JP6424085B2 - 展開型使い捨ておむつ - Google Patents
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Description
また、低体重児101によっては、余計なストレスを与えないという観点から、身体に触れないことが望ましいとされるミニマルハンドリングの考え方が適用される場合がある。そして、かような低体重児101にも、展開型の使い捨ておむつ1dp’が使用される。
また、同じくミニマルハンドリングの観点に立てば、同おむつ1dp’を取り外す際に、おむつ交換の作業者が、着用対象者101の身体に極力触れないようにするのが望ましい。
互いに直交する縦方向と横方向と厚さ方向とを有するおむつ本体部が、第1胴回り部と股下部と第2胴回り部とを前記縦方向に並んで有し、前記第2胴回り部から前記横方向の外側に突出して設けられたファスニングテープを、前記第1胴回り部に係止することによって、前記第1胴回り部と前記第2胴回り部とが連結されて、一つの胴回り開口部と一対の脚回り開口部とが形成される展開型使い捨ておむつであって、
前記ファスニングテープは、前記第2胴回り部に固定部を介して固定された基材シートと、前記基材シートにおいて前記固定部よりも前記横方向の外側の位置に設けられて、前記第1胴回り部に係止可能な係止部と、を有し、
前記基材シートにおける前記固定部と前記係止部との間の部分の少なくとも一部は、前記横方向の伸縮性を有し、
前記基材シートにおける前記固定部と前記係止部との間の部分には、前記固定部から前記係止部を切り離すための切断線が形成されており、
前記基材シートは、製造時の延伸方向が前記縦方向に沿った樹脂フィルムを有し、
前記樹脂フィルムには、前記切断線が前記縦方向に沿って形成されていることを特徴とする展開型使い捨ておむつである。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
互いに直交する縦方向と横方向と厚さ方向とを有するおむつ本体部が、第1胴回り部と股下部と第2胴回り部とを前記縦方向に並んで有し、前記第2胴回り部から前記横方向の外側に突出して設けられたファスニングテープを、前記第1胴回り部に係止することによって、前記第1胴回り部と前記第2胴回り部とが連結されて、一つの胴回り開口部と一対の脚回り開口部とが形成される展開型使い捨ておむつであって、
前記ファスニングテープは、前記第2胴回り部に固定部を介して固定された基材シートと、前記基材シートにおいて前記固定部よりも前記横方向の外側の位置に設けられて、前記第1胴回り部に係止可能な係止部と、を有し、
前記基材シートにおける前記固定部と前記係止部との間の部分の少なくとも一部は、前記横方向の伸縮性を有し、
前記基材シートにおける前記固定部と前記係止部との間の部分には、前記固定部から前記係止部を切り離すための切断線が形成されていることを特徴とする展開型使い捨ておむつである。
また、基材シートは、少なくとも上記一部に横方向の伸縮性を有していることから、当該切断作業を同シートの伸長状態で行うことができる。よって、おむつ交換の作業者は、着用対象者の身体から離れた位置で当該切断作業を行うことができて、これにより、作業者の手等が着用対象者の身体に触れること等で与え得るストレスを軽減可能となる。
更に、当該切断線は、基材シートにおける上記固定部と上記係止部との間の部分に形成されている。すなわち、上記固定部よりも横方向の外側の部分であって且つ上記係止部よりも横方向の内側の部分に切断線は形成されている。そのため、基材シートにおいて切断線が形成された部分には、上記固定部及び上記係止部が存在しておらず、このことから、当該切断線を容易に切ることができる。そして、これにより、作業者は切断作業を比較的短時間で終えることができて、このことも、上記のストレスの軽減に有効に寄与する。
前記切断線は、少なくとも前記基材シートにおける前記縦方向の端部に形成されているのが望ましい。
前記切断線は、前記厚さ方向に貫通する複数の貫通孔を有するともに、前記複数の貫通孔は、前記切断線の延びるべき方向に沿って並んでおり、
