JP6433938B2 - アンカーの強制除荷用治具と、強制除荷方法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、斜張橋の斜材ケーブル、山留め壁や擁壁・法面などに用いられるストランド(以下、これらをアンカーケーブルと称する)に係る、当該ケーブルの交換・修理において、既存のアンカーの引張力を強制除荷する際に使用される治具と、その治具を使用したアンカーの除荷方法に関するものである。
例えば、前記斜張橋の斜材ケーブルは、橋桁を吊持すべく、主塔から橋台へ斜めに架設されており、そのケーブルの定着部において、円錐形の孔を有したアンカーヘッドに、前記孔内に円錐状に形成される複数のウェッジが、前記斜材ケーブルの外周面にセットされた状態で、配設される。そして、外側から内側に向けて打ち込まれた前記ウェッジは、そのウェッジ内壁面の周方向にに刻設された内歯が前記斜材ケーブルの外周面に食い込み、当該斜材ケーブルを掴持する。更に、前記斜材ケーブルの引張力によって、前記孔の円錐形状の周壁で拘束されて前記ウェッジが前記斜材ケーブルの外周面に増々食い込むことで、前記斜材ケーブルの端部が前記アンカーヘッドに保持されるようになっている。
前記斜材ケーブルの補修・交換にあたっては、斜材ケーブルが緊張・定着された状態から、当該斜材ケーブルの引張力を除荷しなければならない。そのためには、定着部において前記斜材ケーブルをジャッキ手段で引っ張って、アンカーヘッドの端面から一旦引っ張り出し、前記斜材ケーブルに食い込んでいるウェッジを、アンカーヘッドの孔から取り出さなければならない。
そこで、従来、上記解決方法として、特許文献1に記載されているように、アンカーケーブル(斜材ケーブルに相当)の先端部を除荷用クサビによって掴持し、ジャッキによって前記除荷用クサビを介して前記アンカーケーブルに引張力を加えて、定着用クサビをアンカーヘッドから離間させて前記アンカーケーブルから取り外す。その後、前記除荷用クサビと前記アンカーヘッドとの間に平板状のシャッターを挿入して、その後、前記ジャッキによる前記アンカーケーブルに対する引張力(緊張力)を除荷する。
前記除荷用クサビの先端を前記シャッターの片面に当接させて、前記アンカーケーブルの除荷による移動に対して、前記除荷用クサビが前記シャッターに当接していることでケーブルと同方向へ移動することが阻止される。この除荷用クサビを保持する外側のカプラーが定着側へ強制的に移動されることで、相対的に除荷用クサビが反対側に移動し、前記除荷用クサビのクサビ効果が消勢する。こうして、前記アンカーケーブルの引張力(緊張力)が除荷されるようになっているものが知られている。
特開2003−268766号公報
しかし、従来におけるケーブルの除荷方法においては、U字型切欠き部を有するシャッターの板部材によるウェッジの強制リリースなので、除荷用ウェッジの端面に対する当たり具合に注意を要し、作業的にも目視による監視を怠ることができず、作業の安全性に留意する必要がある。本発明に係るアンカーの強制除荷用治具と、強制除荷方法は、このような課題を解決するために提案されたものである。
本発明に係るアンカーの強制除荷用治具の上記課題を解決して目的を達成するための要旨は、アンカーケーブル用定着部のアンカーヘッドに配設された定着用ウェッジによって、前記アンカーヘッドの端面から前記ケーブルの先端部を突出させて保持された前記アンカーケーブルの引張力を除荷するための治具であって、前記アンカーヘッドの先端部に取り付けられる分割体でその外周部にテーパ面を有する除荷用の除荷用ウェッジと、前記除荷用ウェッジのテーパ面に係合する円錐形状で軸方向に貫通した孔を有して当該除荷用ウェッジの端面がケース一端側端面から突出しないようにそのケース一端側端面から適宜に離間させて該除荷用ウェッジを内包する筒状のカプラーケースと、前記アンカーケーブル用定着部に反力を取り、前記除荷用ウェッジを介して前記アンカーケーブルを引張ることで前記定着用ウェッジをアンカーヘッドの孔から離間させるため、前記カプラーケースを引張るジャッキ手段と、前記定着用ウェッジが前記アンカーヘッドの孔から撤去された後に当該孔に一端部が挿着されるとともに、前記アンカーヘッドと前記カプラーケースとの間のアンカーケーブルの外周面を囲繞するように本体部が装着され、他端部の突出部が前記カプラーケースの孔に外側から内側に進入して前記ケース端面から適宜に離間させた前記除荷用ウェッジの端面に当接し、前記アンカーケーブルの引張力を除荷するものであって筒状体を長手方向の軸線に沿って分割してなるリリースパイプと、から構成されてなることである。
