JP6453034B2 - 連動ブレーキシステムの制御方法、及び、連動ブレーキシステム - Google Patents
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る第1の液圧回路と、第2の車輪を制動させる第2の制動部に供給するブレーキ液の液圧を制御する第2の液圧回路と、前記ブレーキ液を加圧するポンプと、前記第1の液圧回路に設けられたマスターシリンダにより加圧されたブレーキ液の液圧と前記第2の車輪のスリップとの理想的な対応関係に基づくデータを記憶する記憶部と、前記第2の車輪のスリップを検出するスリップ検出部と、前記マスターシリンダにより加圧されたブレーキ液の液圧を検出するブレーキ入力検出部とを備え、前記第1の制動部を制動させるときに、前記第2の液圧回路の前記ブレーキ液を前記ポンプで加圧させて前記第2の制動部を連動して制動させる連動ブレーキ制御が可能な連動ブレーキシステムの制御方法において、前記スリップ検出部が検出したスリップ、及び前記ブレーキ入力検出部が検出した液圧を前記データと照らし合わせ、前記検出したスリップが前記理想的な対応関係よりも小さいときは、前記第2の車輪の制動力を大きくし、前記検出したスリップが前記理想的な対応関係よりも大きいときは、前記第2の車輪の制動力を小さくして前記理想的な対応関係に近づくように補正することを特徴とする。
も1つに基づいてスリップを検出してもよい。前記補正部は、前記理想的な対応関係に基づく情報や検出したスリップに基づく情報の少なくとも1つの情報が信頼性を失った場合には、前記補正を停止してもよい。
図1は、本実施形態に係る連動ブレーキシステムの液圧回路を示す回路図である。
連動ブレーキシステム100は、自動二輪車に搭載されており、液圧ユニット10、前輪側マスターシリンダ3f、後輪側マスターシリンダ3r、前輪側キャリパ(制動部)15f、及び後輪側キャリパ(制動部)15rを備えている。
fと前輪側切替弁7f及び前輪側吸入弁9fとの間の圧力を検知して、電子制御ユニットであるECU(図2参照)40に検知結果に基づく信号を送信するように設けられている。
後輪液圧回路10rは、管路4rを介して後輪側マスターシリンダ3rに接続された後輪側切替弁7rと、管路4rを介して後輪側マスターシリンダ3rに接続された後輪側吸入弁9rとを備えている。なお、管路4rと後輪側切替弁7rとの接続部、及び管路4rと後輪側吸入弁9rとの接続部には、それぞれフィルタが設けられている。さらに、管路4rには圧力センサ11rが設けられ、圧力センサ11rは、後輪側マスターシリンダ3rと後輪側切替弁7r及び後輪側吸入弁9rとの間の圧力を検知して、電子制御ユニットであるECU40に検知結果に基づく信号を送信するように設けられている。
路22rは、後輪側逆止弁21rと後輪側弛め弁23rとの間で分岐して、後輪側アキュムレータ25rが接続されている。
ECU40は、圧力信号、速度信号に基づき、所定の条件に従って、DCモータ30、前輪側切替弁7f、前輪側吸入弁9f、前輪側込め弁13f、前輪側弛め弁23f、後輪側切替弁7r、後輪側吸入弁9r、後輪側込め弁13r、及び後輪側弛め弁23rの作動を制御する。なお、各弁はソレノイドを備えた電磁弁であり、ECU40によって通電されて開閉状態が切り換えられる。
この図において、線Lよりもスリップ率の小さな領域Aは、後輪の制動力が理想的な大きさよりも小さい領域、すなわち制動力の大きさが不十分で十分な減速度が得られておらず、本来発揮し得る制動力を出し切っていない状態に対応する領域を示している。
誤差範囲を示している。本実施形態では、領域Cを設けることにより、スリップを検出した際のノイズや微小な振動等を拾ったりしても無視することができるようになっている。
補正部44は、連動ブレーキ時の前輪及び後輪に与える制動力の割合を算出する際に、ギヤ、クラッチ、エンジントルク、エンジン回転数、ABSの介入、路面情報、車輪加加速度、車輪加速度、車輪速度、車体加速度、車体速度、及び車体加加速度等の少なくとも1つに基づく車体情報に応じて異なる比率になるように、連動の比率を補正してもよい。このとき、理想的な対応関係は、これらの車体情報の少なくとも1つを用いて補正されるようになっている。本実施形態では、ABSの介入に基づく車体情報を考慮して連動の比率の補正値を算出している。
