JP6441508B2 - 超伝導フラッタコイル及び非磁性補強を有する等時性サイクロトロン - Google Patents
超伝導フラッタコイル及び非磁性補強を有する等時性サイクロトロン Download PDFInfo
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Description
以下の文章においては、等時性イオン加速の文脈において使用される以下の変数が参照される場合がある。
Bz=中央加速面26に直交する磁界
E0=イオンの残りの質量エネルギー
f=磁気フラッタ磁極先端部によって提供される磁気フラッタ
frms=フラッタ磁界の二乗平均
Fz=中央加速面26に直交する磁力
m=イオンの質量
m0=イオンの残りの質量
n=磁界指数パラメータであり、等時性サイクロトロンにおいては、
である。
p=イオンの運動量
q=イオンの電荷
r=中心軸28からの半径
t=時間
T=加速されたイオンの運動エネルギー
V0=固定された加速電圧
Ve=電極電圧
α=イオンの運動量圧縮(運動量が半径の関数として変化する方式)
γ(r)=半径の関数としての加速に伴う粒子−質量利得の相対論的因子
ζ=螺旋エッジ角度
θ=中心軸28を中心としたイオンの角度座標
vz=中央加速面26に直交する加速されたイオンの発振周波数
vr=加速されたイオンの半径方向発振周波数
τ=加速されたイオンの回転の周期
sinφ=イオンが加速ギャップ(=ωt−θ)を横断した際の正弦波電圧
ω=イオンの角速度
N=磁極当たりの同一の角度的な磁気フラッタセクタの数である等時性サイクロトロンセクタ数。
本明細書において記述されているサイクロトロン及び方法が適用されうる1つの重要な用途は、癌患者に提供される陽子治療法を目的としたものである。
図1〜図3及び図6〜図12には、様々な観点から、且つ、断面を介して、等時性サイクロトロン85の実施形態が示されている。図3及び図8〜図10に示されているように、等時性サイクロトロン85は、超伝導プライマリコイル30及び32と、磁極のペア12及び14並びにリターンヨーク22を含む磁気ヨーク10と、(例えば、2の螺旋定数を有するアルキメデス螺旋の経路を辿るエッジを有する)複数の超伝導螺旋形状フラッタコイル21を含むベースプレート13と、フラッタコイル21を取り囲む非磁性外部補強構造62と、フラッタコイル21内部の内部補強構造60と、を含む。ヨーク10は、イオン加速のために中央加速面26が通過するビームチャンバ24の少なくとも一部分を収容している。磁極12及び14は、中央加速面26に跨って、近似的な鏡面対称性を有し、且つ、リターンヨーク22により、磁気ヨーク10の周囲において結合されている。中心軸28の周りのヨーク10内の切り抜き部96は、サイクロトロン85内における等時性イオン加速に必要とされる磁界プロファイル用の磁界成形を提供している。
中心軸を中心として実質的に対称である少なくとも2つの超伝導プライマリコイルであって、中央加速面の反対側において位置する超伝導プライマリコイルと、
超伝導プライマリコイルを取り囲み、且つ、ビームチャンバの少なくとも一部分を収容する磁気ヨークであって、中央加速面は、ビームチャンバを通じて延在している、磁気ヨークと、
中央加速面のそれぞれの側部における複数の超伝導フラッタコイルであって、それぞれの超伝導フラッタコイル又はフラットコイルのペアは、中央加速面のそれぞれの側部においてセクタ磁極先端部の間に谷を有するセクタ磁極先端部として機能し、且つ、セクタ磁極先端部は、中央加速面に跨って谷を分離する非磁性ギャップよりも狭いギャップにより、中央加速面に跨って半径方向において分離されている、超伝導フラッタコイルと、
超伝導フラッタコイルの位置決めを維持するように、フラッタコイルの間の谷を充填する非磁性外部補強構造と、
超伝導フラッタコイルの内部において取り付けられた内部補強構造と、
超伝導プライマリコイル、超伝導フラッタコイル、及び磁気ヨークと熱結合された少なくとも1つの極低温冷凍機と、
を有する等時性サイクロトロン。
等時性サイクロトロンを利用するステップであって、等時性サイクロトロンは、
