JP6922426B2 - 粉体搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、粉体搬送装置および画像形成装置に関するものである。
従来から、装置本体に対して揺動自在に支持された揺動ユニットに設けられ、揺動ユニットから粉体を排出するための粉体排出路と、装置本体に設けられ、粉体排出路の先端が差し込まれる差し込み孔を有し、粉体排出路から排出された粉体を受け入れる受け入れ部材とを備えた粉体搬送装置が知られている。
特許文献1には、上記粉体搬送装置として、揺動ユニットたる二次転写ユニットに設けられたクリーニング装置によって二次転写ベルトから除去された粉体たる廃トナーを、受け入れ部材たるトナー回収部に排出するための粉体排出路を備えたものが記載されている。
しかしながら、上記粉体排出路を複数設けた場合、差し込み孔から廃トナーなどの粉体が漏れるおそれがあった。
上記課題を解決するために、本発明は、装置本体に対して揺動自在に支持された揺動ユニットに設けられ、前記揺動ユニットから粉体を排出するための粉体排出路と、前記装置本体に設けられ、前記粉体排出路の先端が差し込まれる差し込み孔を有し、前記粉体排出路から排出された粉体を受け入れる受け入れ部材とを備えた粉体搬送装置において、前記粉体排出路と、前記差し込み孔とを複数有し、複数の前記差し込み孔の少なくとも一つを、前記揺動ユニットの揺動に伴う前記粉体排出路の移動に追随するように構成し、前記粉体排出路の粉体搬送方向に対して垂直な平面内を移動可能に前記受け入れ部材に取り付けられた可動部材を有し、前記揺動ユニットの揺動に伴う前記粉体排出路の移動に追随する前記差し込み孔を、前記可動部材に設け、前記可動部材に対して移動可能に前記可動部材に取り付けられた第二可動部材を有し、前記可動部材の前記差し込み孔に差し込まれる前記粉体排出路とは別の前記粉体排出路が差し込まれる前記差し込み孔を、前記第二可動部材に設けたことを特徴とするものである。
本発明によれば、差し込み孔から粉体が漏れ出すのを抑制することができる。
プリンタの要部を示す概略構成図。 二次転写ユニットを中間転写ベルトに対して接離させる二次転写接離機構の一例について説明する図。 各プロセスユニット、転写ユニットおよび二次転写ユニットから排出された排出物を、排出物収容部へ搬送する排出物搬送路を示す模式図。 排出物搬送ユニットの正面図。 排出物搬送ユニットの要部拡大側面図。 第一転写廃トナー搬送路の第四差し込み孔への差し込みについて説明する図。 二次転写ユニットの揺動における各転写廃トナー搬送路の動きについて説明する図。 第二転写廃トナー搬送路に設けた第二シャッター部材で移動用差し込み孔を塞ごうとした場合について説明する図。 可動部材を取り付けた排出物搬送ユニットを示す斜視図。 (a)は、排出物搬送ユニットの第四差し込み孔および移動用差し込み孔周辺を、内部側から見た正面図であり、(b)は、図9のA−A断面図。 第二転写廃トナー搬送路の第五差し込み孔および移動用差し込み孔への差し込みについて説明する図。 二次転写ユニットの揺動時における可動部材の移動について説明する図。 変形例1における排出物搬送ユニットの第一転写廃トナー搬送路および第二転写廃トナー搬送路が差し込まれる箇所の拡大斜視図。 変形例1における排出物搬送ユニットの第一転写廃トナー搬送路および第二転写廃トナー搬送路が差し込まれる箇所の断面斜視図。 第一可動部材の排出物搬送ユニットへの取り付けを説明する斜視図。 第一可動部材の排出物搬送ユニットへの取り付けを説明する正面図。 二次転写ユニットを揺動させたときの、第一可動部材の動きについて説明する図。 第一転写廃トナー搬送路および第二転写廃トナー搬送路を各差し込み孔へ差し込む様子を示す斜視図。 第一転写廃トナー搬送路および第二転写廃トナー搬送路の各差し込み孔への差し込みについて説明する図。 (a)は、図19(b)における鎖線部分の拡大図であり、(b)は、図19(d)における鎖線部分の拡大図。
以下、本発明を適用した画像形成装置の実施形態として、いわゆるタンデム型中間転写方式のプリンタ(以下、単にプリンタという)について説明する。まず、本プリンタの基本的な構成について説明する。
図1は、プリンタの要部を示す概略構成図である。本プリンタは、イエロー,マゼンタ,シアン,黒(以下、Y,M,C,Kと記す)のトナー像を生成するための4つのプロセスユニット6Y,M,C,Kを備えている。
4つのプロセスユニット6Y,M,C,Kは、ドラム状の感光体1Y,M,C,Kをそれぞれ有している。感光体1Y,M,C,Kの回りにはそれぞれ帯電装置2Y,M,C,K、現像装置5Y,M,C,K、ドラムクリーニング装置4Y,M,C,K、除電装置等を有している。
プロセスユニット6Y,M,C,Kは、互いに異なる色のY,M,C,Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっている。プロセスユニット6Y,M,C,Kの上方には、感光体1Y,M,C,Kの表面に対してレーザー光Lを照射して静電潜像を書き込むための光書込ユニット20が配設されている。
プロセスユニット6Y,M,C,Kの下方には、ベルト部材たる無端状の中間転写ベルト8を具備するベルト装置としての転写ユニット7が配設されている。中間転写ベルト8の他、そのループ内側に配設された複数の張架ローラや、テンションローラ16、ベルトクリーニング装置100、潤滑剤塗布装置200などを有している。
中間転写ベルト8のループ内側には、4つの一次転写ローラ9Y,M,C,Kと、従動ローラ10と、駆動ローラ11と、二次転写対向ローラ12と、3つのクリーニング対向ローラ13,14,15と、塗布ブラシ対向ローラ17とが配設されている。これらローラは何れも、自らの周面の一部に中間転写ベルト8を掛け回してベルト張架を行う張架ローラとして機能している。
なお、クリーニング対向ローラ13,14,15としての必要条件として必ずしも一定の張力を付与する働きをもたなければならないということはなく、中間転写ベルト8の回転にともなって従動回転するものでもよい。
中間転写ベルト8は、駆動手段によって図中反時計回りに回転駆動される駆動ローラ11の回転により、図中反時計回り方向に無端移動せしめられる。
ベルトループ内側に配設された4つの一次転写ローラ9Y,M,C,Kは、感光体1Y,M,C,Kとの間に中間転写ベルト8を挟み込んでいる。これにより、中間転写ベルト8のおもて面と、感光体1Y,M,C,Kとが当接するY,M,C,K用の1次転写ニップが形成されている。なお、一次転写ローラ9Y,M,C,Kには、それぞれ電源によってトナーとは逆極性の1次転写バイアスが印加される。
また、ベルトループ内側に配設された二次転写対向ローラ12は、ベルトループ外側に配設された二次転写ユニット21の二次転写ベルト19との間に中間転写ベルト8を挟み込んでいる。
二次転写ユニット21は、二次転写ローラ18a、分離ローラ18b、二次転写ベルト19、第一転写クリーナ121、第二転写クリーナ122などを具備している。
無端状の二次転写ベルト19は、そのループ内側に配設された二次転写ローラ18a、分離ローラ18bによってテンション張架された状態で、図中時計回り方向に無端移動する。そして、中間転写ベルト8のおもて面(ループ外周面)における周方向の全域のうち、二次転写対向ローラ12に対する掛け回し箇所に当接して二次転写ニップを形成している。
二次転写ベルト19のループ内に配設された二次転写ローラ18aは接地されているのに対し、中間転写ベルト8のループ内に配設された二次転写対向ローラ12には、二次転写電源から出力される二次転写バイアスが印加される。これにより、二次転写ローラ18aと、二次転写対向ローラ12との間に、マイナス極性のトナーを二次転写対向ローラ12側から二次転写ローラ18a側に向けて静電移動させる二次転写電界が形成される。