1r ブレーキペダル
3f 前輪側マスターシリンダ
3r 後輪側マスターシリンダ
4f 管路
4r 管路
5f 前輪側マスターシリンダ用リザーバ
5r 後輪側マスターシリンダ用リザーバ
6f 管路
7f 前輪側切替弁
7r 後輪側切替弁
9f 前輪側吸入弁
9r 後輪側吸入弁
10f 前輪液圧回路
10r 後輪液圧回路
11f 圧力センサ
11r 圧力センサ
13f 前輪側込め弁
13r 後輪側込め弁
14f 管路
14r 管路
15f 前輪側キャリパ(制動部)
15r 後輪側キャリパ(制動部)
19f 前輪側液圧ポンプ
19r 後輪側液圧ポンプ
20f 管路
20r 管路
21f 前輪側逆止弁
21r 後輪側逆止弁
22f 管路
22r 管路
23f 前輪側弛め弁
23r 後輪側弛め弁
25f 前輪側アキュムレータ
25r 後輪側アキュムレータ
27f 圧力センサ
27r 圧力センサ
29f 前輪速度センサ
29r 後輪速度センサ
30 DCモータ
40 ECU
41 ブレーキ入力検出部
42 目標液圧算出部
43 スリップ検出部
44 補正部
45 記憶部
100 連動ブレーキシステム
Claims (14)
- 第1の車輪を制動させる第1の制動部に供給するブレーキ液の液圧を制御する第1の液圧回路と、
第2の車輪を制動させる第2の制動部に供給するブレーキ液の液圧を制御する第2の液圧回路と、
前記ブレーキ液を加圧するポンプと、
前記第1の液圧回路に設けられたマスターシリンダにより加圧されたブレーキ液の液圧と前記第2の車輪のスリップとの対応関係に基づくデータを記憶する記憶部と、
前記第2の車輪のスリップを検出するスリップ検出部と、
前記マスターシリンダにより加圧されたブレーキ液の液圧を検出するブレーキ入力検出部とを備え、
前記第1の制動部を制動させるときに、前記第2の液圧回路の前記ブレーキ液を前記ポンプで加圧させて前記第2の制動部を連動して制動させる連動ブレーキ制御が可能な連動ブレーキシステムの制御方法において、
前記連動ブレーキシステムの補正部が、
前記スリップ検出部が検出したスリップ、及び前記ブレーキ入力検出部が検出した液圧を前記データと照らし合わせ、
前記検出したスリップが前記対応関係よりも小さいときは、前記第2の車輪の制動力を大きくし、前記検出したスリップが前記対応関係よりも大きいときは、前記第2の車輪の制動力を小さくして、前記対応関係に近づくように、前記連動ブレーキ制御において前記第1の車輪及び前記第2の車輪に与える制動力割合を補正し、
前記補正部は、前記対応関係を、ギヤ、クラッチ、エンジントルク、エンジン回転数、路面情報、車輪加加速度、車輪加速度、車輪速度、車体加速度、車体速度、及び車体加加速度の少なくとも1つに基づく車体情報を用いて補正する
ことを特徴とする連動ブレーキシステムの制御方法。 - 請求項1に記載の連動ブレーキシステムの制御方法において、
前記補正部は、前記検出したスリップが前記対応関係の誤差範囲内にあるときは、前記第2の車輪の制動力の大きさを補正しない
ことを特徴とする連動ブレーキシステムの制御方法。 - 請求項1または2に記載の連動ブレーキシステムの制御方法において、
前記補正部は、アンチロックブレーキ制御が実行されたときに、前記補正を停止する
ことを特徴とする連動ブレーキシステムの制御方法。 - 請求項3に記載の連動ブレーキシステムの制御方法において、
前記補正部は、前記アンチロックブレーキ制御の実行が終了した後に、前記補正を再開する
ことを特徴とする連動ブレーキシステムの制御方法。 - 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の連動ブレーキシステムの制御方法において、
前記記憶部は、前記車体情報に応じた複数の前記データを記憶している
ことを特徴とする連動ブレーキシステムの制御方法。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の連動ブレーキシステムの制御方法において、
