JP6446839B2 - シンバルワッシャ - Google Patents

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Description

本発明は、音質調整機能を備えたシンバルワッシャに関する。
ドラムセットの構成要素の1つであるサスペンデッドシンバルセットは、シンバルスタンドに1枚のシンバルを設置した構成となっている。演奏者は、このシンバルをスティックやマレットで叩いて演奏する。ここで、シンバルをシンバルスタンドに直接設置すると、打撃により発生するシンバルの振動がシンバルスタンドに伝わるため打撃音の音質が悪化する。そこで、この問題を解決するため、シンバルスタンドにシンバルを設置する際には、シンバルワッシャが用いられる。
シンバルワッシャは、フェルトや発泡ウレタンフォームからなる円筒形状の弾性体である。シンバルワッシャの中央には貫通孔が設けられており、この貫通孔にシンバルスタンドのロッド(支持棒)を通すことにより、シンバルワッシャがシンバルスタンドに設置される。通常、シンバルは、シンバルスタンドに設置された一対のシンバルワッシャに挟持されてシンバルスタンドに固定される。この場合、シンバルはシンバルワッシャを介してシンバルスタンドに設置されるため、シンバルの振動がシンバルスタンドに伝わり難く、打撃音の音質の悪化が防止される。また、このシンバルワッシャによると、シンバルを挟持する際の圧力やシンバルワッシャを構成する弾性体の材質を変えることにより、シンバルから放音される打撃音に変化を与えることができる。従って、シンバルワッシャは、単に支持体としてだけではなく音質調整のための手段としても用いられている。
図8は、非特許文献1に開示されたシンバルワッシャを示す斜視図である。この大小異なる1対のシンバルワッシャの各々は、材質がフォーム(発泡ゴム)からなる領域およびフェルトからなる領域の二重構造により構成される。図8(a)〜(d)には、大きなシンバルワッシャを下側に、小さなシンバルワッシャを上側に配置した例が示されている。シンバルは、これらの上下2個のシンバルワッシャに挟まれてシンバルスタンドに支持される。ここで、上下2個のシンバルワッシャの姿勢(すなわち、フォーム、フェルトのいずれの領域をシンバル側に向けるか)の組み合わせには、図8(a)〜(d)に示す4種類の組み合わせがある。また、図示は省略したが、大きなシンバルワッシャを上側に、小さなシンバルワッシャを下側に配置してもよい。従って、上下2個のシンバルワッシャの各々の姿勢の組み合わせは全部で8種類ある。演奏者は、これら8種類の組み合わせのうち所望の組み合わせを選択し、選択した組み合わせの2個のシンバルワッシャによりシンバルをシンバルスタンドに設置することができる。この場合、8種類の組み合わせのいずれを選択するかによりシンバルから放音される打撃音の音質を変えることができる。さらに、シンバルワッシャの締め込み具合を調整し、シンバルを挟持する際の圧力を変化させることにより、シンバルから放音される打撃音の音質をさらに変化させることができる。
特許文献1では、ロッドに取り付けられた上下一対のフェルトワッシャがシンバルを挟持している。そして、特許文献1では、ドラムのチューニングに用いるクラッチボルトにより上側のフェルトワッシャを上方から押さえつけ、このクラッチボルトを締め付けボルトによりロッドに固定する。
特許文献2においても、ロッドに取り付けられた上下一対のフェルトワッシャがシンバルを挟持している。そして、特許文献2では、半球形状のシートカップが下側のフェルトを下方から支持する。この場合、シンバルをしっかり保持したい場合は、シートカップの凸部を下側へ向け、シンバルをクラッシュシンバルのように自由に動かしたい場合は、シートカップの凸部を上側に向ける。
実開平2−24897号公報 米国特許第6940006号明細書
フォーム/フェルトワッシャ、[平成26年3月25日検索]、インターネット<URL:http://www.pearlgakki.com/drum/pro_hd_cymbal.html>
上述した非特許文献1に開示された技術によれば、ワッシャの締め込み具合を調整することによりシンバルの打撃音の音質をある程度調整することができる。しかし、締め込み具合がある限度を越えると、ワッシャの素材であるフェルトが潰れ、締め込み具合を増加させてもワッシャが変形しなくなる。従って、ワッシャの締め込み具合の調整のみでは、シンバルの打撃音の音質を大きく変えることはできない。シンバルの打撃音の音質を大きく変えるためには、上下2個のワッシャの姿勢の組み合わせを変更する必要がある。しかし、そのような変更操作を行うのは演奏者にとって面倒である。
