JP6425801B2 - サブサンプリング位相ロックループ - Google Patents

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Description

本発明は、サブサンプリング位相ロックループに関する。さらに、本発明は、対応する方法及びコンピュータプログラムにも関する。
位相ロックループ(PLL)は、無線周波数(RF)及びミリ波(MW)無線送信機の重要な部分であり、テスト機器及びクロック生成器においても重要な部分である。PLLは、周波数が基準周波数のN倍である信号を生成する。PLLの利点の1つの重要な形態は、位相ノイズ及びスプリアスコンテンツで量子化されたそのスペクトル純度である。複数のPLLアーキテクチャが過去数十年間に提示されている。位相ノイズに関して最も性能の良いPLLの1つは、サブサンプリングPLLである。
サブサンプリングPLL(SS-PLL)は、周期Tを有する入力基準クロックと、サンプラと、フォワードループ機能と、電圧制御発振器(VCO)とを有するフィードバックシステムである。所望の周波数が基準周波数の整数N倍であること、すなわち、どの第NのVCOのゼロ交差も正の基準エッジと一致することを仮定する。基準周期Tのどの倍数においても、VCOの正弦波出力は、ゼロを交差するべきである。VCO周波数における小さい誤差は、電圧誤差をもたらす。サンプラによりキャプチャされるのは、この誤差電圧である。
通常では、サンプラの出力は、1つは固定の電流を有し、1つは変調され得る電流を有する2つの電流源で構成されるチャージポンプを制御するように構成される。電流源は、短いパルスの間に出力に同時に接続される。通常では、チャージポンプの出力電流は、ループフィルタにより積分されてフィルタリングされ、次にVCOの出力周波数を制御する。
VCOの出力周波数がわずかに低すぎる場合、サンプラは、より低い電圧で、そのサイクルにおいてより早くVCO正弦波をサンプリングする。これは、チャージポンプの純出力電流を増加させる。LPF(低域フィルタ)出力電圧は増加し、VCO周波数は増加する。VCO周波数が高すぎる場合、反対のことが発生する。このフィードバックループは、VCO周波数を基準周波数の所望の倍数に保持する。
サンプラはいずれかのVCOエッジをキャプチャすることができるため、サブサンプリングPLLは、小さいロック範囲を有する。これを回避するために、典型的なSS-PLLは、更なる粗いロッキングループを有する。SS-PLLループには、従来の解決策から既知のように、並列の従来のPLLループが付随する。
前述のSS-PLLは、整数Nの動作に制限される。フラクショナルNサブサンプリングPLL(SSF-PLL)は、基準入力経路において制御可能なデジタル−時間変換器(DTC)を導入することにより実装され得る。SSF-PLLの背後の原理は、VCO出力の(理想的な)ゼロ交差と一致するように、正の基準エッジを遅延させることである。遅延が1つより多くのVCO周期である場合、前のVCOゼロ交差が代わりにサンプリングされる。これは、基準クロックの鋸歯形状の遅延をもたらす。
DTCの遅延は、tDの倍数において設定される。ほとんどの場合、理想的なVCOのゼロ交差は、この遅延と一致しない。これは、サンプリングされた電圧におけるいわゆる量子化誤差をもたらす。サンプリングされた電圧は、低すぎるか高すぎる。
DTCの限られた分解能は、サンプラの出力において電圧誤差を導入する。これは、PLL出力のスペクトル劣化を導入する。DTC遅延の決定的なランプ(ramp)のような形状のため、ほとんどの場合、劣化は、スプリアストーン(spurious tone)の形になる。したがって、分解能の増加が最も重要である。
本発明の目的は、従来の解決策の欠点及び問題を軽減又は解決する解決策を提供することである。
本発明の他の目的は、デジタル−時間変換器の限られた分解能に関する問題が少なくとも低減されるサブサンプリング位相ロックループを提供することである。
この説明及び対応する請求項における“又は”は、“及び”と“又は”とをカバーする数学上のORとして理解されるべきであり、XOR(排他的OR)として解釈されるべきではない。
前述の目的は、独立請求項の対象物により実現される。本発明の更に有利な実装形式は、従属請求項に見られ得る。
本発明の第1の態様によれば、前述及び他の目的は、デジタル−時間変換器と、サンプラモジュールと、補間器と、電圧制御発振器とを含むサブサンプリング位相ロックループで達成される。デジタル−時間変換器は、第1の時点t1における第1の遅延信号SDLY1と、第2の時点t2における第2の遅延信号SDLY2とを提供するように構成され、第1の時点t1は、発振器出力信号SOUTの第1の理想的なサンプリング時の前であり、第2の時点t2は、発振器出力信号SOUTの第2の理想的なサンプリング時の後である。サンプラモジュールは、第1の遅延信号SDLY1に基づく第1の時点t1における発振器出力信号SOUTの第1のサンプルS1と、第2の遅延信号SDLY2に基づく第2の時点t2における発振器出力信号SOUTの第2のサンプルS2とを提供するように構成される。補間器は、第1のサンプルS1と第2のサンプルS2とを補間することにより、サンプラ信号SSAMPLを提供するように構成される。電圧制御発振器は、サンプラ信号SSAMPLに基づいて発振器出力信号SOUTを制御するように構成される。
従来技術によるサブサンプリング位相ロックループにおけるデジタル−時間変換器DTCの分解能の増加は、様々な実装に関する理由のため困難である。提案の発明の目標は、限られたDTC分解能の影響を低減することである。
本発明の第1の態様によるサブサンプリング位相ロックループの特徴により達成される効果は、DTCの分解能を増加させることにより達成されるときの効果と比較され得る。しかし、DTCの分解能を増加させることより、回路レベルで前述の効果を達成することが容易である。提案の概念を使用した結果は、より低い位相ノイズ及びスプリアストーンを有するSSF-PLLの増加したスペクトル純度である。したがって、本発明の実施例の主な利点は、実装するのが容易な方法でこの結果を提供すること、すなわち、理想的なサンプリング時においてサンプリングする代わりに、理想的なサンプリング時におけるサンプルが第1のサンプルと第2のサンプルとの間の補間により計算されることである。したがって、より良いサンプリングを達成するためにDTCの分解能を改善する必要はない。
第1の理想的なサンプリング時は、第2の理想的なサンプリング時と同じでもよい。しかし、当然に、第2の理想的なサンプリング時が第1の理想的なサンプリング時と異なることも可能である。補間器は、それ自体当業者に既知の多くの異なる方法で提供されてもよい。
