JP6447796B1 - 作業車 - Google Patents

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Abstract

タイヤを有する走行車両と、走行車両を支持する伸縮可能なジャッキ装置と、制御部と、を備え、制御部は、ジャッキ装置の伸長動作中、ジャッキの伸長量およびジャッキ反力に基づいて、タイヤが地面に接地した状態における所定状態に該当するか否かを判定し、所定状態に該当すると判定した場合に、ジャッキ装置の伸長動作を自動停止する。これにより、作業車に過負荷が加わらない適切な作業姿勢にすることができる作業車を提供する。

Description

本発明は、作業車に関する。詳しくは、本発明は、作業車における自動ジャッキアップ制御に関する。
従来、作業車のジャッキアップ時におけるジャッキ伸長量の制御として、手動制御、タイマー制御、タイヤ空気圧またはジャッキ反力に基づいた自動的な制御等がある。例えば、タイヤ空気圧に基づいて自動的にジャッキ伸長量を制御する技術として、特許文献1に記載されたような技術が知られている。
特許文献1に記載の作業車は、作業車の前後左右にそれぞれ配置された合計4本のアウトリガ装置とタイヤ空気圧検出センサとを備える。作業車のタイヤ空気圧は、ジャッキの伸長によりタイヤが浮くと一定となる。作業車は、タイヤ空気圧が一定になった場合、タイヤが浮いた状態と判断する。作業車は、タイヤ空気圧に基づいてタイヤの接地の有無を判断し、全てのタイヤが浮いた状態でジャッキの伸長を停止する。
一方、前輪側の左右にそれぞれ配置された合計2本のアウトリガ装置を備える作業車のジャッキアップ作業においては、ジャッキ伸長量が大きすぎる場合、作業車の前輪が浮いて不安定な状態となり適切な作業姿勢にならない。逆にジャッキ伸長量が小さすぎる場合、タイヤへの負荷が高い状態となり作業車に過負荷が加わる。そのため、作業車のジャッキ伸長量は、前輪のタイヤが浮く直前となる伸長量が適切とされる。しかし、作業車のジャッキの伸長を手動制御で行う場合、目視によって負荷状態を一定にすることは困難である。タイマー制御に基づく制御では、タイヤ空気圧や作業車の総重量がわからないため、タイヤ空気圧や作業車の総重量に応じたジャッキの適切な伸長時間を設定できない。タイヤ空気圧に基づく制御では、タイヤが浮いた状態のタイヤ空気圧がわからないため、タイヤが浮く直前となるタイヤ空気圧がわからず、ジャッキの適切な伸長量を制御できない。また、ジャッキ反力に基づく制御では、作業車の総重量がわからないため、ジャッキに作業車の総重量の荷重が掛かる直前(タイヤが浮く直前)となるジャッキ反力がわからず、ジャッキの適切な伸長量を制御できない。
特開2016−137873号公報
本発明の目的は、作業車に過負荷が加わらない適切な作業姿勢にすることができる作業車を提供することである。
本発明が解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、作業車は、タイヤを有する走行車両と、走行車両を支持する伸縮可能なジャッキ装置と、制御部と、を備え、制御部は、ジャッキ装置の伸長動作中、ジャッキの伸長量およびジャッキ反力に基づいて、タイヤが地面に接地した状態における所定状態に該当するか否かを判定し、所定状態に該当すると判定した場合に、ジャッキ装置の伸長動作を自動停止する。
本発明に係る作業車は、以下に示すような効果を奏する。
作業車においては、作業車に過負荷が加わらない適切な作業姿勢にすることができる。
本発明の第一実施形態から第三実施形態に係る作業車の全体構成を示す側面図。 本発明の第一実施形態から第三実施形態に係る作業車の制御装置の構成を示す図。 本発明の第一実施形態から第三実施形態に係る作業車において、無負荷タイヤ空気圧とタイヤのバネ定数との関係を示す図。 本発明の第一実施形態から第三実施形態に係る作業車において、ジャッキ反力とタイヤ空気圧との関係を示す図。 本発明の第一実施形態から第三実施形態に係る作業車において、ジャッキ伸長量とタイヤ空気圧との関係、およびタイヤ空気圧の閾値の設定を示す図。 本発明の第一実施形態および第二実施形態に係る自動ジャッキアップ制御およびジャッキダウン制御の制御態様を表すフローチャートを示す図。 本発明の第一実施形態に係る自動ジャッキアップ制御の制御態様を表すフローチャートを示す図。 第二実施形態に係る作業車において、ジャッキ伸長量とジャッキ反力との関係、およびジャッキ反力の閾値の設定を示す図。 本発明の第二実施形態に係る自動ジャッキアップ制御の制御態様を表すフローチャートを示す図。 本発明の第三実施形態に係る作業車のタイヤ空気圧の変化を示す図。 本発明の第三実施形態に係る作業車の自動ジャッキアップ制御およびジャッキダウン制御の制御態様を表すフローチャートを示す図。 本発明の第三実施形態に係る作業車の自動ジャッキアップ制御の制御態様を表すフローチャートを示す図。
以下に、図1および図2を用いて、本発明の一実施形態に係る作業車1の全体構成について説明する。
図1に示すように、作業車1は、汎用トラック2の運転室3と荷台4との間の車両フレーム5に小型クレーン6が搭載されている積載型トラッククレーンである。汎用トラック2は、前輪と後輪との左右にタイヤ13が設けられている。
小型クレーン6は、ベース7、ポスト8、ブーム9、および一対のアウトリガ装置10を備える。ベース7は、車両フレーム5の上に固定されている。ポスト8は、ベース7に対して旋回可能に設けられている。ブーム9は、ポスト8の上端部に起伏可能に設けられている。一対のアウトリガ装置10は、ベース7の左右両側に設けられている。
