JP6433571B1 - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP6433571B1
JP6433571B1 JP2017223859A JP2017223859A JP6433571B1 JP 6433571 B1 JP6433571 B1 JP 6433571B1 JP 2017223859 A JP2017223859 A JP 2017223859A JP 2017223859 A JP2017223859 A JP 2017223859A JP 6433571 B1 JP6433571 B1 JP 6433571B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
symbol
mode
state
effect
player
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2017223859A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019092734A (ja
Inventor
綱兵 佐々木
綱兵 佐々木
Original Assignee
山佐株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 山佐株式会社 filed Critical 山佐株式会社
Priority to JP2017223859A priority Critical patent/JP6433571B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6433571B1 publication Critical patent/JP6433571B1/ja
Publication of JP2019092734A publication Critical patent/JP2019092734A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)
  • Game Rules And Presentations Of Slot Machines (AREA)

Abstract

【課題】発光色の切り替えにより視認可能となる2種類の図柄が全体として1つの図柄のように遊技者に認識させることで、演出をより複雑にして遊技の興趣を向上させる遊技機を提供する。【解決手段】第1の契機により発光素子を第1の態様で発光させて第1の図柄が視認可能となる第1の演出態様を実行し、第1の契機とは異なる第2の契機により発光素子を第1の態様とは異なる第2の態様で発光させて第2の図柄が視認可能となる第2の演出態様を実行し、第1及び第2の契機とは異なる第3の契機により第1の態様及び第2の態様で発光させて第1の演出態様及び第2の演出態様よりも有利な特典の期待を報知する第3の演出態様を実行して第1の図柄と第2の図柄とが互いに隣接した場所で視認可能となることで第1の図柄と第2の図柄とが一体となるように遊技者に認識させることが可能な第3の図柄が視認可能となる。【選択図】図13