第1の態様によるサブサンプリング位相ロックループの第1の可能な実装形式では、デジタル−時間変換器は、基準信号SREFと制御信号とを受信するように更に構成され、制御信号は、発振器出力信号SOUTの所望の周波数と基準信号SREFの周波数との間の係数を規定する。デジタル−時間変換器は、サンプリングのための可能な時点を規定する変換器信号SCを生成し、変換器信号SCと基準信号SREFと制御信号とに基づいて第1の遅延信号SDLY1と第2の遅延信号SDLY2とを提供するように更に構成される。
この第1の可能な実装形式の利点は、基準信号SREF及び制御信号が外部源から生じてもよい点である。これは、サブサンプリング位相ロックループをより多用途にする。
第1の態様の第1の可能な実装形式によるサブサンプリング位相ロックループの第2の可能な実装形式では、デジタル−時間変換器は、制御信号と基準信号SREFとに基づいて第1の理想的なサンプリング時と第2の理想的なサンプリング時とを決定するように更に構成される。
この第2の可能な実装形式の利点は、理想的なサンプリング時が他の方法で決定された場合より、サブサンプリング位相ロックループが実装するのが容易になる点である。
第1の態様の第1若しくは第2の可能な実装形式のいずれか又はサブサンプリング位相ロックループ自体によるサブサンプリング位相ロックループの第3の可能な実装形式では、サブサンプリング位相ロックループは、フィルタリングされたサンプラ信号SFILTを提供するために、サンプラ信号SSAMPLをフィルタリングするように構成されたフォワード伝達関数モジュールを更に含む。電圧制御発振器は、フィルタリングされたサンプラ信号SFILTを使用して発振器出力信号S OUT を制御するように更に構成される。
フォワード伝達関数モジュールは、好ましくは低域フィルタであるが、他のフォワード伝達関数も使用することが可能である。この第3の可能な実装形式の利点は、サンプラ信号をフィルタリングすることにより、サブサンプリング位相ロックループのループダイナミクスが改善される点である。さらに、フィルタリングは、電圧制御発振器に現れる基準周波数エネルギーの量(リップル)を制限する。このようなリップルは、不要なFM側波帯を生成し得る。
第1の態様の前述の可能な実装形式のいずれか又はサブサンプリング位相ロックループ自体によるサブサンプリング位相ロックループの第4の可能な実装形式では、サンプラモジュールは、第1のサンプラと、第2のサンプラとを含む。第1のサンプラは、第1の遅延信号SDLY1に基づいて第1のサンプルS1を提供するように構成され、第2のサンプラは、第2の遅延信号SDLY2に基づいて第2のサンプルS2を提供するように構成される。
第4の可能な実装形式の利点は、各サンプラが1つのサンプルを提供しさえすればよい点である。これは、サンプラの実装をより容易にする。当然に、1つのみのサンプラを有することも可能であるが、これは、第2のサンプルが取得される間に第1のサンプルのための何らかの記憶ユニットを必要とする。
第1の態様の前述の可能な実装形式のいずれか又はサブサンプリング位相ロックループ自体によるサブサンプリング位相ロックループの第5の可能な実装形式では、補間器は、式:
SSAMPL=(1-f)×S1+f×S2
を使用して第1のサンプルS1と第2のサンプルS2とを補間するように更に構成され、fは、間隔0〜1の値を有する補間係数である。
第1及び第2のサンプルの補間のために他の式を使用することも可能である。しかし、サンプルは、好ましくは発振器出力信号のゼロ交差の周辺の時間の近くで取得されるため、発振器出力信号が直線であるという仮定は、非常に良い近似である。したがって、前述の式は、良い補間結果を与える。当然に、何らかの理由で発振器出力信号が直線として近似できない場合に、他の式を使用することも可能である。この第5の可能な実装形式の利点は、実装するのが比較的容易であり、同時に良い結果を与える点である。
第1の態様の第5の可能な実装形式又はサブサンプリング位相ロックループ自体によるサブサンプリング位相ロックループの第6の可能な実装形式では、補間器は、第1の調整可能コンデンサデバイスと、第2の調整可能コンデンサデバイスとを含む。補間器は、第1の調整可能コンデンサデバイスの静電容量値を(1-f)×Cに設定し、第1の調整可能コンデンサデバイスに第1のサンプルS1を記憶するように更に構成される。補間器は、第2の調整可能コンデンサデバイスの静電容量値をf×Cに設定し、第2の調整可能コンデンサデバイスに第2のサンプルS2を記憶するように更に構成され、Cは、第1の調整可能コンデンサデバイスの最大静電容量値及び第2の調整可能コンデンサデバイスの最大静電容量値である。補間器は、第1の調整可能コンデンサデバイスを第2の調整可能コンデンサデバイスと並列に接続することにより、サンプラ信号SSAMPLを提供するように更に構成される。
この第6の可能な実装形式の利点は、実装するのが比較的容易である点である。また、連続的調整可能コンデンサは容易に入手可能である。静電容量値を段階的に調整可能にさせることが許容できる場合、調整可能コンデンサは、多数の方法で実装されてもよい。
第1の態様の第6の可能な実装形式によるサブサンプリング位相ロックループの第7の可能な実装形式では、第1の調整可能コンデンサデバイスは、M個の取り付け可能ユニットサイズのコンデンサを含み、第2の調整可能コンデンサデバイスは、M個の取り付け可能ユニットサイズのコンデンサを含み、M≧1である。補間器は、M-m個の取り付け可能ユニットサイズのコンデンサを第1の調整可能コンデンサデバイスに取り付けるように更に構成され、M≧mである。補間器は、m個の取り付け可能ユニットサイズのコンデンサを第2の調整可能コンデンサデバイスに取り付けるように更に構成され、これにより、第1の調整可能コンデンサデバイスの静電容量は(M-m)×CCAPであり、第2の調整可能コンデンサデバイスの静電容量はm×CCAPであり、CCAPは、それぞれのユニットサイズのコンデンサの静電容量である。
この第7の可能な実装形式の利点は、複数の取り付け可能ユニットサイズのコンデンサで調整可能コンデンサを実装するのがより容易である点である。このような取り付け可能ユニットサイズのコンデンサは、集積回路上に容易に一体化されてもよい。
第1の態様の第5の可能な実装形式によるサブサンプリング位相ロックループの第8の可能な実装形式では、補間器は、第1のサンプルS1を受信するように構成された第1の入力と、第2のサンプルS2を受信するように構成された第2の入力と、第1の入力と第2の入力との間に直列に接続されたM個の抵抗であり、M≧2であり、M個の抵抗は導体と接続されるM個の抵抗と、補間器出力とを含む。補間器は、補間器出力においてサンプラ信号SSAMPLを提供するために、補間器出力を導体、第1の入力又は第2の入力のいずれか1つに接続するように更に構成される。
本発明の第1の態様によるサブサンプリング位相ロックループのこの第8の可能な実装形式は、前述のコンデンサを使用した第7の実装形式への代替である。用途に応じて、コンデンサの代わりに抵抗を使用することが有利になり得る。
