JP6425094B2 - 空調システム - Google Patents
空調システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6425094B2 JP6425094B2 JP2015045908A JP2015045908A JP6425094B2 JP 6425094 B2 JP6425094 B2 JP 6425094B2 JP 2015045908 A JP2015045908 A JP 2015045908A JP 2015045908 A JP2015045908 A JP 2015045908A JP 6425094 B2 JP6425094 B2 JP 6425094B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- ceiling space
- space
- unit
- ceiling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Central Air Conditioning (AREA)
Description
このような構成とすることにより、換気部は天井空間の所望の高さに滞留する空気を外部に排出することができる。天井空間の上部側に滞留する空気は下部側に滞留する空気よりも温度が高いため、暖房時には天井空間の下部側に滞留する空気を外部に排出し、冷房時には天井空間の上部側に滞留する空気を外部へ排出することで、換気を行いつつ効率よく居室空間の冷暖房を行うことができる。
このような構成とすることにより、調湿部は天井空間の所望の高さに滞留する空気を外部に排出することができる。天井空間の上部側に滞留する空気は下部側に滞留する空気よりも温度が高いため、暖房時には天井空間の下部側に滞留する空気を外部に排出し、冷房時には天井空間の上部側に滞留する空気を外部へ排出することで、調湿を行いつつ効率よく居室空間の冷暖房を行うことができる。
このような構成とすることにより、外気の影響を受けやすいペリメータ側の冷暖房を効率よく行うことができる。
また、インテリア側では、人体からの発熱やOA機器からの発熱によって気温が上昇し、年間通して冷房を行うことがある。このため、インテリア側には冷房を行う空調システムを設置し、ペリメータ側に本発明の空調システムを設置することで、ペリメータ側では効率よく冷暖房することができ、年間通して快適な温熱環境を提供することができる。
以下、本発明の第1実施形態による空調システムについて、図1に基づいて説明する。
図1に示すように、第1実施形態による空調システム1Aは、建築物11の天井空間12に配置され、居室空間13の温度調整を行う調温装置10を有している。天井空間12と居室空間13との境界部には、天井パネル14が設けられている。天井パネル14とその上方のスラブ15との間に空間が形成されている。この天井パネル14とスラブ15との間の空間を天井空間12としている。
なお、天井空間12に梁16が設けられていない場合は、天井空間12をペリメータ側121と、インテリア側122と、に仕切る仕切体が設けられていてもよい。
配管21は、天井空間12のペリメータ側121に配置されていて、内部に冷水が流通することで天井空間12のペリメータ側121の空気を冷却し、温水が流通することで天井空間12のペリメータ側121の空気を加熱するように構成されている。
第1ファン3は、天井パネル14のペリメータ側の部分に設けられた例えばラインディフィーザなどの吹き出し口14aを介して天井空間12の空気を居室空間13に向かって吹き下ろすように構成されている。
低位給気管43は、第1ファン側給気管41から分岐した側の端部43aとは反対側の端部43b(以下、流入端部43bとする)が天井空間12の下部側で開口するように配置されている。つまり、低位給気管43は、流入端部43bから天井空間12の下部側に滞留する空気を流入できるように構成されている。
また、高位切替ダンパ44が高位給気管42を閉鎖し、低位切替ダンパ45が低位給気管43を開口していると、開口されている低位給気管43に空気が流入し、閉鎖されている高位給気管42には空気が流入しない。このため、第1ファン3には低位給気管43を介して天井空間12の下部側に滞留する空気が導入され、第1ファン3によって天井空間12の下部側に滞留する空気が居室空間13に吹き下ろされる。
また、居室空間13のインテリア側132の上方の天井パネル14には、多数の孔部(不図示)が形成されている。
上述した本実施形態による空調システム1Aでは、調温装置10の第1空気導入部4が第1高さ調整機構46を有することにより、天井空間12の上部側に滞留する空気および下部側に滞留する空気の選択されたいずれか一方の空気を第1ファン3によって居室空間13に吹き下ろすことができる。
通常、天井空間12の上部側に滞留する空気は下部側に滞留する空気よりも温度が高いため、暖房時(温水供給時)には天井空間12の上部側に滞留する暖かい空気を居室空間13へ吹き下ろし、冷房時(冷水供給時)には天井空間12の下部側に滞留する冷たい空気を居室空間13へ吹き下ろすことで、効率よく居室空間13の冷暖房を行うことができる。
居室空間13のインテリア側132では、人体からの発熱やOA機器からの発熱によって気温が上昇し、オフィスビルなどでは年間通して冷房を行うことがある。このため、天井空間12のインテリア側122には冷房のみを行う調温装置17を設置し、ペリメータ側121に本実施形態による調温装置10を設置することで、居室空間13のペリメータ側131では効率よく冷暖房することができ、年間通して快適な温熱環境を提供することができる。
また、本実施形態では、天井空間12のペリメータ側121に第1ファン3を有する調温装置10が設置され、インテリア側122にはファンを使用しない調温装置17が設置されているため、ペリメータ側121およびインテリア側122の両方にファンを使用する調温装置を設置する場合と比べて、冷暖房の省エネルギー化を実現することができる。
次に、第2実施形態について、添付図面に基づいて説明するが、上述の第1実施形態と同一又は同様な部材、部分には同一の符号を用いて説明を省略し、第1実施形態と異なる構成について説明する。
