JP6431097B2 - 衣服 - Google Patents

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本発明は、少なくとも腰部から膝下までを覆う衣服に関する。
従来から、衣服について、緊締力が強い部分を形成し、脚部の運動をサポートする提案があった。例えば、特許文献1には、大腿部の前側部分の外側上方から内側下方にかけて斜めに形成される大腿部前側緊締部と、大腿部の後側部分の外側上方から内側下方にかけて斜めに形成される大腿部後側緊締部と、下腿部の前側部分の内側上方から外側下方にかけて斜めに形成される下腿部前側緊締部を有する股付き衣類が記載されている。また、引用文献2では、ハムストリングス及び内転筋群を覆う領域に互いに分離している二つ以上の強緊締部を設けた衣服が記載されている。
国際公開第2004/091328号公報 特開2016−188449号公報
一方、ランニング時には、身体の重心の真下に足を接地させることで、地面から受ける反力が小さく、ランニング効率が良くなることがあるが、後傾姿勢の場合、足の接地位置と身体の重心位置のずれか大きいため、地面からの反力が大きく、下肢の負担が増加し、運動機能が低下しやすい。
特許文献1及び2では、緊締部で筋肉をサポートすることで、運動機能を向上させている。しかし、引用文献1及び2では、ランニング時の後傾姿勢による運動機能の低下を改善することは考慮されていない。
本発明は、上記従来の問題を解決するため、後傾姿勢で走行する際の運動機能を向上することができる衣服を提供する。
本発明は、伸縮性を有する伸縮性素材で構成され、少なくとも腰部から膝下までを覆う衣服であって、大殿筋からハムストリングスに至る領域に配置されている大腿背面緊締部を有し、前記大腿背面緊締部は、身長方向の伸長率が80〜120%であり、且つ身幅方向の伸長率が身長方向の伸長率より大きい伸縮性素材Aで構成されており、膝蓋骨下部の膝蓋腱を覆い、膝蓋骨の内側面及び外側面を通って大腿部に向かって略V字状に伸びている膝周囲緊締部を有し、前記膝周囲緊締部は大腿部の内側及び外側のそれぞれにおいて前記大腿背面緊締部と繋がっており、前記膝周囲緊締部は、身長方向の伸長率が伸縮性素材Aの身長方向の伸長率の0.6〜0.8倍であり、且つ身長方向の伸長率が身幅方向の伸長率より大きい伸縮性素材Bで構成されていることを特徴とする衣服に関する。
前記伸縮性素材Aにおいて、身幅方向の伸長率は身長方向の伸長率の1.4〜1.8倍であることが好ましい。前記伸縮性素材Bは、身長方向の伸長率が60〜80%であることが好ましい。前記伸縮性素材Bにおいて、身長方向の伸長率は身幅方向の伸長率の2〜3倍であることが好ましい。前記伸縮性素材Bは、トリコット編地とメッシュ編地の二重生地であり、メッシュ編地が着用者側になるように配置されていることが好ましい。
前記膝周囲緊締部は、膝蓋骨上部において、大腿部の正中線に向かって膨らんでいることが好ましい。前記膝周囲緊締部は、下腿において裾部まで延びていることが好ましい。
前記衣服において、腰部には腰緊締部が配置されており、後身頃において、前記腰緊締部は前記大腿背面緊締部と繋がっていることが好ましい。前記腰緊締部は前記伸縮性素材Bで構成されていることが好ましい。
本発明は、後傾姿勢で走行する際の運動機能を向上することができる衣服を提供することができる。
図1Aは本発明の一実施形態の衣服の正面図であり、図1Bは同背面図であり、図1Cは同外側面図であり、図1Dは同内側面図である。 図2Aは後傾姿勢でランニング時の身体の重心位置と足の接地位置の関係を説明する模式図であり、図2Bは本発明の一例の衣服を着用して後傾姿勢でランニングした際の身体の重心位置と足の接地位置の関係を説明する模式図である。 図3は、右足正面からみた膝部における膝周囲緊締部の配置を説明する模式図である。
