JP6439456B2 - 現像剤回収容器及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、現像剤回収容器及び画像形成装置に関するものである。
近年、現像剤で構成される画像を形成する画像形成装置においては、その装置本体に対して着脱自在に装着する現像剤回収容器に一部の現像剤を回収することが行われている。このような現像剤回収容器としては、例えば以下のものが知られている。
すなわち、現像剤が回収される回収口が形成され、その回収口から現像剤が搬送される搬送室と、その搬送室の下方に形成され、その搬送室に搬送された現像剤が貯留される貯留室と、その搬送室から貯留室へ向かう現像剤が通過する通過口が前記回収口に対応して形成され、その搬送室と貯留室とを区画する区画壁と、その通過口を開閉する第1の開閉部、及び前記回収口を開閉する第2の開閉部が形成され、搬送室へ回転して前記通過口及び回収口を開閉する開閉手段と、その開閉手段に対して、前記通過口及び回収口を閉鎖する位置である閉鎖位置の方向への回転力を付与するバネ等の付与手段と、を有する現像剤回収容器である(特許文献1)。
また、この現像剤回収容器においては、前記第1の開閉部に、前記開閉手段が前記閉鎖位置のときに前記第1の開閉部と前記区画壁との間に形成される第1の隙間を封止する第1の封止手段、または前記開閉手段が前記閉鎖位置のときに前記第1の開閉部と前記区画壁との間に形成される第1の隙間及び一対の第1の開閉部の間に形成される第2の隙間を封止する第2の封止手段が設けられている。
特開2012−103483号公報
この発明は、回収される現像剤を排出する排出口が形成された排出構造物に接続して使用するときの現像剤回収容器とその排出構造物との間から現像剤が漏れ出ることと現像剤回収容器を取り外すときに排出構造物から現像剤が落下することを簡易な構成で防止できる現像剤回収容器と、その回収容器を備えた画像形成装置を提供するものである。
この発明(A1)の現像剤回収容器は、
回収される現像剤を排出する排出口が形成された排出構造物と相対的な移動により着脱自在に接続し、前記排出構造物の排出口から排出されて落下する前記現像剤を受け入れる受け口が当該排出口と向き合うよう設けられた接続部と、
前記接続部の重力方向下方側に設けられ、前記受け口から受け入れられる前記現像剤を収容する収容部と、
前記接続部の受け口が設けられた部位に前記排出構造物との相対的な移動に連動して前記部位に対し平行に動くことにより前記受け口を閉じる位置と前記受け口を開ける位置の間で変位するよう設けられ、前記閉じる位置で前記受け口を覆う覆い部を有する開閉部材と、
前記接続部の受け口が設けられた部位の当該受け口の周囲に設けられ、前記開閉部材の前記閉じる位置にあるときの前記覆い部と前記部位との間の隙間を封止するとともに前記排出構造物の前記接続部に接続されているときの少なくとも前記排出口の周囲部と前記部位との間の隙間を封止する封止部材と
前記接続部の前記排出構造物との相対的な移動時に当該排出構造物が通過する側の端部に設けられ、前記封止部材の当該端部側に露出する部位を覆い隠して保護する保護部材と
を備えていることを特徴とするものである。
この発明(A2)の現像剤回収容器は、上記発明A1の現像剤回収容器において、前記封止部材が、前記排出構造物における排出口の周囲部と前記開閉部材における覆い部とに弾性変形して接触する部材で構成されているものである。
この発明(A3)の現像剤回収容器は、上記発明A1又はA2の現像剤回収容器において、前記開閉部材における前記覆い部は、前記部位との隙間の寸法が、前記排出構造物における排出口の周囲部と前記部位との隙間の寸法と同じになるよう構成されているものである。
また、この発明(B1)の画像形成装置は、回収される現像剤を排出する排出口が形成された排出構造物と、前記排出構造物の排出口から排出される前記現像剤を収容する着脱式の現像剤回収容器とを備え、
前記現像剤回収容器が、上記発明A1からA3のいずれかの現像剤回収容器であることを特徴とするものである。
この発明(B)の画像形成装置は、上記発明B1の画像形成装置において、前記排出構造物のうち前記現像剤回収容器の前記接続部における前記封止部材と装着時に最初に触れる角部が、面取りされた形状で形成されているものである。
この発明(B3)の画像形成装置は、上記発明B2の画像形成装置において、前記現像剤回収容器は、装着の際に、その全体を斜めに傾けた姿勢から起こすように移動させて前記接続部を前記排出構造物に接近させたとき、前記封止部材が前記保護部材を介して前記排出構造物における面取りされた形状の角部に最初に接触するよう構成されているものである。
この発明(B)の画像形成装置は、上記発明B1からB3のいずれかの画像形成装置において、前記排出構造物の前記排出口の周囲部のうち前記現像剤回収容器における前記封止部材と接触する部位が、平滑な面で形成されているものである。
この発明(B)の画像形成装置は、
回収される現像剤を排出する排出口が形成された排出構造物と、前記排出構造物の排出口から排出される前記現像剤を収容する着脱式の現像剤回収容器とを備え、
前記現像剤回収容器は、
回収される現像剤を前記排出構造物と相対的な移動により着脱自在に接続し、前記排出構造物の排出口から排出されて落下する前記現像剤を受け入れる受け口が当該排出口と向き合うよう設けられた接続部と、
前記接続部の重力方向下方側に設けられ、前記受け口から受け入れられる前記現像剤を収容する収容部と、
前記接続部の受け口が設けられた部位に前記排出構造物との相対的な移動に連動して前記部位に対し平行に動くことにより前記受け口を閉じる位置と前記受け口を開ける位置の間で変位するよう設けられ、前記閉じる位置で前記受け口を覆う覆い部を有する開閉部材と、
前記接続部の受け口が設けられた部位の当該受け口の周囲に設けられ、前記開閉部材の前記閉じる位置にあるときの前記覆い部と前記部位との間の隙間を封止するとともに前記排出構造物の前記接続部に接続されているときの少なくとも前記排出口の周囲部と前記部位との間の隙間を封止する封止部材と、
を備えており、
かつ、前記排出構造物は、前記現像剤回収容器の前記接続部における前記封止部材と装着時に最初に触れる角部が、面取りされた形状で形成されており、
かつ、前記現像剤回収容器は、装着の際に、その全体を斜めに傾けた姿勢から起こすように移動させて前記接続部を前記排出構造物に接近させたとき、前記封止部材が前記排出構造物における面取りされた形状の角部に最初に接触するよう構成されていることを特徴とするものである。
この発明(B6)の画像形成装置は、上記発明B5の画像形成装置において、前記排出構造物の前記排出口の周囲部のうち前記現像剤回収容器における前記封止部材と接触する部位が、平滑な面で形成されているものである。
上記発明A1の現像剤回収容器によれば、回収される現像剤を排出する排出口が形成された排出構造物に接続して使用するときの現像剤回収容器とその排出構造物との間から現像剤が漏れ出ることと現像剤回収容器を取り外すときに排出構造物から現像剤が落下することを簡易な構成で防止でき、上記保護部材が設けられていない場合に比べて、上記発明A1による効果を安定して得ることができる。
上記発明A2の現像剤回収容器では、封止部材が弾性変形しないで接触する部材で構成されている場合に比べて、上記発明A1による効果をより確実に得ることができる。
