JP6444144B2 - 保冷箱 - Google Patents

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Description

本発明は、被保冷物を収容して保冷する保冷箱に関し、特に、収容された被保冷物を取り出しやすくする技術に関する。
従来、定温での保管が好ましい食料品等においては、工場内での運搬時や、店舗への配送時等に、断熱性を有する保冷箱に収容されて保冷されながら運搬することが行われている。
特許文献1には、内側の面に断熱パネルが配置されてなる折り畳み式保冷保温ボックスが開示されている。この折り畳み式保冷保温ボックスは、天面、底面及び2つの側面が折り畳み可能となっていることで、利用しない時にはコンパクトに折り畳んで保管することができる。また、手前側の側面の上部半分と天面とが開放可能に構成されており、それにより、その側面の上部半分や天面、あるいはその両方を開放することで、被保冷物を収容したり、内部に収容された被保冷物を取り出したりすることができる。
特許第3896448号公報
特許文献1に開示されたものは、天面や側面が開放可能となっており、これら天面や側面を開放することで、内部に収容された被保冷物を取り出すことになるため、奥の方に収容された被保冷物を取り出すためには、天面と側面のうち少なくとも天面を開放する必要がある。
そのため、天面の上に他の収容ボックス等が載置されている場合、載置された収容ボックス等を天面から降ろさないと天面を開放することができず、奥の方に収容された被保冷物を容易に取り出すことができないという問題点がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、収容された被保冷物を容易に取り出すことができる保冷箱を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
被保冷物が収容される内装ケースと、
断熱材からなり、1つの側面が開閉自在に構成されて当該側面から前記内装ケースを収容及び引き出し可能な外装箱とを有し、
前記外装箱は、一端が前記1つの側面に隣接する側面に固定されるとともに他端が前記1つの側面に固定され、前記1つの側面が当該外装箱の底面と平行な状態までしか開かないようにする支え紐を有し、
前記内装ケースは、上方が開放されるとともに、前記外装箱に収容された状態から引き出される際に引き出し側となる側壁の高さが、他の側壁よりも低い。
上記のように構成された本発明においては、被保冷物が収容された内装ケースが、断熱材からなり、1つの側面が開閉自在に構成された外装箱にその1つの側面から収容されることにより、被保冷物が収容されて保冷される。その後、内装ケースを外装箱から引き出して、収容された被保冷物を取り出すことができる。この際、内装ケースの上方が開放していることにより、内装ケースが外装箱から引き出された状態とすることで、内装ケースの奥の方に収容された被保冷物も容易に取り出すことができる。
また、内装ケースが、保冷剤を収容可能な保冷剤収容部を有するものにおいては、保冷剤収容部に保冷剤を収容しておけば、外装箱の内側の面に保冷剤が取り付けられているか否かに関わらず、被保冷物を保冷剤の温度に応じた所望の温度で保冷することができるとともに、内装ケースを外装箱から引き出した後も、被保冷物を保冷剤によって保冷することができる。また、外装箱の内側の面に保冷剤が取り付けられている場合と比べても、保冷剤が被保冷物の近くに配置されることとなり、保冷剤による保冷効果が向上する。
本発明においては、被保冷物が収容された内装ケースが、1つの側面が開閉自在に構成された外装箱にその1つの側面から収容されることにより、被保冷物が収容されて保冷され、その後、内装ケースが外装箱から引き出されて、収容された被保冷物が取り出されることになるため、内装ケースの奥の方に収容された被保冷物も容易に取り出すことができる。
また、内装ケースが、保冷剤を収容可能な保冷剤収容部を有するものにおいては、保冷剤収容部に保冷剤を収容しておけば、外装箱の内側の面に保冷剤が取り付けられているか否かに関わらず、被保冷物を保冷剤の温度に応じた所望の温度で保冷することができるとともに、内装ケースを外装箱から引き出した後も、被保冷物を保冷することができる。また、外装箱の内側の面に保冷剤が取り付けられている場合と比べても、保冷剤が被保冷物の近くに配置されることとなり、保冷剤による保冷効果を向上させることができる。
本発明の保冷箱を構成する外装箱の実施の一形態を示す図であり、(a)は開閉自在に構成された側面を閉じた状態の外観斜視図、(b)は開閉自在に構成された側面を開いた状態の外観斜視図である。 本発明の保冷箱を構成する内装ケースの実施の一形態を示す図であり、(a)は被保冷物が収容される収容領域に断熱シートが被せられた状態の外観斜視図、(b)は断熱シートを捲った状態の外観斜視図である。 図2に示した内装ケースへの被保冷物の収容方法を説明するための外観斜視図である。 被保冷物となる物品が収容された内装ケースを外装箱に収容する方法を説明するための外観斜視図である。 内装ケースと外装箱からなる保冷箱に収容された物品の取り出し方法の一例を説明するための外観斜視図である。 内装ケースと外装箱からなる保冷箱に収容された物品の取り出し方法の他の例を説明するための外観斜視図である。 本発明の保冷箱を構成する外装箱の他の実施の形態を示す外観斜視図である。 本発明の保冷箱を構成する外装箱の他の実施の形態を示す図であり、(a)は上側となって積層された外装箱の天面と下側となって積層された外装箱の側面を閉じた状態を示す外観斜視図、(b)は2つの外装箱を分離した状態を示す外観斜視図、(c)は上側となって積層された外装箱の天面と下側となって積層された外装箱の側面を開いた状態を示す外観斜視図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の保冷箱を構成する外装箱の実施の一形態を示す図であり、(a)は開閉自在に構成された側面13aを閉じた状態の外観斜視図、(b)は開閉自在に構成された側面13aを開いた状態の外観斜視図である。図2は、本発明の保冷箱を構成する内装ケースの実施の一形態を示す図であり、(a)は被保冷物が収容される収容領域に断熱シート33が被せられた状態の外観斜視図、(b)は断熱シート33を捲った状態の外観斜視図である。
本形態における外装箱10は図1に示すように、天面11、底面12及び4つの側面13a〜13dによって構成される直方体からなり、4つの側面13a〜13dのうち、1つの側面13aが開閉自在に構成されている。天面11、底面12及び4つの側面13a〜13dのそれぞれは、アルミ蒸着シートの内側に断熱材21,22,23a〜23dが貼り付けられて構成されており、それにより、外装箱10は断熱材から構成されている。
開閉自在に構成された側面13aは、底面12との連接辺を軸として開閉自在となっており、一端が側面13b,13cにそれぞれ固定された支え紐16a,16bの他端が固定されることで、底面12と平行な状態までしか開かないようになっている。また、底面12との連接辺とは反対側の辺に沿う領域に、紐等で構成された取っ手15が取り付けられており、この取っ手15を掴んで側面13aを開くことができるようになっている。また、側面13aは、閉じられた場合に天面11及び側面13b,13c間に嵌まり込む状態となるが、底面12との連接辺に直交する方向の長さが、側面13b〜13dの同方向の長さよりも若干短いことにより、側面13aの上端辺と天面11との間に隙間17が生じることになる。
本形態における内装ケース30は図1に示した外装箱10に収容可能なものであって、図2に示すように、四角形からなる底面31の4つの端辺上のそれぞれに側壁32a〜32dが起立し、上方が開放されて構成されている。底面31は、外装箱10の、天面11、底面12及び側面13a〜13dで囲まれた収容領域の底面よりも一回り小さな形状となっている。また、4つの側壁32a〜32dのうち3つの側壁32b〜32dの高さは、外装箱10の、天面11、底面12及び側面13a〜13dで囲まれた収容領域の高さよりも若干低いものとなっており、側壁32aの高さは、側壁32b〜32dの高さの1/5程度となっている。
側壁32aには、貫通孔からなる2つの取っ手42aが設けられているとともに、この2つの取っ手42a間に、内装ケース30内の温度を表示する温度表示部34が取り付けられている。温度表示部34は、内装ケース30内に取り付けられた温度センサー(不図示)にて測定された内装ケース30内の温度を表示するものである。
側壁32b〜32dのそれぞれには、上端辺に沿う領域に貫通孔からなる取っ手42b〜42dが設けられているとともに、内側となる面に保冷剤収容部となる収容ポケット35が取り付けられている。収容ポケット35は、例えば可撓性を有するポリエステルのシートからなり、側壁32b〜32dのそれぞれに3個ずつ取り付けられている。
側壁32dには、取っ手42dよりも上端辺側に断熱シート33が固着されている。断熱シート33は、例えばアルミ等の断熱性を有するものからなり、その幅は側壁32dの幅と同等であり、その長さが側壁13b,13cの幅と高さとを加えたものと同等となっている。
以下に、上記のように構成された外装箱10と内装ケース30とからなる保冷箱の使用方法について説明する。
まず、図2に示した内装ケース30への被保冷物の収容方法について説明する。
図3は、図2に示した内装ケース30への被保冷物の収容方法を説明するための外観斜視図である。
上記のように構成された外装箱10と内装ケース30とからなる保冷箱に被保冷物を収容する場合は、まず、内装ケース30に被保冷物を収容することになる。
図2に示した内装ケース30は、底面31及び側壁32a〜32dで囲まれた領域が、被保冷物が収容される収容領域となり、上方が開放されているため、図3(a)に示すように断熱シート33を捲り上げ、底面31及び側壁32a〜32dで囲まれた領域に、開放した上方から被保冷物となる物品50を収容する。断熱シート33は、その一端が側壁32dに固着されており、捲り上げることができる。
底面31及び側壁32a〜32dで囲まれた領域に物品50を収容した後、図3(b)に示すように、物品50上に断熱シート33を被せることになる。断熱シート33は、上述したように、その幅が側壁32dの幅と同等であり、その長さが側壁13b,13cの幅と高さとを加えたものと同等となっているため、底面31及び側壁32a〜32dで囲まれた領域に収容された全ての物品50を覆うことができる。
このようにして、図2に示した内装ケース30に被保冷物となる物品50を収容することになる。なお、物品50を内装ケース30に収容する前、あるいは物品50を内装ケース30に収容した後であって物品50に断熱シート33を被せる前に、収容ポケット35に、所望の温度に保冷した保冷剤を収容することにより、その後、内装ケース30が外装箱10に収容された場合に、外装箱10の内側の面に保冷剤が取り付けられているか否かに関わらず、物品50を所望の温度に保冷することができる。また、外装箱10の内側の面に保冷剤が取り付けられている場合と比べても、保冷剤が物品50の近くに配置されることとなり、保冷剤による保冷効果を向上させることができる。
次に、上記のようにして被保冷物となる物品50が収容された内装ケース30を外装箱10に収容する方法について説明する。
図4は、被保冷物となる物品50が収容された内装ケース30を外装箱10に収容する方法を説明するための外観斜視図である。
被保冷物となる物品50が収容された内装ケース30を外装箱10に収容する場合は、まず、外装箱10の側面13aを開く。この際、側面13aには上述したように紐等で構成された取っ手15が取り付けられているため、この取っ手15を掴んで側面13aを開くことができる。ここで、外装箱10上に他の収容ボックス等が載置されている場合、外装箱10の天面11が撓り、側面13aが開きにくくなってしまう虞れがあるが、上述したように、側面13aの上端辺と天面11との間に隙間17が生じているため、外装箱10の天面11が多少撓った場合でも、側面13aが開きにくくなってしまうことが回避される。なお、外装箱10上に他の収容ボックス等を載置しない場合は、上記のように側面13aの上端辺と天面11との間に隙間17を生じさせておく必要がないため、側面13aの底面12との連接辺に直交する方向の長さを、側面13b〜13dの同方向の長さと同等とするとよい。
そして、図4に示すように、側面13aが開いた面から、側壁32aが手前側となるように内装ケース30を外装箱10に収容する。
その後、側面13aを閉じることにより、被保冷物となる物品50が収容された内装ケース30が外装箱10に収容された状態となる。このように外装箱10は内装ケース30を収容可能な構成となっている。この際、上述したように内装ケース30の底面31が、外装箱10の、天面11、底面12及び側面13a〜13dで囲まれた収容領域の底面よりも一回り小さな形状となっており、また、内装ケース30の側壁32a〜32dが、この底面31の4つの端辺上のそれぞれに起立して設けられているため、内装ケース30が外装箱10に収容された状態においては、内装ケース30の側壁32a〜32dがそれぞれ外装箱10の側面13a〜13dに近接して沿うような状態となる。また、内装ケース30の3つの側壁32b〜32dの高さが、外装箱10の、天面11、底面12及び側面13a〜13dで囲まれた収容領域の高さよりも若干低いものとなっていることにより、内装ケース30が外装箱10に収容された状態においては、内装ケース30の側壁32b〜32dの上端辺がそれぞれ外装箱10の天面11に近接した状態となる。
このようにして、被保冷物となる物品50が収容された内装ケース30が外装箱10に収容された状態、すなわち、内装ケース30と外装箱10からなる保冷箱に物品50が収容された状態において、物品50が保冷されながら搬送あるいは保管されることになる。そして、物品50が収容された内装ケース30が外装箱10に収容された状態においては、物品50が、内装ケース30、断熱シート33及び外装箱10によって囲まれたものとなることにより、物品50が外気の温度の影響を受けにくくなる。
次に、上記のように保冷箱に収容された物品50の取り出し方法について説明する。
図5は、内装ケース30と外装箱10からなる保冷箱に収容された物品50の取り出し方法の一例を説明するための外観斜視図である。
上記のようにして、内装ケース30と外装箱10からなる保冷箱に収容された物品50を取り出す場合は、まず、外装箱10の側面13aを開く。この際、側面13aには上述したように紐等で構成された取っ手15が取り付けられているため、この取っ手15を掴んで側面13aを開くことができる。また、外装箱10上に他の収容ボックス等が載置されている場合、外装箱10の天面11が撓り、側面13aが開きにくくなってしまう虞れがあるが、上述したように、側面13aの上端辺と天面11との間に隙間17が生じているため、外装箱10の天面11が多少撓った場合でも、側面13aが開きにくくなってしまうことが回避される。
次に、図5(a)に示すように、取っ手42aを掴み、内装ケース30を外装箱10から引き出す。すなわち、内装ケース30の側壁32aは、内装ケース30が外装箱10に収容された状態から引き出される際に引き出し側となるものであって、内装ケース30は外装箱10に引き出し可能に収容されていることになる。また、内装ケース30においては、側壁32aの高さが他の側壁32b〜32dよりも低いことから、この高さの違いを利用して、側壁32aを取っ手の代わりに使用することで、内装ケース30を外装箱10から引き出しやすくなっている。
内装ケース30を外装箱10から引き出す際、側面13aが、支え紐16a,16bによって底面12と平行な状態までしか開かないようになっていることにより、内装ケース30を手前にスライドさせながら外装箱10から引き出し、そのまま側面13a上に載置された状態とすることができる。なお、側面13aの大きさを内装ケース30の底面31よりも大きくすれば、その後、内装ケース30から物品50を取り出す作業を行う際に、側面13aを作業台として利用することができる。このように外装箱10は、外装箱10に収容された内装ケース30を引き出し可能な構成となっている。
内装ケース30を外装箱10から引き出した後、内装ケース30の上方が開放されていることから、図5(b)に示すように断熱シート33を捲り上げることで、内装ケース30に収容された物品50を取り出すことができる。この際、内装ケース30の上方が開放していることにより、上記のように内装ケース30が外装箱10から引き出された状態とすることで、内装ケース30の奥の方に収容された物品50も容易に取り出すことができる。
また、内装ケース30に設けられた収容ポケット35に、所望の温度に保冷した保冷剤を収容した状態で、断熱シート33を物品50に被せておくことにより、内装ケース30が外装箱10から引き出された状態でも、物品50を所望の温度に保冷することができる。
図6は、内装ケース30と外装箱10からなる保冷箱に収容された物品50の取り出し方法の他の例を説明するための外観斜視図である。
上記のように構成された保冷箱においては、外装箱10から内装ケース30を引き出し、その状態にて内装ケース30から物品5を取り出すための十分なスペースを確保できない場合は、図6に示すように、内装ケース30が外装箱10に収容された状態にて断熱シート33を捲り上げる。すると、内装ケース30が、上方が開放されるとともに、外装箱10に収容された状態から引き出される際に引き出し側となる側壁32aの高さが、他の側壁32b〜32dの高さの1/5程度となっていることから、内装ケース30に収容された物品50を側壁32a側から取り出すことができる。なお、側壁32aの高さは、側壁32b〜32dの高さよりも低ければよいが、内装ケース30が外装箱10に収容された状態にて側壁32a側から物品50を容易に取り出すためには、側壁32b〜32dの1/2以下であることが好ましい。
なお、本形態においては、側壁32b〜32dのそれぞれの内側となる面に収容ポケット35が取り付けられているが、収容ポケット35は、側壁32b〜32dのそれぞれの外側となる面に取り付けられていてもよい。その場合、内装ケース30に収容された物品50と保冷剤との間に側壁32b〜32dが介在することになるため、物品50が冷えすぎてしまうことや、物品50に結露が生じてしまうことを回避できる。また、収容ポケット35は、側壁32b〜32dに限らず、その大きさを適宜設定することにより、側壁32aや底面31に取り付けてもよい。
(他の実施の形態)
図7は、本発明の保冷箱を構成する外装箱の他の実施の形態を示す外観斜視図であり、開閉自在に構成された側面13aを開いた状態を示す。
図7に示すように、図2に示した内装ケース30に取り付けられたものと同様の保冷剤を収容するための収容ポケット135を外装箱110の側面13a〜13dのうち、開閉自在な側面13a以外の側面13b〜13dの内側の面に取り付けてもよい。
このように構成された外装箱110を用いれば、内装ケース30の内側の面に保冷剤が取り付けられていない場合に、外装箱110に内装ケースが収容された状態では、内装ケースに収容された被保冷物と保冷剤との間に内装ケースが介在することになるため、被保冷物が冷えすぎてしまうことや、被保冷物に結露が生じてしまうことを回避できる。すなわち、内装ケースは、被保冷物が冷えすぎてしまうことや、被保冷物に結露が生じてしまうことを回避することにも役立つものである。
図8は、本発明の保冷箱を構成する外装箱の他の実施の形態を示す図であり、(a)は上側となって積層された外装箱260の天面261と下側となって積層された外装箱10の側面13aを閉じた状態を示す外観斜視図、(b)は2つの外装箱10,260を分離した状態を示す外観斜視図、(c)は上側となって積層された外装箱260の天面261と下側となって積層された外装箱10の側面13aを開いた状態を示す外観斜視図である。
本形態は図8に示すように、図1に示した外装箱10上に外装箱260が積層された二段構造のものとなっている。
外装箱10上に積層される外装箱260は、天面261、底面262及び4つの側面263a〜263dによって構成される直方体からなり、天面261が開閉自在に構成されている。
天面261及び底面262は、外装箱10の天面11及び底面12と同一形状を有しており、それにより、外装箱10上に外装箱260が積層された場合に、1つの直方体を構成する。
天面261は、側面263dとの連接辺を軸として開閉自在となっているとともに、側面263dとの連接辺とは反対側の辺に沿う領域に、紐等で構成された取っ手265が取り付けられており、この取っ手265を掴んで天面261を開くことができるようになっている。
上記のように構成された2つの外装箱10,260を用いた保冷箱においては、2つの外装箱10,260を有することから、例えば、外装箱10に上記同様に、保冷が必要な物品50が収容された内装ケース30を収容し、外装箱260に保冷が不要な物品を収容する等、保管の温度帯が異なる物品を収容することができる。
また、外装箱10上に外装箱260が積層されていることにより、外装箱10の天面11が撓り、側面13aが開きにくくなってしまう虞れがあるが、上述したように、側面13aの上端辺と天面11との間に隙間17が生じているため、外装箱10の天面11が多少撓った場合でも、側面13aが開きにくくなってしまうことが回避される。
なお、上述した実施の形態においては、外装箱10の側面13a〜13dのうち開閉自在に構成された側面13aが、底面12との連接辺を軸として開閉自在となっているが、側面13b,13cとの連接辺をそれぞれ軸として観音開きに開閉自在なものや、側面13b,13cのいずれか一方や天面11との連接辺を軸として開閉自在なものや、スライド式に開閉自在なもの等、開閉自在な構造としては様々なものを用いることができる。
10,110,260 外装箱
11,261 天面
12,31,262 底面
13a〜13d,263a〜263d 側面
15,42a〜42d,265 取っ手
16a,16b 支え紐
17 隙間
21,22,23a〜23d 断熱材
30 内装ケース
32a〜32d 側壁
33 断熱シート
34 温度表示部
35,135 収容ポケット
50 物品

Claims (2)

  1. 被保冷物が収容される内装ケースと、
    断熱材からなり、1つの側面が開閉自在に構成されて当該側面から前記内装ケースを収容及び引き出し可能な外装箱とを有し、
    前記外装箱は、一端が前記1つの側面に隣接する側面に固定されるとともに他端が前記1つの側面に固定され、前記1つの側面が当該外装箱の底面と平行な状態までしか開かないようにする支え紐を有し、
    前記内装ケースは、上方が開放されるとともに、前記外装箱に収容された状態から引き出される際に引き出し側となる側壁の高さが、他の側壁よりも低い保冷箱。
  2. 請求項1に記載の保冷箱において、
    前記内装ケースは、保冷剤を収容可能な保冷剤収容部を有する保冷箱。
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