JP6443902B1 - ガスメーター - Google Patents
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Abstract
Description
図1及び図2を用いて、本実施の形態のガスメーター1の外観を説明する。図1はガスメーター1の正面図を示しており、図2はガスメーター1の上面図(平面図)を示している。図1及び図2に示すように、ガスメーター1の正面には、計測したガスの流量の積算値等を表示する表示手段41(LCD等)、異常検出によって遮断弁34にてガスを遮断した状態からの復帰を行う復帰ボタン42等が設けられている。ガスメーター1は、略矩形の箱状であり、ガスが流入するガス流入口11と、ガスが流出するガス流出口12とが、同一方向に配置されて、筒状の略U字型の流路(図4参照)を備えた流路部材10が、一体成形品で形成されており、当該流路部材10は、ガスメーター1の外観において、上面と右側面と左側面を有している。そして流路部材10の正面側に正面パネル部材40が取り付けられている。また、ガスメーター1の下方には、ガスメーター1内に浸入した水等の液体を溜めるタンクユニット60が取り付けられている。尚、ガスは、例えば、都市ガス、LPガス等である。
次に、図3〜図6を用いてガスメーター1の構造について説明する。図3はガスメーター1の分解斜視図を示している。また、図4は図2におけるIV−IV断面図(電源パック32等は省略)の例を示しており、図5は図4におけるV−V断面図の例を示しており、図6は図4におけるVI−VI断面図の例を示している。
U=(L/2cosθ)((1/T1)−(1/T2)) (式1)
次に図3を用いて、ガスメーター1の組み付け手順について説明する。まず、流路部材10を、ガス流入口11及びガス流出口12が上面となるように配置し、流路部材10の底面の開口部に、計測管22及び超音波伝播手段23A、23Bを組み付けたタンク上部62を下方から組み付け、タンク上部62の下面にタンク本体63を組み付けて、流路部材10の底面の開口部を密封する(蓋をする)。
次に図7〜図9を用いて、タンク上部62とタンク本体63とで構成されたタンク部61の構造の詳細について説明する。図7はタンク部61の斜視図を示しており、図8は図7におけるVIII−VIII断面図を示し、図9はタンク本体63の平面図(上面図)を示している。なお、タンク内空間61K内に溜められる液体は、例えば水である。図4に示すように、ガス流入口11からガスメーター1内に浸入した液体(例えば水)は、ガス導入流路10A、流入側バッファ空間10B、連通孔62Bを経由してタンク部61のタンク内空間61K内に溜められる。そしてタンク内空間61Kに溜められた液体は、日々の蒸発によって徐々に減少していく。
図8に示すように、凍結遅延構造の例1では、タンク部61における連通孔62Bよりもガス流出口12(図4参照)の側(X軸方向の側)の少なくとも一部が、連通孔62Bからの距離に応じてタンク内空間61Kの底部61Bが高くなるように、底部61Bには角度θ1の傾斜が設けられた底部形状(凍結遅延構造に相当)とされている。なお、図8に示す例では、底部61Bが徐々に高くなる例を示しているが、段階的に高くなるように構成してもよい。これにより、タンク内空間61K内(タンク部61内)に溜められた液体の深さは、連通孔62Bの下方の深さD1が最も深く、連通孔62Bよりもガス流出口12(図4参照)の側の少なくとも一部が、連通孔62Bからの距離に応じて深さD2は浅くなる。従って、金属で形成されたタンク本体63及びタンク上部62が外気にて冷却されて、タンク内空間61K内の液体が凍結する場合、連通孔62Bから最も離れた、液体の深さが最も浅い位置から凍結が始まり、液体の深さが最も深い連通孔62Bの周囲は、ほぼ最後に凍結する。従って、タンク内空間61K内の液体が、体積を膨張させながら凍結を進めていった場合、体積がタンク内空間61Kの容積よりも大きくなっても、連通孔62Bから液体をあふれ出させながら凍結していくので、タンク部61の破損を防止することができる。従って、タンク部内の液体が凍結した場合であっても安全であり、かつガス流量の計測の精度への影響をより抑制することができる。なお、この凍結遅延構造の例1では、連通孔62Bは必須であるが、タンク蓋部62Aがタンク上部62と別体とされていることは必須ではない。
図9に示すように、凍結遅延構造の例2では、タンク部61における連通孔62Bよりもガス流出口12(図4参照)の側(X軸方向の側)の少なくとも一部が、連通孔62Bからの距離に応じてタンク内空間61Kの横幅が狭くなるような横幅形状(凍結遅延構造に相当)とされている。なお、図9に示す例では、連通孔62Bに近い領域A1では段階的に横幅が狭くなり、連通孔62Bから遠い領域A2では横幅が徐々に狭くなる例を示している。これにより、タンク内空間61K内(タンク部61内)に溜められた液体の横幅は、連通孔62Bの位置の横幅W1が最も広く、連通孔62Bよりもガス流出口12(図4参照)の側の少なくとも一部が、連通孔62Bからの距離に応じて横幅W2は狭くなる。従って、金属で形成されたタンク本体63及びタンク上部62が外気にて冷却されて、タンク内空間61K内の液体が凍結する場合、連通孔62Bから最も離れた、液体の横幅が最も狭い位置から凍結が始まり、液体の横幅が最も広い連通孔62Bの周囲は、ほぼ最後に凍結する。従って、タンク内空間61K内の液体が、体積を膨張させながら凍結を進めていった場合、体積がタンク内空間61Kの容積よりも大きくなっても、連通孔62Bから液体をあふれ出させながら凍結していくので、タンク部61の破損を防止することができる。従って、タンク部内の液体が凍結した場合であっても安全であり、かつガス流量の計測の精度への影響をより抑制することができる。なお、この凍結遅延構造の例2では、連通孔62Bは必須であるが、タンク蓋部62Aがタンク上部62と別体とされていることは必須ではない。
凍結遅延構造の例2では、タンク蓋部62Aが、タンク部61を形成している金属よりも熱伝導率が低い材質(例えば樹脂)にて形成されたタンク蓋部62A(凍結遅延構造に相当)とされている。タンク蓋部62Aが、タンク部61を形成している金属よりも熱伝導率が低い材質で形成されていることで、金属で形成されたタンク部61が外気にて冷却されて、タンク内空間61K内の液体が凍結する場合、タンク蓋部62Aの周囲(すなわち連通孔62Bの周囲)の液体を、ほぼ最後に凍結させることができる。従って、タンク内空間61K内の液体が、体積を膨張させながら凍結を進めていった場合、体積がタンク内空間61Kの容積よりも大きくなっても、連通孔62Bから液体をあふれ出させながら凍結していくので、タンク部61の破損を防止することができる。従って、タンク部内の液体が凍結した場合であっても安全であり、かつガス流量の計測の精度への影響をより抑制することができる。なお、この凍結遅延構造の例3では、連通孔62Bは必須であり、タンク蓋部62Aがタンク上部62と別体とされていることも必須である。
10 流路部材
10A ガス導入流路
10B 流入側バッファ空間
10C ガス計測流路
10D 流出側バッファ空間
10E ガス導出流路
11 ガス流入口
12 ガス流出口
22 計測管
23A、23B 超音波伝播手段
24 整流板
25 導通路
31 圧力センサ
32 電源パック
33 制御基板
33A 制御手段
34 遮断弁
40 正面パネル部材
41 表示手段
42 復帰ボタン
50 背面パネル部材
60 タンクユニット
61 タンク部
61B 底部
61K タンク内空間
62 タンク上部
62A タンク蓋部
62B 連通孔
62M 流入側バッファ接触面
63 タンク本体
64 タンクカバー
K 空間部
D1、D2 深さ
W1、W2 横幅
Claims (4)
- ガスが流入するガス流入口と、
流量が計測されたガスが流出されるガス流出口と、
筒状形状を有して前記ガス流入口及び前記ガス流出口よりも下方に配置されて前記ガス流入口から流入したガスの流量を計測するための計測管と、
前記計測管内に流れるガスの流量を計測する制御手段と、
を有するガスメーターであって、
前記ガス流入口から前記計測管の流入口へとガスを導くように下方に向かって延びるガス導入流路と、
前記計測管の流出口から前記ガス流出口へとガスを導くように上方に向かって延びるガス導出流路と、
前記ガス導入流路の下端部において前記計測管の前記流入口の周囲に前記ガス導入流路よりも膨らむように形成された空間である流入側バッファ空間と、
を有し、
前記計測管の下方となる前記ガスメーターの下端には、前記ガス流入口から浸入した液体を溜めるタンク部が取り付けられ、前記タンク部の一部は前記流入側バッファ空間の下方に配置されて前記流入側バッファ空間と接しており、
前記タンク部における前記流入側バッファ空間と接している面である流入側バッファ接触面には、前記タンク部の内部の空間であるタンク内空間と、前記流入側バッファ空間と、を連通する連通孔が設けられており、
前記タンク部は、前記タンク内空間に溜められた液体が凍結する際に前記連通孔の周囲の凍結を遅らせる凍結遅延構造を有している、
ガスメーター。 - 請求項1に記載のガスメーターであって、
前記凍結遅延構造は、
前記タンク部における前記連通孔よりも前記ガス流出口の側の少なくとも一部が、前記連通孔からの距離に応じて前記タンク内空間の底部が高くなるように形成された底部形状、あるいは、前記タンク部における前記連通孔よりも前記ガス流出口の側の少なくとも一部が、前記連通孔からの距離に応じて前記タンク内空間の横幅が狭くなるように形成された横幅形状、の少なくとも一方の形状である、
ガスメーター。 - 請求項1または2に記載のガスメーターであって、
前記タンク部は金属で形成されており、
前記流入側バッファ接触面の少なくとも一部は、前記タンク部を形成している前記金属とは異なる材質にて形成されたタンク蓋部とされており、当該タンク蓋部には前記連通孔が設けられており、
前記凍結遅延構造は、
前記タンク部を形成している前記金属よりも熱伝導率が低い材質にて形成された前記タンク蓋部である、
ガスメーター。 - 請求項3に記載のガスメーターであって、
前記タンク蓋部は、前記タンク部を形成している前記金属よりも強度が低い材質、あるいは弾性体、にて形成されている、
ガスメーター。
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JPS6167520U (ja) * | 1984-10-05 | 1986-05-09 | ||
JP2009186430A (ja) * | 2008-02-08 | 2009-08-20 | Toyo Gas Meter Kk | ガスメータ |
JP2017096718A (ja) * | 2015-11-20 | 2017-06-01 | 愛知時計電機株式会社 | 超音波流量計 |
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JP2021021601A (ja) * | 2019-07-25 | 2021-02-18 | 愛知時計電機株式会社 | ガスメータ |
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