JP6446242B2 - スタンパ装着ロール及びスタンパ装着ロールの製造方法 - Google Patents

スタンパ装着ロール及びスタンパ装着ロールの製造方法 Download PDF

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本発明は、スタンパ装着ロール及びスタンパ装着ロールの製造方法に関する。
近年、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイには、外光の映り込み防止機能(反射防止や防眩処理)、光取り出し効率化の微細凹凸加工、光の出光・入光方向を制御するレンズやプリズムや広帯域な偏光特性を持つワイヤグリッド型の偏光子等の様々なナノオーダーの微細凹凸構造体を付与した光学フィルムやシートが使用されている。
従来、この微細凹凸構造を付与するロールとしては、微細凹凸構造が形成された板状のニッケル電鋳に対し、筒状に曲げて溶接によりスリーブ化し、それを筒の内側から張出しスリーブを着脱・固定可能としたもの(特許文献1参照)や、筒状をなし外周面に吸着孔を備えたサクションロールへ微細凹凸版を溶接固定したもの(特許文献2、3、4参照)が、提案されている。
特許第5209901号公報 特開2013−14098号公報 特開2009−226698号公報 特開2009−226797号公報
近年、微細凹凸構造を持つ機能性フィルムやシートは、ディスプレイの高精細化に伴い、パタンの均一性(性能均一性)、鏡面性(平坦性に優れ反射像の歪みが無い事)、欠陥レス化の要求が非常に高い。例えば、映像を投影するヘッドアップディスプレイやプロジェクタ用途にワイヤグリッドフィルムを用いた場合、その平坦性が画像品質へ影響することが分かっている。また、これらの要求性能を満たすには、スタンパロールの真円性やナノインプリント樹脂厚みの均一な制御が極めて重要である。従来技術によるスタンパの装着方法では、以下の課題があることを突き止めた。
(1)板状ニッケルスタンパをスリーブへ接触させて溶接固定する際には、目的の位置に合わせて溶接が行われる。この位置合わせの時、若干のずらす動作が加わることにより、擦れにより発塵し、その異物がスリーブとニッケルスタンパの間に挟まれ、ニッケルスタンパの突き上げ変形を生じる。また、孔のバリなどが残っている場合や元々異物が付着していた場合も同様のニッケルスタンパの突き上げ変形を生じる。
(2)ニッケル平板の吸引装着が強すぎた場合も、スリーブ孔位置の微細凹凸版に変形が伝播する。特に厚み0.15mm以下の電鋳版は、吸引吸着が良い反面、板厚が薄いため吸引孔で変形を生じやすい。逆に0.25mm以上の厚さの場合は、剛性が高く吸引吸着が難しくなり、スリーブから浮きを生じ真円性に弊害がでる。
課題(1)、(2)の微細な形状変形の多くは、高さにして1μm程度の局所的な変形である。しかし、ナノインプリント厚み0.5〜5μmの世界では、局所的な1μm厚みの変化が鏡面性(=反射写像性)を損なう歪となってしまう。
このように一部でもスタンパロールの微細凹凸版に変形が存在すると平坦性に優れた(局所的な歪みの少ない)ナノインプリントフィルムを得ることは不可能となる。
以上のように、局所的なスタンパ変形をさせることなく、ニッケル平板で真円性あるナノインプリント用のロールを製作することは容易ではない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、平坦性に優れた高品位なナノインプリント加工が可能なスタンパ装着ロール及びスタンパ装着ロールの製造方法を提供することを目的とする。
本発明のスタンパ装着ロールは、外周面に複数の吸着孔と、前記吸着孔が形成されていない領域とを備えた筒状ロールと、前記筒状ロールの前記外周面上に配置された有機多孔膜と、前記有機多孔膜の上に配置された、外側表面上に微細凹凸を有する電鋳スタンパと、を具備し、前記電鋳スタンパが前記領域で溶接されていることを特徴とする。
