JP6430857B2 - コイル用セグメントの成形方法及びその成形装置 - Google Patents

コイル用セグメントの成形方法及びその成形装置 Download PDF

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Description

本発明は、ステータコアの周方向に沿って形成された複数個のスロット中の2個に挿入されるコイル用セグメントの成形方法及びその成形装置に関する。
ステータコアに設けられた複数のスロット中の2個に、コイル用セグメント(以下、単に「セグメント」とも表記する)を挿入したステータコイルが知られている。このステータコイルでは、セグメントが電気的経路となる。このため、該セグメントが挿入された2個のスロット間で導通が可能となる。
セグメントは、例えば、特許文献1の図2や特許文献2の図4に示されるように、略U字型形状をなす。すなわち、この種のセグメントは、第1直線部と、該第1直線部に対して平行に延在し且つ対向する第2直線部と、湾曲して第1直線部から第2直線部に連なるターン部とを有する。この中のターン部には、ステータコアの径方向にズレを生じさせるための捻り部(クランク部)が形成される。
特許文献2には、第1回転治具、第2回転治具の2個を用いてクランク部を形成し、セグメントを得る技術が開示されている。この場合、第1回転治具の貫通孔に第1直線部を挿入するとともに、第2回転治具の貫通孔に第2直線部を挿入する。その後、第1回転治具及び第2回転治具を同時に且つ同一方向に回転させる。この回転に伴ってターン部が捻られることにより、クランク部が形成される。
特許第3118837号公報 特許第4453489号公報
特許文献2記載の技術においては、2個の回転治具の回転時、第1直線部及び第2直線部が拘束されている。換言すれば、セグメントとなる予備成形体は、第1直線部及び第2直線部が拘束された状態で捻られる。このため、ターン部に比較的大きな引張・圧縮力が作用するので、場合によっては、予備成形体を覆う皮膜が損傷する可能性がある。このような事態が生じると、セグメントとして用いることは困難である。すなわち、セグメントの歩留まりが低下する。
本発明は上記した問題を解決するためになされたもので、クランク部を形成する際に皮膜を損傷することを回避し得、このためにセグメントの歩留まりを向上させることが可能なコイル用セグメントの成形方法及びその成形装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、ステータコアの周方向に沿って形成された複数個のスロットに挿入されるコイル用セグメントの成形方法であって、
導体を、略平行に延在し且つ対向する第1直線部及び第2直線部と、前記第1直線部と前記第2直線部に連なるターン部とを有する略U字形状に折曲して予備成形体を得る折曲工程と、
前記予備成形体の前記ターン部にクランク部を形成してコイル用セグメントを得るクランク部形成工程と、
を有し、
前記クランク部形成工程では、第1曲げ部材及び第2曲げ部材で前記第1直線部及び前記ターン部の第1部位を挟持するとともに、第3曲げ部材及び第4曲げ部材で前記第2直線部及び前記ターン部の第2部位を挟持し、
その後、前記第1曲げ部材〜前記第4曲げ部材を同時に回転させることによって、前記第1直線部及び前記第2直線部を移動させながら、前記第1曲げ部材及び前記第2曲げ部材で前記第1部位を押圧して第1屈曲部を形成するとともに、前記第3曲げ部材及び前記第4曲げ部材で前記第2部位を押圧して第2屈曲部を形成することで、前記クランク部を形成することを特徴とする。
また、本発明は、ステータコアの周方向に沿って形成された複数個のスロットに挿入されるコイル用セグメントを得るためのコイル用セグメントの成形装置であって、
導体が、略平行に延在し且つ対向する第1直線部及び第2直線部と、前記第1直線部と前記第2直線部に連なるターン部とを有する略U字形状に折曲されることで形成された予備成形体の前記ターン部にクランク部を形成するための第1曲げ部材、第2曲げ部材、第3曲げ部材及び第4曲げ部材と、
前記第1曲げ部材〜前記第4曲げ部材を回転させるための回転操作部材と、
を有し、
前記第1曲げ部材及び前記第2曲げ部材で前記第1直線部及び前記ターン部の第1部位を挟持するとともに、前記第3曲げ部材及び前記第4曲げ部材で前記第2直線部及び前記ターン部の第2部位を挟持し、前記回転操作部材の回動に伴って前記第1曲げ部材〜前記第4曲げ部材が同時に回転することで、前記第1直線部及び前記第2直線部を移動させながら、前記第1曲げ部材及び前記第2曲げ部材で前記第1部位を押圧して第1屈曲部を形成するとともに、前記第3曲げ部材及び前記第4曲げ部材で前記第2部位を押圧して第2屈曲部を形成することで、前記クランク部を形成することを特徴とする。