第一転写クリーナ121および第二転写クリーナ122は、二次転写ベルト19上に付着したトナーや紙粉等を除去する。第一転写クリーナ121は、ウレタン等で構成されたブレード形状の第一転写クリーニングブレード121aと、第一転写クリーニングブレード121aにより除去され廃棄される廃トナーや紙粉等を二次転写ユニット21から排出する第一転写搬送スクリュウ121bなどを有している。第二転写クリーナ122も、第一転写クリーナ121と同様に、第二転写クリーニングブレード122aと、第二転写搬送スクリュウ122bなどを有している。第一転写クリーニングブレード121aおよび第二転写クリーニングブレード122aは、二次転写ベルト19のおもて面に当接して二次転写ベルト19上に付着したトナーや紙粉等を掻き落とす。第一転写クリーニングブレード121aにより掻き落とされたトナーや紙粉は、第一転写搬送スクリュウ121bにより二次転写ユニット21から排出され、第二転写クリーニングブレード122aにより掻き落とされたトナーや紙粉は、第二転写搬送スクリュウ122bにより二次転写ユニット21から排出される。
また、ベルトループ内側に配設された3つのクリーニング対向ローラ13,14,15は、ベルトループ外側に配設されたベルトクリーニング装置100のクリーニングブラシローラ101,104,107との間に中間転写ベルト8を挟み込んでいる。
ベルトクリーニング装置100は、第一クリーニングサブユニット100aと、これに対してベルト移動方向下流側で隣り合っている第二クリーニングサブユニット100bとを有している。また、第二クリーニングサブユニット100bに対してベルト移動方向下流側で隣り合っている第三クリーニングサブユニット100cも有している。
第一クリーニングサブユニット100aは、クリーニングバイアスが印加され、中間転写ベルト8の表面から転写残トナーを静電的に除去する第一クリーニングブラシローラ101を有している。前述のクリーニングバイアスと同極性、かつ、絶対値の大きい回収バイアスが印加され、第一クリーニングブラシローラ101に当接しながら回転してブラシローラから転写残トナーを静電的に回収する第一回収ローラ102を有している。さらに、第一回収ローラ102の表面上から転写残トナーを掻き落とす第一掻き取りブレード103、第一掻き取りブレード103によって掻き落とされた転写残トナーを第一クリーニングサブユニット100aの外に排出する第一搬送スクリュウ110aなども有している。
第二クリーニングサブユニット100bは、第一クリーニングサブユニット100aと同様に、次の構成を有している。即ち、第二クリーニングブラシローラ104、第二回収ローラ105、第二掻き取りブレード106および第二搬送スクリュウ110bである。また、第三クリーニングサブユニット100cも、第一クリーニングサブユニット100aと同様に、次の構成を有している。即ち、クリーニング部材たる第三クリーニングブラシローラ107、第三回収ローラ108、第三掻き取りブレード109、および、第三搬送スクリュウ110cである。
本実施形態においては、第一クリーニングブラシローラ101及び第三クリーニングブラシローラ107には、トナーの正規帯電極性(負極性)とは逆極性(正極性)のクリーニングバイアスを印加している。一方、第二クリーニングブラシローラ104には、トナーの正規帯電極性(負極性)のクリーニングバイアスを印加している。第一クリーニングブラシローラ101及び第三クリーニングブラシローラ107は、中間転写ベルト上の正規帯電極性の転写残トナーを静電的に除去し、第二クリーニングブラシローラ104は、中間転写ベルト上の正規帯電極性とは逆極性の転写残トナーを静電的に除去する。各クリーニングブラシローラに印加するクリーニングバイアスの極性は、上記に限らず、装置の構成に応じて適宜設定できる。
ベルトクリーニング装置100は転写ユニット7と一体的に交換可能になっている。また、プリンタ本体から取り外した転写ユニット7から、ベルトクリーニング装置100を取り外すことも可能である。更に、転写ユニット7及びベルトクリーニング装置100をプリンタ本体に取り付けた状態で、ベルトクリーニング装置100内の複数のクリーニングサブユニットをそれぞれ、ベルトクリーニング装置100に対して着脱することも可能である。
本実施形態のプリンタは、転写材たる記録紙Pを収容する給紙カセット31や、給紙カセット31から記録紙Pを給紙路に給紙する給紙ローラ32などを有する給紙部30を備えている。また、給紙部30から送られてきた記録紙Pを受け入れて二次転写ニップに向けて所定のタイミングで送り出すレジストローラ対33を、上述した二次転写ニップの図中右側方に備えている。
また、二次転写ニップから送り出される記録紙Pを受け入れて、その記録紙Pに対してトナー像の定着処理を施す、加熱ローラ41と加圧ローラ42とを有する定着装置40を、上述した二次転写ニップの図中左側方に備えている。また、必要に応じて、現像装置5Y,M,C,Kに対してY,M,C,Kトナーを補給するY,M,C,K用のトナー補給装置も備えている。
また、中間転写ベルト8の表面は、ベルト表面を保護するために、潤滑剤塗布装置200により潤滑剤が塗布されている。
潤滑剤塗布装置200は、ステアリン酸亜鉛塊などの固形潤滑剤202と、固形潤滑剤202と当接し、回転によって固形潤滑剤202から掻き取って得た潤滑剤粉末を中間転写ベルト8表面に塗布する塗布部材たる塗布ブラシローラ201とを備えている。
本実施形態では潤滑剤塗布装置200を備えているが、使用するトナーや中間転写ベルト8の材質、表面摩擦係数により、必要ない場合もあり、必ずしも塗布しなければならないものではない。
パーソナルコンピュータ等から画像情報が送られてくると、本プリンタは、駆動ローラ11を回転駆動して、中間転写ベルト8を無端移動させる。駆動ローラ11以外の張架ローラについては、ベルトに従動回転させる。同時に、プロセスユニット6Y,M,C,Kの感光体1Y,M,C,Kを回転駆動する。また、感光体1Y,M,C,Kの表面を帯電装置2Y,M,C,Kによって一様に帯電させながら、帯電後の表面に対してレーザー光Lの照射によって静電潜像を形成する。
そして、感光体1Y,M,C,Kの表面に形成した静電潜像を現像装置5Y,M,C,Kによって現像することで、感光体1Y,M,C,K上にY,M,C,Kトナー像を得る。Y,M,C,Kトナー像は、上述したY,M,C,K用の1次転写ニップにて、中間転写ベルト8のおもて面に重ね合わせて1次転写される。これにより、中間転写ベルト8のおもて面には4色重ね合わせトナー像が形成される。
一方、給紙部30では、給紙ローラ32によって給紙カセット31から記録紙Pを1枚ずつ送り出してレジストローラ対33まで搬送する。そして、中間転写ベルト8上の4色重ね合わせトナー像に同期させ得るタイミングで、レジストローラ対33を駆動して記録紙Pを2次転写ニップに送り込んで、ベルト上の4色重ね合わせトナー像を記録紙Pに一括2次転写する。これにより、記録紙Pの表面にフルカラー画像を形成する。フルカラー画像形成後の記録紙Pについては、2次転写ニップから定着装置40に搬送してトナー像の定着処理を施す。
Y,M,C,Kトナー像を中間転写ベルト8に1次転写した後の感光体1Y,M,C,Kについては、ドラムクリーニング装置4Y,M,C,Kによって転写残トナーのクリーニング処理を施す。その後、除電装置で除電した後、帯電装置2Y,M,C,Kで一様に帯電せしめて、次の画像形成に備える。
また、記録紙Pに一次転写した後の中間転写ベルト8については、ベルトクリーニング装置100によって転写残トナーのクリーニング処理を施す。また、二次転写ベルト19については、第一転写クリーナ121および第二転写クリーナ122によってクリーニング処理を施す。
本実施形態においては、二次転写ユニット21を装置本体に対して揺動自在に設け、二次転写ベルト19を中間転写ベルト8に対して接離可能に構成している。
図2は、二次転写ユニット21を中間転写ベルト8に対して接離させる二次転写接離機構の一例について説明する図である。図2(a)は、二次転写ベルト19と中間転写ベルト8とが接触状態であるときを示しており、図2(b)は、二次転写ベルト19と中間転写ベルト8とが離間状態であるときを示している。