前記切断線の延びるべき方向の単位長さ当たりに占める前記貫通孔の長さの割合について比べた場合に、前記基材シートにおける前記縦方向の端部での前記割合よりも前記縦方向の中央部での前記割合の方が小さいのが望ましい。
前記切断線は、前記基材シートにおける前記縦方向の中央部には形成されていないのが望ましい。
前記基材シートにおける前記固定部と前記係止部との間の部分のうちで、前記係止部よりも前記固定部に近い位置に前記切断線が形成されているのが望ましい。
また、一般に、第2胴回り部が着用対象者の背側に位置することが多いことから、うつぶせ姿勢の際には、当該第2胴回り部が着用対象者の上方に位置することが多いが、ここで、上記のように第2胴回り部との上記固定部に近い位置に切断線を形成していれば、当該切断線は、着用対象者の身体における上側の部分に位置し易くなる。よって、切断線の切断作業時に干渉し得るものが少なくなって、当該切断作業を行い易くなる。
前記切断線は、前記第2胴回り部に重なっているのが望ましい。
前記基材シートにおける前記固定部と前記係止部との間の部分のうちで、前記固定部よりも前記係止部に近い位置に前記切断線が形成されているのが望ましい。
展開状態の前記おむつを前記厚さ方向から見た場合に、前記おむつ本体部の形状は、長方形をなしているのが望ましい。
前記基材シートは、製造時の延伸方向が前記縦方向に沿った樹脂フィルムを有し、
前記樹脂フィルムには、前記切断線が前記縦方向に沿って形成されているのが望ましい。
前記基材シートは、繊維配向が前記縦方向に沿った不織布を有し、
前記不織布には、前記切断線が前記縦方向に沿って形成されているのが望ましい。
前記基材シートにおいて前記切断線が形成されている部分には、補強シートが積層されているのが望ましい。
前記基材シートにおいて前記横方向の伸縮性を有する部分は、3.0(N/25mm)の引っ張り力で前記横方向に引っ張られた場合に、自然長の1.5倍以上に伸長可能であるとともに、伸長状態の解除後には、自然長の1.1倍以下に収縮するのが望ましい。
前記第2胴回り部における前記横方向の各端部には、それぞれ前記ファスニングテープが一つずつ固定されているのが望ましい。
図2は、本実施形態の使い捨ておむつ1dpの展開状態の概略平面図である。また、図3A、図3B、及び図3Cは、それぞれ、図2中のA−A断面図、同B−B断面図、及び同C−C断面図である。更に、図4は、着用状態の使い捨ておむつ1dpの概略斜視図である。図5は、図2とは逆側から見た同おむつ1dpの展開状態の概略平面図である。
図2の展開状態では、おむつ本体部1の外形形状は、縦方向に長い縦長形状をなしており、この例では、長方形をなしている。すなわち、おむつ本体部1に係る第1胴回り部1aと股下部1mと第2胴回り部1bとの三者は、横方向の寸法が一定且つ互いに同寸とされている。また、この例では着用対象者が低体重児101であることから、おむつ本体部1の横方向の寸法L2は、320mm〜350mmの任意値に設定され、この例では335mmとされている。更に、縦方向の寸法L1は、100mm〜170mmの任意値に設定され、この例では135mmとされている。但し、縦方向及び横方向の各寸法L1,L2は、何等上記に限るものではなく、着用対象者101に応じて適宜変更され得る。
図5に示すように、ファスニングテープ11,11は、第2胴回り部1bにおける横方向の各端部1be,1beにそれぞれ一つずつ設けられている。各ファスニングテープ11は、それぞれ横長の長方形状の柔軟な基材シート11aを有している。そして、基材シート11aの横方向の内側の端部11aeinが、第2胴回り部1bの非肌側面における横方向の端部1beに重ね合わせられて固定され、これにより、基材シート11aの大半の部分は、第2胴回り部1bよりも横方向の外方に突出している。ここで、かかる固定は、熱溶着や超音波溶着等の溶着で行われていて、これにより、基材シート11aの内側の端部11aeinと第2胴回り部1bの端部1beとの間には、これらを固定するための固定部として溶着部jが形成されている。すなわち、この例では、溶着部jを介して基材シート11aと第2胴回り部1bとは固定されている。但し、固定方法は、何等これに限らない。例えば圧着でも良いし、接着剤による接着でも良く、前者の場合には、固定部jとして圧着部が形成され、後者の場合には、固定部jとして接着剤の硬化層が形成される。
