JP6425851B1 - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

比較部(22)は、計測されたバスライン(11)の電圧値の経時変化、前記電圧値の距離推移、バスライン(11)のインピーダンス値の経時変化及び前記インピーダンス値の距離推移のうちのいずれかである計測値と、正常時のバスライン(11)の電圧値の経時変化、前記電圧値の距離推移、バスライン(11)のインピーダンス値の経時変化及び前記インピーダンス値の距離推移のうちのいずれかである正常値とを比較し、計測値と正常値とを差異を抽出する。不正接続判定部(24)は、比較部(22)により抽出された計測値と正常値との差異を評価して、バスライン(11)に不正な機器が接続されているか否かを判定する。

Description

本発明は、バスラインに接続している機器の正当性を検証する技術に関する。
複数の機器がバスラインに接続するネットワークシステムが普及している。例えば、車載ネットワークとして普及しているCAN(Controller Area Network)は、バス型のネットワークである。バス型のネットワークシステムは、機器の後付けが容易である。このため、1つのバスラインに不特定多数の利用者がアクセス可能なユースケース(例えば、カーシェアリングなど)では、悪意ある利用者によってバスラインに不正な機器を接続される可能性がある。そして、バスラインに不正な機器が接続されると、不正な機器によって、例えば、バスライン上を流れる機密情報が盗聴される可能性、不正なデータがバスライン上の他の機器に送信される可能性がある。
なお、特許文献1では、ケーブル内の不具合箇所の位置を推定する技術が開示されている。
特開2007−333468号公報
特許文献1では、バスライン上に送信した高周波ステップ信号の反射特性を観測するTDR(Time Domain Reflectometry)という技術が示されており、本技術を用いることでケーブル内の不具合箇所の位置を推定する技術が開示されている。しかし、特許文献1の構成では、バスラインに不正な機器が接続されているかを判定することはできない。このため、現状、不正な機器がバスラインに接続されているかを判定するためには、管理者等が目視によりバスラインを確認する作業が必要であり、時間とコストを要するという課題がある。
本発明は、このような課題を解決することを主な目的とする。具体的には、本発明は、バスラインに不正な機器が接続されているか否かを効率的に判定できるようにすることを主な目的とする。
本発明に係る情報処理装置は、
計測されたバスラインの電圧値の経時変化、前記電圧値の距離推移、前記バスラインのインピーダンス値の経時変化及び前記インピーダンス値の距離推移のうちのいずれかである計測値と、正常時の前記バスラインの電圧値の経時変化、前記電圧値の距離推移、前記バスラインのインピーダンス値の経時変化及び前記インピーダンス値の距離推移のうちのいずれかである正常値とを比較し、前記計測値と前記正常値との差異を抽出する比較部と、
前記比較部により抽出された前記計測値と前記正常値との差異を評価して、前記バスラインに不正な機器が接続されているか否かを判定する不正接続判定部とを有する。
本発明によれば、バスラインに不正な機器が接続されているか否かを効率的に判定することができる。
実施の形態1に係る不正接続検知装置のハードウェア構成例を示す図。 実施の形態1に係る不正接続検知装置の機能構成例を示す図。 実施の形態2に係る不正接続検知装置のハードウェア構成例を示す図。 実施の形態2に係る不正接続検知装置の機能構成例を示す図。 実施の形態1に係る不正接続検知装置の全体処理を示すフローチャート。 実施の形態1に係る不正接続検知装置の波形取得処理を示すフローチャート。 実施の形態1に係る不正接続検知装置の比較処理を示すフローチャート。 実施の形態1に係る不正接続検知装置の不正接続判定処理を示すフローチャート。 実施の形態2に係る不正接続検知装置の全体処理を示すフローチャート。 実施の形態2に係る不正接続検知装置の比較処理を示すフローチャート。 実施の形態2に係る不正接続検知装置の正常波形取得処理を含む全体処理を示すフローチャート。 実施の形態2に係る不正接続検知装置の正常波形取得処理を示すフローチャート。 実施の形態1に係る正常波形の例を示す図。 実施の形態3に係る不正接続検知装置のハードウェア構成例を示す図。 実施の形態3に係る不正接続検知装置の機能構成例を示す図。 実施の形態4に係る不正接続検知装置のハードウェア構成例を示す図。 実施の形態4に係る不正接続検知装置の機能構成例を示す図。 実施の形態3に係る不正接続検知装置の全体処理を示すフローチャート。 実施の形態3に係る不正接続検知装置の波形取得処理を示すフローチャート。 実施の形態3に係る不正接続検知装置の比較処理を示すフローチャート。 実施の形態3に係る不正接続検知装置の不正接続判定処理を示すフローチャート。 実施の形態4に係る不正接続検知装置の全体処理を示すフローチャート。 実施の形態4に係る不正接続検知装置の比較処理を示すフローチャート。 実施の形態4に係る不正接続検知装置の正常特徴量取得処理を含む全体処理を示すフローチャート。 実施の形態4に係る不正接続検知装置の正常特徴量取得処理を示すフローチャート。 実施の形態5に係る有効波形判定部の構成例を示す図。 実施の形態5に係る有効波形判定部の動作の概要を示す図。 実施の形態5に係る有効波形判定部の動作の概要を示す図。 実施の形態5に係る評価基準の例を示す図。 実施の形態5に係る不正接続検知装置の有効波形判定処理を示すフローチャート。 実施の形態6に係る有効波形判定部の構成例を示す図。 実施の形態6に係る有効波形判定部の動作の概要を示す図。 実施の形態6に係る不正接続検知装置の有効波形判定処理を示すフローチャート。 実施の形態6に係る不正接続検知装置の有効波形判定処理を示すフローチャート。 実施の形態7に係る有効波形判定部の構成例を示す図。 実施の形態7に係る有効波形判定部の動作の概要を示す図。 実施の形態7に係る不正接続検知装置の有効波形判定処理を示すフローチャート。 実施の形態8に係る有効波形判定部の動作の概要を示す図。 実施の形態8に係る不正接続検知装置の有効波形判定処理を示すフローチャート。 実施の形態9に係る有効波形判定部の動作の概要を示す図。 実施の形態9に係る不正接続検知装置の有効波形判定処理を示すフローチャート。 実施の形態10に係る波形面積の算出式を示す図。 実施の形態10に係る取得波形での波形面積の例を示す図。 実施の形態11に係る不正接続判定部の動作の概要を示す図。 実施の形態12に係る不正接続判定基準の例を示す図。 実施の形態12に係る不正接続検知装置の不正接続判定処理を示すフローチャート。 実施の形態12に係る差分波形、閾値及び上限幅の例を示す図。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。以下の実施の形態の説明及び図面において、同一の符号を付したものは、同一の部分または相当する部分を示す。
実施の形態1.
***構成の説明***
図1は、実施の形態に係る不正接続検知装置1のハードウェア構成例を示す。
不正接続検知装置1は、バスライン11に接続されている。
バスライン11は、例えば、CAN(Contoroller Area Network)、LIN(Local Interconnect Network)、Ethernet(登録商標)等のバスネットワークである。
バスライン11には、n個の機器12が接続されている。当該n個の機器12は、バスライン11に接続することが許可されている機器であり、正当な機器である。
不正接続検知装置1は、バスライン11に不正な機器が接続されているか否かを判定する。
不正な機器とは、バスライン11に接続することが許可されていない機器である。本実施の形態では、図1に示すn個の正当な機器以外はバスライン11に接続することが許可されてないものとする。このため、n個の正当な機器12以外の機器がバスライン11に接続されている場合は、不正接続検知装置1は、不正な機器がバスライン11に接続されていると判定する。また、いずれかの機器12に代えて新たな機器がバスライン11に接続されている場合も、不正接続検知装置1は、不正な機器がバスライン11に接続されていると判定する。また、いずれかの機器12内の通信IC(Integrated Circuit)が別の通信ICに置き換えられている場合も、バスライン11は、不正な機器がバスライン11に接続されていると判定する。
なお、不正接続検知装置1は情報処理装置に相当する。また、不正接続検知装置1で行われる処理は、情報処理方法及び情報処理プログラムに相当する。
不正接続検知装置1は、コンピュータである。
不正接続検知装置1は、ハードウェアとして、記憶装置2、プロセッサ3、電圧センサ4を備える。
記憶装置2には、図2を参照して後述する比較部22、不正接続判定部24及び判定結果通知部26の機能を実現するプログラムが記憶されている。
そして、プロセッサ3がこれらプログラムを実行して、比較部22、不正接続判定部24及び判定結果通知部26の動作を行う。
また、記憶装置2には、図2を参照して後述する正常波形23及び不正接続判定基準25が格納されている。
電圧センサ4はバスライン11に接続されている。電圧センサ4は、バスライン11の電圧値を計測する。電圧センサ4は、サンプラ回路、コンパレータ、A/D(Analog/Digital)変換器等である。電圧センサ4は、図2を参照して後述する波形取得部21を実現する。
図2は、本実施の形態に係る不正接続検知装置1の機能構成例を示す。
不正接続検知装置1は、波形取得部21、比較部22、不正接続判定部24、判定結果通知部26で構成される。
波形取得部21は、前述したように、電圧センサ4で実現される。
また、前述したように、比較部22、不正接続判定部24及び判定結果通知部26はプログラムで実現される。そして、プロセッサ3がこれらプログラムを実行して、比較部22、不正接続判定部24及び判定結果通知部26の動作を行う。図2では、プロセッサ3が比較部22、不正接続判定部24及び判定結果通知部26の機能を実現するプログラムを実行している状態を模式的に表している。
波形取得部21は、バスライン11の電圧値を計測する。また、波形取得部21は、バスライン11の電圧値の経時変化を表す波形を取得波形として比較部22に出力する。
波形取得部21は計測部に相当する。
比較部22は、記憶装置2から正常波形23を取得する。また、比較部22は、波形取得部21から出力された取得波形と正常波形23とを比較する。そして、比較部22は、比較結果を不正接続判定部24に出力する。
正常波形23は、正常時のバスライン11の電圧値の経時変化を表す波形である。正常とは、バスライン11にn個の正当な機器12のみが接続されている状態である。
つまり、比較部22は、波形取得部21の計測値である、バスライン11の電圧値の経時変化と、正常値である、正常時のバスライン11の電圧値の経時変化とを比較する。
比較部22により行われる動作は、比較処理に相当する。
不正接続判定部24は、不正接続判定基準25を取得する。不正接続判定基準25には、正常波形23と取得波形との差異の閾値が示される。不正接続判定部24は、比較部22から出力された比較結果と不正接続判定基準25とを比較する。比較結果に示される取得波形と正常波形23との差異が不正接続判定基準25以内であれば、不正接続判定部24は、バスライン11には不正な機器が接続されていないと判定する。一方、比較結果に示される取得波形と正常波形23との差異が不正接続判定基準25を超えていれば、不正接続判定部24は、バスライン11には不正な機器が接続されていると判定する。
このように、不正接続判定部24は、比較部22により抽出された取得波形と正常波形23との差異を評価して、バスライン11に不正な機器が接続されているか否かを判定する。
バスライン11に不正な機器が接続されていると、不正な機器が接続されている部分の特性インピーダンスが変化し、TDRの技術によって特性インピーダンスの変化が波形変化として観測できる。不正接続判定部24は、観測される波形変化の有無や変化量からバスライン11に不正な機器が接続されているか否かを判定する。
不正接続判定部24は、不正な機器の接続有無の判定結果を判定結果通知部26に出力する。
不正接続判定部24により行われる動作は、不正接続判定処理に相当する。
判定結果通知部26は、不正接続判定部24の判定結果を、不正接続検知装置1のユーザに通知する。判定結果通知部26は、例えば、不正な機器がバスライン11に接続されている旨の判定結果が得られた場合は、アラームを発行する。
図13は、正常波形23の例を示す。
本実施の形態では、比較部22は、図13に示すように、電圧値の経時変化を表す正常波形23を取得波形と比較するが、比較部22は、正常波形23の代わりに、単に特定の電圧値を示すスカラー値と取得波形とを比較するようにしてもよい。
また、比較部22が電圧値の波形の代わりにインピーダンス値の波形を比較対象としてもよい。この場合は、波形取得部21は、計測された電圧値を印加電圧値に基づいてインピーダンス値に変換する機能を有する。また、経過時間をバスライン11の長さ方向に変換してもよい。この場合は、波形取得部21は、計測ポイントにおける経過時間を伝送路遅延時間から長さ方向に変換する機能を有する。そして、比較部22は、正常時におけるバスライン11のインピーダンス値の経時変化、長さ方向での電圧値またはインピーダンス値の距離推移が示される波形と、波形取得部21での変換により得られた波形とを比較する。
***動作の説明***
本実施の形態に係る不正接続検知装置1の動作フローを図5、図6、図7及び図8を参照して説明する。
不正接続検知装置1に対してユーザから実行指示があると、波形取得部21が波形取得処理(ステップS101)を開始する。
波形取得処理の詳細を、図6を用いて説明する。
波形取得処理では、波形取得部21は、バスライン11の電圧値の取得を、規定時間が経過するまで、または波形取得停止要求を受信するまで繰り返し実行する(ステップS1011、1012)。
波形取得部21による波形取得処理が完了すると、比較部22が比較処理(ステップS102)を開始する。
比較処理の詳細を、図7を用いて説明する。
比較処理では、比較部22は、先ず、正常波形23を記憶装置2から取得する(ステップS1021)。次に、比較部22は、正常波形23と取得波形とを比較する(ステップS1022)。比較部22は、例えば、正常波形23と取得波形との比較として、正常波形23と取得波形との距離を求めることできる。例えば、比較部22は、距離として、ユークリッド距離やDTW(Dynamic Time Warping)距離を求める。または、比較方法として、波形の各サンプルポイントの差分を求め、差分波形を求めることができる。
比較部22による比較処理が完了すると、不正接続判定部24が不正接続判定処理(ステップS103)を開始する。
不正接続判定処理の詳細を、図8を用いて説明する。
不正接続判定処理では、不正接続判定部24は、記憶装置2から不正接続判定基準25を取得する(ステップS1031)。次に、不正接続判定部24は、比較部22の比較結果に示される正常波形23と取得波形との差異が不正接続判定基準25以内であるか否かを判定する(ステップS1032)。
正常波形23と取得波形との差異が不正接続判定基準25以内であれば、不正接続判定部24は、バスライン11に不正な機器が接続していないと判定する。一方、正常波形23と取得波形との差異が不正接続判定基準25を超えていれば、不正接続判定部24は、バスライン11に不正な機器が接続されていると判定する。
不正接続判定部24による不正接続判定処理が完了すると、判定結果通知部26が不正接続判定部24の判定結果を不正接続検知装置1のユーザ又は外部装置に通知する(ステップS104)。
***実施の形態の効果の説明***
以上、本実施の形態では、不正接続検知装置1は、バスライン11の電圧値又はインピーダンス値を計測し、計測した電圧値又はインピーダンス値である計測値と、正常時のバスラインの電圧値又はインピーダンス値である正常値とを比較する。そして、不正接続検知装置1は、計測値と正常値との差異を評価して、バスライン11に不正な機器が接続されているか否かを判定する。このため、ユーザが目視にて不正な機器の接続を確認する作業が不要になり、効率的に不正な機器の接続有無を判定することができる。
実施の形態2.