本発明においては、上記したように、第1曲げ部材〜第4曲げ部材に挟持された予備成形体の第1直線部、第2直線部が、第1曲げ部材〜第4曲げ部材の回転に追従して移動する。すなわち、第1屈曲部及び第2屈曲部(クランク部)を形成するときに第1直線部、第2直線部が拘束されていない。このため、ターン部、特に、第1屈曲部及び第2屈曲部となる第1部位及び第2部位に大きな引張・圧縮力が作用することを回避することができる。
従って、予備成形体を覆う皮膜が損傷する懸念が払拭される。その結果、セグメントを歩留まりよく得ることができる。換言すれば、セグメントの歩留まりが向上する。
第1曲げ部材〜第4曲げ部材を同時に回転させるには、第1曲げ部材と第2曲げ部材を第1リンク部材によって互いに連結するとともに、第3曲げ部材と第4曲げ部材を第2リンク部材によって互いに連結すればよい。この構成において、第1曲げ部材及び第3曲げ部材を同時に回転させれば、これに追従して第2曲げ部材及び第4曲げ部材も同時に回転する。勿論、第2曲げ部材及び第4曲げ部材を同時に回転させ、これにより第1曲げ部材及び第3曲げ部材を同時に追従回転させるようにしてもよい。
この場合、第1リンク部材及び第2リンク部材と、第1曲げ部材〜第4曲げ部材との間に介在する区画部材を設けることが好ましい。区画部材下で第1曲げ部材と第2曲げ部材を第1リンク部材によって連結し、且つ第1曲げ部材及び第2曲げ部材を区画部材上で摺動させるようにすれば、互いに連結された第1曲げ部材及び第2曲げ部材を容易に回転させることができるようになるからである。勿論、第3曲げ部材及び第4曲げ部材についても同様である。この場合、区画部材に第1円弧溝及び第2円弧溝を形成すればよい。
また、区画部材に第1係合部を設けるとともに、第1曲げ部材及び第3曲げ部材の各々、又は、第2曲げ部材及び第4曲げ部材の各々に、前記第1係合部と互いに係合する第2係合部を設けることが好ましい。この場合、第1曲げ部材及び第3曲げ部材、又は、第2曲げ部材及び第4曲げ部材は、第1係合部に係合した第2係合部を回転中心として回転する。すなわち、第1曲げ部材及び第3曲げ部材、又は、第2曲げ部材及び第4曲げ部材の回転中心を規定することが容易となる。
第1曲げ部材〜第4曲げ部材の好適な形状は、略扇形形状である。この場合、回転動作が容易であるからである。そして、第1曲げ部材〜第4曲げ部材の各々の回転中心を円の中心に対して偏倚した位置に設定することにより、回転した第1曲げ部材〜第4曲げ部材で第1屈曲部及び第2屈曲部を形成することが容易となる。
また、第1曲げ部材と第2曲げ部材との間に第1スペーサを介装し、第3曲げ部材と第4曲げ部材との間に第2スペーサを介装することが好ましい。これにより、第1曲げ部材と第2曲げ部材の離間間隔と、第3曲げ部材と第4曲げ部材の離間間隔を略一定に維持することができる。なお、第1スペーサ及び第2スペーサの厚みは、予備成形体よりもやや大きく設定するとよい。
第1曲げ部材〜第4曲げ部材は、上記したように回転操作部材が回動することに追従して回転する。ここで、例えば、回動手段を設け、該回動手段の作用下に回転操作部材を回動させるように構成してもよい。又は、手動操作で第1曲げ部材〜第4曲げ部材を回転させるようにすることも可能である。この場合、作業者は、回転操作部材を把持すればよい。
後者では、クランク部を形成するときに電力を必要としない。従って、電源が設けられていない場所であっても作業ステーションとして利用することができる。
本発明によれば、第1直線部及び第2直線部を有する予備成形体のターン部にクランク部を形成する際、前記第1直線部及び前記第2直線部が、該第1直線部を挟持した第1曲げ部材及び第2曲げ部材、該第2直線部を挟持した第3曲げ部材及び第4曲げ部材の回転に追従して移動する。すなわち、クランク部の形成の際に第1直線部、第2直線部が拘束されることが回避される。
このため、前記ターン部に大きな引張・圧縮力が作用することが回避される。従って、予備成形体を覆う皮膜が損傷する懸念が払拭されるので、セグメントの歩留まりが向上する。
コイル用セグメントの概略全体斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る成形装置の要部概略平面図である。 図2中のIII−III線矢視断面図である。 前記成形装置の主要構成要素の下方からの概略斜視図である。 前記成形装置の要部断面斜視図である。 図3からハンドルを回転させて曲げコマ(曲げ部材)を回転させた状態を示す要部概略平面図である。 本発明の第2実施形態に係る成形装置において、クランク部の形成を開始する前の状態を示した要部概略平面図である。 クランク部の形成(捻り)を終了したときの図7中のVIII−VIII線矢視断面図である。