そして、図6Aのように低体重児101がうつぶせ姿勢の際には、当該基材シート11aは、主に同児101の身体の側方に位置している。よって、おむつ交換の作業者は、基材シート11aに形成された切断線11acに沿って同シート11aを比較的容易に切断することができる。そして、図6Bのように、同シート11aを切断すれば、フック材11mを第1胴回り部1aへの係止状態に維持したまま、第1胴回り部1aと第2胴回り部1bとの連結を解くことができる。よって、最後に、第2胴回り部1bを後方(脚側)へ引き抜けば、おむつ1dpを速やかに取り外すことができる。
また、この基材シート11aは、図5に示すように横方向の伸縮性を横方向の全長に亘って有している。例えば、この例では、基材シート11aの全長を3.0(N/25mm)の引っ張り力で且つ100(mm/分)の引っ張り速度で横方向に引っ張った場合に、同シート11aは、自然長の2倍まで伸長可能であるとともに、伸長状態の解除後には、自然長の1.1倍以下に収縮する。よって、基材シート11aを引っ張れば、おむつ交換の作業者は、基材シート11aの切断作業を同シート11aの伸長状態で行うことができて、これにより、同児101の身体から離れた位置で同切断作業を行うことができる。そして、その結果、当該切断作業時に、作業者の手等が同児101の身体に極力触れないようにすることができて、これにより、触れることに起因したストレスを軽減可能となる。ちなみに、上述の「3.0(N/25mm)の引っ張り力で且つ100(mm/分)の引っ張り速度で横方向に引っ張る」と言うのは、例えば横方向の長さが20mmの基材シート11aに対して縦方向に25mm当たり3.0Nの引っ張り力を100(mm/分)の引っ張り速度で横方向に付与するという意味である。よって、例えば基材シート11aの縦方向の寸法L11a1が50mmの場合には、6.0Nの引っ張り力を付与することになる。
図5に示すように、基材シート11aは、横方向に長い横長形状の柔軟なシートであり、より具体的には、平面視長方形のシートである。また、この例では、着用対象者が低体重児101であることや、既述のようにおむつ本体部1の第2胴回り部1bの横方向の寸法L2が95mmであること、並びに同シート11aが自然長の2倍まで伸長可能な伸縮性を有していること等を勘案して、基材シート11aには、横方向の自然長L11a2が60mmよりも若干長いシートが使用されている。そのため、同シート11aが第2胴回り部1bの非肌側面に重ねられて固定部jで固定された状態では、同シート11aは、同第2胴回り部1bから横方向に60mmの長さL11a2pで突出されているとともに、その伸縮性に基づいて、その状態から横方向に最大120mmまで突出した状態に伸長可能である。そして、これにより、基材シート11aには、低体重児101の身体のうちの少なくとも側部を確実に覆いながら、第2胴回り部1bを第1胴回り部1aに連結するための十分な長さが確保されている(図6A)。
また、同図6Aに示すように、この着用例では、第2胴回り部1bが低体重児101の背側に位置するようにおむつ1dpは着用されている。よって、同図6Aのうつぶせ姿勢の際には、当該第2胴回り部1bが低体重児101の上方に位置することになるが、ここで、上記のように第2胴回り部1bとの上記固定部jに近い位置11apin(図5)に切断線11acが形成されていれば、当該切断線11acは、低体重児101の身体における上側の部分に位置し易くなる。よって、切断線11acの切断作業時に干渉し得るものが少なくなって、当該切断作業を行い易くなる。