本発明者らは、大殿筋からハムストリングスに至る領域に、身長方向の伸長率が80〜120%であり、且つ身幅方向の伸長率が身長方向の伸長率より大きい伸縮性素材Aで構成された大腿背面緊締部を配置するとともに、大腿部の内側及び外側のそれぞれにおいて前記大腿背面緊締部と繋がっており、身長方向の伸長率が伸縮性素材Aの身長方向の伸長率の0.6〜0.8倍であり、且つ身長方向の伸長率が身幅方向の伸長率より大きい伸縮性素材Bで構成された膝周囲緊締部を膝蓋骨下部の膝蓋腱を覆い、膝蓋骨の内側面及び外側面を通って大腿部に向かって略V字状に伸びるように配置することで、後傾姿勢で走行する傾向がある走者の運動機能が向上することを見出し、本発明に至った。これは、図2Aに示しているように、後傾姿勢で走行すると、足の接地位置と身体の重心位置100とのずれが大きいため、地面からの反力が大きく、下肢の負担が増加し、運動機能が低下するところ、上述したように大腿背面緊締部及び膝周囲緊締部を設けることで、図2Bに示しているように、足の接地位置が身体の重心100の真下に近寄り、地面からの反力が弱まることで、後傾姿勢で走行する傾向がある走者の運動機能が向上すると推測される。
具体的には、身長方向の伸長率が80〜120%であり、且つ身幅方向の伸長率が身長方向の伸長率より大きい伸縮性素材Aで構成された大腿背面緊締部を大殿筋からハムストリングスに至る領域に配置することで、走行時に、大腿部の動きを制限することなく、大腿部が前に出すぎないようにすることができる。そして、身長方向の伸長率が伸縮性素材Aの身長方向の伸長率の0.6〜0.8倍であり、且つ身長方向の伸長率が身幅方向の伸長率より大きい伸縮性素材Bで構成された膝周囲緊締部を、膝蓋骨下部の膝蓋腱を覆い、膝蓋骨の内側面及び外側面を通って大腿部に向かって略V字状に伸びるように配置することにより、下腿部の蹴り出しを補助することで、大腿部の動きに同期し、下肢が身体の重心近くで接地することができると推測される。
本明細書において、「身長方向」とは着用者の身体の身長方向を意味し、「身幅方向」とは着用者の身体の身幅方向を意味する。また、「内側」とは下肢の正中線より内側を意味し、「外側」とは下肢の正中線より外側を意味する。
本発明において、「伸縮性を有する」とは、衣服を形成する素材の身幅方向における伸長率及び/又は身長方向における伸長率が0%を超えることを意味する。本発明において、素材の伸長率は、JIS L 1096 8.14.1 A法(荷重17.6N、引張速度200mm/min)に基づいて測定するものである。
前記衣服は、例えば腰部から膝下までを覆うように形成されていてもよく、腰部から足首までを覆うように形成されていてもよく、腰部から足甲までを覆うように形成されていてもよい。
前記衣服において、大殿筋からハムストリングスに至る領域には、伸縮性素材Aで構成された大腿背面緊締部が配置されている。前記伸縮性素材Aは、身長方向の伸長率が80〜120%であり、好ましくは90〜110%であり、より好ましくは95〜105%である。また、伸縮性素材Aは、身幅方向の伸長率が身長方向の伸長率より大きければよいが、身幅方向の伸長率は身長方向の伸長率の1.4〜1.8倍であることが好ましく、より好ましくは1.5〜1.7倍である。例えば、伸縮性素材Aは、身幅方向の伸長率が150〜180%であることが好ましく、より好ましくは160〜170%である。伸縮性素材Aの身長方向及び身幅方向の伸長率が上記範囲内であることにより、大腿部が身体の重心位置に近い位置で接地しやすく、走行時の大腿部の角速度が高くなる。
前記衣服は、膝蓋骨下部の膝蓋腱を覆い、膝蓋骨の内側面及び外側面を通って大腿部に向かって略V字状に伸びている膝周囲緊締部を有する。前記膝周囲緊締部は、図3に示すように、膝蓋腱遠位付着部から始まり膝蓋骨を避けるように左右略V字状に延びている。このように、膝周りにおいて、大腿骨、脛骨及び膝蓋骨からなる膝関節を回転中心とする下腿部を伸ばす動きをする膝蓋腱を押さえつつ、膝蓋骨の内側面及び外側面を通るように略V字状に膝周囲緊締部を配置することにより、下腿部の動きを安定させることができる。本明細書において、略V字状とは、V字に加えて変形したV字を含む。変形したV字は、丸みを帯びたV字や左右の片の長さが異なるV字等を含む。前記略V字状の角度αは、特に限定されないが、下腿部の動きを安定させる効果を高める観点から、40〜90度であることが好ましい。
前記膝周囲緊締部を、身長方向の伸長率が伸縮性素材Aの身長方向の伸長率の0.6〜0.8倍であり、且つ身長方向の伸長率が身幅方向の伸長率より大きい伸縮性素材Bで構成し、前記膝周囲緊締部を大腿部の内側及び外側のそれぞれにおいて前記大腿背面緊締部と繋げる。このような大腿背面緊締部及び膝周囲緊締部を有することで、後傾姿勢で走行しても、下肢の接地位置が身体の重心位置に近接し、重心移動が早くなり、パフォーマンスが高まる。
