JP6433938B2 - アンカーの強制除荷用治具と、強制除荷方法 - Google Patents
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Description
前記アンカーヘッド7の先端部に取り付けられる分割体であって、その外周部にテーパ面を有するとともに内周面に喰い込み用の内歯3bを有する除荷用(プリング)ウェッジ3と、
前記除荷用ウェッジ3のテーパ面に係合する円錐形状で軸方向に貫通した孔2a(図1(B),(C)参照)を有して、図1(C),図4,図7(A)に示すように、当該除荷用ウェッジ3の端面3aがケース一端側端面2bから突出しないように、そのケース一端側端面2bから適宜に離間させて該除荷用ウェッジ3を内包する筒状のカプラーケース2と、
前記アンカーケーブル用の定着部7bに反力を取り、前記除荷用ウェッジ3を介して前記アンカーケーブル4を引張ることで、前記定着用ウェッジ5をアンカーヘッド7の孔7aから離間させるため、前記カプラーケース2を引張るジャッキ手段8と、
前記定着用ウェッジ5が前記アンカーヘッド7の孔7aから撤去された後に、当該孔7aに一端部6aが挿着される(図3(A)参照)とともに、前記アンカーヘッド7と前記カプラーケース2との間のアンカーケーブル4の外周面4b(図2(C)参照)を囲繞するように本体部6bが装着され、他端部の突出部6cが前記カプラーケース2の孔2aに外側から内側に進入して、前記ケース端面2bから適宜に離間させた前記除荷用ウェッジ3の端面3aに当接し、前記アンカーケーブル4の引張力を除荷するものであって筒状体を長手方向の軸線に沿って分割してなるリリースパイプ6と、から構成されてなる。
2 カプラーケース、 2a 孔、
2b 端面、 2c 他端部、
2d 連結手段(ネジ部)、
3 除荷用ウェッジ、 3a 端面、
3b 内歯、
4 アンカーケーブル、 4a 端部、
4b 外周面、
5 定着用ウェッジ、
6 リリースパイプ、 6a 一端部、
6b 本体部、 6c 突出部、
6d 端面、 6e 取付手段(ネジ部)、
6f 貫通孔、
7 アンカーヘッド、 7a 孔、
7b 定着部、
8 ジャッキ手段、
8a ジャッキ(一例:センターホールジャッキ)
8b 張力伝達部材(PC鋼棒)、
8c 端部、 8d ナット、
8e,8f 高圧油接続部、
9 ベース、
10 ジョイント部材、 10a 他端部、
10b 一端部、 10c ネジ部、
11 押圧部材、 11a 貫通孔、
12 付勢手段(コイルスプリング)、
13 支圧板、
14 反力部材(ラムチェアー)、 14a 窓、
14b 浮上がり防止手段(ディスクホルダー)、
14c ネジ孔、
14d 筒体、 14e 貫通孔、
14f 取付ネジ、 14g ジャッキ用孔、
14h 定着用孔、 14j 取付孔、
15 把手部材。
Claims (13)
- アンカーケーブル用定着部のアンカーヘッドに配設された定着用ウェッジによって、前記アンカーヘッドの端面からアンカーケーブルの先端部を突出させて保持された前記アンカーケーブルの引張力を除荷するための治具であって、
前記アンカーケーブルの先端部に取り付けられる分割体でその外周部にテーパ面を有する除荷用の除荷用ウェッジと、
前記除荷用ウェッジのテーパ面に係合する円錐形状で軸方向に貫通した孔を有して当該除荷用ウェッジの端面がケース一端側端面から突出しないようにそのケース一端側端面から適宜に離間させて該除荷用ウェッジを内包する筒状のカプラーケースと、
前記アンカーケーブル用定着部に反力を取り、前記除荷用ウェッジを介して前記アンカーケーブルを引張ることで前記定着用ウェッジをアンカーヘッドの孔から離間させるため、前記カプラーケースを引張るジャッキ手段と、
前記定着用ウェッジが前記アンカーヘッドの孔から撤去された後に当該孔に一端部が挿着されるとともに、前記アンカーヘッドと前記カプラーケースとの間のアンカーケーブルの外周面を囲繞するように本体部が装着され、他端部の突出部が前記カプラーケースの孔に外側から内側に進入して前記ケース一端側端面から適宜に離間させた前記除荷用ウェッジの端面に当接し、前記アンカーケーブルの引張力を除荷するものであって筒状体を長手方向の軸線に沿って分割してなるリリースパイプと、から構成されてなること、
を特徴とするアンカーの強制除荷用治具。 - カプラーケースの他端部には、ジャッキの張力伝達部材の端部と他端部においてネジ結合されるジョイント部材の一端部と連結するための連結手段が設けられていること、
を特徴とする請求項1に記載のアンカーの強制除荷用治具。 - 除荷用ウェッジとジョイント部材の一端部との間のカプラーケース内部空間部には、前記除荷用ウェッジをアンカーヘッド側に付勢する付勢手段が設けられていること、
を特徴とする請求項1または2に記載のアンカーの強制除荷用治具。 - ジャッキ手段における反力部材であるラムチェアーは、筒状体であってその側壁にはリリースパイプをアンカーケーブルの外周面を囲繞してアンカーヘッドの孔に挿着させる作業を可能にする窓が設けられていること、
を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のアンカーの強制除荷用治具。 - ラムチェアーの内側壁面には、ジャッキ手段の引張力によってアンカーヘッドが定着部から浮き上がるのを防止する、浮上がり防止手段が設けられていること、
を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のアンカーの強制除荷用治具。 - リリースパイプの分割体の外周部にはそれぞれ、安全作業用の把手部材を着脱自在に取り付けるための、取付手段が設けられていること、
を特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のアンカーの強制除荷用治具。 - 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のアンカーの強制除荷用治具を形成し、
リリースパイプをアンカーヘッドの孔に挿着した後、該リリースパイプの他端部における突出部によって除荷用ウェッジのアンカーヘッド側への移動を阻止し、前記除荷用ウェッジと引張力が解除されたカプラーケースとの相対的移動により前記除荷用ウェッジの緊張拘束状態が解除されることで、アンカーケーブルの引張力が除荷されること、
を特徴とするアンカーの強制除荷方法。 - ラムチェアーの端部には、ジャッキ手段のジャッキによる支圧を確保するための支圧板が設けられて、前記ジャッキによる引張り作業が行われること、
を特徴とする請求項7に記載のアンカーの強制除荷方法。 - ラムチェアーの内側壁面に設けた浮上がり防止手段によって、ジャッキ手段の引張力によってアンカーヘッドが定着部から浮き上がるのは防止しながら、アンカーケーブルをジャッキ手段で引張り、定着用ウェッジを浮き上がらせてこれを撤去すること、
を特徴とする請求項7または8に記載のアンカーの強制除荷方法。 - アンカーケーブルが通る穴を有する筒状体を備え、
前記筒状体は、複数の分割体からなり、複数の前記分割体を組み合わせることにより、複数の前記分割体の間の中央部分に、前記アンカーケーブルが通る前記穴が形成され、これにより、前記アンカーケーブルの中間部分に取り付けることが可能であり、
前記筒状体は、一端部と、突出部とを有し、
前記アンカーケーブルが挿通された孔を有するアンカーヘッドと前記アンカーケーブルに装着された除荷用ウェッジとの間において前記アンカーケーブルに取り付けたとき、前記一端部が前記アンカーヘッドの孔に挿着され、前記突出部が前記除荷用ウェッジに当接して前記アンカーケーブルを前記除荷用ウェッジから解放する、
リリースパイプ。 - 前記突出部は、前記アンカーケーブルの先端部が挿入された孔を有するカプラーケースの前記孔のなかに進入したのち、前記カプラーケースの孔のなかに内包された前記除荷用ウェッジと当接し、前記除荷用ウェッジを前記カプラーケースに対して相対的に移動させることにより、前記アンカーケーブルを前記除荷用ウェッジから解放する、
請求項10のリリースパイプ。 - 複数の前記分割体は、それぞれ、安全作業用の把手部材を着脱自在に取り付けるための取付手段を有する、
請求項10又は11のリリースパイプ。 - 請求項10乃至12いずれかのリリースパイプを備える、除荷装置。
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