ポスト8にはウインチが内蔵されている。ウインチにはワイヤロープの基端が固定されている。ワイヤロープは、ウインチからブーム9の先端部に導かれ、ブーム先端部の滑車を介してフック11に掛け回されている。フック11は、ブーム9の先端部から吊り下げられている。
小型クレーン6およびアウトリガ装置10は、油圧駆動される。作業車1は、作業装置を操作するためのレバー群12がベース7の左右両側に設けられている。
運転室3と小型クレーン6は、ジャッキアップスイッチ24、ジャッキダウンスイッチ25、およびPTOスイッチ26を有する。ジャッキアップスイッチ24は、ジャッキアップを開始するためのスイッチである。ジャッキダウンスイッチ25は、ジャッキダウンを開始するためのスイッチである。PTOスイッチ26は、PTO(Power take-off)の動作を切り換えるスイッチである(図2参照)。PTOは、エンジン動力を、小型クレーン6およびアウトリガ装置10等の作業機器を作動させるための動力に変換する機構である。
アウトリガ装置10は、ブーム9による荷物の吊上作業時等に張り出して地面に接地し車両を安定させる。アウトリガ装置10は、ベース7に設けられたスライドビーム14と、スライドビーム14の先端部に固定されたジャッキ装置であるジャッキ15とから構成される。
作業車1は、作業開始時にスライドビーム14を張出させ、ジャッキ15を伸長させて下端のフロート16を接地させる。すると、荷物の吊り上げによる荷重が、アウトリガ装置10により支えられる。この結果、車両は、安定した状態で地面に支持される。
また、作業車1は、作業終了時にジャッキ15とスライドビーム14とを格納させ、アウトリガ装置10を格納する。スライドビーム14は、油圧駆動で張出および格納が行われるタイプのスライドビーム14でもよい。あるいは、スライドビーム14は、手動で張出および格納が行われるタイプのスライドビーム14であってもよい。
図2に示すように、タイヤ圧検出手段であるタイヤ空気圧監視システム17(TPMS)は、タイヤ13のタイヤ圧力であるタイヤ空気圧(気体圧)を監視する。タイヤ空気圧監視システム17は、タイヤ空気圧センサ18とタイヤ空気圧センサ18により検出されたタイヤ空気圧信号を受信する受信ユニット19とから構成される。
タイヤ空気圧センサ18は、タイヤ13のホイール内部もしくはエアバルブにそれぞれ取り付けられる。タイヤ空気圧センサ18は、タイヤ空気圧を検出し、検出したタイヤ空気圧信号を受信ユニット19へ電波で送信する。受信ユニット19は、タイヤ空気圧センサ18から送信されたタイヤ空気圧信号を受信し、受信したタイヤ空気圧信号を制御装置20に出力する。なお、タイヤ13に充填される気体は、空気に限定されず窒素等の気体でもよい。
タイヤ空気圧は、作業車1の車種とタイヤ13の種類とに応じて適正な空気圧である指定空気圧が定められている。指定空気圧で空気が充填された場合でも、徐々にタイヤ13の空気が抜けるためタイヤ空気圧は一定ではない。
ジャッキ反力検出手段であるジャッキ反力検出器21は、ジャッキ15に掛かるジャッキ反力を検出する。ジャッキ反力検出器21は、ジャッキ内のシリンダ内部に設けられ、シリンダ側とロッド側との圧力を検出することによりジャッキ反力を検出する。
ジャッキ伸長量検出手段であるジャッキ伸長量検出器22は、ジャッキ15の伸長量であるジャッキ伸長量を検出する。ジャッキ伸長量検出器22は、ジャッキ15に設けられ、ポテンショメータ(ワイヤリール式の可変抵抗器)を内蔵したリールと、このリールに巻き付けられたワイヤとから構成される。このポテンショメータは、ジャッキ15の伸長、格納に応じてリールにワイヤが巻き取りおよび繰り出しされるときのリールの回転量(回転角)を検出し、リールの回転量に基づいてジャッキ伸長量を検出する。
傾斜角検出手段である電子水準器23は、水平面に対する傾斜角度を検出する。電子水準器23は、運転室3に設けられ、作業車1の左右方向の傾きである左右傾斜角、および作業車1の前後方向の傾きである前後傾斜角を検出する。
次に、作業車1が具備する制御装置20について説明する。
制御装置20は、ジャッキ伸長量を自動制御する。制御装置20は、実体的には、CPU、ROM、RAM、HDD等がバスで接続される構成であってもよく、あるいはワンチップのLSI等からなる構成であってもよい。制御装置20は、ジャッキ15の動作を制御するために種々のプログラムやデータが格納されている。制御装置20は、小型クレーン6に設けられている。
制御装置20は、タイヤ空気圧監視システム17に接続され、タイヤ空気圧監視システム17が検出したタイヤ空気圧を取得できる。
制御装置20は、ジャッキ反力検出器21に接続され、ジャッキ反力検出器21が検出したジャッキ反力を取得できる。
制御装置20は、ジャッキ伸長量検出器22に接続され、ジャッキ伸長量検出器22が検出したジャッキ伸長量を取得できる。
制御装置20は、電子水準器23に接続され、電子水準器23が検出した左右傾斜角および前後傾斜角を取得できる。
制御装置20は、ジャッキアップスイッチ24に接続され、ジャッキアップスイッチ24から信号を取得できる。
制御装置20は、ジャッキダウンスイッチ25に接続され、ジャッキダウンスイッチ25から信号を取得することができる。
制御装置20は、PTOスイッチ26に接続され、PTOスイッチ26からの信号を取得できる。
制御装置20は、スライドビーム用切換弁27に接続され、スライドビーム用切換弁27の電磁石を選択的に励磁させてスライドビーム14を張出および格納できる。
制御装置20は、ジャッキ用切換弁28に接続され、ジャッキ用切換弁28の電磁石を選択的に励磁させてジャッキ15を伸長および格納(縮小)できる。