なお、これら二つの作用効果は、切断線11acの形成位置が固定部jに近いほど高くなる。そのため、望ましくは、基材シート11aにおける上記部分11apを横方向に五等分してなる五つの領域のうちで最も固定部j側の領域に切断線11acが形成されていると良く、更に望ましくは、上記部分11apを横方向に八等分してなる八つの領域のうちで最も固定部j側の領域に切断線11acが形成されていると良く、更に望ましくは、図9の要部拡大図に示すような非伸長状態において、上記部分11apのうちで第2胴回り部1bと重なる部分11apkに切断線11acが形成されていると良い。
図10Aは、その装着手順を示す概略側面図であり、図10Bは、図10A中のB−B矢視図である。なお、これら図10A及び図10Bでは、新品のおむつ1dpを2点鎖線で示している。
先ず、図10Bに示すように、新品のおむつ1dpは、各ファスニングテープ11,11が横方向の内側に折り畳まれた状態にあって、これにより、同テープ11,11は、おむつ本体部1よりも横方向の外側に突出していない状態にある。そのため、この時点の展開状態のおむつ1dpの外形形状は、おむつ本体部1の外形形状と同じ長方形をなしている。よって、同図10A及び図10Bに示すように、第2胴回り部1bを先頭にして、同児101の下方の空間に、脚側から頭側へと水平の前方に向けておむつ1dpを差し込めば、第2胴回り部1bを同児101の下に速やかに敷き込むことができる。
そうしたら、図10Aに示すように、股下部1mにて同おむつ本体部1を上方に折り曲げて、これにより、第1胴回り部1aで同児101の臀部や背中を上方から覆った状態にする。また、これと同時並行或いは相前後して、第2胴回り部1b上に折り畳まれた各ファスニングテープ11,11を展開して横方向に広げる。そして、最後に、図11Aに示すように、第2胴回り部1bのファスニングテープ11を第1胴回り部1aのターゲット領域1at(図11Aでは不図示)に係止すれば、おむつ1dpは低体重児101に装着される。
ちなみに、この例では、おむつ本体部1の外形形状が長方形であって、サイドフラップのような横方向に突出した部分を有しないことから、上述の差し込み作業(図10A)を円滑に行うことができる。
先ず、低体重児101の背側に位置する第1胴回り部1aのターゲット領域1atからファスニングテープ11のフック材11mの係止を外して、これにより、図11Bに示すように、第1胴回り部1aと第2胴回り部1bとの連結を解く。すると、各ファスニングテープ11の基材シート11aは横方向の外側に突出し得るが、この状態だと、この後に行う第2胴回り部1bの後方(脚側)への引き抜き時に(図11C)、基材シート11aが低体重児101の脚等に引っ掛かる恐れがある。そして、このことは、低体重児101のストレスになる。そこで、図11Bの基材シート11aを切断線11acで切断して、これにより、図11Cのように同シート11aの残部が概ね突出していない状態してから、第2胴回り部1bを後方へ引き抜き、以上をもって、おむつ1dpが低体重児101から取り外される。
すなわち、このようにされていれば、図12Bのように、切断線11acは、フック材11mが係止される第1胴回り部1aに近い位置に形成されることになるが、そうすると、同図12Bのように、当該切断線11acは、低体重児101の身体における上側の部分に位置し易くなる。そのため、切断線11acの切断作業時に干渉し得るものが少なくなって、当該切断作業を行い易くなる。
よって、本実施形態のおむつ1dpは、望ましくは500グラム以上2500グラム未満の低出生体重児に使用されると良く、より望ましくは1000グラム以上1500グラム未満の極低出生体重児に使用されると良く、より一層望ましくは1000グラム未満の超低出生体重児に使用されると良い。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。例えば、以下に示すような変形が可能である。
但し、ファスニングテープ11の基材シート11aの切断作業性の観点からは、おむつ本体部1の形状は、前者の長方形の方が好ましい。すなわち、後者の略砂時計形状にすると、図1Aのような着用時に、サイドフラップ1asf’が脚の付け根及びその近傍を覆ってしまって切断作業の邪魔になる恐れがあるが、この点につき、前者の長方形にしていれば、図6Aに示すように、着用状態のおむつ本体部1は、脚の付け根及びその近傍を概ね覆わないようになって、これにより、脚の付け根及びその近傍に、基材シート11aの切断作業用の空間を確保することができる。そして、その結果、切断線11acの切断作業を行い易くなる。
