JP6452642B2 - 接合器および管の接合方法 - Google Patents
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Description
受口側係合部材を有する操作杆と、
挿口側係合部材および連動フレームを有する連動体と、
操作杆と連動体との間に設けられた連結部材とを備え、
挿口側係合部材は連動フレームの下端部に設けられ、
操作杆と連結部材の一端部とが回動自在に連結され、
連動体の連動フレームと連結部材の他端部とが回動自在に連結され、
受口側係合部材は、一方の管に外嵌可能で、管軸方向において受口に係合自在であり、
挿口側係合部材は、対をなす挟持部を有し、他方の管の挿口に外嵌可能であり、
受口側係合部材を支点として操作杆を挿口の挿入方向へ回動した場合、挿口側係合部材が挿入方向へ傾いて所定の傾斜姿勢になり、他方の管の挿口が挿口側係合部材の挟持部間に挟まれ、挿口側係合部材が挿口の挿入方向へ移動し、
挿口側係合部材が所定の傾斜姿勢になった状態で、一方の管の管軸心から操作杆と連結部材の一端部との連結箇所までの高さが他方の管の管軸心から連動フレームと連結部材の他端部との連結箇所までの高さよりも低いものである。
操作杆の回動に連動して挿口側係合部材が挿口の挿入方向へ傾き、対をなす挟持部が他方の管の挿口を挟持し、この状態で、操作杆が回動するのに伴って、挿口側係合部材が挿口の挿入方向へ移動する。これにより、他方の管の挿口が、挿口側係合部材の挟持部間に挟持された状態で、一方の管の受口内に挿入される。
これによると、受口側係合部材を一方の管の受口の近傍部分に外嵌することにより、受口側係合部材が管軸方向において受口に係合する。
受口側係合部材が一方の管の受口の付け根部分に外嵌する方向と、挿口側係合部材が他方の管の挿口に外嵌する方向とが異なっているものである。
挟持部は、管軸方向から見て、一方向とは異なる他方向において相対向しており、
受口側係合部材を支点として操作杆を挿口の挿入方向へ回動した場合、挿口側係合部材が挿口の挿入方向へ傾いて、挟持部が他方の管の挿口を他方向から挟持するものである。
本第6発明における接合器は、対をなす挟持部のうち、連結部材に近い方の挟持部と挿口との接触部位は、連結部材から遠い方の挟持部と挿口との接触部位よりも、受口側に近いものである。
一方の管の受口に他方の管の挿口の先端部を仮挿入し、
接合器の挿口側係合部材を他方の管の挿口に外嵌して、挟持部間に挿口を挿入し、
受口側係合部材を、一方の管に外嵌して、管軸方向において受口に係合し、
受口側係合部材を支点として操作杆を挿口の挿入方向へ回動させるものである。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態では、図3に示すように、1はプッシュオンタイプの離脱防止管継手であり、互いに接続される一方の管11の端部に形成された受口12に、他方の管13の端部に形成された挿口14が挿入されている。
図1,図2に示すように、21は一方の管11の受口12に他方の管13の挿口14を挿入して両管11,13同士を接合するための接合器である。接合器21は、操作杆22と、連動体23と、操作杆22と連動体23との間に設けられた連結部材24とを有している。
先ず、図4に示すように、受口12の内部のシール溝2にシール部材4を嵌め込み、ロックリング収容溝3にロックリング5と芯出し用部材6とを嵌め込んでおく。その後、床51に管11,13を配置し、受口12に挿口14の先端部を僅かに仮挿入する。
F1×L1=F2×L2
となり、
F2=F1×L1/L2
となる。
ここで、長さL1は長さL2よりも長いので、作業者が力点53に加えた力F1よりも大きな力F2がボルト41,ナット42の締結箇所に作用し、この力F2で挿口14が受口12内に挿入され、これにより、作業者の小さな力F1(操作力)で、大きな挿入力が挿口14に作用する。
先述した第1の実施の形態では、図2に示すように、連動体23は1個の挿口側係合部材30を有しているが、本第2の実施の形態では、図13〜図15に示すように、連動体23は管軸方向Cにおいて複数個(図13では二個)の挿口側係合部材30a,30bを有しており、各挿口側係合部材30a,30bはそれぞれ一対の挟持部36,37を有している。すなわち、先述した第1の実施の形態における接合器21は図2に示すように上下一対の挟持部36,37を一組備えているものであるが、本第2の実施の形態における接合器21は上下一対の挟持部36,37を複数組(図13では二組)備えているものである。
以下、上記構成における作用を説明する。
上記各実施の形態では、受口側係合部材27は受口12の付け根部分(受口12の近傍部分の一例)に外嵌可能であるが、受口12に外嵌可能であってもよい。
12 受口
13 他方の管
14 挿口
21 接合器
22 操作杆
23 連動体
24 連結部材
27 受口側係合部材
30,30a,30b 挿口側係合部材
32 アーム部材
36,37 挟持板(挟持部)
52 支点
A 挿入方向
C 管軸方向
P1〜P4 接触部位
Claims (7)
- 一方の管の受口に他方の管の挿口を挿入して管同士を接合するための接合器であって、
受口側係合部材を有する操作杆と、
挿口側係合部材および連動フレームを有する連動体と、
操作杆と連動体との間に設けられた連結部材とを備え、
挿口側係合部材は連動フレームの下端部に設けられ、
操作杆と連結部材の一端部とが回動自在に連結され、
連動体の連動フレームと連結部材の他端部とが回動自在に連結され、
受口側係合部材は、一方の管に外嵌可能で、管軸方向において受口に係合自在であり、
挿口側係合部材は、対をなす挟持部を有し、他方の管の挿口に外嵌可能であり、
受口側係合部材を支点として操作杆を挿口の挿入方向へ回動した場合、挿口側係合部材が挿入方向へ傾いて所定の傾斜姿勢になり、他方の管の挿口が挿口側係合部材の挟持部間に挟まれ、挿口側係合部材が挿口の挿入方向へ移動し、
挿口側係合部材が所定の傾斜姿勢になった状態で、一方の管の管軸心から操作杆と連結部材の一端部との連結箇所までの高さが他方の管の管軸心から連動フレームと連結部材の他端部との連結箇所までの高さよりも低いことを特徴とする接合器。 - 受口側係合部材は一方の管の受口の近傍部分に外嵌可能であることを特徴とする請求項1記載の接合器。
- 受口側係合部材は、対をなすアーム部材を有し、一方の管の受口の付け根部分に外嵌可能であり、
受口側係合部材が一方の管の受口の付け根部分に外嵌する方向と、挿口側係合部材が他方の管の挿口に外嵌する方向とが異なっていることを特徴とする請求項2記載の接合器。 - アーム部材は、管軸方向から見て、一方向において相対向しており、
挟持部は、管軸方向から見て、一方向とは異なる他方向において相対向しており、
受口側係合部材を支点として操作杆を挿口の挿入方向へ回動した場合、挿口側係合部材が挿口の挿入方向へ傾いて、挟持部が他方の管の挿口を他方向から挟持することを特徴とする請求項3記載の接合器。 - 挿口が挿口側係合部材の挟持部間に挟まれた際、挟持部と挿口との接触部位が管軸方向において異なった複数の位置にあることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の接合器。
- 対をなす挟持部のうち、連結部材に近い方の挟持部と挿口との接触部位は、連結部材から遠い方の挟持部と挿口との接触部位よりも、受口側に近いことを特徴とする請求項5に記載の接合器。
- 上記請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の接合器を用いた管の接合方法であって、
一方の管の受口に他方の管の挿口の先端部を仮挿入し、
接合器の挿口側係合部材を他方の管の挿口に外嵌して、挟持部間に挿口を挿入し、
受口側係合部材を、一方の管に外嵌して、管軸方向において受口に係合し、
受口側係合部材を支点として操作杆を挿口の挿入方向へ回動させることを特徴とする管の接合方法。
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JP2016088873A JP6452642B2 (ja) | 2016-04-27 | 2016-04-27 | 接合器および管の接合方法 |
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Family Applications (1)
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JP2016088873A Active JP6452642B2 (ja) | 2016-04-27 | 2016-04-27 | 接合器および管の接合方法 |
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