JP6447487B2 - めっき処理装置 - Google Patents
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Description
第2発明のめっき処理装置は、第1発明において、制御装置は、運転準備モードで送信される運転準備モード信号の入力に基づいて、少なくとも入側駆動ローラと、出側駆動ローラのいずれか一方を制御して、シート状フィルムにあらかじめ定められた張力を付与することを特徴とする。
第3発明のめっき処理装置は、第2発明において、めっき装置と、入側駆動ローラとの間に、シート状フィルムの張力を検出する第1張力検出器が備えられ、入側駆動ローラと、出側駆動ローラとの間に、シート状フィルムの張力を検出する第2張力検出器が備えられ、制御装置は、運転準備モード信号の1つである第1張力付与信号の入力に基づいて、第1張力検出器で検出する張力と第2張力検出器で検出する張力とが、あらかじめ定められた値にそれぞれ到達するように、入側駆動ローラと出側駆動ローラとを制御することを特徴とする。
第4発明のめっき処理装置は、第1発明から第3発明のいずれかにおいて、運転準備モードでの入側駆動ローラの最大速度の制限値である第1制限速度と、運転準備モードでの出側駆動ローラの最大速度の制限値である第2制限速度と、が用いられて、制御装置が、運転準備モードで、入側駆動ローラと出側駆動ローラとを制限速度内で制御することを特徴とする。
第5発明のめっき処理装置は、第1発明から第4発明のいずれかにおいて、運転準備モードでの入側駆動ローラの最大トルクの制限値である第1制限トルクと、運転準備モードでの入側駆動ローラの最大速度の制限値である第1制限速度と、運転準備モードでの出側駆動ローラの最大トルクの制限値である第2制限トルクと、運転準備モードでの出側駆動ローラの最大速度の制限値である第2制限速度と、が用いられて、制御装置が、運転準備モードで、入側駆動ローラと出側駆動ローラとを制限トルクおよび制限速度内で制御することを特徴とする。
第6発明のめっき処理装置は、第3発明から第5発明のいずれかにおいて、制御装置は、第1張力付与信号の入力に基づいて、第1張力検出器で検出する張力があらかじめ定められた値に達した後、第2張力検出器で検出する張力があらかじめ定められた値に達するように、入側駆動ローラと前記出側駆動ローラとを制御することを特徴とする。
第2発明によれば、制御装置は、運転準備モード信号の入力に基づいて、少なくとも入側駆動ローラと、出側駆動ローラのいずれか一方を制御することにより、シート状フィルムに付与される張力を、現状の設備を用いて検出しながら、シート状フィルムを仕掛ける作業を行うことができる。これにより単純な構成でありながら、仕掛け作業時にシート状フィルムに付与される張力を安定させることができる。
第3発明によれば、シート状フィルムの張力を検出する第1張力検出器と、第2張力検出器が備えられ、制御装置は、第1張力付与信号の入力に基づいて、第1張力検出器で検出する張力と第2張力検出器で検出する張力が、あらかじめ定められた値にそれぞれ達するように、入側駆動ローラと出側駆動ローラとを制御することにより、シート状フィルムに作用している張力を直接確認しながら、シート状フィルムが仕掛けられる。これにより更に仕掛け作業時にシート状フィルムに付与される張力を安定させることができる。
また、第1張力検出器が、めっき装置と入側駆動ローラとの間に設けられていることにより、入側駆動ローラの上流側のシート状フィルムに付与されている張力を精度よく検出することができ、付与する張力の精度を高めることができる。
第4発明によれば、入側駆動ローラの第1制限速度と、出側駆動ローラの第2制限速度とが用いられていることにより、駆動ローラが回転しすぎて、その慣性によりシート状フィルムに過剰な張力が発生することを間接的に防止することができる。
第5発明によれば、入側駆動ローラの第1制限トルクと、出側駆動ローラの第2制限トルクとが用いられて、制御装置が、運転準備モードで二つの駆動ローラを制御することにより、シート状フィルムに過剰な張力が作用することを直接的に防止することができる。また、入側駆動ローラの第1制限速度と、出側駆動ローラの第2制限速度とが用いられていることにより、駆動ローラが回転しすぎて、その慣性によりシート状フィルムに過剰な張力が発生することを間接的に防止することができる。
第6発明によれば、制御装置は、第1張力付与信号の入力に基づいて、第1張力検出器で検出する張力があらかじめ定められた張力に達した後、第2張力検出器で検出する張力があらかじめ定められた張力に達するように、入側駆動ローラと出側駆動ローラとを制御することにより、低張力加熱装置の前後のシート状フィルムに緩みを高精度かつ短時間で除去することができる。
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
まず、図6に基づき、本発明の実施形態に係るめっき処理装置Aの基本構成を説明する。めっき処理装置Aはめっき装置20と低張力加熱装置11とを含んで構成されている。
