JP6446141B2 - 一種の微生物の発酵によるグルコサミンを生産する菌株及びその方法 - Google Patents

一種の微生物の発酵によるグルコサミンを生産する菌株及びその方法 Download PDF

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Description

本発明はバイオテクノロジー分野に属し、具体的には一種の微生物の発酵によるN−アセチル−D−グルコサミンとD−グルコサミンを生産する菌株とその方法に関するものである。
N−アセチル−D−グルコサミンは単糖で、真菌(担子菌類、糸状菌或いは酵母)菌体細胞壁キチン、或いは甲殻類動物、例えば蟹やエビの殻の組成成分で、食品にごく少量含まれる栄養成分でもある。N−アセチル−D−グルコサミンはグルコサミンと類似した効果を持ち、一定量のN−アセチル−D−グルコサミンを摂取すると、新しい軟骨の形成を誘導することができ、関節炎の発作を抑制できる。一部の研究ではN−アセチル−D−グルコサミンも関節炎の治療に使われている。グルコサミンは苦みがあるが、N−アセチル−D−グルコサミンは蔗糖50%の甘味があり、摂取しやすいため、N−アセチル−D−グルコサミンはグルコサミンの代替物として広く注目されている。
伝統的なN−アセチル−D−グルコサミンの生産には甲殻類動物の殻を原料として使用していた。その生産方法では、甲殻類動物の殻の圧砕、希釈酸溶液で圧砕した殻に対して脱カルシウムし、アルカリによる精製で甲殻素を得る。酸で分解されて得られた甲殻素でグルコサミンを生産する。そしてグルコサミンに対して無水酢酸エタノール化を行い、N−アセチル−D−グルコサミンを得る。甲殻素を酸分解してグルコサミンを得る方法には、真菌粉末(レモン酸発酵に用いるアスペルギルス・ニガーの菌粉末)を原料に、高濃度塩酸による分解でグルコサミンを生産する方法がある。詳しくは2006年5月23日公開の特許文献1を参照されたい。その中でグルコサミン及び微生物によるグルコサミンの生産方法が開示されている。
また伝統的な方法として(1)微生物の酵素によってエビ甲殻を分解して生産する甲殻素を使ったN−アセチル−D−グルコサミンを生産する方法があり、1999年12月7日に開示された特許文献2を参照されたい。その中でN−アセチル−D−グルコサミンの生成過程が開示されている。(2)微生物(トリコデルマ)の酵素で分解或いは酸を用いて一部分解し、精製した真菌粉末(レモン酸発酵時に使用するアスペルギルス・ニガーの菌粉末)を利用して甲殻素からN−アセチル−D−グルコサミンを生産する方法があり、2003年4月17日に開示された特許文献3を参照されたい。その中でN−アセチル−D−グルコサミン及びその生成方法が開示されている。(3)クロレラウイルス(Chlorovirus)に感染したクロレラ細胞或いはクロレラウィルス遺伝子を組み込んだ遺伝子組替大腸菌を培養することによってN−アセチル−D−グルコサミンを生産する方法があり、2004年10月14日開示の特許文献4を参照されたい。その中でグルコサミンとN−アセチル−D−グルコサミンを生成する方法が開示されている。(4)遺伝子修飾した微生物、特に遺伝子修飾した大腸菌を使って発酵させN−アセチル−D−グルコサミンを生産する方法があり、2004年1月8日に開示された特許文献5を参照されたい。その中でグルコサミンとN−アセチルグルコサミンの生産方法と材料が開示されている。(5)真菌粉末やエビ殻から生産した甲殻素とキチンオリゴ糖を使用せずに、トリコデルマを用いてブドウ糖を炭素源として発酵させてN−アセチル−D−グルコサミンを生産する方法があり、2011年3月10日に開示された特許文献6を参照されたい。その中で微生物の発酵を利用してN−アセチル−D−グルコサミンを生産する方法が開示されている。
上記の甲殻類動物の殻或いはアスペルギルス粉末(レモン酸粉末)を原料として化学分解反応を通してN−アセチル−D−グルコサミン或いはD−グルコサミンを生産する方法は一般的に高濃度の酸溶液とアルカリ溶液を使用するため、大量の廃液が発生する。またエビ蟹の殻を原料としてD−グルコサミンを生産する場合、1tのD−グルコサミンを生産するために100t以上の排水と廃棄粉末が発生する。レモン酸粉末で生産した場合、30−50tのレモン酸粉末からは1tのD−グルコサミンしか生産できない。また微生物或いは微生物の酵素によって甲殻類動物、例えば蟹、エビ類の殻から甲殻素を得てN−アセチル−D−グルコサミンを生産する方法は生産量が低く、コストが高いという問題がある。
クロレラウィルス感染のクロレラ細胞を培養してN−アセチル−D−グルコサミンを生産する方法は、圧砕細胞からN−アセチル−D−グルコサミンを得る必要があり、操作が複雑である。遺伝子修飾をした微生物を利用したN−アセチル−D−グルコサミンを生産する方法は施設内に微生物が拡散しないように適切な処置をとらざるを得ず、同じように操作が複雑であり、食品の安全、ひいては社会に対するリスクが存在する。
また、トリコデルマを用いてブドウ糖を直接炭素源として発酵させN−アセチル−D−グルコサミンを生産する方法は甲殻類動物の殻或いは真菌粉末から、またはエビ殻から生産した甲殻素とキチンオリゴ糖とを使用しないというメリットがあるが、トリコデルマ等の真菌発酵温度が低く、時間が長いうえに、産量に偏りがある為、生産期間が長く、コストが高くなり、汚染されやすいという欠点もあるので、工業上の応用が妨げられている。
よって、伝統的なN−アセチル−D−グルコサミンとD−グルコサミンの生成方法における上記の欠点に対して、新しく、そして工業化応用がききやすいN−アセチル−D−グルコサミンとD−グルコサミンの生産方法を積極的に模索するべきである。
米国特許第7049433号明細書 米国特許第5998173号明細書 米国特許出願公開第2003/0073666号明細書 特開2004−283144号公報 国際公開第2004/003175号 米国特許出願公開第2011/0059489号明細書
本発明の目的は一種の微生物発酵によるN−アセチル−D−グルコサミンとD−グルコサミンを生産する方法を提供することで、現行技術における上記の不足を解決することである。
本発明の目的は以下の技術によって実現される。
本発明の一部は、N−アセチル−D−グルコサミンとD−グルコサミンを発酵させる一種の微生物の非遺伝子組替菌株を提供し、その特徴は、ブダペスト条約に基づく国際寄託機関である中国微生物菌種保蔵委員会普通微生物センターに保蔵日が2014年12月29日で保蔵されている、保蔵番号がCGMCC10257である一種の枯草菌(Bacillus subtilis)NJ090259菌株、及び保蔵日が2014年12月29日で保蔵番号がCGMCC10258である一種のバシラス・リケニフォルミス(Bacillus lincheniformis)NJ091195菌株である。
本発明のもう一部は、上記菌株の発酵を利用して非動物源性N−アセチル−D−グルコサミンとD−グルコサミンを生産する方法で、該当菌をスタート菌種としシード培養と最適化した培地の発酵によりN−アセチル−D−グルコサミンを生産することであり、方法は以下の通りである。
(1)菌株スクリーニング、鑑定と培養
50単位の土壌サンプルを採取、希釈後フラットスクリーニングに塗布し、フラットスクリーニング培地を使用する。コロイダルキチン2.5g/L、リン酸水素二カリウム0.7g/L、リン酸二水素カリウム0.3g/L、マグネシウム0.5g/L、硫酸第一鉄0.01g/L、寒天20g/L、pH7.0、培養温度37℃、培養時間72時間で培養を進め、単一コロニーを得る。コロニーを分離し、枯草菌バシラス・リケニフォルミスを得て、これに対して振とう発酵培養を行い、発酵液のキチン酵素活性を測定し、酵素液が含むキチン酵素の活性に基づき菌株を選別する。
