JP6447183B2 - 誘導電動機の制御装置 - Google Patents

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本発明は、速度検出器を用いずに誘導電動機を電力変換器により可変速制御する、いわゆるセンサレスベクトル制御装置に関し、詳しくは、フリーラン状態にある誘導電動機を再起動する場合に誘導電動機の回転速度を推定する技術に関するものである。
誘導電動機のセンサレスベクトル制御は、電動機の小型化の要求や、ロータリーエンコーダのメンテナンス性を考慮する必要がある用途に広く用いられている。フリーラン状態の誘導電動機を再起動する場合には、再起動時のトルクショックを少なくするために、最初に回転速度を推定することが望ましい。
このように誘導電動機の再起動時に回転速度を推定する制御装置としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。
図4は、特許文献1に記載された制御装置の構成を示すブロック図である。
図4において、始動関連信号発生器1は、電力変換器始動信号S0,速度推定信号S1及び制御器始動信号S2を出力する。インバータ等の電力変換器2は、電力変換器始動信号S0とスイッチSWが選択した電圧指令とに基づいて制御され、直流電圧を可変電圧可変周波数の交流電圧に変換して誘導電動機10に供給する。
予備励磁電流制御手段4は、誘導電動機10の入力電流iが所定の直流電流となるような電圧指令Vc3を出力し、二次電圧演算手段5は、誘導電動機10の入力電圧v及び入力電流iに基づいて誘導電動機10の二次電圧Vを演算する。なお、3aは電流検出器、3bは電圧検出器である。
第1の速度推定手段6は、誘導電動機10の残留磁束を利用して回転角周波数ω及び二次磁束φを推定すると共に、電圧指令Vc2を生成して出力する。
また、第2の速度推定手段7は、二次電圧Vを時間積分して得た二次磁束ベクトルに基づき、誘導電動機10の回転速度に相当する回転角周波数ωを演算する。
初期磁束演算手段8は、回転角周波数ω、誘導電動機10の二次時定数T、励磁インダクタンスM、及び、速度推定信号S1が「2」となる微小時間等を用いて、二次磁束φを演算し、出力する。
制御装置9は、回転角周波数ω、二次磁束φ及び制御器始動信号S2に基づいて、電圧指令Vc1を生成する。
なお、スイッチSWは、速度推定信号S1が「0」のときに電圧指令Vc1を、同S1が「1」のときにVc2を、同S1が「2」のときにVc3を、それぞれ選択して電力変換器2に与えるように動作する。
この従来技術では、前記微小時間に予備励磁電流制御手段4からの電圧指令Vc3に従って誘導電動機10に直流電流を流し、電力変換器2の出力電圧vから一次抵抗電圧降下分を減算した値を積分して二次磁束Φを求め、そのベクトル軌跡を回転座標系のd−q軸平面上に描画する。ここで、d軸上に直流電流idxを流したときの二次磁束の時間変化Φdq(t)は、誘導電動機10の二次時定数T、回転角周波数ωre、直流電流idxを印加し始めてからの経過時間t、励磁インダクタンスM、虚数演算子jを用いて、数式1によって表すことができる。
Figure 0006447183
特許文献1によると、Φdq(t)は、tがTより十分短い場合には円軌跡を描き、その軌跡を描く回転角周波数ωreは回転速度に一致する。そこで、速度推定手段7の作用により、速度推定信号S1が「2」である微小時間内において、円の中心を始点として円軌跡上の点を終点とする2つのベクトルを求め、これら2つのベクトル間の位相差がωretに一致することに基づいて誘導電動機10の回転角周波数ωreすなわち回転速度を推定している。
特許第3535735号公報(段落[0019]、図1等)
しかしながら、誘導電動機10が極めて低速で回転している場合には、二次磁束のベクトル軌跡が得られるまでの時間が長くなる。この間、従来技術では、誘導電動機10に直流電流を流したまま時間が経過してしまうため、回転速度に比例したブレーキトルクが発生するという問題があった。
そこで、本発明の解決課題は、誘導電動機が特に低速でフリーラン状態となっている場合に、ブレーキトルクを発生させることなく再起動時の回転速度を推定可能とした誘導電動機の制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、速度検出器を用いずに誘導電動機を可変速制御する制御装置において、
直流電圧を可変電圧可変周波数の三相交流電圧に変換して前記電動機に供給する電力変換器と、
前記電動機の相電流を検出する電流検出手段と、
前記電流検出手段による電流検出値が電流指令値と一致するように電圧指令値を演算する電流調節手段と、
前記電力変換器の出力電圧相当値から前記電動機の一次抵抗による電圧降下分を減算した値を積分して前記電動機の二次磁束を推定する磁束推定手段と、
前記磁束推定手段の出力を2回微分する微分演算手段と、
前記微分演算手段の出力に基づいて前記電動機の回転速度を推定する回転速度推定手段と、