第1の態様の第1〜第4の可能な実装形式のいずれか又はサブサンプリング位相ロックループ自体によるサブサンプリング位相ロックループの第9の可能な実装形式では、サブサンプリング位相ロックループは、第1のサンプルS1と第2のサンプルS2との間の差を変換することにより、デジタル信号SDを提供するように構成されたアナログ−デジタル変換器モジュールを更に含み、補間器は、サンプラ信号SSAMPLを提供するために、デジタル信号SDを補間するように更に構成される。
デジタル補間は、それ自体当業者により既知の技術であり、したがって、ここでは詳細に説明しない。主に、デジタル補間は、前述の補間技術への代替である。本発明の第1の態様によるサブサンプリング位相ロックループのこの第9の可能な実装形式の利点は、デジタル補間がよりロバストな結果を提供し得る点である。
第1の態様の前述の可能な実装形式のいずれか又はサブサンプリング位相ロックループ自体によるサブサンプリング位相ロックループの第10の可能な実装形式では、第1の理想的なサンプリング時は、第2の理想的なサンプリング時と異なる。
この第10の可能な実装形式の利点は、サンプルの間の時間がより大きくなる点である。これは、デジタル−時間変換器が非常に短い時間を間に有する2つの遅延信号を送信することができる必要なく、単一のデジタル−時間変換器が使用されることを可能にする。さらに、第1の理想的なサンプリング時が第2の理想的なサンプリング時と異なる場合、1つのみのサンプラで本発明の第1の態様によるサブサンプリング位相ロックループを実装することも、より容易である。
第1の態様の第10の可能な実装形式によるサブサンプリング位相ロックループの第11の可能な実装形式では、第1の理想的なサンプリング時及び第2の理想的なサンプリング時は、基準信号SREFの連続的な周期にある。
この第11の可能な実装形式の利点は、第1の理想的なサンプリング時が第2の理想的なサンプリング時と異なる場合、これが最善の補間結果を与える点である。
本発明の第2の態様によれば、前述及び他の目的は、第1の時点t1における第1の遅延信号SDLY1と、第2の時点t2における第2の遅延信号SDLY2とを提供するステップであり、第1の時点t1は、発振器出力信号SOUTの第1の理想的なサンプリング時の前であり、第2の時点t2は、発振器出力信号SOUTの第2の理想的なサンプリング時の後であるステップを含む。この方法は、第1の遅延信号SDLY1に基づく第1の時点t1における発振器出力信号SOUTの第1のサンプルS1と、第2の遅延信号SDLY2に基づく第2の時点t2における発振器出力信号SOUTの第2のサンプルS2とを少なくとも提供するステップを更に含む。この方法は、第1のサンプルS1と第2のサンプルS2とを補間することにより、サンプラ信号SSAMPLを提供するステップと、サンプラ信号SSAMPLに基づいて発振器出力信号SOUTを制御するステップとを更に含む。
本発明の第2の態様による方法の特徴により達成される効果は、第1の時点t1と第2の時点t2との間の時間を減少させることにより達成される効果と比較され得る。しかし、第1の時点t1と第2の時点t2との間の時間を減少させることより、本発明の第2の態様による方法を実行することが容易である。提案の概念を使用した結果は、より低い位相ノイズ及びスプリアストーンを有する発振器出力信号SOUTの増加したスペクトル純度である。したがって、実施例の主な利点は、実装するのがより容易な方法でこの結果を提供する点である。
本発明の第3の態様によれば、前述及び他の目的は、コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行した場合、本発明の第2の態様による方法を実行するプログラムコードを有するコンピュータプログラムで達成される。
本発明の実施例によるサブサンプリング位相ロックループを概略的に示す。 2つの別々のDTCを含む本発明の更なる実施例によるサブサンプリング位相ロックループを示す。 基準信号SREFと発振器出力信号SOUTとDTCからの変換器信号SCとの間の関係を示すタイミング図である。 本発明の実施例による補間器及びサンプラを概略的に示す。 補間器が別個の静電容量を含む本発明の実施例による補間器及びサンプラを示す。 補間器が抵抗ラダーを含む本発明の更なる実施例による補間器及びサンプラを示す。 補間器がデジタルドメインで動作するように構成された本発明の更なる実施例による補間器及びサンプラを示す。 サブサンプリング位相ロックループが2つの連続サンプルを補間するように構成された本発明の更なる実施例によるサブサンプリング位相ロックループを示す。 基準信号SREFと発振器出力信号SOUTとDTCからの変換器信号SCとの間の関係を示すタイミング図である。 本発明の実施例によるサブサンプリング位相ロックループにおいて使用され得るチャージポンプを示す。 粗いロッキング位相のロックループと接続されたサブサンプリング位相ロックループを示す。 本発明の実施例によるサブサンプリング位相ロックループにおいて使用され得るチャージポンプに基づくDTCを示す。 本発明の実施例による方法を示す。
以下の詳細な説明において、異なる図面において対応する特徴のために同じ参照符号が使用される。
図1は、本発明の実施例によるサブサンプリング位相ロックループ100を概略的に示す。サブサンプリング位相ロックループ100は、デジタル−時間変換器102と、サンプラモジュール104と、補間器106と、電圧制御発振器108とを含む。デジタル−時間変換器102は、第1の時点t1における第1の遅延信号SDLY1と、第2の時点t2における第2の遅延信号SDLY2とを提供するように構成される。第1の時点t1は、発振器出力信号SOUTの第1の理想的なサンプリング時の前であり、第2の時点t2は、発振器出力信号SOUTの第2の理想的なサンプリング時の後である。実施例によれば、第1の理想的なサンプリング時は、第2の理想的なサンプリング時と同じサンプリング時でもよい。サンプラモジュール104は、第1の遅延信号SDLY1に基づく第1の時点t1における発振器出力信号SOUTの第1のサンプルS1と、第2の遅延信号SDLY2に基づく第2の時点t2における発振器出力信号SOUTの第2のサンプルS2とを提供するように構成される。補間器106は、第1のサンプルS1と第2のサンプルS2とを補間することにより、サンプラ信号SSAMPLを提供するように構成される。したがって、サンプラ信号は、第1の時点t1と第1の理想的なサンプリング時との間の第1の時間差、及び第2の時点t2と第2の理想的なサンプリング時との間の第2の時間差を考慮した補間である。第1及び第2の理想的なサンプリング時は、理想的な信号/所望の信号のゼロ交差にある。
