JP6452632B2 - 射出ノズル、射出装置、射出成形装置、射出方法及び射出成形方法 - Google Patents

射出ノズル、射出装置、射出成形装置、射出方法及び射出成形方法 Download PDF

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Description

本発明は、射出ノズル、射出装置、射出成形装置、射出方法、及び、射出成形方法に関する。
使用済み電気製品などから回収された使用済みプラスチックは、選別工程を経て、再生用の樹脂ペレットとなる。製品に使用される樹脂製の部品に、様々な色が採用されている。そのため、再生用の樹脂ペレットは、様々な色を有する。このように様々な色を有する再生用の樹脂ペレットを射出成形などの成形加工方法で成形品を製造する場合、成形品に色ムラが出る。そこで、射出成形装置の射出ノズルに複数の溶融樹脂の流路を設け、再生用の樹脂ペレットが溶融された溶融樹脂を複数の流路に分岐させた後に再び合流することを繰り返すことによって、溶融樹脂を混練して、成形品の色ムラを抑制することが知られている(特許文献1、特許文献2を参照)。
特開平11−34108号公報 特開2004−17335号公報
しかし、特許文献1及び特許文献2に記載された射出ノズルを用いても、成形品の色ムラを十分に抑制することができない。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、成形品の色ムラを十分に抑制することができる、射出ノズル、射出装置、射出成形装置、射出方法、及び、射出成形方法を提供することである。
本発明の射出ノズルは、ノズルヘッドを有する外筒と、外筒の内側に配置される内筒とを備える。内筒は、溶融樹脂を貯蔵する溶融樹脂貯蔵部と、外周面と、溶融樹脂貯蔵部と外周面とを連通する複数の貫通孔と、外周面上に設けられた複数の突起と、溶融樹脂が流入する第1の端部と、第1の端部よりもノズルヘッド側に位置する第2の端部とを含む。第2の端部側に位置する貫通孔を通る溶融樹脂の流量が第1の端部側に位置する貫通孔を通る溶融樹脂の流量よりも小さくなるように、複数の貫通孔は構成されている。
本発明の射出ノズルは、ノズルヘッドを有する外筒と、外筒の内側に配置される内筒とを備える。内筒は、溶融樹脂を貯蔵する溶融樹脂貯蔵部と、外周面と、溶融樹脂貯蔵部と外周面とを連通する複数の貫通孔と、外周面上に設けられた複数の突起と、溶融樹脂が流入する第1の端部と、第1の端部よりもノズルヘッド側に位置する第2の端部とを含む。第2の端部側に位置する貫通孔の内筒の周方向における総面積は、第1の端部側に位置する貫通孔の内筒の周方向における総面積よりも小さい。
本発明の射出装置は、上記のような射出ノズルを備える。
本発明の射出成形装置は、上記のような射出装置と、型締装置とを備える。
本発明の射出方法は、樹脂を溶融することと、溶融された樹脂の一部である第1の溶融樹脂を射出ノズルに供給することと、第1の溶融樹脂の後に、溶融された樹脂の一部である第2の溶融樹脂を射出ノズルに供給することと、射出ノズルにおいて、第1の溶融樹脂の流量を、第2の溶融樹脂の流量よりも相対的に小さくすることと、射出ノズルにおいて、第2の溶融樹脂よりも流量が相対的に小さくされた第1の溶融樹脂と、第2の溶融樹脂とを混練することと、射出ノズルから、混練された第1の溶融樹脂及び第2の溶融樹脂を射出することを備える。
本発明の射出成形方法は、上記のような射出方法によって、混練された第1の溶融樹脂及び第2の溶融樹脂を金型に射出することと、金型に射出された第1の溶融樹脂及び第2の溶融樹脂を冷却して、固化された成形品を得ることとを備える。
本発明の射出ノズルでは、第2の端部側に位置する貫通孔を通る溶融樹脂の流量が第1の端部側に位置する貫通孔を通る溶融樹脂の流量よりも小さくなるように、複数の貫通孔は構成されている。そのため、射出ノズルにおいて、第1の溶融樹脂の流量は、第1の溶融樹脂の後に射出ノズルに供給される第2の溶融樹脂の流量よりも相対的に小さくなる。1回の樹脂の射出工程において、第1の溶融樹脂と、第1の溶融樹脂の後に射出ノズルに供給される第2の溶融樹脂とを十分に混練することができる。このように十分に混練された第1の溶融樹脂及び第2の溶融樹脂を射出ノズルから射出することができる。その結果、本発明の射出ノズルによれば、成形品の色ムラを十分に抑制することができる。
本発明の射出ノズルでは、第2の端部側に位置する貫通孔の内筒の周方向における総面積は、第1の端部側に位置する貫通孔の内筒の周方向における総面積よりも小さい。そのため、射出ノズルにおいて、第1の溶融樹脂の流量は、第1の溶融樹脂の後に射出ノズルに供給される第2の溶融樹脂の流量よりも相対的に小さくなる。1回の樹脂の射出工程において、第1の溶融樹脂と、第1の溶融樹脂の後に射出ノズルに供給される第2の溶融樹脂とを十分に混練することができる。このように十分に混練された第1の溶融樹脂及び第2の溶融樹脂を射出ノズルから射出することができる。その結果、本発明の射出ノズルによれば、成形品の色ムラを十分に抑制することができる。
本発明の射出装置は、上記のような射出ノズルを備える。そのため、射出ノズルにおいて、第1の溶融樹脂の流量は、第1の溶融樹脂の後に射出ノズルに供給される第2の溶融樹脂の流量よりも相対的に小さくなる。1回の樹脂の射出工程において、第1の溶融樹脂と、第1の溶融樹脂の後に射出ノズルに供給される第2の溶融樹脂とを十分に混練することができる。このように十分に混練された第1の溶融樹脂及び第2の溶融樹脂を射出装置から射出することができる。その結果、本発明の射出装置によれば、成形品の色ムラを十分に抑制することができる。
本発明の射出成形装置は、上記のような射出装置と、型締装置とを備える。そのため、射出ノズルにおいて、第1の溶融樹脂の流量は、第1の溶融樹脂の後に射出ノズルに供給される第2の溶融樹脂の流量よりも相対的に小さくなる。1回の樹脂の射出工程において、第1の溶融樹脂と、第1の溶融樹脂の後に射出ノズルに供給される第2の溶融樹脂とを十分に混練することができる。このように十分に混練された第1の溶融樹脂及び第2の溶融樹脂を射出装置から射出することができる。その結果、本発明の射出成形装置によれば、成形品の色ムラを十分に抑制することができる。
本発明の射出方法は、射出ノズルにおいて、第1の溶融樹脂の流量を、第1の溶融樹脂の後に射出ノズルに供給される第2の溶融樹脂の流量よりも相対的に小さくすることと、射出ノズルにおいて、第2の溶融樹脂よりも流量が相対的に小さくされた第1の溶融樹脂と、第2の溶融樹脂とを混練することとを備える。本発明の射出方法では、第1の溶融樹脂と、第1の溶融樹脂よりも後に射出ノズルに供給される第2の溶融樹脂とが十分に混ざり合わされた後に、互いに混ざり合わされた第1の溶融樹脂及び第2の溶融樹脂を混練する。そのため、1回の樹脂の射出工程において、第1の溶融樹脂と、第1の溶融樹脂の後に射出ノズルに供給される第2の溶融樹脂とを十分に混練した後に、第1の溶融樹脂及び第2の溶融樹脂を射出ノズルから射出することができる。その結果、本発明の射出方法によれば、成形品の色ムラを十分に抑制することができる。
本発明の射出成形方法は、上記のような射出方法によって、混練された第1の溶融樹脂及び第2の溶融樹脂を金型に射出することを備える。そのため、1回の樹脂の射出工程において、第1の溶融樹脂と、第1の溶融樹脂の後に射出ノズルに供給される第2の溶融樹脂とを十分に混練した後に、第1の溶融樹脂及び第2の溶融樹脂を射出ノズルから金型に射出することができる。その結果、本発明の射出成形方法によれば、成形品の色ムラを十分に抑制することができる。
本発明の実施の形態1に係る射出成形装置の概略部分断面図である。 本発明の実施の形態1に係る射出ノズルの概略断面図である。 本発明の実施の形態1に係る射出ノズルの内筒の概略斜視図である。 (A)は、本発明の実施の形態1に係る射出成形方法のフローチャートを示す図である。(B)は、本発明の実施の形態1に係る射出方法のフローチャートを示す図である。 本発明の実施の形態2に係る射出ノズルの内筒の概略斜視図である。 本発明の実施の形態3に係る射出ノズルの概略断面図である。 本発明の実施の形態4に係る射出ノズルの内筒の概略斜視図である。 (A)は、本発明の実施の形態5に係る射出ノズルの内筒の概略斜視図である。(B)は、本発明の実施の形態5における第1から第3の突起の拡大図である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1を参照して、本実施の形態の射出成形装置1は、主に、射出装置2と、型締装置80とを備える。