上記発明A3の現像剤回収容器では、上記隙間寸法が異なるように構成されている場合に比べて、開閉部材を変位させるときの動作力が低減され、上記発明A1による効果を安定して得ることができる。
上記発明B1画像形成装置によれば、排出構造物に接続して使用するときの現像剤回収容器とその排出構造物の間から現像剤が漏れ出ることと現像剤回収容器を取り外すときに排出構造物から現像剤が落下することを簡易な構成で防止でき、現像剤に起因した汚染が発生しにくくなる
上記発明Bの画像形成装置では、排出構造物の封止部材と装着時に最初に接触する角部がそのままの形状で形成されている場合に比べて、封止部材の一部が装着時に排出構造物との最初の接触により剥がれたり欠損するおそれがなく、上記発明B1による効果を安定して得ることができる
上記発明B3の画像形成装置では、現像剤回収容器の装着の際に封止部材が保護部材を介して排出構造物と接触するときの衝撃が抑えられるとともに剥がれてめくれることが防止される
上記発明Bの画像形成装置では、排出構造物における排出口の周辺部の該当部位が平滑な面で形成されていない場合に比べて、上記発明B1による効果を確実に得ることができる
上記発明B5画像形成装置によれば、排出構造物に接続して使用するときの現像剤回収容器とその排出構造物の間から現像剤が漏れ出ることと現像剤回収容器を取り外すときに排出構造物から現像剤が落下することを簡易な構成で防止でき、現像剤に起因した汚染が発生しにくくなり、しかも、現像剤回収容器の装着の際に封止部材が排出構造物と接触するときの衝撃が抑えられる
上記発明B6の画像形成装置では、排出構造物における排出口の周辺部の該当部位が平滑な面で形成されていない場合に比べて、上記発明B5による効果を確実に得ることができる
実施の形態1に係る画像形成装置1の外観(外装カバーを開けた状態の外観)を示す斜視図である。 図1の画像形成装置における内部の構成を示す概要図である。 図1の画像形成装置のうち現像剤回収ボックスを着脱する際の途中の状態の一部を示す斜視図である。 図1の画像形成装置のうち現像剤回収ボックスを取り外した状態の一部を示す斜視図である。 図1の画像形成装置における現像剤回収ボックスの装着部に突出している現像剤排出パイプをその斜め下方から見上げたときの状態を示す斜視図である。 現像剤排出パイプ(排出口が閉じているときの状態)を示す断面図である。 図1に装着される実施の形態1に係る現像剤回収ボックスをその手前側から見たときの状態を示す斜視図である。 図7の現像剤回収ボックスをその背面側から見たときの状態を示す斜視図である。 図8の現像剤回収ボックスにおいて保護部材を取り外したときの状態を示す斜視図である。 図9の現像剤回収ボックスにおける接続部の要部を一部透視した状態で示す斜視図である。 図10の接続部のQ1−Q1線に沿う概略断面図である。 図10の接続部のQ2−Q2線に沿う概略断面図である。 図11の接続部の回動シャッタを取り外したときの状態を示す概略断面図である。 図11の現像剤回収ボックスにおける接続部に現像剤排出パイプが接続されたときの状態を示す概略断面図である。 図12の現像剤回収ボックスにおける接続部に現像剤排出パイプが接続されたときの状態を示す概略断面図である。 (a)は現像剤回収ボックスにおける接続部の受け口が回動シャッタで閉じられているときの状態を示す概略断面図、(b)は現像剤回収ボックスにおける接続部に現像剤排出パイプが接続されたときの状態を示す概略断面図である。 現像剤回収ボックスを着脱(特に装着)する際の接続部と現像剤排出パイプとの状態を示す断面説明図である。 (a)は現像剤回収ボックスを着脱(特に装着)する際の一過程における接続部と現像剤排出パイプとの状態を示す断面説明図、(b)は現像剤回収ボックスが(a)の一過程から少し進んだ段階での接続部と現像剤排出パイプとの状態を示す断面説明図である。
以下、この発明を実施するための形態(以下、単に「実施の形態」という)について添付の図面を参照しながら説明する。
[実施の形態1]
図1から図4は、実施の形態1に係る現像剤回収容器としての現像剤回収ボックスを備えた画像形成装置1を示す。
図1はその画像形成装置1の外観(外装カバーを開けた状態の外観)を示す斜視図、図2はその画像形成装置1の内部の構成を示す概要図、図3はその画像形成装置1において現像剤回収ボックスを着脱する際の一過程状態の一部を示す斜視図、図4はその画像形成装置において現像剤回収ボックスを取り外した状態の一部を示す斜視図である。なお、図1等の各図面中に符号X,Y,Zで示す矢印は、各図面において想定した3次元空間の幅、高さ及び奥行の各方向を示す直交座標軸(の方向)である。
<画像形成装置の全体の構成>
画像形成装置1は、現像剤で構成される画像を記録媒体の一例である記録用紙9に形成するものであり、例えば、情報端末機等の外部機器から入力される画像情報を受けて画像の形成を行うプリンタとして構成されている。
この画像形成装置1は、全体が箱状の外観からなる筐体10を有しており、その筐体10の内部空間には、図2に示されるように、現像剤としてのトナーで構成されるトナー像を形成する作像装置20、作像装置20で形成されるトナー像を中継して搬送して記録用紙9に最終的に二次転写する中間転写装置30、中間転写装置30の二次転写位置に供給する記録用紙9を収容して送出する給紙装置40と、中間転写装置30で二次転写されたトナー像を記録用紙9に定着する定着装置45等が配置されている。筐体10の上面部10aには、画像が形成された後の記録用紙9を排出して積載した状態で収容するための排出収容部12が形成されている。図2中に示す一点鎖線は、記録用紙9の主な搬送経路である。
実施の形態1における作像装置20は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色の現像剤(トナー)像をそれぞれ個別に形成する4つの作像装置20Y,20M,20C,20Kを用いて構成されている。実施の形態1における作像装置20(Y,M,C,K)は、筐体10の内部空間においてブラック、シアン、マゼンタ、イエローの順番で次第に位置が高くなる状態(傾斜した状態)で配置されている。
4つの作像装置20(Y,M,C,K)はいずれも、矢印で示す方向(図2中において時計回りの方向)に回転駆動するドラム形態の感光体である感光ドラム21と、感光ドラム21の像形成領域となる外周面を所要の電位に帯電させるロール形態等の帯電装置22と、帯電後の感光ドラム21の外周面に所要の画像情報に基づいて各色成分に分解構成された光を照射して各色成分の静電潜像を形成する露光装置23と、その静電潜像を各色成分のトナーにより現像して上記各色のトナー像として顕像化する現像装置24と、感光ドラム21上のトナー像を中間転写ユニット30(の中間転写ベルト31)に一次転写させた後の感光ドラム21の外周面に残留するトナー等の不要物を除去して清掃するドラム清掃装置26等で構成されている。
このうち、現像装置24には、上記4色に対応する色成分のトナーが収容されており、また図示しない現像剤補給部から現像剤(主にトナー)が消費量等に応じて補給されるようになっている。また、ドラム清掃装置26は、その装置の筐体の内部に、感光ドラム21に接触して残留トナー等の不要物をかき取る弾性板等の清掃部材26aと、清掃部材26aでかき取られ残留トナーを廃トナーとして回収容器6にむけて送り出すスクリューオーガ等の回転搬送部材26b等を設けて構成されている。
