JP6441469B2 - モータ駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動対象物をサーボモータで駆動するモータ駆動装置に関する発明である。
例えば、部品実装機においては、特許文献1(特開2013−135049号公報)に記載されているように、吸着ノズルを昇降させる駆動源としてサーボモータを用いたり、或は、複数の吸着ノズルを保持する回転型の実装ヘッドのR軸、Q軸(θ軸)、Z軸を駆動する駆動源としてサーボモータが用いられる等、部品実装機の様々な駆動機構の駆動源としてサーボモータが用いられている。一般に、サーボモータは、その回転をエンコーダで検出し、サーボアンプで、エンコーダの検出情報を指令値と比較してサーボモータの回転をフィードバック制御するようにしている。
また、近年、特許文献2(国際公開2014/033900号公報)に記載されているように、部品実装機のヘッド移動装置に、R軸、Q軸、Z軸を個別に駆動する3つの駆動機構を備えた回転型の実装ヘッドを交換可能に取り付けるようにしたものがある。
特開2013−135049号公報 国際公開2014/033900号公報 特開2005−348475号公報
ところで、部品実装機の電源をオンしたまま実装ヘッドを交換すると、サーボアンプとエンコーダとの間の通信が遮断されるため、異常と判断してエンコーダアラームが発生してしまう。このエンコーダアラームを解除するには、サーボアンプ及びエンコーダの制御電源を一旦オフして再起動する必要がある。
しかし、制御電源をオフしてしまうと、サーボアンプのアンプコントロール部への制御電源の供給も遮断されてしまうため、制御電源をオンした後に、部品実装機の制御装置とアンプコントロール部との間で通信を確立し直す必要がある。その結果、エンコーダアラームを解除して部品実装機が生産を開始できる状態に復帰するまでには時間がかかってしまう。
そのため、現状では、実装ヘッドの交換時にエンコーダアラームが発生しないように、作業者がサーボアンプ及びエンコーダの制御電源をオフしてから、実装ヘッドを交換するようにしているが、この場合も、実装ヘッドの交換完了後に作業者が制御電源をオンして、部品実装機の制御装置とアンプコントロール部との間で通信を確立し直す必要があり、やはり部品実装機が生産を開始できる状態に復帰するまでに時間がかかってしまい、段取り替え時間が長くなってしまう。
この様な課題は、部品実装機に限らず、サーボモータを含むモータユニットを交換可能な様々な装置についての共通の課題である。
尚、特許文献3(特開2005−348475号公報)には、エンコーダ(電動機用センサー)の誤動作から復帰する技術が記載されているが、この特許文献3の技術でも、上述したモータユニット交換時の課題を解決できない。
上記課題を解決するために、本発明は、駆動対象物の駆動源となるサーボモータと、前記サーボモータの回転を検出するエンコーダと、前記エンコーダの検出情報に基づいて前記サーボモータの回転をフィードバック制御するサーボアンプと、前記サーボアンプの動作を制御するアンプコントロール部と、前記アンプコントロール部との間で通信する上位装置コントロール部とを備え、前記サーボアンプを介して前記アンプコントロール部及び前記エンコーダに制御電源を供給すると共に、前記サーボアンプを介して前記サーボモータに動力電源を供給するモータ駆動装置において、前記サーボモータ及び前記エンコーダを含むモータユニットは、前記サーボアンプ及び前記アンプコントロール部を含むアンプユニットに対して交換可能に取り付けられ、前記モータユニットの交換時に前記エンコーダへの前記制御電源の供給を遮断して前記アンプコントロール部への前記制御電源の供給を維持する制御電源スイッチ手段と、前記モータユニットの交換時に前記アンプコントロール部に前記エンコーダの検出情報を無視させるエンコーダ検出情報無視手段とを備えた構成としたものである。
この構成では、モータユニットの交換時に制御電源スイッチ手段によりエンコーダへの制御電源の供給を遮断してアンプコントロール部への制御電源の供給を維持しながら、エンコーダ検出情報無視手段によりアンプコントロール部にエンコーダの検出情報を無視させるようにしたので、モータユニットの交換時に、アンプコントロール部への制御電源の供給を維持してアンプコントロール部と上位装置コントロール部との間の通信を確立したまま、アンプコントロール部にエンコーダの検出情報を無視させることで、エンコーダアラームが発生することを防止しながらモータユニットを交換することが可能となり、モータユニットの交換完了後に速やかに運転を再開することができる。