射出装置2は、主に、ホッパ3と、シリンダ4と、第1のヒータ5と、スクリュー6と、第1の駆動部7と、スクリューヘッド9と、射出ノズル10とを備える。
ホッパ3は、再生用の樹脂ペレットなどの樹脂材料を貯蔵する。ホッパ3は、シリンダ4に接続され、再生用の樹脂ペレットなどの樹脂材料をシリンダ4の中空部4cに供給する。
シリンダ4は、両方の端部4a,4bに開口を有する筒の形状を有する。端部4bは、射出ノズル10側に位置し、端部4aは、端部4bと反対側に位置する。シリンダ4は、内部に中空部4cを有し、この中空部4cは、端部4aと端部4bとの間に延在する。
シリンダ4の外周面に第1のヒータ5が設けられている。第1のヒータ5は、シリンダ4の中空部4c内の樹脂材料を加熱する。樹脂材料には、第1のヒータ5の熱だけでなく、スクリュー6の回転によって生じる摩擦熱なども加わる。これらの熱によって、ホッパ3から供給された樹脂材料は可塑化される。本明細書では、可塑化された樹脂を、溶融樹脂と呼ぶ。
シリンダ4の中空部4cにスクリュー6が配置される、スクリュー6は、表面にらせん溝が形成されている。シリンダ4の端部4aに、スクリュー6を駆動する第1の駆動部7が設けられる。スクリュー6は、第1の駆動部7によって、シリンダ4が延在する方向に移動するとともに、回転する。スクリュー6を回転させることで、ホッパ3から供給された樹脂材料を射出ノズル10側に送ることができる。スクリュー6を射出ノズル10側に移動させることによって、溶融樹脂を射出ノズル10から射出させることができる。
スクリュー6の射出ノズル10側に、逆流防止弁8が設けられてもよい。逆流防止弁8は、溶融樹脂が第1の駆動部7に向かって流れることを防止する。スクリュー6の射出ノズル10側の端部に、スクリューヘッド9が設けられている。スクリューヘッド9は、射出ノズル10に向かって細くなる円錐の形状を有してもよい。
シリンダ4の端部4bに、射出ノズル10が設けられる。図1及び図2を参照して、射出ノズル10は、主に、外筒20と、内筒40とを備える。射出ノズル10は、第2のヒータ35をさらに備えてもよい。第2のヒータ35は、射出ノズル10内の樹脂を溶融された状態に保つことができる。
外筒20は、本体部21とノズルヘッド30とを有してもよい。ノズルヘッド30は、本体部21と一体的に形成されてもよい。ノズルヘッド30は、本体部21と別の部材として形成され、その後、本体部21と機械的に接続されてもよい。本体部21の内径及び外径は、ノズルヘッド30の内径及び外径よりも大きくてもよい。外筒20は、シリンダ4側に第1の端部22を有し、ノズルヘッド30側に第2の端部23を有する。外筒20は、第1の端部22と第2の端部23との間に延在する筒状の部材である。外筒20は、内周面24と外周面25とを有する。第2のヒータ35は、外筒20の外周面25上に設けられてもよい。
外筒20は、本体部21とノズルヘッド30とを接続するテーパ部27を有してもよい。外筒20は、外筒20の第1の端部22側に内側突出部26を有してもよい。内側突出部26は、内側突出部26の第1の端部22側の表面に、外側面26aを有してもよい。外側面26aは、スクリューヘッド9を受け入れることができるテーパ面であってもよい。内側突出部26は、内側突出部26の第2の端部23側の表面に、内側面26bを有してもよい。
図2及び図3を参照して、内筒40の構成を説明する。図2における内筒40の断面図は、図3に示す断面線II−IIにおける断面図である。内筒40は、本体部41と、溶融樹脂貯蔵部46と、フランジ47と、テーパ部48を有してもよい。内筒40は、シリンダ4側に第1の端部42を有し、ノズルヘッド30側に第2の端部43を有する。内筒40は、第1の端部42と第2の端部43との間に延在する筒状の部材である。内筒40の第1の端部42は、外筒20の内側突出部26の内側面26bに接してもよい。内筒40は、内周面44と外周面45とを有する。内筒40の本体部41の外径は、外筒20の本体部21の内径よりも小さい。内筒40の外周面45は、外筒20の内周面24の内側に位置する。内筒40の内周面44によって規定される溶融樹脂貯蔵部46は、第1の端部42まで延在し、溶融樹脂貯蔵部46は、第1の端部42側に大きな開口を有する。シリンダ4(図1を参照)内の溶融樹脂は、外筒20の第1の端部22及び内筒40の第1の端部42から溶融樹脂貯蔵部46に流入する。溶融樹脂貯蔵部46は、シリンダ4から溶融樹脂を受け入れ、一時的に貯蔵する。溶融樹脂貯蔵部46は、第2の端部43側において、第2の端部43に向かうにつれて先細となる形状(例えば、円錐の形状)を有してもよい。
本体部41の第2の端部43側にフランジ47が設けられている。フランジ47は、本体部41よりも大きな外径を有する。フランジ47は、外筒20の本体部21の内周面24に接してもよい。フランジ47の第2の端部43側にテーパ部48が設けられてもよい。テーパ部48は、第2の端部43に向かうにつれて先細となる。内筒40のテーパ部48の外周面は、外筒20のテーパ部27に接してもよい。フランジ47及びテーパ部48には、1つ以上の貫通部49が設けられている。貫通部49は、フランジ47の第1の端部42側の表面と、テーパ部48の第2の端部43側の表面とを連通する。
内筒40は、溶融樹脂貯蔵部46と外周面45とを連通する複数の貫通孔(第1の貫通孔51、第2の貫通孔52及び第3の貫通孔53)を含む。具体的には、内筒40の本体部41に、第1の貫通孔51、第2の貫通孔52及び第3の貫通孔53が設けられている。第2の貫通孔52は、第1の貫通孔51よりも、第2の端部43側(溶融樹脂の下流側、ノズルヘッド30側)に位置し、第3の貫通孔53は、第2の貫通孔52よりも、第2の端部43側(溶融樹脂の下流側、ノズルヘッド30側)に位置する。本実施の形態では、第2の端部43側に位置する貫通孔(例えば第3の貫通孔53)の大きさは、第1の端部42側に位置する貫通孔(例えば第1の貫通孔51)の大きさよりも小さい。より特定的には、第1の端部42から第2の端部43に近づくにつれて、複数の貫通孔(第1の貫通孔51、第2の貫通孔52及び第3の貫通孔53)の大きさが小さくなる。具体的には、第2の貫通孔52の大きさは、第1の貫通孔51の大きさよりも小さい。第3の貫通孔53の大きさは、第2の貫通孔52の大きさよりも小さい。第3の貫通孔53の大きさは、第1の貫通孔51の大きさよりも小さい。
第1の貫通孔51、第2の貫通孔52及び第3の貫通孔53は、それぞれ、内筒40の周方向に1つ以上設けられている。本実施の形態では、第1の貫通孔51、第2の貫通孔52及び第3の貫通孔53は、それぞれ、内筒40の周方向に、同じ個数設けられている。複数の貫通孔(第1の貫通孔51、第2の貫通孔52及び第3の貫通孔53)のそれぞれは、内筒40の周方向において同じ位置に設けられてもよいし、内筒40の周方向において異なる位置に設けられてもよい。
本実施の形態では、第2の端部43側に位置する貫通孔(例えば、第3の貫通孔53)を通る溶融樹脂の流量が第1の端部42側に位置する貫通孔(例えば、第1の貫通孔51)を通る溶融樹脂の流量よりも小さくなるように、複数の貫通孔(第1の貫通孔51、第2の貫通孔52及び第3の貫通孔53)は構成されている。本実施の形態では、第2の端部43側に位置する貫通孔(例えば、第3の貫通孔53)の内筒40の周方向における総面積は、第1の端部42側に位置する貫通孔(例えば、第1の貫通孔51)の内筒40の周方向における総面積よりも小さい。本実施の形態では、第2の端部43側に位置する貫通孔(例えば、第3の貫通孔53)を通る溶融樹脂の流動速度が第1の端部42側に位置する貫通孔(例えば、第1の貫通孔51)を通る溶融樹脂の流動速度よりも遅くなるように、複数の貫通孔(第1の貫通孔51、第2の貫通孔52及び第3の貫通孔53)は構成されている。第2の端部43側に位置する貫通孔(例えば、第3の貫通孔53)における溶融樹脂の流動抵抗が第1の端部42側に位置する貫通孔(例えば、第1の貫通孔51)における溶融樹脂の流動抵抗よりも大きくなるように、複数の貫通孔(第1の貫通孔51、第2の貫通孔52及び第3の貫通孔53)は構成されている。特定的には、複数の貫通孔(第1の貫通孔51、第2の貫通孔52及び第3の貫通孔53)は、第1の端部42から第2の端部43に近づくにつれて溶融樹脂の流量が小さくなるように構成されている。内筒40の周方向における複数の貫通孔(第1の貫通孔51、第2の貫通孔52及び第3の貫通孔53)の総面積は、第1の端部42から第2の端部43に近づくにつれて小さくなる。複数の貫通孔(第1の貫通孔51、第2の貫通孔52及び第3の貫通孔53)は、第1の端部42から第2の端部43に近づくにつれて溶融樹脂の流動速度が遅くなるように構成されている。複数の貫通孔(第1の貫通孔51、第2の貫通孔52及び第3の貫通孔53)は、第1の端部42から第2の端部43に近づくにつれて溶融樹脂の流動抵抗が大きくなるように構成されている。
