JP6428254B2 - 押出プレスのシャー装置及び制御方法 - Google Patents
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コンテナをダイスより離間させてビレットの残部であるディスカードをダイスの前面で切
断して押出製品部より切り離す押出プレスのシャー装置及び制御方法に関する。
ンテナ側に設けたフレームに、ディスカード切断用のシャーシリンダが下方に向けて取り
付けられていて、シャーシリンダのピストンロッド下端部にシャースライドを介してシ
ャー刃が設けられた構成となっている。
そのためシャー装置全体の高さが高くなり、建屋の高さ等を高くする必要があった。
さらに駆動装置が油圧シリンダの押出プレスではシャー刃がついたシャースライドとシャーガイドとシャーフレームの上に更に油圧シリンダが取り付けられており、シリンダロッドの長さを含めると相当な高さになっていた。
従来の押出プレスでは、電動式のシャー装置は駆動手段に長い1本のボールねじが使用されており、さらにボールねじを駆動するモータはボールねじの上側に配置されていた。
そのためシャー装置全体の高さが高くなり、建屋の高さ等を高くする必要があった。
サーボモータをボールねじの横に配置し、サーボモータとボールねじは伝達部品でサーボモータの駆動軸とボールねじの端面を繋ぎ、ボールねじに螺合されたボールナットをスライドブロックに取り付け、
スライドブロックとピン構造で連結したシャースライドに取り付けられたシャー刃が、ダイスと摺動自在となるようにした。
スライドブロックとピン構造で連結したシャースライドに取り付けられたシャー刃が、ダイスと摺動自在となるように構成されたディスカードを切断する押出プレスのシャー装置において、
伝達部品の異常を検知したら前記電磁ブレーキをかけてシャー装置を止めるようにした。
ボールねじ端面に電磁ブレーキを取付けることにより、サーボモータとボールねじの伝達部品が破断した場合でも、シャースライドが落下することがないため、安全性が保たれる。
油圧式駆動をやめて、電動で駆動する為、油漏れの心配がなく、運転時、メンテナンス時の火災リスクを軽減することができる。
油圧機器と油の量を削減することができ、省資源、省エネに貢献できる。
ン、12はダイスタック、13はダイブロック、14はダイブロック13の背面と直角な
水平方向への移動をガイドするガイド部材、15はダイスタック12からの押圧力を受け
るエンドプラテン内のプレッシャーリングである。プレッシャーリング15とエンドプラ
テン11の中心部には、ダイスタック12から押出される製品が通る穴が設けられている
。なお、ダイスタック12は図示しない複数の部品で構成されている。
ャーフレーム35を取り付け、シャーフレーム35の一部には軸34によって、シャーガイド36を、押出及び反押出方向に回転自在に取り付けた。符号38はディスカードを切断するシャー刃で、符号37はシャースライドである。シャー刃38はシャースライド37に取り付けられ、シャー刃38とシャースライド37との間には、ダイスタック12の切断面とシャー刃38との隙間を調整する図示はしていないが、シムがある。また、符号10はビレットを挿入するコンテナである。
13により構成されるダイカセットをプラテン方向に押し付けることにより、プレッシャ
ーリング15とホースシュー17とで水平方向の移動が規制される。前記機構では、水平
方向アーム52を介してダイスタック水平固定用シリンダ51でダイスタック12をエン
ドプラテン11に固定する。
又、同時に図示しない垂直ダイクランプの押し付けによりダイスタック12を垂直方向にも固定することができる。垂直ダイクランプはダイスタック垂直固定用シリンダにより動作する。
2の熱膨張等による厚み変動があった場合でも、常にダイスタック12を強固にエンドプ
ラテン11の前面に固定することができる構成となっている。
図1に示すように、シャーガイド36の下端ダイスタック側面は、シャースライドの揺
動シリンダ39によりホースシュー17のコンテナ側端面を押圧する。
この固定により、ホースシュー17とダイスタック12のシャー面側の相対位置は常に
一定にすることができると共に、押出後のディスカード切断中でもこの水平方向の押し付
けと垂直方向の押し付けによりダイスタック12は動くことなく常に同じ位置を維持でき
る。
本発明では、サーボモータ21はボールねじ22の横に配置している構成になっているので、サーボモータ21の姿勢は上下反対に限るものではない。
スライドブロック28とシャーフレーム35との間にはリニアガイドが取り付けてありスライドブロック28がリニアガイド31に沿ってスムーズに上下動するような構成になっている。
この構成であると、サーボモータ21はボールねじ22の横に取り付けてあるので、従来、ボールねじの上にサーボモータが取り付けられている構成に比べて、背の高さを大幅に低くできる。
これによりシャー刃38はダイスタック12との距離を適正にとれるものである。
電磁ブレーキ23は電気によって作動し、電気が入ったときは開放で、電気が切れた場合にブレーキがかかるようになっている。
立面図と側面図と正面図を見ると1台のサーボモータ121が鉛直下向きにシャーフレーム135に取り付けられている。サーボモータ121のプーリa124と2個のプーリc152は伝達部品126、例えばタイミングベルトで連結されている。さらには、2個のプーリc152と2本のボールねじ122の2個のプーリb125はそれぞれ伝達部品101、例えばタイミングベルトによって連結されている。このような構成でサーボモータ121は2本のボールねじ122の同期を取って駆動することができる。
その結果2個のボールねじナット127が取り付けてあるスライドブロック128をリニアガイド131に沿って上下に駆動することによりシャー刃138を上下に移動することが出来る。
立面図と側面図と正面図を見ると2台のサーボモータ221が鉛直下向きにシャーフレーム235に取り付けられている。サーボモータ221のプーリa224と2個のプーリc252は伝達部品226、例えばタイミングベルトで連結されている。さらには、2個のプーリc252と2本のボールねじ222の2個のプーリb225はそれぞれ伝達部品201、例えばタイミングベルトによって連結されている。このような構成でサーボモータ221は2本のボールねじ222の同期を取って駆動することができる。
また、サーボモータ221のエンコーダの位置を検出して、同期をとる方法、あるいは、2台のサーボモータ221の1台を主、2台目を従にして、主としているサーボモータのトルクを検知して従のサーボモータのトルクを合わせるという方法がある。
その結果2個のボールねじナット227が取り付けてあるスライドブロック228をリニアガイド231に沿って上下に駆動することによりシャー刃238を上下に移動することが出来る。
ボールナット2個は1個のスライドブロックに取りついている。2台のサーボモータは、伝達部品、例えばタイミングベルトによって同期をとる。または、サーボモータの電流制御によって同期をとることになる。
従来のシャー装置と比べてシャー刃のストロークは同じであるが、装置の高さを大幅に低くできるため、建屋を低くできる。
ボールねじ端面に電磁ブレーキを取付けることにより、サーボモータとボールねじの伝達部品が破断した場合でも、シャースライドが落下することがないため、安全性が保たれる。
油圧式駆動をやめて、電動で駆動する為、油漏れの心配がなく、運転時、メンテナンス時の火災リスクを軽減することができる。
油圧機器と油の量を削減することができ、省資源、省エネに貢献できる。
12 ダイスタック
13 ダイブロック
14 ガイド部材
17 ホースシュー
20 シャー装置
21 サーボモータ
22 ボールねじ
23 電磁ブレーキ
24 プーリ1
25 プーリ2
26 ベルト
27 ボールねじナット
28 スライドブロック
31 リニアガイド
33 ピン1
34 ピン2
36 シャーガイド
37 シャーフレーム
38 シャー刃
39 シャースライド搖動シリンダ
Claims (8)
- ディスカードを切断する押出プレスのシャー装置において
サーボモータをボールねじの横に配置し、サーボモータとボールねじは伝達部品でサーボモータの駆動軸とボールねじの端面を繋ぎ、ボールねじに螺合されたボールナットをスライドブロックに取り付け、
スライドブロックとピン構造で連結したシャースライドに取り付けられたシャー刃が、ダイスと摺動自在となるように構成されたことを特徴とするディスカードを切断する押出プレスのシャー装置。 - 前記ボールねじが2本と、前記ボールナットが2個と、1台の前記サーボモータで構成され、ボールねじに螺合されたボールナットをスライドブロックに取り付け、サーボモータの駆動軸と2本のボールねじの端面を伝達部品で繋ぎ、1台のサーボモータで2本のボールねじを駆動することを特徴とする請求項1に記載の押出プレスのシャー装置。
- 前記ボールねじが2本と、前記ボールナットが2個と、前記サーボモータ2台で構成され、各ボールねじに螺合されたボールナットをスライドブロックに取り付け、各サーボモータの駆動軸とボールねじの端面を伝達部品で繋ぎ、2台のサーボモータで2本のボールねじを駆動することを特徴とする請求項1に記載の押出プレスのシャー装置。
- スライドブロックに、スライドブロックがスライドする方向にリニアガイドを設けたことを特徴とする請求項1に記載の押出プレスのシャー装置。
- ボールねじ端面に電磁ブレーキを配置したことを特徴とする請求項1に記載の押出プレスのシャー装置。
- サーボモータをボールねじの横に配置し、サーボモータとボールねじは伝達部品でサーボモータの駆動軸とボールねじの端面を繋ぎ、ボールねじに螺合されたボールナットをスライドブロックに取り付け、
スライドブロックとピン構造で連結したシャースライドに取り付けられたシャー刃が、ダイスと摺動自在となるように構成されたディスカードを切断する押出プレスのシャー装置において、
伝達部品の異常を検知したら前記電磁ブレーキをかけてシャー装置を止めることを特徴とした押出プレスのシャー制御方法。 - 前記伝達部品の異常はベルトの破断、ゆるみ又は、サーボモータの出力電流の異常であることを特徴とした請求項6に記載の押出プレスのシャー制御方法。
- 前記記載の請求項3において2台のサーボモータはサーボモータ同士をベルトで連結させるか、サーボモータのエンコーダの位置情報を監視することにより同期をとることを特徴とした押出プレスのシャー制御方法。
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