前記カプラーケースの他端部には、ジャッキの張力伝達部材の端部と他端部においてネジ結合されるジョイント部材の一端部と連結するための連結手段が設けられていることである。
前記除荷用ウェッジとジョイント部材の一端部との間のカプラーケース内部空間部には、前記除荷用ウェッジをアンカーヘッド側に付勢する付勢手段が設けられていることである。
前記ジャッキ手段における反力部材であるラムチェアーは、筒状体であってその側壁にはリリースパイプをアンカーケーブルの外周面を囲繞してアンカーヘッドの孔に挿着させる作業を可能にする窓が設けられていることである。
前記ラムチェアーの内側壁面には、ジャッキ手段の引張力によってアンカーヘッドが定着部から浮き上がるのを防止する、浮上がり防止手段が設けられていることである。
前記リリースパイプの分割体の外周部にはそれぞれ、安全作業用の把手部材を着脱自在に取り付けるための、取付手段が設けられていることである。
本発明に係るアンカーの強制除荷方法の上記課題を解決して目的を達成するための要旨は、上記本発明に係るアンカーの強制除荷用治具を形成し、リリースパイプをアンカーヘッドの孔に挿着した後、該リリースパイプの他端部における突出部によって除荷用ウェッジのアンカーヘッド側への移動を阻止し、前記除荷用ウェッジと引張力が解除されたカプラーケースとの相対的移動により前記除荷用ウェッジの緊張拘束状態が解除されることで、アンカーケーブルの引張力が除荷されることである。
前記ラムチェアーの端部には、ジャッキ手段のジャッキによる支圧を確保するための支圧板が設けられて、前記ジャッキによる引張り作業が行われることである。
前記ラムチェアーの内側壁面に設けた浮上がり防止手段によって、ジャッキ手段の引張力によってアンカーヘッドが定着部から浮き上がるのを防止しながら、アンカーケーブルをジャッキ手段で引張り、定着用ウェッジを浮き上がらせてこれを撤去することを含むものである。
本発明のアンカーの強制除荷用治具と、強制除荷方法によれば、カプラーケースに内包された除荷用ウェッジを、アンカーヘッド側に挿着したリリースパイプの他端部側の突出部で当接させて、ジャッキ手段で引っ張っているカプラーケースの引張力を緩めることで、前記除荷用ウェッジの締め付け掴持作用が解除され、アンカーケーブルが除荷される。
また、定着用ウェッジの取り出し撤去の際における、アンカーヘッドの定着部からの浮き上がりを防止して、除荷作業の安全性が確保される。
更に、前記カプラーケースの内部空間部に付勢手段を設けることで、除荷用ウェッジをアンカーヘッド側に付勢してアンカーケーブルに食い込ませて、確実にジャッキ手段で前記アンカーケーブルを引っ張ることができる。
前記リリースパイプの分割体には、それぞれ把手部材用の取付手段が設けられているので、該リリースパイプをアンカーヘッドの孔に挿着し且つアンカーケーブルの外周部に装着する際の、取付作業の安全性が確保される、という優れた効果を奏するものである。
本発明に係る除荷方法の作業手順に沿った説明図(A)〜(C)である。 同本発明に係る除荷方法の作業手順に沿った説明図(A)〜(C)である。 同本発明に係る除荷方法の作業手順に沿った説明図(A)〜(C)である。 同本発明に係る除荷装置1の使用状態における、装置の一部を破断してして示す使用状態側面図である。 同本発明に係る除荷装置1について、アンカーヘッド7にカプラーケース2、張力伝達部材8b、を装着した状態の斜視図(A)、カプラーケース2に順に内装される除荷用ウェッジ3,押圧部材11、付勢手段12、ジョイント部材10の、それぞれの側面図(B)である。 同本発明に係る除荷装置1について、ラムチェアー14をハンカーヘッド7に被覆させた状態の斜視図である。 同本発明に係る除荷装置1について、定着用ウェッジ5を撤去した後に、リリースパイプ6を把手部材15によってアンカーヘッド7に挿着した状態の斜視図である。 