a)中心軸を中心として実質的に対称的である少なくとも2つの超伝導プライマリコイルであって、中央加速面の反対側において位置する超伝導プライマリコイルと、
b)超伝導プライマリコイルを取り囲み、且つ、ビームチャンバの少なくとも一部分を収容する磁気ヨークであって、中央加速面は、ビームチャンバを通じて延在している、磁気ヨークと、
c)中央加速面のそれぞれの側部における複数の超伝導フラッタコイルであって、それぞれの超伝導フラッタコイル又はフラッタコイルのペアは、中央加速面のそれぞれの側部においてセクタ磁極先端部の間に谷を有するセクタ磁極先端部として機能し、且つ、セクタ磁極先端部は、中央加速面に跨って谷を分離する非磁性ギャップよりも狭いギャップにより、中央加速面に跨って半径方向において分離されている、超伝導フラッタコイルと、
d)超伝導フラッタコイルの位置決めを維持するように、谷を充填する外部補強構造と、
e)フラッタコイルの内部において取り付けられた内部補強構造と、
f)超伝導コイル及び磁気ヨークと熱結合された極低温冷凍機と、
g)高周波電圧供給源と結合され、且つ、ビームチャンバ内において取り付けられた複数の電極と、
を有する、ステップと、
内径において中央加速面内にイオンを導入するステップと、
中央加速面に跨って膨張する軌道において固定された周波数においてイオンを加速するべく、高周波電圧供給源から電極に電流を提供するステップと、
超伝導プライマリコイル及び超伝導フラッタコイルを極低温冷凍機によって冷却するステップであって、超伝導プライマリ及びフラッタコイルは、その超伝導遷移温度を上回らない温度に冷却される、ステップと、
超伝導プライマリコイルから、且つ、磁気ヨークから、中央加速面内において半径方向において増大する磁界を生成する超伝導電流を超伝導プライマリコイル内において生成するべく、冷却された超伝導プライマリコイルに電圧を提供するステップと、
超伝導フラッタコイル内において超伝導電流を生成するべく、冷却された超伝導フラッタコイルに電圧を提供するステップと、
ビームチャンバから、外径において、加速されたイオンを抽出するステップと、
を有する方法。
Claims (28)
- 等時性サイクロトロンにおいて、
中心軸を中心として実質的に対称である少なくとも2つの超伝導プライマリコイルであって、中央加速面の反対側において位置する超伝導プライマリコイルと、
前記超伝導プライマリコイルを取り囲み、且つ、ビームチャンバの少なくとも一部分を収容する磁気ヨークであって、前記中央加速面は、前記ビームチャンバを通じて延在している、磁気ヨークと、
前記中央加速面のそれぞれの側部における複数の超伝導フラッタコイルであって、それぞれの超伝導フラッタコイル又は超伝導フラッタコイルのペアは、前記中央加速面のそれぞれの側部においてセクタ磁極先端部の間に谷を有する前記セクタ磁極先端部として機能し、且つ、前記セクタ磁極先端部は、前記中央加速面に跨って前記谷を分離する非磁性ギャップよりも狭いギャップにより、前記中央加速面に跨って分離されている、超伝導フラッタコイルと、
前記超伝導フラッタコイルの位置決めを維持するように、前記超伝導フラッタコイルの間の前記谷を充填する非磁性外部補強構造と、
前記超伝導フラッタコイルの内部において取り付けられた内部補強構造と、
前記超伝導プライマリコイル、前記超伝導フラッタコイル、及び前記磁気ヨークとの間において熱結合された少なくとも1つの極低温冷凍機と、
を有することを特徴とする等時性サイクロトロン。 - 請求項1に記載の等時性サイクロトロンにおいて、前記非磁性外部補強構造は、アルミニウムを有することを特徴とする等時性サイクロトロン。
- 請求項1に記載の等時性サイクロトロンにおいて、第1低温維持装置は、前記超伝導プライマリコイルのうちの第1のもの、前記超伝導フラッタコイルのうちの第1のもの、及び第1非磁性外部補強構造を収容しており、且つ、第2低温維持装置は、前記超伝導プライマリコイルのうちの第2のもの、前記超伝導フラッタコイルのうちの第2のもの、及び第2の非磁性外部補強構造を収容していることを特徴とする等時性サイクロトロン。
