JP6430362B2 - 調節ボルト付き機器 - Google Patents

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Description

本発明は、調節ボルト付き機器に関し、詳しくは、調節ボルトの調節位置の改竄を防止するカバーの抜き取りを抑制することができる、調節ボルト付き機器に関する。
従来、メネジ孔が形成されたボルト取付壁と、メネジ孔にネジ嵌合され、ボルト取付壁に取り付けられた調節ボルトと、調節ボルトにネジ嵌合されたロックナットと、ロックナットに回転可能に外嵌されたカバーと、カバーを抜け止めする抜け止め部を備えた、調節ボルト付き機器がある(例えば、特許文献1参照)。
この種の機器では、調節ボルトでエンジンの最大出力時の燃料噴射量を調節した後は、ロックナットをカバーで覆い、調節ボルトの調節位置の改竄を防止することができる利点がある。
特許文献1の発明では、カバーの抜け止め部は、カバーの周壁の開口端部で構成されるカシメ部と、カシメ部を係止するロックナットの係止部を備え、カバーの周壁には、カシメ部の変形を容易にする変形用スリットが設けられている。
特開平7−71345号公報(図1〜図5参照)
《問題点》 カバーが不正に抜き取られるおそれがある。
特許文献1の発明では、調節ボルトの調節位置を改竄するため、変形用スリットにマイナスドライバー等の工具が差し込まれ、カバーの周壁の変形や破壊により、カバーが不正に抜き取られるおそれがある。
本発明の課題は、調節ボルトの調節位置の改竄を防止するカバーの不正な抜き取りを防止することができる調節ボルト付き機器を提供することにある。
請求項1に係る発明の発明特定事項は、次の通りである。
図1(A)に例示するように、メネジ孔(1)が形成されたボルト取付壁(2)と、
メネジ孔(1)にネジ嵌合され、ボルト取付壁(2)に取り付けられた調節ボルト(3)と、
調節ボルト(3)にネジ嵌合されたロックナット(4)と、
ロックナット(4)に回転可能に外嵌されたカバー(5)と、
カバー(5)を抜け止めする抜け止め部(6)を備えた、調節ボルト付き機器において、
図1(A)に例示するように、抜け止め部(6)は、
カバー(5)の周壁(5a)に締まり嵌めで内嵌されたカラー(7)と、
調節ボルト(3)に支持されたカラー係止部(8)を備え、
ボルト取付壁(2)から離れる向きにロックナット(4)から抜き取られようとするカバー(5)が、カラー(7)を介してカラー係止部(8)に係止されるように構成され、
図1(A)に例示するように、カラー(7)は、その径方向外向きに突出したフランジ(14)を備え、
カバー(5)の周壁(5a)のボルト取付壁(2)側の端を先端として、
カバー(5)の周壁(5a)の先端開口縁(13)は、フランジ(14)に当接され、
図1(A)に例示するように、カラー(7)のフランジ(14)は、その外周縁部に、カバー(5)の周壁(5a)の先端開口部(11)の外周面に沿って折り返された折り返し部(14a)を備えている、ことを特徴とする調節ボルト付き機器。
(請求項1に係る発明)
請求項1に係る発明は、次の効果を奏する。
《効果》 カバーの不正な抜き取りを防止することができる。
図1(A)に例示するように、本発明では、ボルト取付壁(2)から離れる向きにロックナット(4)から抜き取られようとするカバー(5)が、カラー(7)を介してカラー係止部(8)に係止されるように構成されているので、前記特許文献1の発明と異なり、カバー(5)の周壁(5a)に変形用スリットのような工具差し込み口が形成されないことに加え、カラー(7)の内嵌でカバー(5)の周壁(5a)が補強される。これにより、カバー(5)の周壁(5a)の変形や破壊が抑制され、カバー(5)の不正な抜き取りを防止することができる。
《効果》 カバーの不正な抜き取りを防止することができる。
図1(A)に例示するように、この発明では、カバー(5)の周壁(5a)の先端開口縁(13)は、フランジ(14)に当接されているので、カバー(5)の周壁(5a)の先端開口縁(13)とフランジ(14)の間にマイナスドライバー等の工具を差し込まれる隙間が形成されず、カバー(5)の周壁(5a)の先端開口縁(13)の変形や破壊が抑制され、カバー(5)の不正な抜き取りを防止することができる。
《効果》 カバーの不正な抜き取りを防止することができる。