図2には、本実施形態に係るめっき処理装置Aの制御ブロック図を示す。図2の紙面上、制御装置30の左側が制御装置30へ信号を送信する入力要素、右側が制御装置30からの信号を受ける出力要素である。本発明の実施形態に係るめっき処理装置Aは、通常運転を行う前の運転準備モードで、シート状フィルム10を低張力加熱装置11に仕掛ける際に、制御装置30が、シート状フィルム10にあらかじめ定められた張力を付与させる。
図3には、めっき処理装置Aの運転準備モードの第1制御フロー図を示す。第1制御フローを説明した後、第2制御フローについて説明するが、めっき処理装置の操作者は、任意にいずれかの制御フローを選択することができる。
なお、第1制限トルクと第2制限トルクの値は、対応するそれぞれの駆動ローラ13、14が回転可能な最小トルク値とすることが望ましい。
図5には、めっき処理装置Aの運転準備モードの第2制御フロー図を示す。
第1制御フローと同様、めっき処理装置Aの操作者は、運転準備モードの前に、まずフィルム供給装置1から供給されたシート状フィルム10を、搬送姿勢変更ローラ12、方向変換ローラ17等に巻き掛ける。
実施例として、厚さ12.5μmのポリイミドフィルム製のシート状フィルム10を、本実施形態に係るめっき処理装置Aの低張力加熱装置11に仕掛けた。低張力加熱装置11の上流側にはめっき装置20が配置され、下流側には巻取り張力を約40Nに維持するフィルム巻取装置2が配置された。
実施例として、厚さ12.5μmのポリイミドフィルム製のシート状フィルム10を、本実施形態に係るめっき処理装置Aの低張力加熱装置11に仕掛けた。低張力加熱装置11の上流側にはめっき装置20が配置され、下流側には巻取り張力を約40Nに維持するフィルム巻取装置2が配置された。
11 低張力加熱装置
13 入側駆動ローラ
14 出側駆動ローラ
16 加熱ヒータ
20 めっき装置
30 制御装置
40 第1張力検出器
41 第2張力検出器
A めっき処理装置
Claims (6)
- 長尺のシート状フィルムをめっきするめっき装置と、
めっきされた該シート状フィルムを、前記めっき装置における状態よりも低張力状態で加熱する低張力加熱装置と、
該低張力加熱装置を制御する制御装置と、が備えられためっき処理装置において、
前記低張力加熱装置には、
前記シート状フィルムを加熱する加熱ヒータと、
該加熱ヒータへの前記シート状フィルムの供給側に設けられている入側駆動ローラと、
前記加熱ヒータからの前記シート状フィルムの排出側に設けられている出側駆動ローラと、が備えられ、
前記制御装置には、入力画面が備えられ、
前記シート状フィルムにめっきを施す通常運転を行う前の、前記入力画面から前記低張力加熱装置を構成する機械要素を操作可能な運転準備モードで、前記制御装置が前記シート状フィルムにあらかじめ定められた張力を付与させる、
ことを特徴とするめっき処理装置。 - 前記制御装置は、前記運転準備モードで送信される運転準備モード信号の入力に基づいて、
少なくとも前記入側駆動ローラと、前記出側駆動ローラのいずれか一方を制御して、
前記シート状フィルムにあらかじめ定められた張力を付与する、
ことを特徴とする請求項1に記載のめっき処理装置。 - 前記めっき装置と、前記入側駆動ローラとの間に、前記シート状フィルムの張力を検出する第1張力検出器が備えられ、
前記入側駆動ローラと、前記出側駆動ローラとの間に、前記シート状フィルムの張力を検出する第2張力検出器が備えられ、
前記制御装置は、前記運転準備モード信号の1つである第1張力付与信号の入力に基づいて、
前記第1張力検出器で検出する張力と前記第2張力検出器で検出する張力とが、あらかじめ定められた値にそれぞれ到達するように、前記入側駆動ローラと前記出側駆動ローラとを制御する、
ことを特徴とする請求項2に記載のめっき処理装置。 - 前記運転準備モードでの入側駆動ローラの最大速度の制限値である第1制限速度と、
前記運転準備モードでの出側駆動ローラの最大速度の制限値である第2制限速度と、
が用いられて、
前記制御装置が、前記運転準備モードで、前記入側駆動ローラと前記出側駆動ローラとを前記制限速度内で制御する、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のめっき処理装置。 - 前記運転準備モードでの入側駆動ローラの最大トルクの制限値である第1制限トルクと、
前記運転準備モードでの入側駆動ローラの最大速度の制限値である第1制限速度と、
前記運転準備モードでの出側駆動ローラの最大トルクの制限値である第2制限トルクと、
前記運転準備モードでの出側駆動ローラの最大速度の制限値である第2制限速度と、
が用いられて、
前記制御装置が、前記運転準備モードで、前記入側駆動ローラと前記出側駆動ローラとを前記制限トルクおよび制限速度内で制御する、
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のめっき処理装置。 - 前記制御装置は、前記第1張力付与信号の入力に基づいて、
前記第1張力検出器で検出する張力があらかじめ定められた値に達した後、
前記第2張力検出器で検出する張力があらかじめ定められた値に達するように、
前記入側駆動ローラと前記出側駆動ローラとを制御する、
ことを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか1項に記載のめっき処理装置。
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