同本発明に係る除荷装置1における、除荷用ウェッジ3の側面図(A)、平面図(B)である。 同本発明に係る除荷装置1の、カプラーケース2の組立体の断面図(A)、カプラーケース2の断面図(B)、押圧部材11の断面図(C)、ジョイント部材10の断面図(D)である。 同本発明に係る除荷装置1の、支圧板13の平面図(A)、縦断面図(B)である。 同本発明に係る除荷装置1の、反力部材であるラムチェアー14の縦断面図(A)、正面図(B)、背面図(C)である。 同本発明に係る除荷装置1の、ラムチェアー14に設ける浮上がり防止手段14bの正面図(A)、縦断面図(B)である。 同本発明に係る除荷装置1の、リリースパイプ6の一部を破断した側面図(A)、正面図(B)である。
本発明に係るアンカーの強制除荷用治具1と、その強制除荷治具1を使用して施工する強制除荷方法は、図1乃至図3に示すように、除荷作業の安全性を高めるとともに、カプラーケース2と除荷用ウェッジ3とで、アンカーケーブル4を引張・緊張させて定着用ウェッジ5を引っ張り出して撤去した後、リリースパイプ6によって除荷用ウェッジ3の掴持作用を解除させ、アンカーケーブル4の引張力(緊張力)を確実に除荷させるものである。
前記アンカーの強制除荷用治具1について、図を参照して説明する。図1(A)に示すように、斜張橋、法面や擁壁などに使用されるPC鋼より線でなるアンカーケーブル4は、ケーブル両端の定着部において、前記アンカーヘッド4に穿孔された円錐形の孔7aに挿着された定着用ウェッジ5によるクサビ効果で掴持されている。
前記アンカーケーブル4の端部4aは、前記アンカーヘッド7の端面から寸法a(例えば、80mm)程度突出させてある。また、前記定着用ウェッジ5は、内周面に喰い込み用の歯(図示せず)を設けてなる3個で1組の分割体である。
図4に示すように、前記アンカーケーブル4の端部4aを引張方向に引っ張る、アンカーの強制除荷用治具1の概略構成は、
前記アンカーヘッド7の先端部に取り付けられる分割体であって、その外周部にテーパ面を有するとともに内周面に喰い込み用の内歯3bを有する除荷用(プリング)ウェッジ3と、
前記除荷用ウェッジ3のテーパ面に係合する円錐形状で軸方向に貫通した孔2a(図1(B),(C)参照)を有して、図1(C),図4,図7(A)に示すように、当該除荷用ウェッジ3の端面3aがケース一端側端面2bから突出しないように、そのケース一端側端面2bから適宜に離間させて該除荷用ウェッジ3を内包する筒状のカプラーケース2と、
前記アンカーケーブル用の定着部7bに反力を取り、前記除荷用ウェッジ3を介して前記アンカーケーブル4を引張ることで、前記定着用ウェッジ5をアンカーヘッド7の孔7aから離間させるため、前記カプラーケース2を引張るジャッキ手段8と、
前記定着用ウェッジ5が前記アンカーヘッド7の孔7aから撤去された後に、当該孔7aに一端部6aが挿着される(図3(A)参照)とともに、前記アンカーヘッド7と前記カプラーケース2との間のアンカーケーブル4の外周面4b(図2(C)参照)を囲繞するように本体部6bが装着され、他端部の突出部6cが前記カプラーケース2の孔2aに外側から内側に進入して、前記ケース端面2bから適宜に離間させた前記除荷用ウェッジ3の端面3aに当接し、前記アンカーケーブル4の引張力を除荷するものであって筒状体を長手方向の軸線に沿って分割してなるリリースパイプ6と、から構成されてなる。
前記各構成部品について順に説明する。前記除荷用ウェッジ3は、図4に示す前記定着部7bにおけるアンカーヘッド7の定着用ウェッジ5とは異なる、別の金属製クサビ部材であって、図6(A),(B)に示すように、周方向に3分割された、全体で一つの円錐形となるテーパ状の外周面を有し、内周面にケーブル喰い込み用の内歯を有してなる。なお、前記定着用ウェッジ5とは寸法等が異なるものの、基本的な構造と作用とは同じである。
前記カプラーケース2は、図7(A),(B)に示すように、前記アンカーケーブル4の端部4aを引張るためのもので、軸線方向に細長い金属製の筒体である。また、図4,図7(A),(D)に示すように、前記カプラーケース2の他端部2cには、ジャッキ8aの張力伝達部材8bの端部8cと、他端部10aとにおいてネジ結合されるジョイント部材10の一端部10bと連結するための連結手段(一例、ネジ部)2dが内周部に設けられている。