そして、このようになっていても、切断線11acの切断作業時に、基材シート11aにおいて伸縮性の有る部分を伸長させることができるため、当該切断作業を、低体重児101の身体から離れた位置で行うことができる。よって、このように部分的に伸縮性を有した基材シート11aのファスニングテープ11も、本発明の概念に含まれる。
但し、基材シート11aの全長に亘って伸縮性を有している場合と比べれば、切断作業性が劣ってしまうので、望ましくは、横方向の全長に亘って伸縮性を有していると良い。
なお、このような部分的に伸縮性を有した基材シート11aは、例えば、前述のポリウレタン系エラストマー等の略弾性を示す熱可塑性エラストマー製繊維と、ポリオレフィン系樹脂等の略非弾性を示す熱可塑性樹脂製繊維とを有した不織布に対して、部分的に延伸処理を施すことで得ることができる。すなわち、延伸処理を施した部分では、略非弾性の熱可塑性樹脂製繊維が塑性変形されたり、同繊維同士の接合点が破壊等されて、熱可塑性エラストマー製繊維の略弾性的な伸縮変形を阻害し難い構造に当該部分を変化させることができて、これにより、同部分の伸縮性が発現する一方、延伸処理を施さない部分では、上記の略非弾性の熱可塑性樹脂製繊維がそのままの状態で維持されて、これにより、当該部分には、非伸縮性が維持されることになる。
また、このように部分的に伸縮性を有した基材シート11aの場合において、切断線11acを形成する位置は、伸縮性を有する部分でも良いし、非伸縮性の部分でも良い。但し、意図しない完全切断を防ぐ観点からは、非伸縮性の部分に切断線11acを形成した方が良い。なお、非伸縮性の定義は、前述の補強シート14の説明で述べた定義と同じである。
1 おむつ本体部、1HB 胴回り開口部、1HL 脚回り開口部、
1a 第1胴回り部、1at ターゲット領域、
1b 第2胴回り部、1be 端部、
1m 股下部、
2 トップシート、3 吸収体、3c 吸収性コア、3rs コアラップシート、
4 防漏シート、5 外装シート、6 立体ギャザーシート、
6g 立体ギャザー、6k 基端部、6r 立体ギャザー用弾性部材、
6s 起立部、6sea 端部、6sea 端部、6j 接着剤、
11 ファスニングテープ、11a 基材シート、
11am 中央部、11ae 端部、
11ac 切断線、11ace 端部、11acm 中央部、
11aein 端部、11ap 部分、11apin 位置、11apout 位置、11apk 部分、
11m フック材(係止部)、
14 補強シート、
21 脚回り弾性部材、101 低体重児(着用対象者)、
j 溶着部(固定部)
Claims (12)
- 互いに直交する縦方向と横方向と厚さ方向とを有するおむつ本体部が、第1胴回り部と股下部と第2胴回り部とを前記縦方向に並んで有し、前記第2胴回り部から前記横方向の外側に突出して設けられたファスニングテープを、前記第1胴回り部に係止することによって、前記第1胴回り部と前記第2胴回り部とが連結されて、一つの胴回り開口部と一対の脚回り開口部とが形成される展開型使い捨ておむつであって、
前記ファスニングテープは、前記第2胴回り部に固定部を介して固定された基材シートと、前記基材シートにおいて前記固定部よりも前記横方向の外側の位置に設けられて、前記第1胴回り部に係止可能な係止部と、を有し、
前記基材シートにおける前記固定部と前記係止部との間の部分の少なくとも一部は、前記横方向の伸縮性を有し、
前記基材シートにおける前記固定部と前記係止部との間の部分には、前記固定部から前記係止部を切り離すための切断線が形成されており、
前記基材シートは、製造時の延伸方向が前記縦方向に沿った樹脂フィルムを有し、
前記樹脂フィルムには、前記切断線が前記縦方向に沿って形成されていることを特徴とする展開型使い捨ておむつ。 - 互いに直交する縦方向と横方向と厚さ方向とを有するおむつ本体部が、第1胴回り部と股下部と第2胴回り部とを前記縦方向に並んで有し、前記第2胴回り部から前記横方向の外側に突出して設けられたファスニングテープを、前記第1胴回り部に係止することによって、前記第1胴回り部と前記第2胴回り部とが連結されて、一つの胴回り開口部と一対の脚回り開口部とが形成される展開型使い捨ておむつであって、
前記ファスニングテープは、前記第2胴回り部に固定部を介して固定された基材シートと、前記基材シートにおいて前記固定部よりも前記横方向の外側の位置に設けられて、前記第1胴回り部に係止可能な係止部と、を有し、
前記基材シートにおける前記固定部と前記係止部との間の部分の少なくとも一部は、前記横方向の伸縮性を有し、
前記基材シートにおける前記固定部と前記係止部との間の部分には、前記固定部から前記係止部を切り離すための切断線が形成されており、
前記基材シートは、繊維配向が前記縦方向に沿った不織布を有し、
前記不織布には、前記切断線が前記縦方向に沿って形成されていることを特徴とする展開型使い捨ておむつ。 - 請求項1又は2に記載の展開型使い捨ておむつであって、
前記切断線は、少なくとも前記基材シートにおける前記縦方向の端部に形成されていることを特徴とする展開型使い捨ておむつ。 - 請求項1乃至3の何れかに記載の展開型使い捨ておむつであって、
前記切断線は、前記厚さ方向に貫通する複数の貫通孔を有するともに、前記複数の貫通孔は、前記切断線の延びるべき方向に沿って並んでおり、
前記切断線の延びるべき方向の単位長さ当たりに占める前記貫通孔の長さの割合について比べた場合に、前記基材シートにおける前記縦方向の端部での前記割合よりも前記縦方向の中央部での前記割合の方が小さいことを特徴とする展開型使い捨ておむつ。 - 請求項1乃至4の何れかに記載の展開型使い捨ておむつであって、
前記切断線は、前記基材シートにおける前記縦方向の中央部には形成されていないことを特徴とする展開型使い捨ておむつ。 - 請求項1乃至5の何れかに記載の展開型使い捨ておむつであって、
前記基材シートにおける前記固定部と前記係止部との間の部分のうちで、前記係止部よりも前記固定部に近い位置に前記切断線が形成されていることを特徴とする展開型使い捨ておむつ。 - 請求項6に記載の展開型使い捨ておむつであって、
前記切断線は、前記第2胴回り部に重なっていることを特徴とする展開型使い捨ておむつ。 - 請求項1乃至5の何れかに記載の展開型使い捨ておむつであって、
前記基材シートにおける前記固定部と前記係止部との間の部分のうちで、前記固定部よりも前記係止部に近い位置に前記切断線が形成されていることを特徴とする展開型使い捨ておむつ。 - 請求項1乃至8の何れかに記載の展開型使い捨ておむつであって、
展開状態の前記おむつを前記厚さ方向から見た場合に、前記おむつ本体部の形状は、長方形をなしていることを特徴とする展開型使い捨ておむつ。 - 請求項1乃至9の何れかに記載の展開型使い捨ておむつであって、
前記基材シートにおいて前記切断線が形成されている部分には、補強シートが積層されていることを特徴とする展開型使い捨ておむつ。 - 請求項1乃至10の何れかに記載の展開型使い捨ておむつであって、
前記基材シートにおいて前記横方向の伸縮性を有する部分は、3.0(N/25mm)の引っ張り力で前記横方向に引っ張られた場合に、自然長の1.5倍以上に伸長可能であるとともに、伸長状態の解除後には、自然長の1.1倍以下に収縮することを特徴とする展開型使い捨ておむつ。 - 請求項1乃至11の何れかに記載の展開型使い捨ておむつであって、
前記第2胴回り部における前記横方向の各端部には、それぞれ前記ファスニングテープが一つずつ固定されていることを特徴とする展開型使い捨ておむつ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014261992A JP6424085B2 (ja) | 2014-12-25 | 2014-12-25 | 展開型使い捨ておむつ |
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