部でスイッチ部40の位置を微調整することができるため、外壁W1の厚みに違いがあったとしても、簡単に、スイッチ部40を外壁W1の開口部2に対して適切な位置に配置することができる。
以上、本発明を実施形態に基づき説明したが、本発明は実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、ベース部20上に支持部30を取り付けて支持ユニットとして内壁W2に取り付ける場合について示したが、図6を参照して説明した内壁W2にベース部20をネジ22a(図8参照)で固定するネジ固定穴を形成する作業を支持部30の係留部33を固定するためのネジ固定穴を形成する作業として、図13に示すように、直接、内壁W2に支持部30を取り付けるようにしてもよい。
したがって、平面スイッチ1において、ベース部20は必須の構成要件ではない。
しかしながら、ベース部20上に支持部30を取り付けて支持ユニットとするほうが平面スイッチ1を設置するときの作業性がよくなるため、ベース部20を用いるようにするほうが好ましい。
また、本実施形態では、支持部30を4個用いた平面スイッチ1を示したが、支持部30の個数は、平面スイッチ1を安定して支持できる個数であればよい。
例えば、部材の面を規定するためには、3点以上で部材を支持すると安定して面出しができることを考えれば、支持部30を3個以上用いることで、安定してスイッチ部40の外側となる面を開口部2に対して平行にすることができるといえ、このことから支持部30の個数は3個以上であることが好ましい。
一方、支持部30の数が多いとコストも上昇することから、支持部30は6個以下が好ましく、5個以下がより好ましく、3個又は4個とするのが最も好ましい。
さらに、本実施形態では、平面スイッチ1が、ネジ38aとネジ38aを螺合させる支持部本体31に設けられたネジ固定穴38とで構成されるスイッチ位置決め部を備える場合について示したが、上記でも少し触れたとおり、外壁W1が規格に沿った厚みを有する場合には、必ずしも、スイッチ位置決め部を有している必要はなく、スイッチ位置決め部は、必須の構成要件ではない。
しかしながら、規格に沿って製造されていたとしても、厚みにばらつきがある場合も考えられるため、スイッチ位置決め部を備えていることが好ましい。
加えて、本実施形態では、位置決め部34が支持部本体31に一体に形成されている場合について示したが、位置決め部34を支持部本体31と別に形成しておいて、支持部本体31に位置決め部34を取り付けるようにしてもよい。
また、カバー10で開口部2を覆う代わりに壁紙で開口部2を覆うようにしてもよく、したがって、カバー10も必須の構成要件ではない。
このように開口部2を壁紙で覆う場合には、平面スイッチ1の部分だけ透明にした壁紙を張るようにして、センサユニット42に光源を設け、このセンサユニット42の表面上にスイッチを示す図や記号等を印刷したハーフミラーのシートやプレートを設けるようにする。
そうすると、夜間等の平面スイッチ1の周囲が暗いときにセンサユニット42に設けた光源を点灯させることで、その図や記号等が浮かび上がるような演出ができ、極めて斬新なスイッチを構成することができる。
さらに、上記では、平面スイッチ1が部屋等の壁内に埋め込まれて設置される場合について説明したが、平面スイッチ1は机等に設置されてもよい。
したがって、上記では外壁W1に開口部2が設けられ、その開口部2の奥にある内壁W2に平面スイッチ1を設置するものとして説明しているが、平面スイッチ1が配置される開口部2は、外壁W1に設けられたものに限定されず、その開口部2が設けられている場所は、外壁W1と同様に前面側に位置する前面板であればよい。
また、その場合、平面スイッチ1が取り付けられる場所も内壁W2ではなく、その前面板に設けられている開口部2よりも奥にある取り付け可能な面(奥面)であればよい。
加えて、平面スイッチ1によって操作される対象となる機器類も特に限定される必要はなく、平面スイッチ1によって操作される機器類は、照明、空調設備、家電製品、シャッターやカーテン等といったスイッチ操作を伴うようなものであればよい。
このように、本発明は、具体的な実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲での種々の変更を行ったものも本発明の技術的範囲に含まれるものであることは、当業者にとって特許請求の範囲の記載から明らかである。