本実施の形態では、主に実施の形態1との差異を説明する。以下で説明していない事項は、実施の形態1と同じである。
図3は、本実施の形態に係る不正接続検知装置1のハードウェア構成例を示す。
図3では、図1と比較して、送信器105と温度センサ106が追加されている。送信器105と温度センサ106以外の要素は、図1に示したものと同じであるため、説明を省略する。
送信器105は、プロセッサ3からの指示に従って、バスライン11に信号を送信する。
温度センサ106は、バスライン11の周囲の温度を計測する。
図4は、本実施の形態に係る不正接続検知装置1の機能構成例を示す。
図4では、図2と比較して、信号送信部127、有効波形判定部128、正常波形取得部129、温度計測部130及び平均化処理部131が追加されている。
信号送信部127、有効波形判定部128、正常波形取得部129、温度計測部130及び平均化処理部131以外の要素は、図2に示したものと同じであるため、説明を省略する。
信号送信部127は、図3に示した送信器105で実現される。温度計測部130は、図3に示した温度センサ106で実現される。有効波形判定部128、正常波形取得部129及び平均化処理部131は、プログラムで実現され、当該プログラムはプロセッサ3により実行される。
信号送信部127は、バスライン11に、高周波ステップ電気信号又はパルス電気信号を送信する。本実施の形態では、波形取得部21は、信号送信部127により送信された高周波ステップ電気信号又はパルス電気信号の反射特性を観測してバスライン11の電圧値の経時変化を計測する。
波形取得部21は、波形取得の開始タイミング及び終了タイミングを精度よく設定することができ、省メモリ化、処理の高速化が期待できる。
また、本実施の形態では、判定結果通知部26は、信号送信部127からバスライン11に高周波ステップ電気信号又はパルス電気信号を送信させて、バスライン11に判定結果を通知してもよい。
有効波形判定部128は、波形取得部21によって取得された取得波形が、不正接続判定部24の判定に適した有効な波形であるか否かを判定する。例えば、有効波形判定部128は、取得波形にインパルスノイズが含まれているか否かを判定する。そして、有効波形判定部128は、取得波形にインパルスノイズが含まれていない場合のみ、取得波形を平均化処理部131に出力する。有効波形判定部128がインパルスノイズが含まれる取得波形を除外することにより、不正接続判定処理においてインパルスノイズの影響を低減することができ、精度よく不正な機器の接続を検知することができる。
有効波形判定部128は、ノイズ判定部に相当する。
正常波形取得部129は、正常時に波形取得部21によって取得され、有効波形判定部128によって有効な波形と判定された取得波形を正常波形23として記憶装置2に格納する。正常とは、前述したように、バスライン11にn個の正当な機器12のみが接続されている状態である。正常波形取得部129が正常波形23を取得することで、高精度に不正な機器の接続を検知することができる。
なお、正常波形取得部129は、後述する平均化処理部131による平均化処理を経た後の取得波形を正常波形23として記憶装置2に格納してもよいし、平均化処理部131による平均化処理を経ていない取得波形を正常波形23として記憶装置2に格納してもよい。図3では、正常波形取得部129が平均化処理部131による平均化処理を経た後の取得波形を正常波形23として記憶装置2に格納する例を示している。
温度計測部130は、バスライン11の周囲の温度を計測し、計測結果を比較部22に出力する。また、温度計測部130は、計測結果を正常波形取得部129にも出力する。正常波形取得部129は、正常波形23と当該正常波形23が取得された際に温度計測部130で計測された温度の温度レベルとを関連付けて記憶装置2に格納する。この結果、記憶装置2には複数の温度レベルと関連付けられた複数の正常波形23が格納される。比較部22は、波形取得部21による取得波形の取得時の温度に対応する温度レベルと関連付けられた正常波形23を選択する。そして、比較部22は、選択した正常波形23を記憶装置2から取得する。このため、不正接続判定部24は、バスライン11の周囲温度に応じて、精度よく不正な機器の接続を検知することができる。
平均化処理部131は、取得波形を平均化する平均化処理を行う。つまり、平均化処理部131は、波形取得部21によって取得され、有効波形判定部128により有効と判定された複数の取得波形から、平均波形を算出する。平均化処理部131は、例えば、複数の取得波形を重ね合わせ、平均波形を求める。平均化処理部131は、平均波形を比較部22に出力する。比較部22は、平均化処理部131により得られた平均波形と正常波形23とを比較する。これにより、不正接続判定部24は、バスライン11の電圧に作用するノイズの影響を低減することができ、精度よく不正な機器の接続を検知することができる。
また、平均化処理部131は、平均波形を正常波形取得部129に出力する。正常波形取得部129は、前述したように、平均波形を正常波形23として記憶装置2に格納する。
***動作の説明***
本実施の形態に係る不正接続検知装置1の動作フローを図9及び図10を参照して説明する。
先ず、温度計測部130が温度計測処理を行う(ステップS151)。つまり、温度計測部130は、バスライン11の周囲の温度を計測する。温度計測部130は、計測した温度を比較部22に通知する。
次に、信号送信部127が信号送信処理を行う(ステップS152)。つまり、信号送信部127は、バスライン11に高周波ステップ電気信号又はパルス電気信号を送信する。
次に、波形取得部21が波形取得処理を行う(ステップS101)。波形取得処理の詳細は、実施の形態1で説明した通りである。
次に、有効波形判定部128が有効波形判定処理を行う(ステップS153)。つまり、有効波形判定部128は、取得波形にインパルスノイズが含まれるか否かを判定する。
取得波形が有効波形である場合、すなわち、取得波形にインパルスノイズが含まれていない場合は、ステップS154が行われる。また、有効波形判定部128は、有効波形である取得波形を平均化処理部131に出力する。取得波形が無効波形である場合、すなわち、取得波形にインパルスノイズが含まれている場合は、ステップS101が再度行われ、信号送信部127を含む構成である場合、ステップS152から再度行われる。
取得波形が有効波形であった場合は、平均化処理部131が平均化処理を行う(ステップS154)。つまり、平均化処理部131は、複数の取得波形を用いて平均波形を得る。
平均化のための取得波形が足りない場合は、ステップS152が再度行われる。取得波形が足りていて平均波形が得られた場合は、ステップS102が行われる。また、平均波形が得られた場合は、平均化処理部131は、比較部22に平均波形を出力する。
平均波形が得られた場合は、比較部22が比較処理を行う(ステップS102)。
本実施の形態に係る比較処理の詳細を、図10を用いて説明する。
本実施の形態では、比較部22は、先ず、温度計測部130で計測された温度に対応する正常波形23を記憶装置2から取得する(ステップS1023)。次に、比較部22は、取得した正常波形23と取得波形とを比較する(ステップS1022)。ステップS1022の詳細は、実施の形態1で説明した通りである。
比較処理の後は、不正接続判定処理(ステップS103)及び判定結果通知処理(ステップS104)が行われる。不正接続判定処理及び判定結果通知処理の詳細は、実施の形態1で説明した通りである。
次に、正常波形取得部129による正常波形取得処理を図11及び図12を用いて説明する。
図11において、ステップS151〜S154は、図9に示したものと同じであるため、説明を省略する。
ステップS154で平均波形が得られた場合に、正常波形取得部129が正常波形取得処理を行う(ステップS155)。
正常波形取得処理の詳細を、図12を用いて説明する。
正常波形取得部129は、平均化処理部131により得られた平均波形を、温度計測部130で計測された温度の温度レベルと関連付けて記憶装置2に格納する(ステップS1551)。
***実施の形態の効果の説明***
以上、本実施の形態によれば、不正接続検知装置1は、実施の形態1に比べて、より精度よく不正な機器の接続を検出することができる。
実施の形態3.
本実施の形態では、主に実施の形態1との差異を説明する。以下で説明していない事項は、実施の形態1と同じである。
図14は、本実施の形態に係る不正接続検知装置201のハードウェア構成例を示す。不正接続検知装置201は、情報処理装置に相当する。また、不正接続検知装置201で行われる処理は、情報処理方法及び情報処理プログラムに相当する。
不正接続検知装置201は、バスライン11に接続されている。
バスライン11は、実施の形態1で示したものと同じある。
また、バスライン11に接続されているn個の機器12も、実施の形態1で説明したものと同じである。
不正接続検知装置201は、コンピュータであり、ハードウェアとして、記憶装置202、プロセッサ203、電圧センサ204を備える。
記憶装置202は、図1に示す記憶装置2と同じである。プロセッサ203は、図1に示すプロセッサ3と同じである。電圧センサ204は、図1に示す電圧センサ4と同じである。
図15は、本実施の形態に係る不正接続検知装置201の機能構成例を示す。
不正接続検知装置201は、波形取得部221、比較部222、不正接続判定部224、判定結果通知部226で構成される。波形取得部221は、電圧センサ204で実現される。比較部222、不正接続判定部224及び判定結果通知部226は、プログラムで実現され、プロセッサ203が当該プログラムを実行する。
波形取得部221は、バスライン11の電圧値を計測する。また、波形取得部221は、バスライン11の電圧値の経時変化を表す波形を取得波形として比較部222に出力する。
波形取得部221は、計測部に相当する。
比較部222は、記憶装置2から正常特徴量223を取得する。また、比較部222は、波形取得部221から出力された取得波形から特徴量を算出する。そして、比較部222は、算出した取得波形の特徴量と正常特徴量223とを比較する。更に、比較部222は、比較結果を不正接続判定部224に出力する。
正常特徴量223は、正常時のバスライン11の電圧値の経時変化を表す波形から算出された特徴量である。正常とは、バスライン11にn個の正当な機器12のみが接続されている状態である。
なお、特徴量の算出手法については後述する。
比較部222により行われる動作は、比較処理に相当する。
不正接続判定部224は、不正接続判定基準225を取得する。不正接続判定基準225には、正常特徴量223と取得波形の特徴量との差異の閾値が示される。不正接続判定部224は、比較部222から出力された比較結果と不正接続判定基準225とを比較する。比較結果に示される取得波形の特徴量と正常特徴量223との差異が不正接続判定基準225以内であれば、不正接続判定部224は、バスライン11には不正な機器が接続されていないと判定する。一方、比較結果に示される取得波形の特徴量と正常特徴量223との差異が不正接続判定基準225を超えていれば、不正接続判定部224は、バスライン11には不正な機器が接続されていると判定する。
このように、不正接続判定部224は、比較部222により算出された取得波形の特徴量と正常特徴量223との差異を評価して、バスライン11に不正な機器が接続されているか否かを判定する。
不正接続判定部224は、不正な機器の接続有無の判定結果を判定結果通知部226に出力する。
不正接続判定部224により行われる動作は、不正接続判定処理に相当する。
判定結果通知部226は、不正接続判定部224の判定結果を、不正接続検知装置201のユーザに通知する。判定結果通知部226は、例えば、不正な機器がバスライン11に接続されている旨の判定結果が得られた場合は、アラームを発行する。
***動作の説明***
本実施の形態に係る不正接続検知装置201の動作フローを図18、図19、図20及び図21を参照して説明する。
不正接続検知装置1に対してユーザから実行指示があると、波形取得部221が波形取得処理(ステップS201)を開始する。
波形取得処理の詳細を、図19を用いて説明する。
波形取得処理では、波形取得部221は、バスライン11の電圧値の取得を、規定時間が経過するまで、または波形取得停止要求を受信するまで繰り返し実行する(ステップS2011、2012)。
波形取得部221による波形取得処理が完了すると、比較部222が比較処理(ステップS202)を開始する。
比較処理の詳細を、図20を用いて説明する。
比較処理では、比較部222は、先ず、正常特徴量223を記憶装置2から取得する(ステップS2021)。
次に、比較部222は、波形取得部221によって取得された取得波形から特徴量を算出する(ステップS2022)。比較部222は、例えば、SVD(Singular Value Decomposition)などを用いて取得波形の特徴量を算出する。次に、比較部222は、正常特徴量223と取得波形の特徴量とを比較する(ステップS2023)。
比較部222による比較処理が完了すると、不正接続判定部224が不正接続判定処理(ステップS203)を開始する。
不正接続判定処理の詳細を、図20を用いて説明する。
不正接続判定処理では、不正接続判定部224は、記憶装置2から不正接続判定基準225を取得する(ステップS2031)。次に、不正接続判定部224は、比較部222の比較結果に示される正常特徴量223と取得波形の特徴量との差異が不正接続判定基準225以内であるか否かを判定する(ステップS2032)。
正常特徴量223と取得波形の特徴量との差異が不正接続判定基準225以内であれば、不正接続判定部224は、バスライン11に不正な機器が接続していないと判定する。一方、正常特徴量223と取得波形の特徴量との差異が不正接続判定基準225を超えていれば、不正接続判定部224は、バスライン11に不正な機器が接続されていると判定する。
不正接続判定部224による不正接続判定処理が完了すると、判定結果通知部226が不正接続判定部224の判定結果を1のユーザ又は外部装置に通知する(ステップS204)。
***実施の形態の効果の説明***
本実施の形態では、不正接続検知装置201は特徴量を用いてバスライン11に不正な機器が接続されているか否かを判定する。このため、本実施の形態によれば、実施の形態1に比べて少ない計算負荷でバスライン11に不正な機器が接続されているか否かを判定することができる。
実施の形態4.
