JP6440968B2 - IgSF4/TSLC1/CADM1を特異的に認識できる抗体 - Google Patents
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Description
(1)受託番号NITE P−01621、NITE P−01622、NITE P−01623、NITE P−01624、NITE P−01625、又はNITE P−01626の何れかを有する抗体産生細胞が産生する抗IgSF4抗体;
(2)受託番号NITE P−01621、NITE P−01622、NITE P−01623、NITE P−01624、NITE P−01625、又はNITE P−01626の何れかを有する抗体産生細胞が産生する抗IgSF4抗体のアミノ酸配列を改変することにより得られるアミノ酸配列を有し、ヒトIgSF4を特異的に認識できる抗体。
好ましくは、本発明の抗体又はその抗原結合フラグメントは、IgSF4の細胞外領域に特異的に結合する。
好ましくは、抗原結合フラグメントは、Fab、Fab'、F(ab')2、一本鎖抗体(scFv)、二量体化V領域(Diabody)、ジスルフィド安定化V領域(dsFv)、又は抗体由来の相補性決定領域(CDR)を含むペプチドである。
本発明の抗体又はその抗原結合フラグメントは、成人性T細胞性白血病分子標的治療のためのコンパニオン診断に使用することができる。
本発明によればさらに、上記した本発明の抗体産生細胞を培地で培養し、培養物から抗体を採取することを含む、本発明の抗体の製造方法が提供される。
本発明によればさらに、上記した本発明の抗体又はその抗原結合フラグメントを含む、成人性T細胞性白血病診断薬が提供される。
本発明によればさらに、上記した本発明の抗体又はその抗原結合フラグメントを含む、成人性T細胞性白血病分子標的治療薬のコンパニオン診断薬が提供される。
本発明によればさらに、上記した本発明の抗体又はその抗原結合フラグメントを生体組織由来の試料に接触させる工程を含む、成人性T細胞性白血病細胞の検出方法が提供される。
本発明によればさらに、上記した本発明の抗体又はその抗原結合フラグメントを生体組織由来の試料に接触させる工程を含む、成人性T細胞性白血病分子標的治療薬のためのコンパニオン診断方法が提供される。
定義および一般的技術
本明細書において別段定義しない限り、本発明に関して使用した科学技術用語は、当業者に通常理解されている意味を含むものとする。一般に、本明細書に記載の細胞および組織培養、分子生物学、免疫学、微生物学、遺伝学、タンパク質および核酸化学ならびにハイブリダイゼーションに関して使用した命名法およびその技術は、当技術分野で周知のものであり、通常使用されている。
本発明の方法および技術は一般に、別段示さない限り、当技術分野で周知である従来の方法に従って、本明細書全体にわたって引用し論じた種々の一般的参照文献およびより具体的な参照文献に記載されているように実施する。
本発明の抗体の検出対象であるIgSF4は免疫グロブリン・スーパーファミリーに属し、その発見経緯や構造的特徴に基づき他にもCADM1、TSLC1、SynCAM、Necl2などいくつもの名前をもつ。本明細書においては、本発明の抗体の検出対象であるIgSF4を、IgSF4/CADM1/TSLC1、IgSF4(TSLC1/CADM1)などと記す場合がある。本分子の役割は、精巣、神経、肥胖細胞、活性化ナチュラルキラー(NK)細胞等でも発現し、精子形成、シナプス形成、腹膜感染や気管支喘息、がん免疫に各々重要な役割を果たすことが、その後の独立した研究により報告されている。ヒトの11q23.2の遺伝子座に位置する。
本明細書において、「反応する」と「反応性」は特別に示さない限り、同じのことを意味する。すなわち、抗体が抗原を認識すること。この抗原は、細胞膜に発現するintact IgSF4でもよいし、truncted formや、可溶化formでも良い。また、立体構造を保ったIgSF4でもよいし、変性したIgSF4でもよい。反応性を検討する手段として、フローサイトメーター(FACS)、酵素結合免疫吸着検定法(ELISA)、western−blot、蛍光微量測定技術(FMAT)表面プラズモン共鳴(BIAcore)、免疫染色、免疫沈降などが挙げられる。