更に、図7(A),(C)に示すように、前記カプラーケース2に内包された除荷用ウェッジ3をアンカーヘッド7側に押し込むための押圧部材11が配設される。該押圧部材11の貫通孔11aは、アンカーケーブル4の端部4aを挿通させるためにある。
前記カプラーケース2の内部空間部において、前記内包された除荷用ウェッジ3と前記ジョイント部材10の一端部10bとの間には、前記除荷用ウェッジ3をアンカーヘッド7側に付勢する付勢手段(一例、コイルスプリング)12が設けられている。
前記ジャッキ手段8は、図4に示すように、センターホール型のジャッキ8aと、張力伝達部材であるPC鋼棒8bと、該PC鋼棒8b用の定着部材であるナット8dと、荷重を集中させてジャッキ8aの支圧を確保するための補助部材としての支圧板13と、定着部7bに反力を取るための反力部材である筒状のラムチェアー14とで構成される。当該ジャッキ手段8の各構成部品について説明する。
前記支圧板13は、図8に示すように、所要厚さの金属製円盤状体であり、中央部に貫通孔13aが設けられて、張力伝達部材8bを挿通させるようになっている。また、前記ラムチェアー14は、図9に示すように、全体が金属製の筒状体であり、その側壁にはリリースパイプ6をアンカーケーブル4の外周面を囲繞してアンカーヘッド7の孔7aに挿着させる作業を可能にする窓14aが設けられている。また、このラムチェアー14における筒状体の両端のフランジ部には、ジャッキ用孔14gと、定着用孔14hがそれぞれ適宜な孔径にして設けられている。
更に、前記ラムチェアー14の内側壁面には、図4に示すように、ジャッキ手段8の引張力によってアンカーヘッド7が定着部7bから浮き上がるのを防止する、浮上がり防止手段14bが、筒状体の長手方向である軸線方向に沿って取付けられている。
前記浮上がり防止手段14bの形状等は、図9、図10に示すように、細長い金属製矩形状の棒部材である。前記ラムチェアー14の筒体14dの側壁に設けられた貫通孔14eに取付ネジ14f(図4参照)を挿通させて、そのネジの先端部をネジ孔14cに螺合させて、前記浮上がり防止手段14bを前記筒体14dの内側壁面に取付けて固定する。これにより、図5−B、図5−Cに示すように、浮上がり防止手段14bの長手方向の一端側端面で、アンカーヘッド7の端面を抑えて、該アンカーヘッド7の浮き上がりを防止するものである。
次に、前記ジョイント部材10は、前記ジャッキ手段8の引張力をカプラーケース2に伝達させるための部材であり、図7(D)に示すように、全体が金属製の円柱体である。その一端部10b側の外周面に雄ネジ部が設けられ、他端部10a側に凹部の内周壁面に雌ネジ部10cが設けられている。図7(A)に示すように、前記一端部10b側の雄ネジ部が、前記カプラーケース2の連結手段2dに螺合される。また、前記雌ネジ部10cに、張力伝達部材8bの端部8cが螺合される。
また、前記リリースパイプ6は、図11(A),(B)に示すように、筒体を周方向において2分割された分割体であり、この分割体を組み合わせた中央部分を、アンカーケーブル4が挿通するようになっている。
前記リリースパイプ6の長手方向の中間部には、本体部6bの外周部に把手部材15を着脱自在に取付ける(図5−C参照)ための取付手段であるネジ部6eが設けられている。前記リリースパイプ6をアンカーヘッド7の孔7aに装着する際に、前記把手部材15を掴んで前記リリースパイプ6を操作して、アンカーヘッド7から作業者が離れて施工することで、作業の安全を図るためである。
上述した本発明に係るアンカーの強制除荷用治具1を形成した後、該アンカーの強制除荷用治具1を使用して施工するアンカーの強制除荷方法について、図を参照しながら説明する。まず、図1(A),(B)に示すように、アンカーヘッド7の端面から寸法a(約80mm程度)で突出しているアンカーケーブル4の端部4aに、カプラーケース2を一端側の孔2aから差し込んで装着する。カプラーケース2の一端側端面が、定着用ウェッジ5の端面に当接する。