(2)発酵培養
培地上で活性化させた枯草菌(Bacillus subtilis)NJ090259、バシラス・リケニフォルミス(Bacillus lincheniformis)NJ091195をそれぞれ採取し培地に接種し、恒温振とう培養し、シード液とする。発酵培地に接種し、恒温振とう培養し、遠心機に掛けて上澄み液を採取し、N−アセチル−D−グルコサミンの含有量を測定する。
平板培地:コロイダルキチン30g/L、硫酸アンモニウム2g/L、リン酸二水素カリウム1.0g/L、マグネシウム0.5g/L、塩化ナトリウム0.5g/L、寒天20g/L、pH6.5。
シード培地:ペプトン5.0g/L、牛肉ペースト5.0g/L、塩化ナトリウム5.0g/L、pH7.0−7.2。
発酵培地:コロイダルキチン10g/L、ブドウ糖10g/L、酵母ペースト3.0g/L、MgSO・7HO 0.6g/L、FeSO・7HO 0.01g/L、KHPO 0.4g/L、KHPO 0.6g/L、ZnSO 0.001g/L。
発酵条件:温度35℃、発酵時間18時間、開始pH6.5、接種量10%、容量50ml/250ml。
(3)N−アセチル−D−グルコサミン発酵液の純化
培地を遠心して得た上澄み液を電気透析で脱塩し、脱塩した発酵液を真空加熱し、飽和するまで濃縮し、濃縮後の発酵液を冷ます。そして5倍の無水エタノールで、攪拌しながら遠心し、高純度のN−アセチル−D−グルコサミン結晶を得る。
(4)N−アセチル−D−グルコサミン酸化水解
N−アセチル−D−グルコサミン結晶混合物飽和溶液を生成し、加入濃度が12−16%になるまで37%濃度の濃塩酸を加える。90℃で45−90分間保温し、一晩冷却し、濾過して得た結晶体をエタノールで洗浄した後、真空乾燥させて測定を行うことで、高純度のD−グルコサミン塩酸塩を得る。収率は86%である。
更に、上述の培地の炭素源とアンモニア源は以下の通りである:上記の炭素源にはブドウ糖、アスペルギルス・ニガー粉末、トリコデルマ粉末、キクラゲ生産廃棄物、キノコ生産廃棄物、果糖、蔗糖、ガラクトース、デキストリン、グリセリン、澱粉、シロップと糖蜜の一種或いは数種が含まれる。上記のアンモニア源にはアンモニア水、大豆粉末、麦芽、コーンシロップ、綿実粕、酵母浸ペースト、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、酢酸アンモニウム、硝酸ナトリウムと尿素の一種或いは数種が含まれる。
更に、上述の真菌は担子菌類、糸状菌と酵母菌種の一種或いは数種である。
本発明は異なる環境条件下の土壌から選別された枯草菌(Bacillus subtilis)NJ090259とバシラス・リケニフォルミス(Bacillus lincheniformis)NJ091195に関するもので、上述のNJ090259菌株とNJ091195の細菌学的特性は以下の通りである。
1.NJ090259菌株の細菌学的特性
(1)培養学/形態学的特性
NJ090259菌株の成長時は膿状浅黄色半透明のコロニーで、コロニー表面は滑らかである。コロニーは円形で、直径4−7mm、低い突起を有し、規則的で放射状、縁に葉状が見られる。表面は皺状で、光沢はなく、灰白色、傘型で、コロニー表面は皺状で、コロニーは比較的大きく、中央が突起している。単菌は桿状で両端は鈍円形、単一の配列で、稀に2、3の細胞が連結している。塗抹乾燥後染色した細菌は0.7−0.8×2−3μmで、グラム陰性菌、液体発酵24時間後に芽胞が見られ、芽胞は楕円形で、明らかな膨張は見られない。液体基質は均等な混濁様を呈し菌膜や菌環は形成しない。
(2)生理生化特性
NJ090259は好気性菌で、凝乳作用はない。過酸化ヘリウム酵素実験、硝酸塩還元実験、V−P実験に陰性である。フェニルアラニンデアミナーゼ実験、卵黄レシチン酵素試験に陰性である。ブドウ糖分解では酸生成時に気体を生成せず、アラビノース、カゼイン、ゼラチン、澱粉を分解できる。
2.NJ091195菌株の細菌学的特性
(1)培養学/形態学的特性
NJ091195菌株を肉エキス寒天平板培地で培養した場合、コロニーは円形、乳白色で、表面は暗く、不透明、縁は不規則である。コロニーと培地はしっかりくっつき、剥がれにくい。液体培養では菌膜があり、混濁せず、沈殿もしない。単菌は短棒状で、両端は鈍円形で、単体或いは2つで並列し、菌体は長さ1.5−3.0μmである。菌体幅は0.6−1.0μmで、グラム陰性であって、芽胞は楕円形で、中部が膨張し、芽胞は中間或いは片方に偏向している。
(2)生理学的特性
NJ091195菌株は酵素接触試験に陽性で、7%のNaClを含む培地上で成長できる。50℃の条件下で成長でき、運動性がある。レモン酸塩を使用でき、澱粉を分解できる。M−R試験に陰性、グラン染色陽性、卵黄レシチン酵素試験に陰性、V.P試験に陽性で、硝酸塩を利用したpH5.7の培養肉スープ内で成長可能である。キチン、D−ブドウ糖、L−アラビノース、D−キシロース、D−産酸を発酵でき、ゼラチンを液化できる。
本発明の有益な効果は、一種のN−アセチル−D−グルコサミンとD−グルコサミンとを生産する新型菌株及びその生産方法を提供することで、本方法を用いることでN−アセチル−D−グルコサミンの安定した生産と供給を実現でき、なおかつ非動物源性の安全なN−アセチル−D−グルコサミンとD−グルコサミンを生産できるうえに、生産期間、コストを抑え、より環境に影響を及ぼさないことである。
以下、本発明の実施例における図面に合わせて、本発明実施例における技術プロトコルを明確に記載する。なお以下の実施例は本発明の一部にすぎず、すべての実施例ではない。本発明における実施例、当業者が得たその他の実施例が本発明に含まれ、保護される。
本発明の実施例に基づき、一種の微生物の発酵によってN−アセチル−D−グルコサミンを生産する菌株及びその方法を提供する。
一種のN−アセチル−D−グルコサミンを発酵させる微生物の菌株は中国微生物菌種保蔵委員会普通微生物センターに保蔵日が2014年12月29日で保蔵されている、保蔵番号がCGMCC10257である一種の枯草菌(Bacillus subtilis)NJ090259菌株、及び保蔵日が2014年12月29日で、保蔵番号がCGMCC10258である一種のバシラス・リケニフォルミス(Bacillus lincheniformis)NJ091195菌株である。
実施例1:
本発明に基づき、上述した菌株の発酵によって上記菌株の発酵を利用したN−アセチル−D−グルコサミンとD−グルコサミンとを生産する方法はシード培養と最適化した培地の発酵によりN−アセチル−D−グルコサミンを生産することであり、方法は以下の通りである。
(1)菌株スクリーニング、鑑定と培養
50単位の土壌サンプルを採取、3−10倍に希釈した後、フラットスクリーニングに塗布し、フラットスクリーニング培地を使用する。コロイダルキチン2.5g/L、リン酸水素二カリウム0.7g/L、リン酸二水素カリウム0.3g/L、マグネシウム0.5g/L、硫酸第一鉄0.01g/L、寒天20g/L、pH7.0、培養温度37℃、培養時間72時間で培養を進め、単一コロニーを得る。コロニーを分離し、11株のコロニーを得た。コロニーが大きく、成長状況が良好な菌株で、菌株コロニーの形態特徴、グラム染色、生理生化的鑑別試験によって菌株を鑑別し、3株の枯草菌と2株のバシラス・リケニフォルミスを得た。
活性化した斜面菌種を50mlシード培地に接種し、250ml容量の振とう瓶内で培養を進め、培養した液体菌を10%の接種量で100mlの培地に接種し、500mlの容量の振とう瓶内で培養を進め、発酵液に含まれるキチン酵素活性に基づき菌株を選別する。
シード培地:ペプトン10g/L、牛肉ペースト3g/L、塩化ナトリウム5g/L。
培養条件:pH7.4、培養温度37℃、振とう速度200rpm、培養時間8時間。
発酵培地:粉末キチンl0g/L、玉米粉5g/L、澱粉3g/L、硝酸ナトリウム3g/L、リン酸水素二カリウム1.05g/L、リン酸二水素カリウム0.45g/L、塩化ナトリウム0.1g/L、マグネシウム0.5g/L、硫酸第一鉄0.03g/L。
培養条件:pH7.0、培養温度37℃、振とう速度220rpm、培養時間72時間。
発酵液キチン酵素活性測定:10gの粉末キチンを量り取り、リン酸緩衝液で濃度10%の懸濁液を生成し、1:1(V/V)の比率で遠心処理後の発酵液を加え、45℃で4時間反応させ、酵素分解液を3000rpmで10分間遠心し、上澄み液を採取し、更に2倍体積の無水エタノールを加え、一晩放置し、遠心後に沈殿を取り除き、上澄み液を還元糖濃度が1%になるまで減圧濃縮し、HPLCでN−アセチル−D−グルコサミンの含有量を測定する。
HPLC測定条件:
機器と設備:島津LC−15C型液体クロマトグラフィー、RID−10A屈折率検出器、クロマトグラフィックカラム:Aminex Hpx−87Hカラム(300×7.8mm)、移動相:5mmol/L硫酸水溶液、流速:0.6ml/分、カラム温度:40℃、注入量20μl、測定:RI。
酵素活性単位定義:酵素促進反応において、毎分1μmol相当のN−アセチル−D−グルコサミンの還元糖を生産するのに必要な酵素の量を1酵素活性単位(UI)と定義する。
測定結果:3株の枯草菌と2株のバシラス・リケニフォルミスの酵素活性測定結果については表1を参照されたい。
酵素活性の最も高いNo.2枯草菌を選択し、枯草菌(Bacillus subtilis)NJ090259と命名し、酵素活性の最も高いバシラス・リケニフォルミスを選択し、バシラス・リケニフォルミス(Bacillus lincheniformis)NJ091195と命名する。
(2)発酵培養
枯草菌(Bacillus subtilis)NJ090259、バシラス・リケニフォルミス(Bacillus lincheniformis)NJ091195及び標準菌株バシラス・リケニフォルミス(Bacillus licheniformi)ACCC02569をフラットスクリーニング上で活性化させた後、それぞれを採取し培地に接種し、18時間、30℃恒温振とう培養し、シード液とする。接種時1:10の量で発酵培地に接種し、30℃で72時間、恒温振とう培養し、12000rpmの速度で5分間遠心機に掛けて上澄み液を採取し、HPLCを利用してN−アセチル−D−グルコサミンの含有量を測定する。測定結果は表2を参照されたい。
平板培地:コロイダルキチン30g/L、硫酸アンモニウム2.0g/L、リン酸二水素カリウム1.0g/L、マグネシウム0.5g/L、塩化ナトリウム0.5g/L、寒天20g/L、pH6.5。
シード培地:ペプトン5.0g/L、牛肉ペースト5.0g/L、塩化ナトリウム5.0g/L、pH7.0−7.2。
発酵培地:コロイダルキチン10g/L、ブドウ糖10g/L、酵母ペースト3.0g/L、MgSO・7HO 0.6g/L、FeSO・7HO 0.01g/L、KHPO 0.4g/L、KHPO 0.6g/L、ZnSO 0.001g/L。
発酵条件:温度35℃、発酵時間18時間、開始pH6.5、接種量10%、容量50ml/250ml。
(3)N−アセチル−D−グルコサミン発酵液の純化
培地を遠心して得た上澄み液を、電気透析で脱塩し、濃室缶に発酵液を加え初期塩濃度を:0.01mol/L、淡室発酵液流速:40L/時間、濃室発酵液流速:40L/時間、単膜の電圧0.5Vで、脱塩した発酵液を真空条件下(0.095MPa)で50℃に加熱し、8時間濃縮し、飽和させた濃縮後の発酵液の温度をまず25℃に低下させ、0℃の水で1時間、0℃まで冷ます。0℃になってから5倍の無水エタノールで、15分間撹拌する。700rpmで15分間遠心し同じ体積の無水エタノールを加え10rpmで0.5時間撹拌する。これにより純度90%のN−アセチル−D−グルコサミン結晶を得る。
(4)N−アセチル−D−グルコサミン酸化水解
N−アセチル−D−グルコサミン結晶混合物をガラス容器内に入れ、水を加えて飽和溶液を生成する。粗品置ガラス容器に入れ、水を加えて、飽和溶液を生成する。加入濃度が12%になるまで37%濃塩酸を加える。90℃で45分間保温する。4℃まで冷やし、一晩おき、濾過した結晶体をエタノールで洗浄し、真空乾燥させて測定を行うことで、97.5%のD−グルコサミン塩酸塩を得る。白色で、総収穫率は82%である。
もう一つの実施例の中で、(3)N−アセチル−D−グルコサミン発酵液の純化の手順は以下の通りである。
培地を遠心して得た上澄み液を、電気透析で脱塩し、濃室缶に発酵液を入れた。開始塩濃度は:0.03mol/Lである。淡室発酵液流速:60L/時間、濃室発酵液流速:60L/時間、単膜の電圧は0.5−1.4Vで、脱塩後の発酵液を真空条件下(0.095MPa)で65℃に加熱し、11時間濃縮し、過剰飽和させた後、濃縮後の発酵液を25℃の水で30℃まで冷やす。そして0℃の水で2時間、5℃まで冷ます。5倍の無水エタノールを加え、37分間撹拌する。1050rpmで37分間遠心し、同じ体積の無水エタノールにて55rpmで、1.2時間撹拌することで、純度93%のN−アセチル−D−グルコサミン結晶を得る。
(4)N−アセチル−D−グルコサミン酸化分解の手順は以下の通りである。
N−アセチル−D−グルコサミン結晶混合物をガラス容器に入れ、水に溶かし飽和溶液を生成する。濃度が14%になるまで37%濃塩酸を加え、90℃で67分間保温し、4℃まで冷やす。一晩置き、濾過した結晶体をエタノールで洗浄、真空乾燥させて測定を行うことで、98.0%のD−グルコサミン塩酸塩を得る。白色、総収穫率は84%だった。
別の実施例における(3)N−アセチル−D−グルコサミン発酵液の純化の手順は以下の通りである。
培地を遠心して得た上澄み液を電気透析で脱塩し、濃室缶に発酵液を加え初期塩濃度を0.05mol/Lとする。淡室発酵液流速:80L/時間、濃室発酵液流速:80L/時間、単膜の電圧1.4Vで、脱塩した発酵液を真空条件下(0.095MPa)で80℃まで加熱し、15時間、過剰飽和するまで濃縮し、濃縮後の発酵液を25℃の水で35℃まで冷まし、更に0℃の水で3時間、10℃まで冷ます。5倍の無水エタノールを加え、1時間撹拌し、1500rpmで60分間遠心したのち、同じ体積の無水エタノールにて100rpm、2時間撹拌すると、純度95%のN−アセチル−D−グルコサミン結晶を得る。
(4)N−アセチル−D−グルコサミン酸化水解の手順は以下の通りである。
N−アセチル−D−グルコサミン結晶体混交物をガラス容器に入れ、水に溶かし、飽和溶液を生成する。濃度が16%になるまで37%濃塩酸を加え、90℃で90分間保温し、4℃まで冷ます。一晩置き、濾過した結晶体をエタノールで洗浄、真空乾燥させて測定を行うことで、98.5%のD−グルコサミン塩酸塩を得る。白色で、総収穫率は86%である。
実施例2:
(1)紫外線照射による突然変異誘導
1×10個/mlの枯草菌(Bacillus subtilis)NJ090259懸濁液10mlを採取し直径9cmの培養シャーレ内に置き、紫外線灯で20分間、あらかじめ加熱し、培養シャーレを磁力撹拌機の上に置き、培養シャーレを10W紫外線の真下30cm前後の場所におく。磁力撹拌機で撹拌しながら、150、200、250、300秒間照射する。菌液の変異誘導後、冷蔵庫にて1−2時間遮光安置し、変異誘導後の菌種を取り出し、スタート菌種とそれぞれをキチン培地プレート上に接種し、成長速度の速いものを選択し、キチン分解圏とコロニー直径の比較値がスタート菌より10%大きい、最大の突然変異体の酵素活性を測定する。
キチン培地:コロイダルキチン30g/L、硫酸アンモニウム2.0g/L、マグネシウム0.5g/L、リン酸二水素カリウム1.0g/L、塩化ナトリウム0.5g/L。
培養条件:pH6.5、培養温度32℃、培養時間5時間。
(2)N−アセチル−D−グルコサミンの生産
実施例1で述べた発酵培養方法に基づき、紫外線照射修飾枯草菌(Bacillus subtilis)NJ090259突然変異体を接種し、発酵培養試験を行い、HPLCで培養物上澄み液を分析する。結果:該当培養物を生産した培地には5.5g/LのN−アセチル−D−グルコサミンが含まれることが分かった。
(3)N−アセチル−D−グルコサミン発酵液の純化
培地を遠心して得た上澄み液を電気透析で脱塩し、濃室缶に発酵液を加え初期塩濃度を:0.01−0.05mol/Lとする。淡室発酵液流速:40−80L/時間、濃室発酵液流速:40−80L/時間、単膜の電圧0.5−1.4Vとし、脱塩した発酵液を真空条件下(0.095MPa)で50−80℃に加熱し、8−15時間過剰飽和するまで濃縮し、濃縮後発酵液を25℃の水で25−35℃まで冷まし、更に0℃の水で1−3時間、0−10℃まで冷ます。その後5倍の無水エタノールを加え、15分−1時間撹拌する。700−1500rpm、15−60分間遠心し、同じ体積の無水エタノールで10−100rpm、0.5−2時間撹拌すると、純度が94%のN−アセチル−D−グルコサミン結晶を得る。
(4)N−アセチル−D−グルコサミン酸化分解
N−アセチル−D−グルコサミン結晶混合物をガラス容器に入れ、水を加えて飽和溶液を生成する。濃塩酸37%を加えて濃度が12−16%になるように調整し、90℃で45−90分保温する。4℃まで冷却し、一晩置き、濾過した結晶体をエタノールで洗浄、真空乾燥させて測定を行うことで、98.0%のD−グルコサミン塩酸塩を得る。白色、総収穫率は85%だった。
実施例3:
(1)枯草菌(Bacillus subtilis)NJ090259紫外線誘導の突然異変体補料発酵試験
紫外線誘導した枯草菌(Bacillus subtilis)NJ090259の最大の突然異変体を平板培地上で活性化させた後、培地に接種し、18時間、30℃恒温振とう培養し、シード液とする。接種時は1:10の量で50mlの発酵培地に接種し、250mlバッフル付き三角フラスコに入れ、それぞれ24時間、36時間、48時間、60時間後に補料培地2.5mlを追加する。
発酵培地:コロイダルキチン10g/L、ブドウ糖10g/L、酵母ペースト3.0g/L、MgSO・7HO 0.6g/L、FeSO・7HO 0.01g/L、KHPO 0.4g/L、KHPO 0.6g/L、ZnSO 0.001g/L。
補料培地:コロイダルキチン100g/L、ブドウ糖100g/L、pH6.0。
培養条件:pH6.5、培養温度35℃、恒温振とう培養し、培養時間72時間。
発酵終了後、12000rpmで5分間遠心機に掛けて上澄み液を採取し、HPLCでN−アセチル−D−グルコサミンの含有量を測定する。
(2)N−アセチル−D−グルコサミンの生産
実施例1で述べた発酵培養方法に基づき、紫外線照射修飾した枯草菌(Bacillus subtilis)NJ090259突然変異体に対して、補料発酵試験を行い、HPLCを利用して培養物上澄み液を分析した結果:該当培養物による培地内には24.0g/Lの−アセチル−D−グルコサミンが含まれていた。
(3)N−アセチル−D−グルコサミン発酵液の純化
培地を遠心して得た上澄み液を、電気透析で脱塩し、濃室缶に発酵液を加え初期塩濃度を:0.01−0.05mol/L、淡室発酵液流速:40−80L/時間、濃室発酵液流速:40−80L/時間、単膜の電圧0.5−1.4V、脱塩した発酵液を真空条件下(0.095MPa)で50−80℃に加熱し、8−15時間過剰飽和するまで濃縮し、濃縮後の発酵液を25℃の水で25−35℃まで冷まし、更に0℃の水で1−3時間、0−10℃まで冷ます。5倍の無水エタノールを加え、15分−1時間、撹拌する。700−1500rpmで15−60分間遠心し、同じ体積の無水エタノールで10−100rpm、0.5−2時間撹拌すると、純度96%のN−アセチル−D−グルコサミン結晶を得る。
(4)N−アセチル−D−グルコサミン酸化水解
N−アセチル−D−グルコサミン結晶混合物を、ガラス容器に入れ、水を加えて、飽和溶液を生成する。濃塩酸(37%)を加え濃度を12−16%になるようにし、90℃で45−90分保温した後、4℃まで冷まして一晩寝かせ、濾過した結晶体をエタノールで洗浄、真空乾燥させて測定を行うことで、白色の98.7%のD−グルコサミン塩酸塩を得る。総収穫率86.5%だった。
実施例4:
(1)誘発剤による突然変異誘導
バシラス・リケニフォルミス(Bacillus lincheniformis)NJ091195を採取し、対数期の培養液まで活性培養し、遠心して上澄み液を除去し、細胞数が10個/mLの菌懸濁液を生成する。それぞれ0.5mlの400、600、800、1000μg/mLのN−メチル−N’−ニトロ−N−ニトロソグアニジンを試験管に加え、更に菌懸濁液を0.5ml、上記の各試験管に加える。混ぜ合わした後、すぐに30℃の水で30分保温し、(処理濃度はそれぞれ200、300、400、500μg/mL)希釈法で反応を止めたあと、暗所でキチン培地に希釈塗布し、37℃で5日間培養した後、成長速度の速いものを選び、キチン溶解圏とコロニー直径比較値がスタート菌より10%大きく、なおかつ最大の突然変異体の酵素活性を測定する。
(2)N−アセチル−D−グルコサミンの生産
実施例1の発酵培養方法に基づき、誘発剤で突然変異を誘発したバシラス・リケニフォルミス(Bacillus lincheniformis)NJ091195突然変異体を接種し、発酵培養試験を行う。HPLCで培養物上澄み液を検査した結果:該当培養物の培地には3.0g/LのN−アセチル−D−グルコサミンが含まれていることがわかった。
(3)N−アセチル−D−グルコサミン発酵液の純化
培地を遠心して得た上澄み液を電気透析で脱塩し、濃室缶に発酵液を加え初期塩濃度を:0.01−0.05mol/L、淡室発酵液流速:40−80L/時間、濃室発酵液流速:40−80L/時間、単膜の電圧0.5−1.4V、脱塩した発酵液を真空条件下(0.095MPa)で50−80℃に加熱し、8−15時間過剰飽和するまで濃縮し、濃縮後の発酵液先を25℃の水で25−35℃まで冷まし、更に0℃の水で1−3時間、0−10℃まで冷ます。5倍の無水エタノールを加え15分−1時間撹拌し、700−1500rpm、15−60分遠心し、同じ体積の無水エタノールで10−100rpm、0.5−2時間撹拌すると、純度97%のN−アセチル−D−グルコサミン結晶を得る。
(4)N−アセチル−D−グルコサミン酸化分解
N−アセチル−D−グルコサミン結晶混合物をガラス容器に入れ、水を加えて、飽和溶液を生成する。濃塩酸(37%)を加え濃度を12−16%に調整し、90℃で45−90分保温した後、4℃まで冷ます。一晩寝かせ濾過した結晶体をエタノールで洗浄、真空乾燥させて測定を行うことで、98.6%のD−グルコサミン塩酸塩の白色を得る。総収穫率は86.6%だった。
実施例5:
(1)バシラス・リケニフォルミス(Bacillus lincheniformis)NJ091195誘発剤で誘導した突然変異体の補料発酵試験