本実施の形態では、主に実施の形態3との差異を説明する。以下で説明していない事項は、実施の形態3と同じである。
図16は、本実施の形態に係る不正接続検知装置201のハードウェア構成例を示す。
図16では、図14と比較して、送信器305と温度センサ306が追加されている。送信器305と温度センサ306以外の要素は、図14に示したものと同じであるため、説明を省略する。
送信器305は、プロセッサ203からの指示に従って、バスライン11に信号を送信する。
温度センサ306は、バスライン11の周囲の温度を計測する。
図17は、本実施の形態に係る不正接続検知装置201の機能構成例を示す。
図17では、図15と比較して、信号送信部327、有効波形判定部328、正常特徴量取得部329、温度計測部330及び平均化処理部331が追加されている。
信号送信部327、有効波形判定部328、正常特徴量取得部329、温度計測部330及び平均化処理部331以外の要素は、図15に示したものと同じであるため、説明を省略する。
信号送信部327は、図16に示した送信器305で実現される。温度計測部330は、図16に示した温度センサ306で実現される。有効波形判定部328、正常特徴量取得部329及び平均化処理部331は、プログラムで実現され、当該プログラムはプロセッサ203により実行される。
信号送信部327は、バスライン11に、高周波ステップ電気信号又はパルス電気信号を送信する。本実施の形態では、波形取得部221は、信号送信部127により送信された高周波ステップ電気信号又はパルス電気信号の反射特性を観測してバスライン11の電圧値の経時変化を計測する。
波形取得部221は、波形取得の開始タイミング及び終了タイミングを精度よく設定することができ、省メモリ化、処理の高速化が期待できる。
また、本実施の形態では、判定結果通知部226は、信号送信部327からバスライン11に高周波ステップ電気信号又はパルス電気信号を送信させて、バスライン11に判定結果を通知してもよい。
有効波形判定部328は、波形取得部221によって取得された取得波形が、不正接続判定部224の判定に適した有効な波形であるか否かを判定する。例えば、有効波形判定部328は、取得波形にインパルスノイズが含まれているか否かを判定する。そして、有効波形判定部328は、取得波形にインパルスノイズが含まれていない場合のみ、取得波形を平均化処理部331に出力する。有効波形判定部328がインパルスノイズが含まれる取得波形を除外することにより、不正接続判定処理においてインパルスノイズの影響を低減することができ、精度よく不正な機器の接続を検知することができる。
有効波形判定部328は、ノイズ判定部に相当する。
正常特徴量取得部329は、正常時に波形取得部221によって取得され、有効波形判定部328によって有効な波形と判定された取得波形から特徴量を算出し、算出した特徴量を正常特徴量223として記憶装置2に格納する。正常とは、前述したように、バスライン11にn個の正当な機器12のみが接続されている状態である。正常特徴量取得部329が正常特徴量223を取得することで、高精度に不正な機器の接続を検知することができる。
なお、正常特徴量取得部329は、後述する平均化処理部331による平均化処理を経た後の取得波形から得られた特徴量を正常特徴量223として記憶装置2に格納してもよいし、平均化処理部331による平均化処理を経ていない取得波形から得られた特徴量を正常特徴量223として記憶装置2に格納してもよい。図17では、正常特徴量取得部329が平均化処理部331による平均化処理を経た後の取得波形から得られた特徴量を正常特徴量223として記憶装置2に格納する例を示している。
温度計測部330は、バスライン11の周囲の温度を計測し、計測結果を比較部222に出力する。また、温度計測部330は、計測結果を正常特徴量取得部329にも出力する。正常特徴量取得部329は、正常特徴量223と当該正常特徴量223が取得された際に温度計測部330で計測された温度の温度レベルとを関連付けて記憶装置2に格納する。この結果、記憶装置2には複数の温度レベルと関連付けられた複数の正常特徴量223が格納される。比較部222は、波形取得部221による取得波形の取得時の温度に対応する温度レベルと関連付けられた正常特徴量223を選択する。そして、比較部222は、選択した正常特徴量223を記憶装置2から取得する。このため、不正接続判定部224は、バスライン11の周囲温度に応じて、精度よく不正な機器の接続を検知することができる。
平均化処理部331は、取得波形を平均化する平均化処理を行う。つまり、平均化処理部331は、波形取得部221によって取得され、有効波形判定部328により有効と判定された複数の取得波形から、平均波形を算出する。平均化処理部331は、例えば、複数の取得波形を重ね合わせ、平均波形を求める。平均化処理部331は、平均波形を比較部222に出力する。比較部222は、平均化処理部331により得られた平均波形から得られた特徴量と正常特徴量223とを比較する。これにより、不正接続判定部224は、バスライン11の電圧に作用するノイズの影響を低減することができ、精度よく不正な機器の接続を検知することができる。
また、平均化処理部331は、平均波形を正常特徴量取得部329に出力する。正常特徴量取得部329は、前述したように、平均波形から算出された特徴量を正常特徴量223として記憶装置2に格納する。
***動作の説明***
本実施の形態に係る不正接続検知装置201の動作フローを図22及び図23を参照して説明する。
先ず、温度計測部330が温度計測処理を行う(ステップS251)。つまり、温度計測部330は、バスライン11の周囲の温度を計測する。温度計測部330は、計測した温度を比較部222に通知する。
次に、信号送信部327が信号送信処理を行う(ステップS252)。つまり、信号送信部327は、バスライン11に高周波ステップ電気信号又はパルス電気信号を送信する。
次に、波形取得部221が波形取得処理を行う(ステップS201)。波形取得処理の詳細は、実施の形態3で説明した通りである。
次に、有効波形判定部328が有効波形判定処理を行う(ステップS253)。つまり、有効波形判定部328は、取得波形にインパルスノイズが含まれるか否かを判定する。
取得波形が有効波形である場合、すなわち、取得波形にインパルスノイズが含まれていない場合は、ステップS254が行われる。また、有効波形判定部328は、有効波形である取得波形を平均化処理部331に出力する。取得波形が無効波形である場合、すなわち、取得波形にインパルスノイズが含まれている場合は、ステップS201が再度行われ、信号送信部327を含む構成である場合、ステップS252から再度行われる。
取得波形が有効波形であった場合は、平均化処理部331が平均化処理を行う(ステップS254)。つまり、平均化処理部331は、複数の取得波形を用いて平均波形を得る。
平均化のための取得波形が足りない場合は、ステップS252が再度行われる。取得波形が足りていて平均波形が得られた場合は、ステップS202が行われる。また、平均波形が得られた場合は、平均化処理部331は、比較部222に平均波形を出力する。
平均波形が得られた場合は、比較部222が比較処理を行う(ステップS202)。
本実施の形態に係る比較処理の詳細を、図23を用いて説明する。
本実施の形態では、比較部222は、先ず、温度計測部330で計測された温度に対応する正常特徴量223を記憶装置2から取得する(ステップS2024)。次に、比較部222は、波形取得部221によって取得された取得波形から特徴量を算出する(ステップS2022)。次に、比較部222は、正常特徴量223と取得波形の特徴量とを比較する(ステップS2023)。ステップS2022及びS2023の詳細は、実施の形態3で説明した通りである。
比較処理の後は、不正接続判定処理(ステップS203)及び判定結果通知処理(ステップS204)が行われる。不正接続判定処理及び判定結果通知処理の詳細は、実施の形態3で説明した通りである。
次に、正常特徴量取得部329による正常特徴量取得処理を図24及び図25を用いて説明する。
図24において、ステップS251〜S254は、図22に示したものと同じであるため、説明を省略する。
ステップS254で平均波形が得られた場合に、正常特徴量取得部329が正常特徴量取得処理を行う(ステップS255)。
正常特徴量取得処理の詳細を、図25を用いて説明する。
正常特徴量取得部329は、平均化処理部331により得られた平均波形から正常特徴量223を算出する(ステップS2551)。そして、正常特徴量取得部329は、算出した正常特徴量223を、温度計測部330で計測された温度の温度レベルと関連付けて記憶装置2に格納する(ステップS2552)。
***実施の形態の効果の説明***
以上、本実施の形態によれば、不正接続検知装置201は、実施の形態3に比べて、より精度よく不正な機器の接続を検出することができる。
実施の形態5.