この構成により、筒状ロールの外周面上に有機多孔膜を介在させて電鋳スタンパが装着されるので、(1)筒状ロールの吸着孔の数を減らすことが可能となり、(2)吸着孔上での電鋳スタンパの変形を防ぐことができ、(3)微細な多孔膜による吸引は、電鋳版の裏面全面に均等な減圧吸引力が掛かるので、装着した電鋳スタンパの平滑性が向上し、スタンパ装着ロールの真円性も向上し、(4)筒状ロールと電鋳スタンパとの擦れが抑えられ発塵がなくなり、(5)数μmの異物が混入した場合も有機多孔膜が緩衝材となり、電鋳スタンパの凸状変形を回避できる。
本発明のスタンパ装着ロールにおいて、前記筒状ロールの両端部に、軸付フランジが脱着可能に固定され、前記軸付フランジの軸部に回転可能にベアリングが装着されていることが好ましい。
本発明のスタンパ装着ロールにおいて、前記有機多孔膜は、膜厚が30μm以上150μm以下で、前記スタンパ装着ロールの偏芯が200μm以下であることが好ましい。
本発明のスタンパ装着ロールにおいて、前記筒状ロールは、肉厚3〜20mmであって前記吸着孔の直径が2.5mm以下であり、前記電鋳スタンパは、厚み0.15〜0.25mm以下のニッケル版であることが好ましい。
本発明のスタンパ装着ロールの製造方法は、外周面に複数の吸着孔と、前記吸着孔が形成されていない領域とを備えた筒状ロールの前記外周面上に有機多孔膜を配置する工程と、前記有機多孔膜の上に、外側表面上に微細凹凸を有する電鋳版を1枚又は複数枚配置する工程と、前記筒状ロールの内部を減圧吸引することで、前記電鋳版を前記筒状ロールへ均一に密着させた状態で、前記電鋳版の端部を前記領域で溶接して円筒状に繋ぎ合せ電鋳スタンパを装着する工程と、を具備することを特徴とする。
この構成により、筒状ロールの外周面上に有機多孔膜を介在させて電鋳版が装着されるので、(1)筒状ロールの吸着孔の数を減らすことが可能となり、(2)吸着孔上での電鋳版の変形を防ぐことができ、(3)微細な多孔膜による吸引は、電鋳版の裏面全面に均等な減圧吸引力が掛かるので、装着した電鋳版の平滑性が向上し、(4)筒状ロールと電鋳版との擦れが抑えられ発塵がなくなり、(5)数μmの異物が混入した場合も有機多孔膜が緩衝材となり、電鋳版の凸状変形を回避できる。
本発明によれば、平坦性に優れた高品位なナノインプリント加工が可能なスタンパ装着ロール及びスタンパ装着ロールの製造方法を提供することができる。
本実施の形態に係るスタンパ装着ロールを示す斜視概略図である。 本実施の形態に係るサンクションスリーブ及び軸付フランジを示す断面模式図である。 本実施の形態に係るスタンパ装着ロールの製造方法の一工程を示す模式図である。
以下、本発明の一実施の形態(以下、「本実施の形態」と略記する。)について、詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施することができる。
(スタンパ装着ロールの概要)
図1は、本実施の形態に係るスタンパ装着ロールを示す斜視概略図である。図2は、本実施の形態に係るサンクションスリーブ及び軸付フランジを示す断面模式図である。図1に示すように、スタンパ装着ロール10は、サンクションスリーブ11を具備する。
サンクションスリーブ11は筒状ロールで、図2に示すように、外周面に複数の吸着孔11aが形成されている。吸着孔11aは、サンクションスリーブ11の側壁部に、その内側と外側とを繋ぐように貫通して形成されている。
また、サンクションスリーブ11の外周面には、後述する電鋳版を溶接固定するために、吸着孔11aが形成されていない領域(以下、溶接固定部という)11bが設けられている。溶接固定部11bの幅は、5〜10mmであることが好ましい。
溶接固定部11bは、本実施の形態のように、サンクションスリーブ11の外周面の一か所に設けても良いし、複数の箇所に設けても良い。
サンクションスリーブ11の両端部は、軸付フランジ12、13が取り付けられ、複数のボルト14で固定されている。軸付フランジ12、13は、軸15、16を備えている。軸15、16は、大径部15a、16aと、大径部15a、16aの先端部に設けられた中径部15b、16bと、中径部15b、16bの先端部に設けられた小径部15c、16cと、で構成されている。
軸15、16の小径部15c、16cには、ベアリング18、19がそれぞれ取り付けられている。この形態により軸15、16を中心にサクションスリーブ11を回転させ、連続的なナノインプリント転写の生産が可能となる。
一方の軸付フランジ12は、図2に示すように、中空構造になっており、その側壁部に、後述するように、サンクションスリーブ11の内部を減圧吸引するための吸引口17が形成されている。
また、サンクションスリーブ11の外周面上、より具体的には、サンクションスリーブ11の長軸方向に沿って吸着孔11aが形成された領域上には、有機多孔膜20が配置されている。有機多孔膜20は、一枚でサンクションスリーブ11の外周面を覆っても良いし、複数枚で当該外周面を分けて覆っても良い。
さらに、有機多孔膜20の上には、電鋳スタンパ21が配置されている。電鋳スタンパ21の外側表面には微細凹凸(図示せず)が形成されている。
(サンクションスリーブ)
サンクションスリーブ11は、肉厚3〜20mmが好ましい。肉厚が3mm未満では真円性を確保しにくく、20mmより厚いと重く取り扱いが悪くなる。本実施の形態では、肉厚は11.5mmであるが、特に限定されない。
サンクションスリーブ11は、本実施の形態では、外径82mm、周長260mm及び長さ250mmの筒状ロールであるが、特に限定されない。
サンクションスリーブ11の外周面に多数設けられた吸着孔11aの直径は、本実施の形態では、1.5〜2mmであるが、特に限定されない。サクションスリーブ11に設ける吸着孔11aの孔径は、直径1.0〜2.5mmの範囲が好ましく、直径1.0〜2.0mmの範囲が更に好ましい。孔径を小さくすることで、電鋳版を減圧装着した際のスタンパ変形を少なくすることが可能となり、このスタンパ装着ロール10を用いたナノインプリントフィルムの平坦性が向上する。孔径が直径1.0mm未満の場合は、吸着するための孔数を増やす必要があり加工コストが増加してしまう。また、サクションスリーブ11の表面をメッキ処理した際に孔が塞がる不具合のほか、吸着孔11aの端部にバリが出るといった加工の難易度も上がり不具合を生じることがある。孔径が直径2.5mmより大きくなると、電鋳版を減圧装着した際、吸着孔11aに対し電鋳版が追従変形してしまい、このスタンパ装着ロール10を用いたナノインプリントフィルムの平坦性が低下する不具合を生じてしまう。
サンクションスリーブ11は金属製で、本実施の形態ではSUSであり、表面がNiメッキされているが、特に限定されない。
(有機多孔膜)
有機多孔膜20の材質は、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ナイロン、セルロース及びポリエチレン系であるが、特に限定されない。
有機多孔膜20の厚みは、30〜150μmで均一なものが好ましい。30μm未満では、ハンドリングが悪く、取り扱いが難しく、また、孔痕が電鋳スタンパ21に伝播してしまうことがある。一方、150μmよりも厚いと、溶接部分で有機多孔膜分の段差ができて、スタンパ装着ロール10が偏芯してしまう。この段差では、ナノインプリント樹脂厚みが変化してしまう。それにより、巻き取った時にパタンに局所的に強く当たりパタンを損傷する不具合を生じる。また、ナノインプリント樹脂にUV硬化樹脂を使用した場合は、樹脂の充填が不十分になり酸素阻害による未硬化樹脂汚染の不具合を生じる。加えて硬化樹脂厚みの違いによる硬化収縮が発生しナノインプリントシートが変形(鏡面性の低下)する不具合を生じる。すなわち、有機多孔膜20の膜厚が、30μm以上150μm以下である場合、ハンドリングが良く、取り扱いしやすく、また、孔痕が電鋳スタンパ21に伝播しないと共に、溶接部分で段差が生じず、スタンパ装着ロール10が偏芯せず、ナノインプリト樹脂厚みが変化を生じないという効果を奏する。
有機多孔膜20が有する孔径は、特に限定されないが、10μm以下が好ましい。孔径が小さい方が有機多孔膜20は均一な膜厚となり、表面平滑性が向上するからである。孔径が大きくなると電鋳スタンパを有機多孔膜越しに減圧吸引した際、電鋳スタンパ表面に微細な凹凸として伝播するので、ナノインプリントフィルム(シート)を作成した際に、その鏡面性を低下させてしまう。
有機多孔膜20には、市販で入手可能な濾紙やメンブレンフィルターやリチウムイオンバッテリーに用いられるセパレータなどが好ましく用いられる。本実施の形態では、孔径0.45μm、膜厚115μmのPVDFメンブレンフィルターを使用しているが、特に限定されない。
(電鋳版)
電鋳スタンパ21には、電鋳版が用いられる。電鋳版は、例えば、ニッケル、銅及びアルミニウムであるが、特に限定されない。
電鋳版の厚さは、0.15〜0.25mmが好ましい。後述のようにサンクションスリーブ11の内部を減圧吸引し電鋳版を装着する際に、真円性と表面平滑性に優れたスタンパ装着が可能になる。0.15mm未満では、電鋳版に折れや吸着時の変形が伝播しやすい。一方、0.25mmより厚いと剛性が強く、減圧吸引により電鋳版をサンクションスリーブ11へ隙間なく装着することが難しくなり、真円性と表面平滑性が損なわれ易くなる。
本実施の形態では、厚さ0.15mmのニッケル製電鋳版を使用している。
電鋳版の5mm内側には、微細凹凸の保護のための塗布型の保護膜を形成しておくことが好ましい。例えば、金型、コンパクトディスク、光ディスク、シリコンウエハの表面保護用の塗膜は、微細凹凸パタンの保護(強度、衝撃吸収)と剥離性に優れ好適に使用できる。一例として、株式会社ヒロテックのシリテクトやDIC株式会社のウレタン系樹脂クリスボンやハイドランがある。
本実施の形態において、電鋳版の外側表面に形成された微細凹凸(微細パタン)は、ピッチ120nm、高さ120nmのラインアンドスペースであるが、特に限定されない。
電鋳版は、サンクションスリーブ11の周長よりも小さいサイズでカッティングする。カッティングは、レーザーカットや刃による裁断方法がある。カッティングした電鋳版は、サクションスリーブ11へ巻きつけ易いように、事前に曲げ加工しても良い。この曲げ加工は、スタンパが折れないようにロールに沿わせたり、円筒の中に曲げて挿入し時間経過により巻き癖をつけたり、することができる。
(スタンパ装着と溶接)
図3は、本実施の形態に係るスタンパ装着ロールの製造方法の一工程を示す模式図である。
図3に示すように、サンクションスリーブ11の両端部に、軸付フランジ12、13を装着する。次に、一方の軸付フランジ12の軸15の大径部15aに設けられた吸引口17にホース31を繋ぎ、真空ポンプ32に接続する。
サンクションスリーブ11に合わせてカッティングした電鋳版と、電鋳版の外周より5mm内側のサイズでカッティングした有機多孔膜20を用意する。
真空ポンプ32を動作させ、サンクションスリーブ11の内部を減圧状態にする。
次に、サンクションスリーブ11の外周面上に有機多孔膜20(図1参照)を配置し、吸引する。このとき、サンクションスリーブ11の溶接固定部11b(図1参照)に有機多孔膜20がかからないようにする。
次に、有機多孔膜20の上に電鋳板を配置し、吸引する。この時、真空ポンプ32による真空ゲージは、例えば、10−2Paであるが、特に限定されない。この有機多孔膜20を配置することにより、電鋳版の全面で吸引が可能となり、真円性に優れたスタンパ装着ロール10を得ることができる。
電鋳板をサンクションスリーブ11の外周面に吸引密着させた状態で保持しつつ、サンクションスリーブ11の溶接固定部11bにおいて電鋳板を点付溶接して円筒状に繋ぎ合せる。
次に、その点付溶接の上から溶接部分に電鋳版と同種の金属線を乗せながら肉盛り溶接しても良い。また、この溶接部分を研磨することにより、溶接部分の凸部を平坦化し、真円性を向上することができる。研磨としては、ダイヤモンドヤスリで溶接部分を擦る方法や、ダイヤモンド粒子による研磨方法が好ましい。これにより、スタンパ装着ロール10の偏芯を少なくすることができる。
電鋳版は、1枚でサンクションスリーブ11の外周面を覆い、その端部を溶接して円筒形状としても良いし、複数の電鋳版で、サンクションスリーブ11の外周面を部分的に覆い、複数の電鋳版の端部を溶接して繋ぎ合せて円筒形状としても良い。複数の電鋳版を用いる場合には溶接箇所に合わせてサンクションスリーブ11の外周面に複数の溶接固定部11bを設ける。
このようにして、サンクションスリーブ11の外周面上に有機多孔膜20を介して電鋳スタンパ21を装着することができる。スタンパ装着ロール10の偏芯は、200μm以下であることが好ましく、最も好ましいのは偏芯0μmである。偏芯が少なければ少ないほど、平坦性に優れた均一な厚みのナノインプリントフィルムを得ることができ、好ましい。この偏芯(スタンパ装着ロール10の真円度)は、電鋳スタンパ21の溶接部分が主原因となっている。有機多孔膜20の厚みが薄く、電鋳スタンパ21の厚みが薄い場合に少ない偏芯の真円度の良いスタンパ装着ロール10を得ることができる。有機多孔膜20の厚みが厚い場合や電鋳スタンパ21の厚みが厚い場合は、偏芯が大きくなる傾向にある。しかし、この溶接部分に対し、肉盛り溶接を行い、更にこの溶接部分を研磨することにより偏芯を改善することができる。
(ナノインプリント)
上述のようにして製造したスタンパ装着ロール10を用いて、ナノインプリントを実行することができる。ナノインプリントを複数回行った後、スタンパ装着ロール10から軸付フランジ12、13を取り外し、洗浄処理及び離型処理を行うことにより、スタンパ装着ロール10を再生することができる。再生したスタンパ装着ロール10を用いて複数回ナノインプリントを実行することができる。
以上説明したように本実施の形態に係るスタンパ装着ロール10によれば、サンクションスリーブ11と、電鋳版の間に有機多孔膜20を介在させて減圧吸引し、固定することにより、(1)サンクションスリーブ11の吸着孔11aの数を減らすことが可能となり、(2)吸着孔11a上での電鋳版の変形を防ぐことができ、(3)微細な多孔膜による吸引は、電鋳版の裏面全面に均等な減圧吸引力が掛かるので、装着した電鋳版の平滑性が向上し、スタンパ装着ロール10の真円性も向上し、(4)有機多孔膜20を介在させることにより、サンクションスリーブ11と電鋳スタンパ21との擦れが抑えられ発塵がなくなり、(5)数μmの異物が混入した場合も有機多孔膜20が緩衝材となり、電鋳版の凸状変形を回避できる。これらの結果、平坦性に優れた高品位なナノインプリント加工が可能になるという効果を奏する。
(実施例1)
ステンレス鋼にニッケルメッキされた鋼鉄製のサンクションスリーブを用意した。サンクションスリーブの寸法は、外周直径(φ)83mm、長さ(L)320mm、肉厚11.5mmであった。
サンクションスリーブの外周面には、サンクションスリーブの内部と外部とを貫通する吸着孔を多数形成した。吸着孔は、直径(φ)1.5mmで、ニッケル電鋳版が装着される外周部を除きスパイラル形状に配置した。吸着孔のピッチは、ニッケル電鋳版の外周部で6〜10mm、それ以外の近接する吸着孔のピッチは、1〜12.5mmであった。
なお、サンクションスリーブの周方向には、2か所、サンクションスリーブとニッケル電鋳版とを溶接するための、吸着孔がない溶接固定部をスリーブ面長に10mmの幅で設けた。
サンクションスリーブの両端部に、軸付フランジを嵌合し、ボルトで肯定した。軸付フランジの軸(シャフト)には、サンクションスリーブの内部を吸引減圧するための真空ポンプとの接続のために吸引口を設けた。
ニッケル電鋳版は、ピッチ100nm、高さ100nmのラインアンドスペース(以下、L/Sと省略する)の微細パタンを有し、厚み0.15μm、130×210mmサイズのものを2枚準備した。
有機多孔膜として、PVDFメンブランフィルター(メルクミリポア社製、型番IPVH00010、孔径0.45μm、膜厚115μm)を、ニッケル電鋳版より小さい125×205mmに切り出し2枚を準備した。
1枚目の電鋳版の装着では、まず、サンクションスリーブの半周分に微粘着テープを貼り、吸着孔を塞いだ。次に、サンクションスリーブの内部を減圧とするために軸の吸引口に真空ポンプを接続し、減圧状態にしながら、有機多孔膜を複数の吸着孔を塞ぐように配置した。次に、有機多孔膜の上にニッケル電鋳版をはわせて減圧吸引固定した。このまま、スリーブ面長210mmのニッケル電鋳版の端部2辺をYAGレーザにより約1〜2mmピッチの間隔でサンクションスリーブへ点付溶接を行った。
2枚目の電鋳版の装着では、1枚目の電鋳版の装着時に着けておいた微粘着テープを剥離し、1枚目と同様の手順で、スリーブ面長210mmのニッケル電鋳版の端部2辺をYAGレーザにより点付溶接を行った。
次に、2枚のニッケル電鋳版の隙間に約2〜4mmの幅で、ニッケルワイヤーを垂らしながらニッケルの肉盛りレーザ溶接を実施した。その後、この肉盛りレーザ溶接部分の研磨を行い、凹凸を除き、ナノインプリント用のスタンパ装着ロールを得た。
以下、ナノインプリントフィルムのロール・ツー・ロール転写方法を説明する。まず、スタンパ装着ロールを、波長172nmの真空下紫外光により洗浄した後、フッ素系金型コーティング剤「オプツール(登録商標) HD−2100」を用いた処理を実施した。
基材フィルム(ARTON(登録商標)JSR株式会社製、膜厚190μm、幅230mm、長さL200Mロール)の片面を、大気圧下プラズマ処理した。#250斜線、パタン幅200mmのグラビアルールにより、下記の組成の紫外線硬化樹脂を、幅200mm、塗布厚み2μmで塗布した。
M309(トリメチロールプロパントリアクリレート、東亜合成株式会社)10重量部
1,9−NDA(1,9ノナンジオールジアクリレート共栄社化学株式会社)10重量部
NVP(Nビニル−2−ピロリドン日本触媒株式会社)10重量部
EBECRYL(登録商標)350(シリコンジアクリレート、ダイセルサイテック株式会社)0.15重量部
DAROCUR(登録商標)−TPO(2,4,6トリメチルベンゾイル−ジフェニル−フォスフィンオキサイド、BASF社)0.6重量部
塗布した紫外線硬化樹脂は、スタンパ装着ロールの電鋳版装着面に接触した状態で、基材裏面より、LED−UV光源(波長:395nm)100mW/cmにより硬化させ、ロール・ツー・ロールにより連続的にナノインプリントフィルムを形成した。
この結果、基材フィルム上に、電鋳版の反転した微細パタンが正確に転写されていることを確認した。その後、この微細パタンに対し、窒化珪素の誘電体層をスパッタリングし、さらにアルミニウム蒸着、アルカリ性水溶液によるエッチング処理を経てワイヤグリッド偏光フィルムを作成した。
次に、ナノインプリントフィルムの鏡面性(平坦性に優れ反射像の歪みが無い事)の評価サンプルの作成方法と評価方法を示す。
得られたワイヤグリッド偏光フィルムのワイヤー面側に粘着剤(HJ−9150W、日東電工株式会社製)を貼合し、それを80mm□で切り出した。
次にテンパックスガラス(100×100mm、厚み1.1mm、SCHOTT社)に80mm□の粘格剤付ワイヤグリッド偏光フィルムを貼合し、平坦性評価サンプルとした。
評価方法(1)目視観察:
評価サンプルを同一平面上に置き、天井に設置された蛍光灯を映し込み、その反射像の歪みの多少の優劣をつけた。歪が無く平坦性に優れた物を○、次に良好な物を△、歪があるものを×と評価した。
評価方法(2)数値解析:
レーザ干渉計システムZygo Verifire TM XPZ4インチ縦型E−frame LC仕様(Zygo社製)を用いた。
反射波面収差測定用のセットアップ後、原器4インチλ/20 Dynaflectとサンプル間の距離を200mmにした。次にZoom処理を行い、約20×27mm範囲を測定するキャリブレーションを行い、サンプルの反射波面収差を取得した。サンプルの反射波面収差は、2mmのハイパスフィルターを入れて解析した。これは、ヘッドアップディスプレイやプロジェクタ用途における画像品質・解像度に影響する微細な凹凸周期が観察できるからである。この微細凹凸は、RMS(二乗平均面粗さ)で表すことができる。
実施例1の表面粗さは、RMS:14nmであった(n3個の平均)。本実施の形態においては、表面粗さは、RMS:18nm以下であることが好ましい。そうすることで、ヘッドアップディスプレイ(HUD)など反射写像性を要求される用途においても、優れた解像度の提供が可能となる。
スタンパ装着ロールの偏芯の測定方法:
レーザ変位計LK−H020センサーヘッドを装着したLK−Navigator2コントローラ(株式会社キーエンス社製)を用いた。
スタンパ装着ロールを5rpmで一定回転させ、LK−H020センサーヘッドを反射測定が可能な位置に固定セットし、センサーヘッドからスタンパ中央部までの距離を測定し、その振れ幅を偏芯とした。
測定条件は、測定種別を変位、計測モードをノーマル、フィルターは、種類を移動平均、平均回数を256回とし、サンプリング周期は、5kHzで測定した。実施例1の偏芯は、130μmであった。
(実施例2)
有機多孔膜を、PTFEメンブランフィルター(ADVANTEC製、型番T100A293D、孔径1μm)に置き換えた以外は、すべて実施例1と同様にワイヤグリッド偏光フィルムを作成し、実施例1と同様の評価を行った。実施例2の表面粗さは、RMS:16nmであった(n3個の平均)。実施例2の偏芯は、55μmであった。
(実施例3)
有機多孔膜を、ポリオレフィン製のセパレータ(商品名ハイポア、旭化成イーマテリアルズ株式会社製、膜厚50μm)に置き換えた以外は、すべて実施例1と同様にワイヤグリッド偏光フィルムを作成し、実施例1と同様の評価を行った。実施例3の表面粗さは、RMS:12nmであった(n3個の平均)。実施例3の偏芯は、60μmであった。
(実施例4)
有機多孔膜を、ポリエチレンの多孔質フィルム(商品名サンマップ、日東電工株式会社製、膜厚100μm、平均孔径170μm)と電鋳版の厚みを0.2μmに置き換えた以外は、すべて実施例1と同様にワイヤグリッド偏光フィルムを作成し、実施例1と同様の評価を行った。実施例4の表面粗さは、RMS:15nmであった(n3個の平均)。実施例4の偏芯は、145μmであった。
(実施例5)
電鋳版の厚みを0.25μmに置き換えた以外は、すべて実施例4と同様にワイヤグリッド偏光フィルムを作成し、実施例1と同様の評価を行った。実施例5の表面粗さは、RMS:12nmであった(n3個の平均)。実施例5の偏芯は、175μmであった。
(実施例6)
サクションスリーブの吸着孔径を直径2mmに置き換えた以外は、すべて実施例1と同様にワイヤグリッド偏光フィルムを作成し、実施例1と同様の評価を行った。実施例6の表面粗さは、RMS:14nmであった(n3個の平均)。実施例6の偏芯は、130μmであった。
(比較例1)
有機多孔膜を用いない以外は、すべて実施例1と同様にワイヤグリッド偏光フィルムを作成し、実施例1、2と同様の評価を行った。比較例の表面粗さRMS:28nmであった(n3個の平均)。比較例1の偏芯は、25μmであった。
(比較例2)
電鋳版の厚みを0.1μmに置き換えた以外は、すべて実施例4と同様にワイヤグリッド偏光フィルムを作成し、実施例1と同様の評価を行った。比較例2の表面粗さは、RMS:22nmであった(n3個の平均)。比較例2の偏芯は、125μmであった。
(比較例3)