前記伸縮性素材Bの身長方向の伸長率は、前記伸縮性素材Aの身長方向の伸長率の0.6〜0.8倍であることが好ましく、より好ましくは0.6〜0.7倍である。例えば、前記伸縮性素材Bの身長方向の伸長率は、60〜80%であることが好ましく、65〜75%であることがより好ましい。前記伸縮性素材Bにおいて、身長方向の伸長率は、身幅方向の伸長率より大きければよいが、好ましくは2〜3倍であり、より好ましくは2.4〜2.6倍である。例えば、前記伸縮性素材Bの身幅方向の伸長率は、15〜30%であることが好ましく、20〜25%であることがより好ましい。
前記膝周囲緊締部は、膝蓋骨上部において、大腿部の正中線に向かって膨らんでいることが好ましい。前記膝周囲緊締部は、略V字状であり、膝蓋骨を覆わず、大腿部の正中線に向かって膨らんでいることにより、膝周囲緊締部が下方にずれるのを抑止するとともに、膝関節の屈伸による大腿部の周囲長の変化に追従しやすくなる。また、前記膝周囲緊締部は、下腿において裾部まで延びていることが好ましい。これにより、下腿を前方に蹴り出しやすくなる。また、前記膝周囲緊締部は、大腿部の外側において、部分的に分離していてもよい。
前記衣服は、さらに、前記伸縮性生地Bで構成され、大転子を覆うように配置されている腰緊締部を有してもよい。前記腰緊締部によって骨盤を安定させることができる。後身頃において、前記腰緊締部は前記大腿背面緊締部と繋がっていることが好ましい。これにより、前記大腿背面緊締部による大腿部の接地位置を身体の重心位置に近づける効果を高めることができる。
前記衣服において、前記大腿背面緊締部、前記膝周囲緊締部及び前記腰緊締部以外の他の部分は、身長方向の伸長率が、伸縮性生地Aの身長方向の伸長率より高い伸縮性素材で構成されている。前記他の部分を構成する伸縮性素材は、着用性を良好にする観点から、身長方向の伸長率が、伸縮性生地Aの身長方向の伸長率の1.4〜1.8倍であることが好ましく、より好ましくは1.5〜1.7倍である。例えば、前記他の部分を構成する伸縮性素材の身長方向の伸長率は、140〜180%であることが好ましく、より好ましくは150〜170%である。前記他の部分を構成する伸縮性素材は、身幅方向の伸長率が身長方向の身長率より小さく、例えば、80〜120%であることが好ましく、より好ましくは90〜110%である。
本発明において、伸縮性素材としては、伸縮性を有するものであればよく、特に限定されず、例えば織物、編物などの通常の衣服用生地を用いることができる。織物としては、例えば平織、斜文織、朱子織、変化平織、変化斜文織、変化朱子織、変わり織、紋織、片重ね織、二重組織、多重組織、経パイル織、緯パイル織、絡み織などが挙げられる。編物としては、例えば丸編、緯編、経編(トリコット編、ラッセル編を含む)、パイル編、平編、天竺編、リブ編、スムース編(両面編)、ゴム編、パール編、デンビー組織、コード組織、アトラス組織、鎖組織、挿入組織などが挙げられる。前記伸縮性素材は、特に限定されないが、例えば、目付けが120〜380g/m2の範囲が好ましく、より好ましくは160〜340g/m2の範囲、さらに好ましくは240〜280g/m2の範囲である。上記の範囲であれば、運動機能を損なわず、耐久性も良く、軽くて動きやすい利点がある。また、上記伸縮性素材は、エラストマー樹脂又はゴムにより含浸或いはプレス処理されたものでもよい。エラストマー樹脂としては、ウレタン系エラストマー、軟質塩化ビニル系エラストマー、スチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、エステル系エラストマー、アミド系エラストマー、塩素化ポリエチレン系エラストマー、Syn−1,2−ポリブタジエン系エラストマー、Trans−1,4−ポリイソプレン系エラストマー、フッ素系エラストマー等が挙げられる。ゴムとしては、シリコーンゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム、合成ゴム、天然ゴム等が挙げられる。また、上記生地は一枚であってもよく、異なる伸長率の二枚の生地を重ねたものであってもよい。
前記伸縮性素材Bは、トリコット編地とメッシュ編地の二重生地であることが好ましい。メッシュ編地としては、特に限定されず、例えば、トリコットメッシュ編地等が挙げられる。メッシュ編地が着用者側になるように配置することにより、着用感を良好にすることができる。
前記伸縮性素材を形成する繊維としては、特に限定されず、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル繊維、ポリウレタン繊維、ポリアミド繊維、アセテート繊維、コットン繊維、レーヨン繊維、エチレンビニルアルコール繊維、ナイロン繊維などを用いることができる。
以下、図面に基づいて、本発明の一実施形態の衣服を説明する。
図1Aは本発明の一実施形態の衣服(タイツ)の正面図であり、図1Bは同背面図であり、図1Cは同右外側面図であり、図1Dは同内側面図である。図1A〜図1Dに示しているように、該実施形態の衣服1は、大腿背面緊締部10、膝周囲緊締部20及び腰緊締部30を有する。
該実施形態において、大腿背面緊締部10は、大殿筋からハムストリングスに至る領域に配置されている。大腿背面緊締部10は、身長方向の伸長率が60〜80%であり、且つ身幅方向の伸長率が身長方向の伸長率より大きい伸縮性素材Aで構成されている。このような大腿背面緊締部10により、走行時に、大腿部の動きを制限することなく、大腿部が前に出すぎないようにすることができる。
該実施形態において、膝周囲緊締部20は、膝蓋骨下部の膝蓋腱を覆い、膝蓋骨の内側面及び外側面を通って大腿部に向かって略V字状に伸びている。膝周囲緊締部20は大腿部の内側及び外側のそれぞれにおいて大腿背面緊締部10と繋がっている。膝周囲緊締部20は、身長方向の伸長率が伸縮性素材Aの身長方向の伸長率の0.6〜0.8倍であり、且つ身長方向の伸長率が身幅方向の伸長率より大きい伸縮性素材Bで構成されている。このような大腿背面緊締部10と繋がっている膝周囲緊締部20により、下腿部の蹴り出しを補助することで、大腿部の動きに同期し、下肢が身体の重心近くで接地することができると推測される。
該実施形態において、膝周囲緊締部20は、膝蓋骨上部において、大腿部の正中線に向かって膨らんでいる。膝周囲緊締部20は、略V字状であり、膝蓋骨を覆わず、大腿部の正中線に向かって膨らんでいることにより、膝周囲緊締部が下方にずれるのを抑止するとともに、膝関節の屈伸による大腿部の周囲長の変化に追従しやすくなる。また、該実施形態において、膝周囲緊締部20は、下腿において裾部まで延びている。これにより、下腿を前方に蹴り出しやすくなる。また、膝周囲緊締部20は、大腿部の外側において、部分的に分離している。
該実施形態において、腰緊締部30は、大転子を覆うように腰回りに配置されている。腰緊締部30は伸縮性素材Bで構成されていることが好ましい。腰緊締部30によって骨盤を安定させることができる。該実施形態において、腰緊締部30は、後身頃において、大腿背面緊締部10と繋がっていることが好ましい。これにより、大腿背面緊締部10による接地時の大腿部の位置を身体の重心位置に近づける効果を高めることができる。
以下実施例を用いてさらに具体的に説明する。なお、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
実施例及び比較例で下記の伸縮性素材を用いた。
伸縮性素材1:トリコット編地(ナイロン76%、ポリウレタン24%;ナイロン糸40デニール/フィラメント数13本;ポリウレタン糸55デニール)、身長方向の伸長率100%、身幅方向の伸長率170%、目付195g/m2
伸縮性素材2:トリコット編地(ナイロン87%、ポリウレタン13%;ナイロン糸70デニール/フィラメント数24本、ポリウレタン糸210デニール)とトリコットメッシュ編地(ナイロン87%、ポリウレタン13%;ナイロン糸70デニール/フィラメント数24本、ポリウレタン210デニール)を縫製で貼り合せた二重生地、身長方向の伸長率67%、身幅方向の伸長率25%、目付405g/m2
伸縮性素材3:トリコット編地(ナイロン76%、ポリウレタン24%;ナイロン糸40デニール/フィラメント数13本;ポリウレタン糸55デニール)、身長方向の伸長率170%、身幅方向の伸長率100%、目付195g/m2
伸縮性素材4:トリコット編地(ポリエステル71%、ポリウレタン29%;ポリエステル糸50デニール/フィラメント数36本、ポリウレタン糸40デニール)、身長方向の伸長率130%、身幅方向の伸長率75%、目付260g/m2
伸縮性素材5:トリコット編地(ポリエステル71%、ポリウレタン29%;ポリエステル糸50デニール/フィラメント数36本、ポリウレタン糸40デニール)とトリコットメッシュ編地(ナイロン87%、ポリウレタン13%;ナイロン糸70デニール/フィラメント数24本、ポリウレタン糸210デニール)を縫製で貼り合せた二重生地、身長方向の伸長率46%、身幅方向の伸長率32%、目付460g/m2
伸縮性素材6:トリコット編地(ポリエステル71%、ポリウレタン29%;ポリエステル糸50デニール/フィラメント数36本、ポリウレタン糸40デニール)、身長方向の伸長率170%、身幅方向の伸長率100%、目付195g/m2
(実施例1)
伸縮性素材1、伸縮性素材2及び伸縮性素材3を用いて図1に示すタイツ1を作製した、具体的には、伸縮性素材1を伸縮性素材Aとして用いて大腿背面緊締部10を構成し、伸縮性素材2を伸縮性素材Bとして用いて膝周囲緊締部20及び腰緊締部30を構成し、その他の部分を伸縮性素材3で構成した。図1において、点線及び太い実線は縫製線である。
(比較例1)
伸縮性素材1に替えて伸縮性素材4を用い、伸縮性素材2に替えて伸縮性素材5を用い、伸縮性素材3に替えて伸縮性素材6を用いた以外は、実施例1と同様にしてタイツを作製した。
実施例1及び比較例1のタイツを20代の成人男性6名に着用させてランニングマシン(日本光電株式会社製「トレッドミル」)を用いて10km/hで走行した。計測には、ミズノランニングフォーム診断システム「F.O.R.M」(特許5314224に記載のランニングフォーム診断システム)を使用し、ランニング動作中の10秒間を計測した。大転子、外踝のマーカーから、踵接地時の矢状面における大転子からの垂線に直交する外踝との距離を算出することにより、踵接地位置の指標とした。
Figure 0006431097
表1のデータから、実施例1の方が重心の真下により近い位置に足が接地できていることが分かった。実施例のタイツを着用すると、重心の真下により近い位置に足が接地できていることから、地面からの反力が弱まり、後傾姿勢で走行する傾向がある走者の運動機能が向上すると推測される。
1 衣服
10 大腿背面緊締部
20 膝周囲緊締部
30 腰緊締部
100 身体の重心

Claims (9)

  1. 伸縮性を有する伸縮性素材で構成され、少なくとも腰部から膝下までを覆う衣服であって、
    大殿筋からハムストリングスに至る領域に配置されている大腿背面緊締部を有し、前記大腿背面緊締部は、身長方向の伸長率が80〜120%であり、且つ身幅方向の伸長率が身長方向の伸長率より大きい伸縮性素材Aで構成されており、
    膝蓋骨下部の膝蓋腱を覆い、膝蓋骨の内側面及び外側面を通って大腿部に向かって略V字状に伸びている膝周囲緊締部を有し、前記膝周囲緊締部は大腿部の内側及び外側のそれぞれにおいて前記大腿背面緊締部と繋がっており、前記膝周囲緊締部は、身長方向の伸長率が伸縮性素材Aの身長方向の伸長率の0.6〜0.8倍であり、且つ身長方向の伸長率が身幅方向の伸長率より大きい伸縮性素材Bで構成されていることを特徴とする衣服。
  2. 前記伸縮性素材Aにおいて、身幅方向の伸長率は身長方向の伸長率の1.4〜1.8倍である請求項1に記載の衣服。
  3. 前記伸縮性素材Bは、身長方向の伸長率が60〜80%である請求項1又は2に記載の衣服。
  4. 前記伸縮性素材Bにおいて、身長方向の伸長率は身幅方向の伸長率の2〜3倍である請求項1〜3のいずれか1項に記載の衣服。
  5. 前記伸縮性素材Bは、トリコット編地とメッシュ編地の二重生地であり、メッシュ編地が着用者側になるように配置されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の衣服。
  6. 前記膝周囲緊締部は、膝蓋骨上部において、大腿部の正中線に向かって膨らんでいる請求項1〜5のいずれか1項に記載の衣服。
  7. 前記膝周囲緊締部は、下腿において裾部まで延びている請求項1〜6のいずれか1項に記載の衣服。
  8. 腰部には腰緊締部が配置されており、後身頃において、前記腰緊締部は前記大腿背面緊締部と繋がっている請求項1〜7のいずれか1項に記載の衣服。
  9. 前記腰緊締部は前記伸縮性素材Bで構成されている請求項8に記載の衣服。
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