実施の形態2では、有効波形判定部128が、取得波形にインパルスノイズが含まれているか否かを判定することを説明した。
本実施の形態では、有効波形判定部128の具体的な判定方法を説明する。
なお、以下では、主に実施の形態2及び実施の形態4との差異を説明する。以下で説明していない事項は、実施の形態2及び実施の形態4と同じである。
***構成の説明***
図26は、本実施の形態に係る有効波形判定部128の構成例を示す。
本実施の形態に係る不正接続検知装置1の機能構成は、図4に示す通りである。また、本実施の形態に係る不正接続検知装置1のハードウェア構成は、図3に示す通りである。
本実施の形態では、不正接続検知装置1内の有効波形判定部128の内部構成を示す。
有効波形判定部128の内部構成の詳細を説明する前に、図27及び図28を参照して、本実施の形態に係る有効波形判定部128の動作の概要を説明する。
本実施の形態では、波形取得部21は、計測値の候補となる計測値候補として電圧値の波形をバスライン11から取得する。
図27に示すように、有効波形判定部128は、波形取得部21により計測値候補として取得波形が得られる度に、得られた取得波形と正常値である正常波形230とを比較する。そして、有効波形判定部128は、図27の(a)に示すように、取得波形と正常波形230との間に大きな差異がある場合、すなわち、取得波形のサンプル値と正常波形230のサンプル値との差異が閾値以上である場合に、取得波形にインパルスノイズが含まれていると判定する。そして、有効波形判定部128は、取得波形を無効波形として判定し、取得波形を破棄する。
一方、図27の(b)に示すように、取得波形と正常波形230との間に大きな差異がない場合、すなわち、取得波形のサンプル値と正常波形230のサンプル値との差異が閾値未満である場合に、有効波形判定部128は、取得波形にインパルスノイズが含まれていないと判定する。そして、有効波形判定部128は、取得波形を有効波形として判定し、取得波形を平均化処理部131に出力する。
なお、正常波形230は、図2に示す正常波形23と同じ波形でもよいし、異なる波形でもよい。
また、有効波形判定部128は、波形取得部21により計測された連続するm(m≧2)個の取得波形のそれぞれにインパルスノイズが含まれていると判定した場合は、m個の取得波形の後に波形取得部21により計測された取得波形にはインパルスノイズが含まれていないと判定する。
図28は、m=2の場合の有効波形判定部128の動作を示す。
図28の(a)及び(b)に示すように、有効波形判定部128が、例えば、2回連続して取得波形にインパルスノイズが含まれると判定したとする。そして、図28の(c)に示すように、3回目の取得波形にも先行する2個の取得波形と同じサンプル点で正常波形230との間に閾値以上の差異があるとする。この場合は、有効波形判定部128は、3つ目の取得波形にはインパルスノイズは含まれていないと判定する。つまり、有効波形判定部128は、3つ目の取得波形は有効波形と判定する。このような場合は、正常波形230との間の閾値以上の差異はインパルスノイズによるものではなく、バスライン11への不正な機器の接続により発生したと考えられるからである。
このように、有効波形判定部128は、m回連続して取得波形にインパルスノイズが含まれると判定した場合に、(m+1)個目の取得波形でも、先行するm個の取得波形と同じサンプル点で正常波形230との間で閾値以上の差異があっても、(m+1)個目の取得波形は、有効波形と判定する。
次に、図26に示す有効波形判定部128の内部構成を説明する。
波形取得管理部1281は、波形取得部21から計測値候補である取得波形が計測される度に、取得波形を取得し、取得波形をサンプル値比較部1282に出力する。
サンプル値比較部1282は、取得波形のサンプル値と正常波形230のサンプル値とをサンプル点ごとに比較する。
比較結果評価部1283は、サンプル値比較部1282によるサンプル点ごとのサンプル値の比較結果を評価する。
そして、いずれかのサンプル点において取得波形のサンプル値と正常波形230のサンプル値との間に閾値以上の差異がある場合には、比較結果評価部1283は、図27の(a)に示すように、取得波形を無効波形と判定する。一方、いずれのサンプル点においても取得波形のサンプル値と正常波形230のサンプル値との間に閾値以上の差異がない場合には、図27の(b)に示すように、比較結果評価部1283は、取得波形を有効波形と判定する。そして、比較結果評価部1283は、有効波形と判定した取得波形を平均化処理部131に出力する。
また、比較結果評価部1283は、図28に示すように、m回連続して取得波形にインパルスノイズが含まれると判定した場合に、(m+1)個目の取得波形でも、先行するn個の取得波形と同じサンプル点で正常波形230との間で閾値以上の差異があった場合は、比較結果評価部1283は、(m+1)個目の取得波形は、有効波形と判定する。そして、比較結果評価部1283は、有効波形と判定した取得波形を平均化処理部131に出力する。
比較結果評価部1283は、例えば、図29に示す評価基準240を用いる。
図29に示す評価基準240には、閾値、条件1及び条件2が含まれる。
閾値は、同じサンプル点における正常波形230のサンプル値と取得波形のサンプル値との間の差異の許容値である。
条件1及び条件2は、図28の判定を行うための条件である。すなわち、取得波形と正常波形230との間で同一のサンプル点で閾値以上の差異が繰り返し3回続いた場合に、比較結果評価部1283は、4個目の取得波形は有効波形と判定する。
***動作の説明***
図30は、本実施の形態に係る有効波形判定部128の動作例を示す。
図30の動作フローは波形取得部21により取得波形が入力される度に繰り返される。
まず、波形取得管理部1281が波形取得部21から取得波形を取得する(ステップS301)。
そして、波形取得管理部1281は取得波形をサンプル値比較部1282に出力する。
次に、サンプル値比較部1282が、サンプル点ごとに、取得波形のサンプル値と正常波形230のサンプル値とを比較する(ステップS302)。
サンプル値比較部1282は、サンプル点ごとの比較結果を比較結果評価部1283に出力する。
比較結果評価部1283は、サンプル値比較部1282による比較結果を評価し、いずれかのサンプル点において閾値以上の差異があるか否かを判定する(ステップS303)。
いずれのサンプル点においても閾値以上の差異がない場合(ステップS303でNO)は、比較結果評価部1283は、取得波形を有効波形と判定する(ステップS305)。そして、比較結果評価部1283は、取得波形を平均化処理部131に出力する。
一方、いずれかのサンプル点において閾値以上の差異がある場合(ステップS303でYES)は、比較結果評価部1283は、評価基準240の条件が成立するか否かを判定する(ステップS304)。図29に例示する評価基準240では、比較結果評価部1283は、条件1及び条件2が成立するか否かを判定する。
評価基準240の条件が成立する場合(ステップS304でYES)は、比較結果評価部1283は、取得波形を有効波形と判定する(ステップS305)。そして、比較結果評価部1283は、取得波形を平均化処理部131に出力する。
一方、評価基準240の条件が成立しない場合(ステップS304でNO)は、比較結果評価部1283は、取得波形を無効波形と判定する(ステップS306)。
***実施の形態の効果の説明***
本実施の形態によれば、インパルスノイズによる波形変化とバスラインへのバスライン11への不正な機器の接続による波形変化とを正確に区別することができる。このため、本実施の形態によれば、精度よく不正な機器の接続を検出することができる。また、本実施の形態では、正常波形230と取得波形とが比較されるので、車両ごとに正確にインパルスノイズによる波形変化とバスライン11への不正な機器の接続による波形変化とを区別することができる。
実施の形態6.
本実施の形態では、インパルスノイズを判定する別の方法を説明する。
以下では、主に実施の形態2及び実施の形態4との差異を説明する。以下で説明していない事項は、実施の形態2及び実施の形態4と同じである。
***構成の説明***
図31は、本実施の形態に係る有効波形判定部128の構成例を示す。
本実施の形態に係る不正接続検知装置1の機能構成は、図4に示す通りである。また、本実施の形態に係る不正接続検知装置1のハードウェア構成は、図3に示す通りである。
有効波形判定部128の内部構成の詳細を説明する前に、図32を参照して、本実施の形態に係る有効波形判定部128の動作の概要を説明する。
有効波形判定部128は、波形取得部21により計測された複数の取得波形を複数のグループに分割する。ここでは、説明の簡明化のために、有効波形判定部128は複数の取得波形をグループ1及びグループ2の2つのグループに分割するものとする。
有効波形判定部128は、グループ1に属する複数の取得波形(複数の第1の計測値候補の例)の各々を、グループ2に属する複数の取得波形(複数の第2の計測値候補の例)の代表波形(代表値に相当する)と比較する。図32では、上段のグループがグループ1であり、下段のグループがグループ2である。また、図32の例では、グループ2の取得波形の代表波形は、グループ2の取得波形の平均波形である。
グループ1に属するいずれかの取得波形においてグループ2に属する複数の取得波形の代表波形との差異が閾値以上である場合に、有効波形判定部128は、当該取得波形にインパルスノイズが含まれていると判定する。
そして、有効波形判定部128は、インパルスノイズが含まれている判定された取得波形の破棄及びインパルスノイズが含まれている判定された取得波形の補正のいずれかを行う。
有効波形判定部128は、インパルスノイズが含まれていると判定された取得波形の数が閾値を超えている場合に、グループ1に属する取得波形の代表波形とグループ2の取得波形の各々とを比較する。図32の例では、グループ1の取得波形の代表波形は、グループ1の取得波形の平均波形である。
グループ2に属する複数の取得波形のうちのいずれかの取得波形においてグループ1に属する複数の取得波形の代表波形との差異が閾値以上である場合に、当該取得波形にインパルスノイズが含まれていると判定する。
インパルスノイズが含まれていると判定された取得波形の数が閾値未満の場合に、有効波形判定部128は、グループ1に属する取得波形のうちインパルスノイズが含まれていると判定された取得波形にはインパルスノイズが含まれていないと判定する。
図32の例では、グループ1の全ての取得波形に閾値以上の差異があり、グループ2の全ての取得波形に閾値以上の差異がない場合は、有効波形判定部128は、グループ1の取得波形を無効波形とは判定しないこととしている。これに代えて、例えば、グループ1の8割の取得波形に閾値以上の差異があり、グループ2の8割の取得波形に閾値以上の差異がない場合は、有効波形判定部128は、グループ1の取得波形を無効波形と判定しないようにしてもよい。
有効波形判定部128は、以上の動作を、グループ2に属する取得波形に対しても行う。つまり、この場合はグループ2に属する取得波形が第1の計測値候補の例に相当し、グループ1に属する得波形が第2の計測値候補の例に相当する。
次に、図31に示す有効波形判定部128の内部構成を説明する。
波形取得管理部1281は、波形取得部21から計測値候補である取得波形が計測される度に、取得波形を取得し、取得波形を波形グループ分割部1284に出力する。
波形グループ分割部1284は、取得波形を複数のグループに分割する。以下では、図32に示すように、波形グループ分割部1284は、取得波形をグループ1とグループ2に分割するものとする。
平均化処理部1285は、取得波形の平均化処理を行って、平均波形を得る。より具体的には、平均化処理部1285は、グループ1の取得波形の平均波形を得る。また、平均化処理部1285は、グループ2の取得波形の平均波形を得る。
サンプル値比較部1282は、取得波形を他のグループの平均波形と比較する。つまり、サンプル値比較部1282は、グループ1の各取得波形のサンプル値とグループ2の平均波形のサンプル値とをサンプル点ごとに比較する。
また、サンプル値比較部1282は、グループ2の各取得波形のサンプル値とグループ1の平均波形のサンプル値とをサンプル点ごとに比較する。
比較結果評価部1283は、サンプル値比較部1282の比較結果を評価する。
具体的には、比較結果評価部1283は、グループ1の各取得波形のサンプル値とグループ2の平均波形のサンプル値との比較結果を評価する。
そして、いずれかのサンプル点においてグループ1の取得波形のサンプル値とグループ2の平均波形のサンプル値との間に閾値以上の差異がある場合には、比較結果評価部1283は、グループ1の取得波形を無効波形と判定する。一方、いずれのサンプル点においてもグループ1の取得波形のサンプル値とグループ2の平均波形のサンプル値との間に閾値以上の差異がない場合には、比較結果評価部1283は、グループ1の取得波形を有効波形と判定する。
また、グループ1において無効波形と判定された取得波形の数が閾値を超えている場合は、比較結果評価部1283は、サンプル値比較部1282にグループ1の平均波形とグループ2の取得波形の各々との比較を行わせる。グループ2のいずれかの取得波形においてグループ1の平均波形との差異が閾値以上である場合に、比較結果評価部1283は、当該取得波形を無効波形と判定する。
グループ2において無効波形と判定された取得波形の数が閾値未満である場合に、比較結果評価部1283は、グループ1の取得波形のうち無効波形と判定された取得波形を有効波形と判定する。
また、第1のグループにおいて無効波形と判定された取得波形の数が閾値未満であれば、比較結果評価部1283は、グループ2の各取得波形についてのサンプル値比較部1282の比較結果を評価する。比較結果評価部1283は、
グループ2の各取得波形に対して、グループ1の各取得波形に対する処理と同じ処理を行う。
インパルスノイズ除去部1286は、比較結果評価部1283により無効波形と判定された取得波形からインパルスノイズを除去する。例えば、インパルスノイズ除去部1286は、無効波形と判定された取得波形のインパルスノイズに該当するサンプル値を、他のグループの平均波形の対応するサンプル値に置換することでインパルスノイズを除去する。
***動作の説明***
図33及び図34は、本実施の形態に係る有効波形判定部128の動作例を示す。
まず、波形取得管理部1281が波形取得部21から取得波形を取得する(ステップS401)。
そして、波形取得管理部1281は取得波形を波形グループ分割部1284に出力する。
次に、波形グループ分割部1284が、取得波形を複数のグループに分割する(ステップS402)。
前述したように、本実施の形態では、波形グループ分割部1284は、取得波形をグループ1とグループ2に分割する。
波形グループ分割部1284は、グループごとに、グループに属する取得波形を平均化処理部1285に出力する。
次に、平均化処理部1285が、グループごとに、取得波形を平均化して、平均波形を得る(ステップS403)。
そして、平均化処理部1285は、グループごとに、取得波形と平均波形をサンプル値比較部1282に出力する。
次に、サンプル値比較部1282が、比較対象のグループの各取得波形のサンプル値と、他のグループの平均波形のサンプル値とを、サンプル点ごとに比較する(ステップS404)。例えば、サンプル値比較部1282は、グループ1の各取得波形のサンプル値と、グループ2の平均波形のサンプル値とを、サンプル点ごとに比較する。
サンプル値比較部1282は、各取得波形について、サンプル点ごとの比較結果を比較結果評価部1283に出力する。
比較結果評価部1283は、サンプル値比較部1282による比較結果を評価し、いずれかのサンプル点において閾値以上の差異があるか否かを判定する(ステップS405)。
いずれのサンプル点においても閾値以上の差異がない場合(ステップS405でNO)は、比較結果評価部1283は、取得波形を有効波形に分類する(ステップS406)。比較結果評価部1283は、分類結果を例えばレジスタに格納する。