本明細書では必要に応じて、慣習に従い以下の略号(括弧内)を使用する。
重鎖(H鎖)、軽鎖(L鎖)、重鎖可変領域(VH)、軽鎖可変領域(VL)、相補性決定領域(CDR)
(1)ファージディスプレイライブラリーにより抗原と反応するscFv
本発明の抗体の取得は、当技術分野で知られているいくつかの方法に従って調製することができる。例えば、ファージディスプレイ技術を使用して、IgSF4に対する親和性が様々である抗体のレパートリーを含むライブラリーを提供することができる。次いで、これらのライブラリーをスクリーニングして、IgSF4に対する抗体を同定し単離することができる。好ましくは、ファージライブラリーは、ヒトB細胞から単離されたmRNAから調製されたヒトVLおよびVHcDNAを使用して生成されるscFvファージディスプレイライブラリーである。そのようなライブラリーを調製しスクリーニングする方法は当技術分野で知られている。ヒトIgSF4を抗原としてスクリーニングした反応性を示すファージクローンから遺伝物質を回収する。選択されたファージの遺伝子を解析すれば、抗原に結合するヒト抗体の可変領域をコードするVH及びVLのDNA配列を決定することができる。このscFvの配列を用いて、scFvをIgG化すれば、ヒト抗体を取得することができる。
H鎖またL鎖の発現ベクターを作製し、宿主細胞に発現させ、分泌した上清の回収・精製によりヒト抗体を取得する。また、VH及びVLを同一ベクターに発現すること(タンデム型)によりヒト抗体の取得もできる。これらの方法は周知であり、WO92/01047、WO92/20791、WO93/06213、WO93/11236、W093/19172、WO95/01438、WO95/15388、WO97/10354などを参考にすることができる。
本発明の抗体を基にして又は本発明の抗体をコードする遺伝子の配列情報を基にして、抗体結合フラグメントを作製することができる。抗体結合フラグメントとしては、Fab、Fab'、F(ab')2、一本鎖抗体(scFv)、二量体化V領域(Diabody)、ジスルフィド安定化V領域(dsFv)、又は抗体由来の相補性決定領域(CDR)を含むペプチドを挙げることができる。
本発明によれば、本発明の抗体を含有する医薬又は診断薬が提供される。本発明一つの実施形態としてはATLの診断であるが、これに限らない。IgSF4の高発現によるATL以外の疾患についても、本発明の抗体を用いて診断することができる。好ましくは成人T細胞白血病(ATL)であるが、固形癌(例えば、肺がん、大腸がん、胃がん、膀胱がん、膵臓がん、前立腺がん、肝がん、子宮頸がん、子宮がん、卵巣がん、乳がん、頭頸部がん、皮膚がんなど)、または血液がん(例えば、白血病、リンパ腫、骨髄腫など)なども診断対象に含まれる。
本発明の抗体が認識するIgSF4は、成人T細胞白血病(ATL)の細胞表面に特異的に発現していることから、本発明の抗体又はその抗原結合フラグメントは、成人性T細胞性白血病分子標的治療のためのコンパニオン診断に使用することができる。即ち、本発明によれば、本発明の抗体又はその抗原結合フラグメントを含む、成人性T細胞性白血病分子標的治療薬のコンパニオン診断薬が提供される。
細胞に結合した本発明の抗体の検出は、フローサイトメトリー法や、ELISA法等 およびその組み合わせによって行うことが可能である。本発明の抗体が結合した細胞を検出又は定量する装置としては、フローサイトメーター(FACS:Fluorescence Activagted Cell Sorter)が好ましい。血中循環癌細胞(CTC:CirculatingTumorCells)の測定の可能な他の測定器を用いる方法も考えられる。最も好ましくは、本発明の抗体が結合した細胞をフローサイトメーターにより測定することができる。この場合、本発明の抗体は、蛍光色素により標識されていることが好ましい。血液検体より得られた、血球細胞に本発明の抗体の蛍光標識物を接触させた後、フローサイトメーターにより解析することができる。
