JP6429194B2 - 洗浄装置及び洗浄方法 - Google Patents
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Description
洗浄分野では、微細気泡の気液界面に汚れが吸着する性質を応用している。特に、気泡の直径が100μm以下の微細気泡には、洗浄効果が高いとされる。従って、微細気泡による洗浄では、100μm以下の微細気泡を、高密度に発生させる必要がある。
本発明は、斯かる従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的は、電磁弁閉時間を長くしたとしても洗浄に有効な100μm以下の微細気泡を多く発生させることができる洗浄装置及び洗浄方法を提供することに在る。
図1に示す、本発明の実施の形態1による洗浄装置において、槽1の側面には、水を出し入れするための浴槽アダプタ2が設置される。槽1は、液体を排出するための排水口16を備えている。浴槽アダプタ2には、ポンプ3とエジェクタ5が取り付けられた水配管4が接続されている。エジェクタ5の吸気部11には、弁6と吸気室8が取り付けられた吸気管7が接続されている。吸気管7の吸気部11とは反対側の気体導入端部には電磁弁10が接続されている。吸気室8には圧力計9が接続されている。弁6は、エジェクタ5の吸気部11が所定の圧力以下に減圧されると開く安全弁、又は吸気部11からの気体の逆流を防ぐ逆止弁である。なお、配管4は、ポンプ3によって水を循環させるが、ポンプ4を用いずに外部から供給するものでもよい。
図2は、本発明で使用される微細気泡を発生させるためのエジェクタ5の概略構成と動作原理を示す。図3は、図2に示すエジェクタ5の狭窄部21の圧力変動を示す。図4は、本発明の実施の形態1におけるエジェクタ5への気体の吸気流量の変化を示す。また、図5は、吸気室8の内部の圧力変化を示す。
図2に示すように、エジェクタ5は、管路20に、狭窄部21と、液体22の流入口23及び流出口24と、気体25が注入される気体吸気口26とを有する。気体吸気口26は、図1に示す吸気部11に接続されている。なお、エジェクタ5において、狭窄部21は気液混合を行う気液混合部でもあるが、以下の説明では、エジェクタ5全体が気液混合部を指称するものとし、狭窄部21とは分けて指称する。
本発明の洗浄装置は、このような微細気泡表面が持つ吸着作用を利用して、ポンプ3により微細気泡を含む液体を循環させて、風呂配管内面や浴槽壁面等に付着する汚れを除去するものである。
その結果、吸気部11からの吸気量は、図4の実線で示す本発明の例のように、電磁弁10を開けた時に、点線で示す従来例の間欠吸気よりも、瞬間的に増大し、微細気泡の数が増大する。
このとき、必要な吸気室8の空間容積は、使用するエジェクタ5の種類や液体の種類、使用環境等により変化し、エジェクタ5の連続吸気流量、及びエジェクタ5の流入口23と流出口24の差圧で決定される。
V=a×(PE/P0)[L] ・・・・・・式(1)
V=(a/60)×10−3×(PE/P0)
=1.67×a×PE×10−6[m3] ・・・・・・式(2)
従って、吸気室8は1.67×a×PE×10−6[m3]以上の空間容積を必要とする。なお、この空間容積Vは、電磁弁10が閉じている間も吸気量が0にならない値であることは言うまでもない。
ここで、電磁弁10の開時間をtO秒、閉時間をtC秒とする。図5に示すように、電磁弁10を或る時刻で閉じ、この時を経過時間t=0秒とする。連続して電磁弁10を閉じ続けた場合、吸気室8内の圧力Aは経過時間とともに低下し続け、吸気室8の飽和値Pcに漸近する。この飽和値PCは、使用するエジェクタ5の種類や液体の種類、使用環境等により変化する。
以上のように、電磁弁10は開時間をtO秒、閉時間をtC秒として設定し、繰り返し開閉(間欠)動作を行う。
本発明の構成では、図4に示したように、電磁弁10が閉じている間も、吸気室8に残留する気体がエジェクタ5の吸気部11より吸気され続ける。そのため、電磁弁10の閉時間においても、狭窄部21より微細気泡が発生し続ける。
図9に、工業用や産業用等の部品等の洗浄する場合の構成図を示す。図示のように、洗浄物18を洗浄する場合は、洗浄物18を槽1内に設置する。
このように、添加剤や洗浄剤を併用することで、洗浄に有効な100μm以下の微細気泡が増加するため、工業用や産業用等の部品等の洗浄にも適用することができる。
図11に示す本実施の形態2による洗浄装置では、実施の形態1で示した、ポンプ3とエジェクタ5との間の水配管4に流路切換弁212を設置し、この流路切換弁212には、更に、実施の形態1と同様の構成が直列的に接続されている。
図示のように、洗浄(ステップS201)と、リンス洗浄、すなわちすすぎ洗浄(ステップS202)とを有している。洗浄(ステップS201)では、実施の形態1と同様の動作をする。すなわち、ポンプ3により流路214にて液体を循環させて、エジェクタ5で微細気泡を発生させて洗浄する。