前記スリップ検出部は、車輪速度センサから取得した信号、加速度センサによる進行方向の加速度、及びGPS情報の少なくとも1つに基づいてスリップを検出する
ことを特徴とする連動ブレーキシステムの制御方法。 - 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の連動ブレーキシステムの制御方法において、
前記補正部は、前記対応関係に基づく情報や検出したスリップに基づく情報の少なくとも1つの情報が信頼性を失った場合には、前記補正を停止する
ことを特徴とする連動ブレーキシステムの制御方法。 - 第1の車輪を制動させる第1の制動部に供給するブレーキ液の液圧を制御する第1の液圧回路と、
第2の車輪を制動させる第2の制動部に供給するブレーキ液の液圧を制御する第2の液圧回路と、
前記ブレーキ液を加圧するポンプとを備え、
前記第1の制動部を制動させるときに、前記第2の液圧回路の前記ブレーキ液を前記ポンプで加圧させて前記第2の制動部を連動して制動させる連動ブレーキ制御が可能な連動ブレーキシステムにおいて、
前記第1の液圧回路に設けられたマスターシリンダにより加圧されたブレーキ液の液圧と前記第2の車輪のスリップとの対応関係に基づくデータを記憶する記憶部と、
前記第2の車輪のスリップを検出するスリップ検出部と、
前記マスターシリンダにより加圧されたブレーキ液の液圧を検出するブレーキ入力検出部と、
前記スリップ検出部が検出したスリップ、及び前記ブレーキ入力検出部が検出した液圧を前記データと照らし合わせ、前記検出したスリップが前記対応関係よりも小さいときは、前記第2の車輪の制動力を大きくし、前記検出したスリップが前記対応関係よりも大きいときは、前記第2の車輪の制動力を小さくして、前記対応関係に近づくように、前記連動ブレーキ制御において前記第1の車輪及び前記第2の車輪に与える制動力割合を補正し、更に、前記対応関係を、ギヤ、クラッチ、エンジントルク、エンジン回転数、路面情報、車輪加加速度、車輪加速度、車輪速度、車体加速度、車体速度、及び車体加加速度の少なくとも1つに基づく車体情報を用いて補正する補正部と、を備えた
ことを特徴とする連動ブレーキシステム。 - 請求項8に記載の連動ブレーキシステムにおいて、
前記補正部は、前記検出したスリップが前記対応関係の誤差範囲内にあるときは、前記第2の車輪の制動力の大きさを補正しない
ことを特徴とする連動ブレーキシステム。 - 請求項8または9に記載の連動ブレーキシステムにおいて、
前記補正部は、アンチロックブレーキ制御が実行されたときに、前記補正を停止する
ことを特徴とする連動ブレーキシステム。 - 請求項10に記載の連動ブレーキシステムにおいて、
前記補正部は、前記アンチロックブレーキ制御の実行が終了した後に、前記補正を再開する
ことを特徴とする連動ブレーキシステム。 - 請求項8乃至11のいずれか1項に記載の連動ブレーキシステムにおいて、
前記記憶部は、前記車体情報に応じた複数の前記データを記憶している
ことを特徴とする連動ブレーキシステム。 - 請求項8乃至12のいずれか1項に記載の連動ブレーキシステムにおいて、
前記スリップ検出部は、車輪速度センサから取得した信号、加速度センサによる進行方向の加速度、及びGPS情報の少なくとも1つに基づいてスリップを検出する
ことを特徴とする連動ブレーキシステム。 - 請求項8乃至13のいずれか1項に記載の連動ブレーキシステムにおいて、
前記補正部は、前記対応関係に基づく情報や検出したスリップに基づく情報の少なくとも1つの情報が信頼性を失った場合には、前記補正を停止する
ことを特徴とする連動ブレーキシステム。
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JP2014218154A JP6453034B2 (ja) | 2014-10-27 | 2014-10-27 | 連動ブレーキシステムの制御方法、及び、連動ブレーキシステム |
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