JP6444357B2 - 舌圧測定方法 - Google Patents
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Description
特に高齢者は、十分食べられないと、栄養不良、体力および免疫力低下による感染症のおそれがある一方で、無理に食べると、嚥下障害による誤嚥性肺炎など生命危機状態に陥るおそれもある。
特に食べ物の咀嚼や飲み込みの際、舌の働きによって生じる舌の筋力の最大強さを測定することが、摂食・嚥下機能診断のためのスクリーニング検査の一つとなっている。
しかしながら、特許文献1〜3に記載の口腔内圧測定装置では、口腔内でバルーンが移動しやすく、バルーンを口腔内において安定して位置決めすることが難しい。このため、正確な舌圧の測定が困難となるおそれがある。
しかしながら、特許文献4に記載のマウスピースは、構造が複雑であり、高価となる。また、マウスピースを交換する際には、一対で交換しなければならないので交換作業が煩雑である。さらに、複雑な構造のマウスピースを被験者の口腔内に入れて測定をしなければならないため、被験者への負担が大きい。
したがって、簡易かつ安価な構成で、口腔内における適切な位置に安定して位置決めすることが可能な舌圧測定方法を提供することができる。
これにより、正確な舌圧の測定を行うことが可能となる。
また、被験者は、舌先が窪み部内に入っていることを触覚によって確実に知覚できるため、舌先が位置決め部としての窪み部に適切に当てられていることを容易に確認することができる。
なお、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を適宜省略する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る口腔内圧測定装置100を模式的に示す構成図である。図1に示すように、口腔内圧測定装置100は、舌圧測定用パッド1と、チューブ4と、本体部5と、通信端末6と、を備えている。
また、本実施形態では、口腔内圧測定装置100は、舌圧測定用パッド1に代えて使用可能な頬圧測定用パッド2(図3参照)および口唇圧測定用パッド3(図4参照)をさらに備えている。
図2に示すように、舌圧測定用パッド1は、舌圧測定用中空部11と、舌圧測定用接続部12と、を備えている。
図3に示すように、頬圧測定用パッド2は、頬圧測定用中空部21と、頬圧測定用接続部22と、翼部23と、を備えている。
図4に示すように、口唇圧測定用パッド3は、口唇圧測定用中空部31と、口唇圧測定用接続部32と、鍔部33と、を備えている。
図5に示すように、本体部5は、圧力電気変換手段52と、制御手段53と、操作手段54と、表示手段55と、記憶手段56と、通信手段57と、を有している。
なお、リセット処理は、口腔内圧測定用パッドを測定箇所に配置した時に自然にかかる圧力値を基準点(ゼロ点)とし、口腔内圧測定用パッドに加わった圧力のみを正確に測定するための機能(キャリブレーション機能)を有する。
図7に示すように、表示部61には、測定の開始を指示するための開始ボタン611、測定の終了を指示するための終了ボタン612、測定する口腔内圧の種類を指定するための口腔内圧種類指定チェックボックス613、口腔内圧をグラフで示すアナログ測定結果614、口腔内圧の現在値および最大値を示すデジタル測定結果615が表示される。ここで、開始ボタン611を押してから終了ボタン612を押すまでの口腔内圧の測定情報の時系列データや、最大値(ピーク値)等が記憶手段56に保存され得る。
まず、図1,2,7,8を参照して舌圧の測定方法について説明する。
図8は、舌圧を測定する様子を説明するための図である。
舌圧測定時には、本体部5に接続されたチューブ4の先端側に舌圧測定用パッド1が接続される。このとき、通信端末6の表示部61に表示される口腔内圧種類指定チェックボックス613において、「舌圧」のボックスにチェックが入れられる。この後、図8に示すように、舌圧測定用パッド1が口腔内に挿入され、舌圧測定用中空部11が舌101と口蓋102との間に配置された状態で、舌先が窪み部である位置決め部113に当てられる。これにより、舌圧測定用パッド1は適切な位置に安定して位置決めされる。そして、舌圧測定用中空部11を被験者が舌で押圧することによって、舌圧測定用パッド1からチューブ4を介して本体側接続部51に伝達された空気圧に基づいて、本体部5において舌圧が測定される。
図9は、頬圧を測定する様子を説明するための図である。
頬圧測定時には、本体部5に接続されたチューブ4の先端側に頬圧測定用パッド2が接続される。このとき、通信端末6の表示部61に表示される口腔内圧種類指定チェックボックス613において、「頬圧:左」または「頬圧:右」のボックスにチェックが入れられる。この後、図9に示すように、頬圧測定用パッド2が口腔内に挿入され、頬圧測定用中空部21が頬103と臼歯部歯列104との間に配置された状態で、翼部23が上臼歯と下臼歯との間で噛まれて挟持される。これにより、頬圧測定用パッド2は適切な位置に安定して位置決めされる。そして、頬圧測定用中空部21を被験者が頬103で押圧することによって、頬圧測定用パッド2からチューブ4を介して本体側接続部51に伝達された空気圧に基づいて、本体部5において頬圧が測定される。