先に射出ノズル10に供給される第1の溶融樹脂は、溶融樹脂貯蔵部46の第2の端部43側に位置し、第1の溶融樹脂より後に射出ノズル10に供給される第2の溶融樹脂は、溶融樹脂貯蔵部46の第1の端部42側に位置する。そのため、本実施の形態では、射出ノズル10において、第1の溶融樹脂の流量が、第1の溶融樹脂より後に射出ノズル10に供給される第2の溶融樹脂の流量よりも相対的に小さくなるように、複数の貫通孔(第1の貫通孔51、第2の貫通孔52及び第3の貫通孔53)は構成されている。本実施の形態では、射出ノズル10において、第1の溶融樹脂の流動速度が第1の溶融樹脂より後に射出ノズル10に供給される第2の溶融樹脂の流動速度よりも相対的に遅くなるように、複数の貫通孔(第1の貫通孔51、第2の貫通孔52及び第3の貫通孔53)は構成されている。本実施の形態では、射出ノズル10において、第1の溶融樹脂が第1の溶融樹脂より後に射出ノズル10に供給される第2の溶融樹脂よりも大きな流動抵抗を受けるように、複数の貫通孔(第1の貫通孔51、第2の貫通孔52及び第3の貫通孔53)は構成されている。なお、本明細書において、第1の溶融樹脂と第2の溶融樹脂とは、1回の溶融樹脂の射出工程において射出される。
内筒40は、溶融樹脂の滞留を抑制する目的で、溶融樹脂貯蔵部46と第2の端部43とを連通する第4の貫通孔54をさらに含んでもよい。1回の樹脂の射出工程において、第1の溶融樹脂と、第1の溶融樹脂の後に射出ノズル10に供給される第2の溶融樹脂とを十分に混練するために、内筒40の内周面44の内側の空間に流入した溶融樹脂の多くが、第4の貫通孔54ではなく、第1の貫通孔51、第2の貫通孔52及び第3の貫通孔53を通って、射出ノズル10から射出されることが好ましい。そのため、第4の貫通孔54は、第1の貫通孔51、第2の貫通孔52及び第3の貫通孔53よりも小さいことが好ましい。
内筒40は、内筒40の外周面45上に、複数の突起(第1の突起55、第2の突起56、及び第3の突起57)を含む。具体的には、内筒40の本体部41の外周面45上に、第1の突起55、第2の突起56、及び第3の突起57が設けられている。複数の突起(第1の突起55、第2の突起56、及び第3の突起57)は、内筒40の外周面45と外筒20の内周面24との間の空間内に位置する。複数の突起(第1の突起55、第2の突起56、及び第3の突起57)は、外筒20の内周面24に接してもよい。第2の突起56は、第1の突起55よりも、第2の端部43側(溶融樹脂の下流側、ノズルヘッド30側)に位置し、第3の突起57は、第2の突起56よりも、第2の端部43側(溶融樹脂の下流側、ノズルヘッド30側)に位置する。本実施の形態では、第1の突起55、第2の突起56、及び第3の突起57は、同じ大きさと同じ形状を有している。第1の突起55、第2の突起56、及び第3の突起57は、互いに異なる大きさまたは互いに異なる形状を有してもよい。第1の突起55、第2の突起56、及び第3の突起57は、それぞれ、内筒40の周方向に1つ以上設けられている。本実施の形態では、第1の突起55、第2の突起56、及び第3の突起57は、それぞれ、内筒40の周方向に、同じ個数設けられている。
溶融樹脂は、第1の貫通孔51、第2の貫通孔52及び第3の貫通孔53を通って、内筒40の溶融樹脂貯蔵部46から、内筒40の外周面45と外筒20の内周面24との間の空間に流入する。この溶融樹脂が、第1の突起55、第2の突起56、及び第3の突起57によって十分に混練されるようにするために、複数の突起(第1の突起55、第2の突起56、及び第3の突起57)のそれぞれは、複数の貫通孔(第1の貫通孔51、第2の貫通孔52及び第3の貫通孔53)のそれぞれの第2の端部43側(溶融樹脂の下流側、ノズルヘッド30側)に配置されてもよい。具体的には、第1の突起55は第1の貫通孔51の第2の端部43側(溶融樹脂の下流側、ノズルヘッド30側)に配置されてもよい。第2の突起56は第2の貫通孔52の第2の端部43側(溶融樹脂の下流側、ノズルヘッド30側)に配置されてもよい。第3の突起57は第3の貫通孔53の第2の端部43側(溶融樹脂の下流側、ノズルヘッド30側)に配置されてもよい。第1の突起55は、第2の貫通孔52に対して第1の端部42側(溶融樹脂の上流側、ノズル後端側)に配置されてもよい。第2の突起56は、第3の貫通孔53に対して第1の端部42側(溶融樹脂の上流側、ノズル後端側)に配置されてもよい。
溶融樹脂は、第1の貫通孔51、第2の貫通孔52及び第3の貫通孔53を通って、内筒40の溶融樹脂貯蔵部46から、内筒40の外周面45と外筒20の内周面24との間の空間に流入する。この溶融樹脂が十分に混練されるように、内筒40が延在する方向において互いに隣り合う複数の突起(第1の突起55、第2の突起56、及び第3の突起57)は、内筒40が延在する方向において互いに重ならないように配置されてもよい。複数の突起(第1の突起55、第2の突起56、及び第3の突起57)のそれぞれは、複数の貫通孔(第1の貫通孔51、第2の貫通孔52及び第3の貫通孔53)のそれぞれと、内筒40の周方向において同じ位置に設けられてもよいし、内筒40の周方向において異なる位置に設けられてもよい。本実施の形態では、複数の突起(第1の突起55、第2の突起56、及び第3の突起57)のそれぞれは、内筒40が延在する方向において、複数の貫通孔(第1の貫通孔51、第2の貫通孔52及び第3の貫通孔53)のそれぞれと一部重なるように設けられている。具体的には、第1の突起55は、内筒40が延在する方向において、第1の貫通孔51と一部重なるように設けられている。第2の突起56は、内筒40が延在する方向において、第2の貫通孔52と一部重なるように設けられている。第3の突起57は、内筒40が延在する方向において、第3の貫通孔53と一部重なるように設けられている。
型締装置80は、主に、固定盤81と、可動盤82と、固定盤81と可動盤82を連結するタイバー83と、可動盤82を移動させる第2の駆動部84とを備える。固定金型71は、固定盤81に取り付けられる。可動金型72は、可動盤82に取り付けられる。金型70は、固定金型71と可動金型72とを含む。
図1から図4(B)を参照して、本実施の形態における射出装置2を用いた射出方法と、射出成形装置1を用いた射出成形方法とを説明する。
図1から図4(A)を参照して、本実施の形態の射出成形装置1を用いた射出成形方法は、以下の工程を備えてもよい。型締装置80によって、金型70を閉じる(S10)。具体的には、第2の駆動部84によって可動盤82を固定盤81に向かって動かす。可動金型72が固定金型71に押し付けられて、金型70が閉じられるとともに、固定金型71と可動金型72との間にキャビティが形成される。次に、図4(B)に示される本実施の形態の射出方法によって、混練された第1の溶融樹脂及び第2の溶融樹脂を金型70に射出する(S20)。第1の溶融樹脂及び第2の溶融樹脂が、固定金型71と可動金型72との間のキャビティに充填される。それから、金型70に射出された第1の溶融樹脂及び第2の溶融樹脂を冷却して、固化された成形品を得る(S0)。金型70を開いて、固化された成形品を金型70から取り出す(S0)。具体的には、第2の駆動部84によって可動盤82を固定盤81から離れるように移動させて、金型70を開き、固化された成形品を金型70から取り出す。本実施の形態の射出成形方法は、例えば、再生樹脂組成物の射出成形方法に適用することができる。
図1から図3並びに図4(B)を参照して、本実施の形態の射出装置2を用いた射出方法は、以下の工程を備えてもよい。樹脂を溶融する(S21)。ホッパ3から、再生用の樹脂ペレットなどの樹脂材料をシリンダ4の中空部4cに供給する。第1の駆動部7によて、スクリュー6を回転させる。再生用の樹脂ペレットなどの樹脂材料は、第1のヒータ5からの熱と、スクリュー6の回転に伴う摩擦熱などによって加熱されて、可塑化される。その結果、樹脂材料は、溶融樹脂になる。溶融樹脂は、スクリュー6の回転によって、シリンダ4の射出ノズル10側の端部4bに送られる。溶融樹脂がシリンダ4の射出ノズル10側の端部4b側に蓄積されると、溶融樹脂の圧力によってスクリュー6が第1の駆動部7側に後退して、溶融樹脂が計量される。スクリュー6が第1の駆動部7側に後退する時に、第1の駆動部7は、スクリュー6の回転を停止させる。
次に、溶融された樹脂の一部である第1の溶融樹脂を射出ノズル10に供給する(S22)。第1の溶融樹脂を射出ノズル10に供給した後に、溶融された樹脂の一部である第2の溶融樹脂を射出ノズル10に供給する(S23)。具体的には、第1の駆動部7は、スクリュー6を射出ノズル10側に前進させる。溶融樹脂は、内筒40の溶融樹脂貯蔵部46に充填される。第1の溶融樹脂は、内筒40の溶融樹脂貯蔵部46の第2の端部43側(溶融樹脂の下流側、ノズルヘッド30側)に充填され、第1の溶融樹脂よりも後に射出ノズル10に供給される第2の溶融樹脂は、内筒40の溶融樹脂貯蔵部46の第1の端部42側(溶融樹脂の上流側、ノズル後端側)に充填される。第1の溶融樹脂を射出ノズル10に供給することと、第2の溶融樹脂を射出ノズル10に供給することは、1回の溶融樹脂の射出工程で行われる。
射出ノズル10において、第1の溶融樹脂の流量を、第2の溶融樹脂の流量よりも相対的に小さくする(S24)。射出ノズル10において、第1の溶融樹脂の流動速度を、第2の溶融樹脂の流動速度よりも相対的に遅くする。具体的には、溶融樹脂は、第1の貫通孔51、第2の貫通孔52及び第3の貫通孔53を通って、内筒40の溶融樹脂貯蔵部46から、内筒40の外周面45と外筒20の内周面24とに囲まれる空間に流れる。例えば、第3の貫通孔53の大きさは、第1の貫通孔51の大きさよりも小さいので、第3の貫通孔53における溶融樹脂の流動抵抗は、第1の貫通孔51における溶融樹脂の流動抵抗よりも大きい。相対的に大きな流動抵抗を有する第3の貫通孔53を流れる第1の溶融樹脂の流量は、相対的に小さな流動抵抗を有する第1の貫通孔51を流れる第2の溶融樹脂の流量よりも小さくなる。相対的に大きな流動抵抗を有する第3の貫通孔53を流れる第1の溶融樹脂の流動速度は、相対的に小さな流動抵抗を有する第1の貫通孔51を流れる第2の溶融樹脂の流動速度よりも遅くなる。その結果、内筒40の外周面45と外筒20の内周面24とに囲まれる空間において、第1の溶融樹脂と第1の溶融樹脂よりも後に内筒40の溶融樹脂貯蔵部46に注入された第2の溶融樹脂とが十分に混ざり合う。
次に、射出ノズル10において、第2の溶融樹脂よりも流量が相対的に小さくされた第1の溶融樹脂と、第2の溶融樹脂とを混練する(S25)。射出ノズル10において、第2の溶融樹脂よりも流動速度が相対的に遅くされた第1の溶融樹脂と、第2の溶融樹脂とを混練する。互いに混ざり合った第1の溶融樹脂及び第2の溶融樹脂が、内筒40の外周面45と外筒20の内周面24とに囲まれる空間を、内筒40の第2の端部43に向かって流れるときに、互いに混ざり合った第1の溶融樹脂及び第2の溶融樹脂は、複数の突起(第1の突起55、第2の突起56、及び第3の突起57)によって、分岐された後、合流する。このようにして、1回の樹脂射出工程において、複数の突起(第1の突起55、第2の突起56、及び第3の突起57)によって、第1の溶融樹脂と、第1の溶融樹脂の後に射出ノズル10に供給される第2の溶融樹脂とを十分に混練することができる。
射出ノズル10から、混練された第1の溶融樹脂及び第2の溶融樹脂を射出する(S26)。具体的には、複数の突起(第1の突起55、第2の突起56、及び第3の突起57)によって混練された第1の溶融樹脂及び第2の溶融樹脂は、貫通部49を通って、内筒40の外周面45と外筒20の内周面24とに囲まれる空間から、ノズルヘッド30に流れる。ノズルヘッド30から金型70のキャビティに向けて、混練された第1の溶融樹脂及び第2の溶融樹脂が射出される。
本実施の形態では、第2の端部43側に位置する貫通孔(例えば、第3の貫通孔53)を通る第1の溶融樹脂の流量が第1の端部42側に位置する貫通孔(例えば、第1の貫通孔51)を通る第2の溶融樹脂の流量よりも小さくなるように、射出ノズル10、射出装置2、及び射出成形装置1は構成されている。本実施の形態では、第1の溶融樹脂の一部分の流動速度が第2の溶融樹脂の一部分の流動速度よりも遅くなるように、射出ノズル10、射出装置2、及び射出成形装置1は構成されている。本実施の形態の変形例では、第2の溶融樹脂の流量が第1の溶融樹脂の流量よりも大きくなるように、射出ノズル10、射出装置2、及び射出成形装置1が構成されてもよい。本実施の形態の変形例では、第2の溶融樹脂の一部分の流動速度が第1の溶融樹脂の一部分の流動速度よりも速くなるように、射出ノズル10、射出装置2、及び射出成形装置1が構成されてもよい。本実施の形態の射出方法及び射出成形方法では、第1の溶融樹脂の流量を第2の溶融樹脂の流量よりも小さくしている。本実施の形態の射出方法及び射出成形方法では、第1の溶融樹脂の一部分の流動速度を第2の溶融樹脂の一部分の流動速度よりも遅くしている。本実施の形態の変形例の射出方法及び射出成形方法では、第2の溶融樹脂の流量を第1の溶融樹脂の流量よりも大きくしてもよい。本実施の形態の変形例の射出方法及び射出成形方法では、第2の溶融樹脂の一部分の流動速度を第1の溶融樹脂の一部分の流動速度よりも速くしてもよい。
本実施の形態の作用及び効果を説明する。
本実施の形態の射出ノズル10は、ノズルヘッド30を有する外筒20と、外筒20の内側に配置される内筒40とを備える。内筒40は、溶融樹脂を貯蔵する溶融樹脂貯蔵部46と、外周面45と、溶融樹脂貯蔵部46と外周面45とを連通する複数の貫通孔(第1の貫通孔51、第2の貫通孔52、第3の貫通孔53)と、外周面45上に設けられた複数の突起(第1の突起55、第2の突起56、第3の突起57)と、溶融樹脂が流入する第1の端部42と、第1の端部42よりもノズルヘッド30側に位置する第2の端部43とを含む。第2の端部43側に位置する貫通孔(例えば、第3の貫通孔53)を通る溶融樹脂の流量が第1の端部42側に位置する貫通孔(例えば、第1の貫通孔51)を通る溶融樹脂の流量よりも小さくなるように、複数の貫通孔(第1の貫通孔51、第2の貫通孔52、第3の貫通孔53)は構成されている。
本実施の形態の射出ノズル10は、ノズルヘッド30を有する外筒20と、外筒20の内側に配置される内筒40とを備える。内筒40は、溶融樹脂を貯蔵する溶融樹脂貯蔵部46と、外周面45と、溶融樹脂貯蔵部46と外周面45とを連通する複数の貫通孔(第1の貫通孔51、第2の貫通孔52、第3の貫通孔53)と、外周面45上に設けられた複数の突起(第1の突起55、第2の突起56、第3の突起57)と、溶融樹脂が流入する第1の端部42と、第1の端部42よりもノズルヘッド30側に位置する第2の端部43とを含む。第2の端部43側に位置する貫通孔(例えば、第3の貫通孔53)の内筒40の周方向における総面積は、第1の端部42側に位置する貫通孔(例えば、第1の貫通孔51)の内筒40の周方向における総面積よりも小さい。
本実施の形態の射出ノズル10は、射出ノズル10において、第1の溶融樹脂の流量が第1の溶融樹脂の後に射出ノズル10に供給される第2の溶融樹脂の流量よりも相対的に小さくなるように構成される。本実施の形態の射出ノズル10は、射出ノズル10において、第1の溶融樹脂の流動速度が第1の溶融樹脂の後に射出ノズル10に供給される第2の溶融樹脂の流動速度よりも相対的に遅くなるように構成される。本実施の形態の射出ノズル10は、射出ノズル10において、第1の溶融樹脂が第1の溶融樹脂の後に射出ノズル10に供給される第2の溶融樹脂よりも大きな流動抵抗を受けるように構成される。
本実施の形態の射出ノズル10によれば、射出ノズル10において、第1の溶融樹脂の流量は、第1の溶融樹脂の後に射出ノズル10に供給される第2の溶融樹脂の流量よりも相対的に小さくなる。本実施の形態の射出ノズル10によれば、射出ノズル10において、第1の溶融樹脂の流動速度は、第1の溶融樹脂の後に射出ノズル10に供給される第2の溶融樹脂の流動速度よりも相対的に遅くなる。そのため、1回の樹脂の射出工程において、第1の溶融樹脂と、第1の溶融樹脂よりも後に射出ノズル10に供給される第2の溶融樹脂とが十分に混ざり合わされた後に、複数の突起(第1の突起55、第2の突起56、第3の突起57)によって、第1の溶融樹脂と、第1の溶融樹脂の後に射出ノズル10に供給される第2の溶融樹脂とを十分に混練することができる。このように十分に混練された第1の溶融樹脂及び第2の溶融樹脂を射出ノズル10から射出することができる。その結果、本実施の形態の射出ノズル10によれば、成形品の色ムラを十分に抑制することができる。