1…平面スイッチ、2…開口部、10…カバー、20…ベース部、30…支持部、31…支持部本体、32…本体付勢部、33…係留部、33a…棒状本体部、33b…ヘッド部、34…位置決め部、35…ガイド孔、38…ネジ固定穴、38a…ネジ、39…スイッチ付勢部、40…スイッチ部、41…制御ユニット、42…センサユニット、W1…外壁(前面板)、W2…内壁

Claims (8)

  1. 前面板に設けられた開口部より奥側に配置される3個以上の支持部と、
    前記支持部に支持され、前記開口部に対して位置決め配置されるスイッチ部と、を備え、
    前記支持部は、
    前記スイッチ部を受ける支持部本体と、
    前記支持部本体を前記開口部側に付勢する本体付勢部と、
    前記本体付勢部の付勢力に抗して前記支持部本体を前記開口部より奥側に位置するように係留する係留部と、
    前記支持部本体に設けられ、前記支持部本体から前記開口部側に向かって延在する位置決め部と、を備え、
    前記位置決め部が前記前面板の裏面に当接して、前記支持部本体が前記前面板に対して位置決めされることを特徴とする平面スイッチ。
  2. 前記支持部本体には、前記支持部本体が前記係留部に対して回動する範囲に対応したガイド孔が設けられており、
    前記係留部は、
    前記ガイド孔を貫通するように配置される棒状本体部と、
    前記棒状本体部の一端側に設けられ、前記支持部本体が摺動可能に前記ガイド孔に係合するヘッド部と、を備えており、
    前記支持部本体が、前記係留部に対して回動して前記位置決め部を前記前面板の裏面に当接させることで、前記支持部本体が前記前面板に対して位置決めされることを特徴とする請求項1に記載の平面スイッチ。
  3. 複数の前記支持部が配置され、前記開口部の奥に位置する奥面に固定されるベース部を備え、
    前記本体付勢部が前記ベース部上に配置されるとともに、前記係留部の前記棒状本体部の他端側が前記ベース部に固定されていることを特徴とする請求項2に記載の平面スイッチ。
  4. 前記支持部は、
    前記支持部本体上に設けられ、前記スイッチ部を前記支持部本体から前記開口部側に付勢するスイッチ付勢部と、
    前記スイッチ付勢部の付勢力に抗して前記支持部本体に対して前記スイッチ部を位置決めするスイッチ位置決め部と、を備え、
    前記スイッチ部が前記スイッチ付勢部を介して前記支持部本体に受けられていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の平面スイッチ。
  5. 前記スイッチ位置決め部は、
    ネジと、
    前記支持部本体に設けられ、前記ネジを螺合させるネジ固定穴と、で構成され、
    前記スイッチ部が、前記ネジを通すネジ孔を有しており、
    前記ネジの前記ネジ固定穴に対する螺合量によって、前記スイッチ部の前記支持部本体に対する位置決めが行われることを特徴とする請求項に記載の平面スイッチ。
  6. 前記スイッチ付勢部は圧縮コイルばねであり、
    前記支持部本体は、前記圧縮コイルばねからなる前記スイッチ付勢部の他端側を収容する第1凹部を有していることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の平面スイッチ。
  7. 前記本体付勢部は圧縮コイルばねであり、
    前記支持部本体は、前記圧縮コイルばねからなる前記本体付勢部の一端側を収容する第2凹部を有していることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の平面スイッチ。
  8. 前記スイッチ部は、
    前記支持部に支持される制御ユニットと、
    前記開口部側に配置され、前記制御ユニット上に設けられるセンサユニットと、を備えており、
    前記センサユニットが静電容量式であることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の平面スイッチ。
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