実施例によれば、補間は線形である。したがって、理想的なサンプリング時に最も近く取得されたサンプルは、補間において最も大きい重みを与えられる。このように、理想的なサンプリング時に取得されたサンプルに基づくサンプラ信号に対応するサンプラ信号が提供される。電圧制御発振器108は、サンプラ信号SSAMPLに基づいて発振器出力信号SOUTを制御するように構成される。このように、電圧制御発振器の周波数は、所望の周波数に制御される。
図2は、本発明の更なる実施例によるサブサンプリング位相ロックループ100を示し、デジタル−時間変換器は、2つの別々のデジタル−時間変換器モジュール(DTC)162、162’を含む。図示の実施例によるサブサンプリング位相ロックループ100はまた、入力156と出力158とを含む変調器154も含む。変調器154は、入力において制御信号Nfを受信し、出力158においてDTC162、162’のための制御信号を提供するように構成される。制御信号Nfは、発振器出力信号SOUTの所望の周波数と基準信号SREFの周波数との間の係数を規定する。変調器154は、デジタル−時間変換器モジュールを制御するためにその出力158において変調器信号を提供するように構成される。各デジタル−時間変換器162、162’は、第1の入力150、150’と第2の入力152、152’とを含む。各デジタル−時間変換器モジュール162、162’は、この第1の入力150、150’における基準信号SREFと、第2の入力152、152’における変調器154の出力158からの変調器信号とを受信するように構成される。
DTC162、162’により生成された各遅延信号は、発振器出力信号SOUTのサンプルが下流のサンプラにより取得されるべきである時点を規定する。DTC162、162’は、サンプリングの可能な時点を規定する変換器信号SCを生成し、変換器信号SCと基準信号SREFと制御信号Nfとに基づいて第1の遅延信号SDLY1と第2の遅延信号SDLY2とを提供するように構成される。
図2のサブサンプリング位相ロックループ100は、発振器出力信号SOUTのための入力170と、第1の遅延信号SDLY1のための遅延信号入力172と、第1のサンプルS1のための出力174とを有する第1のサンプラ116を更に含む。図2のサブサンプリング位相ロックループ100は、発振器出力信号SOUTのための入力176と、第2の遅延信号SDLY2のための遅延信号入力178と、第2のサンプルS2のための出力180とを有する第2のサンプラ130を更に含む。第1のサンプラ116は、第1のサンプルS1を導出するために、第1の遅延信号SDLY1に基づいて第1の時点t1における発振器出力信号SOUTをサンプリングするように構成される。第2のサンプラ130は、第2のサンプルS2を導出するために、第2の遅延信号SDLY2に基づいて第2の時点t2における発振器出力信号SOUTをサンプリングするように構成される。第1のサンプラ116及び第2のサンプラ130は、併せて、図1に示すサンプラモジュール104の可能な実装を形成する。第1のサンプラ116及び第2のサンプラ130は、電圧を測定して記憶するためのコンデンサのような手段をそれぞれ含む。サンプラの可能な実装は、図4及び図5に示される。
サブサンプリング位相ロックループ100は、第1のサンプラ116からの第1のサンプルのための第1の入力182と、第2のサンプラからの第2のサンプルのための第2の入力184と、出力186とを有する補間器106を更に含む。補間器106は、補間器106の出力186において提供されるサンプラ信号SSAMPLを生成するために、サンプルの間を補間するように構成される。サブサンプリング位相ロックループは、補間器106の出力に接続された入力190と、出力192とを含むフィルタ188を更に含む。フィルタ188は、サンプラ信号SSAMPLを低域フィルタリングするように構成される。さらに、サブサンプリング位相ロックループは、フィルタの出力に結合された入力194と、発振器出力信号SOUTのための出力266とを含む電圧制御発振器108を含む。電圧制御発振器は、フィルタリングされたサンプラ信号に基づいて発振器出力信号SOUTを制御するように構成される。チャージポンプ224と呼ばれる中間回路は、点線により示されているように、補間器106とフィルタ188との間に配置されてもよい。チャージポンプ224は、補間器106とフィルタ188との間のマッチング回路として機能する。
図3は、基準信号SREFと発振器出力信号SOUTとDTCからの変換器信号SCとの間の関係を示すタイミング図である。図3はまた、発振器出力信号SOUTの小さい部分及びサンプリングのための時点t1、t2も示す。発振器出力信号SOUTの負の電圧から正の電圧へのゼロ交差164は、基準信号SREFの負の電圧から正の電圧へのゼロ交差166と共に示される。双方のゼロ交差は、理想的なサンプリング時として使用されてもよい。この例では、ゼロ交差164が前述の理想的なサンプリング時に対応することが認識されるべきである。S1及びS2は、時間t1及びt2に取得された第1及び第2のサンプルである。図3に示すように、第1の時点t1は、発振器出力信号SOUTのゼロ交差164の前であり、第2の時点t2は、発振器出力信号SOUTのゼロ交差164の後である。1つ又は複数のデジタル−時間変換器は、第1の時点t1における第1の遅延信号SDLY1(例えば、立ち上がり又は立ち下がりエッジ)と、第2の時点t2における第2の遅延信号SDLY2(例えば、立ち上がり又は立ち下がりエッジ)とを提供する。
発振器出力信号SOUT及び基準信号SREFがt=0において位置合わせしていると仮定すると、分数比N=Ni+Nf、0≦Nf<1では、第Niの発振器出力信号のゼロ交差は、基準エッジのわずか前に発生する。第(Ni+1)のゼロ交差は、基準エッジのわずか後に生じる。時間差TEは、
TE=(1-Nf)×tVCO
により与えられ、tVCOは発振器出力信号の周期である。
また、この遅延を発振器出力信号サイクルの数で表現することも便利であり、或いは、
NE=1-Nf
である。これらの遅延は、いずれか所与の出力周波数について定数である点に留意すべきである。第kの基準サイクルにおける遅延は、
nE[k]=k×NE=k×(1-Nf)
tE[k]=nE[k]×tVCO=k×(1-Nf)×tVCO
により与えられる。
サブサンプリング位相ロックループの背後の原理は、発振器出力信号SOUTの理想的なゼロ交差と一致するように、正の基準エッジを遅延させることである。遅延が発振器出力信号SOUTの1つの周期より大きい場合(nE[k]≧1)、前のSOUTゼロ交差が代わりにサンプリングされる。これは、基準信号SREFの鋸歯形状の遅延をもたらす。
遅延nE[k]の変更された表現は、
nE[k]=(k×(1-Nf))mod1
により与えられ、modはモジュロ演算子である。
デジタル−時間変換器は、当業者に既知の複数の方法で実装されることができ、ここでは詳細に説明しない。
図4は、本発明の実施例による補間器106とサンプラ104との組み合わせを含む補間器サンプラモジュール400を概略的に示す。発振器出力信号SOUTは、遅延