本実施の形態の射出ノズル10では、複数の貫通孔(第1の貫通孔51、第2の貫通孔52、第3の貫通孔53)は、第1の端部42から第2の端部43に近づくにつれて溶融樹脂の流量が小さくなるように構成されてもよい。本実施の形態の射出ノズル10では、内筒40の周方向における複数の貫通孔(第1の貫通孔51、第2の貫通孔52、第3の貫通孔53)の総面積は、第1の端部42から第2の端部43に近づくにつれて小さくなってもよい。具体的には、第1の端部42から第2の端部43に近づくにつれて、複数の貫通孔(第1の貫通孔51、第2の貫通孔52、第3の貫通孔53)の大きさが小さくなってもよい。本実施の形態の射出ノズル10は、第1の端部42から第2の端部43に近づくにつれて溶融樹脂の流量が小さくなるように構成されている。本実施の形態の射出ノズル10は、第1の端部42から第2の端部43に近づくにつれて溶融樹脂の流動速度が遅くなるように構成されている。本実施の形態の射出ノズル10は、第1の端部42から第2の端部43に近づくにつれて、溶融樹脂の流動抵抗が次第に大きくなるように構成されている。そのため、本実施の形態の射出ノズル10によれば、1回の樹脂の射出工程において、第1の溶融樹脂と、第1の溶融樹脂の後に射出ノズル10に供給される第2の溶融樹脂とをさらに十分に混練することができる。このように十分に混練された第1の溶融樹脂及び第2の溶融樹脂を射出ノズル10から射出することができる。その結果、本実施の形態の射出ノズル10によれば、成形品の色ムラをより一層抑制することができる。
本実施の形態の射出装置2は、上記のような射出ノズルを備える。本実施の形態の射出装置2によれば、1回の樹脂の射出工程において、第1の溶融樹脂と、第1の溶融樹脂の後に射出ノズル10に供給される第2の溶融樹脂とを十分に混練することができる。このように十分に混練された第1の溶融樹脂及び第2の溶融樹脂を射出装置2から射出することができる。その結果、本実施の形態の射出装置2によれば、成形品の色ムラを十分に抑制することができる。
本実施の形態の射出成形装置1は、上記のような射出装置2と、型締装置80とを備える。本実施の形態の射出成形装置1によれば、1回の樹脂の射出工程において、第1の溶融樹脂と、第1の溶融樹脂の後に射出ノズル10に供給される第2の溶融樹脂とを十分に混練することができる。このように十分に混練された第1の溶融樹脂及び第2の溶融樹脂を射出装置2から射出することができる。その結果、本実施の形態の射出成形装置1によれば、成形品の色ムラを十分に抑制することができる。
本実施の形態の射出方法は、樹脂を溶融することと、溶融された樹脂の一部である第1の溶融樹脂を射出ノズル10に供給することと、第1の溶融樹脂の後に、溶融された樹脂の一部である第2の溶融樹脂を射出ノズル10に供給することと、射出ノズル10において、第1の溶融樹脂の流量を、第1の溶融樹脂の後に射出ノズル10に供給される第2の溶融樹脂の流量よりも相対的に小さくすることと、射出ノズル10において、第2の溶融樹脂よりも流量が相対的に小さくされた第1の溶融樹脂と、第2の溶融樹脂とを混練することと、射出ノズル10から、混練された第1の溶融樹脂及び第2の溶融樹脂を射出することとを備える。本実施の形態の射出方法は、樹脂を溶融することと、溶融された樹脂の一部である第1の溶融樹脂を射出ノズル10に供給することと、第1の溶融樹脂の後に、溶融された樹脂の一部である第2の溶融樹脂を射出ノズル10に供給することと、射出ノズル10において、第1の溶融樹脂の流動速度を、第1の溶融樹脂の後に射出ノズル10に供給される第2の溶融樹脂の流動速度よりも相対的に遅くすることと、射出ノズル10において、第2の溶融樹脂よりも流動速度が相対的に遅くされた第1の溶融樹脂と、第2の溶融樹脂とを混練することと、射出ノズル10から、混練された第1の溶融樹脂及び第2の溶融樹脂を射出することとを備える。本実施の形態の射出方法によれば、第1の溶融樹脂と、第1の溶融樹脂よりも後に射出ノズル10に供給される第2の溶融樹脂とが十分に混ざり合わされた後に、互いに混ざり合わされた第1の溶融樹脂及び第2の溶融樹脂を混練する。そのため、1回の樹脂の射出工程において、第1の溶融樹脂と、第1の溶融樹脂の後に射出ノズル10に供給される第2の溶融樹脂とを十分に混練することができる。その結果、本実施の形態の射出方法によれば、成形品の色ムラを十分に抑制することができる。
本実施の形態の射出方法において、射出ノズル10は、ノズルヘッド30を有する外筒20と、外筒20の内側に配置される内筒40とを備える。内筒40は、溶融された樹脂を貯蔵する溶融樹脂貯蔵部46と、外周面45と、溶融樹脂貯蔵部46と外周面45とを連通する複数の貫通孔(第1の貫通孔51、第2の貫通孔52、第3の貫通孔53)と、外周面45上に設けられた複数の突起(第1の突起55、第2の突起56、第3の突起57)と、溶融された樹脂が流入する第1の端部42と、第1の端部42よりもノズルヘッド30側に位置する第2の端部43とを含む。内筒40は、第1の端部42と第2の端部43との間に延在する。第2の端部43側に位置する貫通孔(例えば、第3の貫通孔53)の内筒40の周方向における総面積は、第1の端部42側に位置する貫通孔(例えば、第1の貫通孔51)の内筒40の周方向における総面積よりも小さい。本実施の形態の射出方法によれば、1回の樹脂の射出工程において、第1の溶融樹脂と、第1の溶融樹脂の後に射出ノズル10に供給される第2の溶融樹脂とを十分に混練することができる。その結果、本実施の形態の射出方法によれば、成形品の色ムラを十分に抑制することができる。
本実施の形態の射出成形方法は、上記のような射出方法によって、混練された第1の溶融樹脂及び第2の溶融樹脂を金型70に射出することと、金型70に射出された第1の溶融樹脂及び第2の溶融樹脂を冷却して、固化された成形品を得ることを備える。本実施の形態の射出成形方法によれば、1回の樹脂の射出工程において、第1の溶融樹脂と、第1の溶融樹脂の後に射出ノズル10に供給される第2の溶融樹脂とを十分に混練することができる。このように十分に混練された第1の溶融樹脂及び第2の溶融樹脂を射出することができる。その結果、本実施の形態の射出成形方法によれば、成形品の色ムラを十分に抑制することができる。
(実施の形態2)
図5を参照して、実施の形態2に係る射出ノズルの内筒40aを説明する。本実施の形態における、内筒40aを除く射出ノズル及び射出成形装置の構造、並びに、射出方法及び射出成形方法は、実施の形態1の射出ノズル10及び射出成形装置1の構造、並びに、射出方法及び射出成形方法と同じである。本実施の形態の射出ノズルの内筒40aは、基本的には、図1から図3に示す実施の形態1における射出ノズル10の内筒40と同様の構成を備え、同様の効果を得ることができるが、主に以下の点で異なる。
本実施の形態では、内筒40aは、溶融樹脂貯蔵部46と外周面45とを連通する複数の貫通孔(第1の貫通孔51a、第2の貫通孔52a及び第3の貫通孔53a)を含む。具体的には、内筒40aの本体部41に、第1の貫通孔51a、第2の貫通孔52a及び第3の貫通孔53aが設けられている。第2の貫通孔52aは、第1の貫通孔51aよりも、第2の端部43側(溶融樹脂の下流側、ノズルヘッド30側)に位置し、第3の貫通孔53aは、第2の貫通孔52aよりも、第2の端部43側(溶融樹脂の下流側、ノズルヘッド30側)に位置する。本実施の形態では、第1の貫通孔51a、第2の貫通孔52a及び第3の貫通孔53aは、同じ大きさを有する。本実施の形態では、第2の端部43側に位置する貫通孔(例えば、第3の貫通孔53a)の個数は、第1の端部42側に位置する貫通孔(例えば、第1の貫通孔51a)の個数よりも少ない。より特定的には、第1の端部42から第2の端部43に近づくにつれて、複数の貫通孔(第1の貫通孔51a、第2の貫通孔52a及び第3の貫通孔53a)の個数が少なくなる。内筒40aの周方向における第2の貫通孔52aの個数は、内筒40aの周方向における第1の貫通孔51aの個数よりも少ない。内筒40aの周方向における第3の貫通孔53aの個数は、内筒40aの周方向における第2の貫通孔52aの個数よりも少ない。内筒40aの周方向における第3の貫通孔53aの個数は、内筒40aの周方向における第1の貫通孔51aの個数よりも少ない。
本実施の形態では、第2の端部43側に位置する貫通孔(例えば、第3の貫通孔53a)を通る溶融樹脂の流量が第1の端部42側に位置する貫通孔(例えば、第1の貫通孔51a)を通る溶融樹脂の流量よりも小さくなるように、複数の貫通孔(第1の貫通孔51a、第2の貫通孔52a及び第3の貫通孔53a)は構成されている。本実施の形態では、第2の端部43側に位置する貫通孔(例えば、第3の貫通孔53a)の内筒40aの周方向における総面積は、第1の端部42側に位置する貫通孔(例えば、第1の貫通孔51a)の内筒40aの周方向における総面積よりも小さい。本実施の形態では、第2の端部43側に位置する貫通孔(例えば、第3の貫通孔53a)を通る溶融樹脂の流動速度が第1の端部42側に位置する貫通孔(例えば、第1の貫通孔51a)を通る溶融樹脂の流動速度よりも遅くなるように、複数の貫通孔(第1の貫通孔51a、第2の貫通孔52a及び第3の貫通孔53a)は構成されている。第2の端部43側に位置する貫通孔(例えば、第3の貫通孔53a)における溶融樹脂の流動抵抗が第1の端部42側に位置する貫通孔(例えば、第1の貫通孔51a)における溶融樹脂の流動抵抗よりも大きくなるように、複数の貫通孔(第1の貫通孔51a、第2の貫通孔52a及び第3の貫通孔53a)は構成されている。
