JP6433206B2 - テープフレーム付きウエハ用トレイ - Google Patents
テープフレーム付きウエハ用トレイ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6433206B2 JP6433206B2 JP2014178971A JP2014178971A JP6433206B2 JP 6433206 B2 JP6433206 B2 JP 6433206B2 JP 2014178971 A JP2014178971 A JP 2014178971A JP 2014178971 A JP2014178971 A JP 2014178971A JP 6433206 B2 JP6433206 B2 JP 6433206B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tray
- wafer
- tape
- frame
- semiconductor wafer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Packaging Frangible Articles (AREA)
- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
Description
このようなテープフレーム付きウエハ2を保管したり、ダイシング工程やダイボンディング工程などに搬送するために、例えば特許文献1に記載されているような半導体ウエハを水平方向に積み重ねる横置き(コインスタック式)収納容器が使用されている。
図7に示すように、収納容器4の搬送中の振動や衝撃を、テープフレーム付きウエハ2における半導体ウエハWに伝わり難くするために、一般的に、テープフレーム付きウエハ2の上下に可撓性の合成樹脂製シートや無塵紙等のスペーサーシート1を設けたり、容器4内の最上段と最下段とにクッション材3を挿入すること等が行われている。
トレイと半導体ウエハ表面との間に一定のクリアランスを確保し、そのクリアランス部分(空間)を密閉に近い状態とすれば、収納容器搬送時などの該容器自体の振動や衝撃により、ウエハに伝わる振動や衝撃を、エアークッションの効果で低減することができ、しかも、完全な密閉状態ではないので、収納容器からテープフレーム付きウエハを取り出す際にも破損の虞がなく容易に取り出すことができるとの知見を得た。
(1)リング状のフレーム裏面にダイシングテープが貼着されると共に、ダイシングテープ上に半導体ウエハが支持されたテープフレーム付きウエハを収納容器に収納する際に使用するトレイであって、
前記トレイは、略円形であると共に、前記テープフレーム付きウエハの上下に設けられ、トレイと半導体ウエハ表面との間にクリアランスを確保し、そのクリアランス部分を密閉に近い状態とするものであり、
さらに、収納容器に前記テープフレーム付きウエハを収納した際、トレイ表面が、テープフレーム付きウエハの裏面と対面し、トレイ裏面が、テープフレーム付きウエハの表面と対面し、
前記トレイ表面には、前記リング状のフレームと対面する部位に、少なくとも1本の略円環形状の凹溝が設けられると共に、前記半導体ウエハと対面する部位に、少なくとも1本の略円環形状の凹溝が設けられ、
それぞれの略円環形状の凹溝は同心円状であって、
前記半導体ウエハと対面する部位に設けられた凹溝の深さが、前記リング状のフレームと対面する部位に設けられた凹溝の深さより小さい
ことを特徴とするテープフレーム付きウエハ用トレイ。
(2)リング状のフレーム裏面にダイシングテープが貼着されると共に、ダイシングテープ上に半導体ウエハが支持されたテープフレーム付きウエハを収納容器に収納する際に使用するトレイであって、
前記トレイは、略円形であると共に、前記テープフレーム付きウエハの上下に設けられ、トレイと半導体ウエハ表面との間にクリアランスを確保し、そのクリアランス部分を密閉に近い状態とするものであり、
さらに、収納容器に前記テープフレーム付きウエハを収納した際、トレイ表面が、テープフレーム付きウエハの裏面と対面し、トレイ裏面が、テープフレーム付きウエハの表面と対面し、
前記トレイ表面には、前記リング状のフレームと対面する部位に、少なくとも1本の略円環形状の凹溝が設けられると共に、少なくとも半導体ウエハと対面する部位に、トレイの中心部より外周縁部に向かって放射状に延びる凹溝が設けられ、
前記放射状に伸びる凹溝の深さが、前記リング状のフレームと対面する部位に設けられた凹溝の深さより小さい
ことを特徴とするテープフレーム付きウエハ用トレイ。
(3)リング状のフレーム裏面にダイシングテープが貼着されると共に、ダイシングテープ上に半導体ウエハが支持されたテープフレーム付きウエハを収納容器に収納する際に使用するトレイであって、
前記トレイは、略円形であると共に、前記テープフレーム付きウエハの上下に設けられ、トレイと半導体ウエハ表面との間にクリアランスを確保し、そのクリアランス部分を密閉に近い状態とするものであり、
さらに、収納容器に前記テープフレーム付きウエハを収納した際、トレイ表面が、テープフレーム付きウエハの裏面と対面し、トレイ裏面が、テープフレーム付きウエハの表面と対面し、
前記トレイ表面には、前記リング状のフレームと対面する部位に、少なくとも1本の略円環形状の凹溝が設けられると共に、前記半導体ウエハと対面する部位に、少なくとも1本の略円環形状の凹溝が設けられ、
それぞれの略円環形状の凹溝は同心円状であり、かつ、
少なくとも半導体ウエハと対面する部位に、トレイの中心部より外周縁部に向かって放射状に延びる凹溝が設けられ、
前記半導体ウエハと対面する部位に設けられた凹溝の深さ及び前記放射状に伸びる凹溝の深さが、前記リング状のフレームと対面する部位に設けられた凹溝の深さより小さい
ことを特徴とするテープフレーム付きウエハ用トレイ。
(5)前記放射状に延びる凹溝および前記半導体ウエハと対面する部位に設けられる略円環形状の凹溝の深さが、中心部よりも外周縁部に近いほど大きくなっていることを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれかに記載のテープフレーム付きウエハ用トレイ。
(6)前記トレイ表面に設けられる凹溝は、連続または不連続であることを特徴とする前記(1)〜(5)のいずれかに記載のテープフレーム付きウエハ用トレイ。
なお、両面に回路パターンが形成されていてもよいし、片面には勿論、両面とも回路パターンが形成されていないものも含まれる。
さらに、本発明において、中心部よりも外周縁部に近いほど凹溝の深さを大きくした場合には、中心部のクリアランスをキープしやすいうえ、トレイの強度をより高くすることができる。
そして、収納容器4に、テープフレーム付きウエハ2を収納した際には、トレイ10の表面が、テープフレーム付きウエハ2の裏面と対面し、トレイ10の裏面が、テープフレーム付きウエハ2の表面と対面している。
そして、ダイシングテープTは、少なくとも基材と粘着層を有するテープであり、リング状のフレームFや半導体ウエハWと接触する上側に粘着層が設けられている。
また、最上段と最下段とにテープフレーム付きウエハ用トレイ10を配置し、テープフレーム付きウエハ2とトレイ10とが交互に繰り返した積層状態で収納するのであれば、テープフレーム付きウエハ2の収納枚数は、特に制限されない。
なお、図中、符号4Bは、蓋体を、符号4Aは、容器本体を、符号4ABは、収納筒部をそれぞれ示す。
本発明のトレイ10は、略円形であり、真円形でもよいが、例えば図3(a)に示すように、外周縁の一部に、少なくとも1つ(本例では4つ)の舌部分5を形成してもよい。
このとき、位置決め突起41,41を、舌部分5の周方向の長さ(周長)L1(図3(a)参照)より若干大きい間隔L2(図2(b)参照)となるように、好ましくはL2−L1=1〜5mmとなるように、収納筒部4ABの内壁面に設けることにより、収納容器4内において、輸送時またはハンドリング時のトレイ10の回転、および該回転による収納筒部4ABとの擦れを防止することができ、収納筒部4ABやトレイ10からの異物(例えば、収納筒部4ABやトレイ10などの構成材同士の擦れによる屑片など)の発生を低減し得ると共に、容器本体4Aからトレイ10を取り出し易くもできる。
本発明のトレイ10の表面には、リング状フレームFと対面する部位に、少なくとも1本の略円環形状の凹溝を設ける。
このリング状フレームFと対面する部位の凹溝として、図3,4に例示するトレイ10の表面には、凹溝60,61を設けている。
その結果、収納容器4の搬送時などにおいて、容器4自体の振動や衝撃により、ウエハWに加わる振動や衝撃を、エアークッションのような効果で低減することができ、しかも、完全な密閉状態ではないので、収納容器4からトレイ10やテープフレーム付きウエハ2を取り出す際にも破損の虞がなく容易に取り出すことができる。
また、凹溝60,61の本数については、特に制限されないが、上記密閉に近い状態を確実に得るためには、複数本設けることが好ましく、うち少なくとも1本は連続とすることがより好ましい。
その結果、トレイの強度が高まり、前述のクリアランスをより良好に保ちやすくすることができる。
なお、半導体ウエハWと対面する部位に設けられる略円環形状の凹溝については、図3に示すような凹溝70,71,72のように連続でもよいし、図示はしないが不連続でもよく、強度を高めるには連続の方が好ましい。
また、凹溝70,71,72の本数については、特に制限されないが、図4に示すように、凹溝70,71,72…を設ける間隔dを均等にすると、強度アップの点から好ましい。
あるいは、図4に示すように、凹溝72を上記露出した部分eとウエハWとの両方に跨るように設けてもよいし、図示はしないが、凹溝60を該露出した部分eとフレームFとの両方に跨るように設けてもよい。