Figure 0006425801
及び
Figure 0006425801
を使用して2回サンプリングされ、すなわち、理想的なサンプリング時の前の1つのサンプル及び理想的なサンプリング時の後の1つのサンプルである。Δtは変換器信号SCの分解能であり、したがって、発振器出力信号の2つの連続サンプルの間の最小の可能な時間である。
補間器サンプラモジュール400は、第1の調整可能コンデンサデバイス132と第2の調整可能コンデンサデバイス134とを含む。補間器サンプラモジュール400は、第1の入力170と第1の調整可能コンデンサデバイス132との間に配置された第1のスイッチ196と、第2の入力176と第2の調整可能コンデンサデバイス134との間に配置された第2のスイッチ198とを更に含む。補間器サンプラモジュール400は、第1の調整可能コンデンサデバイスと補間器サンプラモジュール400の出力186との間に配置された第3のスイッチ200と、第2の調整可能コンデンサデバイスと出力186との間に配置された第4のスイッチ202とを更に含む。補間器サンプラモジュール400は、調整可能コンデンサデバイス132、134の静電容量と、スイッチ196、198、200及び202とを調整するように構成されたコントローラ168を更に含む。第1のスイッチ196及び第1の調整可能コンデンサデバイス132は、第1のサンプラ116を構成する。第2のスイッチ198及び第2の調整可能コンデンサデバイス134は、第2のサンプラ130を構成する。スイッチ200及び202は、スイッチ200、202の出力におけるノードと共に、補間器106を構成する。トラッキング段階の間に、第1のスイッチ196及び第2のスイッチ198は閉じられ、第3のスイッチ200及び第4のスイッチ202は開く。第1の調整可能コンデンサデバイス132及び第2の調整可能コンデンサデバイス134のそれぞれに対する電圧は、入力電圧(発振器出力信号SOUTの電圧)をトラッキングする。第1の調整可能コンデンサデバイス132は、Q1(t)=SOUT(t)×(1-f)×C、0≦f<1の電荷を保持し、(1-f)×Cは、第1の調整可能コンデンサデバイス132の静電容量である。同様に、第2の調整可能コンデンサデバイスは、Q2(t)=SOUT(t)×f×Cを保持し、f×Cは、第2の調整可能コンデンサデバイス134の静電容量である。
保持段階の間に、第1のスイッチ196及び第2のスイッチ198は開けられる。第1のスイッチ196はt=t1(第1の遅延信号SDLY1により示される第1の時点)に開けられ、第2のスイッチ198はt=t2(第2の遅延信号SDLY2により示される第2の時点)に開けられる。t=t3>t2>t1において、第3のスイッチ及び第4のスイッチは同時に閉じられる。全体の電荷は、ここで2つのコンデンサに分散され、全体の静電容量はCである。したがって、電圧は、
Figure 0006425801
になる。この技術を使用して、電圧は、係数fにより補間される。
図5は、第1の調整可能コンデンサデバイス132と第2の調整可能コンデンサデバイス134とを含む更なる可能な補間器サンプラモジュール500を概略的に示す。第1の調整可能コンデンサデバイス132は、M個の取り付け可能ユニットサイズのコンデンサ146を含み、第2の調整可能コンデンサデバイス134は、M個の取り付け可能ユニットサイズのコンデンサ146を含み、M≧1である。補間器サンプラモジュール500は、M-m個の取り付け可能ユニットサイズのコンデンサ146を第1の調整可能コンデンサデバイス132に取り付けるように更に構成され、M≧mであり、m個の取り付け可能ユニットサイズのコンデンサ146を第2の調整可能コンデンサデバイス134に取り付けるように更に構成され、これにより、第1の調整可能コンデンサデバイス132の静電容量は(M-m)×CCAPであり、第2の調整可能コンデンサデバイス134の静電容量はm×CCAPであり、CCAPは、それぞれのユニットサイズのコンデンサ146の静電容量である。
補間器サンプラモジュール500は、第1の入力170と第1の調整可能コンデンサデバイス132との間に配置された第1のスイッチ196と、第2の入力176と第2の調整可能コンデンサデバイス134との間に配置された第2のスイッチ198とを更に含む。補間器サンプラモジュール500は、第1の調整可能コンデンサデバイスと補間器106の出力186との間に配置された第3のスイッチ200と、第2の調整可能コンデンサデバイスと出力186との間に配置された第4のスイッチ202とを更に含む。第1のスイッチ196及び第1の調整可能コンデンサデバイス132は、第1のサンプラ116を構成する。第2のスイッチ198及び第2の調整可能コンデンサデバイス134は、第2のサンプラ130を構成する。スイッチ200及び202は、スイッチ200、202の出力におけるノードと共に、補間器106を構成する。補間器サンプラモジュール500は、調整可能コンデンサデバイス132、134の静電容量と、スイッチ196、198、200及び202とを調整するように構成されたコントローラ168を更に含む。この実施例による調整可能コンデンサは、実装するのが比較的複雑でない。この実施例による補間器106及びサンプラの機能は、図4の実施例に関して説明したものと同じである。コントローラ168は、補間器サンプラモジュール500に一体化されてもよく、別々のユニットでもよく、或いは中央制御ユニット上で実行されるコンピュータプログラムでもよい。
図6は、本発明の更なる実施例による補間器106及びサンプラモジュール104を含む更なる可能な補間器サンプラモジュール600を概略的に示し、補間器106は、抵抗ラダーを含む。補間器サンプラモジュール600は、発振器出力信号SOUTのための入力170と、第1の遅延信号SDLY1のための遅延信号入力172と、第1のサンプルS1のための出力174とを有する第1のサンプラ116を含む。補間器サンプラモジュール600は、発振器出力信号SOUTのための入力176と、第2の遅延信号SDLY2のための遅延信号入力178と、第2のサンプルS2のための出力180とを有する第2のサンプラ130を更に含む。各サンプラのための高オームの負荷を提供するために、第1の緩衝増幅器212は、第1のサンプラ116の出力174に接続され、第2の緩衝増幅器214は、第2のサンプラ130の出力180に接続される。
補間器106は、第1のサンプルS1を受信するように構成された第1の入力136と、第2のサンプルS2を受信するように構成された第2の入力138とを含む。補間器106は、第1の入力136と第2の入力138との間に直列に接続されたM個の抵抗148であり、M≧2であり、M個の抵抗148は導体144と接続されるM個の抵抗と、補間器出力142とを更に含む。補間器106は、補間器出力142においてサンプラ信号SSAMPLを提供するために、補間器出力142を導体144、第1の入力136又は第2の入力138のいずれか1つに接続するように更に構成される。補間器サンプラモジュール600は、どの導体144に出力が接続されるべきかを制御するように構成されたコントローラ168を更に含む。代替として、コントローラは、中央制御ユニット又はプロセッサの一部でもよい。出力電圧は、第mの抵抗で引き継がれ、
Figure 0006425801
の出力電圧を与える。
図7は、本発明の更なる実施例による補間器サンプラモジュール700を示す。補間器サンプラモジュール700は、発振器出力信号SOUTのための入力170と、第1の遅延信号SDLY1のための遅延信号入力172と、第1のサンプルS1のための出力174とを有する第1のサンプラ116を含む。補間器サンプラモジュール700は、発振器出力信号SOUTのための入力176と、第2の遅延信号SDLY2のための遅延信号入力178と、第2のサンプルS2のための出力180とを有する第2のサンプラ130を更に含む。図7の補間器サンプラモジュール700は、第1のサンプラ116の出力174及び第2のサンプラ130の出力180に接続された可変利得増幅器216も含む。補間器サンプラモジュール700は、可変利得増幅器216と、アナログ−デジタル変換器217と、利得調整ブロック218と、デジタルドメインで動作するように構成されたデジタル補間器106とを含む。第1のサンプラ116の出力と第2のサンプラ130の出力との間の差、すなわち、第1のサンプルS1と第2のサンプルS2との間の差は、可変利得増幅器VGAにより増幅される。次に、増幅された信号は、アナログ−デジタル変換器ADCを使用してデジタル信号に変換される。利得調整ブロック218は、アナログ−デジタル変換器ADCの全範囲が使用されるように、VGAの利得を調整するフィードバックループを形成する。デジタル補間器220の出力は、デジタルワードであり、そのまま使用されてもよく、或いはアナログに再び変換し戻されてもよい。デジタルワードが電圧制御発振器108を制御するために使用される場合、電圧制御発振器は、デジタルワードにより制御されるように適合される必要がある。
図8は、本発明の更なる実施例によるサブサンプリング位相ロックループ100を示し、サブサンプリング位相ロックループ100は、2つの連続サンプルを補間するように構成される。したがって、第1の理想的なサンプリング時は、第2の理想的なサンプリング時と異なる。サブサンプリング位相ロックループ100は、デジタル−時間変換器モジュールDTC162を含む。図示の実施例によるサブサンプリング位相ロックループ100はまた、入力156と出力158とを含む変調器154を含む。変調器154は、入力において制御信号Nfを受信し、出力158においてDTCのための制御信号を提供するように構成される。制御信号Nfは、発振器出力信号SOUTの所望の周波数と基準信号SREFの周波数との間の係数を規定する。変調器154は、デジタル−時間変換器モジュール162を制御するためにその出力158において変調器信号を提供するように構成される。デジタル−時間変換器162は、第1の入力150と第2の入力152とを含む。デジタル−時間変換器モジュール162は、この第1の入力150における基準信号SREFと、第2の入力152における変調器154の出力158からの変調器信号とを受信するように構成され、遅延信号は、発振器出力信号のサンプルが取得されるべき時点を規定する。DTCは、サンプリングの可能な時点を規定する変換器信号SCを生成し、変換器信号SCと基準信号SREFと制御信号とに基づいて第1の遅延信号SDLY1と第2の遅延信号SDLY2とを提供するように構成される。サブサンプリング位相ロックループ100は、発振器出力信号SOUTのための入力170と、第1の遅延信号SDLY1のための遅延信号入力172と、第1のサンプルS1及び第2のサンプルS2のための出力174とを有するサンプラ116を更に含む。サブサンプリング位相ロックループ100は、第1のセルC1と第2のセルC2とを有するアナログシフトレジスタ222を更に含む。各サンプルS1、S2は、アナログシフトレジスタ222のセルC1、C2に投入され、補間は、サンプルS1=S[k]とS2=S[k-1]との間で実行される。基準サイクルkにおける遅延はd(k)である。DTC遅延の数として表される基準サイクルkにおける理想的な遅延は、
Figure 0006425801
により与えられる。
DTCは、サイクルの整数倍だけ入力を遅延させるため、この数は、整数に丸められなければならない。遅延が偶数サイクルに切り捨てられ(k=0,2,...)、奇数サイクルに切り上げられた(k=1,3,...)場合、サンプルS1、S2は、低すぎるものと高すぎるものとの間で交互する。各サイクルの電圧は
Figure 0006425801
として表されることができる。
項Sq[k]は、DTC量子化による電圧である。項Se[k]は、VCO位相変動による電圧である。後者は、サンプリングしたいと思う量である。前述の式では、サンプラがVCO信号のゼロ公差の周辺の小さい領域で動作しており、これにより、それが線形関数として近似されることができることが仮定される。サブサンプリング位相ロックループ100は、第1のセルC1からの第1のサンプルのための第1の入力182と、第2のセルC2からの第2のサンプルのための第2の入力184と、出力186とを有する補間器106を更に含む。補間器106は、補間器106の出力186において提供されるサンプラ信号SSAMPLを生成するために、サンプルの間を補間するように構成される。サブサンプリング位相ロックループは、補間器106の出力に接続された入力190と、出力192とを含むフィルタ188を更に含む。フィルタ188は、サンプラ信号SSAMPLを低域フィルタリングするように構成される。さらに、サブサンプリング位相ロックループは、フィルタの出力に結合された入力194と、発振器出力信号SOUTのための出力266とを含む電圧制御発振器108を含む。電圧制御発振器108は、フィルタリングされたサンプラ信号に基づいて発振器出力信号SOUTを制御するように構成される。
図9は、基準信号SREFと発振器出力信号SOUTとDTCからの変換器信号SCとの間の関係を示すタイミング図である。図9は、1つはt=(k-1)×Tであり、1つはt=k×Tである2つの連続サンプルを示す。
Se[k]がサイクル毎に大きく変化しない、すなわち、|Se[k]-Se[k-1]|≪|Sq[k]-Sq [k-1]|であることを仮定すると、サンプルSs[k]及びSs[k-1]は、Sq[k]が除去されてSe[k]のみが残るように補間されることができる。この仮定は、Se[k]における高周波数ノイズが通常では小さいため、PLLにも有効である。補間係数は、
Figure 0006425801
により与えられる。
実際の補間は、容量性補間器、抵抗性補間器又はデジタル補間器を使用して、前述の段落で説明したように実行されることができる。