このように構成される作業車1は、汎用トラック2を走行させることで任意の位置に小型クレーン6を移動させることができる。また、制御装置20は、PTOスイッチ26がオン操作されることで、汎用トラック2を駆動させるエンジン動力を小型クレーン6やアウトリガ装置10等の作業機器を作動させる動力に切り替えることができる。
そして、作業車1は、ジャッキアップスイッチ24がオン操作されることで、アウトリガ装置10のスライドビーム14を張出させ、ジャッキ15を伸長させることができる。更に、作業車1は、ジャッキダウンスイッチ25がオン操作されることで、アウトリガ装置10のスライドビーム14とジャッキ15とを格納できる。
次に、図3を用いて、タイヤ13のバネ定数と無負荷状態のタイヤ空気圧との関係について説明する。なお、図3は、タイヤ13のバネ定数と無負荷状態のタイヤ空気圧との関係を表している。
タイヤ13は弾性体であり、負荷に対して一定の割合で接地面から軸心までの長さが変化する。すなわち、タイヤ13は、所定のバネ定数を有するバネとしてみなすことができる。
図3に示すように、タイヤ13のバネ定数は、タイヤ13が地面から浮いている無負荷状態のタイヤ空気圧(以下、単に「無負荷タイヤ空気圧」と記す)によって定まる。つまり、タイヤ13の無負荷タイヤ空気圧とバネ定数とは対応関係にある。従って、無負荷タイヤ空気圧は、タイヤ13のバネ定数から推定される。
本実施形態において、指定空気圧Pa0のときのタイヤ13のバネ定数をK0とする。このとき、タイヤ13の無負荷タイヤ空気圧が指定空気圧Pa0よりも高い無負荷タイヤ空気圧Pa1である場合、タイヤ13のバネ定数をバネ定数K0よりも高いバネ定数K1とする。
また、無負荷タイヤ空気圧が指定空気圧Pa0よりも低い無負荷タイヤ空気圧Pa2である場合、タイヤ13のバネ定数をバネ定数K0よりも低いバネ定数K2とする。なお、バネ定数は、線形特性のバネ定数に限定されず非線形特性のバネ定数であってもよい。
次に、図4を用いてタイヤ13のバネ定数の算出方法について説明する。なお、図4は、ジャッキ反力とタイヤ空気圧との関係を表している。
図4に示すように、アウトリガ装置10のジャッキ15の伸長に伴って作業車1の車両フレーム5が持ち上げられる場合(図1参照)、タイヤ13のタイヤ空気圧は、ジャッキ15のジャッキ伸長量の増加に伴って減少する。
他方、ジャッキ15のジャッキ反力は、ジャッキ伸長量の増加に伴って増加する。すなわち、タイヤ13に加わっている負荷は、ジャッキ伸長量の増加に伴ってジャッキ15に移る。つまり、タイヤ13の負荷の減少量は、ジャッキ15のジャッキ反力の増加量に基づいて算出できる。
また、タイヤ13の変形量は、ジャッキ伸長量の増加分だけ減少する。つまり、タイヤ13の変形量は、ジャッキ伸長量と等しい。従って、タイヤ13のバネ定数は、ジャッキ伸長量の単位長さ当たりのジャッキ反力の増加量(変化量)から算出できる。
次に、図5を用いて、ジャッキ15のジャッキ伸長量とタイヤ13のタイヤ空気圧との関係について説明する。なお、以下に記載のリフトアップとはジャッキアップによってタイヤ13が地面から浮くことである。
タイヤ13に無負荷タイヤ空気圧Pa1となるように空気が充填されている場合、アウトリガ装置10のジャッキ15が接地されていない状態におけるタイヤ13のタイヤ空気圧をタイヤ空気圧Pb1とする。
アウトリガ装置10は、ジャッキ15を伸長させることで伸長量L1のときにジャッキ15が接地する。アウトリガ装置10は、更にジャッキ15を伸長させることで車両フレーム5を持ち上げる。タイヤ13のタイヤ空気圧は、ジャッキ15のジャッキ伸長量に応じて低下していく。
そして、アウトリガ装置10は、ジャッキ伸長量L2のときにタイヤ13をリフトアップする。タイヤ13は、リフトアップされることで、作業車1からの負荷が加わらない無負荷タイヤ空気圧Pa1になる。リフトアップされたタイヤ13のタイヤ空気圧は一定圧になり、ジャッキ15を更に伸長させても変化しない。
タイヤ13に無負荷タイヤ空気圧Pa2となるように空気が充填されている場合、アウトリガ装置10のジャッキ15が接地されていない状態におけるタイヤ13のタイヤ空気圧をタイヤ空気圧Pb2とする。アウトリガ装置10は、ジャッキ15を伸長させることで伸長量L3のときにジャッキ15が接地する。
アウトリガ装置10は、更にジャッキ15を伸長させることで車両フレーム5を持ち上げる。タイヤ13のタイヤ空気圧は、ジャッキ15のジャッキ伸長量に応じて低下していく。そして、アウトリガ装置10は、ジャッキ伸長量L4のときにタイヤ13をリフトアップする。タイヤ13は、リフトアップされることで、作業車1からの負荷が加わらない無負荷タイヤ空気圧Pa2になる。リフトアップされたタイヤ13のタイヤ空気圧は一定圧になり、ジャッキ15を更に伸長させても変化しない。
次に、アウトリガ装置10のジャッキ15の伸長を停止(自動停止)させるための、タイヤ13のタイヤ空気圧の閾値について説明する。
閾値は、タイヤ13が所望する負荷状態になるようにジャッキ15の伸長を停止するタイヤ空気圧として任意に設定されたものである。タイヤ13は、所定のバネ定数を有するバネとみなせる。従って、タイヤ13の負荷状態は、タイヤ13のバネ定数とタイヤ13の変形量であるジャッキ15のジャッキ伸長量から算出される。
無負荷タイヤ空気圧Pa1である場合、タイヤ13では、ジャッキ伸長量L1のときにジャッキ15が接地して、ジャッキ伸長量L5のときにタイヤ空気圧が閾値P1に到達する。無負荷タイヤ空気圧Pa2である場合、タイヤ13では、ジャッキ伸長量L3のときにジャッキ15が接地して、ジャッキ伸長量L6のときにタイヤ空気圧が閾値P1に到達する。このような閾値P1は、無負荷タイヤ空気圧Pa1との関係で、Pa1<P1<1.1Pの範囲で設定される。当該範囲は、作業車29に荷物が積載されていない状態の閾値の範囲の一例である。また、閾値P1は、無負荷タイヤ空気圧Pa1との関係で、Pa1<P1<1.5Pの範囲で設定されてもよい。当該範囲は、作業車29に荷物が積載されている状態の閾値の範囲の一例である。
