JP6424411B2 - 配管吊下支持具 - Google Patents
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Description
前記配管吊下支持具が、バンド抱持部によって配管を抱持可能であり、前記バンド端部がタンバックルの如き吊下接続部材に接続されることで吊りボルトからの略鉛直状態での吊下げが可能な構成の配管支持バンドから成り、
前記バンド抱持部には、配管軸に直交するバンド抱持部の左右の側方部に、この左右の側方部の各々を基点として横方向外側に延伸する第1係止部・第2係止部が設けられ、且つ、この第1係止部には第1透孔が、第2係止部には第2透孔が各々形成され、
前記第1係止部の第1透孔には、前記取付面であって前記吊りボルトの吊下位置に対して配管軸方向の前方位置に一端が固定されて斜めに吊下げられる吊りボルトの如き第1吊下支持杆の他端が配管に近い内側に直接接続取付された状態で係合されると共に、前記取付面であって前記吊りボルトの吊下位置に対して配管軸方向の後方位置に一端が固定されて斜めに吊下げられる吊りボルトの如き第2吊下支持杆の他端が配管から遠い外側に直接接続取付された状態で係合されることにより、第1吊下支持杆と第2吊下支持杆の斜め吊り方向が前方と後方の反対方向と成る構成であり、
前記第2係止部の第2透孔には、前記取付面であって前記吊りボルトの吊下位置に対して配管軸方向の後方位置に一端が固定されて斜めに吊下げられる吊りボルトの如き第3吊下支持杆の他端が配管に近い内側に直接接続取付された状態で係合されると共に、前記取付面であって前記吊りボルトの吊下位置に対して配管軸方向の前方位置に一端が固定されて斜めに吊下げられる吊りボルトの如き第4吊下支持杆の他端が配管から遠い外側に直接接続取付された状態で係合されることにより、第3吊下支持杆と第4吊下支持杆の斜め吊り方向が後方と前方の反対方向と成る構成であり、
更に、配管軸に直交する方向において、配管に近い内側に接続される第1吊下支持杆と第3吊下支持杆の斜め吊り方向が前方と後方の反対方向と成り、配管から遠い外側に接続される第2吊下支持杆と第4吊下支持杆の斜め吊り方向が後方と前方の反対方向と成り、
この第1吊下支持杆・第2吊下支持杆・第3吊下支持杆・第4吊下支持杆による4点吊下支持と、前記吊りボルトによる1点吊下支持と、によって少なくとも合計5点吊下支持構成と成ること、
を特徴とする配管吊下支持具。
前記第2係止部の第2透孔が2つの透孔から成り、
前記第1透孔の2つの透孔の一方に前記第1吊下支持杆の他端が挿通されてナット螺合された状態であり、
前記第1透孔の2つの透孔の他方に前記第2吊下支持杆の他端が挿通されてナット螺合された状態であり、
前記第2透孔の2つの透孔の一方に前記第3吊下支持杆の他端が挿通されてナット螺合された状態であり、
前記第2透孔の2つの透孔の他方に前記第4吊下支持杆の他端が挿通されてナット螺合された状態であること、
を特徴とする上記1に記載の配管吊下支持具。
前記第1係止部が、前記2本の内の一方の切起し部分が左方向外側に向かって切起されたことによって左方向外側に延伸した状態の構成であり、
前記第2係止部が、前記2本の内の他方の切起し部分が右方向外側に向かって切起されたことによって右方向外側に延伸した状態の構成であること、
を特徴とする上記1又は2に記載の配管吊下支持具。
配管吊下支持具1は一本の帯状バンド体を環状に彎曲することによって配管Pを抱持するバンド抱持部11が形成されると共に、該帯状バンド体の開放両端部に連設されたバンド端部13・13を有する構成において、
前記配管支持具1が、バンド抱持部11によって配管Pを抱持可能であり、前記バンド端部13・13がタンバックルの如き吊下接続部材31に接続されることで吊りボルト3からの略鉛直状態での吊下げが可能な構成であり、
前記バンド抱持部11には、配管軸に直交するバンド抱持部11の左右の側方部に、この左右の側方部の各々を基点として横方向外側に延伸する第1係止部14・第2係止部15が設けられ、且つ、この第1係止部14には第1透孔14Aが、第2係止部15には第2透孔15Aが各々形成され、
前記第1係止部14の第1透孔14Aには、前記取付面2であって前記吊りボルト3の吊下位置に対して配管軸方向の前方位置及び後方位置の両方に各一端が固定されて斜めに吊下げられる2本の吊りボルトの如き第1吊下支持杆6・第2吊下支持杆7の各他端が直接又は間接的に接続取付された状態で係合される構成であり、
前記第2係止部15の第2透孔15Aには、前記取付面2であって前記吊りボルト3の吊下位置に対して配管軸方向の前方位置及び後方位置の両方に各一端が固定されて斜めに吊下げられる2本の吊りボルトの如き第3吊下支持杆8・第4吊下支持杆9の各他端が直接又は間接的に接続取付された状態で係合される構成であり、
この第1吊下支持杆6・第2吊下支持杆7・第3吊下支持杆8・第4吊下支持杆9による4点吊下支持と、前記吊りボルト3による1点吊下支持と、によって少なくとも合計5点吊下支持構成と成ること、
を主構成とするものである。
即ち、図1〜図3に示す本実施例では、バンド抱持部11の最下部12の略中央線の位置部分から左方向と右方向に切り分けて各々を外側方向に向かって切り起こすことにより、左右方向外側の各々に延伸するように第1係止部14・第2係止部15が形成される構成になっている。かかる構成によれば、左右に延伸する第1係止部14・第2係止部15の各々を幅広く形成することも可能である。
天井スラブ等の取付面2に一端が固定された吊りボルト3にタンバックルの如き吊下接続部材31を介してバンド端部13をボルト・ナット16により固定することで配管吊下支持具1を前記取付面2に吊下支持し(第1点目の吊下支持)、
次に、前記取付面2に一端が固定され、斜め吊下げする公知公用の吊りボルトの如き第1吊下支持杆6・第2吊下支持杆7の他端を第1係止部14の第1透孔14Aに挿通してナット61・71によって螺合緊締することによって斜め吊下支持する(第2点目・第3点目の斜め吊下支持)と共に、
前記取付面2に一端が固定され、斜め吊下げする公知公用の吊りボルトの如き第3吊下支持杆8・第4吊下支持杆9の他端を第2係止部15の第2透孔15Aに挿通してナット81・91を螺合緊締することによって斜め吊下支持する(第4点目・第5点目の吊下支持)ことによって、
配管Pを5点吊下支持することができる。
10A 第1接続板部材
10B 第2接続板部材
10C ボルト・ナット
11 バンド抱持部
11A 被切起し孔部
11B 被切起し孔部
11C 被切起し孔部
11D 被切起し孔部
12 最下部
13 バンド端部
14 第1係止部
14A 第1透孔
14B 上方側係止部
14C 下方側係止部
14D 折り返し部
15 第2係止部
15A 第2透孔
15B 上方側係止部
15C 下方側係止部
15D 折り返し部
16 ボルト・ナット
2 取付面
3 吊りボルト
31 吊下接続部材
6 第1吊下支持杆
61 ナット
7 第2吊下支持杆
71 ナット
8 第3吊下支持杆
81 ナット
9 第4吊下支持杆
91 ナット
P 配管
Claims (12)
- 一本の帯状バンド体を環状に彎曲することによって配管類を抱持するバンド抱持部が形成されると共に、該帯状バンド体の開放両端部に連設されたバンド端部を有する配管吊下支持具であって、抱持した配管を、天井スラブ等の取付面から複数点吊下支持する配管吊下支持具において、
前記配管吊下支持具が、バンド抱持部によって配管を抱持可能であり、前記バンド端部がタンバックルの如き吊下接続部材に接続されることで吊りボルトからの略鉛直状態での吊下げが可能な構成の配管支持バンドから成り、
前記バンド抱持部には、配管軸に直交するバンド抱持部の左右の側方部に、この左右の側方部の各々を基点として横方向外側に延伸する第1係止部・第2係止部が設けられ、且つ、この第1係止部には第1透孔が、第2係止部には第2透孔が各々形成され、
前記第1係止部の第1透孔には、前記取付面であって前記吊りボルトの吊下位置に対して配管軸方向の前方位置に一端が固定されて斜めに吊下げられる吊りボルトの如き第1吊下支持杆の他端が配管に近い内側に直接接続取付された状態で係合されると共に、前記取付面であって前記吊りボルトの吊下位置に対して配管軸方向の後方位置に一端が固定されて斜めに吊下げられる吊りボルトの如き第2吊下支持杆の他端が配管から遠い外側に直接接続取付された状態で係合されることにより、第1吊下支持杆と第2吊下支持杆の斜め吊り方向が前方と後方の反対方向と成る構成であり、
前記第2係止部の第2透孔には、前記取付面であって前記吊りボルトの吊下位置に対して配管軸方向の後方位置に一端が固定されて斜めに吊下げられる吊りボルトの如き第3吊下支持杆の他端が配管に近い内側に直接接続取付された状態で係合されると共に、前記取付面であって前記吊りボルトの吊下位置に対して配管軸方向の前方位置に一端が固定されて斜めに吊下げられる吊りボルトの如き第4吊下支持杆の他端が配管から遠い外側に直接接続取付された状態で係合されることにより、第3吊下支持杆と第4吊下支持杆の斜め吊り方向が後方と前方の反対方向と成る構成であり、
更に、配管軸に直交する方向において、配管に近い内側に接続される第1吊下支持杆と第3吊下支持杆の斜め吊り方向が前方と後方の反対方向と成り、配管から遠い外側に接続される第2吊下支持杆と第4吊下支持杆の斜め吊り方向が後方と前方の反対方向と成り、
この第1吊下支持杆・第2吊下支持杆・第3吊下支持杆・第4吊下支持杆による4点吊下支持と、前記吊りボルトによる1点吊下支持と、によって少なくとも合計5点吊下支持構成と成ること、
を特徴とする配管吊下支持具。 - 前記第1係止部の第1透孔が2つの透孔から成ると共に、
前記第2係止部の第2透孔が2つの透孔から成り、
前記第1透孔の2つの透孔の一方に前記第1吊下支持杆の他端が挿通されてナット螺合された状態であり、
前記第1透孔の2つの透孔の他方に前記第2吊下支持杆の他端が挿通されてナット螺合された状態であり、
前記第2透孔の2つの透孔の一方に前記第3吊下支持杆の他端が挿通されてナット螺合された状態であり、
前記第2透孔の2つの透孔の他方に前記第4吊下支持杆の他端が挿通されてナット螺合された状態であること、
を特徴とする請求項1に記載の配管吊下支持具。 - 前記第1係止部・第2係止部の各々が、各々の基点よりも下方部分の前記バンド抱持部の一部を切起された状態で横方向外側に延伸して形成された構成であることを特徴とする請求項1又は2に記載の配管吊下支持具。
- 前記バンド抱持部の下部において帯状バンドの環状方向と平行に且つ並列する2本の切起し部分が設けられた状態であり、
前記第1係止部が、前記2本の内の一方の切起し部分が左方向外側に向かって切起されたことによって左方向外側に延伸した状態の構成であり、
前記第2係止部が、前記2本の内の他方の切起し部分が右方向外側に向かって切起されたことによって右方向外側に延伸した状態の構成であること、
を特徴とする請求項1又は2に記載の配管吊下支持具。 - 前記第1係止部・第2係止部の各々の基端部近傍の上方部分の帯状バンド体の一部が該基端部側に切起されていると共に、この切り起こされた部分の各々が前記第1係止部・第2係止部の少なくとも一部に重合した状態の構成であることを特徴とする請求項3又は4に記載の配管吊下支持具。
- 前記第1係止部・第2係止部の各々が、各々の基点よりも上方部分の抱持バンド部の一部を切起された状態で横方向外側に延伸して形成された上方側係止部と、各々の基点よりも下方部分の抱持バンド部の一部を切起された状態で横方向外側に延伸して形成された下方側係止部と、が重合された状態であり、重合した部分に前記第1透孔・第2透孔が貫通形成された構成であることを特徴とする請求項1又は2に記載の配管吊下支持具。
- 前記上方側係止部と前記下方側係止部の各々が、その基点部分から前記バンド抱持部の外周面に沿って折り返し横方向外側に延伸するように折曲された状態で重合された構成であることを特徴とする請求項6に記載の配管吊下支持具。
- 前記第1係止部・第2係止部の各々が、各々の基点よりも上方部分の前記バンド抱持部の一部を切起された状態で横方向外側に延伸して形成された構成であることを特徴とする請求項1又は2に記載の配管吊下支持具。
- 前記第1係止部・第2係止部の各々の基端部近傍の下方部分の帯状バンド体の一部が該基端部側に切起されていると共に、この切り起こされた部分の各々が前記第1係止部・第2係止部の少なくとも一部に重合した状態の構成であることを特徴とする請求項8に記載の配管吊下支持具。
- 前記第1係止部・第2係止部の各々が、前記バンド抱持部の側方部に別材構成の板材の端部を溶接・融着・接着・ネジ留めの如き固着手段により止着した構成であることを特徴とする請求項1又は2に記載の配管吊下支持具。
- 前記第1係止部・第2係止部の各々を構成する板材が、断面が略L字状を有する形状であり、略L字状の一辺を前記バンド抱持部に止着した構成であることを特徴とする請求項10に記載の配管吊下支持具。
- 前記第1係止部・第2係止部の各々が、前記バンド抱持部の側方部が横方向外側に突出するように折曲げて重ねることにより重層状態に形成した構成であることを特徴とする請求項1又は2に記載の配管支持具。
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