図10は、例えば図2に示すような、本発明の実施例によるサブサンプリング位相ロックループにおいて使用され得るチャージポンプ224を示す。チャージポンプ224は、固定の電流(IU)を有する第1の電流源226と、変調され得る電流(ID+gm×vCTRL)を有する第2の電流源228とを含む。チャージポンプはまた、出力268も含む。電流源は、短いパルスの間に出力268に同時に接続され、純出力電流は、IU-ID-gm×vCTRLになる。出力パルスのデューティサイクルは、チャージポンプ224の全体利得を設定する。チャージポンプはまた、第1の電流源226と出力268との間の第1のスイッチ270と、第2の電流源228と出力268との間の第2のスイッチ272とを含む。チャージポンプ224はまた、第1のスイッチ270と第2のスイッチ272とを制御するように構成されたパルサ274も含む。
図11は、粗いロッキング位相のロックループと接続されたサブサンプリング位相ロックループを含む回路230を示す。回路は、基準信号SREFのための入力234と、発振器出力信号SOUTのための入力262と、サンプルS1のための出力258とを有するサンプラ232を含む。回路は、サンプルS1のための入力238と、制御電流iCPのための出力240とを有する第1のチャージポンプ236を更に含む。回路は、制御電流iCPのための入力260と、フィルタリングされた制御信号SCONTROLのための出力242とを有するループフィルタ238を更に含む。回路は、フィルタリングされた制御信号SCONTROLのための入力264と、発振器出力信号SOUTのための出力244とを有する電圧制御発振器VCOを更に含む。サンプラ232は第Nのエッジだけでなく、いずれかのVCOエッジをキャプチャすることができるため、サブサンプリングPLLは、小さいロック範囲を有する。これを回避するために、典型的なSS-PLLは、図11に示すように、更なる粗いロッキングループを有する。したがって、回路は、Nによる除算メンバ(divide-by-N-member)246と、位相周波数検出器PFDと、更なるチャージポンプ248とを更に含む。第2のチャージポンプ248の出力電流は、第1のチャージポンプ236の出力電流に追加される。従来のPLLループは、大きいロッキング範囲を有する。ロックされたときに粗いPLLループを無効化するために、小さい位相差に対してその出力がゼロになるように、デッドゾーンがPFD出力に追加される。本発明の可能な更なる実施例では、記載の粗いロッキング位相のロックループは、サブサンプリング位相ロックループ100の前述の実施例と共に使用されてもよい。
図12は、本発明の実施例によるサブサンプリング位相ロックループにおいて使用され得るチャージポンプに基づくデジタル−時間変換器DTC162を示す。DTC162は、基準信号SREFのための第1の入力150を含む。DTC162は、電流源250と、コンデンサバンク252における複数のコンデンサC及びスイッチ256と、論理バッファ254とを更に含む。基準クロックSREFが高くなると、電流源250は、コンデンサバンクを充電する。論理バッファ254の閾値電圧に到達した場合、DTCの出力信号SDLYは低から高に遷移する。コンデンサバンクを充電するために要する時間は、閉じられたスイッチ256の数に依存する。これにより、デジタル制御を使用して、tDの倍数において遅延を設定することが可能である。SSF-PLLの成功した動作のために、tDは既知であるべきである点に留意すべきである。
図13は、本発明の実施例による方法を示す。第1のステップ202において、第1の遅延信号SDLY1は、第1の時点t1において提供され、第2の遅延信号SDLY2は、第2の時点t2において提供される。第1の時点t1は、発振器出力信号SOUTの第1の理想的なサンプリング時の前であり、第2の時点t2は、発振器出力信号SOUTの第2の理想的なサンプリング時の後である。第2のステップ204において、第1のステップの提供202に続いて、少なくとも、発振器出力信号SOUTの第1のサンプルS1は、第1の遅延信号SDLY1に基づいて第1の時点t1において提供され、発振器出力信号SOUTの第2のサンプルS2は、第2の遅延信号SDLY2に基づいて第2の時点t2において提供される。第3のステップ206において、サンプラ信号SSAMPLは、第1のサンプルS1と第2のサンプルS2とを補間することにより提供される。最後に、第4のステップ208において、発振器出力信号SOUTは、サンプラ信号SSAMPLに基づいて制御される。
図2に示すように、2つのDTCを使用することは必要ではない。単一のDTCが2つの連続する基準エッジを出力することができる場合、2つのサンプラは、これらにより記録されてもよい。
2つより多くのサンプルを補間することも可能である。これは、DTCのステップサイズにおける差を平均化する更なる利点を有し得る。これは、補間器の複雑性を増加させる。
さらに、本発明によるいずれかの方法は、処理手段により実行された場合、処理手段に対して方法のステップを実行させるコード手段を有するコンピュータプログラムに実装されてもよい。コンピュータプログラムは、コンピュータプログラムプロダクトのコンピュータ読み取り可能媒体に含まれる。コンピュータ読み取り可能媒体は、基本的にROM(Read-Only Memory)、PROM(Programmable Read-Only Memory)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable PROM)、又はハードディスクドライブのようないずれかのメモリで構成されてもよい。
最後に、本発明は、前述の実施例に限定されず、添付の独立請求項の範囲内の全ての実施例にも関し、これらも組み込むことが認識されるべきである。

Claims (13)

  1. デジタル−時間変換器と、
    サンプラモジュールと、
    補間器と、
    電圧制御発振器と
    を含むサブサンプリング位相ロックループであって、
    前記デジタル−時間変換器は、第1の時点t1における第1の遅延信号SDLY1と、第2の時点t2における第2の遅延信号SDLY2とを提供するように構成され、前記第1の時点t1は、発振器出力信号SOUTの第1の理想的なサンプリング時の前であり、前記第2の時点t2は、前記発振器出力信号SOUTの第2の理想的なサンプリング時の後であり、
    前記サンプラモジュールは、前記第1の遅延信号SDLY1に基づく前記第1の時点t1における前記発振器出力信号SOUTの第1のサンプルS1と、前記第2の遅延信号SDLY2に基づく前記第2の時点t2における前記発振器出力信号SOUTの第2のサンプルS2とを提供するように構成され、
    前記補間器は、前記第1のサンプルS1と前記第2のサンプルS2とを補間することにより、サンプラ信号SSAMPLを提供するように構成され、
    前記電圧制御発振器は、前記サンプラ信号SSAMPLに基づいて前記発振器出力信号SOUTを制御するように構成されるサブサンプリング位相ロックループ。
  2. 前記デジタル−時間変換器は、
    基準信号SREFと制御信号とを受信するように更に構成され、前記制御信号は、前記発振器出力信号SOUTの所望の周波数と前記基準信号SREFの周波数との間の係数を規定し、
    サンプリングのための可能な時点を規定する変換器信号SCを生成し、
    前記変換器信号SCと前記基準信号SREFと前記制御信号とに基づいて前記第1の遅延信号SDLY1と前記第2の遅延信号SDLY2とを提供するように更に構成される、請求項1に記載のサブサンプリング位相ロックループ。
  3. 前記デジタル−時間変換器は、前記制御信号と前記基準信号SREFとに基づいて前記第1の理想的なサンプリング時と前記第2の理想的なサンプリング時とを決定するように更に構成される、請求項2に記載のサブサンプリング位相ロックループ。
  4. フィルタリングされたサンプラ信号SFILTを提供するために、前記サンプラ信号SSAMPLをフィルタリングするように構成されたフォワード伝達関数モジュールを更に含み、
    前記電圧制御発振器は、前記フィルタリングされたサンプラ信号SFILTを使用して前記発振器出力信号SOUTを制御するように更に構成される、請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載のサブサンプリング位相ロックループ。
  5. 前記サンプラモジュールは、
    第1のサンプラと、
    第2のサンプラと
    を含み、
    前記第1のサンプラは、前記第1の遅延信号SDLY1に基づいて前記第1のサンプルS1を提供するように構成され、
    前記第2のサンプラは、前記第2の遅延信号SDLY2に基づいて前記第2のサンプルS2を提供するように構成される、請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載のサブサンプリング位相ロックループ。
  6. 前記補間器は、式:
    SSAMPL=(1-f)×S1+f×S2
    を使用して前記第1のサンプルS1と前記第2のサンプルS2とを補間するように更に構成され、fは、間隔0〜1の値を有する補間係数である、請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載のサブサンプリング位相ロックループ。
  7. 前記補間器は、
    第1の調整可能コンデンサデバイスと、
    第2の調整可能コンデンサデバイスと
    を含み、
    前記補間器は、前記第1の調整可能コンデンサデバイスの静電容量値を(1-f)×Cに設定し、前記第1の調整可能コンデンサデバイスに前記第1のサンプルS1を記憶するように更に構成され、
    前記補間器は、前記第2の調整可能コンデンサデバイスの静電容量値をf×Cに設定し、前記第2の調整可能コンデンサデバイスに前記第2のサンプルS2を記憶するように更に構成され、
    Cは、前記第1の調整可能コンデンサデバイスの最大静電容量値及び前記第2の調整可能コンデンサデバイスの最大静電容量値であり、
    前記補間器は、前記第1の調整可能コンデンサデバイスを前記第2の調整可能コンデンサデバイスと並列に接続することにより、前記サンプラ信号SSAMPLを提供するように更に構成される、請求項6に記載のサブサンプリング位相ロックループ。
  8. 前記第1の調整可能コンデンサデバイスは、M個の取り付け可能ユニットサイズのコンデンサを含み、
    前記第2の調整可能コンデンサデバイスは、M個の取り付け可能ユニットサイズのコンデンサを含み、
    M≧1であり、
    前記補間器は、M-m個の取り付け可能ユニットサイズのコンデンサを前記第1の調整可能コンデンサデバイスに取り付けるように更に構成され、M≧mであり、
    前記補間器は、m個の取り付け可能ユニットサイズのコンデンサを前記第2の調整可能コンデンサデバイスに取り付けるように更に構成され、これにより、前記第1の調整可能コンデンサデバイスの前記静電容量は(M-m)×CCAPであり、前記第2の調整可能コンデンサデバイスの前記静電容量はm×CCAPであり、CCAPは、それぞれのユニットサイズのコンデンサの前記静電容量である、請求項7に記載のサブサンプリング位相ロックループ。
  9. 前記補間器は、
    前記第1のサンプルS1を受信するように構成された第1の入力と、
    前記第2のサンプルS2を受信するように構成された第2の入力と、
    前記第1の入力と前記第2の入力との間に直列に接続されたM個の抵抗であり、M≧2であり、前記M個の抵抗は導体と接続されるM個の抵抗と、
    補間器出力と
    を含み、
    前記補間器は、前記補間器出力において前記サンプラ信号SSAMPLを提供するために、前記補間器出力を前記導体、前記第1の入力又は前記第2の入力のいずれか1つに接続するように更に構成される、請求項6に記載のサブサンプリング位相ロックループ。
  10. 前記第1の理想的なサンプリング時は、前記第2の理想的なサンプリング時と異なる、請求項1乃至のうちいずれか1項に記載のサブサンプリング位相ロックループ。
  11. 前記第1の理想的なサンプリング時及び前記第2の理想的なサンプリング時は、前記基準信号SREFの連続的な周期にある、請求項10に記載のサブサンプリング位相ロックループ。
  12. 発振器出力信号を制御する方法であって、
    第1の時点t1における第1の遅延信号SDLY1と、第2の時点t2における第2の遅延信号SDLY2とを提供するステップであり、前記第1の時点t1は、前記発振器出力信号SOUTの第1の理想的なサンプリング時の前であり、前記第2の時点t2は、前記発振器出力信号SOUTの第2の理想的なサンプリング時の後であるステップと、
    前記第1の遅延信号SDLY1に基づく前記第1の時点t1における前記発振器出力信号SOUTの第1のサンプルS1と、前記第2の遅延信号SDLY2に基づく前記第2の時点t2における前記発振器出力信号SOUTの第2のサンプルS2とを少なくとも提供するステップと、
    前記第1のサンプルS1と前記第2のサンプルS2とを補間することにより、サンプラ信号SSAMPLを提供するステップと、
    前記サンプラ信号SSAMPLに基づいて前記発振器出力信号SOUTを制御するステップと
    を含む方法。
  13. コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行した場合、請求項12に記載の方法を実行するプログラムコードを有するコンピュータプログラム。
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