つまり、ジャッキ15が接地してからタイヤ空気圧が閾値P1に到達するまでのジャッキ伸長量が異なるため、タイヤ13の負荷状態は、タイヤ空気圧が同じになるようにジャッキ伸長量を制御しても無負荷タイヤ空気圧の値によって異なる。
このため、閾値は、無負荷タイヤ空気圧に応じて設定する必要がある。本実施形態において、閾値は、タイヤ13が地面から浮く直前の負荷状態になるように設定するものとする。具体的には、無負荷タイヤ空気圧Pa1のタイヤ13における閾値は、閾値P1に設定され、無負荷タイヤ空気圧Pa2のタイヤ13における閾値は、閾値P2に設定されている。
次に、図1から図5を用いて、自動ジャッキアップ制御について説明する。なお、本実施形態の制御において、タイヤ空気圧は前輪のタイヤ空気圧である。
制御装置20は、PTOスイッチ26がオン操作された後に、ジャッキ15のジャッキ反力に基づいて車両姿勢を検出する。制御装置20は、ジャッキ15のジャッキ反力が発生していない場合、車両姿勢が走行姿勢状態(アウトリガ装置10が車両に格納された状態)であると判定する。
ジャッキアップスイッチ24が押された後に車両姿勢が走行姿勢状態の場合、制御装置20は、スライドビーム14を作業車1の左右方向に張出させ、ジャッキ15を伸長させる。ジャッキ15を伸長させてから、制御装置20は、ジャッキ伸長量を取得し、取得したジャッキ伸長量からタイヤ13の変形量を検出する。
また、制御装置20は、ジャッキ反力を取得し、取得したジャッキ反力の増加量からタイヤ13の負荷の減少量を算出する。制御装置20は、検出されたタイヤ13の変形量(ジャッキ伸長量の増加分でもある。)と算出されたタイヤ13の負荷の減少量とからタイヤ13のバネ定数を算出する。そして、制御装置20は、算出されたタイヤ13のバネ定数から無負荷タイヤ空気圧を推定する。
制御装置20は、予め指定されているタイヤ13が地面から浮く直前の負荷状態でジャッキ15の伸長が停止するように、無負荷タイヤ空気圧を基準としてタイヤ空気圧の閾値(第一閾値)を設定する。制御装置20は、タイヤ13のタイヤ空気圧が閾値に到達するまでジャッキ15の伸長を続ける。つまり、制御装置20は、上記閾値とタイヤ13のタイヤ空気圧とに基づいて、タイヤ13が地面に接地した状態における所定状態に該当するか否かを判定し、所定状態に該当すると判定した場合に、ジャッキ15の伸長動作を自動停止する。より具体的には、制御装置20は、上記閾値とタイヤ13のタイヤ空気圧とに基づいて、タイヤ13が地面から浮く直前の状態であるか否かを判定し、直前の状態であると判定した場合に、ジャッキ15の伸長動作を停止する。なお、タイヤ13が地面から浮く直前の状態とは、タイヤ13が接地し、かつ、タイヤ13のタイヤ空気圧が無負荷タイヤ空気圧よりも所定圧力だけ大きい状態を意味する。
このように構成することで作業車1は、タイヤ13の空気の充填状態が未知でも、タイヤ13が地面から浮く直前の状態でジャッキ15の伸長を停止(自動停止)する。これにより、タイヤ13の空気の充填状態を考慮したタイヤ空気圧に基づいて、作業車1に過負荷が加わらない適切な作業姿勢にすることができる。
制御装置20は、タイヤ13のタイヤ空気圧が閾値に到達した場合、電子水準器23が検出する左右傾斜角に基づいて、車両の水平をジャッキ15の伸長により調整する。具体的に説明すると、制御装置20は、電子水準器23が検出する左右傾斜角に基づいて、車両が水平状態になるまで車両が低くなっている側に設けられているジャッキ15を一定時間毎に伸長させる。この際、制御装置20は、タイヤ13のタイヤ空気圧が閾値の値を維持するように車両が高くなっている側のジャッキ伸長量を制御する。
このように構成することで作業車1は、作業車1が水平になっても少なくとも一つのタイヤ13が地面から浮く直前の状態で維持される。これにより、タイヤ13の空気の充填状態を考慮したタイヤ空気圧に基づいて、作業車1に過負荷が加わらない適切な作業姿勢にすることができる。
次に、ジャッキダウン制御について説明する。
制御装置20は、自動ジャッキアップ制御が完了した後に、ジャッキダウンスイッチ25が押された場合、自動的にスライドビーム14とジャッキ15とを格納する。そして、制御装置20は、PTOスイッチ26がオフ操作された場合、自動ジャッキアップ制御およびジャッキダウン制御を終了する。
次に、図6および図7を用いて、作業車1の制御装置20における自動ジャッキアップ制御およびジャッキダウン制御の制御態様について具体的に説明する。なお、以下に記載の自動ジャッキアップ制御Aは、第一実施形態および第二実施形態で説明する2つの自動ジャッキアップ制御Aがある。
図6に示すように、ステップS110において、制御装置20は、PTOスイッチ26がオン操作されたか否か判断する。その結果、PTOスイッチ26がオン操作されたと判定された場合、制御装置20は、ステップをステップS200に移行させる。一方、PTOスイッチ26がオン操作されていないと判定された場合、制御装置20は、ステップをステップS110に移行させる。
ステップS200において、制御装置20は、自動ジャッキアップ制御Aを開始し、ステップをステップS210に移行させる(図7参照)。そして、自動ジャッキアップ制御Aが終了すると、制御部20は、ステップをステップS120に移行させる。
