JP6438895B2 - さく孔機、及びオートスロットル制御用プログラム - Google Patents
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Description
さく孔時には、打撃機構によってロッド先端のビットに打撃を与えて衝撃波を発生させ、回転機構によってロッド先端のビットに回転を与えて岩盤と接触するビットの位相を変化させながら衝撃波を岩盤に伝えて破壊することで、さく孔を行う。また、さく孔中は、ビットの先端が岩石を破砕して繰粉を発生させるため、フラッシング(繰粉の除去)を行う。
例えば、オペレータは、エンジンを起動(ON)すると共に、スロットル制御によりエンジン回転速度を中速(1800rpm)に固定する。また、オペレータは、打撃又はフラッシングを行う時には、スロットル制御によりフルスロットル等にしてエンジン回転速度を中速(1800rpm)から高速(2200rpm)に上昇させる。その後、打撃及びフラッシングが終了すると、オペレータは、スロットル制御によりエンジン回転速度を高速(2200rpm)から中速(1800rpm)に下降させ、再び中速(1800rpm)に固定する。
本発明の目的は、燃費や環境面への影響等を改善したさく孔機を提供することである。
また、エンジン回転速度を第1速度に維持してアイドリング状態にしている間に、さく岩機の打撃機構又はフラッシング機構が駆動する時には、エンジン回転速度を第1速度から第3速度に上昇させる。より好ましくは、走行中でもエンジン回転速度を前記第1速度に維持する。
本発明の一態様に係るオートスロットル制御用プログラムは、上記のさく孔機における処理を、コンピュータに実行させるためのプログラムである。なお、当該オートスロットル制御用プログラムは、記憶装置や記憶媒体に格納することが可能である。
また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
図1は、本実施形態に係るさく孔機の一例であるクローラドリルの斜視図である。
クローラドリル1は台車2の前部にブーム3を備えている。このブーム3は、その先端部で、さく岩機(ドリフタ)4が搭載されたガイドシェル5を支持している。さく岩機4は、打撃機構6と回転機構7とを備えており、ビット8を先端に取付けたロッド9が装着される。
さく岩機4は、ガイドシェル5に設けた送り機構10によって送り(フィード)が与えられ、ガイドシェル5に沿ってさく孔軸線上を前後に移動する。さく孔時には、さく岩機4は、打撃機構6によってロッド9の先端のビット8に打撃を与えて衝撃波を発生させ、回転機構7によってロッド9の先端のビット8に回転を与えて岩盤と接触するビット8の位相を変化させながら衝撃波を岩盤に伝えて破壊することで、さく孔を行う。
また、ガイドシェル5の先端にはフートパッド12が設けられている。さく孔中は、ガイドシェル5の先端のフートパッド12を岩盤に押しつけることで、ガイドシェル5がさく孔によってふらつくことを防いでいる。
また、フートパッド12の上には、さく孔軸線上にサクションキャップ13が設けられている。サクションキャップ13の内側にはビット8が収納されており、その奥にはビット8とロッド9を連結するための貫通孔が設けられている。さく孔中はビット8の先端が岩石を破砕して繰粉を発生させるため、ブーム3はガイドシェル5の先端のサクションキャップ13を岩盤表面に押しつける。サクションキャップ13は、さく孔の口元を覆うことにより、繰粉が岩盤表面で飛散するのを防いでいる。
ロッド9及びビット8は、内部に圧縮空気の経路となる空洞又は管が設けられている。すなわち、ロッド9及びビット8は中空になっている。上述の通り、サクションキャップ13は、さく孔の口元を覆うことにより、この繰粉が岩盤表面で飛散するのを防ぐ。集塵装置14は、サクションキャップ13に接続された繰粉搬送管(図示略)を介して、この繰粉を捕集する。
台車2上には、クローラドリル1の作動を制御するためのオペレータキャビン19及び自動制御装置20が設置されている。図示しないが、オペレータキャビン19内には、オペレータのための運転席及び表示装置が設けられている。表示装置はタッチパネルでも良い。また、実際には、遠隔操縦や無線操縦ができるように、通信装置等が設けられていても良い。自動制御装置20には、記憶、演算、制御の機能を有するコンピュータが用いられている。