Description

この発明は、遊技機に関するものである。
従来、遊技者により発光色を切り替えることで、役抽選の当選役の情報と当選役への当選可能性の程度の情報との2種類の情報を報知することが可能な遊技機が知られている(特許文献1)。
特開2008−237386号公報
しかし、2種類の表示情報相互に関係性はなく、単に発光色を切り替えると別の情報がそれぞれ表示されるだけの単調な演出となっており、発光色を切り替えることで表示される各情報が関連して他の情報を表示させるなどの表示はできないため、遊技の興趣を削がれると共に、他の情報を表示しようとすると別の表示装置が必要となり、コストや設置スペースが必要となるという問題があった。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
すなわち、本発明は、発光色の切り替えにより視認可能となる2種類の図柄が全体として1つの図柄のように遊技者に認識させることで、演出をより複雑にして遊技の興趣を向上させることが可能な遊技機に関するものである。
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
本発明に係る遊技機10は、複数の演出態様を複数の発光素子の発光により実行可能な演出装置と、演出装置を制御する演出制御手段と、を備え、第1の契機により前記発光素子を第1の態様で発光させることで前記演出装置に第1の図柄が視認可能となり、遊技者に特典の獲得可能性がある旨を報知する第1の演出態様を実行可能とし、前記第1の契機とは異なる第2の契機により前記発光素子を前記第1の態様とは異なる第2の態様で発光させることで前記演出装置に第2の図柄が視認可能となり、遊技者に特典の獲得可能性がある旨を報知する第2の演出態様を実行可能とし、前記第1の契機及び前記第2の契機とは異なる第3の契機により前記発光素子を前記第1の態様及び前記第2の態様で発光させることで、前記第1の演出態様及び前記第2の演出態様よりも遊技者にとって有利な特典の獲得可能性がある旨を報知する第3の演出態様を実行可能とし、前記第3の演出態様は、前記第1の図柄と前記第2の図柄とが互いに隣接した場所で視認可能となることで、前記第1の図柄と前記第2の図柄とが全体として1つの図柄を構成するように遊技者に認識させることが可能な第3の図柄が視認可能となることを特徴とする。
ここで、「第1の契機」は、役抽選により予め定められた役に当選したことを含むが、これに限定されず、他の契機であっても良い。
「第2の契機」は、実行中の遊技状態が遊技者にって有利な有利遊技状態に移行したことを含むが、これに限定されず、他の契機であっても良い。
「第3の契機」は、役抽選によりボーナス移行役に当選したことを含むが、これに限定されず、他の契機であっても良い。
「演出装置」は、実施の形態における演出回転リールを含むが、これに限定されず、例えば、円形の装置であって外縁に沿って図柄を配置する装置などであっても良い。
「第1の態様」には、発光素子を所定の色(例えば赤色)で、所定のタイミングで発光させることを含むが、これに限定されない。
「第2の態様」には、発光素子を所定の色(例えば青色)で、所定のタイミングで発光させることを含むが、これに限定されない。
これにより、発光素子の態様の切り替えにより視認可能となる2種類の図柄が全体として1つの図柄のように遊技者に認識させることで、演出をより複雑にして遊技の興趣を向上させることが可能な遊技機10を提供することができる。
すなわち、第1の契機と第2の契機とは異なる第3の契機で、第1の契機による第1の態様及び第2の契機による第2の態様で発光させることで、第1の態様により視認可能となる第1の図柄520と第2の態様により視認可能となる第2の図柄530とが全体として1つの図柄になるように遊技者に認識させることが可能となり、演出のバリエーションが増え、より遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、第1の態様で視認可能となる第1の図柄520と第2の態様により視認可能となる第2の図柄530とが全体として1つの図柄になるように遊技者に認識させることが可能となることから、第1の図柄や第2の図柄が視認可能となることにより報知される特典の期待とは異なる特典の期待を報知することができるため、別の表示装置を用意することなく、報知内容を充実・細分化させることが可能となる。
また、本発明に係る遊技機10の具体例としては、さらに、前記発光素子は、複数色で発光可能であり、前記第1の図柄520は、前記発光素子が前記複数色のうち特定色で発光された場合に視認不可能な状態から視認可能となり、前記第2の図柄530は、前記発光素子が前記複数色のうち特定色以外の他の色で発光された場合に視認不可能な状態から視認可能となることを特徴とする。
ここで、「特定色」は、例えば、赤色であるが、これに限定されず、「特定色以外の他の色」を含まなければ、赤色を含む色、例えば、赤色と緑色との両方で発光する場合などであっても良い。
「特定色以外の他の色」は、例えば、青色であるが、これに限定されず、「特定色」を含まなければ、青色を含む色、例えば青色と緑色との両方で発光する場合などであっても良い。
また、「特定色」は「第1の特定色」、「特定色以外の他の色」は「第2の特定色」と言うことも可能である。
これにより、発光素子の発光色を変えることで、第1の図柄520と第2の図柄530のいずれが視認可能となるかを切り替えることができるとともに、第1の図柄520と第2の図柄530とが一体となる第3の図柄を視認させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能な遊技機10を提供することができる。
また、本発明に係る遊技機10の具体例としては、さらに、前記演出装置は、周囲に少なくとも複数種類の前記第1の図柄520と複数種類の前記第2の図柄530とを有し、回転表示を行う演出用の演出回転リール510であり、前記演出制御手段320は、前記演出回転リール510の回転に合わせて前記第1の図柄520及び/又は前記第2の図柄530を視認可能となるように前記発光素子を所定のタイミングで発光させることで、遊技者に動画を視認させることができるようにしていることを特徴とする。
ここで、「動画」は、第1の演出態様として実行される場合もあり、第2の演出態様として実行される場合もあり、第3の演出態様として実行される場合もある。
これにより、演出用のサブリールにおいて、視認可能となる図柄を変化させつつ、点灯させる発光素子の位置とタイミングとを変えるといった演出態様の工夫を凝らすことで、遊技の興趣を向上させることが可能な遊技機10を提供することができる。
また、本発明に係る遊技機10の具体例としては、さらに、役に当選するか否かの役抽選を行う役抽選手段210を備え、遊技状態として、通常遊技状態と、前記通常遊技状態より遊技者にとって有利な有利遊技状態とを備え、前記第1の演出態様は、前記役抽選により予め定められた役に当選していることを報知する演出であり、前記第2の演出態様は、実行中の遊技状態が前記有利遊技状態であることを報知する演出であることを特徴とする。
ここで、「有利遊技状態」には、実施の形態におけるRT3や、許可区間、前兆状態、AT状態などが含まれるが、これに限定されず、いわゆるチャンスゾーンや上乗せ特化ゾーン、ボーナス遊技状態などの遊技者にとって有利な遊技状態であれば含むことも可能である。
これにより、遊技者にとって有利な特典として、役の当選や、遊技者にとって有利な有利遊技状態を実行中であることを遊技者に報知することで、遊技の興趣を向上させることが可能な遊技機10を提供することができる。
また、本発明に係る遊技機10の具体例としては、さらに、前記第1の演出態様と、前記第2の演出態様とは、前記第1の図柄520又は前記第2の図柄530のいずれか一方が視認可能となるまでは、遊技者により前記第1の演出態様又は前記第2の演出態様のうちいずれか一方を選択可能に設定されていることを特徴とする。
これにより、遊技者の第1の演出態様と第2の演出態様とにより報知される特典のどちらを得ることを希望するかという遊技者の好みに応じて、第1の図柄520か第2の図柄530のいずれかが表出される契機となるまでの間、いつでも演出を選択することが可能となり、遊技の興趣を向上させることが可能な遊技機10を提供することができる。
本発明の実施の形態であって、遊技機の概略正面図である。 本発明の実施の形態であって、回転リールの図柄の配列を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態であって、演出回転リールの図柄の配列を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態であって、演出回転リールユニットの斜視図である。 本発明の実施の形態であって、回転位置検知手段を示す演出回転リールユニットの右側面図である。 本発明の実施の形態であって、遊技機の入力、制御及び出力を示すブロック図である。 本発明の実施の形態であって、図6のメイン制御基板の詳細を説明するための概略ブロック図である。 本発明の実施の形態であって、図6のサブ制御基板の詳細を説明するための概略ブロック図である。 本発明の実施の形態であって、図6のメイン制御基板側で管理している遊技の状態の説明図である。 本発明の実施の形態であって、押し順報知の状態(報知状態)の説明図である。 本発明の実施の形態であって、第1の演出態様を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態であって、第2の演出態様を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態であって、第3の演出態様を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態であって、遊技の流れを説明するためのフローチャートである。
(遊技機10)
本明細書では、各説明箇所において、方向についての定義等が示されていない場合には、遊技機10の方を向いて位置している遊技者から見て、遊技機10から遊技者の手前側に向かう方向を「前」方向とし、その逆方向を「後」方向とする。また、同様に、「左」や「右」等の左右方向及び「上」や「下」等の上下方向も、遊技者から見た場合の左方向や右方向、又は上方向や下方向を意味する。同様に、各部材の説明においても、方向についての定義等が示されていない場合には、各部材を、遊技機10の所定位置に固定した場合における遊技者から見た方向を意味する。
本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンを、以下、図1〜図8を参照しながら説明する。本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンは、前方向に向かって開口する正面開口を有する四角箱状の筐体12と、この筐体12の正面開口を開閉自在に覆う前扉14とを備えている。
(回転リール62)
前扉14の上部には、薄板樹脂からなる上パネル20を備えている。この上パネル20の略中央には、3個の回転リール62(正面から向かって左側の左回転リール64、中央の中回転リール66、右側の右回転リール68)の円周上の図柄61を見ることができる透過可能な図柄表示窓部16が形成されている。この図柄表示窓部16は、3個全ての回転リール62の回転が停止した際には、縦3列横3行に配置した合計9個の図柄61を遊技者に見せるように形成されている。この図柄表示窓部16は、回転リール62の正面側に設けられて、回転リール62の回転が停止した際、後述する有効ライン86上に停止している複数の図柄61を視認するためのものである。回転リール62は、複数の図柄61を図柄表示窓部16を介して変動表示可能なものである。
(リールユニット60)
前記図柄表示窓部16の後方向(奥方向)には、3個のリール駆動モータ65と、この各リール駆動モータ65によってそれぞれ回転させられる合計3個の前記回転リール62と、前記リール駆動モータ65及び前記回転リール62を保持するユニットホルダ(図示せず)とを有するリールユニット60が配置されている。また、リールユニット60には、回転リール62の回転位置が基準となる位置(基準位置)であることを検出するためリール位置センサ63が設けられている。このリール駆動モータ65は、メイン制御基板200から出力されるリール駆動モータ65を駆動するための駆動信号に基づき駆動する。さらに、リールユニット60には、回転リール62上の図柄61を照らすためのバックランプが設けられている。
(クレジット表示器87、払出枚数表示器88)
前記図柄表示窓部16の下方には、クレジットメダルの貯留枚数を表示するクレジット表示器87と、このクレジット表示器87の左側に配置され、遊技機10から払い出されたメダルの総数を表示する払出枚数表示器88とが設けられている。これらの表示器は、例えば2個の7セグメントLEDで構成されており、クレジット表示器87は2桁の貯留枚数、払出枚数表示器88は2桁の払出枚数が表示可能になっている。
(区間報知ランプ85)
また、図柄表示窓部16の下方には、後述する「許可区間」に移行したことを契機にメイン制御基板200により点灯される区間報知ランプ85が設けられている。
この区間報知ランプ85は、押し順報知の状態が「許可区間」である間は常時点灯されており、「不許可区間」に移行したことを契機にメイン制御基板200により消灯される。
ここで、区間報知ランプ85の点灯制御は、メイン制御基板200に搭載されている制御手段により制御されることが望ましく、許可区間を制御する許可区間制御手段260により実行する、或いは、当該点灯制御を実行する専用の区間報知制御手段を設けて実行する、ことが可能である。
(操作部30)
前記前扉14の下部には下パネル22が設けられている。そして、前扉14には下パネル22の上部に位置して前扉14の前方向へ向けて突出する操作部30を備えている。
本実施の形態に係る遊技機10には、遊技開始の条件として投入するためのメダルを後述するメダル投入口38からあらかじめ投入して、最大50枚までクレジットメダルとして内部に貯留可能なクレジット機能(投入枚数を電子データとして電子的に記憶し管理する機能)を有している。なお、このクレジットメダルとして貯留可能な最大枚数である50枚を最大クレジットメダル数とする。
前記操作部30の上面右側には、遊技媒体としてのメダルを投入するためのメダル投入口38が設けられている。
(メダルセレクタ17)
筐体12内部であって、前記メダル投入口38の近傍には、メダル投入口38に投入されたメダルが正規のものか否かを選別して、正規のメダルのみをホッパーユニット24に導くメダルセレクタ17が設けられている。このメダルセレクタ17には、メダル投入口38に投入されたメダルを1枚ずつ検出する投入センサが設けられている。
なお、筐体12内部には図示しないメダル通路が設けられており、メダルセレクタ17において非正規のメダルとして排除されたメダルや、ホッパーユニット24から払い出されたメダルが、このメダル通路を通過してメダル払出口28から払い出される。
(精算スイッチ36)
メダル投入口38の下方には、クレジット機能によりクレジットしたメダルの全てを払い出すための精算スイッチ36が設けられている。
(ストップスイッチ50)
前記操作部30の中央には、操作により対応する回転リール62の回転を停止させるため、3個の回転リール62のそれぞれに対応する3個のストップスイッチ50が設けられている。このストップスイッチ50は、左回転リール64を停止させるための左ストップスイッチLと、中回転リール66を停止させるための中ストップスイッチCと、右回転リール68を停止させるための右ストップスイッチRとを有している。すなわち、これらのストップスイッチ50は、複数の回転リール62それぞれに対応して設けられ、複数の回転リール62の図柄61の変動表示の開始後、遊技者の操作により回転リール62の図柄61の変動表示を個別に停止させるためのものである。
(スタートスイッチ40)
このストップスイッチ50の左側には、メダルの投入又は後述するベットスイッチ32の操作を条件に回転リール62の回転を開始させるためのスタートスイッチ40が設けられている。すなわち、このスタートスイッチ40は、遊技者の操作により回転リール62の図柄61の変動表示を開始させるためのものである。
(ベットスイッチ32)
このスタートスイッチ40の上方には、貯留されたクレジットメダルから投入されたメダル数(クレジットされたメダル数)から最大投入枚数(具体的には3枚)に達するまで投入可能なメダル数を減じて3枚のメダル投入に代えるマックスベットスイッチ34と、クレジットしたメダル数から1枚のメダル数を減じて1枚のメダル投入に代えるシングルベットスイッチ35とが設けられている。
(演出用ボタンスイッチ42)
マックスベットスイッチ34の右側には、所定の演出において遊技者が操作可能な演出用ボタンスイッチ42が設けられている。
前記前扉14の裏側には、扉開閉用スイッチ19、設定変更スイッチ46、設定表示器89などが配置されている。
(扉開閉用スイッチ19)
扉開閉用スイッチ19は前扉14が閉じているか否かを検知するためのものである。この扉開閉用スイッチ19は、前扉14が閉塞している場合に、前扉14の背面と扉開閉用スイッチ19の前面とが押圧されることでオンとなり、前扉14が開放するに従って、前扉14の背面が扉開閉用スイッチ19の前面から離間して押圧が解除されることでオフとなる。