ステップS120において、制御装置20は、ジャッキダウンスイッチ25がオン操作されたか判断する。その結果、ジャッキダウンスイッチ25がオン操作されたと判定された場合、制御装置20は、ステップをステップS130に移行させる。一方、ジャッキダウンスイッチ25がオン操作されていないと判定された場合、制御装置20は、ステップをステップS120に移行させる。
ステップS130において、制御装置20は、ジャッキダウンを開始しステップをステップS140に移行させる。
ステップS140において、制御装置20は、PTOスイッチ26がオフ操作されたか否か判断する。その結果、PTOスイッチ26がオフ操作されたと判定された場合、制御装置20は、自動ジャッキアップ制御およびジャッキダウン制御を終了する。一方、PTOスイッチ26がオフ操作されていないと判定された場合、制御装置20は、ステップをステップS110に移行させる。
図7に示すように、ステップS210において、制御装置20は、ジャッキ15のジャッキ反力を取得する。そして、制御装置20は、ステップをステップS220に移行させる。
ステップS220において、制御装置20は、ジャッキアップスイッチ24がオン操作されたか否か判断する。その結果、ジャッキアップスイッチ24がオン操作されたと判定された場合、制御装置20は、ステップをステップS230に移行させる。一方、ジャッキアップスイッチ24がオン操作されていないと判定された場合、制御装置20は、ステップをステップS220に移行させる。
ステップS230において、制御装置20は、ジャッキ反力から車両姿勢が走行姿勢状態か否か判断する。その結果、車両姿勢が走行姿勢状態であると判定された場合、制御装置20は、ステップをステップS250に移行させる。一方、車両姿勢が走行姿勢状態でない(ジャッキアップ状態)と判定された場合、制御装置20は、ステップをステップS240に移行させる。
ステップS240において、制御装置20は、調整値ジャッキゼロ点(ジャッキ伸長量がゼロの状態)までジャッキ15を格納する。そして、制御装置20は、ステップをステップS250に移行させる。
ステップS250において、制御装置20は、ジャッキアップを開始する。そして、制御装置20は、ステップをステップS260に移行させる。
ステップS260において、制御装置20は、ジャッキ15のジャッキ反力とジャッキ伸長量とを取得する。そして、制御装置20は、ステップをステップS270に移行させる。
ステップS270において、制御装置20は、ジャッキ15のジャッキ伸長量からタイヤ13の変形量を検出する。そして、制御装置20は、ステップをステップS280に移行させる。
ステップS280において、制御装置20は、ジャッキ15のジャッキ反力の増加量からタイヤ13の負荷の減少量を算出する。そして、制御装置20は、ステップをステップS290に移行させる。
ステップS290において、制御装置20は、タイヤ13の変形量とタイヤ13の負荷の減少量とからタイヤ13のバネ定数を算出する。そして、制御装置20は、ステップをステップS300に移行させる。
ステップS300において、制御装置20は、タイヤ13のバネ定数から無負荷タイヤ空気圧を推定する。そして、制御装置20は、ステップをステップS310に移行させる。
ステップS310において、制御装置20は、無負荷タイヤ空気圧から閾値(第一閾値)を設定する。そして、制御装置20は、ステップをステップS320に移行させる。つまり、閾値は、自動ジャッキアップ制御を実行している時点における無負荷タイヤ空気圧に応じて設定される。このため、自動ジャッキアップ制御毎に無負荷タイヤ空気圧が異なれば、閾値も異なる。このような閾値は、たとえば、作業車1の状態(荷物を積載している状態または荷物を積載していない状態)に応じて、上述した範囲で設定されると好ましい。
ステップS320において、制御装置20は、タイヤ13のタイヤ空気圧が閾値に到達したか否か判断する。その結果、タイヤ13のタイヤ空気圧が閾値に到達したと判定された場合、制御装置20は、ステップをステップS330に移行させる。一方、タイヤ13のタイヤ空気圧が閾値に到達していないと判定された場合、制御装置20は、ステップをステップS320に移行させる。
ステップS330において、制御装置20は、電子水準器23の検出値から車両が水平になるように調整しジャッキアップ制御Aを終了する。
このように構成することで作業車1は、自動的にジャッキアップが行われる。これにより、手動制御によるジャッキアップの伸長量の調整が不要となる。したがって、本実施形態の構成は、作業者の作業効率を上げることができる。
また、作業車1は、前輪が浮いて不安定な状態にならず、かつ水平状態となるため、作業者が安全に作業を行うことができる。更に、作業車1は、想定外の手動制御のジャッキアップ操作による、機器への負荷が発生しないようにして、機器の破損を防ぐことができる。
そして、自動ジャッキアップ制御が行われているときに作業車1の機器が故障した場合、修理担当者は、手動制御のジャッキアップ操作がされている場合よりも作業状態を把握しやすいため、容易にトラブルシューティングができる。
次に、図8および図9を用いて、作業車の第二実施形態である作業車29について説明する。なお、以下の実施形態に係る作業車29は、図1から図7に示す作業車1において説明で用いた名称、図番、符号を用いることで、同じものを指すこととし、以下の実施形態において、既に説明した実施形態と同様の点に関してはその具体的説明を省略し、相違する部分を中心に説明する。
次に、図8を用いて、ジャッキ15のジャッキ伸長量とジャッキ反力との関係について説明する。なお、図8は、ジャッキ伸長量とジャッキ反力との関係を表している。
