JP6449747B2 - 電磁ブレーキ装置、巻上機及びエレベータ - Google Patents
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Description
1−1.エレベータの構成
まず、本発明の第1の実施の形態例(以下、「本例」という。)にかかるエレベータの構成について、図1及び図2を参照して説明する。
図1は、本例のエレベータの構成例を示す概略構成図、図2は、本例のエレベータの水平断面図である。
本例のエレベータ1は、建物構造物内に形成された昇降路100の上方に機械室を有しない、いわゆる機械室レスエレベータである。なお、本例のエレベータ1では、機械室レスエレベータを用いた例を説明するが、これに限定されるものではなく、昇降路100の上方に機械室を有するエレベータであってもよい。
図3に示すように、巻上機120は、フレーム121と、駆動シーブ(綱車)122と、被制動体の一例を示すドラム123と、2つの電磁ブレーキ装置10,10と、モータ(図示省略)と、を有している。フレーム121は、昇降路100内に立設され、駆動シーブ122、ドラム123、2つの電磁ブレーキ装置10,10及びモータを支持している。
図4は、電磁ブレーキ装置10を示す断面図である。
図5は、電磁コイル12を示す斜視図、図6及び7は、電磁ブレーキ装置10の回路構成を示す説明図である。
次に、上述した構成を有する電磁ブレーキ装置10の電磁コイル12の寸法、及び電源の電圧値の一例について、図8及び図9を参照して説明する。
図8及び図9は、電磁コイル12の寸法について示す説明図である。
[式1]
R=Ra+Rb+Rc
[式2]
A=N・V/R
[式3]
A0=N・V0/R=300×12/6=600
[式4]
A1=Na・V0/Ra×3=100×12/2×3=1800
[式5]
N・V0/R=Na・V1/Ra×3
V1=V0×(Ra/Na)/(R/N)/3
ここで、Raが2Ω、Naが100、Rが6Ω、Nが300であるため、
V1=V0×(2/100)/(6/300)/3=V0/3
次に、図10を参照して第2の実施の形態例にかかる電磁ブレーキ装置について説明する。
図10は、第2の実施の形態例にかかる電磁ブレーキ装置の電磁コイルを示す斜視図である。
Claims (6)
- 被制動体を制動する電磁ブレーキ装置において、
前記被制動体に当接するブレーキシューと、
前記ブレーキシューを支持する可動部材と、
前記可動部材を付勢し、前記ブレーキシューを前記被制動体に押し付ける付勢ばねと、
前記付勢ばねの付勢力に抗して前記可動部材を吸引し、前記ブレーキシューを前記被制動体から離反させる電磁コイルと、
前記可動部材と対向し、前記電磁コイルが設けられる電磁コアと、
前記電磁コイルに定常時に電圧を印加する定常用電源と、
前記定常用電源が停止した際に、前記電磁コイルに電圧を印加する非常用電源と、を備え、
前記電磁コイルは、分割された複数のコイル部を有し、
前記複数のコイル部は、前記定常用電源に直列に接続され、
前記複数のコイル部のうち2つ以上のコイル部は、前記非常用電源に並列に接続される
電磁ブレーキ装置。 - 前記電磁コイルは、円柱状に巻回され、
前記複数のコイル部は、前記電磁コイルの軸方向に沿って分割される
請求項1に記載の電磁ブレーキ装置。 - 前記電磁コイルは、円柱状に巻回され、
前記複数のコイル部は、前記電磁コイルの半径方向に沿って分割される
請求項1に記載の電磁ブレーキ装置。 - 前記電磁コイルと前記定常用電源との間には、前記定常用電源に接続される定常用スイッチが設けられ、
前記電磁コイルと前記非常用電源との間には、前記非常用電源に接続される非常用スイッチが設けられる
請求項1に記載の電磁ブレーキ装置。 - 乗りかごに連結されたロープが巻回される巻上機において、
前記ロープが巻き掛けられる綱車と、
前記綱車に接続され、前記綱車と共に回転駆動するドラムと、
前記ドラムの駆動を制動する電磁ブレーキ装置と、を備え、
前記電磁ブレーキ装置は、
前記ドラムに当接するブレーキシューと、
前記ブレーキシューを支持する可動部材と、
前記可動部材を付勢し、前記ブレーキシューを前記ドラムに押し付ける付勢ばねと、
前記付勢ばねの付勢力に抗して前記可動部材を吸引し、前記ブレーキシューを前記ドラムから離反させる電磁コイルと、
前記可動部材と対向し、前記電磁コイルが設けられる電磁コアと、
前記電磁コイルに定常時に電圧を印加する定常用電源と、
前記定常用電源が停止した際に、前記電磁コイルに電圧を印加する非常用電源と、を備え、
前記電磁コイルは、分割された複数のコイル部を有し、
前記複数のコイル部は、前記定常用電源に直列に接続され、
前記複数のコイル部のうち2つ以上のコイル部は、前記非常用電源に並列に接続される 巻上機。 - 乗りかご昇降動作させるエレベータにおいて、
前記乗りかごとロープを介して連結される釣合錘と、
前記ロープを巻き掛けることにより前記乗りかごを昇降させる巻上機と、を備え、
前記巻上機は、
前記ロープが巻き掛けられる綱車と、
前記綱車に接続され、前記綱車と共に回転駆動するドラムと、
前記ドラムの駆動を制動する電磁ブレーキ装置と、を備え、
前記電磁ブレーキ装置は、
前記ドラムに当接するブレーキシューと、
前記ブレーキシューを支持する可動部材と、
前記可動部材を付勢し、前記ブレーキシューを前記ドラムに押し付ける付勢ばねと、
前記付勢ばねの付勢力に抗して前記可動部材を吸引し、前記ブレーキシューを前記ドラムから離反させる電磁コイルと、
前記可動部材と対向し、前記電磁コイルが設けられる電磁コアと、
前記電磁コイルに定常時に電圧を印加する定常用電源と、
前記定常用電源が停止した際に、前記電磁コイルに電圧を印加する非常用電源と、を備え、
前記電磁コイルは、分割された複数のコイル部を有し、
前記複数のコイル部は、前記定常用電源に直列に接続され、
前記複数のコイル部のうち2つ以上のコイル部は、前記非常用電源に並列に接続される
エレベータ。
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JP2015184714A JP6449747B2 (ja) | 2015-09-18 | 2015-09-18 | 電磁ブレーキ装置、巻上機及びエレベータ |
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JP2015184714A JP6449747B2 (ja) | 2015-09-18 | 2015-09-18 | 電磁ブレーキ装置、巻上機及びエレベータ |
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Family Applications (1)
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JP2015089840A (ja) * | 2013-11-05 | 2015-05-11 | 株式会社日立製作所 | 電磁ブレーキ装置、巻上機及びエレベータ装置 |
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- 2015-09-18 JP JP2015184714A patent/JP6449747B2/ja active Active
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