(設定変更スイッチ46)
設定変更スイッチ46は、後述する電源ユニット43の設定キースイッチ45と共に設定変更を行うためのものである。
(設定表示器89)
設定表示器89は、例えば7セグメントの小型のLEDにより、大当り確率の設定値を表示するものである。設定表示器89には、当該遊技機10の設定値が表示されるが、外部から視認できないようにすべく、設定後一定時間が経過するとその表示は解除される。
前記前扉14の下部に相当する筐体12の内部には、メダルを貯留することができるとともに、メダルを払い出すことができるホッパーユニット24と、電源投入又は電源遮断のための操作が可能な電源スイッチ44を有すると共に各部品に電力を供給するための電源ユニット43とが配置されている。
(ホッパーユニット24)
このホッパーユニット24には、その駆動によりメダルをメダル払出口28に向けて払い出すホッパーモータと、ホッパーユニット24の出口に設けられ、メダル払出口28に払い出されたメダルを1枚ずつ検出する払出センサと、ホッパーユニット24のメダルタンクから溢れたメダルを収納するための補助タンクの近傍に設けられ、補助タンク内のメダルが満杯になったことを検出してメイン制御基板200へ信号を出力するオーバーフローセンサとが設けられている。
(電源ユニット43)
この電源ユニット43には、電源投入又は電源遮断のための操作が可能な電源スイッチ44と、設定変更処理のための設定キースイッチ45とが設けられている。
(メダル払出口28等)
前記前扉14の下部には、所定の場合にホッパーユニット24からメダルが払い出されるメダル払出口28が形成されている。このメダル払出口28の下方には、メダル払出口28から払い出されたメダルを貯留するため、上方に向かって開口する皿状のメダル受け皿26が形成されている。なお、クレジットされているメダル数が最大クレジットメダル数である50枚未満の場合は、50枚に到達するまで、獲得したメダルはメダル払出口28から払い出されずにクレジットメダルの枚数に加算される。
(遊技の流れの説明)
本実施の形態に係る遊技機10は、マックスベットスイッチ34やシングルベットスイッチ35等の操作又はメダル投入により所定枚数のメダルを投入することにより遊技の開始を可能とするものである。そして、スタートスイッチ40の押下操作により、回転リール62の回転を開始させて遊技が開始されるとともに、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選が行われる。そして、当該遊技機10は、各回転リール62に対応するストップスイッチ50の操作タイミング及び役抽選の結果に基づいて、回転リール62の回転を役抽選の結果に適合するように停止させる。当該遊技機10は、停止時の図柄61の組み合わせによって、当選した役を構成する図柄61の組み合わせが所定の有効なライン(所定の役の図柄61の組み合わせが当該ライン上に揃ったときに所定の利益が付与されるラインのことであり、以下、有効ライン86とする。)上に停止した場合に、入賞等となり、所定枚数のメダルを払い出す等の所定の利益を遊技者に付与する。これにより、1回の遊技が終了するものである。
この有効ライン86は、具体的には3個の回転リール62にそれぞれ表示されている図柄61のうち図柄表示窓部16から視認可能な図柄61を各回転リール62につき1個ずつ繋いでできる、複数の回転リール62の全てを貫くライン(途中で折れ曲がりも可)のうち、入賞等するために有効となる図柄61の組み合わせの並びを規定したラインである。このラインは、規定の賭け数(予め定められた数であって本実施の形態では3)のメダルをベットすることにより有効ライン86になる。
本実施の形態の有効ライン86は、左回転リール64、中回転リール66及び右回転リール68の中段を結んだラインの計1本である。
なお、有効ライン86として、1ラインを示したが、これに限定されず、2〜5ライン、或いはV字形や山形を含めて6ライン以上としても良い。
また、遊技状態(図9参照)を問わず1ラインとしたが、これに限定されず、遊技状態で有効ラインの数を変えるようにしても良い。
図2に示すように、左回転リール64、中回転リール66及び右回転リール68の表面には、「赤セブン」、「青セブン」、「バー」、「ブランク1」、「ブランク2」、「リプレイ」、「ベル」、「チェリー」、「プラム」、「メロン」の複数の種々の図柄61が形成されている。
これらの図柄61は、それぞれの絵柄がプリントされたテープを回転リール62の外周表面に貼付することで形成されている。なお、図2の図柄61の番号(コマ番号)は、回転リール62の外周表面に物理的に付されているものではなく、仮想的な番号であって、各図柄61の停止を制御するためのプログラムで特定の図柄61を指定するためのものである。
(演出装置70)
前記前扉14には、遊技者に役抽選の当選等の種々の情報を音や光や映像等で報知させるための演出装置70が形成されている。この演出装置70は、スピーカー72と、演出用ランプ78、表示装置84、演出回転リールユニット500とを備えている。
(スピーカー72)
前記スピーカー72は、前扉14の上部左右に配置された上部スピーカー74と、前扉14の下部左右に配置された下部スピーカー76とを備えている。
(演出用ランプ78)
前記演出用ランプ78は、前扉14の上部に配置された上部ランプ80と、前扉14の下部の左右に配置された下部ランプ82とを備えている。
(表示装置84)
前記表示装置84は、その画面に種々の映像を表示するための液晶表示装置である。
なお、表示装置84を用いて行われる種々の演出を液晶表示装置以外の表示装置、例えば、ドット表示器や、演出用の回転リールや、ランプなどを用いて行うようにしても良い。
つぎに、図3〜図6を用いて、演出回転リールユニット500について説明する。
(演出回転リールユニット500)
リールユニット60の右部の視認窓部15の後方向(奥方向)には、回転表示を行う演出用の演出回転リール510を備えた演出回転リールユニット500が配置されている。
演出回転リール510は、複数の演出態様を複数の発光素子の発光により実行可能な演出装置であり、演出回転リール510には、周囲に少なくとも複数種類の第1の図柄520と複数種類の第2の図柄530とを有するものである。
そして、視認窓部15を通じて、回転方向に3個の図柄(520,530)が視認可能となっている。
また、演出回転リールユニット500には、演出回転リール510上の第1の図柄520と第2の図柄530とを照らすための発光素子の一例である演出用バックランプ610が設けられている。
ここで、演出用バックランプ610は複数色で発光可能であり、本実施の形態では、例えば、R(赤色)、G(緑色)、B(青色)で発光可能である。
また、演出用バックランプ610は、視認窓部15の上段と中段と下段とにそれぞれ対応して設けられ、上段、中段、下段とを同時に発光させることも、個々に発光させることも可能である。
ここで、演出回転リール510は1本のリールテープから構成されるものであるが、演出用バックランプ610の発光色によって視認可能となる図柄が異なる。詳細は、図3(A)(B)に分けて説明する。
図3(A)に示すように、演出回転リール510には、演出用バックランプ610が特定色の一例である赤色で発光された場合に視認不可能な状態から視認可能となる第1の図柄520として、図柄番号1にはプラムの図柄の上半分の図柄520a、図柄番号2にはプラムの図柄の全体の図柄520b、図柄番号3にはプラムの図柄の下半分の図柄520c、図柄番号4にはメロンの図柄の上半分の図柄520d、図柄番号5にはメロンの図柄の全体の図柄520e、図柄番号6にはメロンの図柄の下半分の図柄520f、図柄番号7には赤7の図柄の全体の図柄520g、図柄番号10にはチェリーの図柄の全体の図柄520j、がそれぞれ記載されている。
また、図3(B)に示すように、特定色以外の他の色の一例である青色で発光された場合に視認不可能な状態から視認可能となる第2の図柄530として、図柄番号1には小さい噴水の図柄530a、図柄番号2には噴水を上げている象の図柄530b、図柄番号3には象の図柄530c、図柄番号4には小さい噴水の図柄530d、図柄番号5には噴水を上げている象の図柄530e、図柄番号6には象の図柄530f、図柄番号8には小さい噴水の図柄530h、図柄番号9には象の図柄530i、図柄番号11には大きな噴水の図柄530k、図柄番号12には象の図柄530l、がそれぞれ記載されている。
すなわち、演出用バックランプ610により図柄番号1を赤色で発光させた場合はプラムの図柄の上半分の図柄520aが視認可能となり、青色で発光させた場合は小さい噴水の図柄530aが視認可能となる。
ここで、特定色は、赤色に限定されず、又、赤色を含む色、例えば、赤色・緑色・青色(RGB)のうち、青色で発光しなければ青色以外の赤色と緑色との両方で発光する場合であっても良い。また、特定色以外の他の色は、青色に限定されず、又、青色を含む色、例えば、赤色・緑色・青色(RGB)のうち、赤色で発光しなければ赤色以外の青色と緑色との両方で発光する場合であっても良い。
また、特に、図柄番号1や図柄番号4などのように、第1の図柄520と第2の図柄530とが重ならないように配置されている図柄番号の箇所では、演出用バックランプ610を赤色と青色との両方を発光させるようにすることも可能である。
演出用バックランプ610により図柄番号1を赤色と青色とで発光させた場合、すなわち、紫色で発光させた場合はプラムの図柄の上半分の図柄520aと小さい噴水の図柄530aとの両方が視認可能となる。
また、第1の図柄520と第2の図柄530とは、演出用バックランプ610が特定色(赤色)や特定色以外の他の色(青色)で発光されない場合は、視認不可能であることが望ましいが、これに限定されず、特定色(赤色)や特定色以外の他の色(青色)で発光された場合は、よりはっきりと視認することができるようになるものであっても良い。
図4は、演出回転リールユニット500の斜視図である。演出回転リールユニット500は、演出回転リール510と、筐体12に固定されて演出回転リール510を回転可能に支持するベース部材540と、演出回転リール510を正逆両方向に回転駆動するステッピングモータ550とを備えてなる。
演出回転リール510は、円筒形状をなしており、その外周面には図3に示す複数の第1の図柄520と第2の図柄530とが合計12個ずつ配される。演出制御手段320は、ステッピングモータ550によって演出回転リール510を回転させ、視認窓部15に表示される複数の第1の図柄520と第2の図柄530とによって遊技状態や役抽選の結果等を遊技者に示唆するサブリール演出を実行する。
ステッピングモータ550は、ハイブリッド型の4相モータであり、A,B,/A,/Bの4相のコイルを個別に励磁するための4つの入力部を備えている。各入力部は、サブ制御基板300と接続されており、サブ制御基板300からの入力信号に応じて4相のコイルの励磁パターンが切り替わるよう構成される。ステッピングモータ550の1ステップ角は約1.4°(1周252ステップ)である。かかるステッピングモータ550の構造は、既存の遊技機でリールの回転駆動に用いられているものと同様であるため、詳細な説明は省略する。
また、演出回転リールユニット500は、演出回転リール510の回転位置を検知するための回転位置検知手段を備えている。回転位置検知手段は、演出回転リール510が所定の基準位置にあることを検知する基準位置検知手段と、演出回転リール510の回転を検知する回転検知手段とからなる。
基準位置検知手段は、演出回転リール510とともに回転する基準位置指標部560と、演出回転リール510が基準位置にあるときに基準位置指標部560を検知する基準位置センサ570とで構成される。具体的には、基準位置指標部560は、演出回転リール510の回転方向に対して角度幅を有する小突片であり、基準位置センサ570は、演出回転リール510が基準位置とある時に、基準位置指標部560によって遮光されて出力信号がONに切り替わるよう配置された光電センサである。なお、基準位置指標部560は、図5に示すように、演出回転リール510の回転方向に対して3°の角度幅に設計されているため、厳密には、基準位置センサ570は、基準位置を含む3°の回転範囲において出力信号がONとなる。
回転検知手段は、演出回転リール510が1/256回転する度に、回転方向に応じた信号を出力するものである。具体的には、回転検知手段は、演出回転リール510とともに回転する突片状の回転指標部580と、回転指標部580の回転を光学的に検知する第一回転検知センサ590及び第二回転検知センサ591を備えてなる。図5に示すように、回転指標部580は、演出回転リール510の回転方向に沿って、全周に亘って等間隔に64個配設される。全ての回転指標部580は、演出回転リール510の回転方向に対する角度幅が等しくなっており、また、隣接する回転指標部580の間に形成される間隙600も、回転指標部580の角度幅(約2.8°)と等しくなっている。すなわち、64個の回転指標部580と、回転指標部580の間に形成される64個の間隙600によって、演出回転リール510の全周は128分割されている。
ここでは、回転方向によって、2つの回転検知センサ590,591の出力信号の切り替わり態様が異なるため、回転検知センサ590,591の出力信号によって、演出回転リール510の回転方向も検知できる。
サブ制御基板300には、センサ回路が配されており、基準位置センサ570、第一回転検知センサ590、及び第二回転検知センサ591の出力信号がセンサ回路に出力される。
サブ制御基板300は、演出回転リール510の回転位置を検知するための回転量カウンタを具備している。回転量カウンタは、「0」〜「255」の256通りの値をとるカウンタである。回転量カウンタは循環式のカウンタである。すなわち、最大値(「255」)の時点で1を加算されると最小値「0」となり、「0」の時点で1を減算されると最大値(「255」)となる。
回転量カウンタの値は、演出回転リール510が基準位置となるのを契機に「0」にリセットされるとともに、正転方向に1/256回転する度に1加算され、逆転方向に1/256回転する度に1減算されるため、サブ制御基板300は、かかる回転量カウンタの値を参照することによって、演出回転リール510の現在の回転位置を検知することができる。
演出制御手段320は、回転量カウンタの値が所定値となった時に、演出用バックランプ610によって照射位置に発光色の照射を行い、複数の第1の図柄520と第2の図柄530とを視認可能とさせる。
(制御装置100)
図6に示すように、遊技機10の内部には、遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置100が形成されている。この制御装置100は、遊技を進行させて遊技状態を制御するメイン制御基板200(メイン制御手段ともいう)と、このメイン制御基板200からの情報(コマンド)を受けて、遊技の進行に応じた演出を制御し、主に遊技内容に関する情報を遊技者に報知する演出を行うための制御を行うサブ制御基板300(サブ制御手段ともいう)とを備えている。
なお、メイン制御基板200とサブ制御基板300との間は、メイン制御基板200への不正操作を防止するために、メイン制御基板200からサブ制御基板300への一方向の通信により行われ、サブ制御基板300からメイン制御基板200への逆方向の通信は行われていない(すなわち双方向の通信ではない)。メイン制御基板200は、スタートスイッチ40、ストップスイッチ50、ベットスイッチ32、精算スイッチ36の入力を受け付け、役抽選を行い、リールユニット60及びホッパーユニット24の作動を制御する。サブ制御基板300は、メイン制御基板200から信号を入力し、表示装置84等の演出装置70の作動を制御する。サブ制御基板300の出力側には、演出装置70としての表示装置84、スピーカー72、演出用ランプ78の各パーツが接続されている。
なお、特に図示していないが、メイン制御基板200を有するメイン基板と、サブ制御基板300を有するサブ基板とは、それぞれ専用の基板ケースの内部に収納されている。具体的には、メイン制御基板200は、メイン基板ケースの内部に収納され、サブ制御基板300は、サブ基板ケースの内部に収納されている。そして、メイン基板ケースは、筐体12内部の奥側の上部に固定され、サブ基板ケースは、筐体12内部の正面から向かって左側に固定されている。
メイン制御基板200及びサブ制御基板300は、CPU、ROM、RAM、I/Oポート(図示せず)を備えたマイクロコンピュータにより構成される。CPUは、タイマ割込などの割込機能を持ち、ROMに記憶されたプログラムを実行して、種々の処理を行う。ROMは、CPUが実行するプログラムや各種テーブル等の固定的なデータを記憶し、RAMは、CPUがプログラムを実行する際の一時的な記憶領域、例えば遊技機10の状態を記憶するための記憶領域や、役抽選の抽選結果を記憶するための記憶領域として使用される。
(外部集中端子板18)
また、筐体12内部の正面から向かって右側には、外部集中端子板18が設けられている。
外部集中端子板18は、遊技データを遊技機10外部に出力させるものであり、メイン制御基板200と配線される接続端子(コネクタ)や、外部機器(図示省略)と配線される接続端子(コネクタ)が設けられた端子板である。また、外部集中端子板18は、図示しないが、データ表示器などの遊技島設備やホールコンピュータに接続されている。