図2は、自動制御装置20の構成例を示すブロック図である。
自動制御装置20は、ブーム3、回転機構7、送り機構10、ロッド交換装置11、打撃機構6及びフラッシング機構17の駆動及び停止を検知する。このとき、自動制御装置20は、回転圧力検出器18a、送り速度検出器18b、送り圧力検出器18c、打撃圧力検出器18d、及びフラッシング圧力検出器18eを介して、上記の各機構の駆動及び停止を検知しても良い。
低速制御部20aは、エンジン回転速度を低速(1200rpm)の状態にする。低速(1200rpm)は第1速度に相当する。低速制御部20aは、エンジン21のオートスロットル制御を開始するためのオートスロットルスイッチ22がONになり、エンジン21のオートスロットル制御を開始した際に、エンジン回転速度を低速(1200rpm)に維持して、いわゆるアイドリング状態にする。なお、低速制御部20aは、走行中やさく孔作業の待機中も、エンジン回転速度を低速(1200rpm)に維持する。
また、遠隔操縦や無線操縦の場合には、オートスロットルスイッチ22は操作端末(コンソール)側に設けられていても良い。また、オートスロットルスイッチ22は、自動制御装置20によりソフトウェア的に実現されていても良い。若しくは、オペレータが最初にスロットル制御を手動操作で行った時点で、自動的にオートスロットル制御を開始しても良い。
中速制御部20bは、エンジン回転速度を中速(1800rpm)の状態にする。中速(1800rpm)は第2速度に相当する。中速制御部20bは、さく岩機4の回転機構7、送り機構10、ロッド交換装置11、及びブーム3のいずれかを駆動する時にエンジン回転速度を低速(1200rpm)から中速(1800rpm)に上昇させる。
高速制御部20cは、エンジン回転速度を高速(2200rpm)の状態にする。高速(2200rpm)は第3速度に相当する。高速制御部20cは、さく岩機4の打撃機構6又はフラッシング機構17が駆動する時にエンジン回転速度を低速(1200rpm)又は中速(1800rpm)から高速(2200rpm)に上昇させる。
さく孔作業時の各部の処理の優先度については、低速制御部20a<中速制御部20b<高速制御部20cの順である。すなわち、低速制御部20aよりも中速制御部20b、中速制御部20bよりも高速制御部20cの処理が優先される。但し、低速制御部20a、中速制御部20b、及び高速制御部20cは、発明の理解の一助とするために、エンジン回転速度の制御機能を機能ブロック毎に分けた便宜上の分類に過ぎない。実際には、低速制御部20a、中速制御部20b、及び高速制御部20cは、同一の装置又は回路であっても良い。速度の大小関係については、第1速度<第2速度<第3速度の順である。
図3は、本実施形態に係るさく孔機におけるオートスロットル制御の処理手順を示す概略図である。
本実施形態に係るさく孔機では、コンピュータによるオートスロットル制御を実現している。まず、クローラドリル1の自動制御装置20は、オペレータの操作に応じて、又は事前設定に従って自動的に、エンジン21を起動(ON)すると共に、当該処理手順の動作モードを選択した上で、エンジン21のオートスロットル制御を開始するためのオートスロットルスイッチ22をONにする。
自動制御装置20の低速制御部20aは、エンジン回転速度を低速(1200rpm)に維持して、いわゆるアイドリング状態にする。ここで、低速制御部20aは、クローラドリル1が走行モード(走行状態)の場合でも、エンジン回転速度を低速(1200rpm)に維持する。なお、クローラドリル1の走行中のエンジン回転速度の調節については、オペレータがスロットルダイヤル等を操作してエンジン回転速度を手動選択することも可能である。
但し、実際には、上記の動作の全てを対象にする事例に限定されるものではない。例えば、さく岩機の回転、送り(フィード)、ロッド交換(R/C)、及びブーム作動の中から、エンジン回転速度を上昇させるトリガ(契機)となる動作を、予めオペレータが任意に設定(指定)・変更できるようにすることも考えられる。
自動制御装置20の中速制御部20bは、エンジン回転速度が中速(1800rpm)になった後、一定時間(例えば5秒間)連続して、さく岩機の回転、送り(フィード)、ロッド交換(R/C)、及びブーム作動のいずれも行われない場合(一定時間、無入力状態が続いた場合)、エンジン回転速度を中速(1800rpm)から低速(1200rpm)に下降させる。