各作像装置20(Y,M,C,K)では、画像形成の要求を受けると、回転始動する感光ドラム21の外周面を帯電装置22により所要の電位に帯電させた後、その帯電した感光ドラム21の外周面に露光装置23から各色成分の画像信号に対応した光を照射して各色成分の静電潜像を形成する。続いて、各感光ドラム21の外周面に形成された各色成分の静電潜像について、対応する現像装置24において前記4色(Y,M,C,K)のいずれかの色のトナーにより現像して当該4色のトナー像を各感光ドラム21上にそれぞれ形成する。
中間転写装置30は、4つの作像装置20(Y,M,C,K)の上方側においてそれら作像装置20群の傾斜した配置状態に対応して少し傾斜した状態で配置されている。実施の形態1における中間転写装置30は、作像装置20(Y,M,C,K)の感光ドラム21に形成されるトナー像を静電的作用により転写して保持し得る無端状の中間転写ベルト31と、中間転写ベルト31を作像装置20(Y,M,C,K)の各一次転写位置を順次通過させて回転するように支持する複数の支持ロール32a〜32eと、中間転写ベルト31の内側に配置され、各作像ユニット20(Y,M,C,K)の感光ドラム21上に形成される各トナー像を中間転写ベルト31の外周面に一次転写させるロール形態等の一次転写装置34と、中間転写ベルト31に一次転写されたトナー像を記録紙Pに二次転写するロール形態等の二次転写装置35と、二次転写後の中間転写ベルト31の外周面に残留するトナー等の不要物を除去して清掃するベルト清掃装置36等を備えている。
このうち、支持ロール32aは駆動兼二次転写バックアップロール、支持ロール33cは張力付与ロール、支持ロール32d,32eは面出しロール、支持ロール33bは清掃バックアップロールとして構成されている。また、ベルト清掃装置36は、その装置の筐体の内部に、中間転写ベルト31に接触して残留トナー等の不要物をかき取る弾性板等の清掃部材36aと、清掃部材36aでかき取られ残留トナーを廃トナーとして回収容器6にむけて送り出すスクリューオーガ等の回転搬送部材36b等を設けて構成されている。
給紙装置40は、4つの作像装置20(Y,M,C,K)の下方側に配置されている。実施の形態1における給紙装置40は、筐体10に対して引出し自在に取り付けられ、所望のサイズ、種類等の記録用紙9を積載板42の上に積み重ねた状態で収容する用紙収容体41と、用紙収容体41から記録用紙9を1枚ずつ送り出す送出装置43を備えている。給紙装置40では、画像形成時になると、所要の記録用紙9を用紙収容体41から送出装置43により1枚ずつ送り出す。給紙装置40から送り出された記録用紙9は、一点鎖線で示す搬送経路に沿い進み、その搬送経路上に配置された搬送時期調整ロール対44により二次転写タイミングに合わせて中間転写装置30の二次転写位置(中間転写ベルト31と二次転写装置35の間)に最終的に送り込まれる。
中間転写装置30では、画像形成時になると、作像装置20(Y,M,C,K)でそれぞれ形成される各色のトナー像が一次転写装置34により中間転写ベルト31の外周面に位置合わせされた状態で順次一次転写される。このとき作像装置20(Y,M,C,K)では、一次転写後の感光ドラム21の外周面がドラム清掃装置26により清掃される。続いて、中間転写ベルト31は、一次転写されたトナー像を二次転写装置35と対向する二次転写位置まで搬送する。しかる後、中間転写装置30では、給紙装置40から二次転写位置まで供給された記録用紙9に対し、中間転写ベルト31上のトナー像を二次転写する。このとき中間転写装置30では、二次転写後の中間転写ベルト31の外周面がベルト清掃装置36により清掃される。
定着装置45は、その装置の筐体の内部に、所要の方向に回転駆動するとともに加熱手段により加熱されて表面温度が所要の温度に保持されるロール形態、ベルト形態等の加熱回転体46と、この加熱回転体46の回転軸方向にほぼ沿うように所要の圧力で接触して従動して回転するロール形態、ベルト形態等の加圧回転体47等を設置して構成されている。
定着装置45では、画像形成時になると、中間転写装置30でトナー像が二次転写された記録用紙9が、加熱回転体46と加圧回転体47の間の圧接部に送り込まれて加熱及び加圧されることにより、そのトナー像が記録用紙9に溶融して定着される。定着後の記録用紙9は、一点鎖線で示す搬送経路を進み、その搬送経路上に配置された排出ロール対48により筐体10の外部に搬出され、最終的に排出収容部12に排出されて収容される。
この画像形成装置1は、作像装置20(Y,M,C,K)の全部又は一部(但し複数)を選択して作動させることにより4色(Y,M,C,K)のトナーの全部又は一部を組み合わせて構成されるカラー画像を形成することができる。また、作像装置20(Y,M,C,K)の1つを作動させることにより例えばブラック等の1色のトナーで構成される単色画像を形成することもできる。
<画像形成装置における現像剤の回収に関する構成>
そして、この画像形成装置1においては、図2等に示すように、4つの作像装置20(Y,M,C,K)における各ドラム清掃装置26と中間転写装置30のベルト清掃装置36によりそれぞれ掻き取って除去した回収対象の現像剤を、最終的に1つの着脱式の現像剤回収ボックス6に集めて回収するようになっている。上記回収対象の現像剤は、主にトナーであるが、厳密には紙粉等の残留付着物も含んだものである。
実施の形態1に係る画像形成装置1では、図1、図3等に示されるように、筐体10の一側面部10bに内部側に窪んだ形状からなる現像剤回収ボックスの装着部10fを設けており、その装着部10fに現像剤回収ボックス6を着脱自在に装着して使用するように構成している。ここで、上記筐体10の一側面部10bは、一般に4つの作像装置20の一部と中間転写装置30の一部を外部に露出させることができる側の側面部であり、例えば画像形成装置1の使用者が使用時に対峙する正面部である。また、装着部10fは、筐体10の一部を構成する図示しない開閉式の外装カバーで覆い隠されるようになっている。さらに、装着部10fは、その上端部の一部に、現像剤回収ボックス6の上部の一部を装着時に取り外し可能に支持する上部支持部13が設けられている。また、装着部10fは、その下端部の一部に、現像剤回収ボックス6の下端部の一部をその着脱操作時に揺動の支点としても利用できるように支持するための下部支持部14が設けられている。
また、この画像形成装置1では、図4等に示されるように、各ドラム清掃装置26とベルト清掃装置36によりそれぞれ掻き取って除去した現像剤を装着部10fに装着された現像剤回収ボックス6まで搬送して排出させるために、各ドラム清掃装置26の現像剤排出パイプ15(Y,M,C,K)とベルト清掃装置36の現像剤排出パイプ16とを、装着部10fの空間内に突出させた状態で設けている。
現像剤排出パイプ15(Y,M,C,K)及び16はいずれも、図5や図6等に示されるように、回収する現像剤を排出させる排出口52が形成された円筒状のパイプ本体51と、パイプ本体51の内部でパイプの長さ方向にスライドして排出口52を開閉するスライドシャッタ54とで主に構成されている。