(メイン制御基板200)
メイン制御基板200は、図7に示すように、役抽選手段210、リール制御手段220、停止図柄判定手段230、払出制御手段240、遊技制御手段250、許可区間制御手段260及び送信手段270の各手段を有する。各手段の詳細については後述する。なお、許可区間制御手段260は、メイン制御基板200ではなく、サブ制御基板300が有しても良いし、又、メイン制御基板200とサブ制御基板300との両方に分けて有するようにしても良い。
以上の構成をもって、メイン制御基板200は、役の抽選を行い、回転リール62の回転及び停止を制御し、回転リール62がすべて停止したときに停止図柄61の判定を行い、遊技の進行を行う手段として機能することとなる。
メイン制御基板200は、遊技を制御するためのものであって、遊技を進行させるためのものである。以下、本実施の形態における遊技について説明する。
上述したように、遊技状態に応じて規定の賭け数が設定されると、有効ライン86(図1参照)が設定される。
賭け数を設定する方法には、メダル投入口38からメダルを投入する方法と、ベットスイッチ32を操作することによってクレジットメダルを賭け数として設定する方法とがある。そして、規定の賭け数(3枚)が設定されていることを条件に、スタートスイッチ40を操作すると、賭け数が確定し、役抽選手段210により、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選(役抽選)が行われる。また、役抽選とほぼ同時に、前回の遊技での回転リール62の回転開始時から所定の時間(本実施の形態では、4.1秒)が経過しているか否かが判定され、所定の時間が経過すると、3個すべての回転リール62の回転が開始する。
回転リール62の回転開始後、所定の条件(本実施の形態では、回転リール62を加速する処理を実行した後、所定のセンサにより回転リール62の回転位置が基準位置であることを検出すること)が成立すると、ストップスイッチ50の操作が可能な状態(停止操作可能状態)となる。
その後に、3個のストップスイッチ50のうち1個を操作すると、当該ストップスイッチ50に対応した回転リール62の回転が停止する。そして、3個すべてのストップスイッチ50の操作を終えると、3個すべての回転リール62の回転が停止する。
このとき、有効ライン86上に所定の図柄61の組合せが揃うと、当該図柄61の組合せに対応した処理が行われる。本実施の形態に係る遊技機10は、有効ライン86上に予め定められた図柄61の組合せが揃うと遊技者に利益が付与されるように形成されている。例えば小役に対応した図柄61の組合せが有効ライン86上に揃うと、小役に対応した枚数のメダルが遊技者に対して付与される。
役抽選の当選確率は、複数段階、本実施の形態では、6段階(設定値1〜設定値6)設定されており、設定値によって当選確率の差がある役については、設定値1が最も低く、設定値6が最も高くなるように設定されている。
なお、設定値の段階は、6段階に限定されず、6段階未満の段階や7段階以上であっても良い。
また、有効ライン86上に再遊技役(リプレイ役)に対応する図柄61の組合せが揃うと、メダルの払い出しはないものの、次回の遊技において遊技者所有のメダルを使用することなく賭け数が自動的に設定され遊技を行うことができる。
(役抽選手段210)
役抽選手段210は、役に当選するか否かの役抽選を実行するものである。そして、役抽選において決定された役を当選役ともいう。すなわち、役抽選手段210は、メイン制御基板200が備える手段であり、スタートスイッチ40の操作を契機に、複数段階の設定値毎に予め定められた抽選確率で役に当選するか否かの役抽選を行うためのものである。
役抽選手段210は、役に当選したか否かを決定するための抽選テーブルを、主な分類としてノーマル遊技状態用(RT0、RT1、RT2用)、RT状態用(RT3用)、ボーナス内部中状態用(RBB1F、RBB2F、RBB3F、RBB4F用)、ボーナス遊技状態用(RBB1、RBB2用)、ボーナス遊技状態用(RBB3、RBB4用)のそれぞれに対応して複数備えており、メイン制御基板200のROM上に記憶されている。
役抽選手段210は、予め定めた抽選データと、所定範囲の整数値を繰り返してカウントするループカウンタを有する所定の乱数発生手段(乱数発生回路)が発生した乱数のうちから抽出した乱数とを比較して、当選か否かを判定する。なお、役抽選手段210による処理は、後述するステップS11(図14参照)において行われる。
本実施の形態では、役抽選手段210により抽選される役として、図示しないが、大別すると、ボーナス移行役(遊技状態の移行を伴う役)、リプレイ役(遊技者所有のメダルを使用することなく次回の遊技を開始可能とする役、いわゆる再遊技役)、小役(メダルの払い出しを伴う役)が設けられている。
ここで、小役には、メロン役、チェリー役、プラム役などが含まれる。
(リール制御手段220)
リール制御手段220は、メイン制御基板200が備える手段であり、各回転リール62の回転を停止させるためのものである。リール制御手段220は、役抽選手段210の抽選結果と、各ストップスイッチ50が操作されたときの対応する回転リール62の回転位置とに基づいて、各回転リール62の回転を停止させる。なお、リール制御手段220は、必要に応じて各ストップスイッチ50が停止操作されるときの順番(押し順)が所定の条件に適合しているか否かも停止させる条件にする場合がある。リール制御手段220による処理は、後述するステップS12(図14参照)において行われる。
(停止図柄判定手段230)
停止図柄判定手段230は、メイン制御基板200が備える手段であり、すべての回転リール62が停止した際における有効ライン86上の図柄61の組合せを記憶するとともに入賞等の判定をするためのものである。なお、停止図柄判定手段230による処理は、後述するステップS13(図14参照)において行われる。
(払出制御手段240)
払出制御手段240は、停止図柄判定手段230の判定結果に基づいて、メダル払い出し等の所定の処理を行うためのものである。払出制御手段240は、停止図柄判定手段230の判定の結果、小役が入賞していると判定されるとメダルの払い出しを行う。なお、払出制御手段240による処理は、後述するステップS14(図14参照)において行われる。
(遊技制御手段250)
遊技制御手段250は、遊技状態を制御するものである。
具体的には、遊技制御手段250は、図7に示すように、大別すると、ノーマル遊技状態制御手段251、RT状態制御手段252、ボーナス内部中状態制御手段253及びボーナス遊技状態制御手段254の各手段を有する。
(ノーマル遊技状態制御手段251)
ノーマル遊技状態制御手段251は、「ノーマル遊技状態」を制御するものである。ここで、「ノーマル遊技状態」は、後述するRT状態制御手段252による「RT状態」(リプレイタイム状態)、ボーナス内部中状態制御手段253によるボーナス内部中状態又はボーナス遊技状態制御手段254によるボーナス遊技状態以外の状態をいい、「RT0」、「RT1」、「RT2」を含む(図9参照)。
(RT状態制御手段252)
RT状態制御手段252は、「RT状態」を制御するものである。ここで、「RT状態」は、「RT3」を含む(図9参照)。
また、「RT」は、「リプレイタイム」の略語であり、「RT状態」に移行すると、再遊技役(リプレイ役)に当選する当選確率、すなわち再遊技確率が原則として高くなるRT遊技が開始される。
(ボーナス内部中状態制御手段253)
ボーナス内部中状態制御手段253は、ボーナス内部中状態を制御するものである。ここで、「ボーナス内部中状態」には、「RBB1F」、「RBB2F」、「RBB3F」、「RBB4F」がある(図9参照)。
「ボーナス内部中状態」は、ノーマル遊技状態(RT0、RT1、RT2)又はRT状態(RT3)において、役抽選手段210による役抽選にてボーナス遊技状態への移行に係るボーナス移行役に当選することで移行し、当該ボーナス移行役に当選した状態が維持されている状態である。すなわち、「ボーナス内部中状態」は、役抽選にてボーナス移行役に当選し、当該ボーナス移行役に対応した図柄61を有効ライン86上に停止表示できなかった場合に移行する状態である。そして、ボーナス内部中状態において、ボーナス移行役に対応した図柄61を有効ライン86上に停止表示することで終了する(ボーナス遊技状態へ移行する)。
(ボーナス遊技状態制御手段254)
ボーナス遊技状態制御手段254は、図9を用いて後述する「ボーナス遊技状態」を制御するものである。ここで、「ボーナス遊技状態」は、いわゆる「第1種特別役物に係る役物連続作動装置」としての「RBB1」、「RBB2」、「RBB3」、「RBB4」を含む(図9参照)。
ここで、本実施の形態にかかる「ボーナス遊技状態」は、ボーナス移行役に当選し、かつ当該ボーナス移行役に対応した図柄61を有効ライン86上に停止表示させることで移行するものである。
ここで、本実施の形態では、「RBB1」、「RBB2」は、247枚を超えるメダルの払い出しで終了し、「RBB3」、「RBB4」は、77枚を超えるメダルの払い出しで終了する。
(許可区間制御手段260)
許可区間制御手段260は、図10を用いて後述するストップスイッチ50の操作態様を報知不可能な不許可区間(所謂、通常区間)と、報知可能な許可区間(所謂、有利区間)とを制御するものである。
そして、後述する演出制御手段320を用いてストップスイッチ50の押し順を報知させる演出等を実行させる。
また、許可区間制御手段260は、役抽選により予め定められた設定値によって当選確率の差のない役に当選した際に「不許可区間」から「許可区間」への移行抽選(許可区間移行抽選)を行う。
なお、許可区間移行抽選により許可区間への移行が決定された場合に限定されず、予め定められた役に当選した場合は、許可区間移行抽選をせずに、許可区間へ移行させるようにしても良い。
また、不許可区間から許可区間へ移行してから、所定のゲーム数、例えば1500ゲームを消化した場合や、所定の枚数、例えば3000枚の払出が行われた場合は、ボーナス遊技状態中などであっても、許可区間の上限ゲーム数に到達したとして、許可区間から不許可区間へ移行するようにしている。
(送信手段270)
送信手段270は、サブ制御基板300へ信号を送信するためのものである。
(サブ制御基板300)
サブ制御基板300は、図8に示すように、受信手段310、演出制御手段320の各手段を有する。各手段の詳細については後述する。
以上の構成をもって、サブ制御基板300は、メイン制御基板200からの信号を受けて、遊技の進行に伴う演出を行うものである。
具体的には、サブ制御基板300は、演出用ランプ78を駆動するためのLED駆動回路(図示せず)に対してLEDの点灯や消灯を規定するデータを出力したり、スピーカー72から音を出力するための音声出力回路(図示せず)に対して出力する音声を規定するデータを出力したり、表示装置84を駆動するための液晶制御基板(図示せず)に対して出力する映像データを規定するデータを出力したりする。
(受信手段310)
受信手段310は、送信手段270からの信号を受信するものである。
(演出制御手段320)
演出制御手段320は、図10に示す遊技状態に応じた遊技機10の演出を制御するものである。
また、演出制御手段320は、図10に示す許可区間の間、メイン制御基板200の許可区間制御手段260からストップスイッチ50の押し順を報知させるコマンドを受信した場合に当該ストップスイッチ50の押し順を報知させる演出を実行する。
具体的には、各ストップスイッチ50の位置(詳しくは各ストップスイッチ50に対応する回転リール62の位置)と対応する表示装置84の画面に、押し順を示す複数の画像又は映像(例えば「1」「2」「3」)を表示することで押し順を報知する。その後、前記押し順を示す画像又は映像は、ストップスイッチ50が操作される度に、当該操作されたストップスイッチ50の位置に対応する部分が消去(又は順序を示さない画像に変更)される。
また、後述するが、演出制御手段320は、演出回転リール510の回転及び停止を制御するとともに、視認窓部15の特定の位置で、演出回転リール510の回転や停止位置に合わせて演出用バックランプ610を点灯させることで、後述する第1の演出態様や第2の演出態様、第3の演出態様を実行する。
なお、第1の演出態様と、第2の演出態様とは、第1の図柄520又は第2の図柄530のいずれか一方が視認可能となるまでは、遊技者により第1の演出態様又は第2の演出態様のうちいずれか一方を選択可能に設定されていても良い。
すなわち、前回の遊技の終了(払出処理の終了:図14のステップS14参照)から今回の遊技により第1の契機、第2の契機により第1の演出態様、第2の演出態様が実行されるまでの間に、演出用ボタンスイッチ42の操作などにより、演出態様を切り替えることが可能にされている。この場合には、第1の演出態様と第2の演出態様とのいずれか一方のみが実行されるため、遊技者の第1の演出態様と第2の演出態様とにより報知される特典のどちらを得ることを希望するかという遊技者の好みに応じて、演出を選択することが可能となる。
また、遊技者により演出態様の選択が行われた場合は、どちらに切り替えたかを報知にするために、切り替え後の演出態様に対応した第1の態様の一例である赤色又は第2の態様の一例である青色で視認窓部15の上段、中段、下段の演出用バックランプ610を発光させた後、第1の演出態様又は第2の演出態様を実行するように設定されている。
なお、どちらに切り替えたかを報知にするために上述したような演出用バックランプ610を発光させているが、上述した演出用バックランプ610の点灯により報知する場合に限定されず、又、どちらに切り替えたかを報知しないようにしても良い。
なお、本実施の形態では、第1の契機により第1の演出態様を、第2の契機により第2の演出態様を、第3の契機により第3の演出態様をそれぞれ実行するようにしているが、第1の契機により第1の演出態様を実行するか否かの抽選を行い、当該抽選により第1の演出態様を実行することが決定された場合に第1の演出態様を実行することや、第2の契機により第2の演出態様を実行するか否かの抽選を行い、当該抽選により第2の演出態様を実行することが決定された場合に第2の演出態様を実行すること、第3の契機により第3の演出態様を実行するか否かの抽選を行い、当該抽選により第3の演出態様を実行することが決定された場合に第3の演出態様を実行するようにしても良い。
(図9を用いた遊技状態の説明)
つぎに、図9を用いて遊技状態について説明する。
遊技状態は、メイン制御基板200により管理され、図9に示すように、大別すると、ノーマル遊技状態、RT状態、ボーナス内部中状態及びボーナス遊技状態がある。なお、各遊技状態における再遊技役への当選確率は、ノーマル遊技状態のRT0(初期状態)、RT1においては1/7.3に設定されている。
また、ノーマル遊技状態のRT2、RT状態のRT3、ボーナス内部中状態のRBB1F、RBB2F、RBB3F、RBB4F、ボーナス遊技状態のRBB1、RBB2では、再遊技役への当選確率がノーマル遊技状態のRT0などよりも高く設定されている。なお、再遊技役の当選確率は、この場合に限定されない。
(ノーマル遊技状態)
ノーマル遊技状態は、ノーマル遊技状態制御手段251により制御され、本実施の形態では、RT0、RT1、RT2がある。
「RT0」からは、「RT1」、「ボーナス内部中状態」、「ボーナス遊技状態」に移行可能である。
「RT0」から「RT1」には、RT1リプレイを停止表示させた場合に移行する。
「RT1」からは、「RT2」、「ボーナス内部中状態」、「ボーナス遊技状態」に移行可能である。
「RT1」から「RT2」には、RT2リプレイを停止表示させた場合に移行する。
「RT2」からは、「RT1」、「RT3」、「ボーナス内部中状態」、「ボーナス遊技状態」に移行可能である。
「RT2」から「RT1」には、いわゆる転落リプレイに当選し、正解の押し順以外の押し順でストップスイッチ50が停止操作された場合に、RT1リプレイとしてのRT1再遊技図柄が停止表示されることで移行する。
「RT0」、「RT1」、「RT2」、「RT3」から「ボーナス内部中状態」には、ボーナス移行役に当選し、当該ボーナス移行役に対応する図柄の組合せを停止表示できなかった場合に移行する。
「RT0」、「RT1」、「RT2」、「RT3」から「ボーナス遊技状態」には、ボーナス移行役に当選し、当該ボーナス移行役に当選した遊技で、ボーナス移行役に対応する図柄が停止表示された場合に移行する。
(RT状態)
「RT状態」は、RT状態制御手段252により制御され、ノーマル遊技状態のRT0、RT1より再遊技役への当選確率の高い「RT3」がある。
ノーマル遊技状態からRT状態、具体的には、「RT2」から「RT3」には、いわゆる昇格リプレイ役に当選し、正解の押し順でストップスイッチ50が停止操作された場合には、RT3リプレイとしてのRT3再遊技図柄が停止表示され「RT3」に移行する。
また、RT3において、いわゆる転落リプレイに当選し、正解の押し順以外の押し順でストップスイッチ50が停止操作された場合には、RT1リプレイとしてのRT1再遊技図柄が停止表示され「RT1」に移行する。
(ボーナス内部中状態)
「ボーナス内部中状態」は、ボーナス内部中状態制御手段253により制御され、本実施の形態では、後述する「ボーナス遊技状態」の種類に応じて「RBB1F」、「RBB2F」、「RBB3F」、「RBB4F」がある。
「ボーナス内部中状態」からは、「ボーナス遊技状態」に移行可能である。
「ボーナス内部中状態」から「ボーナス遊技状態」には、当該ボーナス内部中状態へ移行する契機となったボーナス移行役に対応する図柄が停止表示された場合に移行する。すなわち、「ボーナス内部中状態」が「RBB1F」の場合は「RBB1」に、「RBB2F」の場合は「RBB2」に、「RBB3F」の場合は「RBB3」に、「RBB4F」の場合は「RBB4」に、それぞれ移行する。
(ボーナス遊技状態)
「ボーナス遊技状態」は、ボーナス遊技状態制御手段254により制御され、本実施の形態では、「RBB1」、「RBB2」、「RBB3」、「RBB4」がある。
「RBB1」、「RBB2」は、第2遊技状態の一例であり、レギュラーボーナス(RB)が連続作動し、247枚を超えるメダルの払い出しで終了する。
そして、「RBB1」、「RBB2」の終了後は、共に「RT0」に移行する。
「RBB3」、「RBB4」は、レギュラーボーナス(RB)が連続作動し、77枚を超えるメダルの払い出しで終了する。
そして、「RBB3」、「RBB4」の終了後は、共に「RT0」に移行する。
(図10を用いた押し順報知の状態の説明)
図10に示すように、押し順報知の状態(報知状態)は、「不許可区間」、「許可区間」がある。
ここで、「不許可区間」は、役抽選により予め定められた押し順でストップスイッチ50の操作がされた場合に入賞となる押し順役に当選した場合に、当該押し順を遊技者に報知不可能な区間である。
また、「許可区間」は、「不許可区間」から移行可能であり、役抽選により予め定められた押し順でストップスイッチ50の操作がされた場合に入賞となる押し順役に当選した場合に、当該押し順を遊技者に報知可能な区間である。
「不許可区間」は、「許可区間」を除いた区間であり、「不許可区間」には、「不許可区間通常遊技状態」がある。
(不許可区間通常遊技状態)
不許可区間通常遊技状態は、後述する「許可区間」における「許可区間通常遊技状態」、「AT状態」等の特殊な状態を除いた状態である。
この、不許可区間通常遊技状態の滞在中における遊技状態は、主にノーマル遊技状態の「RT1」に滞在していることとされている(図9参照)。
「不許可区間」から「許可区間」、具体的には、「不許可区間通常遊技状態」から「許可区間通常遊技状態」には、不許可区間通常遊技状態における役抽選にて所定の移行契機役、例えば、チェリー役、ボーナス移行役に当選したことに基づいて行われる許可区間移行抽選に当選したことに基づいて移行する。なお、「不許可区間通常遊技状態」から「許可区間通常遊技状態」には、許可区間移行抽選に当選したことに基づいて移行する場合に限定されず、所定の移行契機役に当選したことに基づいて移行することとしても良い。
(許可区間)
「許可区間」は、「不許可区間」よりも遊技者に有利な区間であって、「許可区間通常遊技状態」、「前兆状態」、「AT状態」を備える。
この許可区間移行抽選に当選したことに基づいて移行する「許可区間」においては、1回以上、最大払出枚数が得られることとなる入賞に係る図柄の組合せに係る指示がされることとなっており、当該指示を行わず「許可区間」を終了することはできないようになっている。
例えば、複数の小役のうち、最大払出枚数に係る小役が「押し順ベル役」である場合には、特別区間中において、少なくとも1回「押し順ベル役」の押し順が報知されることとなる。
なお、ここで、遊技者に有利な区間とは、例えば、不許可区間では、役抽選により予め定められた押し順でストップスイッチ50の操作がされた場合に入賞となる押し順役に当選した場合であっても、当該押し順を遊技者に報知することが不可能であった状態から可能な状態になったことや、不許可区間では実行されないART状態が実行されることなどから、遊技者に有利な区間となっている。
したがって、「許可区間」全体を通して遊技者にとって有利である必要はなく、例えば、不許可区間通常遊技状態と許可区間通常遊技状態とを遊技者にとっての有利さを同じにするなど、「許可区間」の一部で遊技者にとって有利ではないことがあっても良い。
(許可区間通常遊技状態)
許可区間通常遊技状態は、「許可区間」における「AT状態」等の特殊な状態を除いた状態である。
この、許可区間通常遊技状態の滞在中における遊技状態は、主にノーマル遊技状態の「RT1」に滞在していることとされている(図9参照)。
許可区間通常遊技状態では、所定条件の下、AT状態へ移行するか否かの抽選(AT移行抽選)が行われ、AT移行抽選によりAT状態へ移行することが決定された場合は、前兆状態へ移行した後、AT状態へ移行し、AT状態へ移行することが決定されなかった場合に行われる前兆状態への移行抽選により前兆状態へ移行することが決定された場合は、前兆状態へ移行する。
(前兆状態)
前兆状態は、許可区間通常遊技状態中にAT移行抽選によりAT状態へ移行することが決定された場合(いわゆる本前兆状態)に移行する状態であり、所定ゲーム数の経過後、AT状態へ移行する。ただし、AT状態へ移行することが決定されなかった場合にも所定の抽選で移行する場合(いわゆるガセ前兆)もあり、この場合は、所定ゲーム数の経過後、不許可区間通常状態へ移行する。
なお、ガセ前兆中に、AT移行抽選を行い、AT移行抽選によりAT状態へ移行することが決定された場合は、AT状態へ移行するようにしても良い。
また、不許可区間通常状態中にAT移行抽選を行うようにしても良く、この場合は、不許可区間通常状態から前兆状態へ移行するようにしても良い。
(AT状態)
「AT状態」は、第1遊技状態の一例であり、「不許可区間」より遊技者に有利な状態である。当該「AT状態」に移行すると、当選した小役の押し順が報知される遊技(AT)が開始され、報知された押し順に従ってストップスイッチ50を操作することで、当選した小役や再遊技役の図柄の組み合わせを停止表示させることができる。このため、成立した小役に対応する所定枚数のメダルが払い出される。
「AT状態」の状態としては、「ART準備状態」、「ART状態」がある。
(ART準備状態)
「ART準備状態」は、遊技状態が、図9の「RT1状態」、「RT2状態」である場合の「AT状態」であり、「RT1状態」で、「RT2状態」へ移行する役であるRT2リプレイ(昇格リプレイ役)に当選した場合には、当該RT2リプレイに対応したストップスイッチ50の押し順が報知される。そして、当該報知に従ってストップスイッチ50が操作された場合には、RT2リプレイ図柄、いわゆる昇格リプレイ図柄が停止表示され、遊技状態が「RT2状態」に移行する。
そして「RT2状態」で、「RT3状態」へ移行する役であるRT3リプレイ(昇格リプレイ役)に当選した場合には、当該RT3リプレイに対応したストップスイッチ50の押し順が報知される。そして、当該報知に従ってストップスイッチ50が操作された場合には、RT3リプレイ図柄、いわゆる昇格リプレイ図柄が停止表示され、遊技状態が「RT3状態」に移行し、「ART状態」に移行する。
(ART状態)
「ART状態」は、第1遊技状態の一例であり、「不許可区間」より遊技者に有利な状態である。当該「ART状態」に移行すると、当選した小役の押し順が報知される遊技であるAT状態と、RT3状態とが開始され、報知された押し順に従ってストップスイッチ50を操作することで、当選した小役の図柄の組み合わせを停止表示させることができる。このため、成立した小役に対応する所定枚数のメダルが払い出される。
「ART状態(AT状態)」は、所定の初期ゲーム数、例えば40ゲームを消化すると、AT状態を終了させ、「許可区間通常遊技状態」を経由して「不許可区間」へ戻る。AT状態が終了すると、ストップスイッチ50の押し順の報知が終了され、これに伴い、コボシ目を表示した場合に、遊技状態がRT1に移行し、RT状態が終了する。すなわち、コボシ目は、左第一停止、中第一停止が不正解の役に当選し、押し順「不正解」(ストップスイッチ50を左第一停止、中第一停止で操作)した際に停止表示される図柄61である。ATが終了しているため押し順の報知が行われず、遊技者はストップスイッチ50を左第一停止で操作するため、ベル役に当選してもコボシ目が停止表示され、RT1に移行する。
また、ストック抽選により、AT状態への移行が可能な権利がストックされている場合は、ART状態終了後、再度ART準備状態に移行し、その後、ART状態に移行するようにしても良い。
なお、ART状態を終了せず、そのまま継続しても良い。
また、上乗せ抽選により、ゲーム数が上乗せされる場合は、初期ゲーム数に加え、上乗せゲーム数を消化することにより、AT状態が終了されるようにしても良い。
また、「AT状態」のゲーム数を消化する前に、「許可区間」の開始から1500ゲーム消化していた場合は、「AT状態」のゲーム数の消化を待たずに「AT状態」を終了し、「不許可区間」へ移行する。
(第1の演出態様)
つぎに、図11を用いて、第1の演出態様の一例について説明する。
第1の演出態様は、第1の契機により演出用バックランプ610を第1の態様で発光させることで演出回転リール510に第1の図柄が視認可能となり、遊技者に特典の期待を報知するものである。
具体的には、第1の契機の一例である役抽選により小役に当選した場合に、演出用バックランプ610を第1の態様の一例である当該小役に対応する演出回転リール510の図柄が視認窓部15の中段に来た時に回転を停止させて、赤色で発光させることで演出回転リール510に第1の図柄520が視認可能となることで、役抽選により予め定められた役に当選していることを報知している。
そのため、第1の演出態様は、スタートスイッチ40操作後の、ストップスイッチ50操作前までに実行されることが望ましい。
なお、スタートスイッチ40操作後の、ストップスイッチ50操作前までに実行される場合に限定されず、例えば、いわゆる第3停止後に、役抽選により当選していた役を報知する演出として実行しても良い。
より具体的には、役抽選により小役、例えば、プラム役に当選した時は、図11(A)に示すように、演出回転リール510の図柄番号2の図柄520bが視認窓部15の中段に来るタイミングで、中段の演出用バックランプ610を赤色で発光させる。
これによりプラム役に対応する図柄番号2のプラムの図柄520bが視認可能となり、役抽選でプラム役に当選したことを遊技者に期待させる報知となる。このため、遊技者は、回転リール62のプラム役に対応する図柄61を目押しすることで、プラム役の入賞を狙うことが可能となる。
同様に、役抽選により小役、例えば、メロン役に当選した時は、図11(B)に示すように、図柄番号5の図柄520eが視認窓部15の中段に来た時に演出回転リール510の回転を停止させて、中段の演出用バックランプ610を赤色で発光させる。
これによりメロン役に対応する図柄番号5のメロンの図柄520eが視認可能となり、役抽選でメロン役に当選したことを遊技者に期待させる報知となる。このため、遊技者は、回転リール62のメロン役に対応する図柄61を目押しすることで、メロン役の入賞を狙うことが可能となる。
同様に、役抽選により小役、例えば、チェリー役に当選した時は、図11(C)に示すように、図柄番号10の図柄520jが視認窓部15の中段に来た時に演出回転リール510の回転を停止させて、中段の演出用バックランプ610を赤色で発光させる。
これによりチェリー役に対応する図柄番号10のチェリーの図柄520jが視認可能となり、役抽選でチェリー役に当選したことを遊技者に期待させる報知となる。このため、遊技者は、回転リール62のチェリー役に対応する図柄61を目押しすることで、チェリー役の入賞を狙うことが可能となる。
なお、上述した第1の演出態様は、役抽選により小役が当選した場合に実行されるが、第1の図柄520を用いた同様の演出として、役抽選によりボーナス移行役に当選し、当該ボーナス移行役に対応する図柄61の組合せを有効ライン86上に停止表示した場合に、第1の演出態様と同様の演出を実行するようにしても良い。この場合には、ボーナス移行役に対応する図柄61の組合せを有効ライン86上に停止表示した時に、図11(D)に示すように、図柄番号7の図柄520gが視認窓部15の中段に来た時に演出回転リール510の回転を停止させて、中段の演出用バックランプ610を赤色で発光させる。
これによりボーナス移行役に対応する図柄番号7の赤7の図柄520gが視認可能となり、ボーナス遊技状態への移行が確定したことを遊技者に期待させる報知となる。
また、上述した図11では、各図柄番号の図柄が視認窓部15に停止された後、演出用バックランプ610を発光させるものを例に挙げて説明したが、これに限定されず、演出回転リール510は回転を継続し、各図柄番号の図柄が視認窓部15の中段に来る毎に中段の演出用バックランプ610を発光させるようにしても良い。また、演出回転リール510の回転を継続して、各図柄番号の図柄が視認窓部15の中段に来る毎に対応する演出用バックランプ610を発光させるようにした後、各図柄番号の図柄を視認窓部15の中段に停止させて、中段の演出用バックランプ610を発光させるようにしても良い。
なお、第1の演出態様は、図11に示す上述した図柄を視認可能とさせるものに限定されず、様々な図柄520の組合せと演出用バックランプ610の点灯タイミングとで演出を実行することが可能である。
例えば、視認窓部15の上段と下段とに異なる小役に対応する第1の図柄520を表示することで、どちらかの小役が当選している旨の表示を行っても良いし、又、役抽選により当選していない小役に対応する第1の図柄520を表示するようにしても良い。
(第2の演出態様)
つぎに、図12を用いて、第2の演出態様の一例について説明する。
第2の演出態様は、第1の契機とは異なる第2の契機により演出用バックランプ610を第1の態様とは異なる第2の態様で発光させることで演出回転リール510に第2の図柄530が視認可能となり、遊技者に特典の期待を報知するものである。
具体的には、第2の契機の一例である遊技者にとって有利な有利遊技状態を実行中である場合に、演出用バックランプ610を第2の態様の一例である演出回転リール510の図柄が視認窓部15に来るタイミングに青色で発光させることで演出回転リール510に第2の図柄530が視認可能となることで、実行中の遊技状態が遊技者にとって有利な有利遊技状態であることを報知している。
そのため、第2の演出態様は、いわゆる第3停止後の次の遊技から有利な有利遊技状態へ移行することが決定された後に実行されることが望ましい。
なお、第3停止後に実行される場合に限定されず、例えば、有利遊技状態中の所定のタイミングで実行するようにしても良いし、スタートスイッチ40の操作時に実行するようにしても良い。
また、第2の演出態様は、実行中の遊技状態が遊技者にとって有利な有利遊技状態であることを報知する場合に限定されず、有利な有利遊技状態から不利な遊技状態へ移行する可能性のある場合、例えば転落リプレイに当選した場合や、不利な遊技状態から有利な有利遊技状態へ移行する可能性のある場合、例えば昇格リプレイに当選した場合のスタートスイッチ40の操作時に実行することで、遊技状態が移行する可能性を報知して、ストップスイッチ50の押し順を推測させる演出をすることも可能である。
ここで、遊技者にとって有利な有利遊技状態は、図9を用いて説明した遊技状態、例えば、RT2やRT3、図10を用いて説明した許可区間、前兆状態、AT状態などが含まれる。
本例では、図10の前兆状態への移行が決定された場合をあげて説明する。
許可区間通常遊技状態中にAT移行抽選によりAT状態へ移行することが決定された場合(本前兆)や、AT状態へ移行することが決定されなかった場合の所定の抽選で前兆状態へ移行することが決定された場合(ガセ前兆)に、図12(A)に示すように、演出回転リール510の図柄番号3の象の図柄530cが視認窓部15の中段に来るタイミングで、中段の演出用バックランプ610を青色で発光させている。
これにより、図柄番号3の象の図柄530cが視認可能となり、前兆状態へ移行したことを遊技者に期待させる報知となる。
また、図12(B)に示すように、演出回転リール510の図柄番号1の噴水の図柄530aが視認窓部15の上段に、図柄番号2の噴水を上げている象の図柄530bが中段に来るタイミングで、上段、中段の演出用バックランプ610を青色で発光させる。
これにより図柄番号1の噴水の図柄530a、図柄番号2の噴水を上げている象の図柄530bが視認可能となり、前兆状態へ移行したことを遊技者に期待させる報知となる。
また、図12(A)に示す報知よりも、視認可能となる図柄530が多くなるとともに、図柄530同士が組み合わされる態様となることから、図12(A)に示す報知がされた場合よりも、遊技者にとってより有利な前兆状態であることを遊技者に期待させる報知となっている。
また、図柄番号1に替え、図柄番号11の大きな噴水の図柄530kが視認窓部15の上段に来るタイミングで演出用バックランプ610を青色で発光させることでより期待度の高い状態、すなわち、本前兆である確率が高いことを報知するようにしても良い。
すなわち、図柄番号1の小さい噴水の図柄530aが視認可能となった場合は、前兆状態であることは報知されるが、本前兆であるかガセ前兆であるかは分からないが、大きな噴水の図柄530kが視認可能となった場合は、本前兆であることの期待度が高いことを報知するようにしても良い。