エンジン回転速度が中速(1800rpm)から低速(1200rpm)に下降すると、中速制御部20bは処理を終了し、低速制御部20aが処理を再開する。すなわち、動作の主体が、中速制御部20bから低速制御部20aに移行する。実際には、中速制御部20bが停止前に低速制御部20aを起動しても良い。低速制御部20aは、再びエンジン回転速度を低速(1200rpm)に維持する。
自動制御装置20の高速制御部20cは、さく岩機4の打撃機構6又はフラッシング機構17が駆動を開始する時(作動ONした時)にエンジン回転速度を中速(1800rpm)から高速(2200rpm)に上昇させる。すなわち、打撃又はフラッシングが行われる時にエンジン回転速度を中速(1800rpm)から高速(2200rpm)に上昇させる。
自動制御装置20の高速制御部20cは、低速制御部20aがエンジン回転速度を低速(1200rpm)に維持している間に、さく岩機4の打撃機構6又はフラッシング機構17が駆動を開始する時(作動ONした時)には、直接、エンジン回転速度を低速(1200rpm)から高速(2200rpm)に上昇させる。このとき、一旦、中速制御部20bがエンジン回転速度を低速(1200rpm)から中速(1800rpm)に上昇させた上で、高速制御部20cが更にエンジン回転速度を中速(1800rpm)から高速(2200rpm)に上昇させるようにしても良い。
エンジン回転速度が高速(2200rpm)から低速(1200rpm)に下降すると、高速制御部20cは処理を終了し、低速制御部20aが処理を再開する。すなわち、動作の主体が、高速制御部20cから低速制御部20aに移行する。実際には、高速制御部20cが停止前に低速制御部20aを起動しても良い。低速制御部20aは、再びエンジン回転速度を低速(1200rpm)に維持する。
完全にさく孔作業を終了する場合、自動制御装置20は、オペレータの操作に応じて、又は事前設定に従って自動的に、エンジン21を停止(OFF)する。エンジン21を停止(OFF)すると、自動制御装置20は処理を終了し、エンジン21は停止状態(0rpm)になる。
なお、実際には、自動制御装置20の高速制御部20cは、打撃機構6及びフラッシング機構17の駆動が終了した時に、一旦、エンジン回転速度を高速(2200rpm)から中速(1800rpm)に下降させるようにしても良い。すなわち、打撃及びフラッシングが終了した時に、一旦、エンジン回転速度を高速(2200rpm)から中速(1800rpm)に下降させる。エンジン回転速度が高速(2200rpm)から中速(1800rpm)に下降したとき、自動制御装置20の高速制御部20cは処理を終了し、自動制御装置20の中速制御部20bが処理を開始する。
反対に、自動制御装置20の中速制御部20bは、エンジン回転速度が中速(1800rpm)になった後、一定時間連続して、さく岩機の回転、送り(フィード)、ロッド交換(R/C)、ブーム作動、打撃及びフラッシングのいずれも行われない場合、エンジン回転速度を中速(1800rpm)から低速(1200rpm)に下降させる。
上記のようなオートスロットル制御の処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムを、オートスロットル制御用プログラムと呼ぶ。このオートスロットル制御用プログラムは、記憶装置や記憶媒体に格納することが可能である。オートスロットル制御用プログラムは、常駐プログラムでも良い。この場合、低速制御部20a、中速制御部20b、及び高速制御部20cは、上記の動作を実施する時以外は、常に待機している。
なお、低速制御部20a、中速制御部20b、及び高速制御部20cはそれぞれ、個別の常駐プログラムを実行することにより実現しても良い。若しくは、低速制御部20a、中速制御部20b、及び高速制御部20cはそれぞれ、オブジェクト指向プログラムにおけるオブジェクトや、メインルーチンから呼び出されるサブルーチンを実行することにより実現しても良い。また、低速制御部20a、中速制御部20b、及び高速制御部20cはそれぞれ、個別の仮想マシン(VM)により実現しても良い。