従って、エジェクタ205で微細気泡化された水は、エジェクタ5へ送られて更に微細気泡化された後、槽1に送られることとなる。また、水配管4への水は、水配管4及びポンプ3を経由することにより、これらを洗浄して槽1に送られることになる。
本実施の形態は、槽1内の洗浄物18をすすぎ洗浄する効果がある。また、槽1、浴槽アダプタ2、ポンプ3、水配管4、及びエジェクタ5をすすぎ洗浄する効果もある。
また、本実施の形態でも、実施の形態1と同様に、超音波や噴流パイプ、洗浄物18の揺動追加等により、すすぎ洗浄の洗浄力を向上することができる。
図13は、本実施の形態3による洗浄装置の構成を示す概略図である。実施の形態2における、吸気室8と吸気室208、圧力計9と圧力計209、並びに電磁弁10と電磁弁210をそれぞれ実施の形態1の構成に統合したものである。
本実施の形態における、吸気室308の空間容積は、実施の形態1における吸気室8と同様の方法で決定される。すなわち、吸気室308の空間容積は、エジェクタ5又はエジェクタ205の連続吸気量と、エジェクタ5又は205の入出力差圧とにより決定される。
実施の形態3におけるフローチャートは、実施の形態2と同様である(図12参照)。洗浄(ステップS201)、及びすすぎ洗浄(ステップS202)では、電磁弁310の開閉により、エジェクタ5及びエジェクタ205にて微細気泡を発生させる。本実施の形態において、電磁弁310は、実施の形態1における電磁弁10と同様の動作をする。すなわち、吸気室308の内部の圧力により、電磁弁310の開時間と閉時間(デューティ比)が決定される。
図14は、本実施の形態4による洗浄装置の構成を示す概略図である。実施の形態3における吸気室308を取り去り、弁6及び弁206が吸気管407に共通接続されるとともに、吸気管407は電磁弁410に接続されるように分岐構造になっている。吸気管407には圧力計409が接続されている。
Claims (15)
- 気体を導入するための吸気管と、
前記吸気管の、前記気体を導入する端部に取り付けられて前記気体を間欠的な吸気量に制御する制御部と、
前記吸気管において、前記制御部の後段に設けられた、設定値以上の空間容積を有する吸気室と、
配管からの液体に前記吸気室からの気体を注入して微細気泡を発生させる気液混合部と
を備えた
洗浄装置。 - 前記吸気管、前記制御部、前記吸気室、及び前記気液混合部それぞれに対応して同じ構成の別の吸気管、制御部、吸気室、及び気液混合部をさらに備え、
二つの前記気液混合部同士を前記配管で接続し、
前記配管中に、前記液体を接断可能な流路切換部を設けた
請求項1に記載の洗浄装置。 - 前記気液混合部に対応して同じ構成の別の気液混合部及び吸気管をさらに備え、
二つの前記気液混合部同士を前記配管で接続し、
前記配管中に、前記液体を接断可能な流路切換部を設け、
前記制御部を、前記吸気室を経由して、二つの前記吸気管に接続した
請求項1に記載の洗浄装置。 - 前記気液混合部に対応して同じ構成の別の気液混合部及び吸気管をさらに備え、
二つの前記吸気管で前記吸気室の空間容積に相当し、
二つの前記気液混合部同士を前記配管で接続し、
前記配管中に、前記液体を接断可能な流路切換部を設け、
前記制御部を、二つの前記吸気管に共通接続した
請求項1に記載の洗浄装置。 - 前記気液混合部がエジェクタである
請求項1から4のいずれか一項に記載の洗浄装置。 - 前記制御部が電磁弁である
請求項1から4のいずれか一項に記載の洗浄装置。 - 前記吸気室の空間容積は、前記吸気管の連続吸気流量と、及び前記気液混合部の狭窄部における流入口と流出口の差圧とで決定されるとともに前記電磁弁が閉じている間も前記吸気量が0にならない値である
請求項6に記載の洗浄装置。 - 前記電磁弁を、設定されたデューティ比で開閉することにより前記間欠的な吸気量とする
請求項6に記載の洗浄装置。 - 前記デューティ比は、0.75より小さい
請求項8に記載の洗浄装置。 - 前記電磁弁の閉時間は、前記吸気室の内部圧力で決定される
請求項8又は9に記載の洗浄装置。 - 吸気管に導入される気体を間欠的な吸気量に制御し、
前記間欠的な吸気量の気体を、前記吸気管に挿入され設定値以上の空間容積を有する吸気室へ導入し、
前記吸気室から出力された前記気体を気液混合部において配管からの液体に注入することにより微細気泡を発生させる
洗浄方法。 - 前記吸気室の空間容積は、前記吸気管の連続吸気流量と、及び前記気液混合部の狭窄部における流入口と流出口の差圧とで決定されるとともに前記間欠的な吸気量に制御する電磁弁が閉じている間も前記吸気量が0にならない値である
請求項11に記載の洗浄方法。 - 電磁弁を、設定されたデューティ比で開閉することにより前記間欠的な吸気量とする
請求項11に記載の洗浄方法。 - 前記デューティ比は、0.75より小さい
請求項13に記載の洗浄方法。 - 前電磁弁の閉時間は、前記吸気室の内部圧力で決定される
請求項13又は14に記載の洗浄方法。
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