次に、図1(C)に示すように、前記カプラーケース2の他端側から、図6に示した除荷用ウェッジ3を差し入れて、工具でアンカーヘッド7側の方向に叩き込む。アンカーケーブル4の端部4aに、前記除荷用ウェッジ3が装着される。
図1(C)に示すように、前記除荷用ウェッジ3の端面3aは、前記カプラーケース2の一端側の端面2bから、適宜に離間された位置にある。
その後、前記カプラーケース2に対して、図5−A(A),(B)、図7(A)に示すように、前記除荷用ウェッジ3に押圧部材11を載置し、付勢部材12を配置して、ジョイント部材10をカプラーケース2の連結手段2dに螺合させて、開口部を閉蓋する。これにより、前記付勢部材12の付勢力が、押圧部材11を介して除荷用ウェッジ3をアンカーヘッド7側に押し込む作用をする。
そして、図5−A(A)に示すように、前記ジョイント部材10のネジ部10cに、張力伝達部材8bの端部8cを螺合させて連結する。
その後、図5−Bに示すように、反力部材であるラムチェアー14の一端側の定着用孔14h側から、前記張力伝達部材8b、カプラーケース2,アンカーヘッド7に被装させて、前記一端側のフランジ部をベース9に当接させ、ラムチェアー14を載置する。
前記ラムチェアー14における浮上がり防止手段14bが、アンカーヘッド7の中心線上に来るように位置調整して、前記ラムチェアー14を配設する。なお、浮上がり防止手段14bは、予め前記ラムチェアー14の内壁面に取り付けておいても良いし、前記ラムチェアー14をベース9に載置した後、窓14aから当該浮上がり防止手段14bを差し入れて、取付ネジ14fで取付・固定しても良い。
その後、図4に示すように、前記ラムチェアー14に支圧板13を配設し、更に、ジャッキ(一例、センターホールジャッキ)8aを配設して、張力伝達部材8bをナット8dで固定する。また、高圧油接続部8e,8fに、高圧油供給装置の供給・排出用のホース(図示せず)をそれぞれ連結する。
図4に示すように、ジャッキ手段8が前記ラムチェアー14の一端側に配設された後、図2(A)、図4に示すように、高圧油供給装置から前記高圧接続部8e,8fを経由してジャッキ手段8を作動させ、定着部7bに反力を取って、カプラーケース2を支圧板13によって真直ぐに引っ張る。前記カプラーケース2が引張方向に移動し、若干の隙間bが生じた後、除荷用ウェッジ3がアンカーケーブル4の端部4aをしっかりと把持して引張り上げる。
図2(B)に示すように、カプラーケース2が寸法C(約45mm程度)移動すると、アンカーヘッド7の孔7aから、定着用ウェッジ5が引き出されるので、該定着用ウェッジ5をラムチェアー14の窓14aから、工具などを使用して撤去する。こうして、図2(C)の状態になる。
なお、複数本のアンカーケーブル4のうち、最後の1本を除荷する際には、前記定着用ウェッジ5と一緒に、アンカーヘッド7も引っ張られて定着部7bから浮き上がろうとするので、図4、図5−Bに示すように、ラムチェアー14の浮上がり防止手段14bの端面で前記アンカーヘッド7の端面を抑えることで、アンカーヘッド7の浮き上がりが防止される。
次に、図3(A)に示すように、前記撤去した定着用ウェッジ5に係るアンカーヘッド7の孔7aに、2分割体のリリースパイプ6の一端部6aを1組にして、装着する。これには、図5−Cに示すように、このリリースパイプ6の本体部6bに、把手部材15をその端部を取付手段6eに螺合させて、取り付ける。この把手部材15を作業者が手に持って、2分割体のリリースパイプ6をラムチェアー14の窓14aから差し込んで、それぞれの一端部6aをアンカーヘッド7の孔7aに挿着させて、アンカーヘッド7とカプラーケース2の間のアンカーヘッド4の外周面4bに、前記リリースパイプ6,6を対向させて被せる。
次に、図3(B)に示すように、前記ジャッキ手段8により、前記カプラーケース2の引張力を徐々に緩める。これにより、カプラーケース2がアンカーヘッド7側に戻り、前記リリースパイプ6の突出部6cが、カプラーケース2の孔2aに外側から内側へと入り込む。
更に、前記引張力が弱められたカプラーケース2がアンカーヘッド7側に移動すると、前記リリースパイプ6の突出部6cにおける端面6dが、端面2bから突出せずに離間している除荷用ウェッジ3の端面3aに当接する。