図10は、口唇圧を測定する様子を説明するための図である。
口唇圧測定時には、本体部5に接続されたチューブ4の先端側に口唇圧測定用パッド3が接続される。このとき、通信端末6の表示部61に表示される口腔内圧種類指定チェックボックス613において、「口唇圧」のボックスにチェックが入れられる。この後、図10に示すように、口唇圧測定用パッド3が口腔内に挿入され、口唇圧測定用中空部31が上唇105と下唇106との間に配置された状態で、鍔部33が前歯107と唇105,106との間に位置されて挟持される。これにより、口唇圧測定用パッド3は適切な位置に安定して位置決めされる。そして、口唇圧測定用中空部31を被験者が上唇105と下唇106との間で押圧することによって、口唇圧測定用パッド3からチューブ4を介して本体側接続部51に伝達された空気圧に基づいて、本体部5において口唇圧が測定される。
したがって、簡易かつ安価な構成で、口腔内における適切な位置に安定して位置決めすることが可能な舌圧測定用パッド1を提供することができる。
これにより、正確な舌圧の測定を行うことが可能となる。
頬圧測定時には、頬圧測定用パッド2が口腔内に挿入され、頬圧測定用中空部21が頬と臼歯部歯列との間に配置された状態で、翼部23が上臼歯と下臼歯との間に位置されて噛まれて挟持される。このため、簡易かつ安価な構成で、口腔内における適切な位置に安定して位置決めすることが可能な頬圧測定用パッド2を提供できる。そして、頬圧測定用中空部21を被験者が頬で押圧することによって、本体側接続部51に伝達された空気圧から、本体部5において頬圧を正確に測定することができる。
口唇圧測定時には、口唇圧測定用パッド3が口腔内に挿入され、口唇圧測定用中空部31が上唇と下唇との間に配置された状態で、鍔部33が前歯と唇との間に位置されて挟持される。このため、簡易かつ安価な構成で、口腔内における適切な位置に安定して位置決めすることが可能な口唇圧測定用パッド3を提供できる。そして、口唇圧測定用中空部31を被験者が上唇と下唇との間で押圧することによって、本体側接続部51に伝達された空気圧から、本体部5において口唇圧を正確に測定することができる。
次に、本発明の第2実施形態について、前記した第1実施形態と相違する点を中心に説明し、共通する点の説明を適宜省略する。
図11は、本発明の第2実施形態に係る本体部5aの外観図である。図12は、本体部5aの構成を示すブロック図である。
11 舌圧測定用中空部
111 空間
112 下面
113 位置決め部
12 舌圧測定用接続部
2 頬圧測定用パッド(口腔内圧測定用パッド)
21 頬圧測定用中空部
211 空間
212 側面
22 頬圧測定用接続部
23 翼部
3 口唇圧測定用パッド(口腔内圧測定用パッド)
31 口唇圧測定用中空部
311 空間
32 口唇圧測定用接続部
33 鍔部
4 チューブ
5,5a 本体部
51 本体側接続部
52 圧力電気変換手段
53 制御手段
534 換算手段
54,54a 操作手段
55 表示手段
56 記憶手段
57 通信手段
6 通信端末
61 表示部
100 口腔内圧測定装置
101 舌
102 口蓋
103 頬
104 臼歯部歯列
105 上唇
106 下唇
107 前歯
Claims (3)
- 舌圧測定用パッドを用いて舌の口蓋への押付け力である舌圧を測定する舌圧測定方法であって、
前記舌圧測定用パッドは、
内部に空間を有する舌圧測定用中空部と、
前記舌圧測定用中空部に連設され該舌圧測定用中空部の内部と連通する管状の舌圧測定用接続部と、を備え、
前記舌圧測定用中空部の下面の中央部に、前記舌圧測定用中空部の内部に向けてへこんだ窪み部である位置決め部が設けられており、
前記舌圧測定用中空部が舌と口蓋との間に配置された状態で、前記位置決め部に舌先が当てられることによって前記舌圧測定用中空部を口腔内で位置決めして舌圧の測定を行うことを特徴とする舌圧測定方法。 - 前記舌圧測定用パッドの前記舌圧測定用接続部は、チューブと着脱可能に接続されており、
前記チューブにおける基端側の端部は、本体部に設けられた本体側接続部と着脱可能に接続されており、
前記本体部は、前記本体側接続部に伝達された空気圧から舌圧を測定することを特徴とする請求項1に記載の舌圧測定方法。 - 前記本体部は、
前記本体側接続部に伝達された空気圧を検出し、該空気圧を電気信号に変換する圧力電気変換手段と、
該圧力電気変換手段から得られた電気信号を測定情報として処理する制御手段と、を有し、
前記本体部は、さらに、測定結果を表示手段に表示すること、および前記制御手段から得られた測定情報を通信端末に送受信することの少なくとも一方を行うことを特徴とする請求項2に記載の舌圧測定方法。
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