特許文献1に開示された技術も同様であり、ワッシャの締め込み具合の調整のみでは、シンバルの打撃音の音質を大きく変えることはできない。
特許文献2に開示された技術では、シートカップの向きを変えることによりシンバル自体の揺れ角を2通りの中から選ぶことができる。しかし、このようなシートカップの向きの変更は演奏者にとって面倒である。また、この特許文献2に開示の技術でも、ワッシャの締め込み具合の調整によりシンバルの打撃音の音質を調整することができるが、ワッシャの締め込み具合の調整のみでは、シンバルの打撃音の音質を大きく変えることはできない。
この発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、面倒な操作を演奏者に行わせることなく、シンバル音の大幅な音質調整を行うことができるシンバルワッシャを提供することにある。
この発明は、シンバルとの接触圧に応じて前記シンバルとの接触面積が変化する弾性体からなる支持部を有することを特徴とするシンバルワッシャを提供する。
かかるシンバルワッシャによれば、支持部はシンバルとの接触面に加わる圧力の変化に応じて、シンバルとの接触面の面積を変化させる。この接触面積の変化は、シンバルを打撃した時のシンバルの振動に変化を及ぼす。従って、演奏者はシンバルワッシャの締め込み具合を調整して支持部のシンバルに対する接触圧を変化させることにより、シンバルの打撃音の音質を調整することができる。
この発明の第1実施形態であるシンバルワッシャを使用したシンバルセットの構成を示す側面図である。 同実施形態におけるシンバルワッシャの構成を示す上面図および側面図である。 同実施形態におけるシンバルワッシャの作用を示す側面図である。 この発明の第2実施形態であるシンバルワッシャの構成を示す斜視図である。 同実施形態におけるシンバルワッシャの作用を示す斜視図である。 この発明の第3実施形態であるシンバルワッシャの構成を示す上面図および側面図である。 この発明の第4実施形態であるシンバルワッシャの構成を示す上面図および側面図である。 従来のシンバルワッシャの構成を示す斜視図である。
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態を説明する。
<第1実施形態>
図1は、この発明の第1実施形態であるシンバルワッシャ3A_1および3A_2を使用したシンバルセット1の構成を示す断面図である。図1に示すように、シンバルセット1は、シンバルスタンドのロッド2を、板5A_2、シンバルワッシャ3A_2、シンバル4、シンバルワッシャ3A_1、板5A_1および蝶ネジ6に挿通させた構成となっている。
ロッド2は、円筒形状を有し、上部の外周面には蝶ネジ6を螺合させるための螺旋状の雄ネジが形成されている。また、このロッド2の下部には三脚等で構成された図示しない支持脚が設けられている。
シンバルワッシャ3A_1および3A_2は、各々弾性体からなる支持部により構成されており、シンバル4を各々の間に挟持する。この一対のシンバルワッシャ3A_1および3A_2は、同一の素材により構成され、同一の形状を有している。従って、以下では、シンバルワッシャ3A_1および3A_2を区別する必要がない場合に、シンバルワッシャ3Aと総称する。
図2(a)および(b)は、本実施形態におけるシンバルワッシャ3Aの構成を示す上面図および側面図である。シンバルワッシャ3Aは、弾性体を半球形状に形成した支持部により構成されている。このシンバルワッシャ3Aでは、半球形状の支持部の頂点から底面にかけて、ロッド2を挿通させるための貫通孔C1が垂直に設けられている。この半球の底面の直径は35mmである。本実施形態では、シンバルワッシャ3Aの素材である弾性体として、発泡ウレタンフォームが使用されている。この発泡ウレタンフォームは、適度な反発力と復元力を有する材質である。このため、シンバルワッシャ3Aは、外部から押圧されると柔軟に形状を変形させ、押圧が解除されると元の形状に復元する。
図1において、板5A_1および5A_2は、シンバルワッシャ3Aの底面と同一形状(すなわち、円形形状)を有し、中央部にはロッド2を挿通させるための貫通孔が設けられている。板5A_1および5A_2は、例えば鉄板やプラスチックの板のように固さを有する材質により構成されている。下方の板5A_2は、ロッド2に固定されており、シンバルワッシャ3A_2の底面を下方から支持する。上方の板5A_1は、ロッド2に摺動自在に支持されており、シンバルワッシャ3A_1の底面に載せられている。
蝶ネジ6は、板5A_1の上部に設けられ、ロッド2の雄ネジと螺合している。蝶ネジ6は、時計廻りに回転させると下方に移動し、反時計廻りに回転させると上方に移動する。この蝶ネジ6は、シンバルワッシャ3A_1および3A_2の締め込み具合を調節する役割を果たす。
図3(a)および(b)は、蝶ネジ6によりシンバルワッシャ3A_1および3A_2の締め込み具合を変化させたときのシンバルワッシャ3A_1および3A_2の形状の変化の様子を示す側面図である。
図3(a)は、締め込み具合が小さい場合のシンバルワッシャ3A_1および3A_2の形状を例示している。この場合、シンバルワッシャ3A_1および3A_2のシンバル4に対する接触圧が小さいため、シンバルワッシャ3A_1および3A_2のシンバル4に対する接触面積は小さい。
ここで、蝶ネジ6を時計廻りに回転させてシンバルワッシャ3A_1および3A_2の締め込み具合を増加させると、シンバルワッシャ3A_1および3A_2の形状は図3(b)に例示するように大きく弾性変形する。この場合、シンバルワッシャ3A_1および3A_2のシンバル4に対する接触圧が大きくなるため、シンバルワッシャ3A_1および3A_2のシンバル4に対する接触面積が増加する。これによりシンバル4の打撃音の音質が大きく変化する。
より詳細には、シンバルワッシャ3A_1および3A_2とシンバル4との接触面積が増加するほど、シンバル4を打撃した時に発生するシンバル4の振動の減衰量が大きくなるため、音の響きを速やかに収束させることができる。
その後、蝶ネジ6を反時計廻りに回転させてシンバルワッシャ3A_1および3A_2の締め込み具合を減少させると、シンバルワッシャ3A_1および3A_2の形状は例えば図3(a)に例示する形状に戻る。これによりシンバルワッシャ3A_1および3A_2のシンバル4に対する接触圧が再び小さくなり、シンバル4の打撃音の音質が元に戻る。
以上説明したように、本実施形態によれば、蝶ネジ6を回転させてシンバルワッシャ3A_1および3A_2の締め込み具合を変化させることにより、シンバルワッシャ3A_1および3A_2のシンバル4に対する接触面積を変化させ、シンバル4の打撃音の音質を大きく変化させることができる。従って、本実施形態によれば、シンバルワッシャの交換等の面倒な操作を行うことなく、シンバル4の打撃音の音質調整を行うことができる。
また、本実施形態において、シンバルワッシャ3Aの球面の曲率半径を小さくすると、シンバルワッシャ3A_1および3A_2の締め込み具合の変化に対するシンバル4との接触面積の変化の幅を小さくすることができる。一方、シンバルワッシャ3Aの球面の曲率半径を大きくすると、シンバルワッシャ3A_1および3A_2の締め込み具合の変化に対するシンバル4との接触面積の変化の幅を大きくすることができる。従って、シンバルワッシャ3Aの球面の曲率半径を適切に調整することにより、打撃音のダイナミックな音質調整が可能になる。従って、シンバルワッシャ3Aの球面の曲率半径を適切に選択することにより、シンバルワッシャ3A_1および3A_2の締め込み具合の変化に対するシンバル4の打撃音の音質の変化の幅を最適化することができる。
さらに、本実施形態によれば、シンバルワッシャ3Aを発泡ウレタンフォームにより構成しているため、強固な締め込みを繰り返し行ってもシンバルワッシャ3Aの形状が崩れることはない。従って、本実施形態によれば、シンバルワッシャ3Aの寿命を従来のフェルトを用いたシンバルワッシャよりも長くすることができる。
シンバルワッシャ3Aの圧縮弾性率(ヤング率)の下限は、好ましくは0.01MPa、より好ましくは0.05MPa、より好ましくは0.2MPaである。また、シンバルワッシャ3Aの圧縮弾性率の上限は、好ましくは25MPa、より好ましくは5MPa、より好ましくは2MPaである。シンバルワッシャ3Aの圧縮弾性率の下限が上記下限を下回ると、シンバルワッシャ3Aが容易に変形する。このため、シンバルワッシャ3Aのシンバル4に対する接触面積の制御が難しくなり、シンバル4の打撃音の音質調整が難しくなる。一方、シンバルワッシャ3Aの圧縮弾性率の上限が上記上限を上回ると、シンバルワッシャ3Aが変形しにくくなる。このため、シンバル4との接触面積が変化しにくくなり、シンバル4の打撃音のダイナミックな音質調整をすることができなくなる。
圧縮弾性率が0.01MPa以上0.2MPa未満の材料としてはフェルト、不織布、スポンジ等がある。圧縮弾性率が0.2MPa以上2MPa以下の材料としては発泡ウレタンフォーム等がある。圧縮弾性率が2MPa超25MPa以下の材料としては気泡を含まない樹脂等がある。これらの圧縮弾性率は適宜調整が可能であるが、独立気泡を含む発泡ウレタンフォームで形成されたシンバルワッシャ3Aは接触圧力が高くても接触面積を調整しやすく好ましい。
上述の圧縮弾性率はJIS−K−6254に基づく25%圧縮試験(室温下)によって測定することができる。また、シンバルの残響音を長く響かせたい場合には、シンバルワッシャ3Aの反発係数を高くすることが好ましい。具体的には、シンバルワッシャ3Aを形成する材質のtanδは、0.1以下であることが好ましい。一方、残響音を短く響かせたい場合には、tanδは、0.1超であることが好ましい。これらのtanδは適宜調整が可能であるが、上述の発泡ウレタンフォームにおいてtanδを0.1以下に調整してシンバルワッシャ3Aを形成することが、シンバルの残響音を響かせる目的において特に好ましい。
<第2実施形態>
図4は、この発明の第2実施形態であるシンバルワッシャ3Bの構成を示す斜視図である。シンバルワッシャ3Bは、外周から中心に向かう複数の切り込みを有しており、複数の花弁部3B1を放射状に形成した平面形状を有している。また、シンバルワッシャ3Bには、上面から下面にかけて、ロッド2が貫通するための貫通孔C2が設けられている。ここで、貫通孔C2の中央を通り、上面から下面に向かう垂直な軸を、このシンバルワッシャ3Bの中心軸と呼ぶ。本実施形態において、シンバルワッシャ3Bに設けられた切り込みは、シンバルワッシャ3Bの外周面から中心軸に向かうにつれて徐々に幅が狭くなる。なお、シンバルワッシャ3Bの形状はこれに限らず適宜変形してもよい。シンバルワッシャ3Bは、上記第1実施形態のシンバルワッシャ3Aと同様、発泡ウレタンフォームにより構成されている。このため、シンバルワッシャ3Bは、外部から受ける圧力により自在に変形する。
上記第1実施形態と同様、本実施形態においても、2個のシンバルワッシャ3Bが上下からシンバル4を挟持することによりシンバルをロッドに固定する(図1参照)。また、上記第1実施形態と同様、本実施形態においても、蝶ネジ6の回転操作により、2個のシンバルワッシャ3Bの締め込み具合を調節することが可能である。
図5(a)は、締め込み具合が小さい場合のシンバルワッシャ3Bの形状を例示している。図5(b)は、締め込み具合が大きい場合のシンバルワッシャ3Bの形状を例示している。図5(b)に示すように、締め込み具合が大きくなってシンバルワッシャ3Bのシンバル4に対する接触圧が高まると、シンバルワッシャ3Bの複数の花弁部3B1が弾性変形してシンバルワッシャ3Bの周方向に張り出し、シンバルワッシャ3Bのシンバル4との接触面積が増加する。従って、本実施形態においても上記第1実施形態と同様な効果が得られる。
<第3実施形態>
上記第1実施形態では、シンバルワッシャ3A_1および3A_2による挟み込みの圧力が小さい場合、スティックで叩かれた際の衝撃によりシンバル4が回転することがある。そこで、本実施形態では、このシンバル4の回転を防止するための滑り止め部をシンバルワッシャに設ける。
図6(a)および(b)は、本実施形態によるシンバルワッシャ3A’の構成例を示す図である。ここで、図6(a)は、図6(b)におけるシンバルワッシャ3A’を矢印A方向から見た上面図、図6(b)は、図6(a)のI−I’線側面図である。図6(a)に示すように、シンバルワッシャ3A’の球面上には、貫通孔C1の近傍からシンバルワッシャ3A’の外周に向けて形成された1本の滑り止め部9が設けられている。また、図6(b)に示すように、滑り止め部9は、凸型の形状を有する。なお、この滑り止め部9の断面の形状は、半円や多面体など適宜選択してよい。
本実施形態によれば、シンバル4と滑り止め部9との間には摩擦力が発生する。この摩擦力により、シンバル4の回転運動を抑制することができる。さらに、この滑り止め部9は、シンバルワッシャ3A’の中心軸から外周に延びているため、シンバル4に対して広範囲に摩擦力を及ぼすことができる。従って、シンバルワッシャ3A’は、シンバルの回転運動を効率よく抑制することができる。
<第4実施形態>
本実施形態は、上記第3実施形態の変形例である。図7(a)および(b)は、本実施形態によるシンバルワッシャ3A’’の構成例を示す図である。ここで、図7(a)は、図7(b)におけるシンバルワッシャ3A’’を矢印A方向から見た上面図、図7(b)は、図7(a)のI−I’線側面図である。図7(a)に示すように、シンバルワッシャ3A’’の球面上には、貫通孔C1の近傍からシンバルワッシャ3A’’の外周に向けて放射状に延びた滑り止め部10が設けられている。また、図7(b)に示すように、滑り止め部10は、凸型の形状を有する。なお、この滑り止め部10の断面の形状は、半円や多面体など適宜選択してよい。
本実施形態においても、シンバル4と滑り止め部10との間には摩擦力が発生する。この摩擦力により、シンバル4の回転運動を抑制することができる。さらに、この滑り止め部10は、シンバルワッシャ3A’’の中心軸から外周に放射状に延びている。従って、上記第3実施形態よりもさらに効率よくシンバルの回転運動を抑制することができる。また、本実施形態における滑り止め部10は、シンバル4と接すると、シンバル4から放たれる打撃音に変化を与える。従って、本実施形態によれば、シンバルワッシャ3A’’により打撃音のチューニングを行うことができる。
<他の実施形態>
以上、この発明の各種の実施形態について説明したが、この発明には他にも実施形態が考えられる。例えば次の通りである。
(1)上記第1実施形態では、シンバルワッシャ3Aを半球形状としたが、形状はこれに限定されず、例えば、円錐形状または複数の半球の集合体としてもよい。また、シンバルワッシャを球状とし、あるいは2個の半球状のシンバルワッシャ3Aの平面部同士を重ね合わせて球状のシンバルワッシャを構成してもよい。このような形状であっても、弾性体に与えられる圧力に応じて、シンバル4との接触面積を変化させることができるため、半球面を有する弾性体と同様の効果が得られる。また、球状のシンバルワッシャは、蝶ネジ6を回転させると、シンバルワッシャと蝶ネジ6との接触面で弾性変形する。従って、この球状のシンバルワッシャによると、シンバル4との接触面積を細かく変化させることができるため、シンバル4の打撃音の音質を微調整することができる。
(2)上記各実施形態における一対のシンバルワッシャは、各々同一種類のシンバルワッシャにより構成されているが、一方を異なる種類のものにしてもよい。例えば、一方をシンバルワッシャ3Aとし、他方を従来から用いられているフェルトのシンバルワッシャにしてもよい。
(3)上記各実施形態では、シンバルワッシャを発泡ウレタンフォームにより構成したが、シンバルワッシャの素材はこれに限定されるものではない。すなわち、シンバルとの接触面に加わる圧力の変化に応じて、シンバルとの接触面積を変化させることができる柔軟な弾性体であればシンバルワッシャの素材となり得る。
(4)上記各実施形態において、シンバルワッシャを上方から押さえる板5A_1の設置を省略しても構わない。すなわち、シンバルワッシャにある程度の固さがあり、押圧に伴う底面の撓みが小さい場合には、板5A_1を設置する必要はない。
(5)上記各実施形態におけるシンバルワッシャは、ハイハットシンバルに用いてもよい。この場合、シンバルの締め付け具合の最適値が1枚のシンバルを設置する場合とは異なるため、適宜調整する必要がある。
(6)第3実施形態および第4実施形態に示す滑り止め部9および10は、第2実施形態におけるシンバルワッシャ3Bに設けてもよい。
1…シンバルセット、2…ロッド、3A,3A_1,3A_2,3B,3A’,3A’’…シンバルワッシャ、4…シンバル、5A_1,5A_2…板、6…蝶ネジ、3B1…花弁部、9,10…滑り止め部、C1,C2…貫通孔。

Claims (3)

  1. シンバルとの接触圧に応じて前記シンバルとの接触面積が変化する弾性体からなる支持部を有し、
    前記支持部は、外周に切り込みが設けられていることを特徴とするシンバルワッシャ。
  2. シンバルとの接触圧に応じて前記シンバルとの接触面積が変化する弾性体からなる支持部を有し、
    前記支持部は、前記シンバルとの対向面に凸型の突起形状からなる滑り止め部を有することを特徴とするシンバルワッシャ。
  3. 前記滑り止め部は、前記支持部の中心から放射状に伸びた形状を有することを特徴とする請求項2に記載のシンバルワッシャ。
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