JP6432975B2 - Pc鋼材の方向変換方法、及びpc鋼材の方向変換用治具 - Google Patents

Pc鋼材の方向変換方法、及びpc鋼材の方向変換用治具 Download PDF

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本発明は、PC鋼材を敷設する際にPC鋼材の進行方向を変えるPC鋼材の方向変換方法、及びPC鋼材の方向変換用治具に関する。特に、作業性及び汎用性に優れるPC鋼材の方向変換方法、及びPC鋼材の方向変換用治具に関する。
橋梁や建物などのコンクリート構造物において、緊張材(内ケーブルや外ケーブル)を敷設し、緊張材を緊張することによってコンクリートにプレストレスを導入するプレストレスコンクリート(PC)工法が知られている。緊張材には、PC鋼材(PC鋼線、PC鋼より線)が使用されている(特許文献1、非特許文献1を参照)。
従来のPC鋼材の敷設方法の一例を図4を参照して説明する。ここでは、PC鋼材Wを橋桁500の内部に敷設する場合を例に挙げて説明する。図4に示すように、PC鋼材Wを橋桁500の一端側から他端側に向かって桁内に敷設することがある。図4に示す敷設方法は、PC鋼材Wが巻き付けられたドラム300を橋桁500の上面に設置する。橋桁500の他端側から桁内に牽引索311を引き入れ、桁内の他端から一端へ引き通し、一端側から引き出した牽引索311の先端をPC鋼材Wの先端に連結する。そして、桁上に設置したドラム300からPC鋼材Wを引き出すと共に、ウィンチ310で牽引索311を牽引することにより、PC鋼材Wを桁内に引き込んで、桁内の一端から他端に向けて敷設する。
上記の敷設方法では、PC鋼材Wを桁内に引き込む際にPC鋼材Wを180°曲げる必要あり、従来、PC鋼材Wの進行方向を変えるための方向変換用治具として、ターンローラー100が使用されている(非特許文献1を参照)。ターンローラー100は、一対の半円弧状の枠体101が間隔をあけて平行に配置され、枠体101同士が複数の連結材102で連結された構造である。連結材102は、枠体101の周方向に間隔をあけて配置され、枠体101の径方向に対向するように枠体101の内径側と外径側にそれぞれ設けられている。枠体101と連結材102とは、溶接により接合されている。枠体101と連結材102とで囲まれる円弧状の空間には、枠体101の周方向に沿って複数のローラー103が配置されており、ローラー103には、枠体101間に取り付けられる横ローラー103hと、連結材102間に取り付けられる縦ローラー103vがある。横ローラー103hは、枠体101の内径側と外径側にそれぞれ平行に設けられており、縦ローラー103vは、一方の枠体101側と他方の枠体101側にそれぞれ平行に設けられる。そして、ターンローラー100は、この円弧状空間にPC鋼材Wが通され、PC鋼材Wを桁内に導くための曲げ経路を構成する。通常、ターンローラー100は、図4に示すように、単管パイプを立体格子状に組んだ足場510の上に固定して使用される。
特開2008−280730号公報
製品カタログ「PC Materials & Engineering」、住友電工スチールワイヤー株式会社、2011年10月、p.10
従来のターンローラーを使用したPC鋼材の方向変換方法は、作業性及び汎用性の点で改善の余地がある。
従来のターンローラーは、鉄製であり、重量物(重さ400kg程度)であるため、設置作業には、クレーンで持ち上げる必要があるなど、人手や時間もかかることから、作業性が悪い。
また、PC鋼材の敷設作業において、PC構造物の施工方法や作業現場など状況に応じて、PC鋼材の曲げ経路における曲げ径や曲げ角度を調整したいニーズがある。しかしながら、従来のターンローラーでは、PC鋼材の曲げ経路がターンローラーの形状によって決まるため、PC鋼材の曲げ径や曲げ角度を調整することができないなど、汎用性が低い。曲率半径や円弧角度(円弧長さ)が異なる複数のターンローラーを予め用意しておいて、適したターンローラーを選択することも考えられるが、その場合、ターンローラーの作製費用がかさむ。
そこで、本発明の目的の一つは、作業性及び汎用性に優れるPC鋼材の方向変換方法、及びPC鋼材の方向変換用治具を提供することにある。
本発明の一態様に係るPC鋼材の方向変換方法は、PC鋼材を敷設する際に前記PC鋼材の進行方向を変えるPC鋼材の方向変換方法であって、複数の支柱を所定の間隔をあけて立設し、複数のシャフトを前記支柱間に相互に平行となるように着脱自在に架設すると共に、両端部よりも中央部の径が細い凹部を有する複数のローラーを前記各シャフトに同軸上に取り付けて、前記PC鋼材の曲げ経路に沿って前記各ローラーを配置する工程と、前記PC鋼材を前記各ローラーに沿わせて方向変換する工程と、を備える。
本発明の一態様に係るPC鋼材の方向変換用治具は、PC鋼材を敷設する際に前記PC鋼材の進行方向を変えるのに使用されるPC鋼材の方向変換用治具であって、所定の間隔をあけて立設された複数の支柱と、前記支柱間に相互に平行となるように着脱自在に架設された複数のシャフトと、前記各シャフトに同軸上に取り付けられ、両端部よりも中央部の径が細い凹部を有する複数のローラーと、を備え、前記各ローラーが前記PC鋼材の曲げ経路に沿って配置されている。
上記PC鋼材の方向変換方法、及びPC鋼材の方向変換用治具は、作業性及び汎用性に優れる。
本発明の一態様に係るPC鋼材の方向変換方法、及びPC鋼材の方向変換用治具の一例を説明する図である。 本発明の一態様に係るPC鋼材の方向変換方法、及びPC鋼材の方向変換用治具に使用されるローラーの一例を示す概略正面図である。 本発明の一態様に係るPC鋼材の方向変換方法、及びPC鋼材の方向変換用治具の変形例を説明する図である。 従来のPC鋼材の敷設方法、及びその敷設方法に使用されるターンローラーを説明する図である。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。
(1)本発明の一態様に係るPC鋼材の方向変換方法は、PC鋼材を敷設する際にPC鋼材の進行方向を変えるPC鋼材の方向変換方法であって、複数の支柱を所定の間隔をあけて立設し、複数のシャフトを支柱間に相互に平行となるように着脱自在に架設すると共に、両端部よりも中央部の径が細い凹部を有する複数のローラーを各シャフトに同軸上に取り付けて、PC鋼材の曲げ経路に沿って各ローラーを配置する工程と、PC鋼材を各ローラーに沿わせて方向変換する工程と、を備える。
上記PC鋼材の方向変換方法によれば、ローラーを取り付けたシャフトを支柱間に架設するだけの簡単な作業で、PC鋼材の曲げ経路を構成できる。また、支柱に対するシャフト(ローラー)の位置を変えることによって、PC鋼材の曲げ経路を任意に変更でき、PC鋼材の曲げ径や曲げ角度を調整できる。したがって、上記PC鋼材の方向変換方法は、簡単な作業で、任意のPC鋼材の曲げ経路を構成できるので、作業性及び汎用性に優れる。
更に、上記PC鋼材の方向変換方法によれば、PC鋼材を各ローラーに沿わせて方向変換する際に、ローラーの凹部によってPC鋼材をローラーの中央に案内できるので、PC鋼材の横振れを抑制できる。
(2)上記PC鋼材の方向変換方法の一形態としては、ローラーの外周面が、両端部から中央部に向かって径が細くなるように湾曲していることが挙げられる。
ローラーの外周面が湾曲していることで、PC鋼材を各ローラーに沿わせて方向変換する際に、PC鋼材を自然に中央に案内できる他、ローラーの外周面を湾曲面とすることで、PC鋼材を傷付け難い。
(3)上記PC鋼材の方向変換方法の一形態としては、支柱及びシャフトの少なくとも一方が金属製のパイプであることが挙げられる。
金属製のパイプであれば、強度が高く、変形したり破損したりし難い。また、軽量であるため、取り扱い易く、作業性に優れる。
(4)上記PC鋼材の方向変換方法の一形態としては、ローラーがポリエチレン、ポリアミド及びポリウレタンから選択される樹脂で形成されていることが挙げられる。
ローラーが上記樹脂で形成されていることで、PC鋼材を傷付け難く、また、樹脂あれば、軽量であるため、作業し易い。
(5)本発明の一態様に係るPC鋼材の方向変換用治具は、PC鋼材を敷設する際にPC鋼材の進行方向を変えるのに使用されるPC鋼材の方向変換用治具であって、所定の間隔をあけて立設された複数の支柱と、支柱間に相互に平行となるように着脱自在に架設された複数のシャフトと、各シャフトに同軸上に取り付けられ、両端部よりも中央部の径が細い凹部を有する複数のローラーと、を備え、各ローラーがPC鋼材の曲げ経路に沿って配置されている。
上記PC鋼材の方向変換用治具によれば、ローラーが取り付けられたシャフトを支柱間に架設するだけの簡単な作業で、組み立てることができる。また、支柱に対するシャフト(ローラー)の位置を変えることによって、PC鋼材の曲げ経路を任意に変更でき、PC鋼材の曲げ径や曲げ角度を調整できる。したがって、上記PC鋼材の方向変換用治具は、簡易な構成で、PC鋼材の曲げ経路を任意に設定できるので、作業性及び汎用性に優れる。
更に、上記PC鋼材の方向変換用治具によれば、PC鋼材を各ローラーに沿わせて方向変換する際に、ローラーの凹部によってPC鋼材をローラーの中央に案内できるので、PC鋼材の横振れを抑制できる。したがって、PC鋼材が支柱に接触して損傷することを抑制できる。
[本発明の実施形態の詳細]
本発明の実施形態に係るPC鋼材の方向変換方法、及びPC鋼材の方向変換用治具の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。図中の同一符号は同一名称物を示す。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
[実施形態1]
<PC鋼材の方向変換用治具>
図1、2を参照して、PC鋼材の方向変換用治具の構成について説明する。図1に示すPC鋼材の方向変換用治具1は、複数の支柱10と、複数のシャフト20と、複数のローラー30とを備える。以下、各構成部材について詳しく説明する。
(支柱)
支柱10は、所定の間隔をあけて立設されており、シャフト20(ローラー30)を支持する。支柱10は、鉛直面に沿って立設されている。この例では、支柱10の形状が直線状であり、実質的に鉛直方向に立設されている。支柱10には、例えば、金属製の棒やパイプを使用できる。支柱10の断面形状は、特に限定されるものではなく、円形や多角形など種々の形状を採用できる。
(シャフト)
シャフト20は、支柱10間に相互に平行となるように着脱自在に架設されており、ローラー30が取り付けられる。シャフト20(ローラー30)は、その軸方向がPC鋼材Wの進行方向に対して直交するように配置される。シャフト20には、支柱10と同様、金属製の棒やパイプを使用できる。シャフト20はローラー30の回転軸として機能することから、シャフト20の断面形状は円形であることが好ましい。シャフト20は、支柱10にクランプ25で固定されており、着脱可能である。
支柱10及びシャフト20は、強度の高い金属で形成されていることが好ましく、特に限定されないが、例えば、鉄製、鋼製、ステンレス鋼製、アルミニウム合金製のものが好適に使用できる。この例では、支柱10及びシャフト20は、金属製のパイプである。具体的には、鉄製の断面円形の丸パイプであり、足場用の単管パイプを使用している。足場用の単管パイプであれば、容易に調達できる。支柱10及びシャフト20の直径は、例えば30mm〜60mm程度である。
(ローラー)
ローラー30は、シャフト20に同軸上に取り付けられ、PC鋼材Wを敷設する際にPC鋼材Wを案内する。ローラー30には、軸中心に貫通孔31(図2参照)が形成されており、この貫通孔31にシャフト20を挿通して回転自在に取り付けられる。ローラー30は、例えば、樹脂やゴムで形成することが挙げられる。樹脂やゴムであれば、PC鋼材Wを傷付け難い。ローラー30の形成材料としては、樹脂であれば、ポリエチレン樹脂、ポリアミド樹脂(例、9Tナイロン)、ポリウレタン樹脂などが挙げられ、ゴムであれば、エチレン系ゴム、ウレタン系ゴム、アクリル系ゴム、フッ素系ゴム、ニトリル系ゴムなどが挙げられる。加工性や機械的強度(耐久性)、コスト面などから、ローラー30は、ポリエチレン、ポリアミド及びポリウレタンから選択される樹脂で形成されていることが好ましい。この例では、ローラー30は、高密度ポリエチレン(HDPE)で形成されている。
また、ローラー30は、図2に示すように、両端部よりも中央部の径が細い凹部33を有する。ローラーの外周面(凹部33の凹面)は、特に限定されないが、例えば、湾曲面、傾斜面、又は段差面で形成されている。この例では、ローラー30は、ローラー30の外周面が軸方向の両端部から中央部に向かって径が細くなるように湾曲した鼓形のローラーである。鼓形の場合、ローラー30の寸法は、例えば、全長Lが150mm〜300mm程度、最大径Rが100mm〜200mm程度、最小径rが60mm〜160mm程度、湾曲面の曲率半径Rcが200mm〜300mm程度である。貫通孔31の両端開口部には、ベアリング受け部35が設けられており、ベアリング(図示せず)が嵌め込まれる。
各ローラー30は、PC鋼材Wの曲げ経路に沿って配置されており、PC鋼材Wを案内する曲げ経路を構成する。この例では、ローラー30は、曲げ経路の内周側と外周側にそれぞれ平行に設けられ、PC鋼材Wを挟むように配置されている。
<PC鋼材の方向変換方法>
図1を参照して、PC鋼材の方向変換方法について説明する。ここでは、図4に示す従来例と同様に、PC鋼材Wを橋桁500の内部に敷設する場合を例に挙げて説明する。図1に示すPC鋼材の方向変換方法は、PC鋼材Wを桁内に引き込む際に、PC鋼材Wを曲げて進行方向を変えるための曲げ経路の構成方法が従来例と相違するので、その点を中心に説明する。
足場510上に、金属製のパイプからなる複数の支柱10を所定の間隔をあけて立設する。その後、金属製のパイプからなる複数のシャフト20を支柱10にクランプ25で固定して、複数のシャフト20を支柱10間に相互に平行となるように着脱自在に架設すると共に、複数の鼓形のローラー30を各シャフト20に同軸上に取り付ける。そして、PC鋼材Wの曲げ経路に沿って各ローラー30を配置する。つまり、作業現場で、上述した方向変換用治具1を組み立てる。この工程により、複数のローラー30によってPC鋼材Wの曲げ経路が構成される。
PC鋼材Wを敷設するときは、桁上に設置したドラム300からPC鋼材Wを引き出すと共にウィンチ310で牽引索311を牽引し、PC鋼材Wを各ローラー30に沿わせて方向変換することにより、PC鋼材Wを桁内に引き込んで敷設する。
上記の例では、PC鋼材Wを牽引して敷設する場合を説明したが、PC鋼材Wをプッシングマシンで押し出して敷設してもよいし、牽引と押し出しを組み合わせて敷設することも可能である。敷設するPC鋼材Wは、1本でもよいし、複数本を一括して敷設することも可能である。PC鋼材Wとしては、樹脂被覆PC鋼材、裸PC鋼材、メッキPC鋼材、アンボンドPC鋼材が挙げられる。
<効果>
上述した実施形態1に係るPC鋼材の方向変換用治具及びPC鋼材の方向変換方法は、次の効果を奏する。ローラーを取り付けたシャフトを支柱間に架設するだけの簡単な作業で、PC鋼材の曲げ経路を構成できる。また、支柱に対するシャフト(ローラー)の位置を変えることによって、PC鋼材の曲げ経路を任意に変更でき、PC鋼材の曲げ径や曲げ角度を調整できる。図1に示す上述の例では、PC鋼材Wを180°曲げているが、曲げ経路の曲げ角度はこれに限定されるものではなく、PC構造物の施工方法など状況に応じて任意の角度に設定できる。
方向変換用治具は、金属製のパイプ(単管パイプ)からなる支柱とシャフトとをクランプで締結することによって容易に組み立てることができるので、クレーンなどの重機を用いなくても、作業現場で組み立てることができる。また、支柱とシャフトとはクランプで着脱自在であるため、組み立てた方向変換用治具を容易に解体でき、方向変換用治具の撤収も簡単である。
ローラーの両端部よりも中央部の径が細くなっていることで、PC鋼材をローラーの中央に案内し易く、PC鋼材の横振れを抑制できる。そのため、PC鋼材が支柱に接触して損傷することを抑制できる。また、従来のターンローラーに取り付けられていたような、進行方向に対してPC鋼材の横方向の動きを規制する縦ローラーを省略できる。特に、ローラーの外周面が両端部から中央部に向かって径が細くなるように湾曲していることで、PC鋼材を傷付け難い。ローラー30が、曲げ経路の内周側だけでなく外周側にも設けられ、ローラー30間でPC鋼材Wを挟むように配置されていることから、PC鋼材を安定して送ることができる。
[変形例1−1]
図3を参照して、PC鋼材の方向変換用治具及びPC鋼材の方向変換方法の変形例について説明する。この例では、支柱10の形状が湾曲状である点が上述した実施形態1と相違しており、以下、この相違点を中心に説明する。
図3に示す支柱10は、金属製のパイプを曲げ加工して湾曲状に形成されている。具体的には、PC鋼材Wの曲げ経路に応じた曲げ径、曲げ角度で曲げ加工している。このような湾曲状の支柱10を使用することで、曲げ経路に沿ってローラー30を配置し易く、曲げ経路を構成し易い。
本発明のPC鋼材の方向変換方法、及びPC鋼材の方向変換用治具は、PC鋼材の敷設作業に好適に利用できる。
1 PC鋼材の方向変換用治具 W PC鋼材
10 支柱
20 シャフト 25 クランプ
30 ローラー
31 貫通孔 33 凹部
35 ベアリング受け部
100 ターンローラー
101 枠体 102 連結材
103 ローラー
103h 横ローラー 103v 縦ローラー
300 ドラム
310 ウィンチ 311 牽引索
500 橋桁 510 足場

Claims (7)

  1. PC鋼材を敷設する際に前記PC鋼材の進行方向を変えるPC鋼材の方向変換方法であって、
    単管パイプで足場を組む工程と、
    前記足場上に、前記足場用の単管パイプからなる複数の支柱を所定の間隔をあけて立設し、前記足場用の単管パイプからなる複数のシャフトを前記支柱間に相互に平行となるように前記足場用のクランプで着脱自在に架設すると共に、両端部よりも中央部の径が細い凹部を有する複数のローラーを前記各シャフトに同軸上に取り付けて、前記PC鋼材の曲げ経路に沿って前記各ローラーを配置する工程と、
    前記PC鋼材を前記各ローラーに沿わせて方向変換する工程と、を備えるPC鋼材の方向変換方法。
  2. 前記ローラーの外周面が、両端部から中央部に向かって径が細くなるように湾曲している請求項1に記載のPC鋼材の方向変換方法。
  3. 前記支柱及び前記シャフトの少なくとも一方が金属製のパイプである請求項1又は請求項2に記載のPC鋼材の方向変換方法。
  4. 前記ローラーがポリエチレン、ポリアミド及びポリウレタンから選択される樹脂で形成されている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のPC鋼材の方向変換方法。
  5. 前記PC鋼材を180°曲げて方向変換する請求項1から請求項のいずれか1項に記載のPC鋼材の方向変換方法。
  6. PC鋼材を敷設する際に前記PC鋼材の進行方向を変えるのに使用されるPC鋼材の方向変換用治具であって、
    単管パイプで組まれた足場上に所定の間隔をあけて立設され、前記足場用の単管パイプからなる複数の支柱と、
    前記支柱間に相互に平行となるように着脱自在に架設され、前記足場用の単管パイプからなる複数のシャフトと、
    前記支柱と前記シャフトとを締結する前記足場用のクランプと、
    前記各シャフトに同軸上に取り付けられ、両端部よりも中央部の径が細い凹部を有する複数のローラーと、を備え、
    前記各ローラーが前記PC鋼材の曲げ経路に沿って配置されているPC鋼材の方向変換用治具。
  7. 前記各ローラーが前記PC鋼材を180°曲げるように配置されている請求項に記載のPC鋼材の方向変換用治具。
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