このうちパイプ本体51は、各ドラム清掃装置26及びベルト清掃装置36における各筐体から装着部10fの空間内に到達させるよう延長して設けられており、その内部空間に各清掃装置26,36における各回転搬送部材26b,36bを少なくとも排出口52に達するまで延長させた状態で回転自在に配置している。パイプ本体51は、その先端側にパイプ本体の外径よりも小径になるとともに先端部に開口部53aを形成した小径部53を設けている。排出口52は、各ドラム清掃装置26及びベルト清掃装置36の各搬送部材26b,36bによって搬送される現像剤を落下させて排出させるものであり、パイプ本体51の先端側の下面部に矩形状に設けられている。ちなみに、小径部53は、その下部の角部を下方にむかうにつれて奥側に傾斜する面取りした傾斜部53bとして形成されている(図5、図6等を参照)。
また、スライドシャッタ54は、パイプ本体51の内部空間に収まる大きさで一端部(奥側の端部:座標軸Zの矢印方向に位置する端部)が開口した円筒形状からなる構造物であり、その他端部(手前側の端部)の下面に開口部54aが形成されている。また、スライドシャッタ54は、パイプ本体51の内壁との間にパイプの長さ方向に沿って形成される図示しないガイド溝及び突起によってパイプの長さ方向に所要の範囲内でスライド自在に嵌め入れられており、しかも図示しないスプリング等の弾性加圧手段によりパイプ本体51の小径部53側に弾性的に押し付けられている。
このスライドシャッタ54は、現像剤排出パイプ15(16)が現像剤回収ボックス6と接続されていないときには、パイプ本体51の小径部53に突き当たって弾性的に押し付けられた状態に保たれ、そのシャッタ54の胴部(開口部54a以外の開口していない部分)が排出口52と対峙した状態になって排出口52を閉じる位置におかれる(図6等を参照)。一方、このスライドシャッタ54は、現像剤排出パイプ15(16)が現像剤回収ボックス6と接続されているときには、その回収ボックス6に設けられる後述の突起部(67)により押されてパイプ本体51の奥側にスライドして押し込まれた状態に保たれ、その開口部54aが排出口52と向き合う状態になって排出口52を開ける位置におかれる(図15等を参照)。
なお、このパイプ本体51は、図5に示されるように、排出口52の周囲に摺動枠56が設けられている。この摺動枠56は、排出口52を挟むように両側に位置してパイプ本体51の長さ方向に延びて小径部53まで達する一対の長板部56aと、排出口52を挟むように両側に位置して一対の長板部56aを連結する連結部56bとを有する形状で形成されている。また、摺動枠56の長板部56a及び連結部56bの下面(後記する封止部材と接触する部位)56cは、互いに連続した平滑な面で形成されている。さらに、摺動枠56の長板部56aの先端は、前述したパイプ本体51の小径部53における傾斜部53bの下端と接続した状態で形成されている(図5参照)。
<現像剤回収ボックスの構成>
現像剤回収ボックス6は、前述したように作像装置20(Y,M,C,K)における各ドラム清掃装置26と中間転写装置30のベルト清掃装置36によりそれぞれ掻き取って除去した現像剤を回収して収容するものであり、具体的には、図7、図8等に示されるように、内部に所要の空間が形成され、その全体が横方向に長いほぼ長方形の厚板のような形態からなる容器として構成されている。
また、現像剤回収ボックス6は、その上端部の一部に、装着部10fの上部支持部13に離脱可能に支持される突起部60aが設けられ、その下端部の一部に、装着部10fの下部支持部14に対して揺動可能に支持される板状の下部取付け部60bが設けられている。現像剤回収ボックス6の正面側には、背面側に窪んだ形状からなる取っ手用の穴60cが設けられている。これにより、この現像剤回収ボックス6の画像形成装置1の装着部10fに対する着脱は、次のように行われる。
まず、画像形成装置1の装着部10fに装着するときには、図3等に示されるように、現像剤回収ボックス6は、その全体を斜めに傾けた姿勢にして下部取付け部60bを装着部10fの下部支持部14に差し込んだ状態にした後、その下端部にある板状の下部取付け部60bを支点にして現像剤回収ボックス6を起こすように揺動させて、その上端部にある突起部60aを装着部10fの上部支持部13に支持して固定させることにより、装着部10fに取り付けられる(図1参照)。
一方、画像形成装置1の装着部10fから取り外すときには、現像剤回収ボックス6は、その上端部にある突起部60aを装着部10fの上部支持部13による固定状態から解除して、その上端部を手前に引いて全体を揺動させて斜めに傾いた姿勢にさせた後(図3参照)、その全体を斜め手前に持ち上げて下部取付け部60bを装着部10fの下部支持部14から取り出すことにより、装着部10fから取り外される(図4参照)。
そして、この現像剤回収ボックス6は、図8等に示されるように、その上部に、画像形成装置1の装着部10fへの装着のときに、各ドラム清掃装置26の現像剤排出パイプ15(Y,M,C,K)との接続とベルト清掃装置36の現像剤排出パイプ16との接続を行うための接続部61が設けられている。また、現像剤回収ボックス6の下部となる接続部61の下方(重力方向の下方)側には、現像剤排出パイプ15(Y,M,C,K)及び現像剤排出パイプ16の各排出口52からそれぞれ排出される現像剤を最終的に収容するための空間を有する収容部62が設けられている。
接続部61は、各ドラム清掃装置26の現像剤排出パイプ15(Y,M,C,K)との接続を行う4つの接続部61Y,61M,61C,61Kと、ベルト清掃装置36の現像剤排出パイプ16との接続を行う1つの接続部61Bとで構成されている。4つの接続部61Y,61M,61C,61Kは、前述したように作像装置20(Y,M,C,K)が傾斜した状態で並ぶように配置されていることから、その配置位置に対応して傾斜した状態で並ぶように配置されている。また、1つの接続部61Bは、ベルト清掃装置36の現像剤排出パイプ16の配置位置に対応した位置(例えば接続部61Kの斜め上方の位置)に配置されている。
これらの接続部61(Y,M,C,K)及び61Bはいずれも、図8〜図12等に示されるように、各現像剤排出パイプ15、16のパイプ本体部51がそれぞれ挿し込まれて格納される格納空間(S)を有する構造部として構成されている。接続部61(Y,M,C,K)及び61Bはいずれも、回収ボックス6の背面側となる部位61aに、各現像剤排出パイプ15、16を格納空間(S)内に挿し入れるための接続口63が設けられている。接続口63は、上部が半円形で、下部が矩形からなる開口形状で形成されている。また、接続口63は、その底辺部が後述する受け口(64)が形成される底面部(61b)の表面と同じ位置になるように形成されている(図10、図12等を参照)。
また、接続部61(Y,M,C,K)及び61Bは、その格納空間(S)内の底面部(収容部62との仕切り板にもなる)61bに、各現像剤排出パイプ15、16の排出口52から排出されて落下する現像剤を受け入れる受け口64が形成されている。受け口64は、接続部61に接続されているときの各排出パイプ15、16の排出口52と向き合う位置に設けられており、例えば矩形の形状で形成される。また、上記底面部61bは、受け口64の周囲を含むほぼ全域が平滑な面で形成されている。
また、接続部61(Y,M,C,K)及び61Bはいずれも、受け口64が設けられた底面部61bに、各現像剤排出パイプ15、16との相対的な移動に連動して底面部61bに対し平行に回動して動くことにより受け口64を開閉する回動シャッタ65が設けられている。
回動シャッタ65は、受け口64を覆って閉じる覆い部651と、現像剤回収ボックス6を装着するときに各現像剤排出パイプ15、16(パイプ本体51の小径部53)が突き当たる突き当て部652と、回動可能に支持する軸部653を有している。
覆い部651は、底面部61aとほぼ平行する下面651aを有する板状のものであり、その全体が受け口64を覆い隠すことができる寸法で形成されている。突き当て部652は、覆い部651の接続口63と向き合うことがある端部に設けられ、各現像剤排出パイプ15、16が突き当たることにより回動シャッタ65を回動させる作用を発生させるものである。この突き当て部652は、例えば、一部が接続部61における接続口63の裏側の内壁面に接触する部分を含む全体がL字形状の突き当て面652aを有する形態で形成されている。軸部653は、覆い部651の平面上における1つの角部又はその周辺部に設けられ、底面部61b(覆い部651の下面651a)からほぼ垂直の方向(実施の形態1では重力方向)に沿って立ち上がる丸棒状の形態で形成されている。
この回動シャッタ65は、軸部653の下部653a及び上部653bが、接続部61の底面部61bや格納空間(S)の上部に設けられた軸受け部61c,61dに回転自在に取り付けられている。また、回動シャッタ65は、軸部653の中央部に、回動シャッタ65の覆い部651が受け口64を閉じる位置に回動する方向へ回転力を付与するためのトーションバネ66(のコイル部)を取り付けている。回動シャッタ65は、このトーションバネ66のばね力を使用することにより、回収ボックス6の装着部10fへの非装着時には突き当て部652の一部(例えば上端部)が接続部61における接続口63の裏側の内壁面に押し当てられた状態に保たれる。
したがって、この回動シャッタ65は、装着部10fに装着されていない非装着時には、図10から図13等に示されるように、トーションバネ66のばね力により押されて覆い部651が受け口64を閉じる位置に存在するように保たれる。また、回収ボックス6は、装着部10fへの装着時には、図14、図15等に示されるように、各現像剤排出パイプ15、16との相対的な移動によりトーションバネ66のばね力に抗するように押されることで軸部653を支点として回動して覆い部651が受け口64を開ける位置に存在するように保たれる。なお、この回動シャッタ65は、垂直の方向に沿う軸部653を支点として回動することにより、その覆い部651が接続部61の底面部61bに対してほぼ平行した状態で移動して変位する。
さらに、接続部61(Y,M,C,K)及び61Bは、その接続口63と対峙する格納空間(S)内の内壁面61eの部分に、各現像剤排出パイプ15、16におけるスライドシャッタ54を押すための突起部67が設けられている。
突起部67は、接続部61の格納空間(S)内に挿し込まれる各現像剤排出パイプ15、16の小径部53の開口部53aと対峙する位置に配置されるとともに、回収ボックス6の装着部10fへの装着時に小径部53の開口部53aからパイプ本体51の内部に入り込んだ後、スライドシャッタ54を排出口52の開ける位置(図14、図15を参照)まで押して移動させることが可能な寸法(太さや長さ)からなる棒状の形態で形成されている。
収容部62は、各現像剤排出パイプ15,16の各排出口52からそれぞれ排出されて落下する現像剤を所要の量だけ収容することができる収容空間を有している。収容空間は、接続部61(Y,M,C,K)及び61Bの各受け口64とつながっているとともに、1つの空間として形成されている。また、この収容部62には、その収容空間に収容される現像剤の堆積むらを少なくするための図示しない回転搬送部材や、その収容空間に収容される現像剤の量が現像剤回収ボックス6の交換時期の目安として設定された量に達したことを検出するための図示しない検出器などが配置されている。
さらに、この現像剤回収ボックス6では、図10から図16等に示されるように、接続部61(Y,M,C,K,B)の受け口64が形成された底面部61bに、回動シャッタ65が受け口64を閉じる位置にあるときの覆い部651と底面部61bとの間に形成される隙間を封止するとともに、各現像剤排出パイプ15、16の各接続部61に接続されているときの排出口52の周囲部(摺動枠56)と底面部61bとの間に形成される隙間を封止するための封止部材68が設けられている。
ここで、上記覆い部651と底面部61bとの間に形成される隙間は、図10、図12、図16等において封止部材68を仮に取り除いたときに、覆い部651と底面部61bとの間に存在する空間になる。また、上記排出口52の周囲部と底面部61bとの間に形成される隙間も、図15、図16等において仮に封止部材68を取り除いたときに、覆い部651と底面部61bとの間に存在する空間になる。
また、実施の形態1では、前述したように現像剤回収ボックス6がその下端部にある下部支持部60bを支点として揺動させることにより装着部10fに装着する方式を採用していることから、現像剤回収ボックス6の各接続部61(Y,M,C,K,B)が円弧の軌道で移動した後に、装着部10fにおいてほぼ水平の状態で突出して固定されている各現像剤排出パイプ15、16と互いにほぼ水平で平行になった姿勢で接続されることになる。このため、上記隙間については、現像剤回収ボックス6の装着時(取り外し時も含む)における接続部61の円弧の軌道を(特に接続部61の接続口63の端部側において)確保して現像剤回収ボックス6の円滑な着脱作業を実現することを考慮した広めの間隔になるよう設定している。
上記封止部材68は、図11、図13、図14等に示されるように、接続部61における底面部61bのうち受け口64の周囲であって、回動シャッタ65が閉じる位置にあるときの覆い部651(の接触面651a)と現像剤排出パイプ15、16が接続部61に接続された位置にあるときの排出口52の摺動枠56(の下面56c)と接触し得る範囲も含むような領域に設けられている。
実施の形態1では、封止部材58を、図12、図13等に示されるように、各接続部61の接続口63から接続口63と対峙する内部空間(S)の内壁面61eに至るまでの奥行の長さと、接続口63の水平方向における寸法より少し広めの幅とからなる平面形状をなす状態で配置している。また、封止部材58は、受け口64と対応する部位に、受け口64と重なり合って連続する矩形状の貫通孔68aを形成している(図12、図13等を参照)。貫通孔68aは、受け口64の開口形状とほぼ同じ形状(大きさ)の孔として形成される。このため、各接続部61における受け口64は、封止部材58の存在を考慮した場合、封止部材58の貫通孔68aとみなすこともできる。
また、封止部材68は、上記の各隙間を埋めて封止することができる厚さを有している。この厚さについては、封止部材68として回動シャッタ65の覆い部651や現像剤排出パイプ15、16の排出口52の周囲部とに弾性変形して接触する部材を使用する場合、上記の各隙間の(高さ)寸法よりも大きめの値に設定される。
このような封止部材68としては、上記の各隙間を封止することができる構成のものであればよく、例えば、発泡弾性部材、フェルト等の部材を適用することができる。実施の形態1における封止部材68は、発泡弾性部材等の材料からなる平板状の基材681と、基材681の上面に積層するフェルト等の材料からなる表層682とで構成されている。この封止部材68は、接続部61の底面部61bの所要領域に対して接着剤、両面接着テープ等の固着手段により固着されている。また、この封止部材68は、接続部61の接続口63に位置する端面部68bが現像剤回収ボックス6の外部(背面側)に露出した状態に配置されている(図9、図10等を参照)。
ちなみに、この現像剤回収ボックス6では、図16に示されるように、回動シャッタ65における覆い部651の接続部61の底面部61bとの隙間の寸法が、各現像剤排出パイプ15、16の排出口52の摺動枠56と接続部61の底面部61bとの隙間の寸法と同じ値(h)になるよう構成されている。
具体的には、回動シャッタ65における覆い部651の接触面651aが、接続部61に接続完了したときの各現像剤排出パイプ15、16における排出口52の摺動枠56の下面56cと同じ高さ(底面部61bとの離間距離が同じ)になるよう設定している。実施の形態1では、上記各隙間の寸法は、例えば4.5〜5.5mmの値(h)に設定している。図16において一点鎖線L1は接続部61の底面部61bの高さを示し、一点鎖線L2は回動シャッタ65における覆い部651(の接触面651a)と各現像剤排出パイプ15、16の排出口52の摺動枠56(の下面56c)との高さを示している。
この他にも、現像剤回収ボックス6では、図7、図11、図12等に示されるように、接続部61の各現像剤排出パイプ15、16との相対的な移動時(回収ボックス6の装着時)に各現像剤排出パイプ15、16が通過する側(回収ボックス6の背面側)の端部61aに、封止部材68の当該端部61a側に露出する端面部68bを覆い隠して保護する保護部材69を設けている。
保護部材69は、ウレタンフォーム、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム等の材料からなるシート状の弾性材で構成されており、例えば封止部材68の端面部68bの全面と回動シャッタ65の突き当て部652の下部とを覆い隠すことができる状態で設けられる。また、保護部材69は、接続部61の端部61aに両面接着テープ等の固着手段で固着される。
<現像剤回収ボックスの使用状態など>
次に、この現像剤回収ボックス6の使用状態等について説明する。
現像剤回収ボックス6は、図1に示されるように画像形成装置1の装着部10fに装着することにより使用される。
まず、現像剤回収ボックス6の装着部10fへの装着作業は、前述したように、はじめに現像剤回収ボックス6全体を斜めに傾けた姿勢にして下部取付け部60bを装着部10fの下部支持部14に差し込んだ状態にする(図3、図17)。
この際、現像剤回収ボックス6においては、図11、図12、図17等に示されるように、各接続部61(Y,M,C,K,B)における受け口64(実際には封止部材68の貫通孔68a)が回動シャッタ65の覆い部651により閉じられている。つまり、回動シャッタ65が受け口64を閉じる位置に変位した状態に保たれ、その覆い部651の下面部651aが封止部材68の本体(貫通孔68aを除く部分)に接触した状態で貫通孔68aを閉じた状態になっている。このとき、各接続部61における底面部61bの周囲と回動シャッタ65の覆い部651との間における隙間は、封止部材68の本体で封止された状態に保たれている。この封止部材68による隙間の封止は、封止部材68が弾性変形して各部位と接触する部材である場合は、その接触時の密着性が向上し、良好な状態に保たれる。
一方、各現像剤排出パイプ15、16においては、図6、図17等に示されるように、各パイプ本体51の排出口52がスライドシャッタ54により閉じられている。つまり、スライドシャッタ54が排出口52を閉じる位置に変位した状態に保たれ、そのスライドシャッタ54の胴部が排出口52と重なって排出口52を閉じた状態になっている。またこの際、パイプ本体51内の回転搬送部材26b,36bは、回転しておらず停止している。
続いて、現像剤回収ボックス6は、その下端部にある板状の下部取付け部60bを支点にして装着部10fに近づける方向に起こすよう揺動させると、まず、図17等に示されるように、その各接続部61(Y,M,C,K,B)の接続口63が、装着部10f内で突出した状態にある各現像剤排出パイプ15、16の先端部(パイプ本体51の小径部53)に接近した状態になる。ちなみに、現像剤回収ボックス6は、この装着時に起こすように揺動させる際、各接続部61が下部取付け部60bを中心とした円の一部である円弧の軌道を描くように移動して各現像剤排出パイプ15、16に近づくことになる。なお、この円弧の軌道を描くように移動する点は、現像剤回収ボックス6を装着部10fから取り外す際に倒すように揺動させる際も同じである。
この際、各接続部61における接続口63の下部で露出する封止部材68の端面部68bは、各現像剤排出パイプ15、16の先端部となる小径部53における面取りの傾斜部53bに対峙して接触し得る状態におかれる。
しかる後、現像剤回収ボックス6を更に起こすよう揺動させると、図18(a)に示されるように、各現像剤排出パイプ15、16の先端部(実際には小径部53)が、各接続部61における接続口63から格納空間(S)に少し入り込んで回動シャッタ65の突き当て部652に突き当たる状態になるとともに、接続口63の下部で露出する封止部材68の端面部68bに接触した状態になる。
引き続き、現像剤回収ボックス6を更に起こすよう揺動させると、図18(b)に示されるように、各現像剤排出パイプ15、16の先端部(実際には小径部53)が、回動シャッタ65の突き当て部652に突き当たって回動シャッタ65を回動させ始めるとともに、封止部材68に接触して突き進む状態になる。
この際、各接続部61における回動シャッタ65は、各現像剤排出パイプ15、16の先端部により押され始めることにより、その軸部653を支点として回動し、受け口64を閉じる位置から受け口64を開ける位置に向けて変位し始める。
またこの際、各接続部61における封止部材68は、各現像剤排出パイプ15、16の小径部53が接触して押されることになる。しかし、封止部材68は、その小径部53の下部における面取りの傾斜部53bが最初に接触することになるため、かかる接触時における衝撃を受けることが抑えられ、しかもスムーズに弾性変形しやすくなる。この結果、現像剤回収ボックス6は、装着時に容易に揺動させることができる。
さらにこの際、各接続部61における封止部材68は、各現像剤排出パイプ15、16の小径部53が接触して押されることになる。しかし、封止部材68は、その小径部53が接触する対象の端面部68bが保護部材69で覆い隠されていて小径部53と直接接触することがなく、その小径部53が保護部材69に接触して移動する状態になって、各現像剤排出パイプ15、16の押す力が低減されるので、その端面部68bが底面部61bから剥がれてめくれ上がることが防止される。
最後に、現像剤回収ボックス6は、上記揺動操作を更に続けて、その上端部にある突起部60aを装着部10fの上部支持部13に支持して固定されることにより、装着部10fに装着された状態になる(図1参照)。現像剤回収ボックス6の装着が完了した後は、装着部10f(現像剤回収ボックス6も含まれる)を覆い隠す図示しない外装カバーを閉じる。
この装着が完了した段階では、現像剤回収ボックス6においては、図11、図14等に示されるように、各接続部61の受け口64(実際には封止部材68の貫通孔68a)が、回動シャッタ65の覆い部651による閉じられた状態から解放されて開けられた状態になる。つまり、各接続部61の回動シャッタ65が現像剤回収ボックス6の装着時の揺動により各現像剤排出パイプ15、16の小径部53で格納空間(S)内にむけて押されて回動することで、その回動シャッタ65における覆い部651が受け口64を開ける位置に変位する。
一方、この装着が完了した段階では、各現像剤排出パイプ15、16においては、図14、図15等に示されるように、各パイプ本体51の排出口52がスライドシャッタ54による閉じらた状態から解放されて開けられた状態になる。つまり、スライドシャッタ54が、現像剤回収ボックス6の装着時の揺動する過程で各接続部61の格納空間(S)内において突出部68に突き当たって押されることでパイプ本体51の奥側にむけて移動することことにより、そのスライドシャッタ54における開口部54aが排出口52と対峙して排出口52を開ける位置に変位する。
またこの際、現像剤回収ボックス6においては、その各接続部61の格納空間(S)内に各現像剤排出パイプ15、16がそれぞれ挿し込まれて接続された状態になる。このとき各現像剤排出パイプ15、16における排出口52の摺動枠56の接触面56cは、封止部材68の本体(貫通孔68aを除く部分)に接触した状態になる。このとき、各接続部61における底面部61bの周囲と各現像剤排出パイプ15、16における排出口52の摺動枠56との間における隙間は、封止部材68の本体で封止された状態に保たれている(15等を参照)。
そして、画像形成装置1に装着された現像剤回収ボックス6は、その画像形成装置1による画像形成動作等が行われると、次のようにして現像剤の回収を行うことになる。
すなわち、画像形成装置1において画像形成動作等が実行されると、各作像装置20におけるドラム清掃装置26と中間転写措置30におけるベルト清掃装置36とがそれぞれ掻き取った現像剤が、各現像剤排出パイプ15、16を通して各回転搬送部材26b,36bにより搬送された後、最終的に各排出口54から排出される。
この各現像剤排出パイプ15、16の各排出口54から排出された現像剤は、各現像剤排出パイプ15、16が接続された現像剤回収ボックス6の各接続部61における受け口64(封止部材68の貫通孔68aを含む)を落下するように通過して、現像剤回収ボックス6の収容部62の収容空間内に堆積するように収容される。
この際、現像剤回収ボックス6の各接続部61における底面部61bの受け口64の周囲部と各現像剤排出パイプ15、16の排出口54の周囲部(摺動枠56)との間の隙間は、封止部材68(の本体)が介在することで封止されている。この封止部材68による封止の際には、摺動枠56の封止部材68と接触する接触面56cが平滑な面であるため、封止部材68の上面との接触が密着性よく行われる。
以上により、この現像剤の回収中において、現像剤回収ボックス6の各接続部61の底面部61bと各現像剤排出パイプ15、16の排出口54の周囲部(摺動枠56)との間(隙間)から現像剤が漏れ出ることがない。ちなみに、このときの封止部材68による隙間の封止は、封止部材68が弾性変形して各部位と接触する部材とした場合、その接触時の密着性が向上し、良好な状態に保たれ、上記現像剤の漏れ出ることをより確実に防止することができる。
そしてまた、現像剤回収ボックス6は、その収容部62に回収される現像剤の量が交換時期の目安として設定された量に達したことが図示しない検出器で検出されると、新しい現像剤回収ボックス6に交換するため、装着部10fから取り外される。
現像剤回収ボックス6の装着部10fからの取り外し作業は、前述したように、はじめに現像剤回収ボックス6の上端部にある突起部60aを装着部10fの上部支持部13による固定状態から解除して、その現像剤回収ボックス6の上端部を手前に引いて全体を倒すように揺動させて斜めに傾いた姿勢にさせる(図3、図17を参照)。
この際、各現像剤排出パイプ15、16においては、図6、図17等に示されるように、各パイプ本体51の排出口52がスライドシャッタ54により閉じられた状態になる。つまり、現像剤回収ボックス6が取り外し時に装着部10fから遠ざかる方向へ揺動することにより、その各接続部61の格納空間(S)内における突出部68が各現像剤排出パイプ15、16から遠ざかる方向に移動するため、パイプ本体51内のスライドシャッタ54が手前側の小径部53にむけて移動することになり、そのスライドシャッタ54における胴部が排出口52と対峙して排出口52を閉じる位置に変位する。
またこれと同時に、現像剤回収ボックス6においては、図11、図12、図17等に示されるように、各接続部61の受け口64(実際には封止部材68の貫通孔68a)が、回動シャッタ65の覆い部651による閉じられた状態になる。つまり、現像剤回収ボックス6が取り外し時に装着部10fから遠ざかる方向へ揺動することにより、各現像剤排出パイプ15、16が接続部61の格納空間(S)内から抜け出る方向に移動することになり、回動シャッタ65が各現像剤排出パイプ15、16による押される作用から解放されてトーションバネ66のばね力で軸部653を中心にして回動することより、その回動シャッタ65における覆い部651が受け口64を閉じる位置に復元するよう変位する。
続いて、現像剤回収ボックス6は、その全体を斜め手前側に持ち上げて下部取付け部60bを装着部10fの下部支持部14から取り出すことにより、装着部10fから取り外される(図4参照)。
この現像剤回収ボックス6の取り外しに際しては、その各接続部61の格納空間(S)から抜き出される各現像剤排出パイプ15、16における排出口52とその下面部の胴部が封止部材81に接触した状態で移動するため、各現像剤排出パイプ15、16における排出口52の周囲となる下面部の胴部に付着する現像剤が封止部材81との摺擦により取り除かれる。
これにより、現像剤回収ボックス6を取り外す際に、各現像剤排出パイプ15、16における排出口52の周囲となる下面部の胴部に付着する現像剤が落下することがない。また、そのような現像剤の落下により画像形成装置1(の装着部10fやその装着部10fに露出している構成部品)が汚染されるおそれがない。
また、この現像剤回収ボックス6と画像形成装置1においては、前述したように各現像剤排出パイプ15、16の回動シャッタ65における覆い部651と接続部61の底面部61bとの隙間の寸法が、各現像剤排出パイプ15、16の排出口52の摺動枠56と接続部61の底面部61bとの隙間の寸法と同じ値(h)になるよう構成されているので(図16)、封止部材68の上面に対しては、回動シャッタ65における覆い部651(の接触面651a)と各現像剤排出パイプ15、16の排出口52の摺動枠56(の下面56c)とがいずれも同じ高さで接触することなる(各接触位置(シール面)が互いに同じ高さ位置になる)。
このため、封止部材68の上面は、その接触する相手(回動シャッタ65における覆い部651と各現像剤排出パイプ15、16の排出口52の摺動枠56)が現像剤回収ボックス6の着脱により変更される場合でも、その接触位置の高さが変動しにくくなり、封止部材68による封止能力(耐久性)を長期にわたって維持することができる。