タイヤ13に無負荷タイヤ空気圧Pa1となるように空気が充填されている場合、アウトリガ装置10のジャッキ15が接地するまで、ジャッキ15のジャッキ反力は発生していない。
アウトリガ装置10は、ジャッキ15を伸長させることで伸長量L1のときにジャッキ15が接地する。アウトリガ装置10は、更にジャッキ15を伸長させることで車両フレーム5を持ち上げる。ジャッキ15のジャッキ反力は、ジャッキ15のジャッキ伸長量に応じて増加していく。そして、アウトリガ装置10は、ジャッキ15のジャッキ伸長量L2のときにタイヤ13をリフトアップする。
タイヤ13がリフトアップされると、ジャッキ15のジャッキ反力は、最大のジャッキ反力(以下、「最大ジャッキ反力」と記す)になる。タイヤ13がリフトアップされた後のジャッキ反力は一定圧になり、ジャッキ15を更に伸長させても変化しない。
タイヤ13に無負荷タイヤ空気圧Pa2となるように空気が充填されている場合、アウトリガ装置10のジャッキ15が接地するまで、ジャッキ15のジャッキ反力は発生していない。アウトリガ装置10は、ジャッキ15を伸長させることで伸長量L3のときにジャッキ15が接地する。
アウトリガ装置10は、更にジャッキ15を伸長させることで車両フレーム5を持ち上げる。ジャッキ15のジャッキ反力は、ジャッキ15のジャッキ伸長量に応じて増加していく。そして、アウトリガ装置10は、ジャッキ15のジャッキ伸長量L4のときにタイヤ13をリフトアップする。
タイヤ13がリフトアップされると、ジャッキ15のジャッキ反力は最大ジャッキ反力になる。タイヤ13がリフトアップされた後のジャッキ反力は一定圧になり、ジャッキ15を更に伸長させても変化しない。
次に、図4を用いて、ジャッキ15の最大ジャッキ反力の算出方法について説明する。
アウトリガ装置10のジャッキ15の伸長に伴って作業車29の車両フレーム5が持ち上げられる場合、タイヤ13のタイヤ空気圧は、ジャッキ15のジャッキ伸長量の増加に伴って減少する。
他方、ジャッキ15のジャッキ反力は、ジャッキ15のジャッキ伸長量の増加に伴って増加する。すなわち、ジャッキ伸長量の単位長さ当たりにおける、タイヤ空気圧の減少量(変化量)とジャッキ反力の増加量(変化量)との比が算出できる。また、算出された無負荷タイヤ空気圧から、ジャッキ15が接地してからタイヤ13がリフトアップされるまでのタイヤ空気圧の減少量である最大タイヤ空気圧減少量が算出できる。
算出された比と最大タイヤ空気圧減少量とから、ジャッキ15が接地してからタイヤ13がリフトアップされるまでのジャッキ反力の増加量である最大ジャッキ反力増加量が算出される。ジャッキ15が接地するまでジャッキ反力は発生していないため、最大ジャッキ反力増加量は、最大ジャッキ反力と等しい。つまり、算出された最大ジャッキ反力増加量が、最大ジャッキ反力となる。
次に、ジャッキ15の伸長を停止させるための、ジャッキ反力の閾値(第二閾値)について説明する。
閾値は、タイヤ13が所望する負荷状態になるようにジャッキ15の伸長を停止するジャッキ反力として、任意に設定されたものである。閾値は、最大ジャッキ反力を基準として設定される。本実施形態において、閾値は、タイヤ13が地面から浮く直前の負荷状態になるように設定するものとする。具体的には、無負荷タイヤ空気圧Pa1および無負荷タイヤ空気圧Pa2のタイヤ13における閾値は、ともに閾値V1に設定されている。
このように構成することで、作業車29は、作業車29に積載される荷物の重量が未知でも、タイヤ13が一定の負荷状態になる。これにより、タイヤ13の空気の充填状態を考慮したタイヤ空気圧に基づいて、作業車29に過負荷が加わらない適切な作業姿勢にすることができる。
次に、図9を用いて、作業車29の制御装置20における自動ジャッキアップ制御の制御態様について具体的に説明する。
ステップS301において、制御装置20は、ジャッキ伸長量の単位長さ当たりにおける、タイヤ空気圧の減少量とジャッキ反力の増加量との比を算出する。そして、制御装置20は、ステップS302に移行させる。
ステップS302において、制御装置20は、算出された無負荷タイヤ空気圧から、ジャッキ15が接地してからタイヤ13がリフトアップされるまでのタイヤ空気圧の減少量である最大タイヤ空気圧減少量を算出する。そして、制御装置20は、ステップをステップS303に移行させる。
ステップS303において、制御装置20は、算出された比と最大タイヤ空気圧減少量とから、ジャッキ15が接地してからタイヤ13がリフトアップされるまでのジャッキ反力の増加量である最大ジャッキ反力増加量を算出する。そして、制御装置20は、ステップをステップS304に移行させる。
ステップS304において、制御装置20は、最大ジャッキ反力(算出された最大ジャッキ反力増加量と等しい)に基づいて閾値を設定する。そして、制御装置20は、ステップをステップS305に移行させる。
ステップS305において、制御装置20は、ジャッキ反力がジャッキ反力の閾値に到達したか否か判断する。その結果、ジャッキ反力がジャッキ反力の閾値に到達したと判定された場合、制御装置20は、ステップをステップS330に移行させる。なお、制御装置20は、ジャッキ反力がジャッキ反力の閾値に到達したと判定した場合に、ジャッキ15の伸長動作を停止する。一方、ジャッキ反力がジャッキ反力の閾値に到達していないと判定された場合、制御装置20は、ステップをステップS305に移行させる。
次に、図10から図12を用いて、作業車の第三実施形態である作業車30について説明する。
図10を用いて、作業車30の荷重が変化したときの自動ジャッキアップ制御について説明する。本実施形態における自動ジャッキアップ制御は、タイヤ空気圧が第一実施形態で設定された閾値から所定範囲内(以下に記載の、上限の閾値と下限の閾値の範囲内)となるようにジャッキ装置の伸長量を制御する。