一方、いずれかのサンプル点において閾値以上の差異がある場合(ステップS405でYES)は、比較結果評価部1283は、取得波形を無効波形に分類する(ステップS407)。比較結果評価部1283は、分類結果を例えばレジスタに格納する。
次に、比較結果評価部1283は、比較対象のグループの全ての取得波形と他のグループの平均波形との比較が完了したか否かを判定する(ステップS408)。
比較が完了していない取得波形が存在している場合(ステップS408でNO)は、サンプル値比較部1282が、比較が完了していない取得波形についてステップS404の処理を行い、比較結果評価部1283が比較結果に基づいてステップS405以降の処理を行う。
比較対象のグループの全ての取得波形と他のグループの平均波形との比較が完了している場合(ステップS408でYES)は、比較結果評価部1283は、無効波形と判定された取得波形の数が閾値未満であるか否かを判定する(ステップS409)。
無効波形と判定された取得波形の数が閾値未満である場合(ステップS409でYES)は、比較結果評価部1283は、全てのグループの全ての取得波形が他のグループの平均波形と比較済みであるか否かを判定する(ステップS410)。
つまり、比較結果評価部1283は、グループ1の全ての取得波形とグループ2の平均波形との比較が完了し、グループ2の全ての取得波形とグループ1の平均波形との比較が完了しているか否かを判定する。
いずれかのグループの取得波形が他のグループの平均波形と比較されていない場合(ステップS410でNO)は、平均波形との比較が行われていないグループの取得波形が他のグループの平均波形と比較される(ステップS404)。
例えば、グループ2の各取得波形がグループ1の平均波形と比較されていない場合は、サンプル値比較部1282は、グループ2の各取得波形とグループ1の平均波形とを比較する。
一方、全てのグループの全ての取得波形が他のグループの平均波形と比較されている場合(ステップS410でYES)は、比較結果評価部1283は、分類結果を確定する(ステップS411)。
つまり、比較結果評価部1283は、ステップS406での分類結果及びステップS407の分類結果を最終的な判定結果として取り扱う。
より具体的には、比較結果評価部1283は、ステップS406で有効波形に分類されている取得波形を平均化処理部131に出力する。また、比較結果評価部1283は、ステップS407で無効波形に分類されている取得波形をインパルスノイズ除去部1286に出力する。インパルスノイズ除去部1286は、例えば、前述した方法で、無効波形に分類された取得波形からインパルスノイズを除去する。インパルスノイズ除去部1286は、インパルスノイズを除去した後の取得波形を平均化処理部131に出力する。
一方、ステップS409でNOの場合は、比較結果評価部1283により、比較対象のグループ(例えば、グループ1)の多くの取得波形にインパルスノイズが含まれていると判定されている。このように判定される理由としては、比較対象のグループ(例えば、グループ1)の多くの取得波形に実際にインパルスノイズが含まれていることが考えられる。また、他のグループ(例えばグループ2)のいくつかの取得波形にインパルスノイズが含まれているために、他のグループの平均波形にインパルスノイズの影響が出ていることも考えられる。
このため、比較結果評価部1283は、他のグループの平均波形へのインパルスノイズの影響を評価するために、以下に示すように、他のグループの取得波形を評価する。
具体的には、比較結果評価部1283は、先ず、他のグループの各取得波形がステップS404での比較対象のグループの平均波形と比較済みであるか否かを判定する(ステップS412)。
他のグループの各取得波形がステップS404での比較対象のグループの平均波形と比較済みであった場合(ステップS412でYES)は、比較結果評価部1283は、ステップS406の分類結果とステップS407の分類結果を入れ替える(ステップS419)。
つまり、比較結果評価部1283は、ステップS406で有効波形に分類された取得波形を無効波形に分類し、ステップS407で無効波形に分類された取得波形を有効波形に分類する(ステップS420)。
その後、比較結果評価部1283は、分類結果を確定する(ステップS411)。
ステップS409でNOとなり、ステップS412でYESとなる場合を検討する。ここでは、グループ1、グループ2の順に平均波形との比較を行っていると仮定する。ステップS409でNOとなり、ステップS412でYESとなる場合は、グループ1の取得波形の多くが有効波形に分類されている状況で、グループ2の取得波形の多くが無効波形に分類された(ステップS409でNO)場合である。グループ1の取得波形の多くが有効波形に分類されているので、グループ2の平均波形は適正であると推測される。グループ2の平均波形が適正と推測されるため、無効波形と判定されたグループ2の取得波形は有効波形であると推測される。このため、比較結果評価部1283は、グループ2の無効波形に分類された取得波形を有効波形に分類し直す。同様に、比較結果評価部1283は、グループ2の有効波形に分類された取得波形を無効波形に分類し直す。一方、グループ2の取得波形の多くが無効波形に分類されているので、グループ1の平均波形にインパルスノイズが含まれる取得波形の影響が出ていると推測される。グループ1の取得波形のうちインパルスノイズが含まれる取得波形は既に無効波形に分類されているので、比較結果評価部1283は、グループ1の取得波形の分類結果は変更しない。
一方、他グループの各取得波形が平均波形と比較済みではない場合(ステップS412でNO)は、サンプル値比較部1282は、他グループの取得波形のサンプル値と、S404での比較対象のグループの平均波形のサンプル値とを、サンプル点ごとに比較する(ステップS413)。
サンプル値比較部1282は、各取得波形について、サンプル点ごとの比較結果を比較結果評価部1283に出力する。
比較結果評価部1283は、サンプル値比較部1282による比較結果を評価し、いずれかのサンプル点において閾値以上の差異があるか否かを判定する(ステップS414)。
いずれのサンプル点においても閾値以上の差異がない場合(ステップS414でNO)は、比較結果評価部1283は、取得波形を有効波形に分類する(ステップS415)。比較結果評価部1283は、分類結果を例えばレジスタに格納する。
一方、いずれかのサンプル点において閾値以上の差異がある場合(ステップS414でYES)は、比較結果評価部1283は、取得波形を無効波形に分類する(ステップS416)。比較結果評価部1283は、分類結果を例えばレジスタに格納する。
次に、比較結果評価部1283は、グループの全ての取得波形と平均波形との比較が完了したか否かを判定する(ステップS417)。
比較が完了していない取得波形が存在している場合(ステップS417でNO)は、サンプル値比較部1282が、比較が完了していない取得波形についてステップS413の処理を行い、比較結果評価部1283が比較結果に基づいてステップS414以降の処理を行う。
グループの全ての取得波形と平均波形との比較が完了している場合(ステップS417でYES)は、比較結果評価部1283は、無効波形と判定された取得波形の数が閾値未満であるか否かを判定する(ステップS418)。
無効波形と判定された取得波形の数が閾値未満である場合(ステップS418でYES)は、比較結果評価部1283は、ステップS406の分類結果とステップS407の分類結果を入れ替える(ステップS419)。
つまり、比較結果評価部1283は、ステップS406で有効波形に分類された取得波形を無効波形に分類し、ステップS407で無効波形に分類された取得波形を有効波形に分類する(ステップS419)。
その後、比較結果評価部1283は、分類結果を確定する(ステップS411)。
ステップS418でYESとなる場合を検討する。ここでは、グループ1、グループ2の順に平均波形との比較を行っていると仮定する。グループ1の取得波形の多くが無効波形に分類されている場合は、ステップS409でNOとなる。この時点では、グループ2についての比較は行われていないので、ステップS412はNOとなる。ステップS413からステップS417でグループ2の全ての取得波形がグループ1の平均波形と比較される。グループ2の取得波形の多くが有効波形に分類されていれば、ステップS418はYESとなる。つまり、ステップS418でYESとなるのは、グループ1の取得波形の多くが無効波形に分類され、グループ2の取得波形の多くが有効波形に分類されている場合である。グループ2の取得波形の多くが有効波形に分類されているので、グループ1の平均波形は適正であると推測される。グループ1の平均波形が適正と推測されるため、無効波形と判定されたグループ1の取得波形は有効波形であると推測される。このため、比較結果評価部1283は、グループ1の無効波形に分類された取得波形を有効波形に分類し直す。同様に、比較結果評価部1283は、グループ1の有効波形に分類された取得波形を無効波形に分類し直す。一方、グループ1の取得波形の多くが無効波形に分類されているので、グループ2の平均波形にインパルスノイズが含まれる取得波形の影響が出ていると推測される。グループ2の取得波形のうちインパルスノイズが含まれる取得波形はステップS416で無効波形に分類されているので、比較結果評価部1283は、グループ2の取得波形の分類結果は変更しない。
一方、無効波形と判定された取得波形の数が閾値以上である場合(ステップS418でNO)は、比較結果評価部1283は、両グループの全ての取得波形を無効波形に分類する(ステップS420)。
ステップS409でNOとなり、ステップS412でNOとなる場合を検討する。ここでは、グループ1、グループ2の順に平均波形との比較を行っていると仮定する。ステップS409でNOとなり、ステップS412でNOとなる場合は、グループ1の取得波形の多くが無効波形に分類され、グループ2の取得波形の多くも無効波形に分類されている状況である。この場合は、グループ1の平均波形とグループ2の平均波形のどちらが適正であるかを判定できないので、比較結果評価部1283は、ステップS420で両グループの全ての取得波形を無効波形に分類する。
なお、本実施の形態では、インパルスノイズ除去部1286がインパルスを除去することとしているが、比較結果評価部1283がインパルスノイズが含まれる取得波形を破棄するようにしてもよい。
***実施の形態の効果の説明***
本実施の形態によっても、インパルスノイズによる波形変化とバスライン11への不正な機器の接続による波形変化とを正確に区別することができる。このため、本実施の形態によっても、精度よく不正な機器の接続を検出することができる。また、本実施の形態によれば、インパルスノイズが含まれる取得波形を補正することができるので、取得波形を破棄しなくてもよい。
実施の形態7.
本実施の形態では、インパルスノイズを判定する別の方法を説明する。
以下では、主に実施の形態2及び実施の形態4との差異を説明する。以下で説明していない事項は、実施の形態2及び実施の形態4と同じである。
***構成の説明***
図35は、本実施の形態に係る有効波形判定部128の構成例を示す。
本実施の形態に係る不正接続検知装置1の機能構成は、図4に示す通りである。また、本実施の形態に係る不正接続検知装置1のハードウェア構成は、図3に示す通りである。
有効波形判定部128の内部構成の詳細を説明する前に、図36を参照して、本実施の形態に係る有効波形判定部128の動作の概要を説明する。
実施の形態2と同様に、本実施の形態でも、波形取得部21は、バスライン11の電圧値の経時変化を計測する場合に、複数のサンプル点でバスライン11の電圧値をサンプリングする。また、波形取得部21は、バスライン11の電圧値の距離推移を計測する場合に、複数のサンプル点でバスライン11の電圧値をサンプリングする。また、波形取得部21は、バスライン11のインピーダンス値の経時変化を計測する場合に、複数のサンプル点でバスライン11のインピーダンス値をサンプリングする。また、波形取得部21は、バスライン11のインピーダンス値の距離推移を計測する場合に、複数のサンプル点でバスライン11のインピーダンス値をサンプリングする。
有効波形判定部128は、波形取得部21により計測値候補である取得波形が計測されると、計測された複数の取得波形について、サンプル点ごとに、各サンプル値の偏差値を解析して各サンプル値がインパルスノイズに該当するか否かを判定する。
いずれかの取得波形のいずれかのサンプル点のサンプル値がインパルスノイズに該当する場合に、有効波形判定部128は、インパルスノイズに該当するサンプル値の破棄及びインパルスノイズに該当するサンプル値の補正のいずれかを行ってインパルスノイズが含まれていない取得波形を得る。
より具体的には、有効波形判定部128は、サンプル点ごとに、複数の取得波形について算出した複数のサンプル値の偏差値が許容範囲内にあるか否かを判定する。そして、偏差値が許容範囲外にあるサンプル値をインパルスノイズに該当すると判定する。図36の例では、偏差値の許容範囲を40以上としている。このため、有効波形判定部128は、許容範囲外である偏差値31のサンプル値をインパルスノイズと判定している。
次に、図35に示す有効波形判定部128の内部構成を説明する。
波形取得管理部1281は、波形取得部21から計測値候補である取得波形が計測される度に、取得波形を取得し、取得波形を偏差値算出部1287に出力する。
偏差値算出部1287は、サンプル点ごとに複数の取得波形のサンプル値の偏差値を算出する。
偏差値評価部1288は、サンプル点ごとに複数の取得波形のサンプル値の偏差値を評価する。
より具体的には、偏差値評価部1288は、サンプル点ごとに、複数の取得波形のサンプル値の偏差値が許容範囲内にあるか否かを判定する。
そして、偏差値評価部1288は、偏差値が許容範囲外にあるサンプル値をインパルスノイズと判定する。
インパルスノイズ除去部1286は、偏差値評価部1288により判定されたインパルスノイズを除去する。例えば、インパルスノイズ除去部1286は、インパルスノイズに該当するサンプル値を、偏差値が許容範囲内にある他のサンプル値に置換することでインパルスノイズを除去する。
***動作の説明***
図37は、本実施の形態に係る有効波形判定部128の動作例を示す。
まず、波形取得管理部1281が波形取得部21から取得波形を取得する(ステップS501)。
そして、波形取得管理部1281は取得波形を偏差値算出部1287に出力する。
偏差値算出部1287は、サンプル点ごとに複数の取得波形のサンプル値の偏差値を算出する(ステップS502)。偏差値算出部1287によるサンプル値の偏差値の算出方法は問わない。
偏差値算出部1287が全てのサンプル点で偏差値を算出した後(ステップS503でYES)、偏差値評価部1288が、サンプル点ごとに、各サンプル値の偏差値と許容範囲とを比較する(ステップS504)。
いずれかのサンプル点において許容範囲外の偏差値がある場合(ステップS505でYES)に、偏差値評価部1288は、偏差値が許容範囲外のサンプル値をインパルスノイズと判定する(ステップS506)。
インパルスノイズ除去部1286は、偏差値評価部1288により判定されたインパルスノイズを除去する。インパルスノイズ除去部1286は、例えば、前述した方法で、インパルスノイズを除去する。
なお、本実施の形態では、インパルスノイズ除去部1286がインパルスを除去することとしているが、偏差値評価部1288が偏差値が許容範囲外であるサンプル値を破棄するようにしてもよい。
***実施の形態の効果の説明***
本実施の形態によっても、インパルスノイズによる波形変化とバスラインへの不正な機器の接続による波形変化とを正確に区別することができる。このため、本実施の形態によっても、精度よく不正な機器の接続を検出することができる。
実施の形態8.
本実施の形態では、インパルスノイズを判定する別の方法を説明する。
以下では、主に実施の形態2及び実施の形態4との差異を説明する。以下で説明していない事項は、実施の形態2及び実施の形態4と同じである。
***構成の説明***
本実施の形態に係る不正接続検知装置1の機能構成は、図4に示す通りである。また、本実施の形態に係る不正接続検知装置1のハードウェア構成は、図3に示す通りである。
ここでは、図38を参照して、本実施の形態に係る有効波形判定部128の動作の概要を説明する。
本実施の形態では、有効波形判定部128は、波形取得部21により計測値候補である取得波形が計測されると、計測された複数の取得波形について、サンプル点ごとに、各サンプル値を解析して各サンプル値がインパルスノイズに該当するか否かを判定する。
いずれかの取得波形のいずれかのサンプル点のサンプル値がインパルスノイズに該当する場合に、有効波形判定部128は、インパルスノイズに該当するサンプル値の破棄及びインパルスノイズに該当するサンプル値の補正のいずれかを行ってインパルスノイズが含まれていない取得波形を得る。
より具体的には、有効波形判定部128は、サンプル点ごとに、複数の取得波形の複数のサンプル値のうち、任意数の上位のサンプル値と任意数の下位のサンプル値とをインパルスノイズに該当すると判定する。図38の例では、最上位のサンプル値と最下位のサンプル値をインパルスノイズとしている。
***動作の説明***
図39は、本実施の形態に係る有効波形判定部128の動作例を示す。
まず、有効波形判定部128は波形取得部21から取得波形を取得する(ステップS601)。
次に、有効波形判定部128は、サンプル点ごとに、最上位のサンプル値及び最下位のサンプル値をインパルスノイズと判定する(ステップS602)。
次に、有効波形判定部128は、インパルスノイズを除去する。有効波形判定部128は、例えば、インパルスノイズに該当するサンプル値を、同じサンプル点の他のサンプル値で置換することによりインパルスノイズを除去する。
なお、本実施の形態では、有効波形判定部128は、最上位のサンプル値及び最下位のサンプル値のみをインパルスノイズと判定することにしている。しかし、有効波形判定部128は、2以上の任意数の上位のサンプル値と2以上の任意数の下位のサンプル値とをインパルスノイズに該当すると判定してもよい。
***実施の形態の効果の説明***
本実施の形態によっても、インパルスノイズによる波形変化とバスライン11への不正な機器の接続による波形変化とを正確に区別することができる。このため、本実施の形態によっても、精度よく不正な機器の接続を検出することができる。また、本実施の形態では、特別な条件判定又は基準を設けることなくインパルスノイズの判定ができるため、不正接続検知装置1の設計が容易である。
実施の形態9.
本実施の形態では、インパルスノイズを判定する別の方法を説明する。
以下では、主に実施の形態2及び実施の形態4との差異を説明する。以下で説明していない事項は、実施の形態2及び実施の形態4と同じである。
***構成の説明***
本実施の形態に係る不正接続検知装置1の機能構成は、図4に示す通りである。また、本実施の形態に係る不正接続検知装置1のハードウェア構成は、図3に示す通りである。
ここでは、図40を参照して、本実施の形態に係る有効波形判定部128の動作の概要を説明する。
本実施の形態でも、有効波形判定部128は、波形取得部21により計測値候補である取得波形が計測されると、計測された複数の取得波形について、サンプル点ごとに、各サンプル値がインパルスノイズに該当するか否かを判定する。
いずれかの取得波形のいずれかのサンプル点のサンプル値がインパルスノイズに該当する場合に、有効波形判定部128は、インパルスノイズに該当するサンプル値の破棄及びインパルスノイズに該当するサンプル値の補正のいずれかを行ってインパルスノイズが含まれていない取得波形を得る。
より具体的には、有効波形判定部128は、サンプル点ごとに、複数の取得波形の複数のサンプル値のうち、中央値以外のサンプル値をインパルスノイズに該当すると判定する。図40の例では、「151」のサンプル値と「150」のサンプル値以外は、インパルスノイズと判定している。
なお、図40は、本実施の形態に係る有効波形判定部128の動作のイメージを示している。図40では、「151」のサンプル値と「150」のサンプル値は、厳密には中央値ではない。しかしながら、図40では、説明の簡明化のため、「151」のサンプル値と「150」のサンプル値を中央値とみなしている。
***動作の説明***
図41は、本実施の形態に係る有効波形判定部128の動作例を示す。
まず、有効波形判定部128が波形取得部21から取得波形を取得する(ステップS701)。
次に、有効波形判定部128は、サンプル点ごとに、中央値のサンプル値以外のサンプル値をインパルスノイズと判定する(ステップS704)。
そして、有効波形判定部128は、例えば、インパルスノイズと判定したサンプル値を破棄する。
***実施の形態の効果の説明***
本実施の形態によっても、インパルスノイズによる波形変化とバスライン11への不正な機器の接続による波形変化とを正確に区別することができる。このため、本実施の形態によっても、精度よく不正な機器の接続を検出することができる。また、本実施の形態では、特別な条件判定又は基準を設けることなくインパルスノイズの判定ができるため、不正接続検知装置1の設計が容易である。また、本実施の形態によれば、ランダムノイズの除去も可能である。
実施の形態10.
実施の形態3では、比較部222が、SVDにより取得波形の特徴量を算出する。
本実施の形態では、比較部222が、SVDに代えて、波形面積を用いて取得波形の特徴量を算出する例を説明する。
以下では、主に実施の形態3との差異を説明する。以下で説明していない事項は、実施の形態3と同じである。
本実施の形態に係る不正接続検知装置201の機能構成は、図15に示す通りである。また、本実施の形態に係る不正接続検知装置201のハードウェア構成は、図3に示す通りである。
本実施の形態では、比較部222は、SVDの代わりに、波形面積を用いて取得波形の特徴量を算出する。
SVDの代わりに波形面積を用いる点を除けば、比較部222の動作は実施の形態3で説明した通りである。
なお、比較部222は、図42に示す算出式により波形面積を算出する。
また、取得波形が図43に示す波形である場合には、比較部222は、取得波形に含まれる5個の波形面積の各々を図42に示す算出式に従って算出する。そして、比較部222は、各波形面積の値の合算値を当該取得波形の特徴量として扱う。
本実施の形態では、特徴量の算出に波形面積が用いられる。つまり、本実施の形態では、単純な加算処理のみが行われるので、少ない計算負荷で特徴量を算出することができる。また、本実施の形態によれば、SVDのような統計処理が不要であるため、少ない計算負荷で特徴量を算出することができる。また、本実施の形態によれば、ランダムノイズの影響を受けずに、精度よく不正な機器のバスライン11への接続を検出することができる。
実施の形態11.
実施の形態1では、不正接続判定部24は、バスライン11に不正な機器が接続されているか否かを判定する。
しかし、実施の形態1では、バスライン11に不正な機器が接続されていることがユーザに通知されるのみである。このため、ユーザは、ネットワーク全体にわたって不正な機器を探す必要がある。例えば、CANバスラインの長さは数十メートルあるため、目視により不正な機器を探すのはユーザにとって負担である。
本実施の形態では、不正接続判定部24が、不正な機器が接続されている位置を特定する例を説明する。
以下では、主に実施の形態1との差異を説明する。以下で説明していない事項は、実施の形態1と同じである。
本実施の形態に係る不正接続検知装置1の機能構成は、図2に示す通りである。また、本実施の形態に係る不正接続検知装置1のハードウェア構成は、図3に示す通りである。
本実施の形態では、不正接続判定部24は、バスライン11に不正な機器が接続されていると判定した場合に、不正な機器が接続されている位置を特定する。
不正な機器が接続されている位置を特定する処理が追加されている点を除けば、不正接続判定部24の動作は実施の形態1で説明した通りである。
不正接続判定部24は、バスライン11の電圧値の経時変化の取得波形を用いて不正な機器がバスライン11に接続していると判定した場合に、当該電圧値の経時変化の取得波形を電圧値の距離推移の波形に変換する。そして、不正接続判定部24は、電圧値の距離推移の波形において閾値以上の変化が発生している位置に不正な機器が接続されていると判定する。
例えば、不正接続判定部24は、図44の(a)に示すような電圧値の経時変化を表す取得波形を、図44の(b)に示すような電圧値の距離推移を表す波形に変換する。そして、不正接続判定部24は、変換後の距離推移の波形での急峻な立下りの位置に不正な機器が接続されていると判定する。
そして、判定結果通知部26は、不正接続判定部24により特定された不正な機器の接続位置をユーザに通知する。
本実施の形態では、電圧値の経時変化を表す取得波形を用いて不正接続判定部24が不正な機器が接続されている位置を特定する例を説明した。これに代えて、不正接続判定部24は、インピーダンス値の経時変化を表す取得波形をインピーダンス値の距離推移を表す波形に変換して、不正な機器が接続されている位置を特定することもできる。
また、電圧値の距離推移を表す取得波形又はインピーダンス値の距離推移を表す取得波形が得られている場合は、不正接続判定部24は、得られた取得波形から直接、不正な機器が接続されている位置を特定することができる。
本実施の形態によれば、不正な機器の接続位置を特定することができる。このため、ユーザが目視により不正な機器を探す必要がなくなり、ユーザの負担を軽減することができる。
実施の形態12.