次に、図3(C)に示すように、カプラーケース2に対する緊張力をジャッキ手段8で更に除荷すると、該カプラーケース2がアンカーヘッド7側に移動する。これは、前記除荷用ウェッジ3がリリースパイプ6の突出部6cの端面6dに当接して移動できないが、該除荷用ウェッジ3に対するカプラーケース2の拘束力が弱まるので、アンカーケーブル4を掴持する除荷用ウェッジ3の前記拘束力に対する反力により、カプラーケース2の孔2aにおけるテーパ面に分力が作用して、強制的にカプラーケース2がアンカーヘッド7側に移動される。
こうして、前記カプラーケース2の孔2aによる除荷用ウェッジ3に対する締付力が解除されて、その結果、前記除荷用ウェッジ3とカプラーケース2との相対的移動d(図3(B),(C)との比較)により、該除荷用ウェッジ3のアンカーケーブル4に対する掴持力(締付力)が弛緩され、アンカーケーブル4の引張力が除荷される
以上のように、アンカーの強制除荷方法は、前記強制除荷用治具1によるアンカーケーブル4の除荷作業を繰り返して施工するものである。上記実施例は、あくまでも一実施例であり、この実施例によって特に限定されるものでは無く、その他の公知技術、周知技術などの代替え手段を一部に含むものであり、特許請求の範囲の内容を狭く解釈してはならない。
本発明に係るアンカーの強制除荷用治具と、強制除荷方法によれば、引張力(緊張力)が付加されたケーブルの除荷に広く適用できるものである。
1 アンカーの強制除荷用治具、
2 カプラーケース、 2a 孔、
2b 端面、 2c 他端部、
2d 連結手段(ネジ部)、
3 除荷用ウェッジ、 3a 端面、
3b 内歯、
4 アンカーケーブル、 4a 端部、
4b 外周面、
5 定着用ウェッジ、
6 リリースパイプ、 6a 一端部、
6b 本体部、 6c 突出部、
6d 端面、 6e 取付手段(ネジ部)、
6f 貫通孔、
7 アンカーヘッド、 7a 孔、
7b 定着部、
8 ジャッキ手段、
8a ジャッキ(一例:センターホールジャッキ)
8b 張力伝達部材(PC鋼棒)、
8c 端部、 8d ナット、
8e,8f 高圧油接続部、
9 ベース、
10 ジョイント部材、 10a 他端部、
10b 一端部、 10c ネジ部、
11 押圧部材、 11a 貫通孔、
12 付勢手段(コイルスプリング)、
13 支圧板、
14 反力部材(ラムチェアー)、 14a 窓、
14b 浮上がり防止手段(ディスクホルダー)、
14c ネジ孔、
14d 筒体、 14e 貫通孔、
14f 取付ネジ、 14g ジャッキ用孔、
14h 定着用孔、 14j 取付孔、
15 把手部材。

Claims (13)

  1. アンカーケーブル用定着部のアンカーヘッドに配設された定着用ウェッジによって、前記アンカーヘッドの端面からアンカーケーブルの先端部を突出させて保持された前記アンカーケーブルの引張力を除荷するための治具であって、
    前記アンカーケーブルの先端部に取り付けられる分割体でその外周部にテーパ面を有する除荷用の除荷用ウェッジと、
    前記除荷用ウェッジのテーパ面に係合する円錐形状で軸方向に貫通した孔を有して当該除荷用ウェッジの端面がケース一端側端面から突出しないようにそのケース一端側端面から適宜に離間させて該除荷用ウェッジを内包する筒状のカプラーケースと、
    前記アンカーケーブル用定着部に反力を取り、前記除荷用ウェッジを介して前記アンカーケーブルを引張ることで前記定着用ウェッジをアンカーヘッドの孔から離間させるため、前記カプラーケースを引張るジャッキ手段と、
    前記定着用ウェッジが前記アンカーヘッドの孔から撤去された後に当該孔に一端部が挿着されるとともに、前記アンカーヘッドと前記カプラーケースとの間のアンカーケーブルの外周面を囲繞するように本体部が装着され、他端部の突出部が前記カプラーケースの孔に外側から内側に進入して前記ケース一端側端面から適宜に離間させた前記除荷用ウェッジの端面に当接し、前記アンカーケーブルの引張力を除荷するものであって筒状体を長手方向の軸線に沿って分割してなるリリースパイプと、から構成されてなること、
    を特徴とするアンカーの強制除荷用治具。
  2. カプラーケースの他端部には、ジャッキの張力伝達部材の端部と他端部においてネジ結合されるジョイント部材の一端部と連結するための連結手段が設けられていること、