本発明は、モータユニットが1つのみのモータ駆動装置に限定されず、複数のモータユニットを備えたモータ駆動装置にも適用可能であるが、複数のモータユニットを備えたモータ駆動装置に本発明を適用する場合、前記サーボアンプは、前記複数のモータユニットのサーボモータをフィードバック制御する多軸アンプを用いると良い。多軸アンプのアンプコントロール部への制御電源の供給を遮断すると、該多軸アンプで制御する複数のモータユニットのサーボモータが全て停止してしまうが、本願発明を適用すれば、複数のモータユニットの一部を交換する際に、多軸アンプのアンプコントロール部への制御電源の供給を維持してアンプコントロール部と上位装置コントロール部との間の通信を確立したままモータユニットを交換できるため、モータユニットの交換中も、他のモータユニットのサーボモータを干渉等の問題がなければ駆動し続けることができる。
この場合、上位装置コントロール部は、モータユニットの交換前に、前記エンコーダ検出情報無視手段により前記アンプコントロール部に前記エンコーダの検出情報を無視させる状態に切り換えてから前記制御電源スイッチ手段をオフして前記エンコーダへの前記制御電源の供給を遮断し、前記モータユニットの交換完了後に、前記制御電源スイッチ手段をオンして前記エンコーダへの前記制御電源の供給を再開した後、前記エンコーダ検出情報無視手段による前記エンコーダの検出情報の無視を解除して前記アンプコントロール部に前記エンコーダの検出情報を認識させる状態に復帰させるようにすると良い。このようにすれば、エンコーダ検出情報無視手段と制御電源スイッチ手段の動作を自動化することができる。
更に、本発明は、前記サーボアンプと前記サーボモータとの間を接続する動力電源ラインに動力電源スイッチ手段を設け、前記上位装置コントロール部は、前記モータユニットの交換前に、前記制御電源スイッチ手段をオフして前記エンコーダへの前記制御電源の供給を遮断すると共に、前記動力電源スイッチ手段をオフして前記サーボモータへの前記動力電源の供給を遮断し、前記モータユニットの交換完了後に、前記制御電源スイッチ手段をオンして前記エンコーダへの前記制御電源の供給を再開すると共に、前記動力電源スイッチ手段をオンして前記サーボモータへの前記動力電源の供給を再開するようにしても良い。このようにすれば、動力電源スイッチ手段によりサーボモータへの動力電源の供給を自動的に遮断した状態でモータユニットを安全に交換することができる。
ところで、作業者がモータユニットの交換を行う場合、上位装置コントロール部は、事前にモータユニットが交換されることが分からない。
そこで、作業者がモータユニットの交換前に前記上位装置コントロール部にモータユニット交換信号を入力する入力手段を備え、前記上位装置コントロール部は、前記モータユニット交換信号が入力されることで作業者が前記モータユニットを交換することを知らされるようにすれば良い。このようにすれば、作業者がモータユニットの交換前に入力手段を操作することとで、モータユニットの交換を上位装置コントロール部に事前に知らせることができて、モータユニットの交換前に上位装置コントロール部によってエンコーダの検出情報の無視と制御電源のオフを実行することができる。
また、前記制御電源スイッチ手段は、サーボアンプの内部に設けても良いが、サーボアンプの内部に制御電源スイッチ手段を設けると、サーボアンプを改造する必要がある。
そこで、本発明は、サーボアンプとエンコーダとの間を接続する制御電源ラインに制御電源スイッチ手段を設けた構成とすると良い。このようにすれば、サーボアンプを改造することなく、制御電源スイッチ手段を容易に設けることができる。
本発明は、エンコーダ付きのサーボモータを駆動源とする様々な装置に適用可能であり、例えば、部品実装機にも適用可能である。部品実装機の回転型の実装ヘッドには、R軸、Q軸(θ軸)、Z軸を個別に駆動する3つの駆動機構が設けられ、該実装ヘッドが交換されることがあるため、本発明を適用すれば、実装ヘッドの交換中にエンコーダアラームが発生することを防止しながら実装ヘッドを交換することができ、実装ヘッドの交換完了後に速やかに生産を再開することができる。
図1は本発明の一実施例における部品実装機の制御系の構成を示すブロック図である。 図2はモータユニット交換時エンコーダアラーム防止プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態を部品実装機に適用して具体化した一実施例を説明する。
まず、図1に基づいて部品実装機の制御系全体の構成を説明する。