実施の形態1では、比較部22は、波形の各サンプル点の差分を求め、差分波形を求める。そして、比較部22による比較処理が完了すると、不正接続判定部24が不正接続判定処理を開始し、正常波形23と取得波形との差異が不正接続判定基準25以内であるか否かを判定する。そして、正常波形23と取得波形との差異が不正接続判定基準25を超える場合に、不正接続判定部24は、バスライン11に不正な機器が接続していると判定する。
本実施の形態では、不正接続判定部24が、計測値と正常値との差異が閾値を超えている時間又は距離が上限値を超えている場合に、バスライン11に不正な機器が接続されていると判定する。より具体的には、不正接続判定部24は、正常波形23と取得波形との差分波形に閾値を超える差異が上限幅を超えるサンプル点の範囲で存在している場合に、バスライン11に不正な機器が接続していると判定する。
以下では、主に実施の形態1との差異を説明する。以下で説明していない事項は、実施の形態1と同じである。
図45は、本実施の形態に係る不正接続判定基準25の例を示す。
本実施の形態に係る不正接続判定基準25では、差異の閾値と、閾値を超える差異の上限幅が定義される。上限幅は、閾値を超える差異が継続する時間又は距離の上限値である。
また、本実施の形態に係る不正接続判定基準25では、図45に示すように、閾値と上限幅の組合せが複数定義されていてもよい。不正接続判定部24は、不正接続判定基準25で定義されている閾値と上限幅の複数の組合せのうちの少なくともいずれかを用いて、バスライン11に不正な機器が接続しているか否かを判定する。
不正接続判定部24は、比較部22によって生成された差分波形に、不正接続判定基準25に示す閾値を超える差異が不正接続判定基準25に示す上限幅を超えて存在する場合に、バスライン11に不正な機器が接続していると判定する。
図46は、本実施の形態に係る不正接続判定処理の詳細を示すフローチャートである。
不正接続判定処理では、不正接続判定部24は、記憶装置2から不正接続判定基準25を取得する(ステップS1031)。不正接続判定部24は、例えば、図45に示す不正接続判定基準25を取得する。
次に、不正接続判定部24は、比較部22により生成された差分波形において、閾値を超える差異が上限幅を超えて存在するか否かを判定する(ステップS1033)。
つまり、不正接続判定部24は、差分波形において閾値を超える差異が存在するかを判定する。そして、閾値を超える差異が存在するのであれば、当該差異が継続する幅(時間、距離)が不正接続判定基準25に規定されている上限幅を超えるか否かを判定する。
不正接続判定部24は、差分波形に、閾値を超える差異が上限幅を超えて存在する場合に、バスライン11に不正な機器が接続していると判定する。
図47は、比較部22によって生成される差分波形と、閾値と、上限幅の例を示す。
図47の差分波形では、差異が閾値を超えているサンプル点の幅(時間の幅)が上限幅を超えている。このため、図47の例では、不正接続判定部24は、バスライン11に不正な機器が接続していると判定する。
本実施の形態によれば、差分波形に不正接続によって生じる特定の変化が含まれるか否かを判定することにより、精度よく不正な機器のバスライン11への接続を検出することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、これら2つの実施の形態を組み合わせて実施しても構わない。
あるいは、これら2つの実施の形態のうち、1つを部分的に実施しても構わない。
あるいは、これら2つの実施の形態を部分的に組み合わせて実施しても構わない。
なお、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
また、実施の形態1〜12では、主に、電圧値の経時変化に対する処理を説明した。実施の形態1〜12で説明した処理は、電圧値の経時変化の他に、電圧値の距離推移、インピーダンス値の経時変化、インピーダンス値の距離推移に対しても適用可能である。つまり、実施の形態1〜12に記載の「電圧値の経時変化」は、「電圧値の距離推移」、「インピーダンス値の経時変化」、「インピーダンス値の距離推移」に読み替えることができる。
***ハードウェア構成の説明***
最後に、不正接続検知装置1及び不正接続検知装置201のハードウェア構成の補足説明を行う。
プロセッサ3及びプロセッサ203は、プロセッシングを行うIC(Integrated Circuit)である。
プロセッサ3及びプロセッサ203は、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)等である。
記憶装置2及び記憶装置202は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等である。
また、記憶装置2及び記憶装置202には、OS(Operating System)も記憶されている。
そして、OSの少なくとも一部がプロセッサ3及びプロセッサ203により実行される。
プロセッサ3はOSの少なくとも一部を実行しながら、比較部22、不正接続判定部24、判定結果通知部26、信号送信部127、有効波形判定部128、正常波形取得部129、温度計測部130及び平均化処理部131の機能を実現するプログラムを実行する。
また、プロセッサ203はOSの少なくとも一部を実行しながら、比較部222、不正接続判定部224、判定結果通知部226、信号送信部327、有効波形判定部328、正常特徴量取得部329、温度計測部330及び平均化処理部331の機能を実現するプログラムを実行する。
プロセッサ3及びプロセッサ203がOSを実行することで、タスク管理、メモリ管理、ファイル管理、通信制御等が行われる。
また、比較部22、不正接続判定部24、判定結果通知部26、信号送信部127、有効波形判定部128、正常波形取得部129、温度計測部130及び平均化処理部131の処理の結果を示す情報、データ、信号値及び変数値の少なくともいずれかが、記憶装置2、プロセッサ3内のレジスタ及びキャッシュメモリの少なくともいずれかに記憶される。
同様に、比較部222、不正接続判定部224、判定結果通知部226、信号送信部327、有効波形判定部328、正常特徴量取得部329、温度計測部330及び平均化処理部331の処理の結果を示す情報、データ、信号値及び変数値の少なくともいずれかが、記憶装置202、プロセッサ203内のレジスタ及びキャッシュメモリの少なくともいずれかに記憶される。
また、比較部22、不正接続判定部24、判定結果通知部26、信号送信部127、有効波形判定部128、正常波形取得部129、温度計測部130及び平均化処理部131の機能を実現するプログラムは、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVD等の可搬記憶媒体に記憶されてもよい。
同様に、比較部222、不正接続判定部224、判定結果通知部226、信号送信部327、有効波形判定部328、正常特徴量取得部329、温度計測部330及び平均化処理部331の機能を実現するプログラムは、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVD等の可搬記憶媒体に記憶されてもよい。
また、比較部22、不正接続判定部24、判定結果通知部26、信号送信部127、有効波形判定部128、正常波形取得部129、温度計測部130、平均化処理部131、比較部222、不正接続判定部224、判定結果通知部226、信号送信部327、有効波形判定部328、正常特徴量取得部329、温度計測部330及び平均化処理部331の「部」を、「回路」又は「工程」又は「手順」又は「処理」に読み替えてもよい。
また、不正接続検知装置1及び不正接続検知装置201は、ロジックIC(Integrated Circuit)、GA(Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)といった電子回路により実現されてもよい。
なお、プロセッサ及び上記の電子回路を総称してプロセッシングサーキットリーともいう。
1 不正接続検知装置、2 記憶装置、3 プロセッサ、4 電圧センサ、11 バスライン、12 機器、21 波形取得部、22 比較部、23 正常波形、24 不正接続判定部、25 不正接続判定基準、26 判定結果通知部、105 送信器、106 温度センサ、127 信号送信部、128 有効波形判定部、129 正常波形取得部、130 温度計測部、131 平均化処理部、201 不正接続検知装置、202 記憶装置、203 プロセッサ、204 電圧センサ、221 波形取得部、222 比較部、223 正常特徴量、224 不正接続判定部、225 不正接続判定基準、226 判定結果通知部、230 正常波形、240 評価基準、305 送信器、306 温度センサ、327 信号送信部、328 有効波形判定部、329 正常特徴量取得部、330 温度計測部、331 平均化処理部、1281 波形取得管理部、1282 サンプル値比較部、1283 比較結果評価部、1284 波形グループ分割部、1285 平均化処理部、1286 インパルスノイズ除去部、1287 偏差値算出部、1288 偏差値評価部。

Claims (25)

  1. 計測値である、計測されたバスラインの電圧値の経時変化、前記電圧値の距離推移、前記バスラインのインピーダンス値の経時変化及び前記インピーダンス値の距離推移のうちのいずれかからSVD(Singular Value Decomposition)を用いて抽出された特徴量と、正常値である、正常時の前記バスラインの電圧値の経時変化、前記電圧値の距離推移、前記バスラインのインピーダンス値の経時変化及び前記インピーダンス値の距離推移のうちのいずれかから前記SVDを用いて抽出された特徴量とを比較し、前記計測値の特徴量と前記正常値の特徴量との差異を抽出する比較部と、
    前記比較部により抽出された前記計測値の特徴量と前記正常値の特徴量との差異を評価して、前記バスラインに不正な機器が接続されているか否かを判定する不正接続判定部とを有する情報処理装置。
  2. 前記情報処理装置は、更に、
    高周波ステップ電気信号又はパルス電気信号を前記バスラインに送信する信号送信部と、
    前記信号送信部により送信された前記高周波ステップ電気信号又は前記パルス電気信号の反射特性を観測して前記バスラインの電圧値の経時変化、前記電圧値の距離推移、前記バスラインのインピーダンス値の経時変化及び前記インピーダンス値の距離推移のうちのいずれかを計測する計測部とを有する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記情報処理装置は、更に、
    計測された前記バスラインの電圧値の経時変化、前記電圧値の距離推移、前記バスラインのインピーダンス値の経時変化及び前記インピーダンス値の距離推移のうちのいずれかを平均化する平均化処理部を有し、
    前記比較部は、
    前記平均化処理部により平均化された後の前記バスラインの電圧値の経時変化、前記電圧値の距離推移、前記バスラインのインピーダンス値の経時変化及び前記インピーダンス値の距離推移のうちのいずれかから前記SVDを用いて特徴量を抽出し、前記計測値である、前記平均化処理部により平均化された後の前記バスラインの電圧値の経時変化、前記電圧値の距離推移、前記バスラインのインピーダンス値の経時変化及び前記インピーダンス値の距離推移のうちのいずれかから前記SVDを用いて抽出された特徴量と、前記正常値である、正常時の前記バスラインの電圧値の経時変化、前記電圧値の距離推移、前記バスラインのインピーダンス値の経時変化及び前記インピーダンス値の距離推移のうちのいずれかから前記SVDを用いて抽出された特徴量とを比較する請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記情報処理装置は、更に、
    前記バスラインの周囲の温度を計測する温度計測部を有し、
    前記比較部は、
    各々に温度レベルが関連付けられている複数の正常値の中から、前記温度計測部により計測された前記バスラインの周囲の温度に対応する温度レベルが関連付けられている正常値を選択し、選択した正常値から前記SVDを用いて抽出された特徴量と前記計測値から前記SVDを用いて抽出された特徴量とを比較する請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記情報処理装置は、更に、
    前記不正接続判定部の判定結果を外部に通知する判定結果通知部を有する請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記不正接続判定部は、更に、
    前記バスラインに不正な機器が接続されていると判定した場合に、前記不正な機器が接続されている位置を特定する請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記情報処理装置は、更に、
    計測された前記バスラインの電圧値の経時変化、前記電圧値の距離推移、前記バスラインのインピーダンス値の経時変化及び前記インピーダンス値の距離推移のうちのいずれかにインパルスノイズが含まれているか否かを判定するノイズ判定部を有し、
    前記比較部は、
    前記ノイズ判定部により前記インパルスノイズが含まれていないと判定された前記バスラインの電圧値の経時変化、前記電圧値の距離推移、前記バスラインのインピーダンス値の経時変化及び前記インピーダンス値の距離推移のうちのいずれかから前記SVDを用いて特徴量を抽出し、前記計測値である、前記ノイズ判定部により前記インパルスノイズが含まれていないと判定された前記バスラインの電圧値の経時変化、前記電圧値の距離推移、前記バスラインのインピーダンス値の経時変化及び前記インピーダンス値の距離推移のうちのいずれかから前記SVDを用いて抽出された特徴量と、前記正常値である、正常時の前記バスラインの電圧値の経時変化、前記電圧値の距離推移、前記バスラインのインピーダンス値の経時変化及び前記インピーダンス値の距離推移のうちのいずれかから前記SVDを用いて抽出された特徴量とを比較する請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記情報処理装置は、更に、
    前記バスラインの電圧値の経時変化、前記電圧値の距離推移、前記バスラインのインピーダンス値の経時変化及び前記インピーダンス値の距離推移のうちのいずれかを前記計測値の候補である計測値候補として計測する計測部を有し、
    前記ノイズ判定部は、
    前記計測部により計測値候補が得られる度に、得られた計測値候補と前記正常値を比較し、前記計測値候補と前記正常値との差異が閾値以上である場合に、前記計測値候補に前記インパルスノイズが含まれていると判定し、前記インパルスノイズが含まれていると判定した計測値候補を破棄して、前記インパルスノイズが含まれていない計測値候補を得る請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記ノイズ判定部は、
    前記計測部により計測された連続するm(m≧2)個の計測値候補のそれぞれに前記インパルスノイズが含まれていると判定した場合に、前記m個の計測値候補の後に前記計測部により計測された計測値候補には前記インパルスノイズが含まれていないと判定する請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記情報処理装置は、更に、
    前記バスラインの電圧値の経時変化、前記電圧値の距離推移、前記バスラインのインピーダンス値の経時変化及び前記インピーダンス値の距離推移のうちのいずれかを前記計測値の候補である計測値候補として計測する計測部を有し、
    前記ノイズ判定部は、
    前記計測部により計測された複数の計測値候補である複数の第1の計測値候補の各々を、前記計測部により計測された前記第1の計測値候補とは異なる複数の計測値候補である複数の第2の計測値候補の代表値と比較し、前記複数の第1の計測値候補のうちのいずれかの第1の計測値候補において前記複数の第2の計測値候補の代表値との差異が閾値以上である場合に、当該第1の計測値候補に前記インパルスノイズが含まれていると判定し、前記インパルスノイズが含まれていると判定された第1の計測値候補の破棄及び前記インパルスノイズが含まれていると判定された第1の計測値候補の補正のいずれかを行って、前記インパルスノイズが含まれていない計測値候補を得る請求項7に記載の情報処理装置。
  11. 前記ノイズ判定部は、
    前記インパルスノイズが含まれていると判定された第1の計測値候補の数が閾値を超えている場合に、前記複数の第1の計測値候補の代表値と前記複数の第2の計測値候補の各々とを比較し、前記複数の第2の計測値候補のうちのいずれかの第2の計測値候補において前記複数の第1の計測値候補の代表値との差異が閾値以上である場合に、当該第2の計測値候補に前記インパルスノイズが含まれていると判定し、前記インパルスノイズが含まれていると判定された第2の計測値候補の数が閾値未満である場合に、前記インパルスノイズが含まれていると判定された第1の計測値候補には前記インパルスノイズが含まれていないと判定する請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記情報処理装置は、更に、
    前記バスラインの電圧値の経時変化、前記電圧値の距離推移、前記バスラインのインピーダンス値の経時変化及び前記インピーダンス値の距離推移のうちのいずれかを前記計測値の候補である計測値候補として計測する計測部を有し、
    前記バスラインの電圧値の経時変化及び前記バスラインの電圧値の距離推移のいずれかを前記計測値候補として計測する場合に、複数のサンプル点で前記バスラインの電圧値をサンプリングし、
    前記バスラインのインピーダンス値の経時変化及び前記バスラインのインピーダンス値の距離推移のいずれかを前記計測値候補として計測する場合に、複数のサンプル点で前記バスラインのインピーダンス値をサンプリングし、
    前記ノイズ判定部は、
    前記計測部により計測された複数の計測値候補について、サンプル点ごとに、各サンプル値の偏差値を解析して各サンプル値が前記インパルスノイズに該当するか否かを判定し、
    いずれかの計測値候補のいずれかのサンプル点のサンプル値が前記インパルスノイズに該当する場合に、前記インパルスノイズに該当するサンプル値の破棄及び前記インパルスノイズに該当するサンプル値の補正のいずれかを行って前記インパルスノイズが含まれていない計測値候補を得る請求項7に記載の情報処理装置。
  13. 前記ノイズ判定部は、
    サンプル点ごとに、前記複数の計測値候補について算出した複数のサンプル値の偏差値が許容範囲内にあるか否かを判定し、
    偏差値が前記許容範囲外にあるサンプル値を前記インパルスノイズに該当すると判定する請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 前記ノイズ判定部は、
    サンプル点ごとに、複数の計測値候補の複数のサンプル値のうち、任意数の上位のサンプル値と任意数の下位のサンプル値とを前記インパルスノイズに該当すると判定する請求項7に記載の情報処理装置。
  15. 前記ノイズ判定部は、
    サンプル点ごとに、複数の計測値候補の複数のサンプル値のうち、中央値以外のサンプル値を前記インパルスノイズに該当すると判定する請求項7に記載の情報処理装置。
  16. バスラインの電圧値の経時変化、前記電圧値の距離推移、前記バスラインのインピーダンス値の経時変化及び前記インピーダンス値の距離推移のうちのいずれかを計測値候補として計測する計測部と、
    前記計測部により計測値候補が得られる度に、得られた計測値候補と正常値である、正常時の前記バスラインの電圧値の経時変化、前記電圧値の距離推移、前記バスラインのインピーダンス値の経時変化及び前記インピーダンス値の距離推移のうちのいずれかを比較し、前記計測値候補と前記正常値との差異が閾値以上である場合に、前記計測値候補にインパルスノイズが含まれていると判定し、連続するm(m≧2)個の計測値候補のそれぞれに前記インパルスノイズが含まれていると判定した場合には、前記m個の計測値候補の後に前記計測部により計測された計測値候補には、前記インパルスノイズが含まれていないと判定し、前記インパルスノイズが含まれていると判定した計測値候補を破棄して、前記インパルスノイズが含まれていない計測値候補を得るノイズ判定部と、
    計測値である、前記ノイズ判定部により前記インパルスノイズが含まれていないと判定された前記バスラインの電圧値の経時変化、前記電圧値の距離推移、前記バスラインのインピーダンス値の経時変化及び前記インピーダンス値の距離推移のうちのいずれかと、前記正常値とを比較し、前記計測値と前記正常値との差異を抽出する比較部と、
    前記比較部により抽出された前記計測値と前記正常値との差異を評価して、前記バスラインに不正な機器が接続されているか否かを判定する不正接続判定部とを有する情報処理装置。
  17. 前記比較部は、
    計測値である、前記ノイズ判定部により前記インパルスノイズが含まれていないと判定された前記バスラインの電圧値の経時変化、前記電圧値の距離推移、前記バスラインのインピーダンス値の経時変化及び前記インピーダンス値の距離推移のうちのいずれかから抽出された特徴量と、前記正常値から抽出された特徴量とを比較し、前記計測値と前記正常値との差異を抽出し、
    前記不正接続判定部は、
    前記比較部により抽出された前記計測値の特徴量と前記正常値の特徴量との差異を評価して、前記バスラインに不正な機器が接続されているか否かを判定することを特徴とする請求項16に記載の情報処理装置。
  18. バスラインの電圧値の経時変化、前記電圧値の距離推移、前記バスラインのインピーダンス値の経時変化及び前記インピーダンス値の距離推移のうちのいずれかを計測値候補として計測する計測部と、
    前記計測部により計測された複数の計測値候補である複数の第1の計測値候補の各々を、前記計測部により計測された前記第1の計測値候補とは異なる複数の計測値候補である複数の第2の計測値候補の代表値と比較し、前記複数の第1の計測値候補のうちのいずれかの第1の計測値候補において前記複数の第2の計測値候補の代表値との差異が閾値以上である場合に、当該第1の計測値候補にインパルスノイズが含まれていると判定し、前記インパルスノイズが含まれていると判定された第1の計測値候補の破棄及び前記インパルスノイズが含まれていると判定された第1の計測値候補の補正のいずれかを行って、前記インパルスノイズが含まれていない計測値候補を得るノイズ判定部と、
    計測値である、前記ノイズ判定部により前記インパルスノイズが含まれていないと判定された前記バスラインの電圧値の経時変化、前記電圧値の距離推移、前記バスラインのインピーダンス値の経時変化及び前記インピーダンス値の距離推移のうちのいずれかと、正常値とを比較し、前記計測値と前記正常値との差異を抽出する比較部と、
    前記比較部により抽出された前記計測値と前記正常値との差異を評価して、前記バスラインに不正な機器が接続されているか否かを判定する不正接続判定部とを有する情報処理装置。
  19. 前記比較部は、
    計測値である、前記ノイズ判定部により前記インパルスノイズが含まれていないと判定された前記バスラインの電圧値の経時変化、前記電圧値の距離推移、前記バスラインのインピーダンス値の経時変化及び前記インピーダンス値の距離推移のうちのいずれかから抽出された特徴量と、前記正常値から抽出された特徴量とを比較し、前記計測値と前記正常値との差異を抽出し、
    前記不正接続判定部は、
    前記比較部により抽出された前記計測値の特徴量と前記正常値の特徴量との差異を評価して、前記バスラインに不正な機器が接続されているか否かを判定する請求項18に記載の情報処理装置。
  20. コンピュータが、計測値である、計測されたバスラインの電圧値の経時変化、前記電圧値の距離推移、前記バスラインのインピーダンス値の経時変化及び前記インピーダンス値の距離推移のうちのいずれかからSVD(Singular Value Decomposition)及び波形面積のいずれかを用いて抽出された特徴量と、正常値である、正常時の前記バスラインの電圧値の経時変化、前記電圧値の距離推移、前記バスラインのインピーダンス値の経時変化及び前記インピーダンス値の距離推移のうちのいずれかから前記SVDを用いて抽出された特徴量とを比較し、前記計測値の特徴量と前記正常値の特徴量との差異を抽出し、
    前記コンピュータが、抽出された前記計測値の特徴量と前記正常値の特徴量との差異を評価して、前記バスラインに不正な機器が接続されているか否かを判定する情報処理方法。
  21. コンピュータが、バスラインの電圧値の経時変化、前記電圧値の距離推移、前記バスラインのインピーダンス値の経時変化及び前記インピーダンス値の距離推移のうちのいずれかを計測値候補として計測し、
    計測値候補が得られる度に、前記コンピュータが、得られた計測値候補と正常値である、正常時の前記バスラインの電圧値の経時変化、前記電圧値の距離推移、前記バスラインのインピーダンス値の経時変化及び前記インピーダンス値の距離推移のうちのいずれかを比較し、前記計測値候補と前記正常値との差異が閾値以上である場合に、前記計測値候補にインパルスノイズが含まれていると判定し、連続するm(m≧2)個の計測値候補のそれぞれに前記インパルスノイズが含まれていると判定した場合には、前記m個の計測値候補の後に計測された計測値候補には、前記インパルスノイズが含まれていないと判定し、前記インパルスノイズが含まれていると判定した計測値候補を破棄して、前記インパルスノイズが含まれていない計測値候補を得、
    前記コンピュータが、計測値である、前記インパルスノイズが含まれていないと判定された前記バスラインの電圧値の経時変化、前記電圧値の距離推移、前記バスラインのインピーダンス値の経時変化及び前記インピーダンス値の距離推移のうちのいずれかと、前記正常値とを比較し、前記計測値と前記正常値との差異を抽出し、
    前記コンピュータが、抽出された前記計測値と前記正常値との差異を評価して、前記バスラインに不正な機器が接続されているか否かを判定する情報処理方法。
  22. コンピュータが、バスラインの電圧値の経時変化、前記電圧値の距離推移、前記バスラインのインピーダンス値の経時変化及び前記インピーダンス値の距離推移のうちのいずれかを計測値候補として計測し、
    前記コンピュータが、計測された複数の計測値候補である複数の第1の計測値候補の各々を、計測された前記第1の計測値候補とは異なる複数の計測値候補である複数の第2の計測値候補の代表値と比較し、前記複数の第1の計測値候補のうちのいずれかの第1の計測値候補において前記複数の第2の計測値候補の代表値との差異が閾値以上である場合に、当該第1の計測値候補に前記インパルスノイズが含まれていると判定し、前記インパルスノイズが含まれていると判定された第1の計測値候補の破棄及び前記インパルスノイズが含まれていると判定された第1の計測値候補の補正のいずれかを行って、前記インパルスノイズが含まれていない計測値候補を得、
    前記コンピュータが、計測値である、前記インパルスノイズが含まれていないと判定された前記バスラインの電圧値の経時変化、前記電圧値の距離推移、前記バスラインのインピーダンス値の経時変化及び前記インピーダンス値の距離推移のうちのいずれかと、前記正常値とを比較し、前記計測値と前記正常値との差異を抽出し、
    前記コンピュータが、抽出された前記計測値と前記正常値との差異を評価して、前記バスラインに不正な機器が接続されているか否かを判定する情報処理方法。
  23. 計測値である、計測されたバスラインの電圧値の経時変化、前記電圧値の距離推移、前記バスラインのインピーダンス値の経時変化及び前記インピーダンス値の距離推移のうちのいずれかからSVD(Singular Value Decomposition)を用いて抽出された特徴量と、正常値である、正常時の前記バスラインの電圧値の経時変化、前記電圧値の距離推移、前記バスラインのインピーダンス値の経時変化及び前記インピーダンス値の距離推移のうちのいずれかから前記SVDを用いて抽出された特徴量とを比較し、前記計測値の特徴量と前記正常値の特徴量との差異を抽出する比較処理と、
    前記比較処理により抽出された前記計測値の特徴量と前記正常値の特徴量との差異を評価して、前記バスラインに不正な機器が接続されているか否かを判定する不正接続判定処理とをコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
  24. バスラインの電圧値の経時変化、前記電圧値の距離推移、前記バスラインのインピーダンス値の経時変化及び前記インピーダンス値の距離推移のうちのいずれかを計測値候補として計測する計測処理と、
    前記計測処理により計測値候補が得られる度に、得られた計測値候補と正常値である、正常時の前記バスラインの電圧値の経時変化、前記電圧値の距離推移、前記バスラインのインピーダンス値の経時変化及び前記インピーダンス値の距離推移のうちのいずれかを比較し、前記計測値候補と前記正常値との差異が閾値以上である場合に、前記計測値候補にインパルスノイズが含まれていると判定し、連続するm(m≧2)個の計測値候補のそれぞれに前記インパルスノイズが含まれていると判定した場合には、前記m個の計測値候補の後に前記計測処理により計測された計測値候補には、前記インパルスノイズが含まれていないと判定し、前記インパルスノイズが含まれていると判定した計測値候補を破棄して、前記インパルスノイズが含まれていない計測値候補を得るノイズ判定処理と、
    計測値である、前記ノイズ判定処理により前記インパルスノイズが含まれていないと判定された前記バスラインの電圧値の経時変化、前記電圧値の距離推移、前記バスラインのインピーダンス値の経時変化及び前記インピーダンス値の距離推移のうちのいずれかと、前記正常値とを比較し、前記計測値と前記正常値との差異を抽出する比較処理と、
    前記比較処理により抽出された前記計測値と前記正常値との差異を評価して、前記バスラインに不正な機器が接続されているか否かを判定する不正接続判定処理とをコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
  25. バスラインの電圧値の経時変化、前記電圧値の距離推移、前記バスラインのインピーダンス値の経時変化及び前記インピーダンス値の距離推移のうちのいずれかを計測値候補として計測する計測処理と、
    前記計測処理により計測された複数の計測値候補である複数の第1の計測値候補の各々を、前記計測処理により計測された前記第1の計測値候補とは異なる複数の計測値候補である複数の第2の計測値候補の代表値と比較し、前記複数の第1の計測値候補のうちのいずれかの第1の計測値候補において前記複数の第2の計測値候補の代表値との差異が閾値以上である場合に、当該第1の計測値候補に前記インパルスノイズが含まれていると判定し、前記インパルスノイズが含まれていると判定された第1の計測値候補の破棄及び前記インパルスノイズが含まれていると判定された第1の計測値候補の補正のいずれかを行って、前記インパルスノイズが含まれていない計測値候補を得るノイズ判定処理と、
    計測値である、前記ノイズ判定処理により前記インパルスノイズが含まれていないと判定された前記バスラインの電圧値の経時変化、前記電圧値の距離推移、前記バスラインのインピーダンス値の経時変化及び前記インピーダンス値の距離推移のうちのいずれかと、前記正常値とを比較し、前記計測値と前記正常値との差異を抽出する比較処理と、
    前記比較処理により抽出された前記計測値と前記正常値との差異を評価して、前記バスラインに不正な機器が接続されているか否かを判定する不正接続判定処理とをコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
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