二次転写ユニット21は、支持軸130に回動自在に支持されている。二次転写接離機構は、二次転写ユニット21を、中間転写ベルト8へ向けて付勢するスプリング132と、スプリング132の付勢力に抗して二次転写ユニット21を図中時計回りに回動させる接離カム131とで構成されている。
本実施形態においては、支持軸130は、第一転写搬送スクリュウ121bと同軸上で、かつ、第一転写搬送スクリュウ121bの廃トナー搬送方向上流側(装置の手前側)に配置されており、二次転写ユニット21の第一転写搬送スクリュウ121bの廃トナー搬送方向上流側を回転自在に支持している。二次転写ユニット21の第一転写搬送スクリュウ121bの廃トナー搬送方向下流側は、第一転写搬送スクリュウ121bが配設された第一転写廃トナー搬送路124a(図6参照)が後述する排出物搬送ユニット51の第四差し込み孔91dに差し込まれることで、回転自在に支持される。
図2(a)に示すように、二次転写ベルト19が中間転写ベルト8に接触している状態のときは、接離カム131が二次転写ユニット21から離間している。二次転写ベルト19を中間転写ベルト8から離間させるときは、接離カム131を回転させる。すると、接離カム131が、二次転写ユニット21に当接してスプリング132の付勢力に抗して二次転写ユニット21を押し込む。その結果、二次転写ユニット21が、支持軸130を中心にして、図中時計回りに回動し、図2(b)に示すように、二次転写ベルト19が中間転写ベルト8から離間する。図2(b)に示す状態から接離カム131を回転させると、二次転写ユニット21がスプリング132の付勢力で図中反時計回りに回動し、二次転写ベルト19が中間転写ベルト8に接触する。
図3は、各プロセスユニット6Y,M,C,K、転写ユニット7および二次転写ユニット21から排出された排出物を、排出物収容部70へ搬送する排出物搬送路を示す模式図である。
図3に示すように、排出物搬送路は、ドラムクリーニング装置4から排出された排出物としての廃トナーや、現像装置5から排出された排出物としての現像剤などを搬送する水平搬送路80と、水平搬送路80によって搬送された排出物、ベルトクリーニング装置100から排出された排出物として廃トナー、二次転写ユニット21から排出された排出物としての廃トナーを、重力落下させる排出物落下路55と、排出物落下路55内を落下してきた排出物を排出物収容部70へ搬送する最終搬送路61とを備えている。
水平搬送路80には、ドラムクリーニング排出路82Y,M,C,Kや現像排出路83Y,M,C,Kが接続されている。水平搬送路80内には搬送スクリュウ81a,81bが配設されている。ドラムクリーニング排出路82Y,M,C,Kから水平搬送路80へ排出された廃トナーや現像排出路83Y,M,C,Kから水平搬送路80へ排出された現像剤は、搬送スクリュウ81a,81bの回転によって排出物落下路55へ向けて搬送される。
図4は、排出物落下路55を備えた排出物搬送ユニット51の正面図であり、図5は、排出物搬送ユニット51の要部拡大側面図である。
排出物落下路55の上端には、水平搬送路80内を搬送されてきた廃トナーや廃現像剤などの排出物が落下する排出物落下口57が設けられており、排出物落下路55の下端には、排出物落下路55を落下してきた排出物が排出される排出口90が設けられている。この排出口90は、最終搬送路61に連通している。排出物落下路55の排出口90から排出された廃トナー、廃現像剤、紙粉などの排出物は、最終搬送路61に送り込まれる。図3に示すように、最終搬送路61に送り込まれた排出物は、最終搬送路61に配設された最終搬送スクリュウ62により排出物収容部70へ搬送される。
ベルトクリーニング装置100の第一クリーニングサブユニット100aの第一搬送スクリュウ110aが配設された第一ベルト廃トナー搬送路120aの先端は、排出物落下路55に設けられた第一差し込み孔91aに差し込まれている。また、第二クリーニングサブユニット100bの第二搬送スクリュウ110bが配設された第二ベルト廃トナー搬送路120bの先端は、第二差し込み孔91bに差し込まれている。同様にして、第三クリーニングサブユニット100cの第三搬送スクリュウ110cが配設された第三ベルト廃トナー搬送路120cは、第三差し込み孔91cに差し込まれている。
各ベルト廃トナー搬送路120a,120b,120cには、廃トナーが排出されるベルト廃トナー排出口52a,52b,52cを有している。各ベルト廃トナー排出口52a,52b,52cは、排出物搬送ユニット51内に位置させたベルト廃トナー搬送路の先端の下部に形成されている。ベルトクリーニング装置100によって中間転写ベルト8から除去し、廃棄される排出物たる廃トナーは、各ベルト廃トナー搬送路内に設けられた搬送スクリュウによりベルト廃トナー排出口に向かって搬送される。そして、ベルト廃トナー排出口を通って排出物落下路55へ送り込まれる。
また、本実施形態においては、各ベルト廃トナー搬送路120a,120b,120cそれぞれを水平方向に位置をずらして配置している。また、ベルト廃トナー搬送路120a,120b,120cそれぞれは、鉛直方向での位置をずらして配置されている。すなわちベルト廃トナー搬送路120a,120b,120cそれぞれが、排出物搬送ユニット51の側壁に鉛直方向に対して斜め方向に並ぶように配置している。このように、ベルト廃トナー搬送路120a,120b,120cそれぞれを水平方向に位置をずらして配置することで、第二ベルト廃トナー搬送路120bの外周面上に第三ベルト廃トナー搬送路120cから排出された廃トナーが降り積もり難くなる。また、第一ベルト廃トナー搬送路120aの外周面上に第二および第三ベルト廃トナー搬送路120b,120cから排出された廃トナーが降り積もり難くなる。すなわち、ベルト廃トナー搬送路120a,120b,120cを鉛直方向に真っ直ぐ並べて配置した場合よりも、第二,第三ベルト廃トナー搬送路120a,120bの外周面上への廃トナーの堆積を低減させることができる。
このように、第二,第三ベルト廃トナー搬送路120a,120bの外周面上への廃トナーの堆積を低減させることができることで次の効果を得ることができる。すなわち、ベルトクリーニング装置100の寿命や故障による交換作業を行うときに、ベルトクリーニング装置100をプリンタ本体から引き抜く際、ベルト廃トナー搬送路120a,120bの外周面上に降り積もった廃トナーの一部が排出物搬送ユニット51外でこぼれ落ちて画像形成装置内部などを汚してしまうのを抑制できるという効果である。また、第一,第二ベルト廃トナー搬送路120a,120bの外周面上に降り積もった廃トナーの凝集が発生するのも抑制することができる。これにより、第一,第二ベルト廃トナー搬送路120a,120bの外周面上で凝集した廃トナーが、トナー搬送を妨げてしまうのも抑制することができるという効果も得られる。
排出物落下路55を自由落下により通る廃トナーが、落下の途中で排出物落下路55の内面に付着し、それが凝集して徐々に堆積し、次第に排出物落下路55を狭めてトナー架橋を発生させ、それがトナー回収の妨げとなっていた。特に、高温多湿の環境下において、廃トナーが落下の途中で排出物落下路55の内面に付着しやすい。
そのため、本実施形態の排出物搬送ユニット51では、このようなトナー架橋が生じるのを抑制するために、排出物搬送ユニット51内に、上下方向へ往復運動する揺動板53を設けている。揺動板53を上下運動させ揺動させることで、揺動板53に付着したトナーを落下させ除去し、排出物搬送ユニット51内でトナー架橋が生じるのを抑制することができる。
また、揺動板53には、排出物搬送ユニット51内の第一ベルト廃トナー搬送路120aの鉛直方向上方に位置する箇所に、第一ベルト廃トナー搬送路120aの外周面を覆う第一ひさし54aが設けられている。これにより、第一ベルト廃トナー搬送路120aよりも上に位置する第二,第三ベルト廃トナー搬送路120b,120cから排出された廃トナーが、第一ひさし54aの上に降り積もるようになる。そのため、第一ひさし54aによって第一ベルト廃トナー搬送路120aの外周面上にトナーが落ちるのを抑えられ、第一ベルト廃トナー搬送路120aの外周面上へのトナー堆積防止効果を高めることができる。