上記のプロセッサの例として、CPU、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、若しくは専用の機能を有する半導体集積回路等が考えられる。上記のメモリの例として、RAM、ROM、EEPROMやフラッシュメモリ等の半導体記憶装置等が考えられる。また、バッファやレジスタ等でも良い。上記のストレージの例として、HDDやSSD等の補助記憶装置等が考えられる。また、DVD等のリムーバブルディスクや、SDメモリカード等の記憶媒体(メディア)等でも良い。
上記の説明においてはクローラドリルを例に説明しているが、実際にはダウンザホールドリルやドリルジャンボに対しても適用可能である。また、クローラドリルと同様のスロットル制御を行う他の重機に対しても適用可能である。
以上、本発明の実施形態を詳述してきたが、実際には、上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の変更があっても本発明に含まれる。
[比較対象となる公知のスロットル制御]
図4は、比較対象となる公知のさく孔機におけるスロットル制御の操作手順を示す概略図である。
公知のさく孔機では、多くの場合、オペレータがスロットル制御を手動操作で行っていた。まず、オペレータは、エンジンを起動(ON)する。このとき、オペレータは、スロットル制御によりエンジン回転速度を中速(1800rpm)に固定する。
オペレータは、打撃又はフラッシングを行う時には、スロットル制御によりフルスロットル等にしてエンジン回転速度を中速(1800rpm)から高速(2200rpm)に上昇させる。その後、打撃及びフラッシングが終了すると、オペレータは、スロットル制御によりエンジン回転速度を高速(2200rpm)から中速(1800rpm)に下降させ、再び中速(1800rpm)に固定する。
上記のような操作手順は、さく孔作業の効率を考慮すると十分ではあるが、燃費や環境面への影響等を考慮すると最適ではない。
一方、本実施形態に係るさく孔機では、図3に示すように、自動制御装置20によるオートスロットル制御を行う。まず、エンジンを起動(ON)した時に、自動制御装置20の低速制御部20aは、オートスロットル制御によりエンジン回転速度を低速(1200rpm)に維持する。
また、自動制御装置20の中速制御部20bは、さく岩機4の回転、送り(フィード)、ロッド交換(R/C)、及びブーム作動のいずれかが行われる時にエンジン回転速度を低速(1200rpm)より大きい中速(1800rpm)に上昇させる。
自動制御装置20の高速制御部20cは、打撃又はフラッシングが行われる時にエンジン回転速度を中速(1800rpm)より大きい高速(2200rpm)に上昇させる。若しくは、高速制御部20cは、エンジン回転速度を低速(1200rpm)に維持している間に、打撃又はフラッシングが行われる時には、低速(1200rpm)から高速(2200rpm)に上昇させる。
更に、自動制御装置20の中速制御部20bは、エンジン回転速度が中速(1800rpm)になった後、一定時間(例えば5秒間)連続して、前記さく岩機の回転、送り、ロッド交換、ブーム作動、打撃及びフラッシングのいずれも行われない場合、エンジン回転速度を中速(1800rpm)から低速(1200rpm)に下降させる。
また、打撃又はフラッシングが行われる前の動作(前段階の動作)として、さく岩機の回転、送り(フィード)、ロッド交換(R/C)、及びブーム作動のいずれかが行われる時に、初めてエンジン回転速度を中速にしている。
特に、中速まで上昇させた後、一定時間連続して無入力(無操作)状態が続いた場合、自動的にエンジン回転速度を中速から低速に下降させて維持することで、更にエネルギーの損失を抑制する構成となっている。そのため、燃費や環境面への影響等の観点から最適なスロットル制御を行うことができる。
Claims (10)
- さく孔作業の待機中にエンジン回転速度を第1速度に維持してアイドリング状態にする第1速度制御部と、
さく岩機の回転機構、送り機構、ロッド交換装置、及びブームのいずれかを駆動する時にエンジン回転速度を前記第1速度より大きい第2速度に上昇させる第2速度制御部と、
前記さく岩機の打撃機構又はフラッシング機構が駆動する時にエンジン回転速度を前記第2速度より大きい第3速度に上昇させ、前記打撃機構及び前記フラッシング機構の駆動が終了した時にエンジン回転速度を前記第3速度から前記第1速度に下降させる第3速度制御部と、
を備えることを特徴とするさく孔機。 - 前記第2速度制御部は、エンジン回転速度が前記第2速度になった後、一定時間連続して、前記回転機構、前記送り機構、前記ロッド交換装置、前記ブーム、前記打撃機構及び前記フラッシング機構のいずれも駆動しない場合、エンジン回転速度を前記第2速度から前記第1速度に下降させる請求項1に記載のさく孔機。
- 前記第3速度制御部は、前記第1速度制御部がエンジン回転速度を前記第1速度に維持してアイドリング状態にしている間に、前記打撃機構又は前記フラッシング機構が駆動する時には、エンジン回転速度を前記第1速度から前記第3速度に上昇させる請求項1又は2に記載のさく孔機。
- 前記第1速度制御部は、走行中にエンジン回転速度を前記第1速度に維持する請求項1乃至3のいずれか一項に記載のさく孔機。
- さく孔作業の待機中にエンジン回転速度を第1速度に維持してアイドリング状態にする第1速度制御部と、
さく岩機の回転機構、送り機構、ロッド交換装置、及びブームのいずれかを駆動する時にエンジン回転速度を前記第1速度より大きい第2速度に上昇させる第2速度制御部と、
前記さく岩機の打撃機構又はフラッシング機構が駆動する時にエンジン回転速度を前記第2速度より大きい第3速度に上昇させ、前記打撃機構及び前記フラッシング機構の駆動が終了した時にエンジン回転速度を前記第3速度から前記第2速度に下降させる第3速度制御部と、
を備え、
前記第2速度制御部は、前記第3速度制御部が前記第2速度に下降させた後、一定時間連続して、前記回転機構、前記送り機構、前記ロッド交換装置、前記ブーム、前記打撃機構及び前記フラッシング機構のいずれも駆動しない時にはエンジン回転速度を前記第2速度から前記第1速度に下降させることを特徴とするさく孔機。 - さく孔作業の待機中にエンジン回転速度を第1速度に維持してアイドリング状態にするステップと、
さく岩機の回転、送り、ロッド交換、及びブーム作動のいずれかが行われる時にエンジン回転速度を前記第1速度より大きい第2速度に上昇させるステップと、
打撃又はフラッシングが行われる時にエンジン回転速度を前記第2速度より大きい第3速度に上昇させるステップと、
打撃及びフラッシングが終了した時にエンジン回転速度を前記第3速度から前記第1速度に下降させるステップと、
をさく孔機のコンピュータに実行させることを特徴とするオートスロットル制御用プログラム。 - エンジン回転速度が前記第2速度になった後、一定時間連続して、前記さく岩機の回転、送り、ロッド交換、ブーム作動、打撃及びフラッシングのいずれも行われない場合、エンジン回転速度を前記第2速度から前記第1速度に下降させるステップを更にさく孔機のコンピュータに実行させる請求項6に記載のオートスロットル制御用プログラム。
- エンジン回転速度を前記第1速度に維持してアイドリング状態にしている間に、前記打撃又は前記フラッシングが行われる時には、エンジン回転速度を前記第1速度から前記第3速度に上昇させるステップを更にさく孔機のコンピュータに実行させる請求項6又は7に記載のオートスロットル制御用プログラム。
- 走行中にエンジン回転速度を前記第1速度に維持するステップを更にさく孔機のコンピュータに実行させる請求項6乃至8のいずれか一項に記載のオートスロットル制御用プログラム。
- さく孔作業の待機中にエンジン回転速度を第1速度に維持してアイドリング状態にするステップと、
さく岩機の回転、送り、ロッド交換、及びブーム作動のいずれかが行われる時にエンジン回転速度を前記第1速度より大きい第2速度に上昇させるステップと、
打撃又はフラッシングが行われる時にエンジン回転速度を前記第2速度より大きい第3速度に上昇させるステップと、
打撃及びフラッシングが終了した時にエンジン回転速度を前記第3速度から前記第2速度に下降させるステップと、
前記第2速度に下降させた後、一定時間以内に打撃又はフラッシングが行われる時には再度エンジン回転速度を前記第2速度から前記第3速度に上昇させるステップと、
前記第2速度に下降させた後、一定時間以内に前記さく岩機の回転、送り、ロッド交換、ブーム作動、打撃及びフラッシングのいずれも行われない場合、エンジン回転速度を前記第2速度から前記第1速度に下降させるステップと、
をさく孔機のコンピュータに実行させることを特徴とするオートスロットル制御用プログラム。
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