本実施の形態では、複数の貫通孔(第1の貫通孔51a、第2の貫通孔52a及び第3の貫通孔53a)は、第1の端部42から第2の端部43に近づくにつれて溶融樹脂の流量が小さくなるように構成されている。本実施の形態では、内筒40aの周方向における複数の貫通孔(第1の貫通孔51a、第2の貫通孔52a及び第3の貫通孔53a)の総面積は、第1の端部42から第2の端部43に近づくにつれて小さくなる。本実施の形態では、複数の貫通孔(第1の貫通孔51a、第2の貫通孔52a及び第3の貫通孔53a)は、第1の端部42から第2の端部43に近づくにつれて、溶融樹脂の流動速度が遅くなるように構成されている。本実施の形態では、複数の貫通孔(第1の貫通孔51a、第2の貫通孔52a及び第3の貫通孔53a)は、第1の端部42から第2の端部43に近づくにつれて溶融樹脂の流動抵抗が大きくなるように構成されている。
射出ノズルに先に供給される第1の溶融樹脂は、溶融樹脂貯蔵部46の第2の端部43側に位置し、第1の溶融樹脂より後に射出ノズルに供給される第2の溶融樹脂は、溶融樹脂貯蔵部46の第1の端部42側に位置する。そのため、本実施の形態では、複数の貫通孔(第1の貫通孔51a、第2の貫通孔52a及び第3の貫通孔53a)は、射出ノズルにおいて、第1の溶融樹脂の流量が、第1の溶融樹脂より後に射出ノズルに供給される第2の溶融樹脂の流量よりも相対的に小さくなるように構成されている。本実施の形態では、複数の貫通孔(第1の貫通孔51a、第2の貫通孔52a及び第3の貫通孔53a)は、射出ノズルにおいて、第1の溶融樹脂の流動速度が、第1の溶融樹脂より後に射出ノズルに供給される第2の溶融樹脂の流動速度よりも相対的に遅くなるように構成されている。本実施の形態では、複数の貫通孔(第1の貫通孔51a、第2の貫通孔52a及び第3の貫通孔53a)は、射出ノズルにおいて、第1の溶融樹脂が、第1の溶融樹脂より後に本実施の形態の射出ノズルに供給される第2の溶融樹脂よりも大きな流動抵抗を受けるように構成されている。
本実施の形態の作用及び効果を説明する。
本実施の形態の内筒40aを備える射出ノズルでは、第2の端部43側に位置する貫通孔(例えば、第3の貫通孔53a)の個数は、第1の端部42側に位置する貫通孔(例えば、第1の貫通孔51a)の個数よりも少ない。第2の端部43側に位置する貫通孔(例えば、第3の貫通孔53a)の内筒40aの周方向における総面積は、第1の端部42側に位置する貫通孔(例えば、第1の貫通孔51a)の内筒40aの周方向における総面積よりも小さい。そのため、射出ノズルにおいて、第1の溶融樹脂の流量は、第1の溶融樹脂の後に射出ノズルに供給される第2の溶融樹脂の流量よりも相対的に小さくなる。射出ノズルにおいて、第1の溶融樹脂の流動速度は、第1の溶融樹脂の後に射出ノズルに供給される第2の溶融樹脂の流動速度よりも相対的に遅くなる。射出ノズルにおいて、第1の溶融樹脂が、第1の溶融樹脂の後に射出ノズルに供給される第2の溶融樹脂よりも大きな流動抵抗を受ける。そのため、1回の樹脂の射出工程において、第1の溶融樹脂と、第1の溶融樹脂よりも後に射出ノズルに供給される第2の溶融樹脂とが十分に混ざり合わされた後に、複数の突起(第1の突起55、第2の突起56、第3の突起57)によって、第1の溶融樹脂と、第1の溶融樹脂の後に射出ノズルに供給される第2の溶融樹脂とを十分に混練することができる。このように十分に混練された第1の溶融樹脂及び第2の溶融樹脂を射出ノズルから射出することができる。その結果、本実施の形態の内筒40aを備える射出ノズルによれば、成形品の色ムラを十分に抑制することができる。
本実施の形態の内筒40aを備える射出ノズルでは、第1の端部42から第2の端部43に近づくにつれて、複数の貫通孔(第1の貫通孔51a、第2の貫通孔52a及び第3の貫通孔53a)の個数が少なくなってもよい。本実施の形態の内筒40aを備える射出ノズルは、第1の端部42から第2の端部43に近づくにつれて溶融樹脂の流量が小さくなるように構成されている。本実施の形態の内筒40aを備える射出ノズルは、第1の端部42から第2の端部43に近づくにつれて溶融樹脂の流動速度が遅くなるように構成されている。本実施の形態の内筒40aを備える射出ノズルは、第1の端部42から第2の端部43に近づくにつれて溶融樹脂の流動抵抗が大きくなるように構成されている。そのため、本実施の形態の内筒40aを備える射出ノズルによれば、1回の樹脂の射出工程において、第1の溶融樹脂と、第1の溶融樹脂の後に射出ノズルに供給される第2の溶融樹脂とをさらに十分に混練することができる。このように十分に混練された第1の溶融樹脂及び第2の溶融樹脂を射出ノズルから射出することができる。その結果、本実施の形態の内筒40aを備える射出ノズルによれば、成形品の色ムラをより一層抑制することができる。
(実施の形態3)
図6を参照して、実施の形態3に係る内筒40bを備える射出ノズル10bを説明する。本実施の形態における、射出ノズル10bを除く射出成形装置の構造、並びに、射出方法及び射出成形方法は、実施の形態1の射出成形装置1の構造、並びに、射出方法及び射出成形方法と同じである。本実施の形態の射出ノズル10bは、基本的には、図1から図3に示す実施の形態1における射出ノズル10と同様の構成を備え、同様の効果を得ることができるが、主に以下の点で異なる。
本実施の形態における射出ノズル10bは、外筒20と内筒40bとを備える。本実施の形態における射出ノズル10bでは、少なくとも1つの貫通孔(第1の貫通孔51b、第2の貫通孔52b、第3の貫通孔53b)の内筒40bの外周面45における一方の開口(第1の開口51h、第3の開口52h、第5の開口53h)は、少なくとも1つの貫通孔(第1の貫通孔51b、第2の貫通孔52b、第3の貫通孔53b)の溶融樹脂貯蔵部46における他方の開口(第2の開口51i,第4の開口52i,第6の開口53i)よりも、第1の端部42側に位置する。具体的には、第1の貫通孔51bの内筒40bの外周面45における第1の開口51hは、第1の貫通孔51bの溶融樹脂貯蔵部46における第2の開口51iよりも、第1の端部42側に位置する。第2の貫通孔52bの内筒40bの外周面45における第3の開口52hは、第2の貫通孔52bの溶融樹脂貯蔵部46における第4の開口52iよりも、第1の端部42側に位置する。第3の貫通孔53bの内筒40bの外周面45における第5の開口53hは、第3の貫通孔53bの溶融樹脂貯蔵部46における第6の開口53iよりも、第1の端部42側に位置する。
本実施の形態は、実施の形態1において述べた作用及び効果に加えて、以下の作用及び効果を有する。
本実施の形態における射出ノズル10bでは、少なくとも1つの貫通孔(第1の貫通孔51b、第2の貫通孔52b、第3の貫通孔53b)の内筒40bの外周面45における一方の開口(第1の開口51h、第3の開口52h、第5の開口53h)は、少なくとも1つの貫通孔(第1の貫通孔51b、第2の貫通孔52b、第3の貫通孔53b)の溶融樹脂貯蔵部46における他方の開口(第2の開口51i,第4の開口52i,第6の開口53i)よりも、第1の端部42側に位置している。溶融樹脂は、少なくとも1つの貫通孔(第1の貫通孔51b、第2の貫通孔52b、第3の貫通孔53b)では、第2の端部43側から第1の端部42側へ流れるのに対し、他の部分では、第1の端部42側から第2の端部43側へ流れる。そのため、本実施の形態の射出ノズル10bによれば、1回の樹脂の射出工程において、第1の溶融樹脂と、第1の溶融樹脂の後に射出ノズル10bに供給される第2の溶融樹脂とをさらに十分に混練することができる。このように十分に混練された第1の溶融樹脂及び第2の溶融樹脂を射出ノズル10bから射出することができる。その結果、本実施の形態の射出ノズル10bによれば、成形品の色ムラをより一層抑制することができる。
(実施の形態4)
図7を参照して、実施の形態4に係る射出ノズルの内筒40cを説明する。本実施の形態における、内筒40cを除く射出ノズル及び射出成形装置の構造、並びに、射出方法及び射出成形方法は、実施の形態1の射出ノズル10及び射出成形装置1の構造、並びに、射出方法及び射出成形方法と同じである。本実施の形態の射出ノズルの内筒40cは、基本的には、図1から図3に示す実施の形態1における射出ノズル10の内筒40と同様の構成を備え、同様の効果を得ることができるが、主に以下の点で異なる。