これに対して、上記隙間の寸法が異なる値に構成されている場合では、封止部材68の上面は、その接触する相手が現像剤回収ボックス6の着脱により変更されると、その接触位置の高さが変動しやすくなる。例えば、高さ位置が相対的に低い相手が長期に接触していると封止部材68の上面が低い状態になって、高さ位置が相対的に低い相手に変更されたときに封止部材68の上面との密着性が損なわれる。この結果、封止部材68による封止能力を長期にわたって維持することが難しくなる。なお、この構成の場合には、その接触位置の高さの変動を低減させる観点から、例えば封止部材68として弾性変形しても復元力が優れた物性を有するものを適用することが望ましい。
[他の実施の形態]
実施の形態1では、現像剤回収ボックス6として接続部61が複数設けられている場合を例示したが、その接続部61の数については現像剤を排出する現像剤排出パイプの数に対応させて設定される。また、現像剤回収ボックス6の接続部61に保護部材69を設ける構成を例示したが、その保護部材69を省略しても構わない。
また、実施の形態1では、現像剤回収ボックス6として画像形成装置1の装着部10fに揺動するように移動させて着脱操作する方式のものを例示したが、現像剤回収ボックス6は画像形成装置1の装着部10fにほぼ直線状に移動させて着脱操作する方式のものを採用することもできる。
この他、本発明が適用される画像形成装置は、カラー画像を形成することが可能な画像形成装置とする場合、中間転写装置を使用しない方式(いわゆる記録紙Pを各作像ユニットにおける各一次転写位置を通過させるように搬送してトナー像を記録紙に直接に転写させる直接転写形式)を採用するものであってもよい。また、本発明が適用される画像形成装置としては、白黒画像等の単色画像を形成するものであっても構わない。
1 …画像形成装置
6 …現像剤回収ボックス(現像剤回収容器)
15,16…現像剤排出パイプ(排出構造物)
52…排出口
53b…面取りした傾斜部
56…摺動枠(排出口の周囲部)
56c…接触面(排出口の周囲部のうち封止部材と接触する部位)
61…接続部
62…収容部
65…回動シャッタ(開閉部材)
68…封止部材
68b…端面部(封止部材の露出する部位)
69…保護部材

Claims (9)

  1. 回収される現像剤を排出する排出口が形成された排出構造物と相対的な移動により着脱自在に接続し、前記排出構造物の排出口から排出されて落下する前記現像剤を受け入れる受け口が当該排出口と向き合うよう設けられた接続部と、
    前記接続部の重力方向下方側に設けられ、前記受け口から受け入れられる前記現像剤を収容する収容部と、
    前記接続部の受け口が設けられた部位に前記排出構造物との相対的な移動に連動して前記部位に対し平行に動くことにより前記受け口を閉じる位置と前記受け口を開ける位置の間で変位するよう設けられ、前記閉じる位置で前記受け口を覆う覆い部を有する開閉部材と、
    前記接続部の受け口が設けられた部位の当該受け口の周囲に設けられ、前記開閉部材の前記閉じる位置にあるときの前記覆い部と前記部位との間の隙間を封止するとともに前記排出構造物の前記接続部に接続されているときの少なくとも前記排出口の周囲部と前記部位との間の隙間を封止する封止部材と
    前記接続部の前記排出構造物との相対的な移動時に当該排出構造物が通過する側の端部に設けられ、前記封止部材の当該端部側に露出する部位を覆い隠して保護する保護部材と
    を備えていることを特徴とする現像剤回収容器。
  2. 前記封止部材は、前記排出構造物における排出口の周囲部と前記開閉部材における覆い部とに弾性変形して接触する部材で構成されている請求項1に記載の現像剤回収容器。
  3. 前記開閉部材における前記覆い部は、前記部位との隙間の寸法が、前記排出構造物における排出口の周囲部と前記部位との隙間の寸法と同じになるよう構成されている請求項1又は2に記載の現像剤回収容器。
  4. 回収される現像剤を排出する排出口が形成された排出構造物と、前記排出構造物の排出口から排出される前記現像剤を収容する着脱式の現像剤回収容器とを備え、
    前記現像剤回収容器が、請求項1乃至3のいずれかに記載の現像剤回収容器であることを特徴とする画像形成装置
  5. 前記排出構造物のうち前記現像剤回収容器の前記接続部における前記封止部材と装着時に最初に触れる角部が、面取りされた形状で形成されている請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記現像剤回収容器は、装着の際に、その全体を斜めに傾けた姿勢から起こすように移動させて前記接続部を前記排出構造物に接近させたとき、前記封止部材が前記保護部材を介して前記排出構造物における面取りされた形状の角部に最初に接触するよう構成されている請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記排出構造物の前記排出口の周囲部のうち前記現像剤回収容器における前記封止部材と接触する部位が、平滑な面で形成されている請求項4乃至のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 回収される現像剤を排出する排出口が形成された排出構造物と、前記排出構造物の排出口から排出される前記現像剤を収容する着脱式の現像剤回収容器とを備え、
    前記現像剤回収容器は、
    回収される現像剤を前記排出構造物と相対的な移動により着脱自在に接続し、前記排出構造物の排出口から排出されて落下する前記現像剤を受け入れる受け口が当該排出口と向き合うよう設けられた接続部と、
    前記接続部の重力方向下方側に設けられ、前記受け口から受け入れられる前記現像剤を収容する収容部と、
    前記接続部の受け口が設けられた部位に前記排出構造物との相対的な移動に連動して前記部位に対し平行に動くことにより前記受け口を閉じる位置と前記受け口を開ける位置の間で変位するよう設けられ、前記閉じる位置で前記受け口を覆う覆い部を有する開閉部材と、
    前記接続部の受け口が設けられた部位の当該受け口の周囲に設けられ、前記開閉部材の前記閉じる位置にあるときの前記覆い部と前記部位との間の隙間を封止するとともに前記排出構造物の前記接続部に接続されているときの少なくとも前記排出口の周囲部と前記部位との間の隙間を封止する封止部材と、
    を備えており、
    かつ、前記排出構造物は、前記現像剤回収容器の前記接続部における前記封止部材と装着時に最初に触れる角部が、面取りされた形状で形成されており、
    かつ、前記現像剤回収容器は、装着の際に、その全体を斜めに傾けた姿勢から起こすように移動させて前記接続部を前記排出構造物に接近させたとき、前記封止部材が前記排出構造物における面取りされた形状の角部に最初に接触するよう構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記排出構造物の前記排出口の周囲部のうち前記現像剤回収容器における前記封止部材と接触する部位が、平滑な面で形成されている請求項8に記載の画像形成装置。
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