図2に示すように第2実施形態による空調システム1Bは、第1実施形態による調温装置10に加えて、換気装置5を有している。なお、図2では調温装置10の冷却加熱部2のみが示されている。
換気装置5は、天井空間12の空気の換気を行う換気部51と、換気部51によって換気された天井空間12の空気を居室空間13に吹き下ろす第2ファン52と、換気部51に天井空間12の空気を導入する第2空気導入部53と、換気部51、第2ファン52および第2空気導入部53を制御する制御部(不図示)と、を有している。
低位給気管533は、換気部側給気管531から分岐した側の端部533aとは反対側の端部533b(以下、流入端部533bとする)が天井空間12の下部側で開口するように配置されている。つまり、低位給気管533は、流入端部533bから内部に天井空間12の下部側に滞留する空気が流入できるように構成されている。
そして、換気部51が駆動して第2空気導入部53の換気部51側が負圧となると、天井空間12の空気は、高位給気管532の流入端部532bまたは低位給気管533の流入端部533bから高位給気管532または低位給気管533に吸い込まれ、換気部側給気管531を流れて換気部51に導入され、換気部51によって例えば外気と熱交換された後に外部18に排出される。
また、高位切替ダンパ534が高位給気管532を閉鎖し、低位切替ダンパ535が低位給気管533を開口していると、開口されている低位給気管533に空気が流入し、閉鎖されている高位給気管532には空気が流入しない。このため、換気部51には低位給気管533を介して天井空間12の下部側に滞留する空気が導入され、換気部51によって天井空間12の下部側に滞留する空気が外気と熱交換されて外部18に排出される。
通常、天井空間12の上部側に滞留する空気は下部側に滞留する空気よりも温度が高いため、暖房時には調温装置10で天井空間12の上部側の空気を居室空間13に供給するとともに、換気装置5で外気を天井空間12の下部側の空気と熱交換してから居室空間13に供給し、冷房時には調温装置10で天井空間12の下部側の空気を居室空間13に供給するとともに、換気装置5で外気を天井空間12の上部側の空気と熱交換してから居室空間13に供給するため、効率よく居室空間13の冷暖房を行うことができる。
例えば、上記の実施形態による空調システム1A,1Bでは、調温装置10や換気装置5は、天井空間12のペリメータ側121に設置されて居室空間13のペリメータ側131の冷暖房や換気を行っているが、居室空間13のインテリア側132においても冷暖房を行う場合は、天井空間12のインテリア側122に設置されて居室空間13のインテリア側132の冷暖房や換気を行うようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、第1空気導入部4の高位給気管42に高位切替ダンパ44が設けられ、低位給気管43に低位切替ダンパ45が設けられているが、高位給気管42と低位給気管43との分岐箇所に三方弁が設けられていて、三方弁によって第1ファン3に供給される空気を制御するように構成されていてもよい。
また、上記の第2実施形態では、第2空気導入部53の高位給気管532に高位切替ダンパ534が設けられ、低位給気管533に低位切替ダンパ535が設けられているが、高位給気管532と低位給気管533との分岐箇所に三方弁が設けられていて、三方弁によって換気部51に供給される空気を制御するように構成されていてもよい。
また、上記の第2実施形態において、第2空気導入部53は、換気部51に空気を導入する給気管が高さ方向に移動可能に構成されていて、この給気管を移動させる制御を行い天井空間12の所望の高さに滞留する空気を換気部51に導入可能に構成されていてもよい。
また、上記の第2実施形態による空調システム1Bでは、換気装置5を有する構成であるが、換気装置5の換気部51に代えてデシカント調湿機などの調湿部を設置し、換気装置5の第2空気導入部53の第2高さ調整機構536を本発明の第3空気導入部の第3高さ調整機構とする調湿装置を有する構成としてもよい。
この場合においても、暖房時には調温装置10で天井空間12の上部側の空気を居室空間13に供給するとともに、調湿装置で天井空間12の下部側に滞留する空気と外気とを熱交換して外気を調湿して居室空間13に供給し、冷房時には調温装置10で天井空間12の下部側の空気を居室空間13に供給するとともに、調湿装置で天井空間12の上部側に滞留する空気と外気とを熱交換して外気を調湿して居室空間13に供給することで、調湿を行いつつ効率よく居室空間13の冷暖房を行うことができる。
2 冷却加熱部
3 第1ファン(送風機)
4 第1空気導入部
5 換気装置
10 調温装置
12 天井空間
13 居室空間
14 天井パネル
18 外部
46 第1高さ調整機構
51 換気部
53 第2空気導入部
121 ペリメータ側
131 ペリメータ側
536 第2高さ調整機構
Claims (4)
- 天井空間に配置され冷水または温水が供給されて前記天井空間の空気を冷却または加熱する冷却加熱部と、
該冷却加熱部によって冷却または加熱された前記天井空間の空気を前記天井空間の下方の居室空間に吹き下ろす送風機と、
該送風機に前記天井空間の空気を導入する第1空気導入部と、を有し、
該第1空気導入部は、前記天井空間の所望の高さに滞留する空気を前記送風機に導入可能な第1高さ調整機構を有することを特徴とする空調システム。 - 天井空間に配置され前記天井空間の空気を外部に排出するとともに外部の空気を前記天井空間に供給して換気を行う換気部と、
前記換気部に外部へ排出される前記天井空間の空気を導入する第2空気導入部と、を有し、
該第2空気導入部は、前記換気部に導入される前記天井空間の空気が前記天井空間の所望の高さに滞留する空気となるように調整する第2高さ調整機構を有することを特徴とする請求項1に記載の空調システム。 - 天井空間に配置され前記天井空間の空気を外部に排出するとともに外部の空気を前記天井空間に供給して調湿を行う調湿部と、
前記調湿部に外部へ排出される前記天井空間の空気を導入する第3空気導入部と、を有し、
該第3空気導入部は、前記調湿部に導入される前記天井空間の空気が前記天井空間の所望の高さに滞留する空気となるように調整する第3高さ調整機構を有することを特徴とする請求項1または2に記載の空調システム。 - 前記冷却加熱部は、前記天井空間のペリメータ側の空気の冷却および加熱を行い、
前記送風機は、前記天井空間のペリメータ側の空気を前記居室空間のペリメータ側に吹き下ろすことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の空調システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015045908A JP6425094B2 (ja) | 2015-03-09 | 2015-03-09 | 空調システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015045908A JP6425094B2 (ja) | 2015-03-09 | 2015-03-09 | 空調システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016166687A JP2016166687A (ja) | 2016-09-15 |
JP6425094B2 true JP6425094B2 (ja) | 2018-11-21 |
Family
ID=56897554
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015045908A Active JP6425094B2 (ja) | 2015-03-09 | 2015-03-09 | 空調システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6425094B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2524817B2 (ja) * | 1988-10-07 | 1996-08-14 | 株式会社竹中工務店 | 空気調和システム |
JP3443762B2 (ja) * | 1997-09-30 | 2003-09-08 | 株式会社大周建設 | 家屋への空気取入れ方法及び装置 |
JP4193667B2 (ja) * | 2003-10-07 | 2008-12-10 | 株式会社デンソー | 気体送風装置および空調装置 |
JP5973847B2 (ja) * | 2012-08-30 | 2016-08-23 | 大成建設株式会社 | 空調システム |
JP2014147529A (ja) * | 2013-01-31 | 2014-08-21 | Sammy Corp | スロットマシン |
-
2015
- 2015-03-09 JP JP2015045908A patent/JP6425094B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016166687A (ja) | 2016-09-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004354040A (ja) | 換気兼用空気調和システム | |
JP5784654B2 (ja) | 空調システム及び空調方法 | |
JP6420565B2 (ja) | 空調システム | |
JP7496489B2 (ja) | 除湿装置 | |
JP2018100791A (ja) | 空気調和システム | |
JP2009121793A (ja) | 浴室換気空調装置 | |
JP2010243142A (ja) | 空調システム及び建物 | |
JP6480690B2 (ja) | 全館冷暖房システム | |
JP6425094B2 (ja) | 空調システム | |
JP2023025275A (ja) | 空調システム | |
KR20160112095A (ko) | 제습 냉방기용 가변풍량 디퓨져 및 이를 이용한 제습 냉방 시스템 | |
JP5249837B2 (ja) | 換気空調システム及び建物 | |
JP2015094500A (ja) | 放熱器及びこれを用いた空調システム | |
JP2008020129A (ja) | 放射空調システム | |
JP2017180904A (ja) | 放射冷暖房システム | |
JP2001108271A (ja) | 換気装置、それを用いた空調換気システム及び建物 | |
JP2013217593A (ja) | 空気調和室内機 | |
JP6936571B2 (ja) | 空調システム | |
JP2017142009A (ja) | 換気システム及び換気方法 | |
JP6825875B2 (ja) | 空気調和システム | |
JP2011002104A (ja) | 空調システム | |
JP6682292B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JP6708432B2 (ja) | 放射冷暖房システム及び放射冷暖房方法 | |
JP2006250386A (ja) | 換気空調装置 | |
JP2020067203A (ja) | 室内空調システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171206 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180905 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180911 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181010 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6425094 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |