JP6431309B2 - 産業用ロボット - Google Patents
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Description
L=L1+L2+L3+L4
の関係が成立し、第1ベルト部の線膨張係数をα1とし、第2ベルト部の線膨張係数をα2とし、第1連結部材の線膨張係数をα3とし、第2連結部材の線膨張係数をα4とすると、ベルトの線膨張係数αは、
α=(α1×L1+α2×L2+α3×L3+α4×L4)/L
によって算出される。
α×L0=2×α5×L5+α6×π×D/2+α7×π×d/2
の関係が成立していることが好ましい。すなわち、アーム部の周囲温度が変化したときの、ベルトを保持する部材側のベルトの周方向における熱膨張量とベルトの熱膨張量とが略等しくなっていることが好ましい。このように構成すると、産業用ロボットが高温環境下で使用されたときのベルトの張力の変動を防止することが可能になる。
図1(A)は、本発明の実施の形態にかかる産業用ロボット1の平面図であり、図1(B)は、図1(A)に示す産業用ロボット1の側面図である。図2は、図1に示すアーム部12の内部に配置される動力伝達機構15の概略構成を説明するための図である。
図3は、図2のE部の構成を説明するための図である。図4は、図2のF部の構成を説明するための図である。
L=L1+L2+L3+L4
の関係が成立している。
α=(α1×L1+α2×L2+α3×L3+α4×L4)/L
によって算出される。なお、本形態では、上述のように、ベルト部21、22は、オーステナイ系ステンレスによって形成されているため、線膨張係数α1と線膨張係数α2とは等しくなっている。また、連結部材23、24は、アルミニウムまたはアルミニウム合金によって形成されているため、線膨張係数α3と線膨張係数α4とは等しくなっている。
α×L×(T−T0)=2×α5×L5×(T−T0)+α6×π×D/2×(T−T0)+α7×π×d/2×(T−T0)
の関係が成立している。すなわち、
α×L0=2×α5×L5+α6×π×D/2+α7×π×d/2
の関係が成立している。
以上説明したように、本形態では、プーリ16、17を保持するアーム部12の線膨張係数α5は、プーリ16、17に架け渡されるベルト18の線膨張係数αよりも大きくなっている。また、本形態では、ベルト18の線膨張係数αは、プーリ16、17の線膨張係数α6、α7よりも大きくなっている。そのため、本形態では、ロボット1が高温環境下で使用されたときの、熱に起因するベルト18の伸び量に対して、熱に起因するプーリ16とプーリ17との中心間距離L5の広がり量の比率は大きくなるが、熱に起因するプーリ16、17の径方向外側への広がり量の比率は小さくなる。すなわち、本形態では、ロボット1が高温環境下で使用されたときの、ベルト18を保持するアーム部12およびプーリ16、17の熱膨張量と、ベルト18の熱膨張量との差を小さくすることが可能になる。したがって、本形態では、ロボット1が高温環境下で使用されても、ベルト18の張力の変動を抑制することが可能になる。
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
3 ハンド
4 アーム
12 アーム部
15 動力伝達機構(駆動機構の一部)
16 プーリ(第1プーリ)
17 プーリ(第2プーリ)
18 ベルト
21 ベルト部(第1ベルト部)
22 ベルト部(第2ベルト部)
23 連結部材(第1連結部材)
24 連結部材(第2連結部材)
Claims (6)
- ハンドと、前記ハンドが先端側に回動可能に連結されるアームと、前記ハンドおよび前記アームの少なくともいずれか一方を駆動するための駆動機構とを備え、
前記駆動機構は、駆動源と、前記駆動源の動力を伝達するための第1プーリおよび第2プーリと、前記第1プーリおよび前記第2プーリに架け渡されるベルトとを備え、
前記アームは、その一端側で前記第1プーリを保持するとともにその他端側で前記第2プーリを保持するアーム部を備え、
前記アーム部の線膨張係数は、前記ベルトの線膨張係数よりも大きくなっており、前記ベルトの線膨張係数は、前記第1プーリの線膨張係数および前記第2プーリの線膨張係数の少なくともいずれか一方よりも大きくなっていることを特徴とする産業用ロボット。 - 前記ベルトは、帯状に形成される第1ベルト部および第2ベルト部と、前記第1ベルト部と前記第2ベルト部とを繋ぐ第1連結部材および第2連結部材とによって構成され、
前記第1ベルト部の長さをL1とし、前記第2ベルト部の長さをL2とし、前記ベルトの周方向における前記第1連結部材の長さをL3とし、前記ベルトの周方向における前記第2連結部材の長さをL4とし、前記ベルトの長さをLとすると、
L=L1+L2+L3+L4
の関係が成立し、
前記第1ベルト部の線膨張係数をα1とし、前記第2ベルト部の線膨張係数をα2とし、前記第1連結部材の線膨張係数をα3とし、前記第2連結部材の線膨張係数をα4とすると、前記ベルトの線膨張係数αは、
α=(α1×L1+α2×L2+α3×L3+α4×L4)/L
によって算出されることを特徴とする請求項1記載の産業用ロボット。 - 前記アーム部は、アルミニウムまたはアルミニウム合金によって形成され、
前記第1ベルト部および前記第2ベルト部は、オーステナイト系ステンレスによって形成され、
前記第1連結部材および前記第2連結部材は、アルミニウムまたはアルミニウム合金によって形成され、
前記第1プーリおよび前記第2プーリの少なくともいずれか一方は、マルテンサイト系ステンレスによって形成されていることを特徴とする請求項2記載の産業用ロボット。 - 前記ベルトは、前記第1ベルト部が前記第1プーリに接触し、前記第2ベルト部が前記第2プーリに接触するように、前記第1プーリおよび前記第2プーリに架け渡され、
前記第1プーリの外径は、前記第2プーリの外径よりも小さくなっており、
前記第1ベルト部の厚さは、前記第2ベルト部の厚さよりも薄くなっていることを特徴とする請求項3記載の産業用ロボット。 - 前記第1ベルト部の一部は、前記第1プーリに固定され、前記第2ベルト部の一部は、前記第2プーリに固定されていることを特徴とする請求項4記載の産業用ロボット。
- 所定温度における前記ベルトの長さをL0とし、前記所定温度における前記第1プーリと前記第2プーリとの中心間距離をL5とし、前記所定温度における前記第1プーリの外径をDとし、前記所定温度における前記第2プーリの外径をdとし、前記ベルトの線膨張係数をαとし、前記アーム部の線膨張係数をα5とし、前記第1プーリの線膨張係数をα6とし、前記第2プーリの線膨張係数をα7とすると、
α×L0=2×α5×L5+α6×π×D/2+α7×π×d/2
の関係が成立していることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の産業用ロボット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014154680A JP6431309B2 (ja) | 2014-07-30 | 2014-07-30 | 産業用ロボット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014154680A JP6431309B2 (ja) | 2014-07-30 | 2014-07-30 | 産業用ロボット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016030321A JP2016030321A (ja) | 2016-03-07 |
JP6431309B2 true JP6431309B2 (ja) | 2018-11-28 |
Family
ID=55441034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014154680A Active JP6431309B2 (ja) | 2014-07-30 | 2014-07-30 | 産業用ロボット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6431309B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11207681A (ja) * | 1998-01-20 | 1999-08-03 | Yaskawa Electric Corp | 多関節ロボット |
-
2014
- 2014-07-30 JP JP2014154680A patent/JP6431309B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016030321A (ja) | 2016-03-07 |
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