本実施の形態の射出ノズルの内筒40cでは、内筒40cが延在する方向に交差する方向(内筒40cの外周面45の法線方向)から見たときに、少なくとも1つの突起(第1の突起55c、第2の突起56c、第3の突起57c)は、第1の端部42側に開口を有しかつ第2の端部43側が閉じた形状を有する。特定的には、第1の突起55c、第2の突起56c、及び第3の突起57cは、第1の端部42側に開口を有しかつ第2の端部43側が閉じた形状を有してもよい。第1の端部42側に開口を有しかつ第2の端部43側が閉じた形状として、カップ形状、L字形状などを例示することができる。
本実施の形態は、実施の形態1において述べた作用及び効果に加えて、以下の作用及び効果を有する。
本実施の形態の射出ノズルの内筒40cでは、内筒40cが延在する方向に交差する方向(内筒40cの外周面45の法線方向)から見たときに、少なくとも1つの突起(第1の突起55c、第2の突起56c、第3の突起57c)は、第1の端部42側に開口を有しかつ第2の端部43側が閉じた形状を有する。このような形状を有する少なくとも1つの突起(第1の突起55c、第2の突起56c、第3の突起57c)によって、内筒40cの外周面45と外筒20の内周面24とに囲まれる空間に流入した溶融樹脂の流量は低下する。このような形状を有する少なくとも1つの突起(第1の突起55c、第2の突起56c、第3の突起57c)によって、内筒40cの外周面45と外筒20の内周面24とに囲まれる空間に流入した溶融樹脂の流動速度は低下する。そのため、本実施の形態の内筒40cを備える射出ノズルによれば、1回の樹脂の射出工程において、第1の溶融樹脂と、第1の溶融樹脂の後に射出ノズルに供給される第2の溶融樹脂とをさらに十分に混練することができる。このように十分に混練された第1の溶融樹脂及び第2の溶融樹脂を射出ノズルから射出することができる。その結果、本実施の形態の内筒40cを備える射出ノズルによれば、成形品の色ムラをより一層抑制することができる。
(実施の形態5)
図8(A)を参照して、実施の形態5に係る射出ノズルの内筒40dを説明する。本実施の形態における、内筒40dを除く射出ノズル及び射出成形装置の構造、並びに、射出方法及び射出成形方法は、実施の形態1の射出ノズル10及び射出成形装置1の構造、並びに、射出方法及び射出成形方法と同じである。本実施の形態の射出ノズルの内筒40dは、基本的には、図1から図3に示す実施の形態1における射出ノズル10の内筒40と同様の構成を備え、同様の効果を得ることができるが、主に以下の点で異なる。
図8(A)及び(B)を参照して、本実施の形態の射出ノズルの内筒40dでは、内筒40dが延在する方向に交差する方向から見たときに、少なくとも1つの突起(第1の突起55d、第2の突起56d、第3の突起57d)は、第1の端部42側に第3の端部61aと、第2の端部43側に第4の端部61bと、第3の端部61aと第4の端部61bとの間に中央部61cとを有し、第3の端部61a及び第4の端部61bは中央部61cより狭い幅を有する。特定的には、第1の突起55、第2の突起56、及び第3の突起57は、第1の端部42側に第3の端部61aと、第2の端部43側に第4の端部61bと、第3の端部61aと第4の端部61bとの間に中央部61cとを有し、第3の端部61a及び第4の端部61bは中央部61cより狭い幅を有する。内筒40dが延在する方向に交差する方向(内筒40dの外周面45の法線方向)から見たときに、少なくとも1つの突起(第1の突起55d、第2の突起56d、第3の突起57d)は、例えば、楕円、菱形などの形状を有してもよい。
本実施の形態は、実施の形態1において述べた作用及び効果に加えて、以下の作用及び効果を有する。
内筒40dが延在する方向に交差する方向(内筒40dの外周面45の法線方向)から見たときに、少なくとも1つの突起(第1の突起55d、第2の突起56d、第3の突起57d)は、第1の端部42側に第3の端部61aと、第2の端部43側に第4の端部61bと、第3の端部61aと第4の端部61bとの間に中央部61cとを有し、第3の端部61a及び第4の端部61bは中央部61cより狭い幅を有する。そのため、本実施の形態の少なくとも1つの突起(第1の突起55d、第2の突起56d、第3の突起57d)は、実施の形態1の複数の突起(第1の突起55、第2の突起56、第3の突起57)よりも、溶融樹脂に対してより低い流動抵抗を有する。本実施の形態の少なくとも1つの突起(第1の突起55d、第2の突起56d、第3の突起57d)は、内筒40の外周面45と外筒20の内周面24とに囲まれる空間において、溶融樹脂の圧力が上昇することを抑制することができる。その結果、溶融樹脂の劣化、並びに、外筒20及び内筒40の破損を抑制することができる。
(実施例)
比較例と比べながら、上記実施の形態の実施例を説明する。以下の実施例及び比較例では、ホッパ3に貯蔵される再生用の樹脂ペレットとして、ポリプロピレン樹脂(日本ポリプロ株式会社製)の白色樹脂ペレットと黒色樹脂ペレットとが1:1の重量比で混合された樹脂ペレットを用いた。汎用の射出成形装置(日精樹脂工業株式会社製)を用いて樹脂ペレットを射出成形することにより、100mmの長さと100mmの幅と2mmの厚さとを有する平板形状の試験片が得られた。この試験片を目視検査することにより、この試験片の色むらが評価された。
(実施例1)
実施例1の内筒40は、実施の形態1の内筒40の一例である。実施例1の内筒40は、44mmの全長と、10mmの内径とを有する。内筒40の全長は、第1の端部42と第2の端部43との間の長さである。内筒40の内径は、内筒40の内周面44の内径である。第2の端部43に最も近い側(溶融樹脂の下流側、ノズルヘッド30側)に位置する第3の貫通孔53は、2mmの直径を有する。第3の貫通孔53よりも第1の端部42側に位置する第2の貫通孔52は、3mmの直径を有する。第1の端部42に最も近い側(溶融樹脂の上流側、ノズル後端側)に位置する第1の貫通孔51は、4mmの直径を有する。第1の貫通孔51、第2の貫通孔52及び第3の貫通孔53は、それぞれ、内筒40の周方向に沿って等間隔に4個配置されている。
内筒40の外周面45上の第1の突起55、第2の突起56及び第3の突起57の各々は、2mmの高さと、2mmの幅とを有する。第1の突起55、第2の突起56及び第3の突起57の各々は、内筒40の周方向に沿って等間隔に8個配置されている。第1の突起55、第2の突起56及び第3の突起57の各々の内筒40の周方向における合計長さは、内筒40の外周の半分の長さである。第1の突起55は、第1の貫通孔51に対して第2の端部43側(溶融樹脂の下流側、ノズルヘッド30側)に配置され、第2の貫通孔52に対して第1の端部42側(溶融樹脂の上流側、ノズル後端側)に配置される。第2の突起56は、第2の貫通孔52に対して第2の端部43側(溶融樹脂の下流側、ノズルヘッド30側)に配置され、第3の貫通孔53に対して第1の端部42側(溶融樹脂の上流側、ノズル後端側)に配置される。第3の突起57は、第3の貫通孔53に対して第2の端部43側(溶融樹脂の下流側、ノズルヘッド30側)に配置される。本実施例の内筒40を備える射出成形装置を用いることにより、色むらを有していない試験片が得られた。
(実施例2)
実施例2の内筒40aは、実施の形態2の内筒40aの一例である。実施例2の内筒40aは、44mmの全長と、10mmの内径とを有する。内筒40aの全長は、第1の端部42と第2の端部43との間の長さである。内筒40aの内径は、内筒40aの内周面44の内径である。第1の貫通孔51a、第2の貫通孔52a及び第3の貫通孔53aは、3mmの直径を有する。第1の端部42に最も近い側(溶融樹脂の上流側、ノズル後端側)に位置する第1の貫通孔51aは、内筒40aの周方向に沿って等間隔に4個配置されている。第1の貫通孔51aよりも第2の端部43側(溶融樹脂の下流側、ノズルヘッド30側)に位置する第2の貫通孔52aは、内筒40aの周方向に沿って等間隔に3個配置されている。第2の端部43に最も近い側(溶融樹脂の下流側、ノズルヘッド30側)に位置する第3の貫通孔53aは、内筒40aの周方向に沿って等間隔に2個配置されている。
内筒40aの外周面45上の第1の突起55、第2の突起56及び第3の突起57の各々は、2mmの高さと、2mmの幅とを有する。第1の突起55、第2の突起56及び第3の突起57の各々は、内筒40aの周方向に沿って等間隔に8個配置されている。第1の突起55、第2の突起56及び第3の突起57の各々の内筒40aの周方向の合計長さは、内筒40aの外周の半分の長さである。第1の突起55は、第1の貫通孔51aに対して第2の端部43側(溶融樹脂の下流側、ノズルヘッド30側)に配置され、第2の貫通孔52aに対して第1の端部42側(溶融樹脂の上流側、ノズル後端側)に配置される。第2の突起56は、第2の貫通孔52aに対して第2の端部43側(溶融樹脂の下流側、ノズルヘッド30側)に配置され、第3の貫通孔53aに対して第1の端部42側(溶融樹脂の上流側、ノズル後端側)に配置される。第3の突起57は、第3の貫通孔53aに対して第2の端部43側(溶融樹脂の下流側、ノズルヘッド30側)に配置される。本実施例の内筒40aを備える射出成形装置を用いることにより、色むらを有していない試験片が得られた。
(比較例1)
比較例1では、内筒を備えていない汎用の射出成形装置を用いることにより、白色部、黒色部及び灰色部を含み、色むらを有する試験片が得られた。
(比較例2)
比較例2の内筒は、44mmの全長と、10mmの内径とを有する。比較例2の内筒は、内周面と外周面とを連通する第1の貫通孔、第2の貫通孔及び第3の貫通孔を含む。第1の貫通孔は、最も第1の端部に近い側(溶融樹脂の上流側、ノズル後端側)に位置する。第2の貫通孔は、第1の貫通孔よりも第2の端部側(溶融樹脂の下流側、ノズルヘッド側)に位置する。第3の貫通孔は、第2の貫通孔よりも第2の端部側(溶融樹脂の下流側、ノズルヘッド側)に位置する。第1の貫通孔、第2の貫通孔及び第3の貫通孔は、3mmの直径を有する。第1の貫通孔、第2の貫通孔及び第3の貫通孔は、それぞれ、内筒の周方向に沿って等間隔に3個配置されている。
比較例2の内筒は、内筒の外周面上に、第1の突起、第2の突起及び第3の突起を含む。第1の突起、第2の突起及び第3の突起の各々は、2mmの高さと、2mmの幅とを有する。第1の突起、第2の突起及び第3の突起の各々は、内筒の周方向に沿って等間隔に8個配置されている。第1の突起、第2の突起及び第3の突起の各々の内筒の周方向の合計長さは、内筒の外周の半分の長さである。第1の突起は、第1の貫通孔に対して第2の端部側(溶融樹脂の下流側、ノズルヘッド側)に配置され、第2の貫通孔に対して第1の端部側(溶融樹脂の上流側、ノズル後端側)に配置される。第2の突起は、第2の貫通孔に対して第2の端部側(溶融樹脂の下流側、ノズルヘッド側)に配置され、第3の貫通孔に対して第1の端部側(溶融樹脂の上流側、ノズル後端側)に配置される。第3の突起は、第3の貫通孔に対して第2の端部側(溶融樹脂の下流側、ノズルヘッド側)に配置される。比較例の内筒を備える射出成形装置を用いることにより、灰色の成形品の一部に黒色の筋を含み、色むらを有する試験片が得られた。
今回開示された実施の形態及び実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。例えば、実施の形態1〜5の任意の複数の実施の形態を組み合わせてもよい。本発明の範囲は、上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることを意図される。
1 射出成形装置、2 射出装置、3 ホッパ、4 シリンダ、4a,4b 端部、4c 中空部、5 第1のヒータ、6 スクリュー、7 第1の駆動部、8 逆流防止弁、9 スクリューヘッド、10,10b 射出ノズル、20 外筒、21 本体部、22 第1の端部、23 第2の端部、24 内周面、25,45 外周面、26 内側突出部、26a 外側面、26b 内側面、27 テーパ部、30 ノズルヘッド、35 第2のヒータ、40,40a,40b,40c,40d 内筒、41 本体部、42 第1の端部、43 第2の端部、44 内周面、46 溶融樹脂貯蔵部、47 フランジ、48 テーパ部、49 貫通部、51,51a,51b 第1の貫通孔、51h 第1の開口、51i 第2の開口、52,52a,52b 第2の貫通孔、52h 第3の開口、52i 第4の開口、53,53a,53b 第3の貫通孔、53h 第5の開口、53i 第6の開口、54 第4の貫通孔、55,55c,55d 第1の突起、56,56c,56d 第2の突起、57,57c,57d 第3の突起、61a 第3の端部、61b 第4の端部、61c 中央部、70 金型、71 固定金型、72 可動金型、80 型締装置、81 固定盤、82 可動盤、83 タイバー、84 第2の駆動部。

Claims (13)

  1. 溶融樹脂を射出する射出ノズルであって、
    ノズルヘッドを有する外筒と、
    前記外筒の内側に配置される内筒とを備え、
    前記内筒は、前記溶融樹脂を貯蔵する溶融樹脂貯蔵部と、外周面と、前記溶融樹脂貯蔵部と前記外周面とを連通する複数の貫通孔と、前記外周面上に設けられた複数の突起と、前記溶融樹脂が流入する第1の端部と、前記第1の端部よりも前記ノズルヘッド側に位置する第2の端部とを含み、
    前記第2の端部側に位置する前記貫通孔を通る前記溶融樹脂の流量が前記第1の端部側に位置する前記貫通孔を通る前記溶融樹脂の流量よりも小さくなるように、前記複数の貫通孔は構成されている、射出ノズル。
  2. 前記複数の貫通孔は、前記第1の端部から前記第2の端部に近づくにつれて前記溶融樹脂の流量が小さくなるように構成されている、請求項1に記載の射出ノズル。
  3. 溶融樹脂を射出する射出ノズルであって、
    ノズルヘッドを有する外筒と、
    前記外筒の内側に配置される内筒とを備え、
    前記内筒は、前記溶融樹脂を貯蔵する溶融樹脂貯蔵部と、外周面と、前記溶融樹脂貯蔵部と前記外周面とを連通する複数の貫通孔と、前記外周面上に設けられた複数の突起と、前記溶融樹脂が流入する第1の端部と、前記第1の端部よりも前記ノズルヘッド側に位置する第2の端部とを含み、
    前記第2の端部側に位置する前記貫通孔の前記内筒の周方向における総面積は、前記第1の端部側に位置する前記貫通孔の前記内筒の前記周方向における総面積よりも小さい、射出ノズル。
  4. 前記内筒の前記周方向における前記複数の貫通孔の総面積は、前記第1の端部から前記第2の端部に近づくにつれて小さくなる、請求項3に記載の射出ノズル。
  5. 前記第2の端部側に位置する前記貫通孔の大きさは、前記第1の端部側に位置する前記貫通孔の大きさよりも小さい、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の射出ノズル。
  6. 前記第1の端部から前記第2の端部に近づくにつれて、前記複数の貫通孔の大きさが小さくなる、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の射出ノズル。
  7. 前記第2の端部側に位置する前記貫通孔の個数は、前記第1の端部側に位置する前記貫通孔の個数よりも少ない、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の射出ノズル。
  8. 前記第1の端部から前記第2の端部に近づくにつれて、前記複数の貫通孔の個数が少なくなる、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の射出ノズル。
  9. 少なくとも1つの前記貫通孔の前記内筒の前記外周面における一方の開口は、前記少なくとも1つの前記貫通孔の前記溶融樹脂貯蔵部における他方の開口よりも、前記第1の端部側に位置する、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の射出ノズル。
  10. 前記内筒の前記外周面の法線方向から見たときに、少なくとも1つの前記突起は、前記第1の端部側に開口を有しかつ前記第2の端部側が閉じた形状を有する、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の射出ノズル。
  11. 前記内筒の前記外周面の法線方向から見たときに、少なくとも1つの前記突起は、前記第1の端部側に第3の端部と、前記第2の端部側に第4の端部と、前記第3の端部と前記第4の端部との間に中央部とを有し、前記第3の端部及び前記第4の端部は前記中央部より狭い幅を有する、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の射出ノズル。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の前記射出ノズルを備える、射出装置。
  13. 請求項12に記載の前記射出装置と、型締装置とを備える、射出成形装置。
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