を備え、
前記回転速度推定手段は、
フリーラン状態の前記電動機に対し、前記電流指令値としての直流電流指令値に従って、前記電動機の初期回転速度を推定するうえで十分に短い時間だけ直流電流を通流した時に、前記微分演算手段から出力される二次磁束のq軸成分の2回微分結果を前記電動機の励磁インダクタンスと二次時定数の逆数と前記直流電流との積により除算して前記電動機の回転速度を推定する手段を備えたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載した誘導電動機の制御装置において、前記回転速度推定手段が、前記二次磁束のd軸成分の2回微分結果を前記励磁インダクタンスと前記直流電流との積により除算した値に基づいて前記二次時定数の逆数を演算する手段を備えたものである。
請求項3に係る発明は、速度検出器を用いずに誘導電動機を可変速制御する制御装置において、
直流電圧を可変電圧可変周波数の三相交流電圧に変換して前記電動機に供給する電力変換器と、
前記電動機の相電流を検出する電流検出手段と、
前記電流検出手段による電流検出値が電流指令値と一致するように電圧指令値を演算する電流調節手段と、
前記電力変換器の出力電圧相当値を1回微分する微分演算手段と、
前記微分演算手段の出力に基づいて前記電動機の回転速度を推定する回転速度推定手段と、
を備え、
前記回転速度推定手段は、
フリーラン状態の前記電動機に対し、前記電流指令値としての直流電流指令値に従って、前記電動機の初期回転速度を推定するうえで十分に短い時間だけ直流電流を通流した時に、前記微分演算手段から出力される前記出力電圧相当値のq軸成分の1回微分結果を前記電動機の励磁インダクタンスと二次時定数の逆数と前記直流電流との積により除算して前記電動機の回転速度を推定することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載した誘導電動機の制御装置において、前記回転速度推定手段が、前記出力電圧相当値のd軸成分の1回微分結果を前記電動機の励磁インダクタンスと前記直流電流との積により除算した値に基づいて前記二次時定数の逆数を演算する手段を備えたものである。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載した誘導電動機の制御装置において、前記電流調節手段を比例積分調節演算手段により構成し、前記比例積分調節演算手段による積分結果のq軸成分を前記微分演算手段により微分して前記出力電圧相当値のq軸成分の1回微分結果を求めると共に、前記比例積分調節演算手段による積分結果のd軸成分を前記微分演算手段により微分して前記出力電圧相当値のd軸成分の1回微分結果を求めるものである。
請求項1に係る発明によれば、特に低速でフリーラン状態にある誘導電動機に短時間、直流電流を流した時の二次磁束の2回微分値を用いて初期速度を推定しているため、回転速度の推定演算に要する時間が短くて済む。これにより、誘導電動機を再起動する際に発生するブレーキトルクを小さくすることができる。
また、請求項2に係る発明によれば、二次時定数が温度などによって変化した場合にも、二次時定数の演算後に初期速度を推定しているため、温度変化の影響を受けずに回転速度を推定することができる。
請求項3〜5に係る発明によれば、前記磁束推定手段の代わりに、例えば電流調節手段を構成する積分器の出力を用いることができ、回転速度を推定するための制御装置の構成や演算内容を簡略化することができる。
本発明の第1実施形態に係る制御装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態における二次磁束の1回微分値及び2回微分値の説明図である。 本発明の第2実施形態に係る制御装置の構成を示すブロック図である。 特許文献1に記載された制御装置の構成を示すブロック図である。
以下、図に沿って本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る制御装置の構成を示すブロック図である。図1において、加減算手段150d,150qは、外部から与えられた回転座標系のd軸電流指令値i ,q軸電流指令値i と、後述する三相/二相変換手段70から出力されるd軸電流検出値i,q軸電流検出値iとの偏差をそれぞれ演算する。電流調節手段50は、これらの偏差が0になるように比例積分(PI)調節演算を行い、d軸電圧指令値v ,q軸電圧指令値v を出力する。
この実施形態では、誘導電動機10がフリーラン状態であることを前提としているため、d軸電流指令値i は所定の正の直流電流指令値idx とし、q軸電流指令値i には「0」を与える。また、電流調節手段50は、誘導電動機10の二次磁束に比べて十分に速い時定数で電流指令値に電流検出値が追従するようなゲインを設定する。
二相/三相変換手段60は、通常の運転では、インバータ20の出力周波数に同期した回転座標系のd軸電圧指令値v ,q軸電圧指令値v を固定座標系の各相電圧指令値v ,v ,v に変換して出力するが、この実施形態では、誘導電動機10に直流電流を流すため、インバータ20の出力周波数は0[Hz]であるものとする。
インバータ20は、上記電圧指令値v ,v ,v に応じて、PWM(パルス幅変調)制御により直流電圧を三相交流電圧に変換し、誘導電動機10に供給する。
電流検出手段30は、誘導電動機10に流れる電流を検出し、三相の電流検出値i,i,iを第1の三相/二相変換手段70に出力する。また、電圧検出手段40は、インバータ20の出力電圧検出値v,v,vを第2の三相/二相変換手段80に出力する。ここで、電流、電圧の検出値は、二相分の値から三相分を換算しても良い。
なお、インバータ20の出力電圧は、交流電圧検出器を用いて実際の電圧を検出しても良いし、電圧指令値に基づいて推定しても良い。
第1,第2の三相/二相変換手段70,80は、通常の運転では、固定座標系の各検出値をインバータ20の出力周波数に同期した回転座標系の各検出値に変換するものであるが、前記同様に、ここでは周波数を0[Hz]に固定して動作させる。
次に、磁束推定手段90は、数式2の演算を行って二次磁束を推定する。なお、数式2において、Φはd軸磁束、Φはq軸磁束、Rは誘導電動機10の一次抵抗であり、その他の諸量は前述した通りである。
Figure 0006447183
微分演算手段100は、d軸磁束Φ及びq軸磁束Φを用いて、以下の方法により二次磁束の2回微分値を演算する。
すなわち、微分演算手段100は、磁束推定手段90からΦ,Φが入力されると、これらのΦ,Φについて、演算周期Tの1回前における値と今回入力された値との差分をTにより除算して1回目の微分を行い、dΦ/dt,dΦ/dtを得る。一般的に、微分演算は、不要な高周波帯のノイズも含んでしまうため、1回目の微分演算後の値は適宜なローパスフィルタを通過させることが望ましい。
図2の上段に、このようにして得られた二次磁束の1回微分値(dΦ/dt,dΦ/dt)の波形と、これらの傾きである後述の2回微分値(dΦ/dt,dΦ/dt)を示す。
図1のタイミング生成手段110は、図2の時刻tで電流調節手段50にd軸電流指令値i (直流電流指令値idx )が与えられてから、電流検出値が上記指令値idx にほぼ一致する時刻tから時刻tまでの僅かな期間Δtonに、微分演算手段100に向けてON信号を出力する。
微分演算手段100は、期間Δtonにおける平均的な二次磁束の1回微分値の傾きを求め、これを二次磁束の2回微分値として出力する。すなわち、d軸磁束の2回微分値(dΦ/dt)を二次時定数逆数演算手段120に出力し、q軸磁束の2回微分値(dΦ/dt)を初期速度演算手段130に出力する。
二次時定数逆数演算手段120は、次の数式3により、二次時定数Tの逆数(=R/L)を演算し、初期速度演算手段130に入力する。なお、Rは誘導電動機10の二次抵抗、Lは二次インダクタンスである。
Figure 0006447183
また、初期速度演算手段130は、次の数式4により、フリーラン状態から起動する誘導電動機10の回転速度として、初期速度ωre0を推定する。
なお、二次時定数逆数演算手段120及び初期速度演算手段130は、請求項における回転速度推定手段160を構成している。
Figure 0006447183
ここで、特許文献1に記載された従来技術によると、二次磁束は円に近い軌跡を描く。つまり、二次磁束は、軌跡を表す指数関数から成り立っているため、複数回微分可能な関数である。
このため、前述した数式1を2回微分することで次の数式5が得られる。ただし、この実施形態では、数式1における二次時定数Tに代えて、二次時定数Tの逆数=1/T=R/Lを用いている。
Figure 0006447183
更に、前述したように誘導電動機10に指令値通りの直流電流を流してから僅かな期間(t≒0)では、近似的に数式6が成り立つ。
Figure 0006447183
つまり、数式3、数式4は、数式6に示される関係を二次時定数の逆数(R/L)及び回転速度ωre0について求めたものであることがわかる。
次に、図3を参照しつつ本発明の第2実施形態を説明する。図3は、第2実施形態に係る制御装置の構成を示すブロック図である。
この第2実施形態では、図1における電圧検出手段40、第2の三相/二相変換手段80、磁束推定手段90、微分演算手段100を除去し、代わりに、図3に示すように、PI調節演算機能を有する電流調節手段50から導出したd軸積分器の出力及びq軸積分器の出力を微分演算手段140に入力し、タイミング生成手段110が出力するON信号の期間Δtonに、d軸,q軸積分器の出力の平均的な傾きを1回微分値としてそれぞれ演算する。図3における他の構成は図1と同様であるため、重複を避けるために説明を省略する。
図3の微分演算手段140から出力されるd軸積分器出力の平均的な傾きは、d軸磁束の2回微分値として二次時定数逆数演算手段120に入力され、q軸積分器出力の平均的な傾きは、q軸磁束の2回微分値として初期速度演算手段130に入力される。
ここで、誘導電動機10に直流電流を流している場合のもれ係数をσとおくと、電圧方程式は数式7となる。
Figure 0006447183
また、直流電流が一定の場合、数式7を微分した結果は数式8となる。
Figure 0006447183
従って、数式8に示すように電圧の傾きdv/dt,dv/dtをそれぞれ二次磁束の2回微分値dΦ/dt,dΦ/dtとみなすことにより、回転速度推定手段160では、二次時定数逆数演算手段120による数式3の演算、及び、初期速度演算手段130による数式4の演算が可能になり、第1実施形態と同様に回転速度ωre0を推定することができる。
なお、この第2実施形態では、回転速度の推定に電流調節手段50のd,q軸積分器出力を用いることにより、不要なノイズ成分が演算結果に含まれないようにしている。
10:誘導電動機
20:インバータ
30:電流検出手段
40:電圧検出手段
50:電流調節手段
60:二相/三相変換手段
70,80:三相/二相変換手段
90:磁束推定手段
100:微分演算手段(2回微分)
110:タイミング生成手段
120:二次時定数逆数演算手段
130:初期速度演算手段
140:微分演算手段(1回微分)
160:回転速度推定手段

Claims (5)

  1. 速度検出器を用いずに誘導電動機を可変速制御する制御装置において、
    直流電圧を可変電圧可変周波数の三相交流電圧に変換して前記電動機に供給する電力変換器と、
    前記電動機の相電流を検出する電流検出手段と、
    前記電流検出手段による電流検出値が電流指令値と一致するように電圧指令値を演算する電流調節手段と、
    前記電力変換器の出力電圧相当値から前記電動機の一次抵抗による電圧降下分を減算した値を積分して前記電動機の二次磁束を推定する磁束推定手段と、
    前記磁束推定手段の出力を2回微分する微分演算手段と、
    前記微分演算手段の出力に基づいて前記電動機の回転速度を推定する回転速度推定手段と、
    を備え、
    前記回転速度推定手段は、
    フリーラン状態の前記電動機に対し、前記電流指令値としての直流電流指令値に従って、前記電動機の初期回転速度を推定するうえで十分に短い時間だけ直流電流を通流した時に、前記微分演算手段から出力される二次磁束のq軸成分の2回微分結果を前記電動機の励磁インダクタンスと二次時定数の逆数と前記直流電流との積により除算して前記電動機の回転速度を推定する手段を備えたことを特徴とする誘導電動機の制御装置。
  2. 請求項1に記載した誘導電動機の制御装置において、
    前記回転速度推定手段は、
    前記二次磁束のd軸成分の2回微分結果を前記励磁インダクタンスと前記直流電流との積により除算した値に基づいて前記二次時定数の逆数を演算する手段を備えたことを特徴とする誘導電動機の制御装置。
  3. 速度検出器を用いずに誘導電動機を可変速制御する制御装置において、
    直流電圧を可変電圧可変周波数の三相交流電圧に変換して前記電動機に供給する電力変換器と、
    前記電動機の相電流を検出する電流検出手段と、
    前記電流検出手段による電流検出値が電流指令値と一致するように電圧指令値を演算する電流調節手段と、
    前記電力変換器の出力電圧相当値を1回微分する微分演算手段と、
    前記微分演算手段の出力に基づいて前記電動機の回転速度を推定する回転速度推定手段と、
    を備え、
    前記回転速度推定手段は、
    フリーラン状態の前記電動機に対し、前記電流指令値としての直流電流指令値に従って、前記電動機の初期回転速度を推定するうえで十分に短い時間だけ直流電流を通流した時に、前記微分演算手段から出力される前記出力電圧相当値のq軸成分の1回微分結果を前記電動機の励磁インダクタンスと二次時定数の逆数と前記直流電流との積により除算して前記電動機の回転速度を推定することを特徴とする誘導電動機の制御装置。
  4. 請求項3に記載した誘導電動機の制御装置において、
    前記回転速度推定手段は、
    前記出力電圧相当値のd軸成分の1回微分結果を前記電動機の励磁インダクタンスと前記直流電流との積により除算した値に基づいて前記二次時定数の逆数を演算する手段を備えたことを特徴とする誘導電動機の制御装置。
  5. 請求項4に記載した誘導電動機の制御装置において、
    前記電流調節手段を比例積分調節演算手段により構成し、
    前記比例積分調節演算手段による積分結果のq軸成分を前記微分演算手段により微分して前記出力電圧相当値のq軸成分の1回微分結果を求めると共に、前記比例積分調節演算手段による積分結果のd軸成分を前記微分演算手段により微分して前記出力電圧相当値のd軸成分の1回微分結果を求めることを特徴とする誘導電動機の制御装置。
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