    を特徴とする請求項1に記載のアンカーの強制除荷用治具。
  3. 除荷用ウェッジとジョイント部材の一端部との間のカプラーケース内部空間部には、前記除荷用ウェッジをアンカーヘッド側に付勢する付勢手段が設けられていること、
    を特徴とする請求項1または2に記載のアンカーの強制除荷用治具。
  4. ジャッキ手段における反力部材であるラムチェアーは、筒状体であってその側壁にはリリースパイプをアンカーケーブルの外周面を囲繞してアンカーヘッドの孔に挿着させる作業を可能にする窓が設けられていること、
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のアンカーの強制除荷用治具。
  5. ラムチェアーの内側壁面には、ジャッキ手段の引張力によってアンカーヘッドが定着部から浮き上がるのを防止する、浮上がり防止手段が設けられていること、
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のアンカーの強制除荷用治具。
  6. リリースパイプの分割体の外周部にはそれぞれ、安全作業用の把手部材を着脱自在に取り付けるための、取付手段が設けられていること、
    を特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のアンカーの強制除荷用治具。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のアンカーの強制除荷用治具を形成し、
    リリースパイプをアンカーヘッドの孔に挿着した後、該リリースパイプの他端部における突出部によって除荷用ウェッジのアンカーヘッド側への移動を阻止し、前記除荷用ウェッジと引張力が解除されたカプラーケースとの相対的移動により前記除荷用ウェッジの緊張拘束状態が解除されることで、アンカーケーブルの引張力が除荷されること、
    を特徴とするアンカーの強制除荷方法。
  8. ラムチェアーの端部には、ジャッキ手段のジャッキによる支圧を確保するための支圧板が設けられて、前記ジャッキによる引張り作業が行われること、
    を特徴とする請求項7に記載のアンカーの強制除荷方法。
  9. ラムチェアーの内側壁面に設けた浮上がり防止手段によって、ジャッキ手段の引張力によってアンカーヘッドが定着部から浮き上がるのは防止しながら、アンカーケーブルをジャッキ手段で引張り、定着用ウェッジを浮き上がらせてこれを撤去すること、
    を特徴とする請求項7または8に記載のアンカーの強制除荷方法。
  10. アンカーケーブルが通る穴を有する筒状体を備え、
    前記筒状体は、複数の分割体からなり、複数の前記分割体を組み合わせることにより、複数の前記分割体の間の中央部分に、前記アンカーケーブルが通る前記穴が形成され、これにより、前記アンカーケーブルの中間部分に取り付けることが可能であり、
    前記筒状体は、一端部と、突出部とを有し、
    前記アンカーケーブルが挿通された孔を有するアンカーヘッドと前記アンカーケーブルに装着された除荷用ウェッジとの間において前記アンカーケーブルに取り付けたとき、前記一端部が前記アンカーヘッドの孔に挿着され、前記突出部が前記除荷用ウェッジに当接して前記アンカーケーブルを前記除荷用ウェッジから解放する、
    リリースパイプ。
  11. 前記突出部は、前記アンカーケーブルの先端部が挿入された孔を有するカプラーケースの前記孔のなかに進入したのち、前記カプラーケースの孔のなかに内包された前記除荷用ウェッジと当接し、前記除荷用ウェッジを前記カプラーケースに対して相対的に移動させることにより、前記アンカーケーブルを前記除荷用ウェッジから解放する、
    請求項10のリリースパイプ。
  12. 複数の前記分割体は、それぞれ、安全作業用の把手部材を着脱自在に取り付けるための取付手段を有する、
    請求項10又は11のリリースパイプ。
  13. 請求項10乃至12いずれかのリリースパイプを備える、除荷装置。
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