図1(A)に例示するように、この発明では、カラー(7)のフランジ(14)は、その外周縁部に、カバー(5)の周壁(5a)の先端開口部(11)の外周面に沿って折り返された折り返し部(14a)を備えているので、カバー(5)の周壁(5a)の先端開口部(11)とカラー(7)のフランジ(14)の当接個所が折り返し部(14a)で覆われ、この当接個所にマイナスドライバー等の工具を差し込まれる不具合が無く、カバー(5)の周壁(5a)の先端開口部(11)の変形や破壊が抑制され、カバー(5)の不正な抜き取りを防止することができる。
(請求項2に係る発明)
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 カバーの周壁の外径を小径にすることができる。
図1(A)に例示するように、本発明では、カラー(7)は、ロックナット(4)の小径部(10)に回転可能に外嵌され、カバー(5)の周壁(5a)に締まり嵌めで内嵌されているので、カバー(5)の周壁(5a)の外径を小径にすることができる。
《効果》 カバーの不正な抜き取りを防止することができる。
図1(A)に例示するように、本発明では、カラー(7)は、カバー(5)の周壁(5a)の先端開口部(11)に締まり嵌めで内嵌されているので、カバー(5)の周壁(5a)の先端開口部(11)が補強される。これにより、カバー(5)の周壁(5a)の先端開口部(11)の変形や破壊が抑制され、カバー(5)の不正な抜き取りを防止することができる。
(請求項3に係る発明)
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 カバーの不正な抜き取りを防止することができる。
図1(E)(F)に例示するように、この発明では、隣り合うレンチ係合面(16)(16)の境界に形成された面取り部(17)を備えているので、面取り部(17)の除肉の分だけ、カバー(5)の周壁(5a)の内径を小さくでき、その分だけカバー(5)の周壁(5a)の肉厚を増加させ、その剛性を高めることができる。これにより、カバー(5)の周壁(5a)の変形や破壊が抑制され、カバー(5)の不正な抜き取りを防止することができる。
(請求項4に係る発明)
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれかに係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 カバーの不正な抜き取りを防止することができる。
図1(A)に例示するように、この発明では、カバー(5)の周壁(5a)の基端に端壁(26)を備えているので、カバー(5)の周壁(5a)の基端部が端壁(26)で補強され、この基端部の変形や破壊が抑制され、カバー(5)の不正な抜き取りを防止することができる。
本発明の実施形態に係る燃料調節ボルト付きディーゼルエンジンを説明する図で、図1(A)は要部の縦断側面図、図1(B)は図1(A)のB−B線断面図、図1(C)は図1(A)のC−C線断面図、図1(D)は図1(A)のD−D線断面図、図1(E)はナットの変形例の図1(A)相当図、図1(F)は図1(E)のF−F線断面図である。 本発明の実施形態に係る燃料調節ボルト付きディーゼルエンジンの側面図である。 図2のエンジンの背面図である。
図1(A)〜(F),図2,図3は本発明の実施形態に係る調節ボルト付きエンジンを説明する図であり、実施形態では、立形で単気筒の燃料調節ボルト付きディーゼルエンジンについて説明する。
図2に示すように、エンジンは、クランク軸(44)の架設方向を前後方向とし、クランク軸(44)の出力軸側を後、その反対側を前として、クランクケース(45)の前部にファンケース(46)を備えている。図3に示すように、更に、エンジンは、クランクケース(45)の上部に配置されたシリンダ部(47)と、シリンダ部(47)の上部に組み付けられたシリンダヘッド(48)と、シリンダヘッド(48)の上部に組み付けられたシリンダヘッドカバー(49)と、クランク軸(44)と直交するエンジンの幅方向を横方向として、シリンダヘッド(48)とシリンダヘッドカバー(49)の横に配置された燃料タンク(50)を備えている。
更に、エンジンは、燃料噴射装置(30)を備えている。
図2に示すように、燃料噴射装置(30)は、燃料噴射ポンプ(32)とメカニカルガバナ(29)を備えている。
燃料噴射ポンプ(32)はボッシュ型のプランジャ式ポンプで、クランクケース(45)内には燃料噴射ポンプ(32)のプランジャ部(図示せず)が差し込まれ、燃料噴射ポンプ(32)のフランジ部(37)がクランクケース(45)のポンプ取り付け座(35)に取り付けられ、プランジャ部がクランクケース(45)内に収容されている。
図2に示すように、メカニカルガバナ(29)は、クランクケース(45)に取り付けられ、燃料噴射ポンプ(32)を調量制御し、負荷変動に拘わらず、エンジン回転数を調速レバー(28)で設定された目標回転数に維持する。
メカニカルガバナ(29)は、ガバナスプリング(51)のバネ力とクランクケース(45)内のフライウェイト(図示せず)のガバナ力との不釣合い力で揺動するガバナレバー(38)を備え、ガバナレバー(38)の揺動を介して燃料噴射ポンプ(32)の燃料調量ラック(図示せず)が調量される。
図2,図3に示すように、クランクケース(45)の横側壁(52)に燃料制限装置(40)が設けられている。
この燃料制限装置(40)では、エンジンの定格回転数とトルクライズでのそれぞれの最大燃料噴射量が調節され、エンジンの最大出力と過負荷時の最大トルクが制限される。
図2に示すように、燃料制限装置(40)の調節ボルト(3)の先端部は、ガバナレバー(38)の燃料増量揺動側に位置し、ガバナレバー(38)を受け止めて、ガバナレバー(38)の燃料増量側の揺動を制限する。
図1(A)に示すように、調節ボルト(3)は、ボルト本体(53)の先端部(54)から突出するトルクピン(55)でガバナレバー(38)を受け止めることにより、エンジンの定格回転数での最大燃料噴射量を制限し、トルクピン(55)を押し込んだガバナレバー(38)をボルト本体(53)の先端部(54)で受け止めることにより、過負荷時のトルクライズの最大燃料噴射量を制限する。
図1(A)に示すように、燃料制限装置(40)は、ボルト取付壁(2)と調節ボルト(3)とロックナット(4)とカバー(5)と抜け止め部(6)を備えている。
ボルト取付壁(2)にはメネジ孔(1)が形成されている。
調節ボルト(3)は、メネジ孔(1)にネジ嵌合され、ボルト取付壁(2)に取り付けられている。
ロックナット(4)は、調節ボルト(3)にネジ嵌合されている。
カバー(5)は、ロックナット(4)に回転可能に外嵌されている。
抜け止め部(6)は、カバー(5)を抜け止めする。
図1(A)に示すように、この実施形態では、調節ボルト(3)でエンジンの最大出力の燃料噴射量と過負荷時のトルクライズの最大燃料噴射量を調節した後は、ロックナット(4)をカバー(5)で覆い、調節ボルト(3)の調節位置の改竄を防止する。
図2,図3に示すように、ボルト取付壁(2)は、クランクケース(45)の横側壁(52)から突出されている。
図1(A)に示すように、調節ボルト(3)は、ボルト本体(53)とトルクピン(55)とトルクスプリング(56)とスプリング受け(57)を備えている。
ボルト本体(53)は、中空で外周面にオネジが形成され、先端部(54)は先端壁で塞がれている。トルクピン(55)はボルト本体(53)内に収容され、ボルト本体(53)の先端部(54)から突出している。トルクスプリング(56)はボルト本体(53)内に収容され、トルクピン(55)を突出方向に付勢している。スプリング受け(57)はボルト本体(53)の基端部内にネジ嵌合され、トルクスプリング(56)を受け止めている。
図1(A)(B)に示すように、調節ボルト(3)は工具係合部(18)を備えている。
工具係合部(18)は、調節ボルト(3)の基端開口部(58)に設けられた第1すり割り(59)と、スプリング受け(57)に設けられた第2すり割り(60)を備えている。
調節ボルト(3)は、第1すり割り(59)に係合される工具を用いてメネジ孔(1)で進退調節され、調節ボルト(3)に締結されたロックナット(4)の締結力で、ボルト取付壁(2)に緩み止め状態で固定される。ロックナット(4)は、六角ナットで、調節ボルト(3)との締結力で、第1ガスケット(42)を介してボルト取付壁(2)に押圧固定されている。
スプリング受け(57)は、第2すり割り(60)に係合された工具を用いてボルト本体(53)の基端開口部(58)で進退調節され、トルクスプリング(56)のセット荷重が調節される。
図1(A)に示すように、カバー(5)は、キャップ形である。
燃料制限装置(40)は、更に、袋ナット(19)を備え、袋ナット(19)で調節ボルト(3)の工具係合部(18)を覆っている。
袋ナット(19)は、六角ナットで、調節ボルト(3)にネジ嵌合され、調節ボルト(3)との締結力で、第2ガスケット(43)を介してロックナット(4)に押圧固定されている。
ボルト取付壁(2)はアルミ、調節ボルト(3)とロックナット(4)とカバー(5)は鋼、第1ガスケット(42)と第2ガスケット(43)は銅を素材としている。
カバー(5)がキャップ状で、カバー(5)で調節ボルト(3)の工具係合部(18)へのアクセスを制限できる場合には、必ずしも袋ナット(19)は用いなくてもよい。
一方、袋ナット(19)を用いた場合には、カバー(5)は必ずしもキャップ形である必要はなく、周壁(5a)のみからなる筒状のものであってもよい。
図1(A)に示すように、抜け止め部(6)は、カラー(7)とカラー係止部(8)を備えている。
カラー(7)は、カバー(5)の周壁(5a)に締まり嵌めで内嵌されている。
カラー係止部(8)は調節ボルト(3)に支持されている。
ボルト取付壁(2)から離れる向きにロックナット(4)及び袋ナット(19)から抜き取られようとするカバー(5)が、カラー(7)を介してカラー係止部(8)に係止されるように構成されている。
この実施形態では、前記特許文献1の発明とは異なり、カバー(5)の周壁(5a)に変形用スリットのような工具差し込み口が形成されないことに加え、カラー(7)の内嵌でカバー(5)の周壁(5a)が補強される。これにより、カバー(5)の周壁(5a)の変形や破壊が抑制され、カバー(5)の不正な抜き取りを防止することができる。
カラー(7)は、円筒形で、鋼を素材としている。
カラー(7)は、カバー(5)の周壁(5a)に圧入されることにより、カバー(5)の周壁(5a)に締まり嵌めで内嵌される。
カラー係止部(8)は後述の通りロックナット(4)に設けられ、ロックナット(4)を介して調節ボルト(3)に支持されている。
図1(A)に示すように、カラー(7)は、その径方向外向きに突出したフランジ(14)を備え、カバー(5)の周壁(5a)のボルト取付壁(2)側の端を先端として、カバー(5)の周壁(5a)の先端開口縁(13)は、フランジ(14)に当接されている。
このため、カバー(5)の周壁(5a)の先端開口縁(13)とフランジ(14)の間にマイナスドライバー等の工具を差し込まれる隙間が形成されず、カバー(5)の周壁(5a)の先端開口縁(13)の変形や破壊が抑制され、カバー(5)の不正な抜き取りを防止することができる。
図1(A)に示すように、カラー(7)のフランジ(14)は、その外周縁部に、カバー(5)の周壁(5a)の先端開口部(11)の外周面に沿って折り返された折り返し部(14a)を備えている。
このため、カバー(5)の周壁(5a)の先端開口部(11)とカラー(7)のフランジ(14)の当接個所が折り返し部(14a)で覆われ、この当接個所にマイナスドライバー等の工具を差し込まれる不具合が防止され、カバー(5)の周壁(5a)の先端開口部(11)の変形や破壊が抑制され、カバー(5)の不正な抜き取りを防止することができる。
図1(A)に示すように、ロックナット(4)は、レンチ係合部(9)と小径部(10)を備えている。
小径部(10)は、レンチ係合部(9)よりも小径で、レンチ係合部(9)よりもボルト取付壁(2)寄りに配置されている。
カラー(7)は、上記小径部(10)に回転可能に外嵌され、カバー(5)の周壁(5a)の先端開口部(11)に締まり嵌めで内嵌されている。
カラー係止部(8)は、レンチ係合部(9)の外周面と上記小径部(10)の外周面の間に形成され、カラー(7)と対向するロックナット(4)の環状面(12)で構成されている。
図1(A)に示すように、この実施形態では、カラー(7)は、小径部(10)に回転可能に外嵌され、カバー(5)の周壁(5a)の先端開口部(11)に締まり嵌めで内嵌されているので、カバー(5)の外径を小径にすることができる。
また、カラー(7)は、カバー(5)の周壁(5a)の先端開口部(11)に締まり嵌めで内嵌されているので、カバー(5)の周壁(5a)の先端開口部(11)が補強される。これにより、カバー(5)の周壁(5a)の先端開口部(11)の変形や破壊が抑制され、カバー(5)の不正な抜き取りを防止することができる。
図1(A)に示すように、小径部(10)は円筒形である。
カラー(7)をカバー(5)の周壁(5a)の開口部(11)に締まり嵌めで内嵌するには、ロックナット(4)の小径部(10)にカラー(7)を外嵌した状態で、袋ナット(19)にカバー(5)を外嵌し、カバー(5)の周壁(5a)の開口部(11)を、カラー(7)の外周に圧入すればよい。
第1ガスケット(42)はロックナット(4)の小径部(10)とボルト取付壁(2)の間、及びカラー(7)とボルト取付壁(2)の間に挟まれている。
図1(E)(F)はロックナット(4)の変形例を示す。
この変形例では、ロックナット(4)のレンチ係合部(9)は、レンチ係合面(16)と、隣り合うレンチ係合面(16)(16)の境界に形成された面取り部(17)を備えている。
このため、この変形例では、面取り部(17)の除肉の分だけ、カバー(5)の内径を小さくでき、その分だけカバー(5)の周壁(5a)の肉厚を増加させ、その剛性を高めることができる。これにより、カバー(5)の周壁(5a)の変形や破壊が抑制され、カバー(5)の不正な抜き取りを防止することができる。
図1(E)(F)に示すように、ロックナット(4)にこのような変形例を用いた場合には、袋ナット(19)も同様に、隣り合うレンチ係合面(61)(61)の境界に面取り部(62)を形成したものを用いる。
図1(A)に示すように、カバー(5)の周壁(5a)のボルト取付壁(2)から離れた側の端を基端として、カバー(5)の周壁(5a)の基端に端壁(26)を備えている。
このため、カバー(5)の周壁(5a)の基端部が端壁(26)で補強され、その基端部の変形や破壊が抑制され、カバー(5)の不正な抜き取りを防止することができる。
本発明の実施形態の内容は以上の通りであるが、本発明は上記実施例のように、調節ボルトで燃料噴射ポンプの燃料噴射量を調節する燃料調節ボルト付きディーゼルエンジンに限定されるものではない。
例えば、調節ボルトで油圧ポンプのオイル吐出量を調節する油量調節ボルト付き油圧ポンプ等、各種の調節ボルト付き油圧機器や調節ボルト付きエンジンに用いることもできる。
(1) メネジ孔
(2) ボルト取付壁
(3) 調節ボルト
(4) ロックナット
(5) カバー
(5a) 周壁
(6) 抜け止め部
(7) カラー
(8) カラー係止部
(9) レンチ係合部
(10) 小径部
(11) 先端開口部
(12) 環状面
(13) 先端開口縁
(14) フランジ
(14a) 折り返し部
(16) レンチ係合面
(17) 面取り部
(18) 工具係合部
(19) 袋ナット
(26) 端壁

Claims (4)

  1. メネジ孔(1)が形成されたボルト取付壁(2)と、
    メネジ孔(1)にネジ嵌合され、ボルト取付壁(2)に取り付けられた調節ボルト(3)と、
    調節ボルト(3)にネジ嵌合されたロックナット(4)と、
    ロックナット(4)に回転可能に外嵌されたカバー(5)と、
    カバー(5)を抜け止めする抜け止め部(6)を備えた、調節ボルト付き機器において、
    抜け止め部(6)は、
    カバー(5)の周壁(5a)に締まり嵌めで内嵌されたカラー(7)と、
    調節ボルト(3)に支持されたカラー係止部(8)を備え、
    ボルト取付壁(2)から離れる向きにロックナット(4)から抜き取られようとするカバー(5)が、カラー(7)を介してカラー係止部(8)に係止されるように構成され、
    カラー(7)は、その径方向外向きに突出したフランジ(14)を備え、
    カバー(5)の周壁(5a)のボルト取付壁(2)側の端を先端として、
    カバー(5)の周壁(5a)の先端開口縁(13)は、フランジ(14)に当接され、
    カラー(7)のフランジ(14)は、その外周縁部に、カバー(5)の周壁(5a)の先端開口部(11)の外周面に沿って折り返された折り返し部(14a)を備えている、ことを特徴とする調節ボルト付き機器。
  2. 請求項1に記載された調節ボルト付き機器において、
    ロックナット(4)は、
    レンチ係合部(9)と、
    レンチ係合部(9)よりも小径で、レンチ係合部(9)よりもボルト取付壁(2)寄りの小径部(10)を備え、
    カラー(7)は、上記小径部(10)に回転可能に外嵌され、カバー(5)の周壁(5a)の先端開口部(11)に締まり嵌めで内嵌され、
    カラー係止部(8)は、レンチ係合部(9)の外周面と上記小径部(10)の外周面の間に形成され、カラー(7)と対向するロックナット(4)の環状面(12)で構成されている、ことを特徴とする調節ボルト付き機器。
  3. 請求項1または請求項2に記載された調節ボルト付き機器において、
    ロックナット(4)のレンチ係合部(9)は、
    レンチ係合面(16)と、
    隣り合うレンチ係合面(16)(16)の境界に形成された面取り部(17)を備えている、ことを特徴とする調節ボルト付き機器。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載された調節ボルト付き機器において、
    カバー(5)の周壁(5a)のボルト取付壁(2)から離れた側の端を基端として、
    カバー(5)の周壁(5a)の基端に端壁(26)を備えている、ことを特徴とする調節ボルト付き機器。
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