部品実装機には、複数のモータユニット11が搭載され、各モータユニット11は、駆動対象物の駆動源となるサーボモータ12と、サーボモータ12の回転角(回転位置)、回転速度、回転方向等を検出するエンコーダ13とを備えている。図示はしないが、部品実装機の駆動対象物としては、例えば、実装ヘッドのR軸、Q軸、Z軸の各駆動機構、実装ヘッド全体をXY方向に移動させるヘッド移動装置(XYロボット)、部品を供給するフィーダ等がある。本実施例では、ヘッド移動装置に実装ヘッドが交換可能に取り付けられ、実装ヘッドには、R軸、Q軸、Z軸を個別に駆動する駆動機構として3つのモータユニット11が組み付けられている。ここで、R軸駆動機構は、実装ヘッドを自転(回転)させて該実装ヘッドに保持された全ての吸着ノズルを該実装ヘッドの円周方向に旋回させる駆動機構であり、Q軸駆動機構は、実装ヘッドに保持された各吸着ノズルを自転させる駆動機構であり、Z軸駆動機構は、実装ヘッドに保持された各吸着ノズルを旋回軌道の所定の停止位置で上下方向に移動させる駆動機構である。
尚、R軸、Q軸、Z軸の3つの駆動機構のモータユニット11を備えた実装ヘッドは、回転型の実装ヘッド(いわゆるロータリヘッド)であるが、回転しない実装ヘッドの場合は、吸着ノズルの回転と上下動のための2つの駆動機構のモータユニット11を備えた構成となっている。或は、メカチャックを保持させた実装ヘッドをヘッド移動装置に交換可能に取り付けるようにしても良い。
部品実装機に搭載された複数のモータユニット11のサーボモータ12は、各々のエンコーダ13の検出情報に基づいて1つの多軸アンプ14(サーボアンプ)によってフィードバック制御される。多軸アンプ14は、該多軸アンプ14の動作を制御するアンプコントロール部15を備えている。多軸アンプ14及びアンプコントロール部15を含むアンプユニット16に対して複数のモータユニット11のうちの少なくとも1つのモータユニット11(本実施例では少なくとも実装ヘッドに組み付けられた駆動機構のモータユニット11)が交換可能に取り付けられている。
多軸アンプ14には、外部から制御電源を供給する制御電源ライン21と、外部から動力電源を供給する動力電源ライン22とが接続されている。制御電源は、多軸アンプ14とアンプコントロール部15に供給されてそれらを動作させる電源となると共に、該多軸アンプ14を介して各モータユニット11のエンコーダ13にも供給されて各エンコーダ13を動作させる電源にもなる。多軸アンプ14と各エンコーダ13との間を接続する制御電源ライン23には、それぞれ制御電源スイッチ手段24(例えばリレー、トランジスタ等のスイッチング素子)が設けられ、各制御電源スイッチ手段24のオン/オフの切り換えにより各エンコーダ13への制御電源の供給が個別にオン/オフされるようになっている。
一方、動力電源は、多軸アンプ14を介して各サーボモータ12に供給される。多軸アンプ14と各サーボモータ12との間を接続する動力電源ライン25には、それぞれ動力電源スイッチ手段26(例えばリレー、トランジスタ等のスイッチング素子)が設けられ、各動力電源スイッチ手段26のオン/オフの切り換えにより各サーボモータ12への動力電源の供給が個別にオン/オフされるようになっている。
部品実装機コントロール部27(上位装置コントロール部)は、コンピュータにより構成され、フィーダにより供給される部品を吸着ノズルで吸着して回路基板に実装する動作等を制御する。この部品実装機コントロール部27と多軸アンプ14のアンプコントロール部15との間は通信ライン28で接続され、部品実装機コントロール部27からアンプコントロール部15へ各サーボモータ12の指令値等を送信するようになっている。
部品実装機コントロール部27は、後述する図2のモータユニット交換時エンコーダアラーム防止プログラムを実行することで、モータユニット11の交換時に、そのモータユニット11のエンコーダ13の検出情報をアンプコントロール部15に無視させるエンコーダ検出情報無視手段として機能する。本実施例では、作業者がモータユニット11の交換前に部品実装機コントロール部27にモータユニット交換信号を入力する入力装置30(例えばキーボード、マウス、タッチパネル等の入力手段)を備え、部品実装機コントロール部27は、前記モータユニット交換信号が入力されることで作業者がモータユニット11を交換することを知らされるようになっている。例えば、実装ヘッドを交換する場合は、R軸、Q軸、Z軸の3つのモータユニット11が実装ヘッドと一緒に交換されるため、これら3つのモータユニット11についてのモータユニット交換信号が実装ヘッド交換信号として部品実装機コントロール部27に入力される。モータユニット交換信号には、交換するモータユニット11を特定する識別番号等の情報が含まれている。