以下、本発明に係るコイル用セグメントの成形方法につき、それを実施するための成形装置との関係で好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
先ず、セグメント(コイル用セグメント)につき図1を参照して説明する。セグメント10は、第1直線部12と、該第1直線部12に対して平行に延在する第2直線部14とを有する。第1直線部12と第2直線部14は互いに対向しているが、第1直線部12は、第2直線部14に比して若干短寸に設定される。
第1直線部12と第2直線部14は、ターン部16を介して連なっている。すなわち、ターン部16は、第1直線部12から第2直線部14に向かうようにして湾曲している。このため、セグメント10は略U字形状をなす。
ターン部16には、第1屈曲部18及び第2屈曲部20が形成されている。これら第1屈曲部18及び第2屈曲部20により、ターン部16に、蛇行した形状のクランク部22が形成される。このクランク部22により、セグメント10において、ステータコアの径方向に沿う方向にズレが生じる。
以上のような形状のセグメント10は、図示しないステータコアに設けられた複数のスロット中の1個に第1直線部12が挿入されるとともに、別の1個に第2直線部14が挿入されることで、これら2個のスロット間の電気的経路となる。すなわち、第1直線部12が挿入されたスロットと、第2直線部14が挿入されたスロットとの間で導通可能な状態となる。
次に、このセグメント10を得るための成形装置につき詳述する。図2は、第1実施形態に係る成形装置30の要部概略平面図であり、図3は、図2中のIII−III線矢視断面図である。なお、図2及び図3には、クランク部22(図1参照)が形成されていない予備成形体32を併せて示している。また、図3、及び後述の図5においては、ハンドルや該ハンドルを通すための溝を図示していない。
成形装置30は、基盤34と、該基盤34上に位置決め固定された中空ホルダ36とを有する。略円筒体形状をなす中空ホルダ36は、図示しない取付ネジによって基盤34に連結されている。
中空ホルダ36内には、略円盤形状のガイドプレート40(区画部材)が、基盤34から離間する位置に配設されている。このガイドプレート40により、図3に示すように、中空ホルダ36内が下室42と上室44に区画される。ここで、中空ホルダ36の側周壁部には、直径方向に沿って延在する図示しない4個の貫通孔が、互いに略90°で離間するように形成されており、一方、ガイドプレート40には、前記貫通孔の位置に対応する位置にネジ穴が形成されている。各貫通孔に通された固定ネジがネジ穴に螺合されることにより、ガイドプレート40が位置決め固定される。
中空ホルダ36内の構成要素の下方からの概略斜視図である図4に示すように、ガイドプレート40には、第1円弧溝52及び第2円弧溝54が厚み方向に沿って貫通形成されている。第1円弧溝52及び第2円弧溝54はいずれも、中心角が180°に満たない程度(例えば、約150°)で円弧状に湾曲している。
ガイドプレート40において、第1円弧溝52の中心に相当する部位には、断面略真円形状の第1凹部56(第1係合部)が陥没形成される。同様に、第2円弧溝54の中心に相当する部位にも、断面略真円形状の第2凹部58(第1係合部)が陥没形成される。第1凹部56と第2凹部58は、ガイドプレート40の中心から同一距離だけ離間し、且つ互いに180°離間した位相となるように形成されている。
このため、第1凹部56及び第2凹部58は、ガイドプレート40の中心から偏倚した位置にある(図2参照)。すなわち、第1円弧溝52の中心とは一致しておらず、第2円弧溝54の中心とガイドプレート40の中心も一致していない。さらに、第1円弧溝52の中心と第2円弧溝54の中心も一致していない。
図2、図3及び図5から諒解されるに、上室44には、クランク部22を形成するための第1曲げコマ60(第1曲げ部材)、第2曲げコマ62(第2曲げ部材)、第3曲げコマ64(第3曲げ部材)及び第4曲げコマ66(第4曲げ部材)が収容される。これら第1曲げコマ60〜第4曲げコマ66はいずれも略扇形形状をなし、各々の中心がガイドプレート40の中心に向いている。なお、第1曲げコマ60と第3曲げコマ64は互いに同一寸法・同一形状であり、同様に、第2曲げコマ62と第4曲げコマ66は互いに同一寸法・同一形状である。
第1曲げコマ60及び第3曲げコマ64の中心角は略90°であり、一方、第2曲げコマ62及び第4曲げコマ66の中心角は90°よりも低角度(例えば、80°程度)である。このため、第1曲げコマ60と第2曲げコマ62の間、第2曲げコマ62と第3曲げコマ64の間、第3曲げコマ64と第4曲げコマ66の間、第4曲げコマ66と第1曲げコマ60の間にクリアランスを形成することが可能である。また、第1曲げコマ60及び第3曲げコマ64の直径は、第2曲げコマ62及び第4曲げコマ66の直径に比して若干大きく設定される。
第1曲げコマ60及び第3曲げコマ64の中心近傍の下端面には、それぞれ、第1凸部68及び第2凸部70(いずれも第2係合部)がガイドプレート40に指向して突出形成される。第1凸部68は第1凹部56に挿入され、第2凸部70は第2凹部58に挿入される。この挿入により、第1凸部68、第2凸部70のそれぞれが第1凹部56、第2凹部58に係合される。さらに、第1曲げコマ60〜第4曲げコマ66の各下端面には、ネジ穴72a〜72dが形成されている。
第2曲げコマ62及び第4曲げコマ66の中心は、第1凹部56及び第2凹部58を含む仮想円上に配置される(図2参照)。
隣接する第1曲げコマ60と第2曲げコマ62は、下室42に配設される第1リンク部材74に連結される。すなわち、図4及び図5に示すように、第1リンク部材74には2個の挿通孔76a、76bが形成されており、各々の挿通孔76a、76bに通された各連結ネジ78a、78b(第1連結部材)が、第1曲げコマ60のネジ穴72a、第2曲げコマ62のネジ穴72bに螺合される。連結ネジ78a、78bは、この際、第1円弧溝52に通された円筒状カラー79a、79bに挿通される。
同様に、第3曲げコマ64と第4曲げコマ66は、第1リンク部材74と同一形状・同一寸法の第2リンク部材80に対し、連結ネジ78c、78d(第2連結部材)を介して連結される。すなわち、第2リンク部材80の各挿通孔84a、84bに通された連結ネジ78c、78dが、第3曲げコマ64のネジ穴72c、第4曲げコマ66のネジ穴72dにそれぞれ螺合される。連結ネジ78c、78dは、この際、第2円弧溝54に通された円筒状カラー79c、79dに挿通される。
円筒状カラー79a〜79dの高さは、ガイドプレート40の厚みに比して若干大きい。このため、第1曲げコマ60〜第4曲げコマ66の下端面とガイドプレート40の上端面との間に若干のクリアランスが形成される。また、円筒状カラー79a〜79dの外径は、第1円弧溝52、第2円弧溝54の溝幅に比して小さく設定される。
前記クリアランスにより、第1曲げコマ60〜第4曲げコマ66がガイドプレート40上を円滑に移動することができる。なお、円筒状カラー79a〜79dを用いない場合、第1曲げコマ60〜第4曲げコマ66に対して連結ネジ78a〜78dを締め付け過ぎる可能性がある。この場合、第1曲げコマ60〜第4曲げコマ66がガイドプレート40に圧接することになるので、第1曲げコマ60〜第4曲げコマ66が回転することができなくなる。すなわち、円筒状カラー79a〜79dは、連結ネジ78a〜78dの過度の締め付けを防止し、第1曲げコマ60〜第4曲げコマ66をガイドプレート40上で円滑に移動させる役割を担う。
その一方で、第1曲げコマ60と第2曲げコマ62の間には、第1スペーサ86が介装される。この第1スペーサ86により、第1曲げコマ60と第2曲げコマ62との離間間隔が一定に保たれる。同様に、第3曲げコマ64と第4曲げコマ66の間に介装された第2スペーサ88により、第3曲げコマ64と第4曲げコマ66との離間間隔が一定に保たれる。第1スペーサ86及び第2スペーサ88の厚みは予備成形体32に比して若干大きく、また、互いに対向する部位の形状は、予備成形体32のターン部16の形状に対応する。
さらに、第1実施形態では、図2に示すように、第1曲げコマ60及び第3曲げコマ64の各円弧部(外周壁)に、ハンドル取付用ネジ穴90a、90bが形成される。一方、中空ホルダ36の側周壁には、該側周壁部に沿って第1通過溝92、第2通過溝94が所定の角度にわたって円弧状に貫通形成される。第1通過溝92には第1ハンドル96(回転操作部材)の先端部が挿入されるとともに、該先端部に設けられたネジ部は、第1曲げコマ60のハンドル取付用ネジ穴90aに螺合される。同様に、第2通過溝94に挿入された第2ハンドル98(回転操作部材)の先端部に設けられたネジ部は、第3曲げコマ64のハンドル取付用ネジ穴90bに螺合される。
第1ハンドル96及び第2ハンドル98は、後述するように、作業者が第1曲げコマ60〜第4曲げコマ66を回転させるための回転操作部材であり、その際に把持するための把持部材でもある。
第1実施形態に係る成形装置30は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、その作用効果につき、セグメント10の成形方法との関係で説明する。
この成形方法は、予備成形体32を得る折曲工程と、該予備成形体32にクランク部22を形成してセグメント10を得るクランク部形成工程とを有する。以下、具体的に説明する。
はじめに、折曲工程において、図示しない折曲装置を用い、略直方体形状の線形導体を折曲する。この折曲により、互いに略平行に延在し且つ対向する第1直線部12及び第2直線部14と、これら第1直線部12及び第2直線部14に連なるターン部16とを有する略U字形状の予備成形体32が得られる。この時点では、ターン部16にクランク部22(第1屈曲部18及び第2屈曲部20)は形成されていない。