(1)癌細胞に結合するファージ抗体のスクリーニング(ATL細胞株S1T)
S1T細胞を任意の方法で培養した。細胞を回収し、冷却したPBSで洗浄した後、1×1013cfuのヒト抗体ファージライブラリー(特開2005−185281号公報、WO2008/007648号公報、WO2006/090750号公報を参照)を混ぜ、最終容積1.6mLになるように反応液(1%BSA、0.1%NaN3、MEM)を添加し、4℃にて4時間ゆっくり回転させて反応させた。反応終了後、反応液を二つに分け、それぞれ事前に用意した0.6mLの有機溶液(dibutyl phtalate cycloheximide9:1)に重層し、マイクロ遠心機により2分間遠心(3000rpm)した。上清を捨て、チューブの底に沈降した細胞を0.7mLの1%BSA/MEMで懸濁し、更に0.7mLの有機溶媒に重層した。同じように遠心により上清を捨て、細胞を0.3mLのPBSで懸濁し、液体窒素で凍結した。
3rdスクリーニングしたファージを回収し、既存法によりDNA配列を解析し、欠損領域を保持する不完全な抗体や配列が重複する抗体を排除し、独立した抗体配列を持つファージ抗体を取得した(特許第4870348を参照)。
(1)可溶性IgSF4抗原産生細胞の作製
ATL細胞株S1Tを用いて、IgSF4のcDNAをPCR法により作製した。常法によりIgSF4 細胞外ドメインのcDNAを調整し、pCMV-Script(クロンテク社製)に挿入することにより、可溶性IgSF4抗原発現ベクターを作製した。この発現ベクターを細胞株293Tへ導入し、可溶性IgSF4抗原を産生する発現細胞を作製した。
上記可溶性IgSF4産生細胞の上清を回収し、精製により可溶性IgSF4抗原を取得した。この可溶性IgSF4抗原を用いてELISAによる抗原抗体の反応性を検討した。すなわち、可溶性IgSF4抗原をPBSで10μg/mLになるように調整し、Immuno Module/Strip Plates(NUNK)に50μL/wellに添加し、37℃で2時間静置した。その後、可溶性IgSF4抗原を捨て、Blocking液(5% スキムミルク / 0.05% NaN3/ PBS)200μL/wellで添加し、37℃で2時間ブロッキングを行った。ブロッキング溶液を除き、PBSにより洗浄し、上記2ndスクリーニングのファージの培養上清を100μL/well添加し、37℃で1時間反応させた。PBSで5回洗浄後、PBS/0.05%Tween20で希釈した1μg/mLRabbit anti−cp3を100μL/well添加し、37℃で1時間反応させた。PBSで5回洗浄後、更にPBS/0.05%Tween20で2000倍希釈したanti−Rabbit IgG(H+L)−HRPを100μL/well添加し、37℃で1時間反応させた。PBSで5回洗浄後、OPD in 0.1Mクエン酸リン酸バーファー(pH5.1)+0.01%H2O2 を100μL/well添加し室温で5分間反応させた。2NH2SO2を100μL/well加え、発色反応を停止した。その後、SPECTRAmax340PC(Molecular Devices)にて492nmの吸光度を測定した。その結果、可溶性IgSF4抗原と顕著な陽性反応を示すものは20株であった。この20株ファージのDNA配列を解析し、それぞれのCDR配列が新規であることが確認された。
(1)IgSF4IgG抗体を発現するplasmidの作製
ファージ抗体のIgG化はIgSF4のIgG化を例として下記のように説明する。
IgSF4のファージ抗体(scFv)の遺伝子はVH-VLの順で並んでおり、VHとVLはリンカー以下の配列で接続したscFvの構造をしている。
<リンカー配列>
Gly Gly Gly Gly Ser Gly Gly Gly Gly Ser Gly Gly Gly Gly Ser(配列番号1)
(*) IMGT : http://www.imgt.org
同様な方法で、他の抗体の発現ベクターを作製した。
IgG抗体の一過性発現にはFreeStyle (ライフテクノロジーズ)を用いた。遺伝子導入用浮遊細胞である293-F (ライフテクノロジーズ) は前日に継代した。トランスフェクション当日、一種類の抗体発現には、1x106細胞/mLの細胞濃度に調整した400mLの細胞懸濁液を準備した。これに抗体重鎖発現ベクターを100 μg、軽鎖発現ベクターを100μg合計200μgのプラスミドをOptiPro SFMに懸濁した溶液(I)を調整した。次に200μLのMAX reagentを8mLのOptiPRO SFMに加えた(溶液II)。 溶液(I)と(II)を混合して室温で10分から20分静置した。この合計16mLの反応液を293-F細胞を懸濁した400mLの293発現培地に加え、6日から7日間37℃、8%CO2で細胞培養震盪機のTAITEC BioShaker BR-43FLで培養した。6日から7日間後、それぞれの組換え抗体を含む培養上清を回収し、これを材料に精製をおこなった。
PPAT−077−401:NITE AP−01621、NITE P−01621
PPAT−077−403:NITE AP−01622、NITE P−01622
PPAT−077−404:NITE AP−01623、NITE P−01623
PPAT−077−405:NITE AP−01624、NITE P−01624
PPAT−077−406:NITE AP−01625、NITE P−01625
PPAT−077−407:NITE AP−01626、NITE P−01626
上記で発現した培養上清に含まれるIgG抗体タンパク質は、AKTAprimeを用いたAb-Capcher ExTra(プロテノバ)アフィニティーカラムで精製した。得られたピークフラクションは、溶媒としてダルベッコのPBSで平衡化したセファクリルS-300カラムによるゲルろ過をして、さらに精製した。精製したIgG抗体タンパク質の定量は、吸光係数を用いて算出した。各IgG抗体の吸光係数はEXPASYのProtParam(http://web.expasy.org/protparam/)に各抗体の全アミノ酸配列を用いて計算して求めた。
それぞれのIgG抗体生産細胞の培地上清に含まれる抗体や、精製した抗体の濃度は、吸光度による定量とともに、酵素免疫測定法(ELISA)による定量もおこなった。固相抗体としてプレートにヤギ抗ヒトIgG(H+L)(マウス、ウサギ、ウシ、マウスIgGに対して吸収済み)(コスモバイオ:American Qualex International,Inc.;AQI,Cat.No.A-110UD)を100μl/well(5μg/mLの濃度)で加えて4℃で一昼夜静置した。次にブロックエースを200μL/wellで加えて室温で1時間ブロックした後、試料の抗体を段階希釈し、各wellに加えて1時間インキュベーションして反応させた。PBST(0.05%Tween20、PBS)で5回洗浄後、ヤギ抗ヒトIgG(H+L)(マウス、ウサギ、ウシ、マウスIgGに対して吸収済み)-HRP(コスモバイオ:AQI,Cat.A-110PD)をPBSTで10000倍希釈した検出抗体溶液を100μL/wellの割合で加えた。1時間インキュベーション後、PBSTで5回洗浄してから基質緩衝液TMBを100μL/wellの割合で加えた。室温暗所で15分間インキュベーションした後、反応停止液を100μL/wellの割合で加えて反応を停止してから、450nmにおける吸光度を測定した。標準品として精製ヒトIgGを用いて検量線を作成し、これを用いてそれぞれの抗体の濃度を算出した。
(1)酵素免疫測定法(ELISA)による各抗体の反応性の解析(図1)
それぞれの候補抗体親和性評価は、吸光度による定量とともに、酵素免疫測定法(ELISA)によってもおこなった。固相抗原としてプレートに分泌型IgSF4組み換え体抗原を100μl/well(1μg/mLの濃度)で加えて4℃で一昼夜静置した。次に3%スキムミルク/PBSを200μL/wellで加えて室温で1時間ブロックした後、PBSTで5回洗浄してから試料の抗体を各wellに加えて1時間インキュベーションして反応させた。PBST(0.05%Tween20、PBS)で5回洗浄後、anti-cp3 Rabbit ポリクローナル抗体(マウス、ウサギ、ウシ、マウスIgGに対して吸収済み)各wellに加えて1時間インキュベーションして反応させた。PBSTで5回洗浄してからanti Rabbit IgG(H+L)--HRP(コスモバイオ:AQI,Cat.A-110PD)をPBSTで10000倍希釈した検出抗体溶液を100μL/wellの割合で加えた。1時間インキュベーション後、PBSTで5回洗浄してから基質緩衝液TMBを100μL/wellの割合で加えた。室温暗所で15分間インキュベーションした後、反応停止液を100μL/wellの割合で加えて反応を停止してから、450nmにおける吸光度を測定した。結果を図1に示す。図1において、NITE P−01621、NITE P−01622、NITE P−01623、NITE P−01624、NITE P−01625、及びNITE P−01626はそれぞれ、それぞれの受託番号を有する抗体産生細胞が産生する抗体を使用した結果を示す。
ATL細胞株S1T、または患者検体より分離したIgSF4陽性細胞を用いて、抗IgSF4抗体の反応性を検討した。本発明の抗IgSF4抗体としては、受託番号NITE P−01622を有する抗体産生細胞が産生する抗体を使用した。それぞれの細胞を遠心により回収し、2mMEDTA/PBSで洗浄した。その後、FCM Buffer(0.5%BSA、2mM EDTA、0.1%NaN3/PBS)で細胞を5×10^6/mLになるように懸濁し、この細胞懸濁液100μLを96-well V底プレート(Costar3897)に分注した。IgSF4IgG抗体(candidate2)をFCM Bufferで10倍希釈し、調製した抗体溶液100μLを細胞に添加した。4℃で1時間インキュベートした後、細胞をFCM Bufferにより2回洗浄した。FCM Bufferで2μg/mLに調整したAlexa488標識抗ヒトIgGマウス抗体(invitrogen)100μLを細胞に添加した。4℃で1時間インキュベートした後、FCM bufferを用いて遠心により2回洗浄した後、FACS Calibur(ベクトンディッキンソン)を用いてFL1蛍光強度を測定した。結果を図2(ATL細胞株S1Tを用いた場合)及び図3(患者検体より分離したIgSF4陽性細胞を用いた場合)に示す。
Claims (10)
- 受託番号NITE P−01621、NITE P−01622、NITE P−01623、又はNITE A−01626の何れかを有する抗体産生細胞が産生する抗IgSF4抗体又はその抗原結合フラグメント。
- IgSF4の細胞外領域に特異的に結合する、請求項1に記載の抗体又はその抗原結合フラグメント。
- 抗原結合フラグメントが、Fab、Fab'、F(ab')2、一本鎖抗体(scFv)、二量体化V領域(Diabody)、又はジスルフィド安定化V領域(dsFv)である、請求項1又は2に記載の抗体又はその抗原結合フラグメント。
- 成人性T細胞性白血病分子標的治療のためのコンパニオン診断に使用する、請求項1から3の何れか1項に記載の抗体又はその抗原結合フラグメント。
- 受託番号NITE P−01621、NITE P−01622、NITE P−01623、又はNITE P−01626の何れかを有する抗体産生細胞。
- 請求項5に記載の抗体産生細胞を培地で培養し、培養物から抗体を採取することを含む、請求項1又は2に記載の抗体の製造方法。
- 請求項1から3の何れか1項に記載の抗体又はその抗原結合フラグメントを含む、医薬又は診断薬。
- 請求項1から3の何れか1項に記載の抗体又はその抗原結合フラグメントを含む、成人性T細胞性白血病診断薬。
- 請求項1から3の何れか1項に記載の抗体又はその抗原結合フラグメントを含む、成人性T細胞性白血病分子標的治療薬のコンパニオン診断薬。
- 請求項1から3の何れか1項に記載の抗体又はその抗原結合フラグメントを生体組織由来の試料に接触させる工程を含む、成人性T細胞性白血病細胞の検出方法。
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