また、第二ベルト廃トナー搬送路120bの外周面上へのトナー堆積防止効果を高める目的で、揺動板53の第二ベルト廃トナー搬送路120bの鉛直方向上方に位置する箇所に、第二ベルト廃トナー搬送路120bの外周面を覆う第二ひさし54bが設けられている。
また、これらひさし54a,54bを、揺動板53に設けることで、揺動板53を揺動させることで各ひさし54a,54bも揺動する。これにより、各ひさし54a,54bに堆積したトナーを振動で除去することができ、各ひさし54a,54bに廃トナーが堆積するのを抑制することができる。
また、揺動板53には、第一ベルト廃トナー搬送路120aと接触しないように、第一ベルト廃トナー搬送路120aが貫通する第一貫通孔59aと、第二ベルト廃トナー搬送路120bと接触しないように、第二ベルト廃トナー搬送路120bが貫通する第二貫通孔59bとを有している。そして、揺動板53を板金で構成し、第一貫通孔59aを開けることで、第一ひさし54aが形成され、第二貫通孔59bを開けることで、第二ひさし54bが形成されるようにしている。
すなわち、板金からの揺動板53の貫通孔形成箇所の周りを、貫通孔形成箇所の壁面の上側となる箇所以外にレーザー加工などで切り込みを入れる。そして、曲げ加工により、貫通孔形成箇所の部分を折り曲げることで貫通孔が形成され、折り曲げた部分がひさしとなる。これにより、揺動板53に別部品でひさし54を取り付ける必要がなくなり、低コスト化を図ることができる。
また、排出物搬送ユニット51は、ベルト廃トナー搬送路120a,120b,120cよりも上方の排出物落下口57を、鉛直方向から見てベルト廃トナー搬送路120a,120b,120cと重なっていない配置としている。これにより、排出物落下口57から排出物落下路55に送り込まれて落下するトナーによって、各ベルト廃トナー搬送路120a,120b,120cの外周面上にトナーが堆積するのを抑制することができる。
また、排出物搬送ユニット51はベルト廃トナー搬送路120a,120b,120cの下側に傾斜面56を有している。これにより、ベルト廃トナー搬送路から排出された廃トナーが、傾斜面56を滑り落ちて排出物落下路55の下流側に導かれる。よって、排出物搬送ユニット51のベルト廃トナー搬送路120a,120b,120cの下側にある壁面に、廃トナーが堆積するのを抑制することができる。
また、傾斜面56を設けることで、プリンタ内における排出物搬送ユニット51の傾斜面56よりも下の空間に、モータを配置する等、搬送路以外の用途に使用して、装置全体としての省スペース化を図ることができる。
また、排出物落下路55には、第一転写クリーナ121の第一転写搬送スクリュウ121bが配設された第一転写廃トナー搬送路124aの先端は、第四差し込み孔91dに差し込まれている。また、第二転写クリーナ122の第二転写搬送スクリュウ122bが配設された第二転写廃トナー搬送路124bの先端は、排出物搬送ユニット51に対して移動可能に設けられた可動部材94の第五差し込み孔91eと、第二転写廃トナー搬送路124bが、排出物搬送ユニット51に対して移動できるための移動用差し込み孔93とに差し込まれている。
各転写廃トナー搬送路124a,124bには、廃トナーや紙粉が排出される転写廃トナー排出口125a,125bを有している。各転写廃トナー排出口125a,125bは、排出物搬送ユニット51内に位置させた転写廃トナー搬送路の先端の下部に形成されている。各転写クリーナによって二次転写ベルト19から除去した廃トナーや紙粉は、転写廃トナー搬送路内に設けられた転写搬送スクリュウにより転写廃トナー排出口に向かって搬送され、転写廃トナー排出口を通って排出物落下路55へ送り込まれる。
二次転写ユニット21は、装置本体に対して着脱可能に設けられている。
図6は、第一転写廃トナー搬送路124aの第四差し込み孔91dへの差し込みについて説明する図である。
図6に示すように、筒状の第一転写廃トナー搬送路124aの先端部には、筒状の第一シャッター部材126aが、第一転写搬送スクリュウ121bの軸方向に往復移動可能に設けられている。第一シャッター部材126aは、スプリング等の付勢手段によって排出物搬送ユニット51側へ付勢されており、図6(a)に示すように、第一転写廃トナー搬送路124aが第四差し込み孔91dに差し込まれる前は、第一転写廃トナー搬送路124aの先端に位置して第一転写廃トナー排出口125aを塞いでいる。
また、第一シャッター部材126aの排出物搬送ユニット51側の端部は、鍔状になっており、この鍔状部分126a1の外径は、第四差し込み孔91dの外径よりも大きくなっている。
二次転写ユニット21を、図6(a)の矢印A方向に移動させていくと、第一シャッター部材126aが、排出物搬送ユニット51の第四差し込み孔91dが形成された壁面に当接する。さらに、二次転写ユニット21を矢印A方向に移動させていくと、図6(b)に示すように、第一転写廃トナー搬送路124aが第四差し込み孔91dに入り込んでいく。また、第一シャッター部材126aが、第一転写廃トナー搬送路124aに対して二次転写ユニット21の移動方向とは反対方向に相対的に移動し、転写廃トナー排出口125aが開かれていく。そして、二次転写ユニット21が装置本体に装着されると、第一転写廃トナー搬送路124aの第一転写廃トナー排出口125aが、排出物搬送ユニット51内に位置し、第一転写廃トナー排出口125aが完全に開かれる。これにより、図6(b)の矢印Bに示すように、転写廃トナー排出口125aから廃トナーや紙粉などの排出物を排出物落下路55へ排出することができる。また、第一シャッター部材126aが、排出物搬送ユニット51の第四差し込み孔91dが形成された壁面に当接することで、第四差し込み孔91dと第一転写廃トナー搬送路124aとの間の隙間を塞ぎ、その隙間から廃トナーなどの排出物が漏れ出すのを防止することができる。
図7は、二次転写ユニット21の揺動における各転写廃トナー搬送路の動きについて説明する図である。
図7(a)に示すように二次転写ユニット21が揺動すると、支持軸130(図2参照)から離れた位置に位置する第二転写廃トナー搬送路124bが、廃トナー搬送方向に対して直交する方向に大きく動く。一方、第一転写廃トナー搬送路124aは、先の図2で説明したように、支持軸130とともに、二次転写ユニット21が揺動する際の揺動の支点である。従って、第一転写廃トナー搬送路124aは二次転写ユニット21が揺動した際に、ほとんど動くことがない。
このように、二次転写ユニット21の揺動の際に第二転写廃トナー搬送路124bが大きく移動する。そのため、図7(b)に示すように、排出物搬送ユニット51の第二転写廃トナー搬送路124bが差し込まれる差し込み孔を、二次転写ユニット21揺動の際の第二転写廃トナー搬送路124bの移動軌跡に沿うような円弧状の長孔とした移動用差し込み孔93としている。
図8は、第二転写廃トナー搬送路124bに設けた第二シャッター部材126bで移動用差し込み孔93を塞ごうとした場合について説明する図である。
第一転写廃トナー搬送路124aに設けた第一シャッター部材126aと同様にして、移動用差し込み孔93を塞ごうとすると、図8の鎖線に示すように、第二シャッター部材126bの鍔状部分126b1の外径が大きくなり第一転写廃トナー搬送路124aや第一シャッター部材126aに干渉してしまう。
また、第二シャッター部材126bの鍔状部分126b1を、移動用差し込み孔93と同様に、円弧状の形状にすることも考えられる。しかし、第二シャッター部材126bが、上下方向に大きくなり、二次転写ユニット21の装置の着脱時に第二シャッター部材126bが二次転写ユニット21の周囲の部材に引っ掛るおそれがある。