次に、クランク部形成工程を行うべく、予備成形体32の第1直線部12とターン部16の一部(第1部位)を第1曲げコマ60と第2曲げコマ62の間に挿入するとともに、第2直線部14とターン部16の別の一部(第2部位)を第3曲げコマ64と第4曲げコマ66の間に挿入する。この際、ターン部16がガイドプレート40側を臨むようにし、第1スペーサ86及び第2スペーサ88でターン部16を傾かないように位置決めするとともに、ターン部16の頂部をガイドプレート40に当接させる。この当接に伴って予備成形体32が堰止されることにより、作業者が、予備成形体32の挿入が終了したことを認識することができる。
挿入が終了した後、作業者は、第1ハンドル96及び第2ハンドル98を把持する。その後、第1ハンドル96及び第2ハンドル98を、例えば、反時計回りに回動させる。この際、第1ハンドル96及び第2ハンドル98は、中空ホルダ36に形成された第1通過溝92、第2通過溝94内をそれぞれ移動する。
上記したように、第1ハンドル96は第1曲げコマ60に連結され、第2ハンドル98は第3曲げコマ64に連結されている。また、第1曲げコマ60には、第1リンク部材74を介して第2曲げコマ62が連結されており、第3曲げコマ64には、第2リンク部材80を介して第4曲げコマ66が連結されている。このため、第1ハンドル96及び第2ハンドル98が回動されると、第1曲げコマ60及び第3曲げコマ64が第1凸部68、第2凸部70を回転中心として回転するともに、これに追従し、第2曲げコマ62及び第4曲げコマ66も回転する。すなわち、第1実施形態に係る成形装置30では、第1曲げコマ60〜第4曲げコマ66は、作業者の手作業(人力)によって同時に回転する。
なお、第2曲げコマ62の回転中心は、第1曲げコマ60と同じく第1凸部68であり、一方、第4曲げコマ66の回転中心は、第3曲げコマ64と同じく第2凸部70である。第2曲げコマ62が直線形状の第1リンク部材74を介して第1曲げコマ60に連結され、同様に、第4曲げコマ66が直線形状の第2リンク部材80を介して第3曲げコマ64に連結されているからである。
第1曲げコマ60〜第4曲げコマ66は、最終的に、図6に示す位置まで回転される。回転開始から回転終了までの角度は、クランク部22の屈曲の程度に応じて設定すればよく、例えば、50°〜60°の範囲内の任意の角度とすることができる。
第1曲げコマ60〜第4曲げコマ66が同時に回転することから、予備成形体32も回転する。ここで、第1曲げコマ60〜第4曲げコマ66の回転中心がガイドプレート40の中心から偏倚しているので、第2曲げコマ62及び第4曲げコマ66の中心は、ターン部16側から第1直線部12側、第2直線部14側に相対的に後退する。このため、回転前に比してターン部16の第1曲げコマ60〜第4曲げコマ66からの露呈量が大きくなる。
また、ターン部16の中、第1直線部12に近接する第1部位が第1曲げコマ60の中心、第2曲げコマ62の中心から押圧される。この押圧により、該第1部位に第1屈曲部18が形成される。同時に、ターン部16の中、第2直線部14に近接する第2部位が第3曲げコマ64の中心、第4曲げコマ66の中心から押圧されることで、該第2部位に第2屈曲部20が形成される。このようにして第1屈曲部18及び第2屈曲部20の双方が形成されることに伴い、これら第1屈曲部18及び第2屈曲部20を含むクランク部22が形成される。その結果、ターン部16にクランク部22が形成されたセグメント10が得られる。
以上のように、この実施の形態では、クランク部22を形成する際に第1直線部12及び第2直線部14が拘束されることなく、第1曲げコマ60〜第4曲げコマ66の回転に追従して回動(移動)する。従って、ターン部16(特に第1部位及び第2部位)に作用する引張・圧縮力が小さい。このため、クランク部22を形成する際に予備成形体32を覆う皮膜が損傷することが回避される。すなわち、皮膜で覆われたセグメント10を得ることが容易となる。結局、本実施の形態によれば、セグメント10の歩留まりが向上する。
また、クランク部22の形成を人力によって行うようにしているので、電力が不要である。従って、電源が設けられていない場所であっても作業ステーションとすることが可能である。
セグメント10と鏡面対称なセグメントを得るには、ガイドプレート40に代替し、第1円弧溝及び第2円弧溝、第1凹部及び第2凹部が図4と鏡面対称位置に形成されたガイドプレートを用い、その上で、第1ハンドル96及び第2ハンドル98を時計回りに回転させればよい。中空ホルダも、第1通過溝及び第2通過溝が、第1ハンドル96及び第2ハンドル98を時計回りに回転させ得る適切な角度としたものとする。
回転操作部材を、回動手段の作用下に回動させるようにしてもよい。この構成につき、第2実施形態として説明する。なお、図1〜図6に示される構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図7は、第2実施形態に係る成形装置100の要部概略平面図であり、図8は、図7中のVIII−VIII線矢視断面図である。なお、図7ではクランク部22の形成を開始する前の状態が示されており、一方、図8では、クランク部22の形成(捻り)を終了したときの状態が示されている。
この成形装置100は、回動手段としてのモータ102を具備する。このモータ102は、図示しない電源からの通電又は通電停止がなされることで付勢又は滅勢される。なお、モータ102は、モータケース104内に収容されている。
モータ102の回転軸103には、取付ネジ106を介して略円盤形状のブラケット108が位置決め固定される。このブラケット108の小径部に、略リング形状の回転板110が外嵌される。ブラケット108の下端部は大径部であり、回転板110は該大径部によって下方から支持される。また、回転板110には、厚み方向に沿って2個の螺合孔112a、112bが貫通形成される。
モータケース104の上部は、天井板114で閉塞される。この天井板114には、中心角が180°よりも小さい第1大円弧状溝116、第2大円弧状溝117が形成されている。第1大円弧状溝116及び第2大円弧状溝117は、同一の仮想円の円周上に位置する。
また、第1大円弧状溝116、第2大円弧状溝117の各々に、鉛直方向に沿って延在する第1縦シャフト118、第2縦シャフト120が通される。これら第1縦シャフト118、第2縦シャフト120の小径な下端部は、前記螺合孔112a、112bに螺合されている。この構成において、回転軸103が回転を始める前、第1縦シャフト118は第1大円弧状溝116の中間地点に位置し、第2縦シャフト120は第2大円弧状溝117の中間地点に位置する。
第1縦シャフト118、第2縦シャフト120の各上端部には、ジョイント122a、122bが設けられる。ジョイント122a、122bにそれぞれ形成された縦穴(図示せず)には、第1縦シャフト118、第2縦シャフト120が摺動可能に挿入される。すなわち、第1縦シャフト118、第2縦シャフト120は、縦穴内で回転することが可能である。
第1縦シャフト118、第2縦シャフト120には、ジョイント122a、122bを介して第1横シャフト124、第2横シャフト126が連結される。具体的には、ジョイント122a、122bの各々には、さらに図示しない横孔が形成される。各横穴には、第1横シャフト124、第2横シャフト126が相対的に摺動可能に挿通される。すなわち、ジョイント122a、122bは、第1横シャフト124、第2横シャフト126に案内されながら、中空ホルダ36に対して接近又は離間する方向に変位することが可能である。
後述するように、第2実施形態では、第1縦シャフト118、第2縦シャフト120、第1横シャフト124及び第2横シャフト126が、第1曲げコマ60〜第4曲げコマ66を回転させるための回転操作部材として機能する。
水平方向に沿って延在する第1横シャフト124、第2横シャフト126の先端部は、中空ホルダ36に円弧状に貫通形成された第1通過溝92、第2通過溝94を通って第1曲げコマ60のハンドル取付用ネジ穴90a、第3曲げコマ64のハンドル取付用ネジ穴90bに螺合される。
成形装置100は、以上の点を除き、上記した成形装置30に準拠して構成されている。
成形装置100を用いてセグメント10を成形する場合、先ず、上記と同様にして略U字形状の予備成形体32を得る。次に、予備成形体32の第1直線部12とターン部16の一部(第1部位)を第1曲げコマ60と第2曲げコマ62の間に挿入するとともに、第2直線部14とターン部16の別の一部(第2部位)を第3曲げコマ64と第4曲げコマ66の間に挿入する。
この際、第1実施形態と同様に、ターン部16がガイドプレート40側を臨むようにし、第1スペーサ86及び第2スペーサ88でターン部16を傾かないように位置決めするとともに、ターン部16の頂部をガイドプレート40に当接させる。この当接に伴って予備成形体32が堰止されることにより、作業者が、予備成形体32の挿入が終了したことを認識することができる。
挿入が終了した後、作業者は、モータ102に対して通電を行うことにより、該モータ102を付勢する。これに伴って該モータ102の回転軸103が、例えば、時計回りに回転すると、回転板110が時計回りに追従回転する。従って、先端部が回転板110の螺合孔112a、112bに螺合された第1縦シャフト118、第2縦シャフト120が、第1大円弧状溝116、第2大円弧状溝117に沿って時計回りに変位(回動)する。
上記したように、第1縦シャフト118、第2縦シャフト120には、ジョイント122a、122bを介して第1横シャフト124、第2横シャフト126がそれぞれ連結されている。従って、第1横シャフト124及び第2横シャフト126が、第1縦シャフト118及び第2縦シャフト120に追従して時計回りに変位(回動)する。
成形装置100においても、第1横シャフト124が第1曲げコマ60に連結され、且つ第2横シャフト126が第3曲げコマ64に連結されている。また、第1曲げコマ60には、第1リンク部材74を介して第2曲げコマ62が連結されており、第3曲げコマ64には、第2リンク部材80を介して第4曲げコマ66が連結されている。このため、第1横シャフト124及び第2横シャフト126が回動すると、第1曲げコマ60及び第3曲げコマ64が第1凸部68、第2凸部70を回転中心として回転するともに、これに追従し、第2曲げコマ62及び第4曲げコマ66も回転する。以上のように、第2実施形態に係る成形装置100では、モータ102の作用下に、第1曲げコマ60〜第4曲げコマ66が同時に回転する。
上述のように1個のモータ102を用いて第1曲げコマ60、第3曲げコマ64を同時に回転させると、回転板110の回転中心と第1曲げコマ60、第3曲げコマ64の回転中心が異なるため、回転軸103の回転角度と、第1曲げコマ60、第3曲げコマ64の回転角度は同一にはならない。このことに起因して、ジョイント122a、122bが中空ホルダ36側(直径方向内方側)に引っ張られる。
ここで、第2実施形態では、上記したように、ジョイント122a、122bの各縦穴に挿入された第1縦シャフト118、第2縦シャフト120が回転可能である。また、ジョイント122a、122bは、各横穴に挿通された第1横シャフト124、第2横シャフト126に対して相対的に摺動可能である。このため、ジョイント122a、122bが第1横シャフト124、第2横シャフト126に案内されながら、中空ホルダ36側に相対的に変位する。このように、回転軸103の回転角度と、第1曲げコマ60、第3曲げコマ64の回転角度とが相違する場合であっても、ジョイント122a、122bを変位可能としたことにより、第1曲げコマ60〜第4曲げコマ66を同時に回転させることができる。
以降は、第1実施形態と同様にして、第1屈曲部18及び第2屈曲部20の双方が形成されることに伴い、これら第1屈曲部18及び第2屈曲部20を含むクランク部22が形成される。すなわち、ターン部16にクランク部22が形成されたセグメント10が得られるに至る。
第1縦シャフト118が第1大円弧状溝116の終点に到達するとともに、第2縦シャフト120が第2大円弧状溝117の終点に到達すると、第1縦シャフト118、第2縦シャフト120はそれ以上進行することができない。従って、クランク部22が過度に捻られることが回避される。
作業者は、この状態となったことを確認し、モータ102に対する通電を停止すればよい。これにより回転軸103の回転が停止するので、セグメント10が捻り力から解放される。
本発明は、上記した第1実施形態及び第2実施形態に特に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、第1ハンドル96(又は第1横シャフト124)を第2曲げコマ62に連結するとともに、第2ハンドル98(又は第2横シャフト126)を第4曲げコマ66に連結するようにしてもよい。
また、ガイドプレート40に凸部を形成する一方で第1曲げコマ60及び第3曲げコマ64に凹部を形成し、該凹部に前記凸部を係合するようにしてもよいことは勿論である。
10…コイル用セグメント 12…第1直線部
14…第2直線部 16…ターン部
18…第1屈曲部 20…第2屈曲部
22…クランク部 30、100…成形装置
32…予備成形体 36…中空ホルダ
40…ガイドプレート 52…第1円弧溝
54…第2円弧溝 56…第1凹部
58…第2凹部 60…第1曲げコマ
62…第2曲げコマ 64…第3曲げコマ
66…第4曲げコマ 68…第1凸部
70…第2凸部 74…第1リンク部材
78a〜78d…連結ネジ 80…第2リンク部材
86…第1スペーサ 88…第2スペーサ
96…第1ハンドル 98…第2ハンドル
102…モータ 103…回転軸
110…回転板 112a、112b…螺合孔
114…天井板 116…第1大円弧状溝
117…第2大円弧状溝 118…第1縦シャフト
120…第2縦シャフト 124…第1横シャフト
126…第2横シャフト

Claims (9)

  1. ステータコアの周方向に沿って形成された複数個のスロットに挿入されるコイル用セグメントの成形方法であって、
    導体を、略平行に延在し且つ対向する第1直線部及び第2直線部と、前記第1直線部と前記第2直線部に連なるターン部とを有する略U字形状に折曲して予備成形体を得る折曲工程と、
    前記予備成形体の前記ターン部にクランク部を形成してコイル用セグメントを得るクランク部形成工程と、
    を有し、
    前記クランク部形成工程では、第1曲げ部材及び第2曲げ部材で前記第1直線部及び前記ターン部の第1部位を挟持するとともに、第3曲げ部材及び第4曲げ部材で前記第2直線部及び前記ターン部の第2部位を挟持し、
    その後、前記第1曲げ部材〜前記第4曲げ部材を同時に回転させることによって、前記第1直線部及び前記第2直線部を移動させながら、前記第1曲げ部材及び前記第2曲げ部材で前記第1部位を押圧して第1屈曲部を形成するとともに、前記第3曲げ部材及び前記第4曲げ部材で前記第2部位を押圧して第2屈曲部を形成することで、前記クランク部を形成することを特徴とするコイル用セグメントの成形方法。
  2. 請求項1記載の成形方法において、前記第1曲げ部材と前記第2曲げ部材を第1リンク部材によって互いに連結するとともに、前記第3曲げ部材と前記第4曲げ部材を第2リンク部材によって互いに連結し、前記第1曲げ部材及び前記第3曲げ部材か、又は、前記第2曲げ部材及び前記第4曲げ部材を同時に回転させることによって、前記第1曲げ部材〜前記第4曲げ部材を同時に回転させることを特徴とするコイル用セグメントの成形方法。
  3. ステータコアの周方向に沿って形成された複数個のスロットに挿入されるコイル用セグメントを得るためのコイル用セグメントの成形装置であって、
    導体が、略平行に延在し且つ対向する第1直線部及び第2直線部と、前記第1直線部と前記第2直線部に連なるターン部とを有する略U字形状に折曲されることで形成された予備成形体の前記ターン部にクランク部を形成するための第1曲げ部材、第2曲げ部材、第3曲げ部材及び第4曲げ部材と、
    前記第1曲げ部材〜前記第4曲げ部材を回転させるための回転操作部材と、
    を有し、
    前記第1曲げ部材及び前記第2曲げ部材で前記第1直線部及び前記ターン部の第1部位を挟持するとともに、前記第3曲げ部材及び前記第4曲げ部材で前記第2直線部及び前記ターン部の第2部位を挟持し、前記回転操作部材の回動に伴って前記第1曲げ部材〜前記第4曲げ部材が同時に回転することで、前記第1直線部及び前記第2直線部を移動させながら、前記第1曲げ部材及び前記第2曲げ部材で前記第1部位を押圧して第1屈曲部を形成するとともに、前記第3曲げ部材及び前記第4曲げ部材で前記第2部位を押圧して第2屈曲部を形成することで、前記クランク部を形成することを特徴とするコイル用セグメントの成形装置。
  4. 請求項3記載の成形装置において、前記第1曲げ部材と前記第2曲げ部材を連結する第1リンク部材と、前記第3曲げ部材と前記第4曲げ部材を連結する第2リンク部材とを有することを特徴とするコイル用セグメントの成形装置。
  5. 請求項4記載の成形装置において、前記第1リンク部材及び前記第2リンク部材と前記第1曲げ部材〜前記第4曲げ部材との間に介在し、且つ第1円弧溝及び第2円弧溝が形成された区画部材を有し、
    前記第1リンク部材と前記第1曲げ部材及び前記第2曲げ部材が、前記第1円弧溝に通された第1連結部材を介して連結されるとともに、前記第2リンク部材と前記第3曲げ部材及び前記第4曲げ部材が、前記第2円弧溝に通された第2連結部材を介して連結されることを特徴とするコイル用セグメントの成形装置。
  6. 請求項5記載の成形装置において、前記区画部材に第1係合部が設けられるとともに、前記第1曲げ部材及び前記第3曲げ部材の各々、又は、前記第2曲げ部材及び前記第4曲げ部材の各々に、前記第1係合部と互いに係合する第2係合部が設けられ、
    前記第1曲げ部材及び前記第3曲げ部材、又は、前記第2曲げ部材及び前記第4曲げ部材は、前記第1係合部に係合した前記第2係合部を回転中心として回転することを特徴とするコイル用セグメントの成形装置。
  7. 請求項4〜6のいずれか1項に記載の成形装置において、前記第1曲げ部材〜前記第4曲げ部材が略扇形形状をなし、且つ各々の回転中心が円の中心に対して偏倚した位置に設定されることを特徴とするコイル用セグメントの成形装置。
  8. 請求項4〜7のいずれか1項に記載の成形装置において、前記第1曲げ部材と前記第2曲げ部材との間に介装される第1スペーサと、前記第3曲げ部材と前記第4曲げ部材との間に介装される第2スペーサとを有することを特徴とするコイル用セグメントの成形装置。
  9. 請求項4〜8のいずれか1項に記載の成形装置において、前記回転操作部材を回動させるための回動手段をさらに有することを特徴とするコイル用セグメントの成形装置。
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