上限の閾値と下限の閾値とは、タイヤ空気圧が第一実施形態で設定された閾値と等しいときのタイヤ13の負荷状態を基準として、タイヤ13が所望する範囲内の負荷状態になるようにジャッキ15の伸長および縮小を開始するタイヤ空気圧として、任意に設定されたものである。
本実施形態において、第一実施形態で設定された閾値が閾値P3である。そして、無負荷タイヤ空気圧のタイヤ13における上限の閾値は、閾値P3から任意に高いタイヤ空気圧である閾値P4に設定され、下限の閾値は、閾値P3から任意に低いタイヤ空気圧である閾値P5に設定されている。
次に、作業車30の荷重が変化したときの自動ジャッキアップ制御について説明する。
図10に示すように、作業車30の荷重が変化することにより車両フレーム5等が撓み、タイヤ13のタイヤ空気圧は変動する。制御装置20は、タイヤ空気圧が閾値P3から所定範囲内となるようにジャッキ15の伸長量を制御する。
時間T1のときに、タイヤ空気圧が上限の閾値P4に到達すると、制御装置20は、ジャッキ15を伸長させて、タイヤ13のタイヤ空気圧を閾値P3に戻している。また、時間T2のときにタイヤ空気圧が下限の閾値P5に到達すると、制御装置20は、ジャッキ15を縮小させて、タイヤ13のタイヤ空気圧を閾値P3に戻している。
このように構成することで作業車30は、作業車30の荷重が変化した場合でも、タイヤ13の負荷状態が所定範囲内でしか変動しない。これにより、タイヤ13の空気の充填状態を考慮したタイヤ空気圧に基づいて、作業車30に過負荷が加わらない適切な作業姿勢にすることができる。
次に、図11および図12を用いて、作業車30の制御装置20における自動ジャッキアップの制御態様について具体的に説明する。
ステップS200において、制御装置20は、第一実施形態の自動ジャッキアップ制御Aを開始する。そして、制御装置20は、ステップをステップS210に移行させる(図7参照)。そして、第一実施形態の自動ジャッキアップ制御Aが終了すると、制御装置20は、ステップをステップS400に移行させる。
図11に示すように、ステップS400において、制御装置20は、自動ジャッキアップ制御Bを開始する。そして、制御装置20は、ステップをステップS410に移行させる(図12)。自動ジャッキアップ制御Bが終了すると、制御装置20は、ステップをステップS120に移行させる。
ステップS120において、制御装置20は、ジャッキダウンスイッチ25がオン操作されたか判断する。その結果、ジャッキダウンスイッチ25がオン操作されたと判定された場合、制御装置20は、ステップをステップS130に移行させる。一方、ジャッキダウンスイッチ25がオン操作されていないと判定された場合、制御装置20は自動ジャッキアップ制御Bを開始する。そして、制御装置20は、ステップをステップS410に移行させる(図12)。
図12に示すように、ステップS410において、制御装置20は、タイヤ空気圧が上限の閾値に到達したか否か判断する。その結果、タイヤ13のタイヤ空気圧が上限の閾値に到達したと判定された場合、制御装置20は、ステップをステップS420に移行させる。一方、タイヤ13のタイヤ空気圧が上限の閾値に到達していないと判定された場合、制御装置20は、ステップをステップS430に移行させる。
ステップS420において、制御装置20は、タイヤ空気圧が第一実施形態で設定された閾値に戻るまでジャッキ15を伸長させる、または警告を出力し自動ジャッキアップ制御Bの処理を終了させる。
ステップS430において、制御装置20は、タイヤ13のタイヤ空気圧が下限の閾値に到達したか否か判断する。その結果、タイヤ13のタイヤ空気圧が下限の閾値に到達したと判定された場合、制御装置20は、ステップをステップS440に移行させる。一方、タイヤ13のタイヤ空気圧が下限の閾値に到達していないと判定された場合、制御装置20は、自動ジャッキアップ制御Bの処理を終了させる。
ステップS440において、制御装置20は、タイヤ空気圧が第一実施形態で設定された閾値に戻るまでジャッキ15を縮小させる、または警告を出力し自動ジャッキアップ制御Bの処理を終了させる。
以上の自動ジャッキアップ制御において、アウトリガ装置10が2本の場合について説明したが、車体フレーム5の前後左右に4本のアウトリガ装置10が設けられる作業車1、作業車29、および作業車30の場合でも、タイヤ空気圧とジャッキ反力とに基づいて自動ジャッキアップ制御を行うことができる。
また、タイヤ空気圧とジャッキ反力とに閾値を設定した自動ジャッキアップ制御について説明したが、タイヤ空気圧の閾値およびジャッキ反力の閾値に対応したジャッキ伸長量を算出し、算出したジャッキ伸長量をジャッキ伸長量の閾値として設定してもよい。
上述の実施形態は、代表的な形態を示したに過ぎず、一実施形態の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
[付記]
本発明の一態様に係る作業車は、走行車両と、走行車両を支持するジャッキ装置と、ジャッキ装置のジャッキ反力を検出するジャッキ反力検出手段と、ジャッキ装置のジャッキ伸長量を検出するジャッキ伸長量検出手段と、を備える。また、このような作業車は、ジャッキ装置の伸長に伴なって、単位長さあたりのジャッキ伸長量に対するジャッキ反力の変化量から走行車両のタイヤのバネ定数を算出し、バネ定数からタイヤが地面から浮いている場合のタイヤ圧力である無負荷タイヤ圧力を推測し、推測された無負荷タイヤ圧力に基づいてジャッキ装置の伸長量を制御する。なお、上述の作業車は、走行車両のタイヤ圧力を検出するタイヤ圧力検出手段を、さらに備えてもよい。