そこで、本実施形態においては、揺動ユニットたる二次転写ユニット21の揺動に伴う粉体排出路たる第二転写廃トナー搬送路124bの移動に追随するように、排出物搬送ユニット51に対して可動部材94が移動可能に取り付けられている。可動部材94は、第二転写廃トナー搬送路124bが差し込まれる第五差し込み孔91eを有し、可動部材94で、移動用差し込み孔93を覆うようにした。
図9は、可動部材94を取り付けた排出物搬送ユニット51を示す斜視図であり、図10(a)は、排出物搬送ユニット51の第四差し込み孔91dおよび移動用差し込み孔93周辺を、内部側から見た正面図であり、図10(b)は、図9のA−A断面図である。
可動部材94は、移動用差し込み孔93を排出物搬送ユニット51の外側から覆う板状部94aと、その板状部94aの略中央部に設けられた筒状部94bとを有している。この筒状部94bに形成された孔が、第二転写廃トナー搬送路124bが差し込まれる第五差し込み孔91eとなっている。筒状部94bは、移動用差し込み孔93を貫通しており、筒状部94bの移動用差し込み孔93を貫通した部分(排出物落下路55内の位置する部分)の外周には、Cリング95が嵌め込まれる溝部94cが形成されている。この溝部94cにCリング95を嵌め込むことで、可動部材94が、排出物搬送ユニット51に対して、移動可能に取り付けられる。
また、排出物搬送ユニット51の可動部材94の板状部94aと対向する部分には、移動用差し込み孔93を囲うようにスポンジシール96が設けられている。スポンジシール96は、両面シール等によって排出物搬送ユニット51に貼り付けられている。なお、可動部材94の板状部94aの縁部にスポンジシール96を設けてもよい。
溝部94cにCリング95を嵌め込んで可動部材94が、排出物搬送ユニット51に取り付けられると、板状部94aが、スポンジシール96を押し込み、スポンジシール96を圧縮する。これにより、スポンジシール96が、板状部94aに密着し、可動部材94と排出物搬送ユニット51との間から、廃トナーが漏れ出すのを抑制することができる。
図11は、第二転写廃トナー搬送路124bの第五差し込み孔91eおよび移動用差し込み孔93への差し込みについて説明する図である。
第一転写廃トナー搬送路124aと同様に、第二転写廃トナー搬送路124bの先端部には、筒状の第二シャッター部材126bが、第二転写搬送スクリュウ122bの軸方向に往復移動可能に設けられている。そして、第二転写廃トナー搬送路124bが第五差し込み孔91eに差し込まれる前は、第二転写廃トナー搬送路124bの先端に位置して第二転写廃トナー排出口125bを塞いでいる。また、第二シャッター部材126bの排出物搬送ユニット51側の端部の鍔状部分126b1の外径は、第五差し込み孔91eの外径よりも大きくなっている。
二次転写ユニット21を、図11(a)の矢印A方向に移動させていくと、第二シャッター部材126bが、可動部材94の板状部94aに当接する。さらに、二次転写ユニット21を矢印A方向に移動させていくと、図11(b)に示すように、第一転写廃トナー搬送路124aが第五差し込み孔91e及び移動用差し込み孔93に入り込んでいく。また、第二シャッター部材126bが、第一転写廃トナー搬送路124aに対して二次転写ユニット21の移動方向とは反対方向に相対的に移動し、第二転写廃トナー排出口125bが開かれていく。そして、二次転写ユニット21が装置本体に装着されると、第二転写廃トナー搬送路124bの第二転写廃トナー排出口125bが、排出物搬送ユニット51内に位置し、第二転写廃トナー排出口125bが完全に開かれる。これにより、図11(b)の矢印B2に示すように、第二転写廃トナー排出口125bから廃トナーや紙粉などの排出物を排出物落下路55へ排出することができる。
また、かかる構成では、第二シャッター部材126bは、可動部材94に設けた第二転写廃トナー搬送路124bの外径よりも僅かに大きく、移動用差し込み孔93よりも小さい第五差し込み孔91eを覆えばよい。その結果、第二シャッター部材126bの鍔状部分126b1を小さくすることができ、先の図8で説明した構成とは異なり、第二シャッター部材126bが、第一シャッター部材126aや第一転写廃トナー搬送路124aに干渉することがない。また、第二シャッター部材126bが、二次転写ユニット21の着脱の際に、邪魔になることがなく、容易に二次転写ユニット21の着脱を行うことができる。
図12は、二次転写ユニット21の揺動時における可動部材94の移動について説明する図である。図12(a)は、二次転写ベルト19が中間転写ベルト8に接触している状態のときの第五差し込み孔91e周辺を示す断面図である。図12(b)は、二次転写ベルト19が中間転写ベルト8から離間した状態のときの第五差し込み孔91e周辺を示す断面図である。
図12(a)に示すように、二次転写ベルト19が中間転写ベルト8に接触している状態のとき、第五差し込み孔91eおよび第二転写廃トナー搬送路124bは、移動用差し込み孔93の上部に位置している。
二次転写ベルト19が中間転写ベルト8に接触している状態から、二次転写ユニット21を揺動させて、二次転写ベルト19が中間転写ベルト8から離間している状態へ移行させる際は、第二転写廃トナー搬送路124bが、図12(a)に示すように、図中矢印C方向へ移動する。すると、第二転写廃トナー搬送路124bの下部が、第五差し込み孔91eに当接して、可動部材94を図中下方へ押し込む。すると、可動部材94が、第二転写廃トナー搬送路124bとともに、図中矢印D方向へ移動し、第五差し込み孔91eが、二次転写ユニット21の揺動に伴う第二転写廃トナー搬送路124bの移動を妨げることがない。これにより、二次転写ベルト19が中間転写ベルト8から離間する状態となるように、二次転写ユニット21を揺動させることができる。そして、二次転写ベルト19が中間転写ベルト8から離間した離間位置に二次転写ユニット21が揺動すると、図12(b)に示すように、第五差し込み孔91eおよび第二転写廃トナー搬送路124bは、移動用差し込み孔93の下部まで移動する。
次に、第一転写廃トナー搬送路124aも支持軸130と同軸上になく、二次転写ユニット21の揺動時に第一転写廃トナー搬送路124aおよび第二転写廃トナー搬送路124bが移動する構成の場合について、変形例1として説明する。
図13は、変形例1における排出物搬送ユニット51の第一転写廃トナー搬送路124aおよび第二転写廃トナー搬送路124bが差し込まれる箇所の拡大斜視図である。
この変形例1においては、排出物搬送ユニット51に取り付けられた第一可動部材193と、第一可動部材193に取り付けられた第二可動部材194とを有している。第一可動部材193は、図中矢印α、βで示すように、第一転写廃トナー搬送路124aの廃トナー搬送方向に対して垂直な平面内のあらゆる方面に移動可能、かつ、図中矢印γで示すように、第一転写廃トナー搬送路124aの廃トナー搬送方向周りに回動可能に取り付けられている。一方、第二回動部材は、図中矢印δで示すように、第一転写廃トナー搬送路124aの廃トナー搬送方向に対して垂直な平面内一方向に往復移動可能に取り付けられている。本実施形態では、第二可動部材194は、転写廃トナー搬送路の並び方向に往復移動可能に取り付けられている。
第一可動部材193は、排出物搬送ユニット51に設けられた可動用孔97を覆うための板状部193fを有している。この板状部193fの転写廃トナー搬送路側の面の略中央には、転写側筒状部193gが形成されている。転写側筒状部193gの断面形状は、転写廃トナー搬送路の並び方向に長い角丸四角形状である。この転写側筒状部193g内には、第一転写廃トナー搬送路124aが差し込まれる第四差し込み孔91dが設けられている。また、転写側筒状部193g内には、第二転写廃トナー搬送路124bが差し込まれる補助用差し込み孔193cが設けられている。補助用差し込み孔193cは、転写廃トナー搬送路の並び方向に延びる長孔である(図16(a)参照)。
また、この転写側筒状部193gには、第二可動部材194が差し込まれる切り欠き部193e、第二可動部材194が抜けるのを防止する抜け止め部193dを有している。
第二可動部材194は、第二転写廃トナー搬送路124bが差し込まれる第五差し込み孔91eが形成されている。第二可動部材194を切り欠き部193eに差し込むことで、転写側筒状部193g内に配置される。図13に示すように、保持された第二可動部材194の一部は、切り欠き部193eから転写側筒状部193gの外側に位置している。これにより、第二可動部材194の図中の右側は、転写側筒状部193gと板状部193fとにより保持され、第二可動部材194の図中の左側は、抜け止め部193dと板状部193fとにより保持される。これにより、第二可動部材194が、転写側筒状部193g内で、転写廃トナー搬送路の並び方向に移動可能に保持される。
また、第一可動部材193には、第二可動部材194が、切り欠き部193eから抜け出すのを防止するフィルム状の抜け止め防止板197が、切り欠き部193eと対向するように設けられている。
また、転写側筒状部193gの転写廃トナー搬送路側端部には、先端に行くに従い内径が徐々に大きくなるようなテーパ部193aが形成されている。
また、第一可動部材193に設けられた第四差し込み孔91dは、第二可動部材194に設けられた第五差し込み孔91eよりも、転写廃トナー搬送路側に突出している。
図14は、変形例1における排出物搬送ユニット51の第一転写廃トナー搬送路124aおよび第二転写廃トナー搬送路124bが差し込まれる箇所の断面斜視図である。
図14に示すように、第一可動部材193の板状部193fの排出物搬送ユニット51側の面には、可動用孔97を貫通し、取り付け部材195が取り付けられる取り付け用筒状部193hが形成されている。取り付け用筒状部193hの外周に取り付け部材195が嵌合している。取り付け部材195には、排出物搬送ユニット51の内側の面に対向する平面部195aを有している。第一可動部材193は、この取り付け部材195によって廃トナー搬送方向に対して垂直な平面内を移動可能に排出物搬送ユニット51に取り付けられている。
また、第一可動部材193には、第一転写廃トナー搬送路124aの外周面を上から覆う第一転写ひさし193b1と、第二転写廃トナー搬送路124bの外周面を上から覆う第二転写ひさし193b2が設けられている。これにより、排出物落下路55を落下してきた廃トナーなどの排出物が、第一転写廃トナー搬送路124aや第二転写廃トナー搬送路124bの外周面に落ちるのを抑えることができる。これにより、各転写廃トナー搬送路124a,124bの外周面上への排出物の堆積を抑制することができる。これにより、二次転写ユニット21を装置本体から取り出すときに、各転写廃トナー搬送路124a,124bの外周面上に堆積した排出物が、排出物搬送ユニット51外へ落下するのを抑制することができる。その結果、画像形成装置が汚れるのを抑制することができる。
また、排出物搬送ユニット51の第一可動部材193の板状部193fと対向する部分には、可動用孔97を囲うように第一スポンジシール96aが設けられている。第一スポンジシール96aは、両面テープ等で第一可動部材193の板状部193fに貼り付けられている。第一可動部材193に取り付け部材195を取り付けて、第一可動部材193が、排出物搬送ユニット51に取り付けられると、板状部193fが、第一スポンジシール96aを押し込み、第一スポンジシール96aを圧縮する。これにより、第一スポンジシール96aが、板状部193fに密着し、第一可動部材193と排出物搬送ユニット51との間から、廃トナーが漏れ出すのを抑制することができる。なお、第一スポンジシール96aは、第一可動部材193の板状部193fの縁に設けてもよい。
また、第二可動部材194の第一可動部材193の板状部193fと対向する面には、第五差し込み孔91eを囲うように第二スポンジシール96bが設けられている。第二スポンジシール96bは、両面テープ等で第二可動部材194に貼り付けられている。第二可動部材194が第一可動部材193に取り付けられると、板状部193fが、第二スポンジシール96bを押し込み、第二スポンジシール96bを圧縮する。これにより、第二スポンジシール96bが、板状部193fに密着し、第二可動部材194と第一可動部材193との間から、廃トナーが漏れ出すのを抑制することができる。なお、第二スポンジシール96bを、補助用差し込み孔193cの周囲を囲うように第一可動部材193に設けてもよい。
図15は、第一可動部材193の排出物搬送ユニット51への取り付けを説明する斜視図であり、図16は、第一可動部材193の排出物搬送ユニット51への取り付けを説明する正面図である。
取り付け部材195を、図15(a),図16(a)の矢印に示す方向に移動させ、可動用孔97を貫通している第一可動部材193の取り付け用筒状部193hに取り付け部材195の嵌合部195bを嵌め込む。これにより、取り付け部材195が第一可動部材193に取り付けられる。
図15(b)や図16(b)に示すように、第一可動部材193に取り付けられた取り付け部材195の平面部195aが、可動用孔97の縁をはみ出して、排出物落下路55の壁面と対向する。これにより、第一可動部材193の板状部193fと取り付け部材195とにより排出物落下路55の壁面を挟み込む形で、第一可動部材193が、排出物搬送ユニット51に取り付けられる。
図15、図16に示すように可動用孔97が、可動用孔97を貫通する第一可動部材193の取り付け用筒状部193hに対して大きい。これにより、第一可動部材193は、第一転写廃トナー搬送路124aの廃トナー搬送方向に対して垂直な平面内を移動可能、かつ、第一転写廃トナー搬送路124aの廃トナー搬送方向周りに回動可能に取り付けられる。
図17は、二次転写ユニット21を揺動させたときの、第一可動部材193の動きについて説明する図である。
二次転写ユニット21が、支持軸130を支点にして図中時計回りに回動すると、図17(a)の矢印M1,M2に示すように、第一転写廃トナー搬送路124aおよび第二転写廃トナー搬送路124bが、支持軸130回りに移動する。すると、第一転写廃トナー搬送路124aが、第四差し込み孔91dの内周面を押し込み、第二転写廃トナー搬送路124bが、第五差し込み孔91eの内周面を押し込む。その結果、第一可動部材193が、図中矢印M3に示すように、第一転写廃トナー搬送路124aおよび第二転写廃トナーの移動に追随して、第一転写廃トナー搬送路124aの廃トナー搬送方向に対して垂直な平面内を移動する。これにより、第四差し込み孔91dや第五差し込み孔91eを、転写廃トナー搬送路よりも僅かに大きくしても、第一,第二転写廃トナー搬送路124a,124bの移動を妨げることなく、二次転写ベルト19が中間転写ベルト8から離間する状態となるように、二次転写ユニット21を揺動させることができる。そして、二次転写ベルト19が中間転写ベルト8から離間した離間位置に二次転写ユニット21が揺動すると、図17(b)に示すように、第一可動部材193は、傾いた状態となる。
次に、変形例1における第一転写廃トナー搬送路124aおよび第二転写廃トナー搬送路124bの差し込みについて説明する。
図18は、第一転写廃トナー搬送路124aおよび第二転写廃トナー搬送路124bを各差し込み孔へ差し込む様子を示す斜視図である。また、図19は、第一転写廃トナー搬送路124aおよび第二転写廃トナー搬送路124bの各差し込み孔への差し込みについて説明する図である。また、図20(a)は、図19(b)における鎖線部分の拡大図であり、図20(b)は、図19(d)における鎖線部分の拡大図である。なお、図19、図20は、下方から見た断面図である。
各転写廃トナー搬送路の先端には、円錐形状の案内部128a,128bを有している。図19(a)に示すように、二次転写ユニット21を装置本体に挿入していくと、各転写廃トナー搬送路が矢印H方向へ移動し、第一可動部材193の転写側筒状部193g内へ入り込む。上述したように、この転写側筒状部193gの転写廃トナー搬送路側端部は、テーパ部193aとなっている。よって、転写側筒状部193gが転写廃トナー搬送路が入り込む位置からずれていた場合は、各転写廃トナー搬送路の案内部128a,128bが、このテーパ部193aに当接する。さらに、各転写廃トナー搬送路を矢印H方向に移動させると、テーパ部193aが案内部128a,128bによって押し込まれることで、第一可動部材193が移動し、図19(b)に示すように、各転写廃トナー搬送路が転写側筒状部193g内に入り込む。
図20(a)に示すように、第四差し込み孔91dは、第五差し込み孔91eよりも距離Jだけ転写廃トナー搬送路側に位置している。そのため、この変形例1では、最初に、第一転写廃トナー搬送路124aが第四差し込み孔91dに差し込まれる。
このように、2つの転写廃トナー搬送路のいずれか一方を先の差し込み孔に差し込むことで、第一可動部材193がある程度の位置決めされ、他方の転写廃トナー搬送路をスムーズに差し込み孔を差し込むことができる。
また、2つの転写廃トナー搬送路のいずれか一方を、他方よりも第一可動部材193側へ突出させて、一方の転写廃トナー搬送路を他方よりも先に差し込み孔に差し込むようにしてもよい。また、2つの転写廃トナー搬送路のいずれか一方を、他方よりも第一可動部材193側へ突出させ、かつ、一方の転写廃トナー搬送路が差し込まれる差し込み孔を、他方の転写廃トナー搬送路が差し込まれる差し込み孔よりも転写廃トナー搬送路側へ位置させてもよい。
また、図20(a)に示すように、第四差し込み孔91dの中心I2と、第一転写廃トナの中心I1とがずれた状態で、図19(c)に示すように、各転写廃トナー搬送路が矢印H方向へ移動していくと、図19(d)や図20(b)に示すように、第一転写廃トナー搬送路124aの案内部128aが、第四差し込み孔91dの縁に当接する。この状態から各転写廃トナー搬送路を矢印H方向に移動させると、案内部128aによって第四差し込み孔91dが押され、第一可動部材193が図20(b)に示すように矢印F方向へ移動する。これにより、第四差し込み孔91dの中心I2と、第一転写廃トナー搬送路124aの中心I1とがほぼ合い、第一転写廃トナー搬送路124aが第四差し込み孔91dへ差し込まれる。
第一転写廃トナー搬送路124aが第四差し込み孔91dへ差し込まれた状態から、図19(d)に示すように、さらに、転写廃トナー搬送路を図中矢印H方向へ移動させていくと、第二転写廃トナー搬送路124bが、第二可動部材194の第五差し込み孔91eに差し込まれる。
製造誤差や組み付け誤差などにより、図20(b)に示す第一転写廃トナー搬送路124aと第二転写廃トナー搬送路124bの間隔K1が、規定の間隔と異なる場合がある。本変形例1とは異なり、第五差し込み孔91eが、転写廃トナー搬送路の並び方向(図中の左右方向)に移動不能であると、上記間隔K1が、規定の間隔と異なると、第二転写廃トナー搬送路124bが第五差し込み孔91eに入り込まないおそれがある。
しかし、本変形例1では、第五差し込み孔91eを、転写廃トナー搬送路の並び方向に移動可能な第二可動部材194に設けている。従って、上記間隔K1が、規定の間隔と異なっているときは、第二転写廃トナー搬送路124bの案内部128bが、第五差し込み孔91eの縁に当接して、第二可動部材194を転写廃トナー搬送路の並び方向に移動させる。これにより、上記間隔K1が、規定の間隔と異なっていても、第二転写廃トナー搬送路124bを、第五差し込み孔91eに差し込むことができる。
また、第二転写廃トナー搬送路124bの中心に対して、第五差し込み孔91eの中心が、上下方向(図19の紙面の垂直方向)にずれている場合がある。第一可動部材193は、転写廃トナー搬送路の廃トナー搬送方向回りに回動可能である。よって、この場合は、第五差し込み孔91eの縁に当接した第二転写廃トナー搬送路124bの円錐状の案内部128bによって、第一可動部材193を転写廃トナー搬送路の廃トナー搬送方向回りに回動させる。これにより、第二転写廃トナー搬送路124bの中心と、第五差し込み孔91eの中心とがほぼ合い、第二転写廃トナー搬送路124bを第五差し込み孔91eに差し込むことができる。
よって、第二可動部材194を、転写廃トナー搬送路の並び方向に移動可能に、第一可動部材193に取り付ければよく、第一可動部材193と同様に、転写廃トナー搬送路の廃トナー搬送方向に対して垂直な平面内のあらゆる方面に移動可能に構成する場合に比べて、簡単な構成で、第二可動部材194を、第一可動部材193に取り付けることができる。
また、上記では、粉体として廃トナーや紙粉などの排出物を搬送する排出物搬送装置に本発明を適用した例について説明したが、これに限られるものではなく、例えば、トナー収容部が現像装置5へ粉体としてトナーを搬送するトナー補給装置に、本発明を適用することができる。また、上記では、トナー収容部へ各クリーニング装置で除去したトナーを搬送しているが、現像装置5へ搬送してもよい。
以上に説明したものは一例であり、以下の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
装置本体に対して揺動自在に支持された二次転写ユニット21などの揺動ユニットに設けられ、揺動ユニットから廃トナーなどの粉体を排出するための転写廃トナー搬送路などの粉体排出路と、装置本体に設けられ、粉体排出路の先端が差し込まれる差し込み孔を有し、粉体排出路から排出された粉体を受け入れる排出物搬送ユニット51などの受け入れ部材とを備えた粉体搬送装置において、粉体排出路と、差し込み孔とを複数有し、複数の前記差し込み孔の少なくとも一つを、前記揺動ユニットの揺動に伴う前記粉体排出路の移動に追随するように構成した。
二次転写ユニット21などの揺動ユニットが複数の転写廃トナー搬送路などの粉体排出路を有する場合、複数の粉体排出路のうち少なくともひとつは、揺動ユニットの揺動の支点から離れた位置に配置される。揺動ユニットの揺動の支点から離れるに従って、揺動ユニットの揺動に伴う粉体排出路の移動量が大きくなる。よって、揺動ユニットの揺動を妨げないように、揺動ユニットの揺動の支点から離れた位置に配置された粉体排出路が差し込まれる差し込み孔の内径を、粉体排出路の外径よりも大きくする必要がある。しかし、差し込み孔の内径を、粉体排出路の外径よりも大きくすると、差し込み孔から粉体が漏れるおそれがあった。
そこで、態様1では、複数の差し込み孔の少なくとも一つを、揺動ユニットの揺動に伴う粉体排出路の移動に追随するように構成した。これにより、差し込み孔の内径を粉体排出路の外径とほぼ同程度にしても、揺動ユニットの揺動を妨げることがない。よって、揺動ユニットの揺動を妨げることなく、差し込み孔から粉体が漏れ出るのを抑制することができる。
(態様2)
態様1において、前記粉体排出路の粉体搬送方向に対して垂直な平面内を移動可能に排出物搬送ユニット51などの受け入れ部材に取り付けられた可動部材94を有し、二次転写ユニット21などの揺動ユニットの揺動に伴う転写廃トナー搬送路などの粉体排出路の移動に追随する差し込み孔を、可動部材94に設けた。
これによれば、実施形態で説明したように、可動部材94が、前記粉体排出路の粉体搬送方向に対して垂直な平面内を移動することにより、複数の差し込み孔の少なくとも一つを、揺動ユニットの揺動に伴う粉体排出路の移動に追随させることができる。
(態様3)
態様2において、第一可動部材193などの可動部材に対して移動可能に前記可動部材に取り付けられた第二可動部材194を有し、可動部材の差し込み孔に差し込まれる第一転写廃トナー搬送路124aなどの粉体排出路とは別の粉体排出路(第二転写廃トナー搬送路124b)が差し込まれる第五差し込み孔91eなどの差し込み孔を、第二可動部材194に設けた。
これによれば、変形例1で説明したように、組み付け誤差や製造誤差により粉体排出路の間隔が規定の間隔からずれていても、第二可動部材194が第一可動部材193などの可動部材に対して移動することに、第五差し込み孔91eなどの第二可動部材194に設けられた差し込み孔と、第一可動部材193などの可動部材に設けられた差し込み孔とに、それぞれ、転写廃トナー搬送路などの粉体排出路を差し込むことができる。
(態様4)
態様3において、第二可動部材194は、前記第二可動部材は、複数の転写廃トナー搬送路などの粉体排出路の並び方向に往復移動可能に、前記可動部材に取り付けられている。
これによれば、変形例1で説明したように、第二可動部材194を転写廃トナー搬送路などの粉体排出路の分体搬送方向に対して垂直な平面内のあらゆる方面に移動可能に構成する場合に比べて、簡単な構成で、第二可動部材194を、第一可動部材193に取り付けることができる。
(態様5)
態様3または4において、複数の粉体排出路のうちのひとつが、他の粉体排出路よりも先に差し込み孔に差し込まれるように構成した。
これによれば、変形例1で説明したように、第一可動部材193などの可動部材がある程度位置決めされ、他方の転写廃トナー搬送路などの粉体搬送路をスムーズに差し込み孔を差し込むことができる。
(態様6)
態様3乃至5いずれかにおいて、各転写廃トナー搬送路などの粉体排出路の先端部を、先端に行くに従い外径が狭まる形状とした。
これによれば、変形例1で説明したように、差し込み孔の中心と転写廃トナー搬送路などの粉体搬送路の中心がずれた状態であっても、粉体排出路を差し込み孔にスムーズに差し込むことができる。
(態様7)
態様1乃至6いずれかにおいて、前記受け入れ部材は、廃トナーなどの粉体を収納する排出物収容部70などの粉体収納部へ前記粉体を搬送するための排出物搬送ユニット51などの粉体搬送路である。
これによれば、二次転写ユニット21などの揺動ユニットから排出された廃トナーなどの粉体を、揺動ユニットから離れた箇所に配置された排出物収容部70へ搬送することができる。
(態様8)
態様1乃至7いずれかにおいて、揺動ユニットは、感光体1などの像担持体からトナー像が一次転写される中間転写ベルト8などの中間転写体上のトナー像を、記録紙Pに二次転写する二次転写ユニット21などの二次転写装置であり、前記粉体が、前記二次転写装置の二次転写ベルト19などの二次転写部材から除去したトナーである。
これによれば、二次転写ベルト19などの二次転写部材から除去したトナーを、二次転写ユニット21などの二次転写装置から排出することができる。
(態様9)
トナーを搬送するトナー搬送手段を備えた画像形成装置において、トナー搬送手段として、態様1乃至8いずれかの粉体搬送装置を用いた。
これによれば、画像形成装置内がトナーにより汚れるのを抑制することができる。
1 :感光体
4 :ドラムクリーニング装置
5 :現像装置
6 :プロセスユニット
7 :転写ユニット
8 :中間転写ベルト
12 :二次転写対向ローラ
19 :二次転写ベルト
21 :二次転写ユニット
51 :排出物搬送ユニット
52a :ベルト廃トナー排出口
53 :揺動板
55 :排出物落下路
56 :傾斜面
57 :排出物落下口
59a :第一貫通孔
59b :第二貫通孔
61 :最終搬送路
62 :最終搬送スクリュウ
70 :排出物収容部
80 :水平搬送路
81a :搬送スクリュウ
81b :搬送スクリュウ
82 :ドラムクリーニング排出路
83 :現像排出路
90 :排出口
91a :第一差し込み孔
91b :第二差し込み孔
91c :第三差し込み孔
91d :第四差し込み孔
91e :第五差し込み孔
93 :移動用差し込み孔
94 :可動部材
94a :板状部
94b :筒状部
94c :溝部
95 :Cリング
96 :スポンジシール
96a :第一スポンジシール
96b :第二スポンジシール
97 :可動用孔
100 :ベルトクリーニング装置
100a :第一クリーニングサブユニット
100b :第二クリーニングサブユニット
100c :第三クリーニングサブユニット
101 :クリーニングブラシローラ
110a :第一搬送スクリュウ
110b :第二搬送スクリュウ
110c :第三搬送スクリュウ
120a :第一ベルト廃トナー搬送路
120b :第二ベルト廃トナー搬送路
120c :第三ベルト廃トナー搬送路
121 :第一転写クリーナ
121a :第一転写クリーニングブレード
121b :第一転写搬送スクリュウ
122 :第二転写クリーナ
122a :第二転写クリーニングブレード
122b :第二転写搬送スクリュウ
124a :第一転写廃トナー搬送路
124b :第二転写廃トナー搬送路
125a :第一転写廃トナー排出口
125b :第二転写廃トナー排出口
126a :第一シャッター部材
126a1 :鍔状部分
126b :第二シャッター部材
126b1 :鍔状部分
128a :案内部
128b :案内部
130 :支持軸
131 :接離カム
132 :スプリング
193 :第一可動部材
193a :テーパ部
193c :補助用差し込み孔
193d :抜け止め部
193e :切り欠き部
193f :板状部
193g :転写側筒状部
193h :取り付け用筒状部
194 :第二可動部材
195 :取り付け部材
195a :平面部
195b :嵌合部
197 :抜け止め防止板
特開2016−4144号公報

Claims (7)

  1. 装置本体に対して揺動自在に支持された揺動ユニットに設けられ、前記揺動ユニットから粉体を排出するための粉体排出路と、
    前記装置本体に設けられ、前記粉体排出路の先端が差し込まれる差し込み孔を有し、前記粉体排出路から排出された粉体を受け入れる受け入れ部材とを備えた粉体搬送装置において、
    前記粉体排出路と、前記差し込み孔とを複数有し、
    複数の前記差し込み孔の少なくとも一つを、前記揺動ユニットの揺動に伴う前記粉体排出路の移動に追随するように構成し、前記粉体排出路の粉体搬送方向に対して垂直な平面内を移動可能に前記受け入れ部材に取り付けられた可動部材を有し、
    前記揺動ユニットの揺動に伴う前記粉体排出路の移動に追随する前記差し込み孔を、前記可動部材に設け、
    前記可動部材に対して移動可能に前記可動部材に取り付けられた第二可動部材を有し、
    前記可動部材の前記差し込み孔に差し込まれる前記粉体排出路とは別の前記粉体排出路が差し込まれる前記差し込み孔を、前記第二可動部材に設けたことを特徴とする粉体搬送装置。
  2. 請求項1に記載の粉体搬送装置において、
    前記第二可動部材は、複数の前記粉体排出路の並び方向に往復移動可能に、前記可動部材に取り付けられていることを特徴とする粉体搬送装置。
  3. 請求項1または2に記載の粉体搬送装置において、
    複数の前記粉体排出路のうちのひとつが、他の前記粉体排出路よりも先に前記差し込み孔に差し込まれるように構成したことを特徴とする粉体搬送装置。
  4. 請求項1乃至3いずれか一項に記載の粉体搬送装置において、
    各粉体排出路の先端部を、先端に行くに従い外径が狭まる形状としたことを特徴とする粉体搬送装置。
  5. 請求項1乃至4いずれか一項に記載の粉体搬送装置において、
    前記受け入れ部材は、前記粉体を収納する粉体収納部へ前記粉体を搬送するための粉体搬送路であることを特徴とする粉体搬送装置。
  6. 請求項乃至5いずれか一項に記載の粉体搬送装置において、
    前記揺動ユニットは、像担持体からトナー像が一次転写される中間転写体上のトナー像を、記録紙に二次転写する二次転写装置であり、
    前記粉体が、前記二次転写装置の二次転写部材から除去したトナーであることを特徴とする粉体搬送装置。
  7. トナーを搬送するトナー搬送手段を備えた画像形成装置において、
    前記トナー搬送手段として、請求項1乃至6いずれか一項に記載の粉体搬送装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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