JP6446718B2 - 便蓋ヒンジ及び便器設備 - Google Patents
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Description
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、簡易な構成で便蓋の開放を補助することが可能となる、便蓋ヒンジ及び便器設備を提供すること、である。
また、「便蓋3の(便器2に対する)開放状態(開いている状態)」は、便蓋3が便器2(及び便座4)に対して回動することにより、便蓋3の下面および便座4の上面が離間した状態を指す。
図2から図5に示す如く、ヒンジ10はケース20、カムブロック40、回動ピン50、スライダ31、巻きバネ33、等を具備する。なお、以下においては、ケース20が便器2に、カムブロック40が便蓋3に固定される構成について説明するが、それぞれを逆に配設する構成とすることも可能である。
本実施形態のケース20は樹脂材料を一体成形することにより製造される。
カムブロック40は本発明に係るウイング部の実施の一形態であり、便蓋3に固定されるとともに、ケース20の上端部に回動ピン50を介して回動可能に連結される。これにより、ヒンジ10は便器設備1の便器2に対して便蓋3を回動可能に連結するのである。また、カムブロック40には便蓋3から、その重力により生じる重量トルクを便蓋3が閉じる方向(下方)に付与される。
本実施形態のカムブロック40は樹脂材料を一体成形することにより製造される。なお、カムブロック40の表面を板金で補強すること等により、強度をより高めた構成とすることもできる。また、カムブロック40の表面を板金で補強した場合は、板金に導通性を持たせる構成とすることも可能である。
具体的には、スライダカム41のカム形状は、開放角度θ(=α)が第一所定角度(図6に示す如く、本実施形態においては第一所定角度θ=約4°)よりも小さい範囲(第一開放領域)において、開放トルクが便蓋3の重量である蓋重量により生じる重量トルクよりも大きくなるように形成されている。即ち、第一開放領域においては、スライダ31からの開放トルクにより、便蓋3は開放する方向に回動される。
20 ケース(本体部)
31 スライダ(スライド部材)
31a カム受け部
40 カムブロック(ウイング部)
41 スライダカム(カム部)
Claims (2)
- 便器に固定される中空筒状の本体部と、便蓋に固定されるとともにその一端部が回動軸により前記本体部に回動可能に連結されるウイング部と、を備えることにより、前記便蓋を前記便器に回動可能に連結する、便蓋ヒンジであって、
前記ウイング部における前記本体部側の面にはカム部が形成され、
前記本体部には、前記ウイング部に対して接近離間する方向に移動可能とされるとともに、付勢部材により前記ウイング部の方向に付勢されるスライド部材が収容され、
前記スライド部材の前記カム部に対向する部分にはカム受け部が形成され、
前記カム受け部が前記カム部と当接することにより、前記ウイング部には前記便蓋を開放する方向に、前記スライド部材から開放トルクが付与され、
前記カム部のカム形状は、
前記便蓋の前記便器に対する角が第一所定角度よりも小さい範囲において、前記開放トルクが蓋重量により生じる重量トルクよりも大きいことにより、前記便蓋を開放する方向に回動させる第一開放領域と、
前記便蓋の前記便器に対する角が前記第一所定角度よりも大きい範囲であって前記第一所定角度と第二所定角度との間の範囲において、前記開放トルクが前記重量トルクよりも小さいことにより、前記便蓋を閉塞する方向に力を付与して前記第一所定角度で前記便蓋の回動位置を静止させる閉塞領域と、
前記便蓋の前記便器に対する角が前記第二所定角度よりも大きい範囲において、前記開放トルクが前記重量トルクよりも大きいことにより、前記便蓋を開放する方向に回動させる第二開放領域と、を有するように形成され、
前記第一所定角度で静止する便蓋に対して押圧力が付与されることにより、前記カム部が前記第一開放領域に遷移した便蓋において、前記スライド部材から前記ウイング部に付与される開放トルクは、前記押圧力が瞬間的に解除された場合、前記便蓋を回動させて前記カム部を前記第二開放領域に遷移させ、前記便蓋を前記便器に対して開放する、ことを特徴とする、便蓋ヒンジ。 - 便器と、便蓋と、前記便蓋を前記便器に回動可能に連結する便蓋ヒンジと、を備える便器設備であって、
前記便蓋ヒンジは、前記便器に固定される中空筒状の本体部と、前記便蓋に固定されるとともにその一端部が回動軸により前記本体部に回動可能に連結されるウイング部と、を備え、
前記ウイング部における前記本体部側の面にはカム部が形成され、
前記本体部には、前記ウイング部に対して接近離間する方向に移動可能とされるとともに、付勢部材により前記ウイング部の方向に付勢されるスライド部材が収容され、
前記スライド部材の前記カム部に対向する部分にはカム受け部が形成され、
前記カム受け部が前記カム部と当接することにより、前記ウイング部には前記便蓋を開放する方向に、前記スライド部材から開放トルクが付与され、
前記カム部のカム形状は、
前記便蓋の前記便器に対する角が第一所定角度よりも小さい範囲において、前記開放トルクが蓋重量により生じる重量トルクよりも大きいことにより、前記便蓋を開放する方向に回動させる第一開放領域と、
前記便蓋の前記便器に対する角が前記第一所定角度よりも大きい範囲であって前記第一所定角度と第二所定角度との間の範囲において、前記開放トルクが前記重量トルクよりも小さいことにより、前記弁蓋を閉塞する方向に力を付与して前記第一所定角度で前記弁蓋の回動位置を静止させる閉塞領域と、
前記便蓋の前記便器に対する角が前記第二所定角度よりも大きい範囲において、前記開放トルクが前記重量トルクよりも大きいことにより、前記便蓋を開放する方向に回動させる第二開放領域と、を有するように形成され、
前記第一所定角度で静止する便蓋に対して押圧力が付与されることにより、前記カム部が前記第一開放領域に遷移した便蓋において、前記押圧力が瞬間的に解除された場合、前記スライド部材から前記ウイング部に付与される開放トルクは、前記便蓋を回動させて前記カム部を前記第二開放領域に遷移させ、前記便蓋を前記便器に対して開放する、ことを特徴とする、便器設備。
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JP2013272802A JP6446718B2 (ja) | 2013-12-27 | 2013-12-27 | 便蓋ヒンジ及び便器設備 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013272802A JP6446718B2 (ja) | 2013-12-27 | 2013-12-27 | 便蓋ヒンジ及び便器設備 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2015126767A JP2015126767A (ja) | 2015-07-09 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013272802A Active JP6446718B2 (ja) | 2013-12-27 | 2013-12-27 | 便蓋ヒンジ及び便器設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
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- 2013-12-27 JP JP2013272802A patent/JP6446718B2/ja active Active
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