その他、部品実装機コントロール部27は、各モータユニット11の制御電源スイッチ手段24と動力電源スイッチ手段26のオン/オフを個別に切り換える機能を備えている。
更に、部品実装機コントロール部27は、後述する図2のモータユニット交換時エンコーダアラーム防止プログラムを実行することで、モータユニット交換信号が入力されたときに、モータユニット11の交換前と判断して、交換対象のモータユニット11のエンコーダ13の検出情報をアンプコントロール部15に無視させる状態(交換対象のモータユニット11のエンコーダ13と通信しない状態)に切り換えてから、交換対象のモータユニット11の制御電源スイッチ手段24をオフして、交換対象のモータユニット11のエンコーダ13への制御電源の供給を遮断すると共に、交換対象のモータユニット11の動力電源スイッチ手段26をオフして交換対象のモータユニット11のサーボモータ12への動力電源の供給を遮断し、モータユニット11の交換完了後に、前記制御電源スイッチ手段24をオンして前記エンコーダ13への制御電源の供給を再開した後、アンプコントロール部15とエンコーダ13との通信を再開させて、アンプコントロール部15に前記エンコーダ13の検出情報を認識させる状態に復帰させると共に、動力電源スイッチ手段26をオンして前記モータユニット11のサーボモータ12への動力電源の供給を再開する。
以下、部品実装機コントロール部27が実行する図2のモータユニット交換時エンコーダアラーム防止プログラムの処理内容を説明する。図2のモータユニット交換時エンコーダアラーム防止プログラムは、部品実装機コントロール部27の電源オン中に所定周期で実行される。本プログラムが起動されると、まず、ステップ101で、モータユニット交換信号が入力されたか否かで、作業者がモータユニット11(本実施例では実装ヘッド)を交換しようとしているか否かを判定する。その結果、モータユニット交換信号が入力されていないと判定すれば、以降の処理を行うことなく、そのまま本プログラムを終了する。
一方、上記ステップ101で、モータユニット交換信号が入力されたと判定すれば、作業者がモータユニット11を交換しようとしていると判断して、ステップ102に進み、部品実装機に搭載した複数のモータユニット11の中から、交換するモータユニット11をモータユニット交換信号に基づいて特定する。この後、ステップ103に進み、部品実装機コントロール部27からアンプコントロール部15に対して交換対象のモータユニット11のエンコーダ13の検出情報を無視させる(交換対象のモータユニット11のエンコーダ13と通信しない)ように指示する。尚、上記ステップ101〜103の処理がエンコーダ検出情報無視手段としての役割を果たす。
この後、ステップ104に進み、アンプコントロール部15がエンコーダ13の検出情報を無視する状態に切り換わったときに該アンプコントロール部15から送信される無視完了信号を部品実装機コントロール部27が受信したか否かを判定し、まだ無視完了信号を受信していなければ、その無視完了信号を受信するまで待機する。その後、無視完了信号を受信した時点で、ステップ105に進み、交換対象のモータユニット11の制御電源スイッチ手段24をオフして、交換対象のモータユニット11のエンコーダ13への制御電源の供給を遮断すると共に、交換対象のモータユニット11の動力電源スイッチ手段26をオフして交換対象のモータユニット11のサーボモータ12への動力電源の供給を遮断する。これにより、作業者が交換対象のモータユニット11を交換可能な状態となる。
この後、ステップ106に進み、交換対象のモータユニット11を交換するように表示や音声で作業者に案内する。そして、次のステップ107で、作業者がモータユニット11の交換作業を完了したときに入力装置30により入力する交換作業完了信号を受信したか否かで、作業者がモータユニット11の交換作業を完了したか否かを判定し、まだ交換作業完了信号を受信していなければ、その交換作業完了信号を受信するまで待機する。
その後、交換作業完了信号を受信した時点で、ステップ108に進み、交換したモータユニット11の制御電源スイッチ手段24をオンして、交換したモータユニット11のエンコーダ13への制御電源の供給を再開する。この後、ステップ109に進み、交換したモータユニット11のエンコーダ13とアンプコントロール部15との通信を再開させて、交換したモータユニット11のエンコーダ13の検出情報を無視する状態から認識する状態に復帰するように部品実装機コントロール部27からアンプコントロール部15に指示する。