実施例4で、誘発剤で突然変異させたバシラス・リケニフォルミス(Bacillus lincheniformis)NJ091195の最大突然変異体を平板培地で活性化させ、活性化後採取し培地に接種し、30℃恒温振とう培養し18時間、シード液とする。接種時は1:10の量で50mlの発酵培地を加えた250mlバッフル付き三角フラスコ内で培養を進め、それぞれ24時間、36時間、48時間、60時間毎に補料培地2.5mlを加え、発酵終了後、12000rpmで5分間遠心機に掛けて上澄み液を採取し、HPLCを利用してN−アセチル−D−グルコサミンの含有量を測定する。
発酵培地:コロイダルキチン10g/L、ブドウ糖10g/L、酵母ペースト3.0g/L、MgSO・7HO 0.6g/L、FeSO・7HO 0.01g/L、KHPO 0.4g/L、KHPO 0.6g/L、ZnSO 0.001g/L。
補料培地:コロイダルキチン100g/L、ブドウ糖100g/L、pH6.0。
培養条件:pH6.5、培養温度35℃、培養時間72時間、恒温振とう培養。
(2)N−アセチル−D−グルコサミン的生産
実施例1で述べた発酵培養方法に基づき、紫外線照射修飾したバシラス・リケニフォルミス(Bacillus lincheniformis)NJ091195突然変異体に対して、補料発酵試験を実施しHPLCを用いて培養物の上澄み液を分析した結果、該当培養物の培地には19.0g/LのN−アセチル−D−グルコサミンが含まれていた。
(3)N−アセチル−D−グルコサミン発酵液の純化
培地を遠心して得た上澄み液を電気透析で脱塩し、濃室缶に発酵液を加え初期塩濃度を:0.01−0.05mol/L、淡室発酵液流速:40−80L/時間、濃室発酵液流速:40−80L/時間、単膜の電圧0.5−1.4V、脱塩した発酵液を真空条件下(0.095MPa)で50−80℃に加熱し、8−15時間過剰飽和するまで濃縮し、濃縮後の発酵液先を25℃の水で25−35℃まで冷まし、更に0℃の水で1−3時間、0−10℃まで冷ます。5倍無水エタノールを加え15分−1時間撹拌する。700−1500rpmで15−60分間遠心し、同じ体積の無水エタノールで10−100rpm、0.5−2時間撹拌すると、純度が97.9%のN−アセチル−D−グルコサミン結晶を得る。
(4)N−アセチル−D−グルコサミン酸化水解
N−アセチル−D−グルコサミン結晶混合物をガラス容器に入れ、水を加えて、飽和溶液を生成する。濃硫酸(37%)で濃度が12−16%になるよう調整し、90℃で45−90分保温した後、4℃まで冷ます。一晩寝かせ、濾過した結晶体をエタノールで洗浄、真空乾燥させて測定を行うことで、98.8%のD−グルコサミン塩酸塩、白色を得る。総収穫率は87%。
D−グルコサミン塩酸塩含有量HPLC測定条件:
機器と設備:島津LC−15C型液体クロマトグラフィー、測定器:可変波長紫外線測定器。クロマトグラフィックカラム:NHクロマトグラフィックカラム(4.6mm×15cm、5μm)、移動相:アセトニトリル−リン酸緩衝液(60:40)、流速:1.5ml/分、測定波超:195nm、カラム温:35℃、注入量:10μl。
一般細菌の細菌学的特徴は変化しやすく不安定なため、上記のN−アセチル−D−グルコサミンとD−グルコサミンを生産できる枯草菌NJ090259とバシラス・リケニフォルミスNJ091195に対して突然変異を誘発させた。誘発方法は既知の自然突然変異方法或いは一般的な人工突然変異方法で、例えば紫外線照射、X線照射或いは誘発剤(N−メチル−N’−ニトロ−N−ニトロソグアニジン)を使って細菌菌株の突然変異を誘発させた。どれも本発明に応用できる。
以上に述べたのは本発明の比較的良好な結果が得られた実施例だけで、本発明を制限するものではない。本発明の初心と原則に基づき、行った如何なる改訂、同等の代替、改新などは本発明の保護範囲に入るものとする。
(付記)
(付記1)
一種の微生物が発酵によってN−アセチル−D−グルコサミンとD−グルコサミンを生産する菌株であって、その特徴は保蔵日が2014年12月29日で中国微生物菌種保蔵委員会普通微生物センターに保蔵されている、保蔵番号がCGMCC10257である一種の枯草菌NJ090259菌株。
(付記2)
一種の微生物が発酵によってN−アセチル−D−グルコサミンを生産する方法であって、その特徴は、付記1に記載の枯草菌NJ090259菌株をスタート菌種とし、シード培養と最適化した培地の発酵によりN−アセチル−D−グルコサミンを生産することであり、以下の工程を含む方法。
(1)菌株スクリーニング、鑑定と培養
50単位の土壌サンプルを採取、希釈後フラットスクリーニングに塗布し、フラットスクリーニング培地を使用する。コロイダルキチン2.5g/L、リン酸水素二カリウム0.7g/L、リン酸二水素カリウム0.3g/L、マグネシウム0.5g/L、硫酸第一鉄0.01g/L、寒天20g/L、pH7.0、培養温度37℃、培養時間72時間で、培養を進め、単一コロニーを得て、コロニーを分離し、枯草菌を得て、これに対して振とう発酵培養を行い、発酵液のキチン酵素活性を測定し、酵素液が含むキチン酵素の活性に基づき菌株を選別する。
(2)発酵培養
培地上で活性化させた枯草菌NJ090259を採取し培地に接種し、恒温振とう培養し、シード液とし、発酵培地に接種し、恒温振とう培養し、遠心機に掛けて上澄み液を採取し、N−アセチル−D−グルコサミンの含有量を測定する。
平板培地:コロイダルキチン30g/L、硫酸アンモニウム2g/L、リン酸二水素カリウム1.0g/L、マグネシウム0.5g/L、塩化ナトリウム0.5g/L、寒天20g/L、pH6.5;
シード培地:ペプトン5.0g/L、牛肉ペースト5.0g/L、塩化ナトリウム5.0g/L、pH7.0−7.2;
発酵培地:コロイダルキチン10g/L、ブドウ糖10g/L、酵母ペースト3.0g/L、MgSO・7HO 0.6g/L、FeSO・7HO 0.01g/L、KHPO 0.4g/L、KHPO 0.6g/L、ZnSO 0.001g/L;
発酵条件:温度35℃、発酵時間18時間、開始pH6.5、接種量10%、容量50ml/250ml;
(3)N−アセチル−D−グルコサミン発酵液の純化
培地を遠心して得た上澄み液を、電気透析で脱塩し、脱塩した発酵液を真空加熱し、飽和するまで濃縮し、濃縮後の発酵液を冷まし、そして5倍の無水エタノールで、攪拌しながら遠心し、高純度のN−アセチル−D−グルコサミン結晶を得る。
(付記3)
一種の微生物が発酵によってD−グルコサミンを生産する方法であって、その特徴は、付記1に記載の枯草菌NJ090259菌株をスタート菌種として利用し、シード培養と最適化した培地の発酵によりD−グルコサミンを生産することであり、以下の工程を含む方法。
(1)菌株スクリーニング、鑑定と培養
50単位の土壌サンプルを採取、希釈後フラットスクリーニングに塗布し、フラットスクリーニング培地を使用する。コロイダルキチン2.5g/L、リン酸水素二カリウム0.7g/L、リン酸二水素カリウム0.3g/L、マグネシウム0.5g/L、硫酸第一鉄0.01g/L、寒天20g/L、pH7.0、培養温度37℃、培養時間72時間で、培養を進め、単一コロニーを得て、コロニーを分離し、枯草菌を得て、これに対して振とう発酵培養を行い、発酵液のキチン酵素活性を測定し、酵素液が含むキチン酵素の活性に基づき菌株を選別する。
(2)発酵培養
培地上で活性化させた枯草菌NJ090259を採取し培地に接種し、恒温振とう培養し、シード液とし、発酵培地に接種し、恒温振とう培養し、遠心機に掛けて上澄み液を採取し、N−アセチル−D−グルコサミンの含有量を測定する。
平板培地:コロイダルキチン30g/L、硫酸アンモニウム2g/L、リン酸二水素カリウム1.0g/L、マグネシウム0.5g/L、塩化ナトリウム0.5g/L、寒天20g/L、pH6.5;
シード培地:ペプトン5.0g/L、牛肉ペースト5.0g/L、塩化ナトリウム5.0g/L、pH7.0−7.2;
発酵培地:コロイダルキチン10g/L、ブドウ糖10g/L、酵母ペースト3.0g/L、MgSO・7HO 0.6g/L、FeSO・7HO 0.01g/L、KHPO 0.4g/L、KHPO 0.6g/L、ZnSO 0.001g/L;
発酵条件:温度35℃、発酵時間18時間、開始pH6.5、接種量10%、容量50ml/250ml;
(3)N−アセチル−D−グルコサミン発酵液の純化
培地を遠心して得た上澄み液を、電気透析で脱塩し、脱塩した発酵液を真空加熱し、飽和するまで濃縮し、濃縮後の発酵液を冷まし、そして5倍の無水エタノールで、攪拌しながら遠心し、高純度のN−アセチル−D−グルコサミン結晶を得る。
(4)N−アセチル−D−グルコサミン酸化水解
N−アセチル−D−グルコサミン結晶混交物を飽和水溶液にし、濃度が12−16%になるまで37%濃塩酸を加え、90℃で45−90分保温し、一晩冷却し、濾過して得た結晶体をエタノールで洗浄した後、真空乾燥させて測定を行うことで、高純度のD−グルコサミン塩酸塩を得る。
(付記4)
一種の微生物が発酵によってN−アセチル−D−グルコサミンとD−グルコサミンを生産する菌株であって、その特徴は、保蔵日が2014年12月29日で中国微生物菌種保蔵委員会普通微生物センターに保蔵されている、保蔵番号がCGMCC10258であるバシラス・リケニフォルミスNJ091195菌株。
(付記5)
一種の微生物が発酵によってN−アセチル−D−グルコサミンを生産する方法であって、その特徴は、付記4に記載のバシラス・リケニフォルミスNJ091195菌株をスタート菌種とし、シード培養と最適化した培地の発酵によりN−アセチル−D−グルコサミンを生産することであり、以下の工程を含む方法。
(1)菌株スクリーニング、鑑定と培養
50単位の土壌サンプルを採取、希釈後フラットスクリーニングに塗布し、フラットスクリーニング培地を使用する。コロイダルキチン2.5g/L、リン酸水素二カリウム0.7g/L、リン酸二水素カリウム0.3g/L、マグネシウム0.5g/L、硫酸第一鉄0.01g/L、寒天20g/L、pH7.0、培養温度37℃、培養時間72時間で、培養を進め、単一コロニーを得て、コロニーを分離し、バシラス・リケニフォルミスを得て、これに対して振とう発酵培養を行い、発酵液のキチン酵素活性を測定し、酵素液が含むキチン酵素の活性に基づき菌株を選別する。
(2)発酵培養
培地上で活性化させたバシラス・リケニフォルミスNJ091195を採取し培地に接種し、恒温振とう培養し、シード液とし、発酵培地に接種し、恒温振とう培養し、遠心機に掛けて上澄み液を採取し、N−アセチル−D−グルコサミンの含有量を測定する。
平板培地:コロイダルキチン30g/L、硫酸アンモニウム2g/L、リン酸二水素カリウム1.0g/L、マグネシウム0.5g/L、塩化ナトリウム0.5g/L、寒天20g/L、pH6.5;
シード培地:ペプトン5.0g/L、牛肉ペースト5.0g/L、塩化ナトリウム5.0g/L、pH7.0−7.2;
発酵培地:コロイダルキチン10g/L、ブドウ糖10g/L、酵母ペースト3.0g/L、MgSO・7HO 0.6g/L、FeSO・7HO 0.01g/L、KHPO 0.4g/L、KHPO 0.6g/L、ZnSO 0.001g/L;
発酵条件:温度35℃、発酵時間18時間、開始pH6.5、接種量10%、容量50ml/250ml;
(3)N−アセチル−D−グルコサミン発酵液の純化
培地を遠心して得た上澄み液を、電気透析で脱塩し、脱塩した発酵液を真空加熱し、飽和するまで濃縮し、濃縮後の発酵液を冷まし、そして5倍の無水エタノールで、攪拌しながら遠心し、高純度のN−アセチル−D−グルコサミン結晶を得る。
(付記6)
一種の微生物が発酵によってD−グルコサミンを生産する方法であって、その特徴として、付記4に記載のバシラス・リケニフォルミスNJ091195菌株をスタート菌種として利用し、シード培養と最適化した培地の発酵によりN−アセチル−D−グルコサミンを生産することであり、以下の工程を含む方法。
(1)菌株スクリーニング、鑑定と培養
50単位の土壌サンプルを採取、希釈後フラットスクリーニングに塗布し、フラットスクリーニング培地を使用する。コロイダルキチン2.5g/L、リン酸水素二カリウム0.7g/L、リン酸二水素カリウム0.3g/L、マグネシウム0.5g/L、硫酸第一鉄0.01g/L、寒天20g/L、pH7.0、培養温度37℃、培養時間72時間で、培養を進め、単一コロニーを得て、コロニーを分離し、バシラス・リケニフォルミスを得て、これに対して振とう発酵培養を行い、発酵液のキチン酵素活性を測定し、酵素液が含むキチン酵素の活性に基づき菌株を選別する。
(2)発酵培養
培地上で活性化させたバシラス・リケニフォルミスNJ091195を採取し培地に接種し、恒温振とう培養し、シード液とし、発酵培地に接種し、恒温振とう培養し、遠心機に掛けて上澄み液を採取し、N−アセチル−D−グルコサミンの含有量を測定する。
平板培地:コロイダルキチン30g/L、硫酸アンモニウム2g/L、リン酸二水素カリウム1.0g/L、マグネシウム0.5g/L、塩化ナトリウム0.5g/L、寒天20g/L、pH6.5;
シード培地:ペプトン5.0g/L、牛肉ペースト5.0g/L、塩化ナトリウム5.0g/L、pH7.0−7.2;
発酵培地:コロイダルキチン10g/L、ブドウ糖10g/L、酵母ペースト3.0g/L、MgSO・7HO 0.6g/L、FeSO・7HO 0.01g/L、KHPO 0.4g/L、KHPO 0.6g/L、ZnSO 0.001g/L;
発酵条件:温度35℃、発酵時間18時間、開始pH6.5、接種量10%、容量50ml/250ml;
(3)N−アセチル−D−グルコサミン発酵液の純化
培地を遠心して得た上澄み液を、電気透析で脱塩し、脱塩した発酵液を真空加熱し、飽和するまで濃縮し、濃縮後の発酵液を冷まし、そして5倍の無水エタノールで、攪拌しながら遠心し、高純度のN−アセチル−D−グルコサミン結晶を得る。
(4)N−アセチル−D−グルコサミン酸化水解
N−アセチル−D−グルコサミン結晶混合物を飽和溶液にし、37%の濃塩酸を加えて濃度が12−16%にし、90℃で45−90分保温し、一晩冷却し、濾過して得た結晶体をエタノールで洗浄した後、真空乾燥させて測定を行うことで、高純度のD−グルコサミン塩酸塩を得る。
(付記7)
前記培地のカーボン源とアンモニア源は以下の通り、前記カーボン源にはブドウ糖、アスペルギルス・ニガー粉末、トリコデルマ粉末、キクラゲ生産廃棄物、キノコ生産廃棄物、果糖、蔗糖、ガラクトース、デキストリン、グリセリン、澱粉、シロップと糖蜜の一種或いは数種が含まれ、前記アンモニア源にはアンモニア水、大豆粉末、麦芽、コーンシロップ、綿実粕、酵母ペースト、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、酢酸アンモニウム、硝酸ナトリウムと尿素の一種或いは数種が含まれることを特徴とする、付記2に記載の微生物の発酵によってN−アセチル−D−グルコサミンの生産方法。
(付記8)
前記培地のカーボン源とアンモニア源は以下の通り、前記カーボン源にはブドウ糖、アスペルギルス・ニガー粉末、トリコデルマ粉末、キクラゲ生産廃棄物、キノコ生産廃棄物、果糖、蔗糖、ガラクトース、デキストリン、グリセリン、澱粉、シロップと糖蜜の一種或いは数種が含まれ、前記アンモニア源にはアンモニア水、大豆粉末、麦芽、コーンシロップ、綿実粕、酵母ペースト、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、酢酸アンモニウム、硝酸ナトリウムと尿素の一種或いは数種が含まれることを特徴とする、付記3に記載の微生物の発酵によってD−グルコサミンを生産する方法。