電鋳版の厚みを0.1μmに置き換えた以外は、すべて実施例2と同様にワイヤグリッド偏光フィルムを作成し、実施例1と同様の評価を行った。比較例3の表面粗さは、RMS:23nmであった(n3個の平均)。比較例3の偏芯は、55μmであった。
(比較例4)
サクションスリーブの吸着孔径を直径3mmに置き換えた以外は、すべて実施例1と同様にワイヤグリッド偏光フィルムを作成し、実施例1と同様の評価を行った。比較例4の表面粗さは、RMS:19nmであった(n3個の平均)。比較例4の偏芯は、135μmであった。
実施例1〜6及び比較例1〜4の結果を表1にまとめた。
Figure 0006446242
以上説明したように、有機多孔膜を用いた実施例1、2、3では、有機多孔膜を用いなかった比較例に比べ、表面粗さを低く抑えることができた。実施例2、4、5では、電鋳スタンパの厚みを変えることで、表面粗さを低く抑えることができた。実施例1、6では、サクションスリーブの吸着孔径を2.5mm以下にすることで平坦性に優れたナノインプリントフィルムを得ることができた。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、さまざまに変更して実施可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状等については、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更が可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施可能である。
本発明のスタンパ装着ロールは、ロール・ツー・ロール等の連続的な転写フィルムやシートを作製するナノインプリント加工に好適に使用される。
10 スタンパ装着ロール
11 サンクションスリーブ
11a 吸着孔
11b 溶接固定部
12、13 軸付フランジ
14 ボルト
15、16 軸
18、19 ベアリング
20 有機多孔膜
21 電鋳スタンパ

Claims (5)

  1. 外周面に複数の吸着孔と、前記吸着孔が形成されていない領域とを備えた筒状ロールと、
    前記筒状ロールの前記外周面上に配置された有機多孔膜と、
    前記有機多孔膜の上に配置された、外側表面上に微細凹凸を有する電鋳スタンパと、
    を具備し、
    前記電鋳スタンパが前記領域で溶接されていることを特徴とするスタンパ装着ロール。
  2. 前記筒状ロールの両端部に、軸付フランジが脱着可能に固定され、前記軸付フランジの軸部に回転可能にベアリングが装着されていることを特徴とする請求項1記載のスタンパ装着ロール。
  3. 前記有機多孔膜は、膜厚が30μm以上150μm以下で、前記スタンパ装着ロールの偏芯が200μm以下であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のスタンパ装着ロール。
  4. 前記筒状ロールは、肉厚3〜20mmであって前記吸着孔の直径が1.0〜2.5mm以下であり、前記電鋳スタンパは、厚み0.15〜0.25mm以下のニッケル版であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のスタンパ装着ロール。
  5. 外周面に複数の吸着孔と、前記吸着孔が形成されていない領域とを備えた筒状ロールの前記外周面上に有機多孔膜を配置する工程と、
    前記有機多孔膜の上に、外側表面上に微細凹凸を有する電鋳版を1枚又は複数枚配置する工程と、
    前記筒状ロールの内部を減圧吸引することで、前記電鋳版を前記筒状ロールへ均一に密着させた状態で、前記電鋳版の端部を前記領域で溶接して円筒状に繋ぎ合せ電鋳スタンパを装着する工程と、
    を具備することを特徴とするスタンパ装着ロールの製造方法。
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