ここで、小さい噴水の図柄530aを視認可能とするか大きな噴水の図柄530kを視認可能とするかは抽選により決定するようにすることが望ましい。
また、上述した図12では、演出回転リール510の回転を継続し、各図柄番号の図柄が視認窓部15の中段に来る毎に中段の演出用バックランプ610を発光させるものを例に挙げて説明したが、これに限定されず、演出回転リール510の回転を停止させて、各図柄番号の図柄を視認窓部15の中段に停止させた後、当該停止された図柄を中段の演出用バックランプ610で発光させるようにしても良い。また、演出回転リール510の回転を継続して、各図柄番号の図柄が視認窓部15の中段に来る毎に対応する演出用バックランプ610を発光させるようにした後、各図柄番号の図柄を視認窓部15の中段に停止させて、中段の演出用バックランプ610を発光させるようにしても良い。
なお、第2の演出態様は、図12に示す上述した図柄を視認可能とさせるものに限定されず、様々な図柄530の組合せと演出用バックランプ610の点灯タイミングとで演出を実行することが可能である。
(第3の演出態様)
つぎに、図13を用いて、第3の演出態様の一例について説明する。
第3の演出態様は、第1の契機及び第2の契機とは異なる第3の契機により演出用バックランプ610を第1の態様及び第2の態様で発光させることで、第1の演出態様及び第2の演出態様よりも遊技者にとって有利な特典の期待を報知するものである。
具体的には、第3の演出態様は、役抽選により、第3の契機の一例であるボーナス移行役に当選し、当該ボーナス移行役に当選した遊技のいわゆる第3停止後に実行され、演出用バックランプ610を第1の態様である赤色と第2の態様である青色で発光させ、ボーナス内部中状態(図9参照)に移行し、遊技者にとって有利な特典の一例であるボーナス遊技状態(図9参照)への期待を報知している。このため、遊技者は、回転リール62のボーナス移行役に対応する図柄61を目押しすることで、ボーナス移行役の入賞を狙い、ボーナス遊技状態へ移行させることが可能となる。
また、第3の演出態様は、演出用バックランプ610を第1の態様及び第2の態様で同時に発光させることにより開始される場合に限定されず、演出用バックランプ610を第1の態様で発光させた後に、第2の態様で発光させることにより第3の演出態様となる場合や、第2の態様で発光させた後に、第1の態様で発光させることにより第3の演出態様となる場合であっても良い。
なお、第3の演出態様を第3停止後に実行されることとしたのは、ボーナス移行役に対応する図柄61の組合せを有効ライン86上に停止表示できなかったことが確定した場合に、ボーナス移行役に当選していたことを報知するものとして演出を実行しているためであり、第3停止後に実行されるものに限定されない。
また、第3の契機はボーナス移行役の当選に限定されず、例えば、AT移行抽選に当選したことなどであっても良い。また、図示しないが、AT状態のゲーム数を上乗せするいわゆる上乗せ特化ゾーンや、AT状態を継続するか否かを抽選するいわゆるAT継続状態などであっても良い。
より具体的には、ボーナス移行役に当選し、当該ボーナス移行役に対応する図柄61を有効ライン86上に停止表示できなかった場合は、図13に示すように、第1の図柄520と第2の図柄530とが互いに隣接した場所で視認可能となることで、第1の図柄520と第2の図柄530とが一体となるように遊技者に認識させることが可能な第3の図柄が視認可能となることである。
すなわち、まず、図示しないが、演出回転リール510の図柄番号2のプラムの図柄520bが視認窓部15の中段に来た時に回転を停止させて、中段の演出用バックランプ610を第1の態様の一例である赤色で発光させると、視認窓部15の中段にプラムの図柄520bが視認可能となる。
その後、図13(A)に示すように、上段の演出用バックランプ610を第1の態様の一例である赤色と第2の態様の一例である青色とで発光させると、視認窓部15の上段に図柄番号1のプラムの図柄の上半分の図柄520aと小さい噴水の図柄530aとが視認可能となる。また、中段の演出用バックランプ610を青色で発光させると、プラムの図柄520bにかわり噴水を上げている象の図柄530bが視認可能となる。また、下段の演出用バックランプ610を赤色で発光させると、視認窓部15の下段に図柄番号3プラムの図柄の下半分の図柄520cが視認可能となる。
したがって、視認窓部15の上段、中段、下段に視認可能となる図柄全体で、第2の図柄530である象の図柄が第1の図柄520であるプラムの図柄を上下に割って噴水でプラムの図柄を吹き上げている図柄となり、第1の図柄520と第2の図柄530とが一体となるように遊技者に認識させることが可能な第3の図柄となる。
同様に、まず、図示しないが、演出回転リール510の図柄番号5のメロンの図柄520eが視認窓部15の中段に来た時に回転を停止させて、中段の演出用バックランプ610を第1の態様の一例である赤色で発光させると、視認窓部15の中段にメロンの図柄520eが視認可能となる。
その後、図13(B)に示すように、上段の演出用バックランプ610を赤色と青色とで発光させると、視認窓部15の上段に図柄番号4のメロンの図柄の上半分の図柄520dと小さい噴水の図柄530dとが視認可能となる。また、中段の演出用バックランプ610を青色で発光させると、メロンの図柄520eにかわり噴水を上げている象の図柄530eが視認可能となる。また、下段の演出用バックランプ610を赤色で発光させると、視認窓部15の下段に図柄番号6のメロンの図柄の下半分の図柄520fが視認可能となる。
したがって、視認窓部15の上段、中段、下段に視認可能となる図柄全体で、第2の図柄530である象の図柄が第1の図柄520であるメロンの図柄を上下に割って噴水でメロンの図柄を吹き上げている図柄となり、第1の図柄520と第2の図柄530とが一体となるように遊技者に認識させることが可能な第3の図柄となる。
同様に、まず、図示しないが、演出回転リール510の図柄番号12の象の図柄530lが視認窓部15の下段に来た時に回転を停止させて、下段の演出用バックランプ610を第2の態様の一例である青色で発光させると、視認窓部15の下段に象の図柄530lが視認可能となる。
その後、図13(C)に示すように、上段の演出用バックランプ610を赤色で発光させると、視認窓部15の上段にチェリーの図柄520jが視認可能となる。また、中段の演出用バックランプ610を青色で発光させると、視認窓部15の中段に大きな噴水の図柄530kが視認可能となる。
したがって、視認窓部15の上段、中段、下段に視認可能となる図柄全体で、第2の図柄530である象の図柄が第1の図柄520であるチェリーの図柄を噴水で吹き上げている図柄となり、第1の図柄520と第2の図柄530とが一体となるように遊技者に認識させることが可能な第3の図柄となる。
また、上述した図13では、各図柄番号の図柄が視認窓部15に停止された後、演出用バックランプ610を発光させるものを例に挙げて説明したが、これに限定されず、演出回転リール510は回転を継続し、各図柄番号の図柄が視認窓部15に来る毎に対応する演出用バックランプ610を発光させるようにしても良い。また、演出回転リール510の回転を継続して、各図柄番号の図柄が視認窓部15に来る毎に対応する演出用バックランプ610を発光させるようにした後、各図柄番号の図柄を視認窓部15に停止させて、対応する演出用バックランプ610を発光させるようにしても良い。
なお、第3の演出態様は、図13に示す上述した図柄を視認可能とさせるものに限定されず、様々な図柄520,530の組合せと演出用バックランプ610の点灯タイミングとで演出を実行することが可能である。
(動画)
また、演出制御手段320は、第3の演出態様の一例として、演出回転リール510の回転に合わせて第1の図柄520及び/又は第2の図柄530を視認可能となるように演出用バックランプ610を所定のタイミングで発光させることで、遊技者に動画を視認させることができるようにしている。
例えば、まず、図13(C)と同様に、図柄番号12の象の図柄530lが視認窓部15の下段に来るタイミングで、下段の演出用バックランプ610を青色で発光させると、象の図柄530lが視認可能となる。
そして、象の図柄530lが視認となった状態で、図柄番号10のチェリーの図柄520jが視認窓部15の中段に来るタイミングで、中段の演出用バックランプ610を赤色で発光させた後、図柄番号10のチェリーの図柄520jが視認窓部15の上段に来るタイミングで、中段の演出用バックランプ610を赤色で発光させると共に、図柄番号8の小さい噴水の図柄530hが視認窓部15の中段に来るタイミングで、中段の演出用バックランプ610を青色で発光させる。
その後、図柄番号10のチェリーの図柄520jが視認窓部15の中段に来るタイミングで、中段の演出用バックランプ610を赤色で発光させて、視認窓部15の中段にチェリーの図柄520jを視認可能とした後、当該チェリーの図柄520jが視認窓部15の上段に来るタイミングで、上端の演出用バックランプ610を赤色で発光させると共に、図柄番号11の大きな噴水の図柄530kが中段に来るタイミングで、中段の演出用バックランプ610を青色で発光させたり、図柄番号8の小さい噴水の図柄530hが中段に来るタイミングで、中段の演出用バックランプ610を青色で発光させたりすると、象の鼻から吹き出された噴水によってチェリーの図柄520jが噴水を吹き上げているような動画を視認させることができるようになる。
なお、動画に用いる図柄は、上述した図柄に限定されず、様々な図柄520,530の組合せと演出用バックランプ610の点灯タイミングとで様々な動画を視認させることが可能である。
(図14を用いた遊技の基本的な流れの説明)
図14に示すフローチャートに基づいて、メイン制御基板200が1回の遊技毎に実行する一般的な遊技制御処理について説明する。
ステップS10において、メイン制御基板200により、スタートスイッチ40の操作があったか否かの判定が行われる。ここで、スタートスイッチ40の操作があったと判定されると、メイン制御基板200により、賭け数の設定が不可能な状態とされる。その後、次のステップS11に進む。一方、スタートスイッチ40の操作がないと判定されると、再度ステップS10となる。
なお、このステップS10の前提として、賭け数設定処理が行われている。この賭け数設定処理では、賭け数として規定の賭け数が設定されたか否かが判定されるものである。具体的には、メイン制御基板200により、当該遊技の賭け数として設定されているメダルの枚数が規定の賭け数(3枚)に達しているか否かの判定が行われる。
ステップS11において、役抽選手段210により、役抽選処理が行われる。また、このとき、役抽選の結果がメイン制御基板200からサブ制御基板300へ送信される。役抽選処理が終了すると、次のステップS12に進む。
ステップS12において、リールユニット60における回転リール62の回転変動処理が行われる。回転リール62が所定の回転速度に達した後、メイン制御基板200により、回転中の回転リール62に対応するストップスイッチ50の操作があった場合に、リール制御手段220により、各回転リール62の回転が停止させられる。このときのストップスイッチ50(左ストップスイッチL、中ストップスイッチC、右ストップスイッチR)の当選役に対応する押し順は、メイン制御基板200に形成された所定の記憶領域に記憶されると共に、その後の処理にて読み出される。
また、全ての停止操作終了後、メイン制御基板200の送信手段270からサブ制御基板300の受信手段310へ全回転リール62の回転停止情報が送信される。そして、すべての回転リール62の回転変動処理が終了すると、次のステップS13に進む。
ステップS13において、停止図柄判定手段230により、有効ライン86上の図柄61の組合せに対して所定の役の図柄61の組合せが揃っているか否かの入賞等の判定処理が行われる。ここで、入賞等の判定処理の判定結果のデータは、メイン制御基板200からサブ制御基板300へ送信される。そして、判定処理が終わると、次のステップS14に進む。
ステップS14において、払出制御手段240により、停止図柄判定手段230の判定結果に対応した払出処理等が行われる。なお、判定結果、払出が不要な場合には、払出処理は行われない。そして、当該処理が終了する。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。
例えば、演出回転リール510を用いて、第1の演出態様、第2の演出態様、第3の演出態様を実行したが、これに限定されず、他の形状の演出装置(例えば、正面から見て円形の装置であって、円形の外縁に沿って第1の図柄520と第2の図柄530とが配置された円盤状の板を回転させて、当該図柄を所定のタイミングで発光素子により照光させる装置や、かかる装置と同形状であるが、円盤状の板を回転させることなく当該図柄を発光素子により照光させる装置など)を用いて第1の演出態様、第2の演出態様、第3の演出態様を実行するようにしても良い。
以上のように、本発明では、以下の効果を奏する。
本発明は、発光素子の態様の切り替えにより視認可能となる2種類の図柄が全体として1つの図柄のように遊技者に認識させることで、演出をより複雑にして遊技の興趣を向上させることが可能な遊技機10を提供することができる。
すなわち、第1の契機と第2の契機とは異なる第3の契機で、第1の契機による第1の態様及び第2の契機による第2の態様で発光させることで、第1の態様により視認可能となる第1の図柄520と第2の態様により視認可能となる第2の図柄530とが全体として1つの図柄になるように遊技者に認識させることが可能となり、演出のバリエーションが増え、より遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、第1の態様で視認可能となる第1の図柄520と第2の態様により視認可能となる第2の図柄530とが全体として1つの図柄になるように遊技者に認識させることが可能となることから、第1の図柄や第2の図柄が視認可能となることにより報知される特典の期待とは異なる特典の期待を報知することができるため、別の表示装置を用意することなく、報知内容を充実・細分化させることが可能となる。
また、発光素子の発光色を変えることで、第1の図柄520と第2の図柄530のいずれが視認可能となるかを切り替えることができるとともに、第1の図柄520と第2の図柄530とが一体となる第3の図柄を視認させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能な遊技機10を提供することができる。
また、演出用のサブリールにおいて、視認可能となる図柄を変化させつつ、点灯させる発光素子の位置とタイミングとを変えるといった演出態様の工夫を凝らすことで、遊技の興趣を向上させることが可能な遊技機10を提供することができる。
また、遊技者にとって有利な特典として、役の当選や、遊技者にとって有利な有利遊技状態を実行中であることを遊技者に報知することで、遊技の興趣を向上させることが可能な遊技機10を提供することができる。
また、遊技者の第1の演出態様と第2の演出態様とにより報知される特典のどちらを得ることを希望するかという遊技者の好みに応じて、第1の図柄520か第2の図柄530のいずれかが表出される契機となるまでの間、いつでも演出を選択することが可能となり、遊技の興趣を向上させることが可能な遊技機10を提供することができる。
10 遊技機 12 筐体
14 前扉 15 視認窓部
16 図柄表示窓部
17 メダルセレクタ 18 外部集中端子板
19 扉開閉用スイッチ 20 上パネル
22 下パネル 24 ホッパーユニット
26 メダル受け皿 28 メダル払出口
30 操作部 32 ベットスイッチ
34 マックスベットスイッチ 35 シングルベットスイッチ
36 精算スイッチ 38 メダル投入口
40 スタートスイッチ 42 演出用ボタンスイッチ
43 電源ユニット 44 電源スイッチ
45 設定キースイッチ 46 設定変更スイッチ
50 ストップスイッチ L 左ストップスイッチ
C 中ストップスイッチ R 右ストップスイッチ
60 リールユニット 61 図柄
62 回転リール 63 リール位置センサ
64 左回転リール 65 リール駆動モータ
66 中回転リール 68 右回転リール
70 演出装置
72 スピーカー 74 上部スピーカー
76 下部スピーカー 78 演出用ランプ
80 上部ランプ 82 下部ランプ
84 表示装置 85 区間報知ランプ
86 有効ライン 87 クレジット表示器
88 払出枚数表示器 89 設定表示器
510 演出回転リール 500 演出回転リールユニット
520(520a〜520l) 第1の図柄 530(530a〜530l) 第2の図柄
540 ベース部材 550 ステッピングモータ
560 基準位置指標部 570 基準位置センサ
580 回転指標部 590 第一回転検知センサ
591 第二回転検知センサ 600 間隔
610 演出用バックランプ 100 制御装置
200 メイン制御基板 210 役抽選手段
220 リール制御手段 230 停止図柄判定手段
240 払出制御手段 250 遊技制御手段
251 ノーマル遊技状態制御手段 252 RT状態制御手段
253 ボーナス内部中状態制御手段 254 ボーナス遊技状態制御手段
260 許可区間制御手段 270 送信手段
300 サブ制御基板 310 受信手段
320 演出制御手段

Claims (5)

  1. 複数の演出態様を複数の発光素子の発光により実行可能な演出装置と、
    演出装置を制御する演出制御手段と、を備え、
    第1の契機により前記発光素子を第1の態様で発光させることで前記演出装置に第1の図柄が視認可能となり、遊技者に特典の獲得可能性がある旨を報知する第1の演出態様を実行可能とし、
    前記第1の契機とは異なる第2の契機により前記発光素子を前記第1の態様とは異なる第2の態様で発光させることで前記演出装置に第2の図柄が視認可能となり、遊技者に特典の獲得可能性がある旨を報知する第2の演出態様を実行可能とし、
    前記第1の契機及び前記第2の契機とは異なる第3の契機により前記発光素子を前記第1の態様及び前記第2の態様で発光させることで、前記第1の演出態様及び前記第2の演出態様よりも遊技者にとって有利な特典の獲得可能性がある旨を報知する第3の演出態様を実行可能とし、
    前記第3の演出態様は、前記第1の図柄と前記第2の図柄とが互いに隣接した場所で視認可能となることで、前記第1の図柄と前記第2の図柄とが全体として1つの図柄を構成するように遊技者に認識させることが可能な第3の図柄が視認可能となることを特徴とする遊技機。
  2. 前記発光素子は、複数色で発光可能であり、
    前記第1の図柄は、前記発光素子が前記複数色のうち特定色で発光された場合に視認不可能な状態から視認可能となり、
    前記第2の図柄は、前記発光素子が前記複数色のうち特定色以外の他の色で発光された場合に視認不可能な状態から視認可能となることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記演出装置は、周囲に少なくとも複数種類の前記第1の図柄と複数種類の前記第2の図柄とを有し、回転表示を行う演出用の演出回転リールであり、
    前記演出制御手段は、前記演出回転リールの回転に合わせて前記第1の図柄及び/又は前記第2の図柄を視認可能となるように前記発光素子を所定のタイミングで発光させることで、遊技者に動画を視認させることができるようにしていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 役に当選するか否かの役抽選を行う役抽選手段を備え、
    遊技状態として、通常遊技状態と、前記通常遊技状態より遊技者にとって有利な有利遊技状態とを備え、
    前記第1の演出態様は、前記役抽選により予め定められた役に当選していることを報知する演出であり、
    前記第2の演出態様は、実行中の遊技状態が前記有利遊技状態であることを報知する演出であることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の遊技機。
  5. 前記第1の演出態様と、前記第2の演出態様とは、前記第1の図柄又は前記第2の図柄のいずれか一方が視認可能となるまでは、遊技者により前記第1の演出態様又は前記第2の演出態様のうちいずれか一方を選択可能に設定されていることを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の遊技機。
JP2017223859A 2017-11-21 2017-11-21 遊技機 Expired - Fee Related JP6433571B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017223859A JP6433571B1 (ja) 2017-11-21 2017-11-21 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017223859A JP6433571B1 (ja) 2017-11-21 2017-11-21 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6433571B1 true JP6433571B1 (ja) 2018-12-05
JP2019092734A JP2019092734A (ja) 2019-06-20

Family

ID=64560712

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017223859A Expired - Fee Related JP6433571B1 (ja) 2017-11-21 2017-11-21 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6433571B1 (ja)

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0529576U (ja) * 1991-09-30 1993-04-20 高砂電器産業株式会社 図柄合わせ遊戯機
JP2002233604A (ja) * 2001-02-07 2002-08-20 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2004073712A (ja) * 2002-08-22 2004-03-11 Dragon:Kk 遊技機用シンボル表示装置
JP2005304538A (ja) * 2004-04-16 2005-11-04 Toranto:Kk 表示装置
JP2006296886A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Taiyo Elec Co Ltd 遊技機
JP2008237386A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Samii Kk スロットマシン
JP2011212059A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2012139251A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Olympia:Kk 装飾パネル装置及び遊技機
JP2013132297A (ja) * 2011-12-22 2013-07-08 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2013240457A (ja) * 2012-05-18 2013-12-05 Universal Entertainment Corp ゲーミングマシン
JP2014158749A (ja) * 2014-02-21 2014-09-04 Universal Entertainment Corp 遊技機
JP2016105866A (ja) * 2016-03-14 2016-06-16 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0529576U (ja) * 1991-09-30 1993-04-20 高砂電器産業株式会社 図柄合わせ遊戯機
JP2002233604A (ja) * 2001-02-07 2002-08-20 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2004073712A (ja) * 2002-08-22 2004-03-11 Dragon:Kk 遊技機用シンボル表示装置
JP2005304538A (ja) * 2004-04-16 2005-11-04 Toranto:Kk 表示装置
JP2006296886A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Taiyo Elec Co Ltd 遊技機
JP2008237386A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Samii Kk スロットマシン
JP2011212059A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2012139251A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Olympia:Kk 装飾パネル装置及び遊技機
JP2013132297A (ja) * 2011-12-22 2013-07-08 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2013240457A (ja) * 2012-05-18 2013-12-05 Universal Entertainment Corp ゲーミングマシン
JP2014158749A (ja) * 2014-02-21 2014-09-04 Universal Entertainment Corp 遊技機
JP2016105866A (ja) * 2016-03-14 2016-06-16 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019092734A (ja) 2019-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6611405B1 (ja) 遊技機
JP6833232B1 (ja) 遊技機
JP6461726B2 (ja) 遊技機
JP6321720B2 (ja) 遊技機
JP6268234B2 (ja) 遊技機
JP2018075130A (ja) 遊技機
JP6616484B1 (ja) 遊技機
JP6713152B1 (ja) 遊技機
JP2021049321A (ja) 遊技機
JP2020141788A (ja) 遊技機
JP6433571B1 (ja) 遊技機
JP6577751B2 (ja) 遊技機
JP6681104B1 (ja) 遊技機
JP6593905B1 (ja) 遊技機
JP2018175498A (ja) 遊技機
JP2018114173A (ja) 遊技機
JP6635436B2 (ja) 遊技機
JP6549532B2 (ja) 遊技台
JP6322756B1 (ja) 遊技機
JP2006238948A (ja) 遊技機
JP6498221B2 (ja) 遊技機
JP2006238949A (ja) 遊技機
JP6830699B1 (ja) 遊技機
JP5961316B1 (ja) 遊技機
JP6589152B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171222

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20180328

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180814

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20180815

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180828

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181009

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181023

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181106

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6433571

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees