JP6452633B2 - 焼成プレキャストブロック - Google Patents

焼成プレキャストブロック

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Description

本発明は、高炉や高炉鋳床樋等の内張り層として用いられる焼成プレキャストブロックに関する。
高炉鋳床樋は、高炉出銑口から排出される1450〜1550℃の高温の溶湯(溶銑・溶融スラグ)を、その比重差によって溶銑と溶融スラグとに分離し、溶銑と溶融スラグをそれぞれ次工程まで運搬するための設備である。高炉鋳床樋において、溶湯と接する部分の耐火物(ウエアーライニング材)は、溶融スラグによる浸食を受けやすい。そのため、ウエアーライニング材は、耐熱性・耐食性に優れた材質であることが要求されている。
一般に、高炉鋳床樋は、アルミナ,マグネシウムスピネル,炭化珪素等を骨材とした不定形材(キャスタブル材)を型枠に流し込み、湯道を形成して施工される。高炉鋳床樋におけるウエアーライニング材は、アルミナ炭珪レンガや断熱キャスタブル材等の耐火物を介して、外枠を形成する鉄皮により支持されている。
溶湯のうち、溶銑は鉄を主成分とする溶融状態の金属であり、溶融スラグはSiO、Al、CaO等の溶融状態の酸化物である。溶銑と溶融スラグの比重は異なり、溶銑の比重の方が大きい。そのため、溶銑が高炉鋳床樋の下部に沈降し、溶融スラグが溶銑上を浮遊する状態で流れる。なお、溶銑と溶融スラグとが接する面はメタルラインと呼ばれており、溶融スラグと大気とが接触する面はスラグラインと呼ばれている。そして、メタルラインが高炉鋳床樋の側壁に接触する部位をメタルライン部と呼ばれ、スラグラインが高炉鋳床樋の側壁に接触する部位をスラグライン部と呼ばれている。
ウエアーライニング材は、高温の溶湯と接して加熱−冷却を繰り返し受けるため、亀裂や局部的損傷を生じやすい。特に、上記したスラグライン部やメタルライン部のようなスラグやメタルの界面と側壁が接触する部位では、スラグやメタルの局所的な流動が生じるために、側壁のウエアーライニング材が著しく損耗する現象が見られる。ウエアーライニング材の損耗が進行して側壁の残厚が小さくなると、溶銑や溶融スラグが漏出する虞がある。溶銑や溶融スラグの漏出が発生すると、高炉の付帯設備の故障を引き起こすばかりでなく、作業の安全性や周辺の環境にも悪影響を及ぼす。したがって、側壁のウエアーライニング材を定期的に補修する必要がある。
ところがウエアーライニング材が損耗する位置は、上記したとおりスラグライン部やメタルライン部で特に著しい。つまり、ウエアーライニング材は全体的に均一に損耗せず、局部的に損耗する。たとえ側壁の他の部位のウエアーライニング材が健全であっても、スラグライン部やメタルライン部のウエアーライニング材の残厚が局部的に減少すれば、溶湯漏出を未然に防ぐために補修しなければならない。このため、実操業においては、ウエアーライニング材の入念な点検・補修作業を頻繁に行っている。
このような実情に鑑み、特許文献1では、不定形耐火材を流し込みまたは吹き付けして出銑樋の内張り層を形成した出銑樋において、出銑流が強く当たり高耐火性が必要とされる箇所の側壁面に複数のプレキャスト耐火ブロックを連結して配置することが開示されている。これにより、出銑樋の内張り層のうち損傷の著しい箇所の溶損を抑え、出銑樋全体の溶損バランスを均等にして耐久性の向上を図っている。
特開平9−95708号公報
しかしながら、特許文献1では、複数のプレキャスト耐火ブロックを連結して配置する構成をとるため、数種類の形状を持つ耐火ブロックを必要とする。また、連結して配置した耐火ブロックの周囲を覆う不定形耐火材の溶損により、早期に耐火ブロックが抜け落ちてしまう問題点も存在している。したがって、数種類の耐火ブロックを必要とする製造コストの増大や、耐火ブロックの早期抜け落ちによる使用寿命の低下といった問題が、必ずしも改善しきれていない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、溶損によるブロックの早期抜け落ちを抑制するとともに、高炉鋳床樋等の寿命向上を実現させることができ、かつ、製造コストを低減できる焼成プレキャストブロックを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、第1の本発明の焼成プレキャストブロックは、溶湯と接する面である上面と、上面に背向する下面と、複数の側面を有し、上面が表出し、下面及び側面がキャスタブル材に接するように埋め込まれて用いられる焼成プレキャストブロックであって、側面のうち互いに背向する少なくとも一対の側面は、平面部と凹凸部からなり、平面部は、上面側に形成され、凹凸部は、平面部より下面側に形成されるとともに、1つ以上の溝状の凹部を有し、凹部は、凹部が設けられている側面に隣接する2つの別の側面の間で、一方の別の側面から他方の別の側面まで延びており、凹凸部に設けられた凸部は、平面部よりも突出していることを特徴とする。
上記課題を解決するために、第2の本発明の焼成プレキャストブロックは、溶湯と接する面である上面と、上面に背向する下面と、複数の側面を有し、上面が表出し、下面及び複数の側面がキャスタブル材に接するように埋め込まれて用いられる焼成プレキャストブロックであって、複数の側面のうち互いに背向する少なくとも一対の側面は、平面部と凹凸部からなり、凹凸部は、1つ以上の溝状の凹部を有し、凹部は、凹部が設けられている側面に隣接する2つの別の側面の間で、一方の別の側面から他方の別の側面まで延びており、別の側面は、平面であることを特徴とする。
本発明は、互いに背向する少なくとも一対の側面に凹凸部を有しており、該凹凸部は1つ以上の溝状の凹部を有する。凹部は、凹部が設けられている側面に隣接する2つの別の側面の間で、一方の別の側面から他方の別の側面まで延びている。たとえば、高炉鋳床樋の側壁において本発明の焼成プレキャストブロックが適用された場合、本発明は、上面を溶湯側、下面を鉄皮側、側面と下面がウエア―ライニング材に埋め込まれている状態で配置される。
このような場合、仮に本発明の焼成プレキャストブロック側面周囲を覆っているウエアーライニング材が早期溶損を受けたとしても、本発明における溝状の凹部が、残存するウエア―ライニング材を捉えることができる。したがって、本発明の焼成プレキャストブロックが抜け落ちることを抑制できる。
また、本発明は焼成プレキャストブロックであるため、耐火性に優れる。焼成プレキャストブロックは予め焼成されていることによって組織強度が大きくなり、溶銑温度を受けても耐火物組織にほとんど変化を及ぼさなくなる。ゆえに、受鋼の際の溶鋼の直撃や熱衝撃に対し抵抗力が向上する。さらに、プレキャストブロックは、耐火レンガに比べ非常に安価であり、また形状の自由度も高い。
以上記載のごとく本発明の焼成プレキャストブロックによれば、高炉鋳床樋等の側壁の特に溶損の著しいメタルライン部やスラグライン部を、溶損から効果的に保護することができる。また、本発明によれば、ブロック側面に抜け落ち抑制手段を設けているため、溶損によりブロックの早期抜け落ちを抑制できる。さらに、本発明は焼成プレキャストブロックであるため、耐火レンガに比べて安価である。
従って、本発明によれば、ブロックの早期抜け落ちを抑制できるとともに高炉鋳床樋等の寿命を向上でき、かつ、製造コストの増大を抑制することができる。
本発明を模式的に示す斜視図である。 本発明を模式的に示す平面図である。 本発明を高炉鋳床樋に適用した例を模式的に示す断面説明図である。 図3におけるIV‐IV断面を模式的に示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、各図面において同一箇所は同一符号を用いて説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成部品の材質、形状、その相対的配置等は、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。また、当該明細書中の上、下、左、右、前、後は、図1に示す方向を意味する。
図1は、本発明の焼成プレキャストブロックを模式的に示した斜視図である。図2は、第一側面あるいは第三側面から見た平面図である。図3及び図4は、本発明を高炉鋳床樋の側壁において特に溶損の著しいメタルライン部とスラグライン部に適用した図であり、高炉鋳床樋の湯道を流れる溶湯の流れ方向に対する垂直断面を模式的に示した図である。
(第1実施形態)
(構成)
当該実施形態の焼成プレキャストブロック1について、図1及び図2を参照して説明する。焼成プレキャストブロック1は、上面2と、下面3と、4つの側面とを有する略六面体形状のプレキャストブロックである。
当該実施形態の焼成プレキャストブロック1は、例えば高炉鋳床樋の湯道の側壁等に用いられるものであり、側壁を構成するキャスタブル材に埋め込まれて使用される。具体的には、上面2がキャスタブル材から表出し、下面3及び4つの側面がキャスタブル材と接するように埋め込まれて用いられる。つまり、焼成プレキャストブロック1は、上面2が溶湯と接する面として高炉鋳床樋等の側壁に用いられる。
4つの側面は、第一側面4と、第二側面5と、第三側面6と、第四側面7とからなり、第一側面4と第三側面6、第二側面5と第四側面7がそれぞれ互いに背向している。当該実施形態においては、第一側面4と第三側面6、第二側面5と第四側面7はそれぞれ互いに同一形状である。
図1に示すように、第二側面5及び第四側面7は、平面部70及び凹凸部80からなる。第二側面5及び第四側面7は同一形状を採るため、以下、第四側面7を例に挙げて説明する。
図1及び図2に示すように、第四側面7において平面部70は上面2側の上方に位置し、凹凸部80は下面3側の下方に位置し、平面部70と凹凸部80は連続している。凹凸部80は、凹部8と凸部84を有しており、当該実施形態においては2つの凹部8を有している。
図1及び図2に示すように、2つの凹部8は、平面部70よりも右方向に窪んでおり、上側凹部8aと下側凹部8bからなる。上側凹部8aは下側凹部8bより上方側、すなわち上面側に位置している。
凸部84は、平面部70よりも左方向に突出しており、上側凹部8aと下側凹部8bとの間に位置している。凸部84は、最も左方向に突出した頂上部85を有する。
図1に示すように、上側凹部8aと下側凹部8bは共に、凹部8を有する第四側面7と隣り合う側面である第一側面4から第三側面6まで貫通して延びる溝状又は凹状の形状をなしている。また、当該実施形態において図1に示すように上側凹部8aと下側凹部8bを構成する面は湾曲しているが、これに限定されず、屈曲していてもよい。
凹部8の位置、形状について説明する。図2は、第一側面4あるいは第三側面6から見た平面図であり、上面2を構成する一辺である上面辺21と、下面3を構成する一辺である下面辺31と、第二側面5を構成する一辺である第二側辺51と、第四側面7を構成する一辺である第四側辺71とを有する。なお、当該実施形態においては上記のとおり、第二側面5及び第四側面7は同一形状を採っている。したがって、第二側辺51と第四側辺71とは線対称の関係であって同様の形状を採っている。以下、第四側辺71を例に挙げて説明する。
図2に示すとおり、第四側辺71は、平面部70を構成する垂直辺7a1と、上側凹部8aを構成する上側弧状辺8a1と、下側凹部8bを構成する下側弧状辺8b1からなる。
図2に示すように、第四側辺71において、上側弧状辺8a1を構成する部分の直線長さをW、下側弧状辺8b1を構成する部分の直線長さをW、垂直辺7a1の直線長さをWとする。そして、上面辺21から下面辺31までの直線長さをWとする。ここで、直線長さとは、各辺における図2に示す上下方向の長さを意味し、W=W+W+Wの関係が成立している。
より具体的に当該実施形態では、Wは上面辺21から垂直辺7a1と上側弧状辺8a1との境界までを意味し、Wは垂直辺7a1と上側弧状辺8a1との境界から頂上部85までを意味し、そして、Wは頂上部85から下面辺31までを意味している。
当該実施形態の焼成プレキャストブロック1の製造は、特に限定されるものではないが、次の製造方法が例示できる。シリカ−アルミナ質、アルミナ質、マグネシア質、マグネシア−カルシア質、スピネル質、ジルコン質、ジルコニア質等の耐火原料から選ばれる一種または二種以上を主骨材とし、必要により、例えば炭素、炭化物、窒化物、ほう化物、酸化クロム、珪素炭化物、アルミナ超微粉、粘土、耐火性超微粉、ファイバー類、金属粉などから選ばれる一種または二種以上を配合し、さらに結合剤、解こう剤および水を添加し、十分に混練した後、鋳込み成型する。
成型後は、養生し、乾燥する。従来のプレキャストブロックはこれで製造を完了するのに対し、当該実施形態ではさらに焼成する。焼成温度は、800〜1600℃が望ましい。
結合剤、解こう剤は従来のプレキャストブロックの製造で使用される材質と変わりない。例えば結合剤は、コロイダルシリカ、アルミナゾル、アルミナセメント、ポルトランドセメント、軽焼マグネシア、水硬性アルミナ、リン酸ソーダ、リン酸ガラス、珪酸ソーダ、正リン酸、フェノール樹脂、ピッチなどから選ばれる一種または二種以上であることが望ましい。解こう剤は、例えばアルカリ金属リン酸塩類、アルカリ金属ポリリン酸塩類、アルカリ金属ポリリン酸類、アルカリ金属カルボン酸塩などから選ばれる一種または二種以上とすることが望ましい。
焼成プレキャストブロックの主骨材は上記のように限定されるものではないが、中でも、アルミナとスピネルまたはアルミナとジルコンの組合せが望ましい。また、炭化珪素を高比率で含有させることが望ましい。アルミナ−スピネル系プレキャストブロックは、スピネルがスラグ成分のFeO、MnO2 などを固溶し、スラグの浸透を阻止することで耐食性に優れる。アルミナ−ジルコン系プレキャストブロックは、ジルコンの解離によって生成したSiO2 が粘性の高い液相となり、スラグ浸透を阻止して耐食性を向上させる。さらに、炭化珪素は溶融スラグに濡れ難く、耐火性や容積安定性に優れ、他の炭化物に比べて安価であるため、製造コスト削減に効率的である。
また、当該実施形態は、焼成プレキャストブロックを用いている。一般に、耐火レンガは、粉末材料を用いてこれを高圧で押し固めて成型した成型品を高温で焼成してさらに焼き固めたものである。成型するための型は、硬い粉末材料に高圧をかけるため非常に高価であり、また高温焼成にもコストがかさむが、極めて緻密で耐食性等の性能が高いため、特に耐熱性や耐食性が要求される部位には耐火レンガを用いることが多い。
それに比べて、不定型耐火物であるキャスタブルは、レンガが積み難い部位、或いは断熱、耐食性の対策を立てる必要がある部位に好適に適用される。通常は、現場にてキャスタブル原料を水で混練して流し込む方法や吹き付けて施工する方法等により施工するもので、実機環境下での昇温で緻密に焼き固めることとなる。
これに対して、工場にて水練りと流し込みを行い成型して焼成するものを焼成プレキャストブロックという。現場施工では、温度や湿度の関係で、水の量や練り方を微妙に調節する必要があり、作業者の勘や経験が必要とされることが多く、場合によっては施工精度にばらつきが生じてしまう。しかし、工場ではこれらを管理して施工するため、その材料の性能を十分に発揮でき、ばらつきも少ない製品を製造することができる。焼成プレキャストブロックを固める型枠は、耐火レンガのような高圧は不要であるため安価であり、また形状の自由度も高い。従って、焼成プレキャストブロックは耐火レンガに比べて非常に安価に製造することができる。
(作用効果)
以下、当該実施形態の焼成プレキャストブロック1の作用効果について説明する。なお、当該実施形態においては上記したとおり第二側面5及び第四側面7は同一形状を採っている。したがって、以下第四側面7を例に挙げて説明するが、第二側面5においても同様の作用効果を奏する。
当該実施形態の焼成プレキャストブロック1は、高炉鋳床樋のウエアーライニング材等のキャスタブル材に埋め込まれる状態で用いられる。この場合、当該実施形態の焼成プレキャストブロック1より耐火性に劣るキャスタブル材は、溶湯による浸食を当該実施形態の焼成プレキャストブロック1より先に受ける。したがって、焼成プレキャストブロック1は、その周囲に存在するキャスタブル材の溶損により抜け落ちる可能性がある。しかし、当該実施形態の焼成プレキャストブロック1は側面に溝状の2つの凹部8(上側凹部8a及び下側凹部8b)を有する。この溝状の凹部8が残存するキャスタブル材を捉え、焼成プレキャストブロック1が抜け落ちることを抑制する。
ここで、図1及び図2に示すように、凹部8(上側凹部8a及び下側凹部8b)を有する凹凸部80は、平面部70よりも第四側面7に占める割合が大きいことが望ましい。すなわち、図2に示すように、W+W/Wは、1/2以上4/5以下であることが望ましい。また、より望ましくは、1/2以上2/3以下である。このとき、凹凸部80の下側凹部8bにおけるWは、1/5W<W<1/2Wであることが望ましい。
このように、凹凸部80が第四側面7に対して上記割合で構成されることにより、凹部8(上側凹部8a及び下側凹部8b)は残存するキャスタブル材をより効果的に捉えることができる。すなわち、当該実施形態における焼成プレキャストブロック1を高炉鋳床樋等の側壁に用いることにより、高炉鋳床樋等の寿命向上に有利なものとなる。
また、図2に示すように、第四側辺71のうち垂直辺7a1を下面辺31に向け延長した二点鎖線hから弧状辺8a1の頂上部83までの長さをAとし、二点鎖線hから凸部84の頂上部85までの長さをBとしたとき、AはBよりも小さいことが望ましい。すなわち、A/Bは4/5以下が望ましく、より望ましくは2/3以上3/4以下である。弧状辺8a1の頂上部83と凸部84の頂上部85との関係、すなわち、上側凹部8aと凸部84との関係が上記割合の範囲に構成されることにより、上側凹部8aはより効果的に残存するキャスタブル材を捉えることができるとともに、凸部84が残存するキャスタブル材に対してアンカー効果の機能を効果的に果たし得る。
高炉鋳床樋の長期使用等により、湯道を構成するウエアーライニング材の溶損が進行し、ウエアーライニング材に埋め込まれた焼成プレキャストブロック1の凸部84周辺のキャスタブル材まで溶湯の侵食を受ける虞もある。この場合、凸部84よりも上方のキャスタブル材が溶湯の侵食により無くなる。したがって、上側凹部8aのキャスタブル材を捉える効果や、凸部84のアンカー効果が期待できなくなってしまう。
しかしながら、当該実施形態の焼成プレキャストブロック1では下側凹部8bを有する。これにより、たとえ上記のような状況になったとしても下側凹部8bが残存するキャスタブル材を捉えることができるため、焼成プレキャストブロック1がウエアーライニング材から抜け落ちることを抑制できる。
また、図2に示すように、下面辺31の直線長さをLとし、第二側面5に設けられた凸部84の頂上部85から第四側面7に設けられた凸部84の頂上部85までの直線長さをLとしたとき、L<Lであることが望ましい。すなわち、図1に示すように、凹凸部80に設けられた凸部84は、平面部よりも左右方向において突出していることが望ましい。
このように構成されることにより、凸部84が溶湯の侵食を阻害する。すなわち、凹凸部80に設けられた凸部84が、平面部よりも左右方向において突出していること、凸部84よりも下方に存在するキャスタブル材が溶湯による浸食を受けにくくなる。したがって、下側凹部8bがより効果的に残存するキャスタブル材を捉えることができ、焼成プレキャストブロック1の抜け落ちを抑制することができる。ゆえに、当該実施形態の焼成プレキャストブロック1を用いた高炉鋳床樋等の寿命向上に有利となる。
(第2実施形態)
第2実施形態は、本発明の焼成プレキャストブロックを高炉鋳床樋に適用した例である。図3及び図4を参照して説明する。
図3に示す高炉鋳床樋9は、溶湯13と接するウエアーライニング材10と、高炉鋳床樋9の外枠を形成する鉄皮12と、ウエアーライニング材10と鉄皮12との間に設けられる断熱キャスタブル材11とからなる。なお、高炉鋳床樋9は一般的な高炉鋳床樋でよく、これに限定されるものではない。
図3に示すように、高炉鋳床樋9において、当該実施形態の焼成プレキャストブロック1は湯道を構成するウエアーライニング材10の特に溶損の著しいスラグライン部14やメタルライン部15に複数個配設されている。配設される焼成プレキャストブロック1の数は、特に限定されるものでなく、予想される損傷の程度および範囲によって、その数を適宜変更することができる。
図4に示すように、当該実施形態の焼成プレキャストブロック1はウエアーライニング材10に埋め込まれている。そして、上面2は溶湯13側に下面3は鉄皮12側に向き、上面2はウエアーライニング材10から表出し、溶湯13と接する。互いに背向し溝状の凹部8を有する第二側面5及び第四側面7は、溶湯13の流れ方向に対して垂直になるように配設されている。図4に示す白抜き矢印は、溶湯13の流れ方向を意味している。
このように、当該実施形態の焼成プレキャストブロック1を、高炉鋳床樋9の湯道側壁を構成するウエアーライニング材10に配設することで、特に溶損の著しいスラグライン部14やメタルライン部15を溶損から保護し、高炉鋳床樋9の使用寿命を向上させることができる。
しかしながら、当該実施形態の焼成プレキャストブロック1同士間のウエアーライニング材10が、早期溶損を受ける可能性がある。すると、溶損を受けたウエアーライニング材10から溶湯13が侵入し、早い段階で配設した焼成プレキャストブロック1が抜け落ちてしまうことも考えられる。
このような場合であっても、当該実施形態の焼成プレキャストブロック1であれば、溶湯13が流れる方向に対して垂直となる側面(第二側面5及び第四側面7)に抜け落ち抑制手段として溝状の凹部8(上側凹部8a及び下側凹部8b)が設けられている。すなわち、焼成プレキャストブロック1の周囲に存在するウエアーライニング材10が溶湯13により浸食されたとしても、凹部8(上側凹部8a及び下側凹部8b)が残存するウエアーライニング材10を捉えることができるため、焼成プレキャストブロック1の早期抜け落ちを効果的に抑制できる。また、上記した第1実施形態と同様の効果も奏する。
さらに本発明の他の実施形態として、例えば、第1実施形態における焼成プレキャストブロック1の凹凸部80は2つの凹部8から構成されているが、凹部8の数は1つ又は3つ以上の複数であってもよい。
また、第1実施形態における焼成プレキャストブロック1の一対の側面に凹凸部80を設けているが、さらにその他の側面に凹凸部80を設けてもよい。
また、第2実施形態における焼成プレキャストブロック1では、凹凸部80を有する面が溶湯の流れる方向に対して垂直となるように配設されているが、これに代えて、凹凸部80が溶湯の流れる方向に対して平行となるように配設されていても、本発明の効果を奏し得る。
1:焼成プレキャストブロック
2:上面 21:上面辺
3:下面 31:下面辺
4:第一側面
5:第二側面 51:第二側辺
6:第三側面
7:第四側面 70:平面部 71:第四側辺 7a1:垂直辺
8:凹部 80:凹凸部 8a:上側凹部 8a1:上側弧状辺
8b1:下側弧状辺 83、85:頂上部 84:凸部
9:高炉鋳床樋
10:ウエアーライニング材
11:断熱キャスタブル材
12:鉄皮
13:溶湯
14:スラグライン部
15:メタルライン部

Claims (4)

  1. 溶湯と接する面である上面と、前記上面に背向する下面と、複数の側面を有し、前記上面が表出し、前記下面及び複数の前記側面がキャスタブル材に接するように埋め込まれて用いられる焼成プレキャストブロックであって、
    複数の前記側面のうち互いに背向する少なくとも一対の前記側面は、平面部と凹凸部からなり、
    前記平面部は、前記上面側に形成され、
    前記凹凸部は、前記平面部より前記下面側に形成されるとともに、1つ以上の溝状の凹部を有し、
    前記凹部は、前記凹部が設けられている前記側面に隣接する2つの別の側面の間で、一方の前記別の側面から他方の前記別の側面まで延びており、
    前記凹凸部に設けられた凸部は、前記平面部よりも突出していることを特徴とする焼成プレキャストブロック。
  2. 前記別の側面は、平面である請求項1に記載の焼成プレキャストブロック。
  3. 溶湯と接する面である上面と、前記上面に背向する下面と、複数の側面を有し、前記上面が表出し、前記下面及び複数の前記側面がキャスタブル材に接するように埋め込まれて用いられる焼成プレキャストブロックであって、
    複数の前記側面のうち互いに背向する少なくとも一対の前記側面は、平面部と凹凸部からなり、
    前記凹凸部は、1つ以上の溝状の凹部を有し、
    前記凹部は、前記凹部が設けられている前記側面に隣接する2つの別の側面の間で、一方の前記別の側面から他方の前記別の側面まで延びており、
    前記別の側面は、平面であることを特徴とする焼成プレキャストブロック。
  4. 前記凹凸部を有する前記側面において、
    前記上面から前記下面までの直線長さを基準として、前記凹凸部の直線長さは、1/2以上4/5以下である請求項1〜3の何れか一項に記載の焼成プレキャストブロック。
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