そして、次のステップ110で、アンプコントロール部15がエンコーダ13の検出情報を無視する状態から認識する状態に復帰したときに該アンプコントロール部15から送信される復帰完了信号を部品実装機コントロール部27が受信したか否かを判定し、まだ復帰完了信号を受信していなければ、その復帰完了信号を受信するまで待機する。その後、復帰完了信号を受信した時点で、ステップ111に進み、交換したモータユニット11の動力電源スイッチ手段26をオンして、交換したモータユニット11のサーボモータ12への動力電源の供給を再開して、本プログラムを終了する。これにより、交換したモータユニット11の動作を開始する。
以上説明した本実施例によれば、モータユニット11の交換時に制御電源スイッチ手段24によりエンコーダ13への制御電源の供給を遮断してアンプコントロール部15への制御電源の供給を維持しながら、アンプコントロール部15にエンコーダ13の検出情報を無視させるようにしたので、モータユニット11の交換時に、アンプコントロール部15への制御電源の供給を維持してアンプコントロール部15と部品実装機コントロール部27との間の通信を確立したまま、アンプコントロール部11にエンコーダ13の検出情報を無視させることで、エンコーダアラームが発生することを防止しながらモータユニット11を交換することが可能となり、モータユニット11の交換完了後に速やかに運転を再開することができる。
本実施例のように、本発明を部品実装機に適用すれば、実装ヘッドの交換中にエンコーダアラームが発生することを防止しながら実装ヘッドを交換することができ、実装ヘッドの交換完了後に速やかに生産を再開することができる。
しかも、本実施例では、複数のモータユニット11のサーボモータ12を多軸アンプ14でフィードバック制御するようにしたが、この場合、多軸アンプ14のアンプコントロール部15への制御電源の供給を遮断すると、該多軸アンプ14で制御する複数のモータユニット11のサーボモータ12が全て停止してしまうが、本実施例では、複数のモータユニット11の一部を交換する際に、多軸アンプ14のアンプコントロール部15への制御電源の供給を維持してアンプコントロール部15と部品実装機コントロール部27との間の通信を確立したまま一部のモータユニット11を交換することができるので、モータユニット11の交換中も、他のモータユニット11のサーボモータ12を干渉等の問題がなければ駆動し続けることができ、生産効率を高めることができる。
但し、本発明は、複数のモータユニット11のサーボモータ12を多軸アンプ14でフィードバック制御する構成に限定されず、各サーボモータ12毎に別々のサーボアンプでフィードバック制御する構成としても良い。
また、本実施例では、多軸アンプ14(サーボアンプ)とエンコーダ13との間を接続する制御電源ライン23に制御電源スイッチ手段24を設けると共に、多軸アンプ14(サーボアンプ)とサーボモータ12との間を接続する動力電源ライン25に動力電源スイッチ手段26を設ける構成としたので、多軸アンプ14(サーボアンプ)を改造することなく、制御電源スイッチ手段24や動力電源スイッチ手段26を容易に設けることができる。
但し、本発明は、制御電源スイッチ手段24及び/又は動力電源スイッチ手段26を多軸アンプ14(サーボアンプ)の内部に設けた構成としても良い。
また、本実施例では、制御電源スイッチ手段24と動力電源スイッチ手段26のオン/オフを部品実装機コントロール部27によって自動的に切り換えるようにしたが、アンプコントロール部15によって自動的に切り換えるようにしても良く、更には、制御電源スイッチ手段24及び/又は動力電源スイッチ手段26のオン/オフを作業者が手動操作で切り換えるようにしても良い。
また、モータユニット11の交換時に、アンプコントロール部15にエンコーダ13の検出情報を無視させる状態と認識させる状態とを切り換えるためのトリガは、通信で行っても良いし、I/Oで行っても良く、作業者が手動操作で切り換えるようにしても良い。
また、本実施例では、作業者がモータユニット11を交換するようにしたが、モータユニット11を自動的に交換するようにしても良い。この場合は、部品実装機コントロール部27(上位装置コントロール部)がモータユニット11の交換タイミングを決めるため、作業者が手動操作でモータユニット交換信号を入力する必要がない。
その他、本発明は、モータユニットが1つのみのモータ駆動装置に適用しても良く、また、部品実装機に限定されず、エンコーダ付きのサーボモータを駆動源とする様々な装置に適用可能であり、また、部品実装機コントロール部27(上位装置コントロール部)が実行する機能の一部を、1つ又は複数のIC等によりハードウエア的に構成しても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できることは言うまでもない。
11…モータユニット、12…サーボモータ、13…エンコーダ、14…多軸アンプ(サーボアンプ)、15…アンプコントロール部、16…アンプユニット、21…制御電源ライン、22…動力電源ライン、23…制御電源ライン、24…制御電源スイッチ手段、25…動力電源ライン、26…動力電源スイッチ手段、27…部品実装機コントロール部(上位装置コントロール部)、30…入力装置(入力手段)

Claims (7)

  1. 駆動対象物の駆動源となるサーボモータと、前記サーボモータの回転を検出するエンコーダと、前記エンコーダの検出情報に基づいて前記サーボモータの回転をフィードバック制御するサーボアンプと、前記サーボアンプの動作を制御するアンプコントロール部と、前記アンプコントロール部との間で通信する上位装置コントロール部とを備え、前記サーボアンプを介して前記アンプコントロール部及び前記エンコーダに制御電源を供給すると共に、前記サーボアンプを介して前記サーボモータに動力電源を供給するモータ駆動装置において、
    前記サーボモータ及び前記エンコーダを含むモータユニットは、前記サーボアンプ及び前記アンプコントロール部を含むアンプユニットに対して交換可能に取り付けられ、
    前記モータユニットの交換時に前記エンコーダへの前記制御電源の供給を遮断して前記アンプコントロール部への前記制御電源の供給を維持する制御電源スイッチ手段と、
    前記モータユニットの交換時に前記アンプコントロール部に前記エンコーダの検出情報を無視させるエンコーダ検出情報無視手段と
    を備えていることを特徴とするモータ駆動装置。
  2. 前記モータユニットとして、複数のモータユニットを備え、
    前記サーボアンプは、前記複数のモータユニットの前記サーボモータをフィードバック制御する多軸アンプであることを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動装置。
  3. 前記上位装置コントロール部は、前記モータユニットの交換前に、前記エンコーダ検出情報無視手段により前記アンプコントロール部に前記エンコーダの検出情報を無視させる状態に切り換えてから前記制御電源スイッチ手段をオフして前記エンコーダへの前記制御電源の供給を遮断し、前記モータユニットの交換完了後に、前記制御電源スイッチ手段をオンして前記エンコーダへの前記制御電源の供給を再開した後、前記エンコーダ検出情報無視手段による前記エンコーダの検出情報の無視を解除して前記アンプコントロール部に前記エンコーダの検出情報を認識させる状態に復帰させることを特徴とする請求項1又は2に記載のモータ駆動装置。
  4. 前記サーボアンプと前記サーボモータとの間を接続する動力電源ラインに動力電源スイッチ手段が設けられ、
    前記上位装置コントロール部は、前記モータユニットの交換前に、前記制御電源スイッチ手段をオフして前記エンコーダへの前記制御電源の供給を遮断すると共に、前記動力電源スイッチ手段をオフして前記サーボモータへの前記動力電源の供給を遮断し、前記モータユニットの交換完了後に、前記制御電源スイッチ手段をオンして前記エンコーダへの前記制御電源の供給を再開すると共に、前記動力電源スイッチ手段をオンして前記サーボモータへの前記動力電源の供給を再開することを特徴とする請求項3に記載のモータ駆動装置。
  5. 作業者が前記モータユニットの交換前に前記上位装置コントロール部にモータユニット交換信号を入力する入力手段を備え、
    前記上位装置コントロール部は、前記モータユニット交換信号が入力されることで作業者が前記モータユニットを交換することを知らされることを特徴とする請求項3又は4に記載のモータ駆動装置。
  6. 前記制御電源スイッチ手段は、前記サーボアンプと前記エンコーダとの間を接続する制御電源ラインに設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のモータ駆動装置。
  7. 前記モータユニット及び前記アンプユニットは、部品実装機に組み付けられ、
    前記上位装置コントロール部は、前記部品実装機の駆動対象物の動作を制御することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のモータ駆動装置。
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