このようなリング状フレームFと対面する部位の凹溝60,61…と、半導体ウエハWと対面する部位の凹溝70,71,72…とを、同心円状に有する本発明のトレイは、衝撃吸収性に優れているので、コインスタック式収納容器で従来必須とされていた、最上段と最下段とに挿入するクッション材の代替品にもなり得る。
その結果、略円環形状の凹溝70,71,72を設けた場合と同様に、トレイの強度が高まり、前述のクリアランスをより良好に保つことができる。
第3の発明(前述の(3))に係るトレイでは、図5,6に例示するように、前述の略円環形状の凹溝60,61…70,71,72…に加え、少なくとも半導体ウエハWと対面する部位に、トレイ100,101の中心部より外周縁部に向かって放射状に延びる凹溝80が設けられる。
このように、略円環形状の凹溝70,71,72と放射状に延びる凹溝80を組み合せることで、軽量化の観点からトレイの厚みを薄くした場合においても、より優れた強度を確実に得られる。
また、放射状の凹溝80,81は、連続でも不連続でもよく、設ける本数も、特に制限されない。
このように、中心部iから外周縁部に向かって凹溝の深さに傾斜をつければ、リング状フレームFと対面する部位の略円環形状凹溝60,61とフレームFとの接触によりもたらされる密閉に近い状態を確実にキープしつつ、トレイの強度をより高くすることができる。
ただし、リング状フレームFと対面する部位に設けられる略円環形状の凹溝60,61の天面部60A,61Aは、図4に示すような“面”で接触した方がフレームFとの隙間ない接触状態を形成しやすいので、これら凹溝60,61の断面形状は台形状または四角形状が好適である。
上記凸部(あるいは凹部)9により、フレームFと略円環形状凹溝60,61…とが密着に近い状態を形成していても、収納容器4からトレイを取り出す際に、該トレイをテープフレーム付きウエハ2から剥離し易くなる。
また、これら合成樹脂に導電性フィラーや帯電防止剤を含有させる、あるいは、成形前の合成樹脂シートの表面または成形後のトレイ表面に導電処理を施すことで、トレイの表面抵抗値を101〜1012Ωにしてもよい。
導電処理としては、成形前の合成樹脂シートの表面または成形後のトレイ表面に、導電性ポリマーの膜を形成する処理、あるいは、導電性ポリマーとバインダー樹脂を含んだ塗料をコーティングする処理などが挙げられる。
特に、本発明のトレイを、0.5〜1.2mmの合成樹脂シートを用いて真空成形により形成した場合には、ハンドリング時・輸送時の振動や衝撃による転写や傷が一切発生することなく、半導体ウエハの破損を確実に防ぐことができると共に、衝撃吸収性に極めて優れたものとなるので、コインスタック式収納容器で従来必須とされていた、最上段と最下段とに挿入するクッション材の代替品にもなり得る。
半導体ウエハWと対面する部位に設ける略円環形状の凹溝70,71,72…や中心部より外周縁部に向かって放射状に延びる凹溝80,81…の深さについては、上記略円環形状凹溝60,61…の深さより小さいことが好ましく、例えば1.0〜5.0mm程度とすればよい。
そして、フレームFと対面する部位の略円環形状凹溝の深さよりも、半導体ウエハW(ないしテープT)と対面する部位に設ける略円環形状の凹溝や放射状に延びる凹溝の深さを小さくすることで、トレイ10とウエハWとのクリアランスを十分に確保することができ、トレイ10がウエハWに接触することを抑制することができる。
非晶性ポリエチレンテレフタレート(A−PET)の表面に導電性ポリマー(ポリピロール層)を形成したシート(アキレス(株)製 商品名“ST−A−PET”:厚み0.9mm)を真空成形により、図3に示す形状のトレイ(実施例1:直径約400mm)と、図5に示す形状のトレイ(実施例2:直径約400mm)とを得た。
また、図5に示す形状のトレイ(実施例2)において、半導体ウエハと対面する部位に略円環形状の凹溝70,71,72を設けないものを、実施例3とした。
さらに、図5に示す形状のトレイ(実施例2)において、略円環形状の凹溝および放射状に延びる凹溝の深さに傾斜を付けないもの(中心部から外周縁部まで凹溝の深さが同じもの)を、実施例4とした。
非晶性ポリエチレンテレフタレート(A−PET)の表面に導電性ポリマー(ポリピロール層)を形成したシート(アキレス(株)製 商品名“ST−A−PET”:厚み0.9mm)を、直径約400mmの略円形状にカットしたもの(すなわち、凹溝を一切設けないもの)を比較例1とした。
図3に示す形状のトレイ(実施例1)において、リング状フレームFと対面する部位に、略円環形状の凹溝60,61を設けないものを比較例2とした。
図3に示す形状のトレイ(実施例1)において、半導体ウエハWと対面する部位に、略円環形状の凹溝70,71,72を設けないものを比較例3とした。
なお、実施例1〜4および比較例1〜3のトレイの表面抵抗値は、JIS−K6911に準拠し、三菱化学(株)製 商品名“ハイレスタUP MCP−HT450型”を用いて測定したところ、いずれも103〜107Ωであった。
トレイの代わりに、直径約400mm、厚さ約250μmのポリエチレン製スペーサーシート(アキレス社製 商品名“プロトススペーサーCPSタイプ”:尚、シート自体の厚みは約100μm、表裏面に形成したエンボスの高さそれぞれ約75μm)を用いるものを参考例1とした。
図2(a)に示すような容器本体4Aに、実施例1〜4、比較例1〜3のトレイ(または、参考例1のスペーサーシート)とテープフレーム付きウエハ2を交互に繰り返して、1つの容器本体4A内に、トレイ(またはスペーサーシート)を合計5枚、テープフレーム付きウエハを合計4枚収納した。
次いで、蓋体4Bを装着し、収納容器4(外径430mm×高さ74mmの円柱形状の収納容器)を準備した。
なお、テープフレーム付きウエハ2としては、厚さ50μm、直径12インチ(約30cm)の半導体ウエハWが支持されたものを用いた。
ポリプロピレン製の外装クッション材(アキレス(株)製 商品名“ND−12PP”)を2個用いて覆い、その覆ったものを、それぞれ段ボール箱(外寸:長さ550mm×幅550mm×高さ185mmの直方体形状の段ボール箱)に挿入した。
続いて、各段ボール箱を、落下試験機(神栄テクノロジー(株)製の“DTS−100”)を用いて、100cmの高さから自由落下(落下方向:1角3稜6面)させ、その後、収納容器4から全てのテープフレーム付きウエハ2を取り出し、半導体ウエハWの状態を目視で観察し、下記の評価方法で評価した。結果を表1に示す。
全4枚の半導体ウエハについて、破損や傷が全く見られなかったものを「○」、破損があったものを「×」とした。
ISO2248に準拠して、下記のような試験を行った;
上記〔破損試験〕の収納状態(図2(a)参照)において、4枚のテープフレーム付きウエハ2の各表面上に、それぞれ圧力測定フィルム(富士フィルム(株)製 商品名“プレスケール微圧用 4LW”)を載置した後、落下方向をBottom面,Top面とする以外は、上記〔破損試験〕と同様に自由落下させた。
次いで、収納容器4から全てのテープフレーム付きウエハ2を取り出し、各圧力測定フィルムの感圧具合にて、トレイとの接触(すなわち、転写可能性)の有無について、下記の評価方法で評価した。結果を併せて表1に示す。
全4枚の圧力測定フィルムについて、発色が全く見られなかったものを「◎」、リング状フレームと対面する部位に発色が若干見られたものの、半導体ウエハと対面する部位には見られなかったものを「○」、半導体ウエハと対面する部位に発色が見られたものを「×」とした。
ちなみに、実施例2のトレイは、120cmの落下高さから自由落下させた場合においても、破損試験の結果は「○」、転写試験の結果は「◎」であった。
したがって、テープフレーム付き半導体ウエハを収納容器に収納する際に使用するトレイとして最適である。
10,100,101 テープフレーム付きウエハ用トレイ
2 テープフレーム付きウエハ
3 クッション材
4 コインスタック式収納容器
41 舌部分の位置決め突起
4A 容器本体
4AB 収納筒部
4B 蓋体
5 舌部分
60,61 リング状フレームと対面する部位の凹溝
60A,61A 凹溝60,61の各天面部
70,71,72 半導体ウエハと対面する部位の凹溝
80,81 放射状に延びる凹溝
9 凸部あるいは凹部
F リング状フレーム
T ダイシングテープ
W 半導体ウエハ
L1 舌部分の周長
L2 位置決め突起同士の間隔
d 半導体ウエハと対面する部位の凹溝を設ける間隔
e ダイシングテープが露出した部分
Claims (6)
- リング状のフレーム裏面にダイシングテープが貼着されると共に、ダイシングテープ上に半導体ウエハが支持されたテープフレーム付きウエハを収納容器に収納する際に使用するトレイであって、
前記トレイは、略円形であると共に、前記テープフレーム付きウエハの上下に設けられ、トレイと半導体ウエハ表面との間にクリアランスを確保し、そのクリアランス部分を密閉に近い状態とするものであり、
さらに、収納容器に前記テープフレーム付きウエハを収納した際、トレイ表面が、テープフレーム付きウエハの裏面と対面し、トレイ裏面が、テープフレーム付きウエハの表面と対面し、
前記トレイ表面には、前記リング状のフレームと対面する部位に、少なくとも1本の略円環形状の凹溝が設けられると共に、前記半導体ウエハと対面する部位に、少なくとも1本の略円環形状の凹溝が設けられ、
それぞれの略円環形状の凹溝は同心円状であって、
前記半導体ウエハと対面する部位に設けられた凹溝の深さが、前記リング状のフレームと対面する部位に設けられた凹溝の深さより小さい
ことを特徴とするテープフレーム付きウエハ用トレイ。 - リング状のフレーム裏面にダイシングテープが貼着されると共に、ダイシングテープ上に半導体ウエハが支持されたテープフレーム付きウエハを収納容器に収納する際に使用するトレイであって、
前記トレイは、略円形であると共に、前記テープフレーム付きウエハの上下に設けられ、トレイと半導体ウエハ表面との間にクリアランスを確保し、そのクリアランス部分を密閉に近い状態とするものであり、
さらに、収納容器に前記テープフレーム付きウエハを収納した際、トレイ表面が、テープフレーム付きウエハの裏面と対面し、トレイ裏面が、テープフレーム付きウエハの表面と対面し、
前記トレイ表面には、前記リング状のフレームと対面する部位に、少なくとも1本の略円環形状の凹溝が設けられると共に、少なくとも半導体ウエハと対面する部位に、トレイの中心部より外周縁部に向かって放射状に延びる凹溝が設けられ、
前記放射状に伸びる凹溝の深さが、前記リング状のフレームと対面する部位に設けられた凹溝の深さより小さい
ことを特徴とするテープフレーム付きウエハ用トレイ。 - リング状のフレーム裏面にダイシングテープが貼着されると共に、ダイシングテープ上に半導体ウエハが支持されたテープフレーム付きウエハを収納容器に収納する際に使用するトレイであって、
前記トレイは、略円形であると共に、前記テープフレーム付きウエハの上下に設けられ、トレイと半導体ウエハ表面との間にクリアランスを確保し、そのクリアランス部分を密閉に近い状態とするものであり、
さらに、収納容器に前記テープフレーム付きウエハを収納した際、トレイ表面が、テープフレーム付きウエハの裏面と対面し、トレイ裏面が、テープフレーム付きウエハの表面と対面し、
前記トレイ表面には、前記リング状のフレームと対面する部位に、少なくとも1本の略円環形状の凹溝が設けられると共に、前記半導体ウエハと対面する部位に、少なくとも1本の略円環形状の凹溝が設けられ、
それぞれの略円環形状の凹溝は同心円状であり、かつ、
少なくとも半導体ウエハと対面する部位に、トレイの中心部より外周縁部に向かって放射状に延びる凹溝が設けられ、
前記半導体ウエハと対面する部位に設けられた凹溝の深さ及び前記放射状に伸びる凹溝の深さが、前記リング状のフレームと対面する部位に設けられた凹溝の深さより小さい
ことを特徴とするテープフレーム付きウエハ用トレイ。 - 前記放射状に延びる凹溝が曲線状であることを特徴とする請求項2または3に記載のテープフレーム付きウエハ用トレイ。
- 前記放射状に延びる凹溝および前記半導体ウエハと対面する部位に設けられる略円環形状の凹溝の深さが、中心部よりも外周縁部に近いほど大きくなっていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のテープフレーム付きウエハ用トレイ。
- 前記トレイ表面に設けられる凹溝は、連続または不連続であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のテープフレーム付きウエハ用トレイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014178971A JP6433206B2 (ja) | 2014-09-03 | 2014-09-03 | テープフレーム付きウエハ用トレイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014178971A JP6433206B2 (ja) | 2014-09-03 | 2014-09-03 | テープフレーム付きウエハ用トレイ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016054187A JP2016054187A (ja) | 2016-04-14 |
JP6433206B2 true JP6433206B2 (ja) | 2018-12-05 |
Family
ID=55744400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014178971A Active JP6433206B2 (ja) | 2014-09-03 | 2014-09-03 | テープフレーム付きウエハ用トレイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6433206B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020183511A1 (ja) * | 2019-03-08 | 2020-09-17 | 秀洋 益子 | 基板収容容器 |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000091406A (ja) * | 1998-09-08 | 2000-03-31 | Mitsubishi Materials Silicon Corp | ウェーハ保持具 |
JP3046010B2 (ja) * | 1998-11-12 | 2000-05-29 | 沖電気工業株式会社 | 収納容器および収納方法 |
JP2002033284A (ja) * | 2000-07-14 | 2002-01-31 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 縦型cvd用ウェハホルダー |
US6837374B2 (en) * | 2001-07-15 | 2005-01-04 | Entegris, Inc. | 300MM single stackable film frame carrier |
JP2004281765A (ja) * | 2003-03-17 | 2004-10-07 | Canon Sales Co Inc | 基板搬送具、基板搬送具への基板の着脱装置、基板搬送具への基板の着脱方法及び処理装置 |
US20060000747A1 (en) * | 2004-06-30 | 2006-01-05 | 3M Innovative Properties Company | Shipping container for integrated circuit wafers |
US20060105498A1 (en) * | 2004-08-13 | 2006-05-18 | Cheng-Chung Huang | Wafer stack separator |
JP4796946B2 (ja) * | 2006-11-30 | 2011-10-19 | 信越化学工業株式会社 | ペリクル収納容器 |
JP5464859B2 (ja) * | 2008-02-01 | 2014-04-09 | 旭化成イーマテリアルズ株式会社 | ペリクル収納容器 |
JP2010037935A (ja) * | 2008-05-30 | 2010-02-18 | Fukuhara Imono Seisakusho:Kk | マンホール蓋 |
US9666468B2 (en) * | 2013-02-11 | 2017-05-30 | Achilles Corporation | Tray for a wafer with tape frame |
-
2014
- 2014-09-03 JP JP2014178971A patent/JP6433206B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016054187A (ja) | 2016-04-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6282603B2 (ja) | テープフレーム付きウエハ用トレイ | |
TWI646030B (zh) | Ring spacer | |
CN107665844B (zh) | 晶片盒、将晶片布置在晶片盒中的方法、晶片保护板和保护晶片的方法 | |
TWI269763B (en) | Wafer separator and combination of wafer container and separator | |
JP6433206B2 (ja) | テープフレーム付きウエハ用トレイ | |
KR102111868B1 (ko) | 세퍼레이터 | |
JP6990873B2 (ja) | 半導体ウェハ容器 | |
JP6646385B2 (ja) | セパレータ | |
JP7061857B2 (ja) | リングスペーサー | |
JP2010064775A (ja) | ペリクル梱包構造体 | |
JP2004311779A (ja) | 半導体ウェーハ収納容器及び半導体ウェーハの搬送方法 | |
JP2009224364A (ja) | 半導体チップの収納容器及び半導体装置の製造方法 | |
JP4922676B2 (ja) | 収納用トレー | |
WO2022102764A1 (ja) | トレイ | |
JP6357898B2 (ja) | 板状物の梱包方法 | |
JP2019051971A (ja) | 板状物搬送容器 | |
JP4567348B2 (ja) | 光学用部品の収容方法 | |
JP4628211B2 (ja) | 光学用部品の収容方法、及びその収容容器 | |
JP2013149735A (ja) | 電子部品搬送用シート、保持体、収容体、および電子部品の保持方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170829 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180509 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180515 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180717 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181023 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181106 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6433206 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |