JP6452690B2 - 電子ペン - Google Patents

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Description

本発明は、請求項1の上位概念に記載された形式の電子ペン、請求項16の上位概念に記載された装置、および請求項17の上位概念に記載された方法に関する。
日常生活、レジャーならびに仕事において、電子情報およびコミュニケーションシステムの利用、特にパーソナルコンピュータ(PC)、タブレットおよびスマートフォンの利用が、常に増え続けていることから、ヒューマンマシンインタフェースを向上させる開発に費やす価値がある。
キーボード、マウス、またはタッチ感応型表面といったヒューマンマシンインタフェースのほかに、電子ペンも特に注目されている。電子ペンの利点は特に、ペンを使って何らかの表面に筆記する機能性と単純さを、電子データ処理のいっそう多くの様々な可能性と組み合わせることができる、というものである。その際に望ましいのは、電子ペンが外観と取り扱いとについて、慣用のペンとできるかぎり類似している、ということである。
たとえば国際公開第02/07424号には、手書き認識のための電子情報システムについて記載されている。このシステムは、ペンと、圧力感応型または誘導感応型の表面を備えたタブレットとを備えており、このシステムによれば、ペンまたはペン先の移動が、タブレットの圧力感応型または誘導感応型の表面によって取得されるか、または加速度センサまたは光学センサによって取得される。
この場合、センサデータをワイヤレスでPCに転送可能であり、PCは受信したペン運動データに基づき、手書き認識を実行することができる。
しかしながら、手書き認識のための公知の電子情報システムの欠点は特に、ペンポジションデータを、必ずしも十分な精度では検出できないことであり、そのことによってたとえば、ペン運動の検出に誤りが生じてしまうおそれがある。
国際公開第02/07424号
したがって本発明の課題は、電子ペンを特にペンポジションの検出精度に関して改善することにある。
本発明によればこの課題は、請求項1記載の電子ペン、請求項16記載の装置、および請求項17記載の方法によって解決される。従属請求項には、有利な実施形態およびその他の発展形態が記載されている。
この場合、ペンポジション検出部を備えた電子ペンは、少なくとも1つの筆記芯と、少なくとも1つの電圧源と、少なくとも1つのディジタルコントロールユニットと、少なくとも1つのデータ伝送モジュールとを有することができる。これらに加え電子ペンは、少なくとも3つのポジション検出センサを有することができ、これらのポジション検出センサを、それらの測定データに基づき、電子ペンのポジションおよび/または運動の重複検出が可能であるように構成することができる。
電子ペンをリジッドなボディとみなすことができ、つまり電子ペンは、3つの並進自由度と3つの回転自由度を有しており、合計すると全体で6つの運動自由度を有することになる。三次元座標系において電子ペンのポジションおよび/または運動を表すためには、選択された座標系の初期化が場合によっては必要であったり、積分誤差があることを除けば、一般的には2つの三次元ポジション検出センサがあれば十分である。
以下では、明示的に他のことを述べないかぎり、ポジション検出センサとは、加速度および/または局所的な磁場強度および/または回転速度を、互いに直交する3つの空間方向で測定することのできるポジション検出センサのことであるとする。
本発明による電子ペンは、この電子ペンに少なくとも3つのポジション検出センサが設けられていることから、ペンポジションデータないしは電子ペンのペンポジションおよび/または運動を、三次元座標系において重複検出することができる。
これによって得られる利点とは、別個に測定されたペンポジションデータのたとえば平均値を形成することによって、ペンポジションをいっそう高い精度で特定することができる一方、三次元座標系における電子ペンのポジションおよび/または運動に関する象限不明ないしは多義性を回避できることである。
ポジション検出センサによって測定されたペンポジションデータの上述の象限不明ないしは多義性の原因となるのは、2つの回転軸が、たとえば三次元回転速度測定用にジンバルで取り付けられたポジション検出センサの複数の軸が、平行にアライメントされているケースでは、1つの自由度に関する情報が失われ、電子ペンの運動をもはや一義的に記述することができない、ということである。自由度情報の損失のこのような例は、いわゆるジンバルロックとも呼ばれるものである。
しかしながらこの問題は、本発明による電子ペンにおいては発生しない。その理由は、少なくとも3つのポジション検出センサによって、電子ペンのポジション各々および/または運動各々について、少なくとも1回、一義的に、6つの自由度すべてを捕捉することができるからである。
ポジションデータの不正確さが生じる別の原因は、ポジション検出センサの回路内の熱雑音に起因するものである。十分な個数のセンサについて平均値を形成することによって、このような統計的雑音を著しく低減することができる。
さらに不正確さの原因となる可能性があるのは、データ取得における時間遅延またはオフセットであり、このことが生じる理由は、データがたとえ正確に同時に記録されていたとしても、それらのデータはデータバスを介してシリアルに読み出されるからである。この場合も、複数のセンサの信号について平均値を形成することによって、良好な手法でこのようなエラーを最小限に抑えることができる。
上述の複数のポジション検出センサのほか、電子ペンは、筆記芯と結合された力センサも有することができる。
たとえばこのことによって得られる利点とは、一例として、電子ペンが紙などの筆記基材上に置かれたときに、筆記芯に加わるプレス作用または押圧力によりトリガされて、測定値が予め定められた力を超えたときだけ、ポジション検出センサおよび/またはディジタルコントロールユニットおよび/またはデータ伝送モジュールを、完全にイネーブル状態にすればよい、ということである。
このことによって、電子ペンのエネルギー消費または電力消費を低減することができる。なぜならば、筆記基材に筆記または線描するために電子ペンが使用されているときとそうでないときとを区別できるからであり、たとえば使用されていない場合には、ポジション検出センサおよび/または電気的に駆動される電子ペンの他の素子を、部分的または完全にスイッチオフすることができるからである。
他方、筆記基材を用いずに、たとえば空中で自由に書くために、またはジェスチャを実施するために、電子ペンを利用することも当然ながら可能である。この場合、たとえ上述の力センサに加わる特定の押圧力が発生していなくても、あるいは筆記芯の質量および電子ペンの加速度と整合性のある押圧力が測定された場合には、ポジション検出センサおよび/またはディジタルコントロールユニットおよび/またはデータ伝送モジュールを、部分的または完全にアクティブ状態にすることができる。
このことは主として、改行または改頁のようなプロセスにとって重要であり、それというのもこのようなケースでは、筆記芯と筆記基材との接触が発生しないからである。したがって有用となり得るのは、筆圧がいったんなくなった後、数秒間にわたりポジション検出をさらに継続できるようにすることである。この場合、そのあとに続く何らかの運動パターンをタイプごとに分類することができ、信号またはデータを受信するデバイスたとえば外部のデータ処理ユニットにおいて、相応の機能をトリガすることができる。たとえば、筆圧がなく主として筆記方向に反する方向の運動であれば、次に筆記する際の入力ポイントは、前の行が始まった場所であり、かつ前の行よりも1つ下の行高ということになる。
有利には、力センサのデータを分析した際の副産物として、筆記芯の充填レベルに関する情報も得られる。その理由は、力センサのデータから、筆記芯における質量変化の検出についても感知できるからである。さらに、質量力によって引き起こされ力センサによって測定される圧力を、同時に測定されたペンの長手方向の加速度と比較することができ、これによって筆記芯の質量ひいてはその充填レベルを推定することができる。
したがって力センサは、単にオン/オフスイッチとして用いることができるだけではない。特に力センサは、アナログ信号または比例信号も供給することができ、つまり力センサは、圧力強度または圧力強度の変化を測定することができ、これはたとえば、筆記学習の補助として着目される可能性があるし、筆記されるキャラクタを様々なモードで表示するためにも着目される可能性があり、それらをたとえば外部のディスプレイユニットにおいて、様々な色および/または線の太さで表示することができる。
ポジション検出センサを慣性センサとして設計してもよく、その測定原理は、ばねで取り付けられた試験質量体の慣性および機械的な変位に基づくものである。好ましくはこの種の慣性センサを、いわゆる慣性型微小電気機械システム(MEMS)として実装することができ、この場合、たとえば機械構造をポリシリコン層に作り出すことができる。
しかしながら、慣性センサではないポジション検出センサを用いることも可能であり、そのようなポジション検出センサを、ホール効果または巨大磁気抵抗効果に基づいて動作する磁場センサなど、他の測定原理に基づくものとすることができ、そのようなセンサは可動機械部分なく実装可能である。1つの好ましい実施形態として、たとえばフラックスゲートセンサとも呼ばれるフェルスタープローブ(Foerster-probe)型センサを挙げることができる。
ポジション検出センサは最初に、電子ペンのボディに固定された共動座標系内のペンポジションを測定することができる。電子ペンの座標のための絶対参照座標への移行を、以下で詳述するような変換によって行うことができる。
電子ペンの複数のポジション検出センサのうち少なくとも2つのセンサを、三次元加速度センサとすることができ、1つのポジション検出センサを三次元回転速度センサとすることができる。
別の選択肢として、複数のポジション検出センサのうち、少なくとも2つのポジション検出センサを、三次元加速度センサとすることができ、1つのポジション検出センサを、一次元または二次元または三次元の磁場センサとすることができる。
回転速度センサよりも加速度センサが好ましい理由として特に挙げることができるのは、加速度センサは回転速度センサよりもエネルギー効率を高めることができるからであり、そのことによって電子ペンの動作寿命に有利な作用を与えることができる。
ただし回転速度センサを使用することによって、筆記基材とは無関係に空中での電子ペンの動きをいっそう簡単に測定できるという利点、ならびに特に長手軸周囲の回転運動に関して信号品質がいっそう高いという利点、が得られるようになる。
したがって、複数のポジション検出センサのうち少なくとも2つのセンサを、三次元回転速度センサとすることができ、1つのポジション検出センサを、三次元加速度センサとすることができる。
さらに、以下のような電子ペンを考えることができる。すなわち、少なくとも1つのポジション検出センサを、三次元回転速度センサとすることができ、少なくとも1つのポジション検出センサを、三次元加速度センサとすることができ、さらに少なくとも1つのポジション検出センサを、一次元または二次元または三次元の磁場センサとすることができる。
これらのことに加え、電子ペンが気圧センサを含むようにしてもよく、このセンサによって、有利には気圧の式と海水位の既知の参照気圧とを用いて、電子ペンのポジションを高度差として特定することができ、これをポジション検出センサの初期化に利用することができる。
気圧センサデータの評価と分析を電子ペン以外のところで、すなわち外部で、PC、ラップトップ、タブレットまたはスマートフォンといったデータ処理ユニットまたはデータ分析ユニットにおいて実施できるのが好ましく、このユニットは、データ伝送モジュールによって送信された電子ペンのすべてのセンサからデータを受信することができる。
上述のデータ処理ユニットはデータベースを有することができ、またはデータベースにアクセスすることができ、このデータベースは、初期化に必要とされ時間および/または場所に依存する、すべての可能な最新データの値、たとえば海水位の参照気圧および/または重力加速度値および/または地磁気の磁場強度値などを、蓄積し供給する。
しかしながら、ポジション検出のために相対的検出であっても十分な場合もあり、その場合、気圧変化が高度変化として捉えられる。このようにすることで起こり得る欠点を挙げるとすれば、たとえば近くのドアが開いたり閉まったりした結果、気圧が変化するなど、周囲の影響に対する感受性であるかもしれない。とはいえ、このような変化は、たとえば第2の定置型の気圧センサを用いれば、容易に取り除くことができる。この定置型の気圧センサは、有利には受信装置たとえば上述のデータ分析ユニットまたはデータ処理ユニットに配置することができる。
さらに電子ペンは、少なくとも1つのコンビネーションセンサを有することもでき、このコンビネーションセンサには、それぞれ異なるタイプのまたは同じタイプの少なくとも2つのセンサを組み込むことができ、たとえばコンビネーションセンサは、1つの三次元回転速度センサと1つの三次元加速度センサとを有することができる。
さらに考えられるのはたとえば、コンビネーションセンサが、1つの三次元加速度センサと、1つの1次元または二次元または三次元の磁場センサを有するようにしてもよいことであり、あるいはコンビネーションセンサが、1つの三次元回転速度センサと、1つの一次元または二次元または三次元の磁場センサを有するようにしてもよいことである。コンビネーションセンサのさらに別の例を挙げるとすれば、コンビネーションセンサは、1つの三次元回転速度センサと、1つの三次元加速度センサと、1つの一次元または二次元または三次元の磁場センサとを有することができる。有利にはコンビネーションセンサを利用することによって、電子ペンをいっそうコンパクトに設計できるようになり、場合によっては電子ペンの製造コストを下げることもできる。
コンビネーションセンサが、データ処理および分析用の電子装置を有することもでき、この装置は、すべてのセンサタイプのすべての空間方向におけるデータを処理することができ、さらにたとえばディジタル出力端からすでに、ドリフト補償された信号を供給することができ、特にたとえば、クォータニオンおよび/またはオイラー角としてドリフト補償された角度信号を供給することができる。
この場合、コンビネーションセンサは、たとえば5mm×5mmよりも小さくすることのできる表面積を占有するだけよい。
ポジション検出センサのセンサ信号から、加速度の積分(累積和)によって、運動プロフィルまたは動きプロフィルが生成される。所定の期間にわたり測定された速度から、さらに積分を行うことによって移動距離を算出することができる。
記録されたデータをよりよく利用するために役立つ可能性があるのは、初期条件または初期参照データを把握することであり、つまりたとえば、積分プロセス開始時点における速度および/またはポジションに関する情報を要求または供給することができる。
電子ペンのユーザが参照点を用いて常に調整を実施することは見込めないので、電子ペンの通常の利用において特徴的または特有なアクティビティ値に基づき、初期条件を初期化することができる。このような初期化のアクティビティをたとえば、ペンを置くこと、平均的な筆記方向、または個々の文字における方向転換などとすることができる。筆記基材たとえば紙との接触の測定も、初期参照データの特定に利用することができ、これは筆記芯と結合された既述の力センサによって測定することができる。
電子ペンの利用およびデータ分析のためには、電子ペンのペン先または筆記芯のポジションおよび運動の情報が、特に重要である。ただし技術的な理由から、いっそう簡単であり、しかも場合によっては、ポジション検出精度に関していっそう有利なものとさえなる可能性があるのは、ポジション検出センサをペン先に直接、組み込むことである。しかしながらペン先のポジションおよび/または運動は、ポジション検出センサからのデータを相応に座標変換することによって算出することができる。
電子ペンのセンサから到来するデータは、電子ペンのディジタルコントロールユニットによって、部分的にまたは全体的に処理および/または分析することもできるとはいえ、この種の処理に必要とされるエネルギー次第で好ましくなる可能性があるのは、たとえばワイヤレスで、センサデータを大部分は未処理の形態のまま、外部のデータ処理ユニットまたはデータ分析ユニットに送信できるようにすることである。ただし、たとえば以下のようにしてもよく、すなわち、電子ペンのディジタルコントロールユニットに独自のアルゴリズムを配置できるようにし、および/または、そこにおいて前処理を行えるようにし、その際、センサから到来する未処理のデータが、たとえば別個の並進成分および回転成分とともに、圧縮表現で得られるようにするのである。このようにすることによって、伝送されるデータ容量を低減するのに役立たせることができる一方、これはその低減の程度次第で、エネルギーを著しく節約することができる。
少なくとも2つの加速度センサを、電子ペンの中央(たとえば電子ペンの長手軸の中央)からできるかぎり離して配置できるようにするのが有利であり、これによって加速度信号の強度が最適化され、記録されたそれらの加速度の差を利用して、電子ペンの回転に関する情報を得ることができるようになる。これによれば、3つの軸における加速度の平均を、個々の軸の並進加速度とみなすことができる。
一般にポジション検出センサを、電子ペンの長手軸および/または電子ペンの長手軸に対し平行および/または非平行な軸に沿って、配置することができる。
特に加速度センサを、電子ペンの長手軸に沿って配置することができ、または好ましくは、長手軸に対し平行な軸または傾斜した軸または垂直な軸に沿って、配置することができる。
付加的な回転速度センサも、電子ペンの長手軸に沿って配置することができ、または好ましくは、長手軸に対し平行な軸または傾斜した軸または垂直な軸に沿って配置することができ、この回転速度センサによって、長手軸を中心とした回転加速度に関する信号品質を改善することができ、さらに電子ペンのポジションまたは運動の検出における曖昧さを回避することができる。
回転速度センサの代替として、または回転速度センサに加えて、第3の加速度センサをたとえば、最初の2つの加速度センサのうち一方の加速度センサのポジションに対し相対的に、円周に沿って180°±90°の円周上のずれを伴って、配置することができ、たとえばこの加速度センサの極性を調べることによって、ポジションまたは運動を検出する際の曖昧さを解消することができる。
さらに信号処理を容易にするために有利になる可能性があるのは、第2のポジション検出センサを、ペンの長手軸に直交する平面にポジショニングすることであり、この平面は、第1のポジション検出センサの平面内とすることができる。
2つのポジション検出センサをともに、ペンの長手軸によって規定可能な中心点をもつ1つの円内にポジショニングすることができる。この円の上のそれらのポジションを、円周全体が360°であれば、たとえば0°および180°とすることができる。
しかしこれに加えて、他の任意のポジショニングを行うことができるが、ただしその際に前提とするのは、それぞれ異なる信号によって測定すべき回転が行われる軸に垂直な2つの検出センサ間の間隔が十分に広い、ということである。
さらに磁場センサおよび他のセンサを、電子ペンの長手軸に沿って、または長手軸に対し平行な軸または傾斜した軸または垂直な軸に沿って、配置することもできる。
オプションとして設けられる既述の気圧センサのポジショニングは、ほぼ任意である。その理由は、気圧センサは相対的な信号を供給するだけであり、たとえば回路設計の最適化を考慮したときに生じる制約を加えるだけでよいからである。
センサクラスタとも呼ばれるコンビネーションセンサとして設計された複数のポジション検出センサも、電子ペンの長手軸に沿って配置することができ、または長手軸に対し平行な軸または傾斜した軸または垂直な軸に沿って配置することができる。
たとえば、1つの加速度センサと、少なくとも1つの別のポジション検出センサたとえば回転速度センサまたは磁場センサとから成るコンビネーションセンサの場合、いくつかの環境において有利となる可能性があるのは、このコンビネーションセンサを電子ペンのできるかぎり中央に配置することである。たとえば、コンビネーションセンサの加速度センサが、主として並進運動だけをカバーするものと想定されているならば、このコンビネーションセンサおよび加速度センサを中央に配置することによって、いっそう低ノイズで干渉の小さい成分が得られるようになる。
ポジション検出センサを、電子ペンのハウジングの上または中に配置することができ、または筆記芯とこのハウジングとの間に設けられた部材の上に配置することができる。この部材は円筒形状を有することができ、たとえば図1aまたは図1bで述べる回路支持体スリーブとすることができる。
また、回路を薄膜上に形成して、射出成形金型または射出成形器具に入れることも考えられる。はんだ付け温度(たとえばベーパーフェーズソルダリングの場合には238℃)は、一般的なプラスチックの処理温度よりもはるかに高いことから、この場合、プラスチックで包囲する際に熱によるダメージが発生することがなく、部材を最適な状態で固定することができる。これと同時に、回路支持体またはポジション検出センサを、ペンスリーブまたはハウジングにこのようにオプションとして埋め込むことによって、ペンの長手軸からのセンサの距離を最大にすることができる。
さらに電子ペンをモジュラー構造で構築することができ、たとえば差込接続および/または螺合接続を有することができ、そのようにすることでたとえば筆記芯を、および/または電圧源として用いられるバッテリを、簡単に交換することができる。ただし、交換可能部品のない使い捨て型も考えられる。
たとえば軽やかな滑りのイージーグライド筆記ペーストまたはイージーグライド筆記インクとすることができる筆記芯の直径を、一例として2mm〜10mmとすることができ、好ましくは4mm〜5mmとすることができる。また、筆記芯の長さを、50mm〜200mmとすることができ、好ましくは80mm〜100mmとすることができる。
電子ペンのハウジングを、実質的に円筒形状にすることができる。さらに、立方体状または多面体状のハウジング形状、あるいは凸状または凹状の多角形の横断面を有する柱状体が考えられる。
回路をハウジング内に埋め込むのであれば、ハウジング内面の多角形の設計を推奨することができ、これにより内面の平坦な部分に部品をポジショニングできるようになる。このことによってたとえば、射出成形器具に入れたときに、部品が回路支持体または回路基板に接触する損傷を回避することができる。
たとえば電子ペンの長さを90mm〜200mm、平均直径または平均外径を3mm〜20mmにすることができる。人間工学的な視点からすれば、5mm〜12mmの外径が好ましいとすることができ、このことによって部品のパッケージングに対し高い要求を課すことができる。
有利には電子ペンの形状を、慣用の電子ペンの外見および取り扱いとできるかぎ類似させることができるように、選定することができる。
電子ペンの動作モードに応じて、電子ペンポジションの評価および分析に利用される座標系を、それぞれ異なるように初期化することができる。線描が行われているときに、筆記基材上の電子ペンの絶対ポジション(またはたとえば紙などの筆記基材上の基準点に対し相対的なポジション)を把握するのを有用なものとすることができる一方、たとえば、電子ペン単独のダイナミックな運動からすでに、キャラクタ認識を行うこともできる。
一例を挙げると、たとえば紙など二次元の筆記基材上の座標系を定義するためには、一般に3つの参照点が必要とされる。ユーザが線描するときに、常に同一平面内でユーザが筆記基材に触れると仮定すれば、力測定を組み込むことによって、筆記基材の水平ポジションを特定する2つの参照点のみによって管理することができる。この場合、以降の筆記基材のタッチまたは接触を用いて、線描面または筆記面を特定することができる。
その際、筆記芯と結合された力センサによって、較正および筆記面初期化に役立つデータを供給することができ、たとえばポジション検出センサの加速度値を筆圧力データと比較または整合させることができ、そのようにすることでたとえば、筆記面よりも下に電子ペンが下がっている状態を、許可されないものと認識することができる。
初期化プロセスをたとえば、筆記基材のコーナーをタッチすることによって導入することができ、同時にこのことによって、利用可能な線描エリアを規定する役割も果たすことができる。
ただし必ずしも、筆記基材のポジションが一定であるものとすることはできない。したがって、絶対参照系たとえば軸x,y,zを有する直交参照系を定義するのが有用であり、たとえばこの場合、z軸を、重量加速度方向とは反対に、または重力加速度方向に、設定することができる。たとえばxy平面の回転を検出するために、参照系として地球の磁場を利用することができる。以下ではこの絶対参照系のことを、ジオ参照系とも呼ぶことにする。
ボディに固定された電子ペンの可動の座標系すなわちポジション検出センサが測定を行う座標系の座標から、ジオ参照系への変換または換算、およびその逆の変換または換算を、ポジション検出センサの初期化後、たとえば並進変換および/または回転変換によって、単純に実施することができる。
筆記中のユーザの手の固有周波数または自然周波数(たとえば5Hz)よりもサンプリング周波数が高くなることが保証されるように、ポジション検出センサおよび他のセンサは、たとえば電子ペン使用中、少なくとも50msごとにデータを記録することができ、そのようにすることで、手または電子ペンのあらゆる運動を検出して取得することができるようになる。
電子ペンポジション検出の分解能および精度を、たとえば1mmよりも小さくすることができ、つまりそれよりも良好にすることができる。
さらに、以下のようにすることも考えられる。すなわち連続的に絶対ペンポジション検出を行うのではなく、電子ペンの運動パターンをたとえば1秒、2秒、4秒または6秒またはそれ以上の期間にわたり追従し、記録された運動パターンを個々の文字および/または単語に割り当てることができるようにするのである。
このような割り当てまたは分析をたとえば、外部のデータ処理ユニットにおいて実行することができる。
測定されたポジション検出データを、ディジタルコントロールユニットによってベクトル化することができ、または他の形式でフォーマットし、ついでデータ伝送モジュールを介して、データ受信モジュールおよびデータ処理ユニットに伝送し、受信したデータを分析または処理することができる。これをたとえば、Bluetooth Low Energy (BLE)標準に従い、暗号化されたワイヤレスデータ伝送を利用して行うことができる。
たとえば測定されたデータの積分および誤り補正のために、データ処理ユニットをペンに組み込むこともでき、これによって伝送すべきデータ容量を低減することができ、さらにデータ誤りに対するロバストネスを高めることができる。オプションとして、電子ペンに組み込まれたデータ処理ユニットによって生成されたこれらのデータを、データ伝送モジュールを介して伝送してもよい。
別の選択肢として、またはこれに加えて、データ受信モジュールが受信したデータの積分および誤り補正を、たとえば外部のデータ処理ユニットが実施するようにしてもよい。
電子ペンのデータ処理ユニットにより処理されたデータ、または外部のデータ処理ユニットにより処理されたデータを、データ出力ユニットへ出力することができ、および/または、データ記憶ユニットに記憶させることができる。
誤り補正のために、他の技術もある中で、ここではカルマンフィルタ技術を利用することができ、たとえばこれには、ポジション検出センサのデータと、筆記芯と結合された力センサからのデータとを相関させることが含まれる。したがって有利にはたとえば、センサデータの誤った積分に起因して、筆記方向のベースラインに発生した不自然なドリフトを補正することができる。
たとえば手書き認識処理など、ポジション検出データの実際の処理を、外部に担わせることができるようにしたことで、集中的な計算処理ステップおよび/または集中的な記憶処理ステップの負担が、ディジタルコントロールユニットから取り除かれる、という利点が得られる。これらの処理ステップがあると、センサデータ収集の円滑動作が損なわれてしまうし、ある種の環境のもとでは、電子ペンの電圧源として用いられるバッテリの動作寿命に悪影響を及ぼすおそれがある。
ただし既述のように、電子ペンのセンサにより収集および記録されたデータの処理を、ペン自体において行わせることも可能である。
さらにたとえば、電子ペンのデータ伝送モジュールが、外部のデバイスからデータ特に制御命令および/または設定命令を受信できるようにすることも、同様に考えられる。
したがって電子ペンは、送信および受信の双方のために、外部のデバイスと通信を行うことができる。
さらにここで述べておくと、電子ペンを単純に慣用のように利用することもでき、つまり筆記芯を用いて筆記および/または線描するために利用することもできる。
電子ペンの1つの実施形態を示す図 回路支持体スリーブの1つの実施形態を示す図 電子ペンのさらに別の実施形態を示す図
図1aには、本発明による電子ペン100の1つの実施形態が示されている。
この場合、たとえば軽やかな滑りのイージーグライドペーストまたはイージーグライドインクが充填された筆記芯113を、回路支持体スリーブ122によって保持または包囲することができ、さらに上述の回路支持体スリーブ122を、電子ペンのハウジング115によって取り囲むことができる。
オプションとして回路支持体スリーブ122が、この回路支持体スリーブ122の第2スリーブ部分101に、突出部117を含むようにすることができ、これを筆記芯を保持するために用いることができる。
力センサ107を、たとえばピン110を介して筆記芯113と結合することができ、この力センサ107によって、筆記芯113に加わる押圧力または加速力を測定することができる。
回路支持体スリーブ122は、第1のポジション検出センサたとえば回転速度センサ112を収容することもでき、このセンサ112を、電子ペン100の長手方向軸121に沿って、たとえば回路支持体スリーブ122の第1スリーブ部分102内に配置することができる。
第2および第3のポジション検出センサを、回路支持体スリーブ122上に、および長手軸121の外側に、配置することができる。たとえば第1の加速度センサ105を、回路支持体スリーブ122の第1スリーブ部分102に取り付けることができ、たとえば好ましくは、電子ペンのペン先114とは反対側の終端部/終端キャップ116の近くに配置することができる。
第2の加速度センサ104をたとえば、回路支持体スリーブ122の第2スリーブ部分101に配置することができ、好ましくは第1の加速度センサ105からほぼ最大の距離をとって配置することができ、このようにすることで有利には、ポジションおよび運動を検出する際の精度を改善することができ、特に、2つの異なる個所で測定された加速度間の差に基づき、電子ペン100の回転に関する情報を向上させることができる。
電子ペン100に電力を供給するための電圧源103たとえばバッテリを、回路支持体スリーブ122の第1スリーブ部分102内に配置することができ、さらにそこにはコントロールユニット120およびデータ伝送モジュール111も配置することができる。
データ伝送モジュール111は、電子ペン100のデータを外部のデータ処理ユニット(図示せず)およびデータ受信モジュール(図示せず)に送信することができる。
電子ペン100は封止キャップ(図示せず)を有することができ、電子ペン100の使用中はこの封止キャップを、たとえば終端キャップ116に差込接続するかまたはねじ留めすることができる。
電子ペン100は、たとえば差込接続および/または螺合接続を利用したモジュラー構造を有することができ、そのようにすることでたとえば、筆記芯113を、および/または電圧源103として用いられるバッテリを、簡単に交換することができる。ただし、交換可能部品のない使い捨て型の電子ペン100も考えることができる。
図1bには、本発明による電子ペンの別の選択肢となる回路支持体スリーブ200の実施例が示されている。
回路支持体スリーブ200は、第1スリーブ部分202と第2スリーブ部分201とを有することができる。この場合、第2スリーブ部分201は、2つの側面218,219を含むことができ、これら2つの側面は筆記芯(図示せず、ただしたとえば筆記芯113と同様のもの)を有することができるが、この筆記芯はたとえば、図1aに示した突出部117と同様の突出部を有していない。第1スリーブ部分202は、たとえばバッテリなどのような電圧源を収容するための収容室203を含むことができる。
種々のタイプの複数のポジション検出センサ、すなわち加速度センサ、回転速度センサ、磁場センサ、気圧センサ、およびコンビネーションセンサを、回路支持体スリーブ200の表面において、ほとんど任意の個所に配置することができる。
この図には、3つの加速度計が設けられた実施形態の配置が例示されている。有利にはこの実施形態は、最適化されたエネルギー消費であることを特徴とすることができ、その理由は、加速度センサは一般に、たとえば回転速度センサなどのような他のポジション検出センサよりも、エネルギーを僅かにしか使わないからである。
たとえばこの場合、加速度センサ205および204を、電子ペンの長手軸214と平行な軸217に沿って、回路支持体スリーブ200に配置することができる。その際に加速度センサ205および204を、同じ軸217上に配置することができる。
好ましくは、加速度センサ205と204との間の間隔を、ほぼ最大にすることができ、そのようにすることで有利には、ポジションと運動の検出精度を向上させることができ、特に、2つの異なる個所で測定された加速度間の差に基づき、電子ペンの回転に関する情報を向上させることができる。
一例として第3の加速度センサ206を、回路支持体スリーブ200の円周215に沿って、たとえば180°±90°のずれを伴って、加速度センサ204と向き合うように配置することができる。この場合、2つの加速度センサ204および206を、回路支持体スリーブ200の同じ円周215上に配置してもよいし、電子ペンの長手軸214に沿って、2つの異なる円周215,216上に配置してもよい。さらに第3の加速度センサ206を、回路支持体スリーブ200の第1スリーブ部分202において、加速度センサ205と向き合った位置212に配置してもよい。
さらに3つの加速度センサすべてを、電子ペンの長手軸214と平行なそれぞれ異なる軸上に配置することも考えられ、つまりたとえば図示されているように加速度センサ205,206を配置し、択一的な位置211に加速度センサ204を配置するのである。
さらに参照符号213によって、加速度センサのようなポジション検出センサのさらに別の択一的な位置の例が表されている。
有利には、3つの加速度センサ205,204,206のうち、少なくとも2つの加速度センサを、電子ペンの長手軸214と平行な同一の軸上に配置することができる。このような配置によって、処理と分析のアルゴリズムが単純になる。なぜならばこのケースでは、差分および平均を算出するために、これらのセンサのそれぞれ1つの軸に基づく値だけを考慮すればよいからである。
電気導体路208,209によって、力センサ207のセンサ信号をディジタルコントロールユニット(図示せず)へ搬送することができる。
図1aに示した実施例と同様、力センサ207も、ピン210を介して筆記芯(図示せず)と結合することができる。
加速度センサ205,204,206などのようなポジション検出センサの信号を、電気導体路208,209を介して、ディジタルコントロールユニット(図示せず)へ送信することができ、ポジション検出センサおよび他のセンサによって収集された未処理のまたは処理されたセンサデータを、データ伝送モジュール(図示せず)によって好ましくはワイヤレスで、ディジタルコントロールユニットから外部のデータ処理ユニット(図示せず)へ伝送することができる。
当然ながら電子ペン100の特徴を、回路支持体スリーブ200の特徴と組み合わせることができる。また、全般的な説明において述べた特徴も、電子ペン100の特徴または回路支持体スリーブ200の特徴と組み合わせることができる。
電子ペンのポジション検出センサおよび他のセンサを、電子ペンの使用中、それらのセンサが少なくとも50msごとにデータを取得可能であるように、構成することができる。ディジタルコントロールユニットがすべてのセンサを問い合わせるための問い合わせ周波数を、少なくとも20Hzとすることができる。
図2には、本発明に従って実現可能な電子ペン300の1つの実施例が示されている。
ここで再度述べておくと、既述の利点を達成するために、上述のすべての特徴を任意のコンビネーションで組み合わせることができる。つまりたとえば電子ペン300が、既述の電子ペンの特徴の一部またはすべてを含むことができる。
ただしわかりやすくするため、図2には、上述の特徴の一部または組み合わせの一例が示されているにすぎない。
電子ペン300は、ハウジングまたはスリーブ311を有することができる。好ましくはこのハウジング311は、慣用的なペンの幾何学的形状を有することができ、つまり主として円筒状の形状を有することができる。また、立方体状または多面体状のハウジング形状、あるいは凸状または凹状の多角形の横断面を有する柱状体も考えられる。
たとえば電子ペン300の長さを90mm〜200mm、平均直径または平均外径を3mm〜20mm、好ましくは5mm〜12mm、とすることができる。
電子ペン300のハウジング311を、たとえば3つのハウジング部分すなわち第1部分303、第2部分302、第3部分301に分割することができ、これらの部分を螺合または差込接続によって互いに接続することができる。
ハウジング部分303は、たとえばハウジング端部310を有することができ、これをハウジング部分302に螺合させることができ、さらにこのハウジング部分303は、バッテリ収容室カバーを備えた端部キャップ304を有することができる。
ハウジング部分303は特に、1つまたは複数の電圧源305たとえばタイプ675(1.4V,650mAh)のような空気亜鉛ボタン型電池を収容することができる。
ハウジング部分301はたとえば、螺合型の円錐形状のハウジング端部316を有しており、そこから筆記芯312を外側に出すことができる。
ハウジング部分302は、押しばめ型のソフトグリップゾーン314も含むことができる。
電子ペン300のすべての電子コンポーネントのデータを外部のデータ処理ユニット(図示せず)へワイヤレスで送信可能なデータ伝送モジュール306も、ハウジング311のこの部分303または310に配置することができる。
別の選択肢として、またはこれらに加えて、電子ペン300の内部に別個のデータ処理ユニット323を設けることができる。このデータ処理ユニット323は、データを分析および/または処理および/または前処理するためのものであり、その後、データ出力ユニット(図示せず)へ出力する目的で、および/または、データ記憶ユニット(図示せず)へ保存する目的で、データ伝送モジュール306を介してデータを送信することができる。
たとえばマイクロコントローラを含むディジタルコントロールユニットも、ハウジング部分303または310内に収容されている。
特にデータおよび/または制御命令の通信のために、および/または電気エネルギーの搬送のために、ディジタルコントロールユニット307を、電子ペン300の他のすべての電子コンポーネントと接続することができ、特にポジション検出センサを含むセンサと接続することができる。
この接続(図示せず)を、たとえばハウジング311に組み込み可能な電気導体路を利用して、実現することができる。
種々のタイプの複数のポジション検出センサ、すなわち加速度センサ、回転速度センサ、磁場センサ、気圧センサ、およびコンビネーションセンサを、電子ペン300のハウジング311上またはハウジング311内において、ほとんど任意の個所に配置することができる。
この図には、1つの実施形態に関する構成の一例が、ポジション検出センサ308,313のための2つの位置とともに示されている。
この場合、ポジション検出センサ308を、たとえば2つの加速度センサから成るコンビネーションセンサとすることができ、または1つの加速度センサと1つの回転速度センサとから成るコンビネーションセンサとすることができ、このコンビネーションセンサを、ハウジング311内たとえばハウジング部分303内において、電子ペンの長手軸324と平行な軸に沿って、配置することができる。
ポジション検出センサ308を、コネクタストリップ309に挿入可能または差込接続可能であるように設計してもよい。
好ましくは、ポジション検出センサ308と313との間の間隔を、実質的に最大にすることができ、有利にはそのようにすることで、ポジションと運動の検出精度を向上させることができ、特に、2つの異なる個所で測定された加速度、回転速度または他のセンサ値の間の差分に基づき、電子ペン300の回転に関する情報を向上させることができる。
一例として、さらに別のポジション検出センサ313たとえば別の加速度センサまたは他のコンビネーションセンサを、たとえば第2部分302において、ハウジング311の周囲に沿って配置することができる。
換言すれば、電子ペン300は少なくとも3つのポジション検出センサを有しており、この場合、一例として2つのセンサ(たとえば2つの加速度センサ、または1つの加速度センサと1つの回転速度センサ)を組み合わせて、コンビネーションセンサ308を形成することができ、さらにこの場合、第3のポジション検出センサ313を、たとえば加速度センサとすることができる。
また、ポジション検出センサ313を、筆記芯先端318に近づけて配置することができ、たとえばハウジング311の第2部分302に配置することができる。
なお、ポジション検出センサ313,308の配置は一例にすぎず、それらをハウジング311の他の部分のところに、またはハウジング311の他の部分の中に、配置してもよい。ここで重要であるのは、少なくとも3つのポジション検出センサを設けることができ、それらのセンサによって、電子ペンのポジションおよび/または運動の重複検出を実施することができる、という点だけである。
また、電子ペン300は筆記芯312を含むことができ、この筆記芯312はたとえば、一例として洋白から成る筆記芯先端318と、一例として炭化タングステンから成る筆記ボール317とを備え、その直径はたとえば0.2mm〜2mmであり、好ましくは1.0±0.2mmである。
筆記芯312を、たとえばピン319を利用して力センサ321と結合することができ、このピン319は摩擦係合によって、筆記芯312を収容し、または筆記芯312と接続される。
ピン319の終端部分を、柔らかい導電性材料でコーティング可能なピンプレート322とすることができる。このピンプレート322をたとえば、筆圧力に応じた抵抗を発生させることができるように、薄膜抵抗315のメアンダ状経路に対して押圧することができる。
さらに力センサ320を収容するために、ハット型キャップ320を用いることができ、これは電子ペン300の組み立て中に挿入される。
2つの図面が以下に続く。その際、参照符号を以下のとおりに割り当てた。
100 電子ペン
101 回路支持体スリーブの第2部分
102 回路支持体スリーブの第1部分
103 電圧源たとえばバッテリ
104 ポジション検出センサ、加速度センサ
105 ポジション検出センサ、加速度センサ
107 筆圧測定のために筆記芯と結合可能な力センサ
110 力センサを筆記芯と結合するピン
111 データ伝送モジュール
112 ポジション検出センサ、回転速度センサ
113 筆記芯
114 電子ペンのペン先/筆記芯先端
115 電子ペンのハウジング
116 場合によってはペン先の封止キャップの受け入れにも適した、電子ペンのペン先とは反対側の端部/終端キャップ
117 回路支持体スリーブの第2スリーブ部分にオプションとして設けられ、筆記芯保持に利用可能な突出部
120 ディジタルコントロールユニット
121 電子ペンの長手軸
122 回路支持体スリーブ
200 電子ペンの回路支持体スリーブ
201 回路支持体スリーブの第2部分
202 回路支持体スリーブの第1部分
203 電圧源を収容する収容室/バッテリ収容室
204 ポジション検出センサ、加速度センサ
205 ポジション検出センサ、加速度センサ
206 ポジション検出センサ、加速度センサ
207 筆圧測定のために筆記芯と結合可能な力センサ
208 センサ信号たとえばポジション検出センサからの信号をディジタルコントロールユニットへ伝送する電気導体路
209 センサ信号たとえば力センサからの信号をディジタルコントロールユニットへ伝送する電気導体路
210 力センサを筆記芯と結合するピン
211 一例としてポジション検出センサを配置可能な択一的な位置
212 一例としてポジション検出センサを配置可能な択一的な位置
213 一例としてポジション検出センサを配置可能な択一的な位置
214 電子ペンの長手軸
215 回路支持体スリーブの第1の円周
216 回路支持体スリーブの第2の円周
217 電子ペンの長手軸に平行である、回路支持体スリーブ上の軸/回路支持体スリーブに沿った軸
218 回路支持体スリーブの第2部分の第1の側面
219 回路支持体スリーブの第2部分の第2の側面
300 1つの実施例による電子ペン
301 電子ペンのハウジング/スリーブ/ケーシングの第3部分
302 電子ペンのハウジング/スリーブ/ケーシングの第2部分
303 電子ペンのハウジング/スリーブ/ケーシングの第1部分
304 バッテリ収容室カバーを備えた端部キャップ
305 1つまたは複数の電圧源/バッテリ、たとえば空気亜鉛ボタン型電池
306 データ伝送モジュールたとえばBLEモジュール
307 たとえばマイクロコントローラを含むディジタルコントロールユニット
308 1つまたは複数のポジション検出センサ、たとえばコンビネーションセンサ
309 1つまたは複数のポジション検出センサを受け入れるコネクタストリップ
310 電子ペンにおける螺合型の第1のハウジング終端部
311 電子ペンのハウジング/スリーブ
312 筆記芯
313 1つまたは複数のポジション検出センサ
314 押しばめ型のソフトグリップゾーン
315 薄膜抵抗
316 螺合型の第2ハウジング端部であって、たとえば円錐形状であり、この部分から筆記芯を外側に出すことができる端部
317 筆記ボール
318 筆記芯先端
319 摩擦係合による筆記芯の収容または接続のためのピン
320 電子ペン組み立て中に挿入可能であり、筆圧力または軸線方向圧力を測定する力センサを収容するハット型キャップ
321 力センサ
322 ピンプレート
323 電子ピンに組み込まれるオプションとしてのデータ処理ユニット
324 電子ペンの長手軸

Claims (16)

  1. ペンポジション検出部を備えた電子ペン(100)であって、当該電子ペン(100)は、
    少なくとも1つの筆記芯(113)と、
    少なくとも1つの電圧源(103)と、
    少なくとも1つのディジタルコントロールユニット(120)と、
    少なくとも1つのデータ伝送モジュール(111)とを有する、
    電子ペン(100)において、
    当該電子ペン(100)は、少なくとも3つのポジション検出センサ(105,112,104)を有しており、
    前記ポジション検出センサは、該ポジション検出センサの測定データに基づき、当該電子ペン(100)のポジションおよび運動の重複検出が可能であるように構成されており、
    前記筆記芯(113)に力センサ(107)が結合されており、
    前記ポジション検出センサは、前記力センサ(107)に加わる力がなくなった後、所定の時間において、前記電子ペン(100)のポジションおよび運動の検出を継続する、
    ことを特徴とする電子ペン(100)。
  2. 前記3つのポジション検出センサまたはそれよりも多くのポジション検出センサ(105,112,104)のうち、少なくとも2つのポジション検出センサは、三次元加速度センサ(104,105)であり、
    1つのポジション検出センサは、三次元回転速度センサ(112)である、
    請求項1記載の電子ペン(100)。
  3. 前記3つのポジション検出センサまたはそれよりも多くのポジション検出センサ(105,112,104)のうち、少なくとも2つのポジション検出センサは、三次元加速度センサ(104,105)であり、
    1つのポジション検出センサは、一次元または二次元または三次元の磁場センサである、
    請求項1記載の電子ペン(100)。
  4. 前記3つのポジション検出センサまたはそれよりも多くのポジション検出センサ(104,105,112,205,204,206)は、三次元加速度センサである、
    請求項1記載の電子ペン(100)。
  5. 前記3つのポジション検出センサまたはそれよりも多くのポジション検出センサのうち、少なくとも2つのポジション検出センサは、三次元回転速度センサであり、および/または、
    1つのポジション検出センサは、三次元加速度センサであり、
    1つのポジション検出センサは、一次元または二次元または三次元の磁場センサである、
    請求項1記載の電子ペン(100)。
  6. 当該電子ペンはさらに気圧センサを有している、
    請求項1から5のいずれか1項記載の電子ペン(100)。
  7. 当該電子ペンは、少なくとも2つのセンサが統合された少なくとも1つのコンビネーションセンサを有している、
    請求項1から6のいずれか1項記載の電子ペン(100)。
  8. 前記コンビネーションセンサは、1つの三次元回転速度センサおよび1つの三次元の加速度センサを有する、
    請求項7記載の電子ペン(100)。
  9. 前記コンビネーションセンサは、1つの三次元加速度センサと、1つの一次元または二次元または三次元の磁場センサとを有する、
    請求項7記載の電子ペン(100)。
  10. 前記コンビネーションセンサは、1つの三次元回転速度センサと、1つの一次元または二次元または三次元の磁場センサとを有する、
    請求項7記載の電子ペン(100)。
  11. 前記コンビネーションセンサは、1つの三次元回転速度センサと、1つの三次元加速度センサと、1つの一次元または二次元または三次元の磁場センサとを有する、
    請求項7記載の電子ペン(100)。
  12. 前記ポジション検出センサおよび/またはコンビネーションセンサは、当該電子ペンの長手軸に沿って配置されており、および/または、前記長手軸に対し平行な軸または傾斜した軸または垂直な軸に沿って配置されている、
    請求項1から11のいずれか1項記載の電子ペン(100)。
  13. 最初の2つの加速度センサのうち一方の加速度センサの位置に対し相対的に、円周に沿って180°±90°の円周上のずれを伴って、第3の加速度センサが配置されている、
    請求項4、7乃至12のいずれか1項記載の電子ペン(100)。
  14. 前記電子ペンは、測定され記録されたデータの積分および誤り補正のために、組み込み型データ処理ユニットを有しており、
    オプションとして、前記組み込み型データ処理ユニットにより生成されたデータを送信可能である、
    請求項1から13のいずれか1項記載の電子ペン(100)。
  15. ペンのポジションおよび運動を電子的に検出する装置であって、該装置は、
    請求項1から14のいずれか1項記載の電子ペン(100)と、
    前記電子ペン(100)のデータ伝送モジュール(111)により送信されたデータを受信する、少なくとも1つのデータ受信モジュールと、
    受信した前記データを分析および処理するデータ処理ユニットと、
    データ出力ユニットと、
    データ記憶ユニットと
    を含む、
    ペンのポジションおよび運動を電子的に検出する装置において、
    前記データ処理ユニットは、受信した前記データの積分および誤り補正を実行可能であり、処理したデータを前記データ出力ユニットを介して出力可能であり、および/または、処理したデータを前記データ記憶ユニットに記憶可能である、
    ことを特徴とする、ペンのポジションおよび運動を電子的に検出する装置。
  16. 電子ペン(100)の運動パターンおよびポジションを検出および認識する方法であって、
    少なくとも3つのポジション検出センサを用いて、電子ペン(100)のポジションおよび運動を重複検出し、
    前記電子ペン(100)の筆記芯(113)に結合された力センサ(107)によって筆圧が検出されなくなった後の所定の時間にわたり、前記少なくとも3つのポジション検出センサは、前記電子ペン(100)のポジションおよび運動の検出を継続する、方法。
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