上述のような作業車は、推測された無負荷タイヤ圧力を基準として、ジャッキ装置の伸長を停止させるためのタイヤ圧力の閾値を設定する。
また、上述のような作業車は、推測された無負荷タイヤ圧力と、タイヤ圧力の変化量と、ジャッキ反力の変化量と、に基づいてタイヤが地面から浮いている場合のジャッキ反力である最大ジャッキ反力を算出する。そして、作業車は、最大ジャッキ反力を基準として、ジャッキ装置の伸長を停止させるための、ジャッキ反力の閾値を設定する。
また、上述のような作業車は、作業車の傾斜角を検出する傾斜角検出手段を備える。このような作業車は、タイヤ圧力の閾値に基づいて、ジャッキ装置の伸長を停止させた後に作業車が傾斜している場合、少なくとも一つのタイヤのタイヤ圧力がタイヤ圧力の閾値と等しい状態を維持しつつ、作業車の傾斜角に基づいて、作業車が水平になるようにジャッキ装置の伸長量を制御する。
さらに、上述のような作業車は、作業車の荷重が変化した場合、タイヤ圧力が、タイヤ圧力の閾値から所定範囲内となるようにジャッキ装置の伸長量を制御する。
[作用効果]
上述のような作業車においては、無負荷タイヤ圧力が未知でも、任意のタイヤの負荷状態になるようにジャッキアップされる。これにより、タイヤの空気の充填状態を考慮したタイヤ空気圧に基づいて、作業車に過負荷が加わらない適切な作業姿勢にすることができる。
上述のような作業車においては、無負荷タイヤ圧力が未知でも、タイヤが一定の負荷状態になるようにジャッキアップされる。これにより、タイヤの空気の充填状態を考慮したタイヤ空気圧に基づいて、作業車に過負荷が加わらない適切な作業姿勢にすることができる。
また、上述のような作業車においては、作業車の総重量が未知でも、タイヤが一定の負荷状態になるようにジャッキアップされる。これにより、タイヤの空気の充填状態を考慮したタイヤ空気圧に基づいて、作業車に過負荷が加わらない適切な作業姿勢にすることができる。
また、上述のような作業車においては、作業車を水平にしても少なくとも一つのタイヤが一定の負荷状態になるようにジャッキアップされる。これにより、タイヤの空気の充填状態を考慮したタイヤ空気圧に基づいて、作業車に過負荷が加わらない適切な作業姿勢にすることができる。
また、上述のような作業車においては、作業車の荷重が変動した場合でも、タイヤの負荷状態が維持されるようにジャッキアップされる。これにより、タイヤの空気の充填状態を考慮したタイヤ空気圧に基づいて、作業車に過負荷が加わらない適切な作業姿勢にすることができる。
2017年02月24日出願の特願2017−034080の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
2 汎用トラック
13 タイヤ
15 ジャッキ
17 タイヤ空気圧監視システム
21 ジャッキ反力検出器
22 ジャッキ伸長量検出器

Claims (7)

  1. タイヤを有する走行車両と、
    前記走行車両を支持する伸縮可能なジャッキ装置と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記ジャッキ装置の伸長動作中、前記ジャッキの伸長量およびジャッキ反力に基づいて、前記タイヤが地面から浮いている状態のタイヤ圧力である無負荷タイヤ圧力を求め、前記無負荷タイヤ圧力に基づいて、前記タイヤが地面に接地した状態における所定状態に該当するか否かを判定し、前記所定状態に該当すると判定した場合に、前記ジャッキ装置の伸長動作を自動停止する、
    作業車。
  2. 前記所定状態は、前記タイヤが地面から浮く直前の状態である、請求項1に記載の作業車。
  3. 前記制御部は、前記ジャッキ装置の伸長に伴う、単位長さあたりのジャッキ伸長量に対するジャッキ反力の変化量から前記走行車両のタイヤのバネ定数を算出し、前記バネ定数に基づいて前記無負荷タイヤ圧力を得る、請求項1または2に記載の作業車。
  4. 前記制御部は、得られた前記無負荷タイヤ圧力に基づいて第一閾値を設定し、設定された前記第一閾値と前記タイヤのタイヤ圧力とに基づいて、前記タイヤが地面から浮く直前の状態に該当するか否かを判定し、前記直前の状態に該当すると判定した場合に、前記ジャッキ装置の伸長動作を停止する、請求項1〜の何れか一項に記載の作業車。
  5. 前記制御装置は、
    前記無負荷タイヤ圧力、前記タイヤのタイヤ圧力の変化量、および前記ジャッキ反力の変化量に基づいて前記タイヤが地面から浮いている状態のジャッキ反力である最大ジャッキ反力を算出し、
    算出された前記最大ジャッキ反力に基づいて設定した第二閾値と前記ジャッキ装置のジャッキ反力とに基づいて、前記タイヤが地面から浮く直前の状態に該当するか否かを判定し、前記直前の状態に該当すると判定した場合に、前記ジャッキ装置の伸長動作を停止する、
    請求項1〜3の何れか一項に記載の作業車。
  6. 前記作業車の傾斜角を検出する傾斜角検出手段を備え、
    前記第一閾値に基づいて、前記ジャッキ装置の伸長を停止させた後に前記作業車が傾斜している場合、
    少なくとも一つの前記タイヤのタイヤ圧力が前記第一閾値と等しい状態を維持しつつ、
    前記作業車の傾斜角に基づいて、前記作業車が水平になるように前記ジャッキ装置の伸長量を制御する請求項に記載の作業車。
  7. 作業車の荷重が変化した場合、
    前記タイヤ圧力が、前記第一閾値から所定範囲内となるように前記ジャッキ装置の伸長量を制御する請求項またはに記載の作業車。
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