- 請求項3に記載の等時性サイクロトロンにおいて、前記極低温冷凍機が熱結合された前記1つ又は複数のプライマリコイルから前記極低温冷凍機を分離し、且つ、前記極低温冷凍機が除去された場合に、前記低温維持装置内において真空を維持するように構成された一体型の保守ブーツ組立体を更に有することを特徴とする等時性サイクロトロン。
- 請求項1に記載の等時性サイクロトロンにおいて、前記非磁性外部補強構造は、電極ディーに対する電流リードが通過しうる複数のアパーチャを定義していることを特徴とする等時性サイクロトロン。
- 請求項1に記載の等時性サイクロトロンにおいて、前記超伝導フラッタコイルは、前記中央加速面に対して平行なプレーン内において螺旋形状を有することを特徴とする等時性サイクロトロン。
- 請求項1に記載の等時性サイクロトロンにおいて、前記内部補強構造は、温度の減少に伴って前記超伝導フラッタコイルよりも少なく収縮し、且つ、前記超伝導フラッタコイルは、温度の減少に伴って前記非磁性外部補強構造よりも少なく収縮することを特徴とする等時性サイクロトロン。
- 請求項1に記載の等時性サイクロトロンにおいて、ギャップが、200〜300Kの温度において、前記超伝導フラッタコイルのうちのそれぞれの超伝導フラッタコイルの内側表面とその個々の内部補強構造の間において、且つ、前記超伝導フラッタコイルのうちのそれぞれの超伝導フラッタコイルの外側表面と前記非磁性外部補強構造の間において、存在していることを特徴とする等時性サイクロトロン。
- 請求項1に記載の等時性サイクロトロンにおいて、前記内部補強構造は、銅及びステンレス鋼から選択された少なくとも1つの金属を有することを特徴とする等時性サイクロトロン。
- 請求項1に記載の等時性サイクロトロンにおいて、前記超伝導フラッタコイルは、前記中心軸を中心とした3セクタ構成のみを有することを特徴とする等時性サイクロトロン。
- 請求項10に記載の等時性サイクロトロンにおいて、3又は6個の超伝導フラッタコイルのみが前記等時性サイクロトロンに含まれていることを特徴とする等時性サイクロトロン。
- 請求項1に記載の等時性サイクロトロンにおいて、前記超伝導フラッタコイルは、前記中心軸を中心とした4セクタ以上の構成を有することを特徴とする等時性サイクロトロン。
- 請求項1に記載の等時性サイクロトロンにおいて、前記等時性サイクロトロンは、35トン未満の質量を有することを特徴とする等時性サイクロトロン。
- 請求項1に記載の等時性サイクロトロンにおいて、それぞれの極低温冷凍機は、ヘッドを含み、且つ、前記1つ又は複数のプライマリコイルとの間におけるそれぞれの極低温冷凍機の結合は、前記磁気ヨークを超えた前記中央加速面からの距離においてそれぞれの極低温冷凍機の前記ヘッドを配置するように方向付け及び構成されていることを特徴とする等時性サイクロトロン。
- 請求項1に記載の等時性サイクロトロンにおいて、前記等時性サイクロトロンは、3つ又は4つの超伝導フラッタコイルを含み、且つ、それぞれの超伝導フラッタコイルは、セクタ磁極先端部として機能することを特徴とする等時性サイクロトロン。
- 請求項1に記載の等時性サイクロトロンにおいて、前記等時性サイクロトロンは、6又は8個の超伝導フラッタコイルを含み、且つ、超伝導フラッタコイルのそれぞれのペアは、セクタ磁極先端部として機能し、且つ、前記超伝導フラッタコイルは、前記超伝導フラッタコイルのそれぞれのペアの個々の超伝導フラッタコイル内において交互に変化する電流の流れ方向を生成するように、電圧供給源と結合されていることを特徴とする等時性サイクロトロン。
- 等時性イオン加速用の方法において、
等時性サイクロトロンを利用するステップであって、前記等時性サイクロトロンは、
a)中心軸を中心として実質的に対称的である少なくとも2つの超伝導プライマリコイルであって、中央加速面の反対側に位置する超伝導プライマリコイルと、
b)前記超伝導プライマリコイルを取り囲み、且つ、ビームチャンバの少なくとも一部分を収容する磁気ヨークであって、前記中央加速面は、前記ビームチャンバを通じて延在している、磁気ヨークと、
c)前記中央加速面のそれぞれの側部における複数の超伝導フラッタコイルであって、それぞれの超伝導フラッタコイル又は超伝導フラッタコイルのペアは、前記中央加速面のそれぞれの側部においてセクタ磁極先端部の間に谷を有する前記セクタ磁極先端部として機能し、且つ、前記セクタ磁極先端部は、前記中央加速面に跨って前記谷を分離する非磁気ギャップよりも狭いギャップにより、前記中央加速面に跨って分離されている、超伝導フラッタコイルと、
d)前記超伝導フラッタコイルの位置決めを維持するように、前記谷を充填する外部補強構造と、
e)前記超伝導フラッタコイルの内部において取り付けられた内部補強構造と、
f)前記超伝導プライマリ及びフラッタコイル並びに前記磁気ヨークと熱結合された少なくとも1つの極低温冷凍機と、
g)高周波電圧供給源と結合され、且つ、前記ビームチャンバ内において取り付けられた複数の電極と、
を有する、ステップと、
前記中心軸に対する内周において前記中央加速面内にイオンを導入するステップと、
前記中央加速面に跨って膨張する軌道において固定された周波数において前記イオンを加速するべく、前記高周波電圧供給源から前記電極に電圧を提供するステップと、
前記極低温冷凍機により、前記超伝導プライマリコイル及び前記超伝導フラッタコイルを冷却するステップであって、前記超伝導プライマリ及びフラッタコイルは、その超伝導遷移温度を上回らない温度に冷却される、ステップと、
前記超伝導コイルから、且つ、前記磁気ヨークから、前記中央加速面内において外側方向に増大する磁界を生成する超伝導電流を前記超伝導プライマリコイル内において生成するべく、電圧を前記冷却された超伝導プライマリコイルに提供するステップと、
前記超伝導フラッタコイル内において超伝導電流を生成するべく、前記冷却された超伝導フラッタコイルに電圧を提供するステップと、
前記中心軸に対する外周において、ビームチャンバから、前記加速されたイオンを抽出するステップと、
を有することを特徴とする方法。 - 請求項17に記載の方法において、加速されたイオンは、10〜250MeVのエネルギーに到達することを特徴とする方法。
- 請求項17に記載の方法において、前記磁気ヨークは、前記イオンが加速されるのに伴って、200K超の温度において維持されることを特徴とする方法。
- 請求項17に記載の方法において、前記等時性サイクロトロンは、超伝導フラッタコイルと同数の電極を含み、且つ、前記電極は、前記中心軸を中心として前記超伝導フラッタコイルの間において所定の角度において位置決めされていることを特徴とする方法。
- 請求項17に記載の方法において、人間の患者内部の腫瘍に向かって、前記抽出されたイオンを導くステップを更に有することを特徴とする方法。
- 請求項21に記載の方法において、抽出されたイオンのビームは、ペンシルビーム走査を介して前記腫瘍に跨って走査されることを特徴とする方法。
- 請求項22に記載の方法において、前記ペンシルビーム走査プロセスは、10秒以下において完了されることを特徴とする方法。
- 請求項22に記載の方法において、前記ペンシルビーム走査プロセスは、5秒以下において完了されることを特徴とする方法。
- 請求項17に記載の方法において、前記イオンは、外部電子サイクロトロン共振イオン供給源から前記イオンを注入することにより、前記中央加速面内に導入されることを特徴とする方法。
- 請求項17に記載の方法において、前記抽出されたイオンは、少なくとも220MeVのエネルギーを有する陽子であることを特徴とする方法。
- 請求項17に記載の方法において、前記等時性サイクロトロンは、3.5T超の中心磁界を前記中央加速面内において生成することを特徴とする方法。
- 請求項17に記載の方法において、前記等時性サイクロトロンは、6又は8個の超伝導フラッタコイルを含み、且つ、超伝導フラッタコイルのそれぞれのペアは、セクタ磁極先端部として機能し、且つ、前記超伝導フラッタコイルに提供される前記電圧は、前記それぞれのペアの個々の超伝導フラッタコイル内において交互に変化する電流の流れ方向を生成することを特徴とする方法。
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