(付記9)
前記培地のカーボン源とアンモニア源は以下の通り、前記カーボン源にはブドウ糖、アスペルギルス・ニガー粉末、トリコデルマ粉末、キクラゲ生産廃棄物、キノコ生産廃棄物、果糖、蔗糖、ガラクトース、デキストリン、グリセリン、澱粉、シロップと糖蜜の一種或いは数種が含まれ、前記アンモニア源にはアンモニア水、大豆粉末、麦芽、コーンシロップ、綿実粕、酵母ペースト、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、酢酸アンモニウム、硝酸ナトリウムと尿素の一種或いは数種が含まれることを特徴とする、付記5に記載の微生物の発酵によってN−アセチル−D−グルコサミンを生産する方法。
(付記10)
前記培地のカーボン源とアンモニア源は以下の通り、前記カーボン源にはブドウ糖、アスペルギルス・ニガー粉末、トリコデルマ粉末、キクラゲ生産廃棄物、キノコ生産廃棄物、果糖、蔗糖、ガラクトース、デキストリン、グリセリン、澱粉、シロップと糖蜜の一種或いは数種が含まれ、前記アンモニア源にはアンモニア水、大豆粉末、麦芽、コーンシロップ、綿実粕、酵母ペースト、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、酢酸アンモニウム、硝酸ナトリウムと尿素の一種或いは数種が含まれることを特徴とする、付記6に記載の微生物の発酵によってD−グルコサミンを生産する方法。

Claims (10)

  1. 一種の微生物が発酵によってN−アセチル−D−グルコサミンとD−グルコサミンを生産する菌株であって、その特徴は保蔵日が2014年12月29日で中国微生物菌種保蔵委員会普通微生物センターに保蔵されている、保蔵番号がCGMCC10257である一種の枯草菌NJ090259菌株。
  2. 一種の微生物が発酵によってN−アセチル−D−グルコサミンを生産する方法であって、その特徴は、請求項1に記載の枯草菌NJ090259菌株をスタート菌種とし、シード培養と最適化した培地の発酵によりN−アセチル−D−グルコサミンを生産することであり、以下の工程を含む方法。
    (1)菌株スクリーニング、鑑定と培養
    50単位の土壌サンプルを採取、希釈後フラットスクリーニングに塗布し、フラットスクリーニング培地を使用する。コロイダルキチン2.5g/L、リン酸水素二カリウム0.7g/L、リン酸二水素カリウム0.3g/L、マグネシウム0.5g/L、硫酸第一鉄0.01g/L、寒天20g/L、pH7.0、培養温度37℃、培養時間72時間で、培養を進め、単一コロニーを得て、コロニーを分離し、枯草菌を得て、これに対して振とう発酵培養を行い、発酵液のキチン酵素活性を測定し、酵素液が含むキチン酵素の活性に基づき菌株を選別する。
    (2)発酵培養
    培地上で活性化させた枯草菌NJ090259を採取し培地に接種し、恒温振とう培養し、シード液とし、発酵培地に接種し、恒温振とう培養し、遠心機に掛けて上澄み液を採取し、N−アセチル−D−グルコサミンの含有量を測定する。
    平板培地:コロイダルキチン30g/L、硫酸アンモニウム2g/L、リン酸二水素カリウム1.0g/L、マグネシウム0.5g/L、塩化ナトリウム0.5g/L、寒天20g/L、pH6.5;
    シード培地:ペプトン5.0g/L、牛肉ペースト5.0g/L、塩化ナトリウム5.0g/L、pH7.0−7.2;
    発酵培地:コロイダルキチン10g/L、ブドウ糖10g/L、酵母ペースト3.0g/L、MgSO・7HO 0.6g/L、FeSO・7HO 0.01g/L、KHPO 0.4g/L、KHPO 0.6g/L、ZnSO 0.001g/L;
    発酵条件:温度35℃、発酵時間18時間、開始pH6.5、接種量10%、容量50ml/250ml;
    (3)N−アセチル−D−グルコサミン発酵液の純化
    培地を遠心して得た上澄み液を、電気透析で脱塩し、脱塩した発酵液を真空加熱し、飽和するまで濃縮し、濃縮後の発酵液を冷まし、そして5倍の無水エタノールで、攪拌しながら遠心し、高純度のN−アセチル−D−グルコサミン結晶を得る。
  3. 一種の微生物が発酵によってD−グルコサミンを生産する方法であって、その特徴は、請求項1に記載の枯草菌NJ090259菌株をスタート菌種として利用し、シード培養と最適化した培地の発酵によりD−グルコサミンを生産することであり、以下の工程を含む方法。
    (1)菌株スクリーニング、鑑定と培養
    50単位の土壌サンプルを採取、希釈後フラットスクリーニングに塗布し、フラットスクリーニング培地を使用する。コロイダルキチン2.5g/L、リン酸水素二カリウム0.7g/L、リン酸二水素カリウム0.3g/L、マグネシウム0.5g/L、硫酸第一鉄0.01g/L、寒天20g/L、pH7.0、培養温度37℃、培養時間72時間で、培養を進め、単一コロニーを得て、コロニーを分離し、枯草菌を得て、これに対して振とう発酵培養を行い、発酵液のキチン酵素活性を測定し、酵素液が含むキチン酵素の活性に基づき菌株を選別する。
    (2)発酵培養
    培地上で活性化させた枯草菌NJ090259を採取し培地に接種し、恒温振とう培養し、シード液とし、発酵培地に接種し、恒温振とう培養し、遠心機に掛けて上澄み液を採取し、N−アセチル−D−グルコサミンの含有量を測定する。
    平板培地:コロイダルキチン30g/L、硫酸アンモニウム2g/L、リン酸二水素カリウム1.0g/L、マグネシウム0.5g/L、塩化ナトリウム0.5g/L、寒天20g/L、pH6.5;
    シード培地:ペプトン5.0g/L、牛肉ペースト5.0g/L、塩化ナトリウム5.0g/L、pH7.0−7.2;
    発酵培地:コロイダルキチン10g/L、ブドウ糖10g/L、酵母ペースト3.0g/L、MgSO・7HO 0.6g/L、FeSO・7HO 0.01g/L、KHPO 0.4g/L、KHPO 0.6g/L、ZnSO 0.001g/L;
    発酵条件:温度35℃、発酵時間18時間、開始pH6.5、接種量10%、容量50ml/250ml;
    (3)N−アセチル−D−グルコサミン発酵液の純化
    培地を遠心して得た上澄み液を、電気透析で脱塩し、脱塩した発酵液を真空加熱し、飽和するまで濃縮し、濃縮後の発酵液を冷まし、そして5倍の無水エタノールで、攪拌しながら遠心し、高純度のN−アセチル−D−グルコサミン結晶を得る。
    (4)N−アセチル−D−グルコサミン酸化水解
    N−アセチル−D−グルコサミン結晶混交物を飽和水溶液にし、濃度が12−16%になるまで37%濃塩酸を加え、90℃で45−90分保温し、一晩冷却し、濾過して得た結晶体をエタノールで洗浄した後、真空乾燥させて測定を行うことで、高純度のD−グルコサミン塩酸塩を得る。
  4. 一種の微生物が発酵によってN−アセチル−D−グルコサミンとD−グルコサミンを生産する菌株であって、その特徴は、保蔵日が2014年12月29日で中国微生物菌種保蔵委員会普通微生物センターに保蔵されている、保蔵番号がCGMCC10258であるバシラス・リケニフォルミスNJ091195菌株。
  5. 一種の微生物が発酵によってN−アセチル−D−グルコサミンを生産する方法であって、その特徴は、請求項4に記載のバシラス・リケニフォルミスNJ091195菌株をスタート菌種とし、シード培養と最適化した培地の発酵によりN−アセチル−D−グルコサミンを生産することであり、以下の工程を含む方法。
    (1)菌株スクリーニング、鑑定と培養
    50単位の土壌サンプルを採取、希釈後フラットスクリーニングに塗布し、フラットスクリーニング培地を使用する。コロイダルキチン2.5g/L、リン酸水素二カリウム0.7g/L、リン酸二水素カリウム0.3g/L、マグネシウム0.5g/L、硫酸第一鉄0.01g/L、寒天20g/L、pH7.0、培養温度37℃、培養時間72時間で、培養を進め、単一コロニーを得て、コロニーを分離し、バシラス・リケニフォルミスを得て、これに対して振とう発酵培養を行い、発酵液のキチン酵素活性を測定し、酵素液が含むキチン酵素の活性に基づき菌株を選別する。
    (2)発酵培養
    培地上で活性化させたバシラス・リケニフォルミスNJ091195を採取し培地に接種し、恒温振とう培養し、シード液とし、発酵培地に接種し、恒温振とう培養し、遠心機に掛けて上澄み液を採取し、N−アセチル−D−グルコサミンの含有量を測定する。
    平板培地:コロイダルキチン30g/L、硫酸アンモニウム2g/L、リン酸二水素カリウム1.0g/L、マグネシウム0.5g/L、塩化ナトリウム0.5g/L、寒天20g/L、pH6.5;
    シード培地:ペプトン5.0g/L、牛肉ペースト5.0g/L、塩化ナトリウム5.0g/L、pH7.0−7.2;
    発酵培地:コロイダルキチン10g/L、ブドウ糖10g/L、酵母ペースト3.0g/L、MgSO・7HO 0.6g/L、FeSO・7HO 0.01g/L、KHPO 0.4g/L、KHPO 0.6g/L、ZnSO 0.001g/L;
    発酵条件:温度35℃、発酵時間18時間、開始pH6.5、接種量10%、容量50ml/250ml;
    (3)N−アセチル−D−グルコサミン発酵液の純化
    培地を遠心して得た上澄み液を、電気透析で脱塩し、脱塩した発酵液を真空加熱し、飽和するまで濃縮し、濃縮後の発酵液を冷まし、そして5倍の無水エタノールで、攪拌しながら遠心し、高純度のN−アセチル−D−グルコサミン結晶を得る。
  6. 一種の微生物が発酵によってD−グルコサミンを生産する方法であって、その特徴として、請求項4に記載のバシラス・リケニフォルミスNJ091195菌株をスタート菌種として利用し、シード培養と最適化した培地の発酵によりN−アセチル−D−グルコサミンを生産することであり、以下の工程を含む方法。
    (1)菌株スクリーニング、鑑定と培養
    50単位の土壌サンプルを採取、希釈後フラットスクリーニングに塗布し、フラットスクリーニング培地を使用する。コロイダルキチン2.5g/L、リン酸水素二カリウム0.7g/L、リン酸二水素カリウム0.3g/L、マグネシウム0.5g/L、硫酸第一鉄0.01g/L、寒天20g/L、pH7.0、培養温度37℃、培養時間72時間で、培養を進め、単一コロニーを得て、コロニーを分離し、バシラス・リケニフォルミスを得て、これに対して振とう発酵培養を行い、発酵液のキチン酵素活性を測定し、酵素液が含むキチン酵素の活性に基づき菌株を選別する。
    (2)発酵培養
    培地上で活性化させたバシラス・リケニフォルミスNJ091195を採取し培地に接種し、恒温振とう培養し、シード液とし、発酵培地に接種し、恒温振とう培養し、遠心機に掛けて上澄み液を採取し、N−アセチル−D−グルコサミンの含有量を測定する。
    平板培地:コロイダルキチン30g/L、硫酸アンモニウム2g/L、リン酸二水素カリウム1.0g/L、マグネシウム0.5g/L、塩化ナトリウム0.5g/L、寒天20g/L、pH6.5;
    シード培地:ペプトン5.0g/L、牛肉ペースト5.0g/L、塩化ナトリウム5.0g/L、pH7.0−7.2;
    発酵培地:コロイダルキチン10g/L、ブドウ糖10g/L、酵母ペースト3.0g/L、MgSO・7HO 0.6g/L、FeSO・7HO 0.01g/L、KHPO 0.4g/L、KHPO 0.6g/L、ZnSO 0.001g/L;
    発酵条件:温度35℃、発酵時間18時間、開始pH6.5、接種量10%、容量50ml/250ml;
    (3)N−アセチル−D−グルコサミン発酵液の純化
    培地を遠心して得た上澄み液を、電気透析で脱塩し、脱塩した発酵液を真空加熱し、飽和するまで濃縮し、濃縮後の発酵液を冷まし、そして5倍の無水エタノールで、攪拌しながら遠心し、高純度のN−アセチル−D−グルコサミン結晶を得る。
    (4)N−アセチル−D−グルコサミン酸化水解
    N−アセチル−D−グルコサミン結晶混合物を飽和溶液にし、37%の濃塩酸を加えて濃度が12−16%にし、90℃で45−90分保温し、一晩冷却し、濾過して得た結晶体をエタノールで洗浄した後、真空乾燥させて測定を行うことで、高純度のD−グルコサミン塩酸塩を得る。
  7. 前記培地のカーボン源とアンモニア源は以下の通り、前記カーボン源にはブドウ糖、アスペルギルス・ニガー粉末、トリコデルマ粉末、キクラゲ生産廃棄物、キノコ生産廃棄物、果糖、蔗糖、ガラクトース、デキストリン、グリセリン、澱粉、シロップと糖蜜の一種或いは数種が含まれ、前記アンモニア源にはアンモニア水、大豆粉末、麦芽、コーンシロップ、綿実粕、酵母ペースト、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、酢酸アンモニウム、硝酸ナトリウムと尿素の一種或いは数種が含まれることを特徴とする、請求項2に記載の微生物の発酵によってN−アセチル−D−グルコサミンの生産方法。
  8. 前記培地のカーボン源とアンモニア源は以下の通り、前記カーボン源にはブドウ糖、アスペルギルス・ニガー粉末、トリコデルマ粉末、キクラゲ生産廃棄物、キノコ生産廃棄物、果糖、蔗糖、ガラクトース、デキストリン、グリセリン、澱粉、シロップと糖蜜の一種或いは数種が含まれ、前記アンモニア源にはアンモニア水、大豆粉末、麦芽、コーンシロップ、綿実粕、酵母ペースト、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、酢酸アンモニウム、硝酸ナトリウムと尿素の一種或いは数種が含まれることを特徴とする、請求項3に記載の微生物の発酵によってD−グルコサミンを生産する方法。
  9. 前記培地のカーボン源とアンモニア源は以下の通り、前記カーボン源にはブドウ糖、アスペルギルス・ニガー粉末、トリコデルマ粉末、キクラゲ生産廃棄物、キノコ生産廃棄物、果糖、蔗糖、ガラクトース、デキストリン、グリセリン、澱粉、シロップと糖蜜の一種或いは数種が含まれ、前記アンモニア源にはアンモニア水、大豆粉末、麦芽、コーンシロップ、綿実粕、酵母ペースト、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、酢酸アンモニウム、硝酸ナトリウムと尿素の一種或いは数種が含まれることを特徴とする、請求項5に記載の微生物の発酵によってN−アセチル−D−グルコサミンを生産する方法。
  10. 前記培地のカーボン源とアンモニア源は以下の通り、前記カーボン源にはブドウ糖、アスペルギルス・ニガー粉末、トリコデルマ粉末、キクラゲ生産廃棄物、キノコ生産廃棄物、果糖、蔗糖、ガラクトース、デキストリン、グリセリン、澱粉、シロップと糖蜜の一種或いは数種が含まれ、前記アンモニア源にはアンモニア水、大豆粉末、麦芽、コーンシロップ、綿実粕、酵母ペースト、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、酢酸アンモニウム、硝酸ナトリウムと尿素の一種或いは数種が含まれることを特徴とする、請求項6に記載の微生物の発酵によってD−グルコサミンを生産する方法。
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